JPH06141912A - 相互係合式ファスナー部材とそのファスナー部材を備えたファスナー - Google Patents

相互係合式ファスナー部材とそのファスナー部材を備えたファスナー

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JPH06141912A
JPH06141912A JP4278750A JP27875092A JPH06141912A JP H06141912 A JPH06141912 A JP H06141912A JP 4278750 A JP4278750 A JP 4278750A JP 27875092 A JP27875092 A JP 27875092A JP H06141912 A JPH06141912 A JP H06141912A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基部に対し傾斜方向へ加圧することによって
係合可能なファスナー部材、及び相互摺動式に係合可能
なファスナー部材を提供する。 【構成】 ファスナー部材10は、略平坦な基部12
と、基部12から直立状に突出形成され、基部12の長
手方向へ相互に平行に延設される複数の係合突条14と
を備える。係合突条14は、基部12に隣接する直立部
16と、直立部16の先端に形成される頭部18とを備
える。各係合突条14の頭部18には、各頭部18を横
断して複数の切欠き20が刻設される。各切欠き20
は、図示のように基部12に対し傾斜して形成される。
切欠き20は、連結相手のファスナー部材の有頭突子を
案内し、相互係合に要する加圧力を低減する。加圧方向
がファスナー部材10の基部12に対して傾斜している
場合にも、切欠き20の案内作用により相手のファスナ
ー部材の有頭突子を撓曲させることなく容易に相互係合
が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、相互係合式ファスナー
部材に関する。さらに本発明は、相互係合式ファスナー
部材を備えたファスナーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、1つの物体を他の物体へ取着する
ために協働して相互係合する一対のファスナー部材を備
えたファスナーとして、例えば、マジックテープ(商標
名)で知られるフックアンドループ式のファスナーが周
知である。フックアンドループ式ファスナーは、一般
に、略平坦な基部から突出する複数のフックを備えた第
1の織物状ファスナー部材と、略平坦な基部から突出す
る複数のループを備えた第2の織物状ファスナー部材と
を具備する。各ファスナー部材のフック及びループは、
相互係合して各ファスナー部材を相互に取着する。な
お、本発明を説明するに当たり、この明細書では、2つ
の物体を相互に取着するための2つの締結要素の各々を
「ファスナー部材」、それら2つのファスナー部材が重
なり合い相互係合してなるものを「ファスナー」と称す
る。
【0003】従来技術による他の形式の相互係合式ファ
スナーを図7(a)に示す。このファスナーは、第1フ
ァスナー部材1及び第2ファスナー部材2を備え、第1
ファスナー部材1及び第2ファスナー部材2はそれぞ
れ、略平坦な基部3及び4と、それぞれの基部3,4か
ら突出する複数の有頭突子5とを備える。第1及び第2
ファスナー部材1,2は、一般に成形高分子材料からな
り、各々の基部3,4を平行に配置しつつ各有頭突子5
の頭部を相互に接触させることにより相互係合する。両
ファスナー部材1,2に所定の圧力Fを加えると、各々
の有頭突子5の頭部は互いの側面を乗り越えて隣接し、
それら隣接した頭部の干渉によって各ファスナー部材
1,2が相互に固着される。この種のファスナーは様々
な用途に使用されるものであり、以下、この明細書では
「有頭突子ファスナー」と称する。この種のファスナー
は、米国特許第 4,216,257号、同第 4,290,174号、及び
同第 5,077,870号に開示され、また日本では「デュアル
・ロック」(商標名:住友スリーエム社製)の名で販売
されている。
【0004】上記の有頭突子ファスナーは、例えば自動
車等の車両の製造工程において、固定式窓ガラスの固定
補助部材として有効に使用されている。車両、特に自動
車の固定式窓ガラスは、ガラス板の全縁部に亙ってウレ
タン接着剤等の硬化性接着剤により車体の窓枠部に固定
されるが、接着剤が硬化するまでの間、他の製造作業に
よる車体の振動や車両室内の気圧変化等によってガラス
板が移動したり、接着部分が損傷を被ることがないよう
に、固定補助部材を使用してガラス板を確実に固定保持
する必要がある。この固定補助部材として、上述の有頭
突子ファスナーを使用すると、接着剤を介してガラス板
を窓枠部に配置し、ガラス板と窓枠部とのそれぞれに固
着された第1及び第2のファスナー部材の有頭突子を対
面接触させた状態で、所望によりガラス板を動かして正
確な位置に配置した後に両ファスナー部材を相互圧着す
ることができるので、窓枠部に対するガラス板の位置決
めが容易となる。このようにしてガラス板を窓枠部に固
定配置した後、ガラス板の縁部には、保護及び装飾の目
的で樹脂製のウィンドモールが取着される。そのため窓
枠部には、一般にガラス板の接着部位及び固定補助部位
のさらに外周側に、ウィンドモール固定用のモールファ
スナーが配設される。モールファスナーは、一般に樹脂
材料の押出し成形品からなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の有頭突子ファス
ナーにおいて、圧力Fの加わる方向がファスナー部材の
有頭突子の突出方向に対して傾斜する場合に、各ファス
ナー部材の相互係合に関して問題が生じる。例えば図7
(b)に示すように、傾斜面6に固着された第1ファス
ナー部材1に第2ファスナー部材2を係合させる際に、
圧力F′を第2ファスナー部材2の有頭突子5に対して
角度αだけ傾斜した方向へ加えた場合、両ファスナー部
材1,2の有頭突子5は圧力F′によって側方へ傾倒し
てしまう(図7(c)参照)。有頭突子5がこのように
傾倒すると、それぞれの頭部は互いを乗り越えることが
できず、故に各ファスナー部材1,2は相互係合できな
い。
【0006】このような問題を解決するために、例えば
特公昭53−22889公報に開示される有頭突子ファ
スナー部材の製造方法において、製造途中の段階で形成
される有頭突条を備えたファスナー部材を使用すること
が考えられる。この未完成品としてのファスナー部材
は、略平坦な基部から直立状に突出形成されて基部の長
手方向へ相互に平行に延び、かつ基部に隣接する直立
部、直立部に隣接する頭部及び2つの端面を各々に有す
る複数の係合突条を備える。このようなファスナー部材
を対にして使用する場合、それぞれの係合突条を平行に
対向配置し、所定圧力を加えることにより各係合突条の
頭部を相互に係合させ、以て各ファスナー部材が相互に
固着される。このとき、係合突条の延長方向に対し傾斜
方向へ圧力を加えても、係合突条はそれ自体の剛性によ
り撓曲することなく容易に相互係合する。
【0007】しかしながら、複数の係合突条を備えるフ
ァスナー部材の対からなるファスナーは、各ファスナー
部材を相互係合させるために、それぞれの係合突条の延
長方向を一致させる必要がある。それにより、例えば各
ファスナー部材を相互接触後に位置決めの目的で相対移
動させることは困難になるので、前述の車両の窓ガラス
の固定補助部材として使用する際の有利点が失われる。
ファスナー部材の一方を有頭突子ファスナー部材にする
と、この問題も解決されるが、その場合はやはり有頭突
子の撓曲が問題となる。
【0008】また、フックアンドループファスナー及び
有頭突子ファスナーを含む従来の相互係合式ファスナー
では、各ファスナー部材を相互に平行に摺動させること
によって係合させることはできない。フックアンドルー
プファスナーは、各ファスナー部材が接触と同時に相互
係合するので、それらを接触後に相対摺動させることは
困難である。有頭突子ファスナーでは、各ファスナー部
材を相対摺動により係合させようとすると、それぞれの
有頭突子が撓曲してしまうので、係合させることができ
ない。上記の複数の係合突条を備えるファスナー部材に
おいても、係合突条の端面が基部に対して直立している
ので、摺動係合させようとすると両者の端面が衝突し、
したがって相対摺動係合は困難である。
【0009】さらに、前述のように、車両の車体窓枠部
に、窓ガラス補助固定用の相互係合式ファスナー及びウ
ィンドモール固定用のモールファスナーを設置する場
合、従来は、これら別体のファスナー部材を窓枠部に固
着する作業を必然的に別工程で行っているので、生産ラ
インにおける工程増及び作業者の負担増を招くことにな
る。また、比較的狭小な部位での迅速かつ正確な位置決
めと確実な固着とを要するので、作業の熟練が必要とな
る。
【0010】本発明は、上記の従来技術における各課題
を解決するために鋭意、工夫改善を施したものであり、
その目的は、ファスナー部材の基部に対し所定の傾斜方
向へ圧力を加えることによっても、相手のファスナー部
材に容易に係合できる相互係合式ファスナー部材を提供
することにある。本発明の他の目的は、一対のファスナ
ー部材の相互摺動による係合を可能とする相互係合式フ
ァスナー部材を提供することにある。さらに本発明は、
車両の窓ガラスの固定作業の迅速化を可能とする相互係
合式ファスナー部材の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、基部と、基部から直立状に突出形成され
て基部の長手方向へ相互に平行に延び、基部に隣接する
直立部、直立部に隣接する頭部及び2つの端面を各々に
備える複数の係合突条とを具備し、複数の係合突条が連
結相手のファスナー部材の突出頭部に係合する相互係合
式ファスナー部材であって、少なくとも1つの係合突条
の頭部が、頭部を横断して形成される複数の切欠きを備
えることを特徴とする相互係合式ファスナー部材を提供
する。
【0012】さらに本発明は、基部と、基部から直立状
に突出形成されて基部の長手方向へ相互に平行に延び、
基部に隣接する直立部、直立部に隣接する頭部及び2つ
の端面を各々に備える複数の係合突条とを具備し、複数
の係合突条が連結相手のファスナー部材の突出頭部に係
合する相互係合式ファスナー部材であって、端面が基部
に対して傾斜し、以て連結相手のファスナー部材との相
互摺動係合を可能にしたことを特徴とする相互係合式フ
ァスナー部材を提供する。
【0013】さらに本発明は、協働して相互係合する第
1及び第2のファスナー部材を備え、第1及び第2のフ
ァスナー部材のそれぞれが、基部と、基部から直立状に
突出形成されて基部の長手方向へ相互に平行に延び、基
部に隣接する直立部、直立部に隣接する頭部及び2つの
端面を各々に備える複数の係合突条とを具備して構成さ
れるファスナーであって、少なくとも一方のファスナー
部材の端面が、そのファスナー部材の基部に対して傾斜
し、以て第1及び第2のファスナー部材の相互摺動係合
を可能にしたことを特徴とするファスナーを提供する。
【0014】さらに本発明は、協働して相互係合する第
1及び第2のファスナー部材を備え、第1のファスナー
部材が、基部と、基部から直立状に突出形成されて基部
の長手方向へ相互に平行に延び、基部に隣接する直立
部、直立部に隣接する頭部及び2つの端面を各々に備え
る複数の係合突条とを具備し、第2のファスナー部材
が、基部と、基部から突出形成される複数の有頭突子と
を具備して構成されるファスナーであって、第1のファ
スナー部材の頭部が、頭部を横断して形成される複数の
切欠きを備えることを特徴とするファスナーを提供す
る。
【0015】さらに本発明は、協働して相互係合する第
1及び第2のファスナー部材を備え、第1のファスナー
部材が、基部と、基部から直立状に突出形成されて基部
の長手方向へ相互に平行に延び、基部に隣接する直立
部、直立部に隣接する頭部及び2つの端面を各々に備え
る複数の係合突条とを具備し、第2のファスナー部材
が、基部と、基部から突出形成される複数の有頭突子と
を具備して構成されるファスナーであって、第1のファ
スナー部材の端面が基部に対して傾斜し、以て第1及び
第2のファスナー部材の相互摺動係合を可能にしたこと
を特徴とするファスナーを提供する。
【0016】さらに本発明は、車両の窓ガラスに固定さ
れる第1のファスナー部材と車両の窓枠部に固定される
第2のファスナー部材とを備え、第1及び第2のファス
ナー部材が協働して相互係合し、以て窓枠部に窓ガラス
を取付けるファスナーであって、第1及び第2のファス
ナー部材の少なくとも一方が、基部と、基部から直立状
に突出形成されて基部の長手方向へ相互に平行に延び、
基部に隣接する直立部、直立部に隣接する頭部及び2つ
の端面を各々に備える複数の係合突条とを具備し、少な
くとも1つの係合突条の頭部が、頭部を横断して形成さ
れる複数の切欠きを備えることを特徴とするファスナー
を提供する。
【0017】さらに本発明は、車両の窓ガラスに固定さ
れる第1のファスナー部材と車両の窓枠部に固定される
第2のファスナー部材とを備え、第1及び第2のファス
ナー部材が協働して相互係合し、以て窓枠部に窓ガラス
を取付けるファスナーであって、第2のファスナー部材
が、基部と、基部から一体的に突出形成されて第1のフ
ァスナー部材に係合する係合突部と、係合突部に隣接し
て基部に一体的に形成され、窓ガラスの縁部に設置され
るウィンドモールを固定保持するモール固定部とを具備
することを特徴とするファスナーを提供する。
【0018】
【作用】複数の係合突条の頭部に形成した複数の切欠き
は、連結相手のファスナー部材の突出頭部を案内して、
両頭部の相互係合を促進する。したがって、両ファスナ
ー部材を相互連結する際に、比較的小さな圧力を加える
ことによっても、両者を容易に連結することができる。
連結相手のファスナー部材が複数の有頭突子を備える場
合も、同様に作用する。
【0019】また、複数の係合突条の端面を基部に対し
て傾斜させると、連結相手のファスナー部材の突出頭部
を端面から摺動式に係合させる際に、係合突条と突出頭
部との衝突が緩和され、係合突条間への突出頭部の挿入
が容易になり、以て相互摺動係合が可能となる。連結相
手のファスナー部材が複数の有頭突子を備える場合、及
び複数の係合突条を備える場合も、同様に作用する。
【0020】さらに、基部、係合突部及びモール固定部
を一体的に形成することにより、1つのファスナー部材
に窓ガラスの補助的な固定保持機能と、ウィンドモール
の固定機能とが付与される。したがって、車両の製造工
程の窓ガラス固定段階において、部品点数及び作業工数
が削減され、固定作業の迅速化が促進される。
【0021】
【実施例】以下、添付図面に示した好適な実施例に基づ
き、本発明をさらに詳細に説明する。図1を参照する
と、本発明の実施例によるファスナー部材10は、略平
坦な基部12と、基部12の1つの面から直立状に突出
形成され、他のファスナー部材に係合可能な複数の係合
突条14とを備える。本発明によるファスナー部材は、
湾曲した基部を備えることもできるが、平坦な基部12
を備える例のみを図示する。複数の係合突条14は、略
一定の縦断面形状を有して基部12の長手方向へ相互に
平行に延設される。すなわち、各係合突条14は、それ
らの延長方向及び基部12の両者に直交する全ての面上
で、相互に略等間隔に離間される。係合突条14は、基
部12に隣接して形成される直立部16と、好ましくは
直立部16の先端で直立部16に隣接して形成される頭
部18とを備える。頭部18は、直立部16よりも拡張
された断面を有し、連結相手のファスナー部材に突出形
成された頭部を、相互干渉により隣接する係合突条14
間で固定保持するように作用する。頭部18は、円形、
半円形、三角形等の断面形状を有することができる(図
2参照)。なお、このような構成を有するファスナー部
材を、以下、便宜的に「レール状ファスナー部材」と称
する。
【0022】ファスナー部材10はさらに、各係合突条
14の頭部18に、各頭部18を横断して刻設される複
数の切欠き20を備える。切欠き20は、連結相手のフ
ァスナー部材に個別に突出形成された複数の頭部を案内
し、相互係合に要する加圧力を低減して各ファスナー部
材の相互連結を促進する。各切欠き20は、図示のよう
に基部12に対し傾斜して形成されるが、鉛直方向へ形
成することもできる。切欠き20の傾斜角度は、連結相
手のファスナー部材との相互係合時に加えられる圧力の
角度αに一致することが好ましい。切欠き20は、ファ
スナー部材10の成形後に例えば切削加工によって形成
することができる。また、切欠き20は、全ての係合突
条14に形成することが好ましく、所望の幅寸法に形成
することができる。
【0023】ファスナー部材10は様々な用途に使用す
ることができる。例えば一対のファスナー部材10を用
いて、相互係合式ファスナーを構成することができる。
この場合、双方の係合突条14を、その延長方向を一致
させて対向配置し、各基部12に所定圧力を加えると、
係合突条14の比較的高い剛性によって各係合突条14
の頭部18が互いを容易に乗り越えて相互係合し、各フ
ァスナー部材10が容易に相互連結する。
【0024】また、ファスナー部材10と、図7に示す
ような有頭突子ファスナー部材とを相互係合させること
もできる。この場合、ファスナー部材10の係合突条1
4の直立部16及び頭部18と、有頭突子ファスナー部
材の有頭突子とは、相互の係合を可能にするような寸法
及び間隔を有して形成される。ファスナー部材10の複
数の係合突条14の頭部18と、有頭突子ファスナー部
材の複数の有頭突子の頭部とは、所定圧力を加えること
によって相互係合し、各ファスナー部材を連結する。こ
のとき、ファスナー部材10の係合突条14の頭部18
に形成した複数の切欠きが、有頭突子ファスナー部材の
有頭突子の頭部を案内するので、両者の係合に要する加
圧力が低減される。しかも、加圧方向がファスナー部材
10の基部12に対して傾斜している場合にも、切欠き
20の案内作用により有頭突子ファスナー部材の有頭突
子を撓曲させることなく容易に相互係合が得られる。
【0025】図3は、本発明の他の実施例によるファス
ナー部材22を示す。ファスナー部材22は、図1のフ
ァスナー部材10と同様のレール状ファスナー部材であ
り、ファスナー部材10の係合突条14に設けた切欠き
20の代わりに、複数の係合突条24のそれぞれの長手
方向両端部に、基部26から突出方向へ鋭角状に傾斜す
る端面28を備える。端面28は、切欠き20と同様
に、ファスナー部材22の成形後に例えば切削加工によ
り形成することができる。このような傾斜端面28を備
えることによって、ファスナー部材22と連結相手のフ
ァスナー部材との相互摺動係合が容易になる。
【0026】ファスナー部材22も、やはり様々な用途
に使用することができる。一対のファスナー部材22を
用いて、相互係合式ファスナーを構成する場合は、それ
ぞれのファスナー部材22の複数の係合突条24の端面
28から、連結相手のファスナー部材22の係合突条2
4を挿入し、両ファスナー部材22を相対摺動すること
によって相互係合が得られる。このとき端面28を基部
12に対し傾斜して形成したことにより、双方の係合突
条24の衝突が緩和され、挿入が容易になる。また、フ
ァスナー部材22の連結相手が有頭突子ファスナー部材
である場合も、同様に係合突条24と有頭突子との衝突
が緩和され、相互摺動係合が容易になる。なお、切欠き
20及び傾斜端面28の両方を備えたファスナー部材を
提供することができるのは言うまでもない。
【0027】ファスナー部材10及び22は、様々な方
法によって形成することができる。好適な実施例では、
ファスナー部材10及び22は、ポリプロピレン樹脂、
ナイロン樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル樹脂等の
高分子材料の押出し成形品として一体成形される。ま
た、ファスナー部材10及び22は、基部12の裏面す
なわち係合突条14及び24の反対側の面に、支持物体
への取付けを可能にする取付け部30を備えることがで
きる(図3参照)。取付け部30は、ねじ部を有しても
よい。或いはまた、基部12の裏面に感圧粘着剤層を設
けてもよい。この場合はさらに、離型紙を配置すること
が望ましい。
【0028】本発明による相互係合式ファスナー部材
は、車両の製造工程での窓ガラスの固定段階において極
めて有効に利用される。図4に示すように、自動車の車
体の窓枠部32に配置される窓ガラス34は、例えばウ
レタン接着剤等によって窓枠部32に永久固定される
が、接着剤が硬化するまでの間、補助的に窓ガラス34
を固定保持するために、前述のファスナー部材10が使
用される。図4に例示するように、自動車の後部窓ガラ
スの湾曲部をファスナー部材10によって補助的に固定
保持する場合は、ファスナー部材10と、窓ガラス34
に固着した相手方の有頭突子ファスナー部材36との相
互連結時の加圧方向(矢印で図示)が、係合突条14及
び有頭突子38の突出方向に対して角度αだけ傾斜する
ことになる。この場合上述のように、各ファスナー部材
10,36の相互連結が容易に達成される。また、この
場合、相手のファスナー部材が同様のレール状ファスナ
ー部材であっても同じ効果が得られる。
【0029】図5は、このような窓ガラス固定用の本発
明の他の実施例によるファスナー部材40を示す。ファ
スナー部材40は、略平坦な基部42と、基部42の1
つの面から突出して基部42に一体的に形成され、他の
ファスナー部材に係合可能な係合突部44と、係合突部
44に隣接して基部42に一体的に形成され、ウィンド
モールを固定保持するモール固定部46とを備える。係
合突部44は、基部42上で略一定の縦断面形状を有し
て長手方向へ延設される複数の係合突条48からなる。
各係合突条48は、基部42に隣接して形成される直立
部50と、直立部50の先端に拡張断面を有して形成さ
れる頭部52とを備える。モール固定部46は、係合突
条48に平行に延び、先端に係止部54を有する内側リ
ップ56と、先端で車体パネルに当接する外側リップ5
8とを備える。ファスナー部材40は、高分子材料の押
出し成形品として一体成形される。
【0030】図6に示すように、自動車の窓枠部32
は、外側と内側との2枚の車体パネル60を接合して形
成され、車体パネル60のこの接合部分62に対向する
窓ガラス34の内面に全周に亙ってウレタン接着剤64
が塗布される。さらに、接合部分62に至る直立壁部分
66とウレタン接着剤64の塗布部分との間に、ファス
ナー部材40の基部42が接着剤68によって固着され
る。このとき、ファスナー部材40のモール固定部46
の外側リップ58の先端が直立壁部分66に弾性的に当
接するように、窓枠部32に対してファスナー部材40
を位置決めする。また、ファスナー部材40は、窓枠部
32の全周に亙って設置せずとも、例えば四隅等の、窓
ガラス34を固定保持可能な位置に必要な個数を設置す
ればよい。
【0031】窓ガラス34の縁部には、窓枠部32に固
着したファスナー部材40に係合可能な位置に、有頭突
子ファスナー部材36が接着剤70によって固着され
る。有頭突子ファスナー部材36は、ファスナー部材4
0の複数の係合突条48に係合可能な複数の有頭突子3
8を備える。窓ガラス34を窓枠部32に固定する際
は、ウレタン接着剤64を介して窓ガラス34を窓枠部
32に配置し、ファスナー部材36の有頭突子38をフ
ァスナー部材40の係合突条48に対面接触させた状態
で、窓ガラス34を僅かに動かして正確な位置決めを行
い、その後、窓ガラス34の縁部に所定の圧力を加え
て、ファスナー部材36とファスナー部材40とを相互
に連結させる。このようにして窓枠部32に固定された
窓ガラス34の縁部には、保護及び装飾の目的で全周に
亙ってウィンドモール72が設置される。ウィンドモー
ル72の脚部74には長手方向へ延びる溝76が形成さ
れ、ファスナー部材40のモール固定部46の内側リッ
プ56先端の係止部54が溝76に係合することによ
り、ウィンドモール72が窓枠部32に固定される。
【0032】ファスナー部材40は、前述のように高分
子材料の押出し成形品として一体成形することができ
る。したがって、極めて容易かつ安価に製造でき、しか
も窓ガラス固定段階における部品点数及び作業工数を削
減して作業の迅速化及びコストの低減に寄与する。ま
た、周知の二色成形工程を実施することによって、係合
突部44とモール固定部46とを異なる材料から一体成
形することができる。その場合、特にモール固定部46
の外側リップ58に弾性率の大きな材料を使用すること
が好ましい。なお、面ファスナー10を射出成形により
一体成形することもできるが、押出し成形に比べて一般
にコスト面で不利である。
【0033】上述のファスナー部材10及び22によれ
ば、従来の相互係合式ファスナーに多様な用途が付与さ
れる。例えば、自動車のバンパーを車体に固定する際
に、バンパーの湾曲した両端部に複数の有頭突子38を
有するファスナー部材36を固着し、車体側にファスナ
ー部材10をその係合突条14を水平配置して固着し、
各ファスナー部材の相互連結によってバンパーを保持す
る構成とすることができる。この場合、各ファスナー部
材の相互の係合(一般に基部12に対して傾斜方向に加
圧される)が容易であるだけでなく、多数の有頭突子3
8と係合突条14との係合により強固な保持力が得られ
る。しかも、隣接する係合突条14間で有頭突子38が
摺動可能なので、樹脂製バンパーの熱変形に対応して固
定を維持することができるのみならず、充分な構造強度
が得られれば、衝突時にバンパーに加わる衝撃を吸収す
ることもできる。
【0034】また、自動車の室内のリアトレイに例えば
ハイマウントストップランプを固定する場合等、空間的
制約により摺動式に相互嵌合可能な固定手段を必要とす
る場合に、上述のファスナー部材22を有効利用するこ
とができる。例えばリアトレイとハイマウントストップ
ランプとの双方にファスナー部材22を装着し、相互固
定手段として使用すると、ファスナー部材22同士が係
合可能な範囲でハイマウントストップランプの固定位置
を自由に選択し、かつ移動することができる。しかもこ
のとき、ファスナー部材22を視認せずとも容易に相互
連結することができる。このように、固定手段の視認が
困難な場所での相互連結時に、傾斜端面28を有するフ
ァスナー部材22を固定手段として使用していれば、視
認せずとも容易に摺動式相互嵌合を実施することが可能
となる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、突出頭部を備えたファスナー部材同士を連結
する際に、ファスナー部材の基部に対し所定の傾斜方向
へ圧力を加えることによっても、双方の突出頭部が容易
に係合し、両ファスナー部材の確実かつ容易な相互連結
が得られる。また、両ファスナー部材を相対的に摺動さ
せて相互連結することもできる。したがって、相互係合
式ファスナー部材に、極めて多様な用途が付与される。
さらに、車両の窓ガラスの固定作業に本発明のファスナ
ー部材を使用することにより、作業の迅速化が達成され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるファスナー部材の図で、
(a)斜視図、(b)(a)の矢印Iから見た側面図、
である。
【図2】図1のファスナー部材における係合突条の種々
の形状例を示す部分断面図である。
【図3】本発明の他の実施例によるファスナー部材の図
で、(a)斜視図、(b)(a)の矢印III から見た側
面図、である。
【図4】図1のファスナー部材の一使用方法を示す図
で、(a)自動車の後部窓ガラスの取り付け説明図、
(b)(a)の矢印IVから見た部分矢視図、である。
【図5】本発明の他の実施例による窓ガラス固定用のフ
ァスナー部材の斜視図である。
【図6】図5のファスナー部材を、自動車の車体の窓枠
部における使用状態で、窓ガラスと共に示す断面図であ
る。
【図7】従来の相互係合式ファスナー部材の図で、
(a)通常の係合作用を示す側面図、(b)傾斜面に取
着した場合の側面図、(c)(b)において斜めに加圧
したときの状態を示す側面図、である。
【符号の説明】
10,22,40…ファスナー部材 12,26,42…基部 14,24,48…係合突条 16,50…直立部 18,52…頭部 20…切欠き 28…端面 30…取付け部 32…窓枠部 34…ガラス板 36…有頭突子ファスナー部材 38…有頭突子 44…係合突部 46…モール固定部 72…ウィンドモール

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部と、該基部から直立状に突出形成さ
    れて該基部の長手方向へ相互に平行に延び、該基部に隣
    接する直立部、該直立部に隣接する頭部及び2つの端面
    を各々に備える複数の係合突条とを具備し、該複数の係
    合突条が連結相手のファスナー部材の突出頭部に係合す
    る相互係合式ファスナー部材であって、少なくとも1つ
    の前記係合突条の前記頭部が、該頭部を横断して形成さ
    れる複数の切欠きを備えることを特徴とする相互係合式
    ファスナー部材。
  2. 【請求項2】 前記複数の切欠きが前記基部に対して傾
    斜する請求項1に記載の相互係合式ファスナー部材。
  3. 【請求項3】 前記基部の、前記係合突条の反対側の面
    に形成され、物体への取付けを可能とする取付け部をさ
    らに具備する請求項1又は2に記載の相互係合式ファス
    ナー部材。
  4. 【請求項4】 基部と、該基部から直立状に突出形成さ
    れて該基部の長手方向へ相互に平行に延び、該基部に隣
    接する直立部、該直立部に隣接する頭部及び2つの端面
    を各々に備える複数の係合突条とを具備し、該複数の係
    合突条が連結相手のファスナー部材の突出頭部に係合す
    る相互係合式ファスナー部材であって、前記端面が前記
    基部に対して傾斜し、以て連結相手のファスナー部材と
    の相互摺動係合を可能にしたことを特徴とする相互係合
    式ファスナー部材。
  5. 【請求項5】 前記基部の、前記係合突条の反対側の面
    に形成され、物体への取付けを可能とする取付け部をさ
    らに具備する請求項4に記載の相互係合式ファスナー部
    材。
  6. 【請求項6】 協働して相互係合する第1及び第2のフ
    ァスナー部材を備え、該第1及び第2のファスナー部材
    のそれぞれが、基部と、該基部から直立状に突出形成さ
    れて該基部の長手方向へ相互に平行に延び、該基部に隣
    接する直立部、該直立部に隣接する頭部及び2つの端面
    を各々に備える複数の係合突条とを具備して構成される
    ファスナーであって、少なくとも一方の前記ファスナー
    部材の前記端面が、そのファスナー部材の前記基部に対
    して傾斜し、以て前記第1及び第2のファスナー部材の
    相互摺動係合を可能にしたことを特徴とするファスナ
    ー。
  7. 【請求項7】 協働して相互係合する第1及び第2のフ
    ァスナー部材を備え、該第1のファスナー部材が、基部
    と、該基部から直立状に突出形成されて該基部の長手方
    向へ相互に平行に延び、該基部に隣接する直立部、該直
    立部に隣接する頭部及び2つの端面を各々に備える複数
    の係合突条とを具備し、該第2のファスナー部材が、基
    部と、該基部から突出形成される複数の有頭突子とを具
    備して構成されるファスナーであって、前記第1のファ
    スナー部材の前記頭部が、該頭部を横断して形成される
    複数の切欠きを備えることを特徴とするファスナー。
  8. 【請求項8】 協働して相互係合する第1及び第2のフ
    ァスナー部材を備え、該第1のファスナー部材が、基部
    と、該基部から直立状に突出形成されて該基部の長手方
    向へ相互に平行に延び、該基部に隣接する直立部、該直
    立部に隣接する頭部及び2つの端面を各々に備える複数
    の係合突条とを具備し、該第2のファスナー部材が、基
    部と、該基部から突出形成される複数の有頭突子とを具
    備して構成されるファスナーであって、前記第1のファ
    スナー部材の前記端面が前記基部に対して傾斜し、以て
    前記第1及び第2のファスナー部材の相互摺動係合を可
    能にしたことを特徴とするファスナー。
  9. 【請求項9】 車両の窓ガラスに固定される第1のファ
    スナー部材と車両の窓枠部に固定される第2のファスナ
    ー部材とを備え、該第1及び第2のファスナー部材が協
    働して相互係合し、以て窓枠部に窓ガラスを取付けるフ
    ァスナーであって、前記第1及び第2のファスナー部材
    の少なくとも一方が、基部と、該基部から直立状に突出
    形成されて該基部の長手方向へ相互に平行に延び、該基
    部に隣接する直立部、該直立部に隣接する頭部及び2つ
    の端面を各々に備える複数の係合突条とを具備し、少な
    くとも1つの該係合突条の該頭部が、該頭部を横断して
    形成される複数の切欠きを備えることを特徴とするファ
    スナー。
  10. 【請求項10】 車両の窓ガラスに固定される第1のフ
    ァスナー部材と車両の窓枠部に固定される第2のファス
    ナー部材とを備え、該第1及び第2のファスナー部材が
    協働して相互係合し、以て窓枠部に窓ガラスを取付ける
    ファスナーであって、前記第2のファスナー部材が、基
    部と、該基部から一体的に突出形成されて前記第1のフ
    ァスナー部材に係合する係合突部と、該係合突部に隣接
    して前記基部に一体的に形成され、窓ガラスの縁部に設
    置されるウィンドモールを固定保持するモール固定部と
    を具備することを特徴とするファスナー。
  11. 【請求項11】 前記第2のファスナー部材の前記係合
    突部は、前記基部から直立状に突出形成されて該基部の
    長手方向へ相互に平行に延び、該基部に隣接する直立
    部、該直立部に隣接する頭部及び2つの端面を各々に備
    える複数の係合突条を具備し、該係合突条、前記基部、
    及び前記モール固定部を押出し成形工程によって一体成
    形してなる請求項10に記載のファスナー。
  12. 【請求項12】 前記係合突部の少なくとも1つの前記
    係合突条の前記頭部が、該頭部を横断して形成される複
    数の切欠きを備える請求項11に記載のファスナー。
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