JPH06141913A - ネットの連結方法 - Google Patents

ネットの連結方法

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Publication number
JPH06141913A
JPH06141913A JP29694092A JP29694092A JPH06141913A JP H06141913 A JPH06141913 A JP H06141913A JP 29694092 A JP29694092 A JP 29694092A JP 29694092 A JP29694092 A JP 29694092A JP H06141913 A JPH06141913 A JP H06141913A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
net
nets
stem
mesh
connecting portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29694092A
Other languages
English (en)
Inventor
Yohei Kawaguchi
洋平 川口
Katsumi Sasaki
克己 佐々木
Masaru Fujiwara
勝 藤原
Tadanori Kunikawa
忠徳 国川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dynic Corp
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Dynic Corp
Kuraray Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dynic Corp, Kuraray Co Ltd filed Critical Dynic Corp
Priority to JP29694092A priority Critical patent/JPH06141913A/ja
Publication of JPH06141913A publication Critical patent/JPH06141913A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ネットを均一にかつ簡易に連結する方法を提
供する。 【構成】 2枚のネットの端部を重ねて揃え、あるいは
重ねることなく揃え、次いで、ネット面の一方側から連
結部のネット網目に面ファスナー雄面のステムを通し、
ネット網目から突き出たステム部とネット面の反対側に
用意した面ファスナー雌面とを係合させる。本発明の連
結方法は、ネット同士の連結のみならず、1のネット破
損箇所の連結補修にも適用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2枚のネット同士ある
いは1枚のネットの破損箇所において、均一にかつ簡易
に行えるネットの連結方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2枚のネット、例えば、寒冷紗、
果樹園用ネット、ゴルフ練習場ネット等を連結する場
合、ヒモや針金で複数箇所を縛って固定することにより
行われていた。しかしながら、ヒモや針金で連結する場
合には、縛った部分に応力が集中するので、均一な連結
ができず、縛った部分以外のネット同士に隙間が発生し
たり、ネットのメッシュ間に目づれが発生するような不
都合が起こる。また、複数の箇所毎に手で結ぶのは手間
がかかり、作業も繁雑である。
【0003】また、ネットが裂けたり、穴があくなど破
損が起きて、その箇所を連結により補修する場合にも、
ヒモや針金で縛ることが行われていた。かかる場合に
も、前記と同様、均一で簡易な補修連結方法は見当たら
なかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、均一
で簡易なネットの連結方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記事情に鑑み、本発明
者らは、鋭意研究を重ねた結果、ネット網目を通して、
面ファスナーの雄面と雌面とを係合させることにより、
前記課題を解決できることを見い出し、本発明を完成す
るに至った。
【0006】すなわち、本発明は、2枚のネットの端部
を重ねて揃え、あるいは重ねることなく揃え、次いで、
ネット面の一方側から連結部のネット網目に面ファスナ
ー雄面のステムを通し、ネット網目から突き出たステム
部とネット面の反対側に用意した面ファスナー雌面とを
係合させることを特徴とするネットの連結方法を提供す
るものである。
【0007】本発明の連結方法の対象となるネットとし
ては、寒冷紗、土木工事用ネット、果樹園用の防虫・防
鳥ネットや遮光ネット、ゴルフ練習場のネット、建築用
ネット、水産用網ネット等が挙げられる。これらのネッ
トは通常面積が大きく、連結部の寸法が長いので、より
簡易で均一な連結方法が特に要望されていたものであ
る。
【0008】本発明においては、まず、連結すべきネッ
トの端部同士を揃える。この揃え方により、本発明の連
結方法は2つの態様に大別される。
【0009】第1の態様においては、ネットの端部を揃
えるが、ネット同士を相互に重ねない。かかる態様にお
けるネット(1)と、面ファスナー雄面(2)および面
ファスナー雌面(3)との関係を模式的に示した断面図
が図1である(網目は図示せず)。
【0010】ネット端部を揃えた後、連結部の網目に面
ファスナー雄面のステム(4)を通す。ここに、連結部
(5)とは、ステムを通すべきネット領域、すなわち揃
えた端部で形成される線に対して両側の一定のネット領
域を含む領域をいう。通常は、前記形成線を中心線付近
に位置させた帯状領域である。
【0011】次いで、ネット面の反対側でネット網目か
ら突出したステム部と面ファスナー雌面とを係合させて
連結作業は完了する。
【0012】本発明の第2の態様においては、ネットの
端部を相互に重ねて揃える。かかる態様におけるネット
と面ファスナーとの関係を模式的に示した断面図が図3
である(網目は図示せず)。
【0013】本態様においては、連結部は、少なくとも
重ねた領域の一部を含むネット領域であり、重ねた部分
と同一の領域としたり、重ねた部分より広い領域とする
こともできる。かかる連結部において、前記同様の手順
により連結を行うことができる。
【0014】なお、本発明においては、図4(a)、
(b)のように連結部の補強も兼ねネット端部を折り曲
げて2枚のネットを連結し、さらに別のネットと連結す
るように、2枚を超える枚数のネットを相互に連結させ
ることもでき、かかる複数枚のネット連結方法も本発明
の連結方法に包含される。
【0015】これまで説明したのは、別々のネット相互
の連結方法であるが、本明細書中では、1のネットの破
損箇所の補修のためのネット連結方法も開示する。すな
わち、本発明は、面ファスナー雄面のステムをネット面
の一方側から破損箇所周囲のネット網目に通し、ネット
網目から突き出たステム部とネット面の反対側に用意し
た面ファスナー雌面とを係合させることを特徴とするネ
ットの破損箇所補修のためのネット連結方法を提供する
ものである。
【0016】ここに、破損箇所とは、ネットが裂けた
り、一部喪失して穴があくことなどをいう。
【0017】この連結方法においては、ネットの裂け目
を含めた周囲のネット領域、あるいは穴の周囲のネット
領域を連結部としてネット網目にステムを通すこと以外
は前記と同様の手順により連結が完了される。
【0018】次に、本発明で用いる面ファスナーについ
て説明する。
【0019】本発明では、主として大きなネットの連結
を目的とするので係合強度が要求され、いわゆるマシュ
ルーム型の雄雌面ファスナーを用いる。この雄雌タイプ
の面ファスナーは、一般に、基材上に多数のステムを設
け、該ステム先端を膨らませた(マシュルーム部)面フ
ァスナー雄面と、基材上をマルチフィラメントで多数の
ループ状に編織成したり、ニードルパンチ状不織布とし
た面ファスナー雌面の対よりなる。なお、大きな強度が
必要でない場合には、いわゆる雄雄タイプの面ファスナ
ーを用いて、前記と同様の手順により連結を行うことが
でき、かかる連結方法も本発明に包含される。
【0020】また、本発明ではステムをネット網目に通
すので、網目の反対側からステムがある程度突出する必
要があり、ネットの厚みを考慮するとステムが余り短い
ものは使用することができない。
【0021】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明のネット連結
方法をさらに詳しく説明する。実施例1 雄面がステム径0.3m/m、ステム長(頭部のマシュ
ルーム含む)4.5m/m、ステム密度200本/in2
の面ファスナーを用いて、大きさ1.8×1.0m、網目
の大きさが2.0m/mの寒冷紗ネットを連結した。ま
ず、2枚のネット端部(1.0m端部)同士を重ねずに
揃え、揃えた端部で形成される線から両側に2.5cm
の幅のネット網目に、前記面ファスナー雄面のステムを
通し、突き出たステム部と、ネット面の反対側に用意し
た相手面となる面ファスナー雌面とを係合させ、連結を
完了させた。
【0022】実施例2 雄面がステム径0.3m/m、ステム長6.0m/m、ス
テム密度200本/in2の面ファスナーを用いて、大
きさ1.8×1.0m、網目の大きさが1.7m/mの寒
冷紗ネットを連結した。まず、2枚のネット端部(1.
0m端部)を3cm幅で平行に重ねて揃え、その3cm
幅からさらに両側に1cmずつの幅までを連結部(合計
5cm幅)として、ネット網目に前記面ファスナー雄面
のステムを通し、突き出たステム部と、ネット面の反対
側に用意した面ファスナー雌面とを係合させ、連結を完
了させた。
【0023】実施例3 長さ50cmの裂け目が生じた、網目の大きさが2.0
m/mの果樹園用ネットを面ファスナーで補修連結し
た。用いた面ファスナーは、ステム径0.3m/m、ス
テム長4.5m/m、ステム密度150本/in2の雄面
とそれに対応する雌面である。該破損箇所に巾25m/
m×長さ70cmの前記面ファスナーを当て、破損箇所
周辺のネット網目にステムを通し、反対側に用意した雌
面と係合させた。
【0024】
【発明の効果】本発明により、均一で簡易なネット連結
方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ネット端部同士を重ねずに行うネット連結方
法において、ネットと面ファスナーとの位置関係を示す
ための断面図である。
【図2】 図1の連結態様において、連結領域を示す平
面図である。
【図3】 ネット端部を重ねて行うネット連結方法にお
いて、ネットと面ファスナーとの位置関係を示すための
断面図である。
【図4】 ネット端部を折り曲げて連結するところを模
式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1:ネット、2:面ファスナー雄面、3:面ファスナー
雌面、4:ステム、5:連結部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 克己 滋賀県犬上郡多賀町大字多賀270 ダイニ ック株式会社滋賀工場内 (72)発明者 藤原 勝 大阪府大阪市中央区平野町1−8−13平野 八千代ビルハロニック株式会社大阪営業所 内 (72)発明者 国川 忠徳 大阪府大阪市北区梅田1−12−39 株式会 社クラレ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚のネットの端部を重ねて揃え、ある
    いは重ねることなく揃え、次いで、ネット面の一方側か
    ら連結部のネット網目に面ファスナー雄面のステムを通
    し、ネット網目から突き出たステム部とネット面の反対
    側に用意した面ファスナー雌面とを係合させることを特
    徴とするネットの連結方法。
  2. 【請求項2】 面ファスナー雄面のステムをネット面の
    一方側から破損箇所周囲のネット網目に通し、ネット網
    目から突き出たステム部とネット面の反対側に用意した
    面ファスナー雌面とを係合させることを特徴とするネッ
    トの破損箇所補修のためのネット連結方法。
JP29694092A 1992-11-06 1992-11-06 ネットの連結方法 Pending JPH06141913A (ja)

Priority Applications (1)

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JP29694092A JPH06141913A (ja) 1992-11-06 1992-11-06 ネットの連結方法

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JP29694092A JPH06141913A (ja) 1992-11-06 1992-11-06 ネットの連結方法

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JPH06141913A true JPH06141913A (ja) 1994-05-24

Family

ID=17840152

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JP29694092A Pending JPH06141913A (ja) 1992-11-06 1992-11-06 ネットの連結方法

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JP (1) JPH06141913A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4901560A (en) * 1987-05-20 1990-02-20 Honda Giken Kogyo K.K. Roller clamp type wheel examining apparatus
JP2006200354A (ja) * 2004-12-24 2006-08-03 Uchida Kk 網戸用面ファスナー、網戸の製造方法及び網戸

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4901560A (en) * 1987-05-20 1990-02-20 Honda Giken Kogyo K.K. Roller clamp type wheel examining apparatus
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