JP2000192411A - 人工芝生製テニスコ―トおよびその施工方法 - Google Patents

人工芝生製テニスコ―トおよびその施工方法

Info

Publication number
JP2000192411A
JP2000192411A JP10372406A JP37240698A JP2000192411A JP 2000192411 A JP2000192411 A JP 2000192411A JP 10372406 A JP10372406 A JP 10372406A JP 37240698 A JP37240698 A JP 37240698A JP 2000192411 A JP2000192411 A JP 2000192411A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
artificial
line
turf
grass
width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10372406A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3441389B2 (ja
Inventor
Tomoyuki Nishikawa
知幸 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP37240698A priority Critical patent/JP3441389B2/ja
Publication of JP2000192411A publication Critical patent/JP2000192411A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3441389B2 publication Critical patent/JP3441389B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 人工芝生製テニスコートを作業者に重労働を
強いることなく、容易に施工することができるようにす
る。 【解決手段】 テニスコート面内に、所定幅とされた複
数枚の人工芝生10a,10bをジョイント部を介して
つなぎ合わせて敷設するとともに、その人工芝生面内に
コートラインに沿って人工芝生とは異なる色を有する幅
50mmのライン芝7を配置するにあたって、人工芝生
10a,10bとライン芝7のジョイント部以外の人工
芝生同士のジョイント部の総延長を47140mm未満
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は人工芝生製テニスコ
ートおよびその施工方法に関し、さらに詳しく言えば、
施工が容易で、しかもつなぎ目の仕上がりが良好な特に
砂入りの人工芝生製テニスコートおよびその施工方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】テニスコートのコート面の大きさは、図
8に示されているように、長さ23770mm、幅10
970mmと決められている。これに対して、一般的に
人工芝生の原反は幅3660mmである。
【0003】したがって、コート1面につき幅3660
mm、長さ23770mmの人工芝生3枚を長さ方向に
敷設し、その幅方向の端部同士をジョイント部を介して
つなぎ合わせるようにしている。
【0004】また、コートラインであるベースライン
A、サービスラインB、センターラインC、シングルス
サイドライン(内側サイドライン)Dおよびダブルスサ
イドライン(外側サイドライン)Eを引くため、これら
のラインに沿って人工芝生を切り取り、その部分に白や
黄色などに着色された幅50mmのライン芝をはめ込
み、ジョイント部を介して両隣の人工芝生とつなぎ合わ
せるようにしている。砂入りの場合には、その後人工芝
生およびライン芝の芝目内に目砂が充填される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようにして、人工
芝生製テニスコートを構築する場合、作業形態の異なる
2種類のジョイント部が必要になる。すなわち、人工芝
生同士を接合する第1ジョイント部J1と、人工芝生間
にライン芝を配置した状態でそれらの接合する第2ジョ
イント部J2とが必要になる。
【0006】そこでまず、図9により人工芝生同士を接
合する第1ジョイント部J1について説明する。この例
において、人工芝生1は、繊維基材からなる基布部2を
有し、この基布部2には葉片としてのパイルPが所定間
隔で植設されている。基布部2の裏面側には、パイルP
を固定するためのバッキング材3が一様に塗布されてい
る。
【0007】この人工芝生1,1をつなぎ合わせるにあ
たって、それらの端部1aの下面に跨るように所定幅の
ジョイントテープ4を置き、接着剤を塗布して端部1
a,1a同士を接合する。なお、必要に応じてジョイン
トテープ4を接着剤などにより下地5に固定する場合も
ある。
【0008】砂入り用の人工芝生1は、パイルPの芝目
内間に目砂6を充填して仕上げるために、植設されたパ
イルPの間隔、いわゆるゲージ幅W1が5〜8mmと比
較的大きい。また、製造上のことから、人工芝生1の端
部には基布部2が一番端のパイルPEよりも外側にせり
出している。
【0009】したがって、人工芝生1,1を幅方向(タ
フティングと直角方向)につなぎ合わせる際に、外側に
出ている基布部2をそのまま残してつなぎ合わせると、
一番端同士のパイルPE,PE間の間隔W2がパイルP
のゲージ幅W1と比較してかなり大きくなり、この部分
が目砂7の充填後においてもつなぎ目として目立つこと
になる。
【0010】そこで、そのつなぎ目が目立たないように
するため、一番端のパイルPEよりも外側に出ている基
布部2を間隔W2<ゲージ幅W1となるように、現場に
おいて数mm単位で切除してからつなぎ合わせるように
している。しかしながら、このような細かな作業には、
多大な労力と時間が必要とされる。
【0011】ちなみに、図8のように、3660mm幅
の人工芝生3枚を敷設する場合において、その人工芝生
同士をつなぎ合わせるジョイント部J1の総延長Lは、
ベースラインAが最も幅広の100mm幅として計算す
ると、L=(23770−100×2)×2=4714
0mmとなる。
【0012】次に、図10により人工芝生1,1間にラ
イン芝7を配置した状態でそれらの接合する第2ジョイ
ント部J2について説明する。ジョイントテープ4をラ
イン芝7および人工芝生の端部1a,1aの各下面にか
けて設置して接着剤により、それらをつなぎ合わせる点
では第1ジョイント部J1と変わるところはない。
【0013】しかしながら、この場合にはライン芝7の
パイルPYは例えば黄色に着色されおり、人工芝生1と
は色が異なるため、ライン芝7と人工芝生1とのパイル
間隔W2が人工芝生1のゲージ幅W1と比較して大きく
W2>W1となっても、そのつなぎ目が余り目立たな
い。したがって、人工芝生1,1同士をつなぎ合わせる
第1ジョイント部J1のような細かな作業を要しないで
済む。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来の事
情にかんがみなされたもので、その目的は、人工芝生製
テニスコートを構築するにあたって、人工芝生同士のつ
なぎ目部分を極力少なくし、作業者に重労働を強いるこ
となく、容易に施工できるようにした人工芝生製テニス
コートおよびその施工方法を提供することにある。
【0015】上記目的を達成するため、本発明は、長さ
23770mm、幅10970mmのコート面内に、所
定幅とされた複数枚の人工芝生がジョイント部を介して
つなぎ合わせて敷設されているとともに、上記人工芝生
面内にテニスコートのコートラインに沿って同人工芝生
とは異なる色を有する幅50mmのライン芝が設けられ
ている人工芝生製テニスコートにおいて、上記人工芝生
と上記ライン芝のジョイント部以外の上記人工芝生同士
のジョイント部の総延長が47140mm未満であるこ
とを特徴としている。
【0016】本発明の好ましい態様としては、長さ23
570〜23670mm、幅1320mmで外側サービ
スラインに沿って配置される2枚の第1人工芝生と、長
さ23570〜23670mm、幅8130mmで内側
サービスライン間に配置される第2人工芝生とを備え、
少なくとも上記第1人工芝生とコート面外人工芝生との
間および上記第1人工芝生と上記第2人工芝生との間
に、上記ライン芝がジョイント部を介して配置されてい
る構成を挙げることができる。
【0017】なお、幅8130mmの第2人工芝生は、
4065mm幅の2枚の人工芝生をつなぎ合わせたもの
であってもよい。
【0018】これによれば、人工芝生をつなぐとして
も、その多くの部分は人工芝生の端部間にライン芝を介
在させての上記第2ジョイント部J2方式の接合となる
ため、人工芝生の端部同士を直接つき合わせての上記第
1ジョイント部J2方式によるつなぎ合わせ部分の割合
を25%未満とすることができる。
【0019】本発明において、より好ましくはライン芝
が、人工芝生の片側もしくは両側に一体に形成されてい
るとよく、これによれば、別途にライン芝を用意する必
要がなく、しかも人工芝生とは別にライン芝を敷設する
手間が省ける。
【0020】また、長さ23770mm、幅10970
mmのコート面内に、人工芝生を敷設して人工芝生製テ
ニスコートを構築するにあたって、本発明は、長さ23
570〜23670mm、幅1320mmの第1人工芝
生2枚と、長さ23570〜23670mm、幅406
5mmの第2人工芝生2枚と、幅50mmのライン芝と
を用意し、上記第1人工芝生をそれぞれ外側サービスラ
インに沿って配置し、上記第2人工芝生を内側サービス
ライン間に配置するとともに、少なくとも上記第1人工
芝生とコート面外人工芝生との間および上記第1人工芝
生と上記第2人工芝生との間に、上記ライン芝をジョイ
ント部を介して配置することを特徴としている。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明を図面に示されてい
る各実施例に基づいて説明する。
【0022】人工芝生製テニスコートを構築するにあた
って、図1の第1実施例では、2枚の第1人工芝生10
a,10aと、1枚の第2人工芝生10bと、例えば黄
色に着色されたライン芝7とを用いている。
【0023】この場合、第1人工芝生10aの幅は13
20mmであり、第2人工芝生10b幅は8130mm
である。長さはベースラインAの幅(50〜100m
m)によって、各人工芝生10a,10bともに235
70mm〜23670mmの範囲とされる。
【0024】すなわち、ベースラインAの幅が50mm
の場合には、23670mmとされ、ベースラインAの
幅が100mmの場合には、23570mmとされる。
なお、ライン芝7は50mm幅であるが、長さは各コー
トラインA〜Eに合わせた長さに切断される。
【0025】第1人工芝生10a,10aは、シングル
スサイドライン(内側サイドライン)Dとダブルスサイ
ドライン(外側サイドライン)Eとの間に敷設される。
第2人工芝生10bは、シングルスサイドラインD,D
の間に敷設される。
【0026】図1において、ライン芝7は一点鎖線で示
されている。この第1実施例では、全てのライン芝7は
人工芝生10a,10bとは別部材として作製され、各
コートラインA〜Eに沿って配置される。
【0027】この場合、ベースラインA用のライン芝7
は、第1および第2人工芝生10a,10bの長さ方向
端部とコート面外人工芝生との間で、先に説明した図1
0のジョイント部J2の接合方法によりつなぎ合わされ
る。ダブルスサイドラインE用のライン芝7も、第1人
工芝生10aとコート面外人工芝生との間で、同様にジ
ョイント部J2の接合方法によりつなぎ合わされる。シ
ングルスサイドラインD用のライン芝7も、第1人工芝
生10aと第2人工芝生10bとの間で、同じくジョイ
ント部J2の接合方法によりつなぎ合わされる。
【0028】これに対して、サービスラインBおよびセ
ンターラインC用のライン芝7は、第2人工芝生10b
の各ラインB,C部分を所定幅で切り取り、その切り取
られたブランク内に配置され、ジョイント部J2の接合
方法により、第2人工芝生10bにつなぎ合わされる。
【0029】このように、第1実施例によれば、すべて
のつなぎ目がジョイント部J2の接合方法によるもので
あり、先に説明した図9の作業性の悪いジョイント部J
1がないため、施工現場での作業性を大幅に向上するこ
とができる。
【0030】なお、この第1実施例のような幅の第1お
よび第2人工芝生10a,10bを得るには、施工現場
で裁断してもよいし、製造段階でこのような幅を有する
人工芝生をあらかじめ作製するようにしてもよい。
【0031】次に、図2の第2実施例について説明す
る。この第2実施例においても、シングルスサイドライ
ンDとダブルスサイドラインEとの間に敷設される2枚
の第1人工芝生11a,11aと、シングルスサイドラ
インD,Dの間に敷設される1枚の第2人工芝生11b
とが用いられるが、一部のライン芝7a,7bが各人工
芝生11a,11bの端部に一体的に植設されている点
が第1実施例と異なっている。
【0032】すなわち、各第1人工芝生11aの片側端
部には、それぞれダブルスサイドラインE用のライン芝
7a,7aが植設され、第2人工芝生11bの両側端部
にはシングルスサイドラインD用のライン芝7b,7b
が植設されている。したがって、第1人工芝生11a,
11aの幅は1320+50(mm)であり、第2人工
芝生11bの幅は50+8130+50(mm)とされ
ている。
【0033】ここで、図3の断面図により、第2人工芝
生11bと右側の第1人工芝生11aとを例にして、そ
のジョイント部J3について説明する。第2人工芝生1
1bの端部には、ライン芝7bとして、例えば黄色に着
色されたパイルPYが50mm幅で第2人工芝生11b
の長さ方向に沿って植設されている。
【0034】したがって、第2人工芝生11bと第1人
工芝生11aとを接合するには、それらの端部間の下面
にジョイントテープ4を置き、接着剤を塗布してその両
端部間をつなぎ合わせればよい。第2人工芝生11bと
左側の第1人工芝生11aも同様にして接続される。な
お、ジョイントテープ4は片面もしくは両面粘着テープ
であってもよい。
【0035】このジョイント部J3によれば、そのつな
ぎ目部分に色の異なるライン芝7bが位置するため、ジ
ョイント部J2と同様に、ライン芝7bの一番端のパイ
ルと人工芝生11aの一番端のパイルとのパイル間隔W
2が人工芝生11aのゲージ幅W1と比較して大きくW
2>W1となっても、そのつなぎ目部分が余り目立たな
い。
【0036】よって、ジョイント部J1のような細かな
作業が不要となる。なお、この第2実施例において、サ
イドラインBおよびセンターラインCについては、第1
実施例と同じくライン芝7がはめ込まれ、ジョイント部
J2方式によりつなぎ合わされる。
【0037】次に、図4の第3実施例について説明す
る。この第3実施例は第2実施例の変形例である。第2
実施例では、第2人工芝生11bの両側端部にシングル
スサイドラインD用のライン芝7b,7bが設けられて
いるが、この第3実施例では、シングルスサイドライン
D用のライン芝7bを第1人工芝生11a側に設けてい
る。
【0038】すなわち、第1人工芝生11aの両側端部
に、ダブルスサイドラインE用のライン芝7aとシング
ルスサイドラインD用のライン芝7bとが一体に植設さ
れており、したがって、第1人工芝生11aの幅は50
+1320+50(mm)であり、第2人工芝生11の
幅は8130mmとされている。
【0039】この第3実施例においても、第1人工芝生
11aと第2人工芝生11bは、図3のジョイント部J
3方式によりつなぎ合わされ、ジョイント部J1方式に
よるつなぎ目部分はない。
【0040】図5には、本発明の第4実施例が示されて
いる。この第4実施例においては、同図(a)に示され
ているように、シングルスサイドラインDとダブルスサ
イドラインEとの間に敷設される2枚の第1人工芝生1
2a,12aと、シングルスサイドラインD,Dの間に
敷設される2枚の第2人工芝生12b,12bとの計4
枚の人工芝生が用いられる。
【0041】この第4実施例は、上記第1実施例の第2
人工芝生10bをその中央で長さ方向に沿って2分割し
たものである。すなわち、第1人工芝生12a,12a
の幅はそれぞれ1320mmであり、第2人工芝生12
b,12bの幅はそれぞれ4065mmとされている。
ライン芝7は、上記第1実施例と同じく、各コートライ
ンA〜Eに沿って配置され、それぞれ隣接する人工芝生
に対してジョイント部J2方式(図10参照)によりつ
なぎ合わされる。
【0042】図5(B)に施工後のコート面を示すが、
この第4実施例では、第2人工芝生12b,12bのつ
なぎ目の内、ベースラインAからサービスラインBに至
る図示鎖線部分が、人工芝生同士のつなぎ目となりジョ
イント部J1方式(図9参照)によりつなぎ合わせられ
る。
【0043】ここで、この第4実施例でのジョイント部
J1が占める割合を計算する。まず、ジョイント部の全
長GLは、 GL=23770×5+10970×2+8230×2
=157250(mm) である。これに対して、ジョイント部J1の長さLは、 L=5485×2=10970(mm) である。
【0044】したがって、ジョイント部の全長GLに対
するジョイント部J1が占める割合H(%)は、 H=(10970/157250)×100=約7% である。
【0045】これを図8の従来例と比較すると、従来例
においてジョイント部J1の総長さは47140mmで
あるから、この第4実施例によると、 (10970/47140)×100=約23% となり、従来例に比べてジョイント部J1方式による接
合作業を約77%減らすことができる。
【0046】図6の第5実施例は、上記第4実施例の変
形例であり、図2で説明した上記第2実施例の第2人工
芝生11bをその中央で長さ方向に沿って2分割したも
のに相当する。
【0047】すなわち、コート面の左右両側に配置され
る2枚の第1人工芝生12a,12aのそれぞれ片側端
部に、ダブルスサイドラインE用のライン芝7a,7a
が一体に植設され、また、コート面の中央に配置される
2枚の第2人工芝生12b,12bの反対側端部にもシ
ングルスサイドラインD用のライン芝7b,7bが一体
に植設されている。
【0048】したがって、各第1人工芝生12aの幅は
1320+50(mm)であり、各第2人工芝生12b
の幅は4065+50(mm)とされている。この第5
実施例においても、ジョイント部の全長GLに対するジ
ョイント部J1が占める割合Hは、上記第4実施例と同
じく約7%であるが、ダブルスサイドラインEとシング
ルスサイドラインDについては、ジョイント部J3方式
(図3参照)による接合であるため、別途にライン芝を
敷設する手間が省ける。
【0049】図7の第6実施例は上記第5実施例の変形
例であり、図3で説明した上記第3実施例の第2人工芝
生11bをその中央で長さ方向に沿って2分割したもの
に相当する。
【0050】すなわち、この第6実施例では、コート面
の左右両側に配置される2枚の第1人工芝生12a,1
2aの両側端部に、それぞれダブルスサイドラインE用
のライン芝7aとシングルスサイドラインD用のライン
芝7bとを一体に植設している。
【0051】したがって、各第1人工芝生12aの幅は
50+1320+50(mm)であり、これに対して、
各第2人工芝生12bの幅は4065(mm)とされて
いる。この第6実施例においても、ジョイント部の全長
GLに対するジョイント部J1が占める割合Hは、上記
第5実施例と同じく約7%であり、また、ダブルスサイ
ドラインEとシングルスサイドラインDについては、ジ
ョイント部J3方式による接合であるため、別途にライ
ン芝を敷設する手間が省ける。
【0052】
【実施例】次に、同じ面積のテニスコート3面の1面ご
とに、それぞれ実施例1,2および比較例1を実際に施
工したので、これについて説明する。
【0053】《実施例1:図7参照》幅1420mmの
第1人工芝生2枚と、幅4065mmの第2人工芝生2
枚を用意した。この場合、第1人工芝生の両側端部に、
ダブルスサイドラインE用のライン芝と、シングルスサ
イドラインD用のライン芝とをあらかじめ50mm幅で
織り込んだ。その他のライン用のライン芝は別途に用意
した。2枚の第2人工芝生をコート面の中央部、すなわ
ちシングルスサイドラインD,Dの間に敷設し、その両
側に2枚の第1人工芝生を敷設した。これらの第1およ
び第2人工芝生間は、ジョイント部J3方式(図3参
照)でつなぎ合わせ、ベースラインA、サービスライン
BおよびセンターラインCについては、別途に用意した
ライン芝を敷設し、ジョイント部J2方式(図10参
照)でつなぎ合わせた。なお、ベースラインAからサー
ビスラインBに至る第2人工芝生同士間のつなぎ合わせ
はジョイント部J1方式(図9参照)により行なった。
その後、コート面上に目砂を散布し、人工芝生の芝目内
に目砂を充填した。この実施例1において、各人工芝生
をつなぎ合わせてテニスコート1面に敷設するのに要し
た時間は2時間であった。また、仕上がりはきわめめて
よく、ジョイント部はほとんど目立たなかった。
【0054】《実施例2:図5参照》幅1320mmの
第1人工芝生2枚と、幅4065mmの第2人工芝生2
枚を用いた。4枚ともコート色のグリーン1色で製造
し、ライン芝については別途に用意した。2枚の第2人
工芝生をコート面の中央部、すなわちシングルスサイド
ラインD,Dの間に敷設し、その両側に2枚の第1人工
芝生を敷設した。そして、各コートラインA〜Eに沿っ
てライン芝を配置し、ジョイント部J2方式(図10参
照)でつなぎ合わせた。なお、ベースラインAからサー
ビスラインBに至る第2人工芝生同士間のつなぎ合わせ
はジョイント部J1方式(図9参照)により行なった。
その後、コート面上に目砂を散布し、人工芝生の芝目内
に目砂を充填した。この実施例2において、各人工芝生
をつなぎ合わせてテニスコート1面に敷設するのに要し
た時間は2.5時間であった。また、仕上がりはきわめ
めてよく、実施例1と同様に、ジョイント部はほとんど
目立たなかった。
【0055】《比較例1:図8参照》コート色であるグ
リーン1色で製造された幅3660mmの人工芝生3枚
を図8のように敷設した。そして、別途に用意したライ
ン芝を各コートラインA〜Eに沿って配置し、ジョイン
ト部J2方式(図10参照)でつなぎ合わせた。なお、
人工芝生同士間のつなぎ合わせはジョイント部J1方式
(図9参照)により行なった。その後、コート面上に目
砂を散布し、人工芝生の芝目内に目砂を充填した。この
比較例1では、各人工芝生をつなぎ合わせてテニスコー
ト1面に敷設するのに要した時間は3.5時間であっ
た。また、その仕上がりを観察したところ、ジョイント
の一部に目立ちがあった。
【0056】参考までに、上記実施例1,2および比較
例1の結果を表1に示す。
【表1】 このように、本発明によれば、人工芝生の敷設作業時間
を比較例よりも1〜1.5時間短縮できるばかりでな
く、ジョイント部の仕上がりをも目立ちのない良好なも
のとすることができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
テニスコート面内に、所定幅とされた複数枚の人工芝生
をジョイント部を介してつなぎ合わせて敷設するととも
に、その人工芝生面内にコートラインに沿って人工芝生
とは異なる色を有する幅50mmのライン芝を配置する
にあたって、人工芝生とライン芝のジョイント部以外の
人工芝生同士のジョイント部の総延長を47140mm
未満としたことにより、人工芝生製テニスコートを作業
者に重労働を強いることなく、容易に施工することがで
きる。
【0058】また、ライン芝の一部をコート色の人工芝
生の端部に一体に植設することにより、敷設作業量をよ
り軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例で、各人工芝生を分離した
状態での平面図。
【図2】本発明の第2実施例で、各人工芝生を分離した
状態での平面図。
【図3】上記第2実施例に関連して、一端側にライン芝
が一体に植設された人工芝生の接合状態を示した断面
図。
【図4】本発明の第3実施例で、各人工芝生を分離した
状態での平面図。
【図5】本発明の第4実施例で、各人工芝生を分離した
状態での平面図およびそのコート面の平面図。
【図6】本発明の第5実施例で、各人工芝生を分離した
状態での平面図。
【図7】本発明の第6実施例で、各人工芝生を分離した
状態での平面図。
【図8】従来の人工芝生製テニスコートを示した平面
図。
【図9】人工芝生生同士を付き合わせて接合した状態を
示す断面図。
【図10】人工芝生の間にライン芝を配置して接合した
状態を示す断面図。
【符号の説明】
7,7a,7b ライン芝 10a,11a,12a 第1人工芝生 10b,11b,12b 第2人工芝生 A ベースライン B サービスライン C センターライン D シングルスサイドライン E ダブルスサイドライン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さ23770mm、幅10970mm
    のコート面内に、所定幅とされた複数枚の人工芝生がジ
    ョイント部を介してつなぎ合わせて敷設されているとと
    もに、上記人工芝生面内にテニスコートのコートライン
    に沿って同人工芝生とは異なる色を有する幅50mmの
    ライン芝が設けられている人工芝生製テニスコートにお
    いて、上記人工芝生と上記ライン芝のジョイント部以外
    の上記人工芝生同士のジョイント部の総延長が4714
    0mm未満であることを特徴とする人工芝生製テニスコ
    ート。
  2. 【請求項2】 長さ23570〜23670mm、幅1
    320mmで外側サービスラインに沿って配置される2
    枚の第1人工芝生と、長さ23570〜23670m
    m、幅8130mmで内側サービスライン間に配置され
    る第2人工芝生とを備え、少なくとも上記第1人工芝生
    とコート面外人工芝生との間および上記第1人工芝生と
    上記第2人工芝生との間に、上記ライン芝がジョイント
    部を介して配置されていることを特徴とする請求項1に
    記載の人工芝生製テニスコート。
  3. 【請求項3】 上記ライン芝が、上記人工芝生の片側も
    しくは両側に一体に形成されていることを特徴とする請
    求項1または2に記載の人工芝生製テニスコート。
  4. 【請求項4】 上記第2人工芝生が、ジョイント部を介
    してつなぎ合わされた4065mm幅の2枚構成からな
    ることを特徴とする請求項1,2または3に記載の人工
    芝生製テニスコート。
  5. 【請求項5】 長さ23770mm、幅10970mm
    のコート面内に、人工芝生を敷設して人工芝生製テニス
    コートを構築するにあたって、長さ23570〜236
    70mm、幅1320mmの第1人工芝生2枚と、長さ
    23570〜23670mm、幅4065mmの第2人
    工芝生2枚と、幅50mmのライン芝とを用意し、上記
    第1人工芝生をそれぞれ外側サービスラインに沿って配
    置し、上記第2人工芝生を内側サービスライン間に配置
    するとともに、少なくとも上記第1人工芝生とコート面
    外人工芝生との間および上記第1人工芝生と上記第2人
    工芝生との間に、上記ライン芝をジョイント部を介して
    配置することを特徴とする人工芝生製テニスコートの施
    工方法。
JP37240698A 1998-12-28 1998-12-28 人工芝生製テニスコートおよびその施工方法 Expired - Fee Related JP3441389B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37240698A JP3441389B2 (ja) 1998-12-28 1998-12-28 人工芝生製テニスコートおよびその施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37240698A JP3441389B2 (ja) 1998-12-28 1998-12-28 人工芝生製テニスコートおよびその施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000192411A true JP2000192411A (ja) 2000-07-11
JP3441389B2 JP3441389B2 (ja) 2003-09-02

Family

ID=18500390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37240698A Expired - Fee Related JP3441389B2 (ja) 1998-12-28 1998-12-28 人工芝生製テニスコートおよびその施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3441389B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7168883B2 (en) * 2001-03-21 2007-01-30 Grass Manufacturers Pty Ltd Tennis surface

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7168883B2 (en) * 2001-03-21 2007-01-30 Grass Manufacturers Pty Ltd Tennis surface

Also Published As

Publication number Publication date
JP3441389B2 (ja) 2003-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2010214462B2 (en) Cleaning sheet
JP3345648B2 (ja) 舗装材
CA2417057A1 (en) A liner for reinforcing a pipe and method of making the same
CN1327093C (zh) 用于复合电线杆的纤维结构
WO2000031492A3 (en) Specially shaped multilayer armor
CA2531500A1 (en) High strength fabric structure and seam therefor with uniform thickness and a method of making same
JP2000192411A (ja) 人工芝生製テニスコ―トおよびその施工方法
SK124693A3 (en) Paving stone set
US6622426B2 (en) Stackable landscape edging and methods of manufacturing and using same
KR20110068249A (ko) 인조잔디 설치용 조립식 모듈
CN111074726A (zh) 一种人造草坪及人造草坪的施工方法
CN107988904A (zh) 一种钢-超高性能混凝土组合桥面板接缝连接构造及其施工方法
CN206529694U (zh) 一种钢‑超高性能混凝土组合桥面板接缝连接构造
JP2006509117A5 (ja)
CA2394710A1 (en) Mesh fabric
KR101754263B1 (ko) 닫힌 다운 채널 구조의 패딩 의류 및 그의 제조 방법
US5950388A (en) Plate for flooring
JPS5818247B2 (ja) 補強ベルト付空圧タイヤ
KR100726263B1 (ko) 콘크리트 캐스트 스톤 블록, 및 그 집합체 부착 매트
JPH06141913A (ja) ネットの連結方法
CN210987286U (zh) 一种基于风景园林的立体式种植毯
RU2055103C1 (ru) Дорожный мат
CN215888182U (zh) 可固定的地面防尘网
JP4662784B2 (ja) 軌道分岐部の敷設方法
JP5514862B2 (ja) スポーツマット

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030604

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080620

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090620

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100620

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100620

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees