JP3407322B2 - 面ファスナー - Google Patents

面ファスナー

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JP3407322B2 JP02983193A JP2983193A JP3407322B2 JP 3407322 B2 JP3407322 B2 JP 3407322B2 JP 02983193 A JP02983193 A JP 02983193A JP 2983193 A JP2983193 A JP 2983193A JP 3407322 B2 JP3407322 B2 JP 3407322B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の天井内張り止
め、フロント,リアガラスの取付け、内装ガーニッシ
ュ,カーペット類の取付けなどに好適に使用される面フ
ァスナーに関し、更に詳述すると、板状基体に多数の穴
を生じることなく、容易に射出成形することができ、ま
た基体の裏側に被取付け物に固定するためのクリップ部
を一体に形成することが可能な面ファスナーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の天井内張り止め、フ
ロント,リアガラスの取付け、内装ガーニッシュ,カー
ペット類の取付けなどに使用する固定具として、面ファ
スナーを用いることが行われており、これらの用途に用
いられる面ファスナーとしては、例えば合成樹脂により
一体成形された図15の面ファスナーが知られている。
【0003】即ち、図15に示されているように、板状
基体aの一面側に一対の脚部bの先端に傘状の係止頭部
cを形成した多数の係止突起dを一体に突設し、一のフ
ァスナーと同一構成の他のファスナーとを互いの係止突
起dをそれぞれの係止突起d間に挿入し、係止突起dの
傘状係止頭部cを互いに係合させることにより、連結す
るように構成された面ファスナーが知られている。
【0004】そして、この面ファスナーは、合成樹脂に
より一体に成形されており、この場合ファスナーの成形
時において、係止突起dの傘状係止頭部cを成形するた
めに金型に設けたピンを板状基体aの他面側から一面側
に貫通させる多数の小孔eが板状基体aに形成されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の面ファスナーには、基体aに多数の小孔eが
あいていることから、以下の欠点がある。
【0006】(1)通常、基体aの他面側に両面粘着テ
ープを貼り付けてフロントガラス等の被取付け物に固定
されるが、この場合基体aに小孔eが多数あいているた
め両面粘着テープの剥離強度が低くなり、被取付け物か
ら面ファスナーが剥がれてしまう場合がある。 (2)射出成形により一体成形する場合、係止突起dの
傘状係止頭部cを成形するための多数のピンを金型に設
ける必要があるため、基体aの他面側形状が制限され、
基体aの他面側に被取付け物に固定するためのクリップ
部等を形成することが困難である。 (3)小孔eのためにシール性が得られない。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、板状基体に小孔を生じることなく、射出成形によっ
て一体成形することができ、このため両面粘着テープと
の間に良好な剥離強度を得ることができ、また成形時に
金型に多数のピンを設ける必要がなく、基体の他面側に
クリップ部等を自由に形成することができ、しかもシー
ル性を得ることが可能な面ファスナーを提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、第1の発明として、板状基体の一面側に多
数の傘状係止頭部を有する係合部を形成した一のファス
ナーと、同様の係合部を有する他のファスナーとを互い
の係合部の傘状係止頭部を相互に係合させることによ
り、係合連結するように構成した面ファスナーにおい
て、上記板状基体の一面側に、四角柱状突起の先端部に
傘状係止頭部を形成してなる多数の係止突起を碁盤目状
に一体に突設すると共に、各係止頭部の周縁部に上記四
角柱状突起の互いに対向する二側面とそれぞれ連続する
2つの型抜き用切欠き部を形成して、上記板状基体の一
面側に係合部を形成してなることを特徴とする面ファス
ナー、及び第2の発明として、板状基体の一面側に多数
の傘状係止頭部を有する係合部を形成した一のファスナ
ーと、同様の係合部を有する他のファスナーとを互いの
係合部の傘状係止頭部を相互に係合させることにより、
係合連結するように構成した面ファスナーにおいて、上
記板状基体の一面側に多数の突条を等間隔ずつ離間して
一体に並設すると共に、各突条の上端部に多数の傘状係
止頭部を等間隔ずつ離間して形成し、上記板状基体の一
面側に係合部を形成してなることを特徴とする面ファス
ナーを提供する。
【0009】
【作用】本発明の面ファスナーは、板状基体の一面側に
多数の傘状係止頭部を有する係合部を基体に多数の小孔
を生じることなく、一体成形によって形成することがで
きるものである。
【0010】即ち、上記第1の発明にかかる面ファスナ
ーは、板状基体の一面側に四角柱状の突起先端部に傘状
係止頭部を形成した多数の係止突起を碁盤目状に突設し
たものである。この場合、各係止突起の上記傘状係止頭
部の周縁部に、上記四角柱状突起の互いに対向する二側
面とそれぞれ連続する2つの型抜き用切欠き部が形成さ
れているので、例えば上型、下型、及び左右スライダー
からなる成形用金型を用いて射出成形することにより、
傘状係止頭部は上型により、四角柱状突起は左右スライ
ダーと傘状係止頭部の型抜き用切欠き部を通して突出す
る上型の突出部とにより、板状基体の一面側はこれら上
型とスライダーとにより、そして板状基体の他面側は下
型によりそれぞれ成形することができ、係止突起の傘状
係止頭部を成形するためのピンを下型に形成する必要が
ないので、板状基体に小孔を生じることなく、容易に一
体成形することができる。
【0011】従って、両面粘着テープを用いて被取付け
物に固定する場合でも、小孔により剥離強度が低くなる
ことなく、強固に固定することができ、またシール性を
得ることができる。
【0012】更に、板状基体の他面側を成形する下型に
係止突起を成形するためのピンを設ける必要がないの
で、板状基体の他面側を比較的自由に成形することがで
き、基体他面側に被取付け物に係止するためのクリップ
部を一体に形成することも可能である。
【0013】また、上記第2の発明にかかる面ファスナ
ーは、板状基体の一面側に多数の突条を等間隔ずつ離間
して一体に並設すると共に、各突条の上端部に等間隔ず
つ離間して多数の傘状係止頭部を形成することにより、
基体の一面側に係合部を形成したものである。この場
合、傘状係止頭部が板状基体の一面側に一体に並設され
た多数の突条上に形成されているので、上記第1の発明
と同様に、例えば上型、下型、及び左右スライダーから
なる成形用金型を用いて射出成形することにより、傘状
係止頭部は上型により、突条及び板状基体の一面側は左
右スライダーにより、そして板状基体の他面側は下型に
よりそれぞれ成形することができ、係止突起の傘状係止
頭部を成形するためのピンを下型に形成する必要がない
ので、板状基体に小孔を生じることなく、容易に一体成
形することができる。
【0014】従って、上記第1の発明と同様に、両面テ
ープにより強固に被取付け物に固定することができ、シ
ール性を有し、更に板状基体の他面側にクリップ部を形
成することが可能である。
【0015】また、この第2の発明にかかる面ファスナ
ーは、一のファスナーの突条と他のファスナーの突条と
が互い違いに噛み合った状態で傘状係止頭部同志が係合
し連結するので、突条と直行する方向に対して特に大き
な係止力を発揮し、このため互いに連結した2つの面フ
ァスナーをスライドさせるような方向に大きな負荷がか
かるような用途に対して特に好適に使用される。
【0016】
【実施例】以下、実施例を示し、本発明をより具体的に
説明する。 [第1実施例]図1乃至図4は、第1の発明の一実施例
にかかる面ファスナーを示すものである。この面ファス
ナー1は、四角板状の基体2の一面側に係合部3を形成
すると共に、他面側に被取付け物に係止固定するクリッ
プ部4を形成したもので、合成樹脂により一体成形され
ている。
【0017】上記係合部3は、上記板状基体2の一面側
に、四角柱状突起5の先端部に傘状係止頭部6を形成し
た多数の係止突起7を碁盤目状に突設したもので、上記
各傘状係止頭部6の周縁部には、上記四角柱状突起5の
互いに対向する二側面とそれぞれ連続する2つの型抜き
用切欠き部8,8が形成されており、また上記四角柱状
突起5は、一直線方向(図1,2,4において左右方
向)に隣接する突起間で、リブ9によりその基端部が連
結され、補強されている。
【0018】上記クリップ部4は、上記板状基体2の他
面側に四角筒状のクリップ基体10を一体に突設し、こ
のクリップ基体10の互いに対抗する二外側面中央をコ
字状に切り欠いてスリット11,11を穿設することに
より(図3,4参照)、該スリット11,11に囲まれ
た係止弾性片12,12を形成すると共に、この係止弾
性片12,12の外面側を断面略山形に膨出させて係止
凸部13,13を形成したものである。なお、係止弾性
片12,12はクリップ基体10の基端側が自由端とな
っており、この自由端側に上記係止凸部13,13が形
成されている。
【0019】この面ファスナー1は、同様の構成からな
る他の面ファスナー、又は図5に示したように、係合部
3と同様の係合部を有する面ファスナー1’(面ファス
ナー1’は、クリップ部を有しない以外は同様のファス
ナーである)と互いの係合部を相互に係合させることに
より、それぞれのファスナー1,1’が固定された被取
付け物f,gを互いに連結固定するものである。
【0020】この場合、面ファスナー1,1’を互いの
係合部を当接させて押圧することにより、互いの係止突
起7,7’がそれぞれの係合突起7,7’間に挿入さ
れ、先端部の傘状係止頭部6,6’が相互に係合し合
い、連結固定されるものである。
【0021】ここで、本実施例の面ファスナー1は、そ
のクリップ部10を被取付け物gに形成した固定穴hに
挿入し、係止凸部13,13を固定穴hの裏側周縁部に
係合させて、この係止凸部13,13と板状基体2との
間で固定穴hの周縁部を挟持することにより、被取付け
物gに固定されている(図5参照)。この場合、面ファ
スナー1を固定穴hに固定する際には、クリップ部4を
固定穴hに挿入し、押圧することにより、係止凸部1
3,13が固定穴hの内周面により押圧されて係止弾性
片12,12が内側に撓み、完全にクリップ1を押し込
むと係止弾性片12,12が弾性復帰して係止凸部1
3,13と固定穴hの裏側周縁部とが係合し、両面粘着
テープ等を要することなく、強固に、しかも容易に被取
付け物に固定することができる。なお、クリップ部を有
しない相手方の面ファスナー1’は両面粘着テープ14
を用いて板状基体2’を貼着することにより、被取付け
物fに固定されている。
【0022】また、本実施例の面ファスナー1は板状基
体2に小孔が形成されていないので良好なシール性を有
し、例えば被取付け物fが自動車のフロント又はリアガ
ラスで被取付け物gが自動車のボディーである場合など
に固定穴hを通してボディーgの内側に雨水等を侵入さ
せることがない。
【0023】本実施例の面ファスナー1は、各係止突起
7の傘状係止頭部6の周縁部に、四角柱状突起5の互い
に対向する二側面とそれぞれ連続する2つの型抜き用切
欠き部8,8が形成されているので(図1,3参照)、
射出成形法により比較的容易に一体成形することができ
る。
【0024】即ち、この面ファスナー1を製造する場
合、図6,7に示したように、四角柱状突起5の二側面
を成形する突起部15a及び傘状係止頭部6を成形する
キャビティー15bを有する上型(固定型)15、クリ
ップ部4の内空部を成形する下型16(可動型)、及び
四角柱状突起5の他の二側面,板状基体2,クリップ部
10外周面を成形する左右スライダー17,17の4分
割構成からなる成形用金型を用い、図6に示したように
金型を組んでそのキャビティー18内に樹脂を注入して
射出成形し、図7に示したように金型を分離することに
より成形品1を取り出すものである。
【0025】この場合、傘状係止頭部6に型抜き用切り
欠き部8,8がないと、傘状係止頭部6の下端面がアン
ダーカットとなり、上型15から成形品を抜くことがで
きなくなる。このため上型15の突起部15aに代る突
起又はピンを下型16に設け、これを板状基体2を貫通
させて該基体2の上面側に突出させる必要が生じ、板状
基体2に多数の小孔が生じてしまう。
【0026】このように、本実施例の面ファスナー1
は、クリップ部4により被取付け物fに容易かつ強固に
固定することができ、また板状基体2に小孔を有しない
のでシール性を有し、しかも射出成形により比較的容易
に成形することができるものである。
【0027】[第2実施例]図8乃至図11は、第2の
発明の一実施例にかかる面ファスナーを示すもので、こ
の面ファスナー20は、板状基体2の一面側に多数の突
条21を等間隔ずつ離間して並設すると共に、各突条2
1の上端部に多数の傘状係止頭部22を等間隔ずつ離間
して形成することにより、板状基体2の一面側に係合部
3を形成したものである。
【0028】この面ファスナー20は、同様の構成から
なる他の面ファスナー、又は図12に示したように、係
合部3と同様の係合部を有する面ファスナー20’(面
ファスナー20’は、クリップ部を有しない以外は同様
のファスナーである)と互いの係合部を相互に係合させ
ることにより、それぞれのファスナー20,20’が固
定された取付け物f,gを互いに連結固定するものであ
る。
【0029】この場合、図12に示されているように、
面ファスナー20,20’を互いの係合部を当接させて
押圧することにより、互いの突条21,21’が互い違
いに噛み合い、それぞれの傘状係止頭部22,22’が
相互に係合し合って、連結固定されるものである。この
ように、一方のファスナー2の突条21と他方のファス
ナー20’の突条21’とが互い違いに噛み合った状態
で傘状係止頭部22,22’が係合し連結するので、突
条21,21’と直交する方向(図12中前後方向)に
対して特に大きな係止力を発揮し、このため互いに連結
した2つの面ファスナー20,20’をスライドさせる
ような方向に大きな負荷がかかるような用途に対して特
に好適に使用されるものである。なお、その他の構成及
び作用効果は、上記第1実施例の面ファスナー1と同様
であるので、同一部分に同一の参照符号を付して、その
説明を省略する。
【0030】また、この面ファスナー20は、傘状係止
頭部22が板状基体2の一面側に並設された多数の突条
21上に形成されているので、上記第1実施例の面ファ
スナー1と同様に、射出成形法により比較的容易に一体
成形することができる。
【0031】即ち、この面ファスナー20を製造する場
合、図13,14に示したように、傘状係止頭部22を
成形する上型(固定型)23、クリップ部4の内空部を
成形する下型24(可動型)、及び突条21,クリップ
部10外周面を成形する左右スライダー25,25の4
分割構成からなる成形用金型を用い、図13に示したよ
うに金型を組んでそのキャビティー26内に樹脂を注入
して射出成形し、図14に示したように金型を分離する
ことにより成形品20を取り出すものである。
【0032】この場合、傘状係止頭部22が突条21で
はなく、柱状突起の先端部に形成されていると、この柱
状突起を形成するために突起又はピンを下型24に設
け、これを板状基体2を貫通させて該基体2の上面側に
突出させる必要が生じ、板状基体2に多数の小孔が生じ
ることとなり、またこの柱状突起を上型23で成形する
と、傘状係止頭部22の下端面がアンダーカットとな
り、上型23から成形品20を抜くことができなくな
る。
【0033】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではない。例
えばクリップ部4は必ずしも必須ではなく、これを省略
して図5,12に示した面ファスナー1’20’のよう
に板状基体2の一面側に係合部3を形成したのみの面フ
ァスナーとしてもよく、この場合でも板状基体2に小孔
を生じることなく成形することができるので、シール性
を有し、更に両面粘着テープの剥離強度を低下させるこ
となく、被取付け物に強固に固定することができる。ま
た、板状基体2の形状、係止突起7や突条21の数、ク
リップ部4の構成等は適宜変更することができ、その他
の構成についても本発明の要旨を逸脱しないかぎり、種
々変更することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の面ファス
ナーによれば、板状基体に小孔を生じることなく、射出
成形によって一体成形することができ、このため両面粘
着テープとの間に良好な剥離強度を得ることができ、ま
た成形時に金型に多数のピンを設ける必要がなく、基体
の他面側にクリップ部等を自由に形成することができ、
しかもシール性を得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施例にかかる面ファスナーを
示す平面図である。
【図2】同面ファスナーを示す正面図である。
【図3】同面ファスナーを示す側面図である。
【図4】同面ファスナーを示す図1のA−A線に沿った
断面図である。
【図5】同面ファスナーの使用状態を示す概略図であ
る。
【図6】同面ファスナーを成形する金型を示す概略断面
図である。
【図7】同面ファスナーを成形した状態を示す概略断面
図である。
【図8】第2の発明の一実施例にかかる面ファスナーを
示す平面図である。
【図9】同面ファスナーを示す正面図である。
【図10】同面ファスナーを示す側面図である。
【図11】同面ファスナーを示す図8のB−B線に沿っ
た断面図である。
【図12】同面ファスナー使用状態を示す概略図であ
る。
【図13】同面ファスナーを成形する金型を示す概略断
面図である。
【図14】同面ファスナーを成形した状態を示す概略断
面図である。
【図15】従来の面ファスナーを示す部分斜視図であ
る。
【符号の説明】
1,1’,20,20’ 面ファスナー 2 板状基体 3 係合部 4 クリップ部 5 四角柱状突起 6,22 傘状係止頭部 7 係止突起 8 型抜き用切欠き部 21 突条 g,f 被取付け物

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状基体の一面側に多数の傘状係止頭部
    を有する係合部を形成した一のファスナーと、同様の係
    合部を有する他のファスナーとを互いの係合部の傘状係
    止頭部を相互に係合させることにより、係合連結するよ
    うに構成した面ファスナーにおいて、上記板状基体の一
    面側に、四角柱状突起の先端部に傘状係止頭部を形成し
    てなる多数の係止突起を碁盤目状に一体に突設すると共
    に、各係止頭部の周縁部に上記四角柱状突起の互いに対
    向する二側面とそれぞれ連続する2つの型抜き用切欠き
    部を形成して、上記板状基体の一面側に係合部を形成し
    てなることを特徴とする面ファスナー。
  2. 【請求項2】 板状基体の一面側に多数の傘状係止頭部
    を有する係合部を形成した一のファスナーと、同様の係
    合部を有する他のファスナーとを互いの係合部の傘状係
    止頭部を相互に係合させることにより、係合連結するよ
    うに構成した面ファスナーにおいて、上記板状基体の一
    面側に多数の突条を等間隔ずつ離間して一体に並設する
    と共に、各突条の上端部に多数の傘状係止頭部を等間隔
    ずつ離間して形成し、上記板状基体の一面側に係合部を
    形成してなることを特徴とする面ファスナー。
  3. 【請求項3】 板状基体の他面側に被取付け物に係止す
    るクリップ部を一体に形成した請求項1又は2記載の面
    ファスナー。
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