JPH06136633A - 織機の緯糸挿入装置とこのような装置を有する織機 - Google Patents

織機の緯糸挿入装置とこのような装置を有する織機

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JPH06136633A
JPH06136633A JP4111739A JP11173992A JPH06136633A JP H06136633 A JPH06136633 A JP H06136633A JP 4111739 A JP4111739 A JP 4111739A JP 11173992 A JP11173992 A JP 11173992A JP H06136633 A JPH06136633 A JP H06136633A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、織り込まれる緯糸の種類とは全
く関係なく、既知の装置に比較して、一定でかつより小
さい糸の超過長さを要し、より少ない吹出しあるいは吸
引空気量を必要とする糸保持装置を有する織機の緯糸挿
入装置を提供することである。 【構成】 経糸開口の緯糸挿入側に糸把持体(11)
を、その開口の外側に糸保持体(13)とを有するエア
ジェットによる緯糸挿入装置において、前記糸保持装置
(13)が糸把持間隙(24)と吹出しまたは吸引用の
ノズル(18)を提供し、それによって、開口(6)内
に残されている緯糸(4)の端(4”)が糸把持間隙
(24)に吹き込みまたは吸引されることを特徴とする
ものである。 【効果】 この緯糸挿入装置は、空気の吹出しまたは吸
引の時間が少なくて、空気の消費量と糸の浪費量とを縮
小することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、織機の開口に緯糸を
挿入する装置、特に、特許請求の範囲の請求項1の前段
に係る、すなわち、開口への緯糸挿入側の糸把持装置と
出口側の糸保持装置を有するエアジェットによる織機の
緯糸挿入装置に関するものであり、かつ、このような緯
糸挿入装置を有する織機に関するものである。詳しく
は、開口内に予め決定された長さの緯糸を挿入後に、緯
糸挿入側に緯糸を制動するための糸把持体と、緯糸の出
て来る開口側の領域でリードと一緒にスレーに固定され
た、緯糸の挿入が完成した後に緯糸の端を取り上げるた
めの糸保持装置とを有する、リードに形付けられた緯糸
挿入溝を有するエアジット式織機に係るものである。
【0002】
【従来の技術】スイス特許第651861号は、緯糸が
出て来る開口側で、糸の走行方向に対して横断する方向
に作用し、緯糸の端を偏向させ、それによって緯糸を伸
ばし、続く緯打ちそして開口の変化まで緯糸を保持する
ために、混合管内を指向し、スレーに固定された吹出し
ノズルを提供する糸保持装置を開示している。それによ
って、開口内への緯糸のはね返えりが避けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの吹出しおよび
/または吸引ノズル、ーまた引き伸ばし用または把持用
ノズルとしても知られているーの欠点は、特に、相当大
量の糸の浪費と同様の大量の空気の消費である。
【0004】大量に空気を消費することの理由は、比較
的に長い保持時間にある。すなわち、緯糸が織り込ま
れ、もはや開口内にはね返えらないようになるまで、空
気の流れを維持するための長い時間の吹出しや吸引であ
る。比較的大量の緯糸の浪費は、空気の流れにさらされ
る糸の表面によって基本的に決定される、緯糸を充分に
強く引っ張る高い圧力または低い圧力の流れにより起こ
る必要性から生じるものである。すなわち、糸の表面が
平滑なものであればある程、また相対的に細ければ細い
程、通常、より超過する長さの糸および/または空気圧
力が選ばれなければならない。
【0005】この発明によって解決されるべき課題は、
その時に織られる緯糸の種類とは全く関係無く、既知の
装置に比較して、必要な糸の超過長さが一定でより小さ
く、そして、必要な吹出しあるいは吸引空気がより少な
い糸保持装置を創作することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するために、特許請求の範囲の請求項1の特徴部
分、すなわち、出口側の糸保持装置が、糸把持間隙と吹
出しまたは吸引用ノズルとを提供し、それによって、開
口内に残されている緯糸の端が糸把持間隙に吹込まれま
たは吸引されることを特徴とする織機の緯糸挿入装置を
提供するものである。
【0007】従属項に記載の発明は、この発明の特に有
利な改良、発展に関するものであり、例えば、糸保持装
置の楔形糸把持間隙の配置が、基本的に、緯糸の飛走路
の方向に平行であること、あるいは、前記把持間隙を一
緒に形成するために互いに向き合う2個の把持部品の外
形を有する少なくとも一方が固定で他方が可動の把持部
によって糸把持間隙を形成することに関するものであ
る。また、可動把持部は、作動機構によって糸保持位置
から糸解放位置に動かされることができ、この動きの際
に、把持間隙を形成する縁は離れるように動かされる。
この作動機構は、織物の前縁に対するリードによる緯糸
のおさ打ちすなわち緯打ちの後に、スレーの戻りの前の
正確なタイミングで緯糸を解放するために最後に作動さ
れる。
【0008】この作動機構は、その中に、ダイアフラム
を介する圧力空気によって動かされ、可動把持部を指向
する一端を持つピストンを有するスレー上のハウジング
からなっている。
【0009】他の作動機構の実施例は、固定または可動
把持部が、例えば、リードが緯糸を緯打ちする運動の際
に、糸把持間隙を広げ、緯糸の端を解放するカムやロー
ラからなっている。糸把持間隙を形成する糸把持部とエ
アジェットを発生する吹出しまたは吸引ノズルとは、緯
糸の通路(飛走路)側に配置され、一方、把持間隙を形
成する把持部はリードの緯打ち平面に実質的に整列して
配置されるのが好ましく、そして、ノズルの開口は次の
織りに配列される。また、逆に、ノズル開口がリードの
緯打ち平面に実質的に整列して配置され、把持間隙を形
成する把持部が次の織りに配置される。
【0010】最初、ノズルの吹出しまたは吸引の時間と
圧力は、糸の種類または緯糸の色系列にしたがって、織
機の操作において自動的に調節されることができる。多
色織機の場合には、この調節は色の選択と色の制御ユニ
ットの手段によって行われるのが好ましい。開口の緯糸
の出て来る側に、この緯糸挿入装置は、基本的に2個の
把持部と1個のノズルとからなる、緯糸の端を取り上
げ、それを解放する糸保持装置を提供するものである。
一方の把持部が固定で、他方の把持部が可動で、それら
が共に楔形の把持間隙を形成するのが好ましい。吹出し
または吸引ノズルは、緯糸の挿入が終了した時に、緯糸
の端を把持間隙内に吹き込みまたは吸引する。
【0011】吹出しノズルからの圧力下のエアの推進力
または吸引ノズルに吸引されるエアの推進力によって、
把持間隙に吹き込まれまたは吸引される緯糸の端に関し
て、緯糸の端は、糸挿入側に固着されている糸把持体に
よる制動で構築される、緯糸における緊張力が効果的に
なるや否や、把持または楔止めされるものである。可動
把持部に作用する作動機構は、織物への緯糸の緯打ちの
際またはその後で、緯糸の端を解放する。この緯糸挿入
装置は、空気の消費と糸の浪費において、相当の縮小を
可能ならしめる。
【0012】この発明は、把持部とその部分を有する緯
糸挿入装置を略図的に示す図面の助けを借りて以下に詳
細に説明される。示される例は吹出しノズルを有する糸
保持装置に関して言及されているが、この技術分野の専
門家にとって、緯糸の端が吸引ノズルによって把持間隙
に吸引されてもよいことは本来明らかであり、どのよう
な技術的および構造的測定がこの種の発明の具体例の場
合になされなければならないかということも明らかであ
る。
【0013】
【実施例】図1には、経糸2,3と緯糸4,4′ととも
に織物1の走路が示されている。緯糸挿入装置は、開口
6に緯糸4を導入するための緯糸挿入用ノズル5と、導
入の際の緯糸のため、また、挿入後に織物の前縁に緯糸
を緯打ちするための案内溝を形成するように形付けられ
た多数のリード歯8を有するリード7と、そして、挿入
の終りに緯糸を制動するための位置付け部材12を有す
る糸把持体(ヤーンストッパー)11と、さらに、緯糸
挿入の完了後に緯糸を固定するための、この発明による
糸保持装置13とからなっている。緯糸の挿入は、例え
ば、メインノズル5と、図示されていない、できるなら
ば開口の幅を横切って配置される追加の補助ノズルによ
って実施される。糸保持装置13は、図示されていない
手段によって、取り外しできるかまたはリード7の長さ
方向に移動できるようにスレー7′に取り付けられてい
る。
【0014】糸保持装置13は、基本的には、リード歯
の溝9に連続する溝部15を提供する支持体14からな
っている。さらに、支持体14には、固定把持部16、
可動把持部17、圧力空気連結管19を有する吹出しノ
ズル18と、そして、圧力空気連結管21を有する作動
機構20とが存在する。固定把持部16の底縁22と可
動把持部17の頂縁23とは一緒になって楔形の把持間
隔24を形成している。固定用のねじ26を弛めて長方
形の穴25を介して固定把持部16を移動することによ
り、その底縁22の位置は下側の可動把持部の頂縁23
に対して変えられることができ、それによって、異なっ
た番手、すなわち異なった太さの糸を受入れるための設
定をすることができる。一点鎖線で示される下側の可動
把持部17′の位置は、その開放位置を表している。
【0015】図1には、ヤーンストッパーである糸把持
体11が閉鎖位置にある、緯糸挿入の完了した場合が示
されている。吹出しノズル18は、その短い吹出し推進
力によって緯糸の端4″をその飛走路から偏向させ、そ
れを把持間隔24の中へ吹き込んでいる。この緯糸挿入
の最終段階において、開口の挿入側に配置された糸把持
体11により緯糸が制動され、緯糸は伸長され、把持さ
れる。この把持から糸がはね返えることができる前に、
前述のように、この糸の端4″は吹出しノズル18によ
って把持間隔24の中に偏向され、そこで固定されなけ
ればならない。既に、引き戻しの最初の段階で、糸把持
体11により把持され、伸長された糸がまだ開いている
開口の中にはね返えることができる前に、糸の端4″は
把持すなわち楔止めされなければならない。糸の端4″
を偏向させるための吹出し推進力は、糸把持体11の作
動に対応する一定時間行うのが有利である。
【0016】図2には、緯糸の残っている側の開口の方
向から見る側面として、糸保持装置13の基本的な部分
が示されている。糸保持装置13は織前から後方へ下が
った位置に実線で示され、これは、吹出しノズル18に
よって把持間隔24に緯糸の端4″が偏向している場合
である。作動機構20は後退した非作動位置にある。
【0017】作動機構20は、一点鎖線によって緯打ち
位置にある状態が示されている。経糸2、3は開口装
置、すなわち綜絖枠など(図示しない)によって交錯
し、矢印Bの方向に動かされる作動機構20によって、
下側の可動把持部17が緯糸の端4″を解放する開放位
置17′に動かされる。この緯打ち位置においては、経
糸の交錯によって、今や緯糸4′はその伸長状態で充分
に固定されるので、緯糸の端4″の解放を行うことがで
きる。スレーに取り付けられた糸保持装置13ととも
に、今やスレー7′は織前から話された最初の位置に戻
り、一方作動機構20は矢印Cの方向に動かされ、スプ
リングで不勢されまたは弾性のある下側の可動把持部1
7は支持体14の糸取上げ位置に戻る。かくして、次の
緯糸を杷持することができる。
【0018】図3には、方向Aから観察される図2の糸
保持装置13の部分が示されている。特に、一方では、
糸保持装置として重要である固定杷持部16と可動把持
部17および糸保持装置13の吹出しノズル18、そし
て他方では、作動機構20のそれぞれに対する位置が示
されている。
【0019】図4には、作動機構20の基本的部分とと
もに、図3の糸保持装置13の線IV−IVに沿う断面が示
されている。これらは小径のシャンク部分27と大径の
頭部28とを有するピストン20′からなっている。ピ
ストン20′は支持体14の対応する孔29、30内を
軸方向に移動できるように案内されるものである。ピス
トン20′の小径の端部は可動把持部17に指向し、そ
の大径部はダイアフラム31に指向している。ダイアフ
ラム31はプレート32とともに支持体14に取り付け
られている。ピストン20′の中心線33に整列して、
プレート32の中心には圧力空気連結管21が連結さ
れ、その出口34はダイアフラム31によって制限され
ている空間内に開口している。ピストン20′の頭部2
8とダイアフラム31の間の領域で、支持体14には円
錐形凹部35が設けられている。
【0020】作動機構20の作用は次のようである。緯
糸が開口に挿入され、糸の端が糸保持装置13によって
捕捉され、緯糸が織物の前縁にリードによって緯打ちさ
れ、同時に上側と下側の経糸が交錯し、ダイアフラム3
1が矢印Pによって示されるような圧力空気連結管21
を経る圧力空気によって作動される。円錐形凹部35に
対するダイアフラム31の移動によって、ピストン2
0′はその軸方向に移動し、そのシャンク部の端は可動
把持部17を押圧する。糸保持装置13の把持間隔24
は、それによって開けられ、すなわち広げられ、図2の
一点鎖線に示されるように糸の端4″を解放する。
【0021】図5には、吹出しノズル18と作動機構2
0とが2枚のリード歯8、8の間のそれぞれの歯状バー
に潜っている状態の糸保持装置が線図的に示されてい
る。この種の糸保持装置の実施は、リードの休んでいる
幅が独立的に多くの方法で使用されることができるとい
う利益がある。この解決手段は、リードの適当なピッチ
またはリード歯の厚さ、さらに、ノズル18や作動機構
20の適当な寸法の単なる予測である。図5には、把持
部16、17の位置が一点鎖線で示されている。
【0022】図6および図7には、変形された糸保持装
置40が示され、把持間隔24を形成する把持部41、
42が実質的に糸案内溝9の底面9′と共通の面にあ
り、吹出しノズル43が、糸の端を糸保持装置によって
保持できるような位置に持って来るために、織前から遠
ざかる方向に吹き出すものである。
【0023】上側の固定把持部41は、例えば、シート
状金属部品として製造されることができ、できるだけほ
とんど妨害がなく吹出しノズル43からのエアージェッ
トによって楔状の把持間隔に緯糸の端を偏向させること
ができるように、歯の形に適合するように形付けされる
ことができる。経糸の方向に湾曲したチューブ44を把
持間隔の後にスレー7′に取り付けて配置するのが好ま
しい。このようなチューブ44は切断緯糸を運び去るの
に役立つ。このようなチューブには、ここでは示されな
いが、緯糸監視装置が配置され、例えば、誤った長さの
緯糸や緯糸の切断の際には織機の制御装置に信号を発し
緯糸の長さを偏向させたり、緯糸切断の際には織機を停
止させたりする。図7には、開いた状態にある下側の可
動把持部42′が再び一点鎖線で示されている。
【0024】最後に、図8には、スレー7′に取り付け
られたさらに別の糸保持装置50の変形例が示されてい
る。上述の糸保持装置と異なる点としては、下側の可動
把持部51には、支持部53によってリードに支持され
る枢動軸受52が設けられていることである。スレーか
ら離れた枢動軸受52の側において、把持部にはレバー
54が設けられている。リード7による緯打ちの際に、
このレバー54の延長部はカム55によって偏向され
る。スプリング56は、リードが開いた開口位置に戻る
や否や、支持部53の停止部57に対して把持部51の
戻りを生じさせる。
【0025】図には、ノズルからのエアージェットが緯
糸の飛走路に殆ど平行として、把持間隔は緯糸の飛走路
に実際上平行として、また、各把持部は各緯糸に対して
ほぼ直角であるとして大きく表わされているが、この発
明は、糸保持装置の部品のこの有利な配置に制限される
ものでない。かくして、例えば、ノズルからの吸引や吹
出しジェットばかりでなく、把持間隔や各把持部を緯糸
方向の角度および/または経糸方向の角度に配置するこ
とも考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の糸保持装置の斜視図であ
る。
【図2】図2は2つの異なる作用位置における装置の基
本的な作用部分の側面図である。
【図3】図3は図2の矢印Aの方向から見た図2の要部
正面図である。
【図4】図4は糸保持装置の作動機構を示す図3のIV−
IV線に沿う断面図である。
【図5】図5はリードに対する吹出しノズル、作動機構
および糸保持装置の配置を示す線図である。
【図6】図6はこの発明の変形例を示す糸保持装置の斜
視図である。
【図7】図7は図6のD方向から見た糸保持装置の正面
図である。
【図8】図8はこの発明のさらに他の変形例を示す糸保
持装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 織物の通路 2、3 経糸 4、4′ 緯糸 4″ 緯糸の端 5、5′ 挿入用ノズル(メインノズル) 6 開口 7 リード 7′ スレー 8 リード歯 9 案内溝 10 織物の前縁 11 糸把持体 12 位置付け部材 13、40、50 糸保持装置 14 支持体 15 溝部 16 固定把持部 17 可動把持部 18 吹出しノズル 19、21 連結管 20 作動機構 21′ ピストン 22 底縁 23 頂縁 24 把持間隔 27 シャンク部分 28 頭部 30 孔 31 ダイアフラム 32 フレーム 34 開口 44 チューブ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口(6)への緯糸挿入側の糸把持装置
    (11)と出口側の糸保持装置(13)を有するエアジ
    ェットによる織機の緯糸挿入装置において、出口側の糸
    保持装置(13)が、糸把持間隙(24)と吹出しまた
    は吸引用ノズル(18)とを提供し、それによって、開
    口(6)内に残されている緯糸の端が糸把持間隙(2
    4)に吹込まれまたは吸引されることを特徴とする織機
    の緯糸挿入装置。
  2. 【請求項2】 緯糸保持装置(13)の糸把持間隙(2
    4)が緯糸に対して基本的に平行に整列していることを
    特徴とする請求項1記載の緯糸挿入装置。
  3. 【請求項3】 糸把持間隙(24)が少なくとも1個の
    固定把持部(16)と少なくとも1個の可動把持部(1
    7)によって構成されていることを特徴とする請求項1
    または2のいずれかに記載の緯糸挿入装置。
  4. 【請求項4】 可動把持部(17)に作用し、それを糸
    保持位置から糸解放位置に持って来て再び戻すところの
    作動機構(20)を特徴とする請求項3記載の緯糸挿入
    装置。
  5. 【請求項5】 前記作動機構(20’)がスレー(7)
    に取り付けられた支持体にあけられた孔(29,30,
    35)に挿入され、圧力空気によって動かされるダイア
    フラムが作動機構(20’)の一端に作用し、その作動
    機構の他端が可動把持部(17)に作用することを特徴
    とする緯糸挿入装置。
  6. 【請求項6】 作動機構が、リードの緯打ち運動の際
    に、糸把持間隙(24)を拡大し、緯糸の端(4’)を
    解放するような方法で可動把持部(51,52,54)
    に作用する部品(55)によって構成されていることを
    特徴とする請求項4または請求項5のいずれかに記載の
    緯糸挿入装置。
  7. 【請求項7】 糸保持装置(13)の糸把持間隙(2
    4)とノズル(18)とが緯糸挿入溝(9)側に配置さ
    れ、把持間隙(24)を形成する把持部(16,17)
    がリードの緯打ち平面に実質的に整列して配置され、ノ
    ズル(18)の開口が次の織りの側にその把持間隙から
    距離を置いて配置されていることを特徴とする請求項1
    から6のいずれか一つの項に記載の緯糸挿入装置。
  8. 【請求項8】 糸保持装置(13)の糸把持間隙(2
    4)とノズル(18)とが緯糸挿入溝(9)側に配置さ
    れ、ノズル(18)の開口がリードの緯打ち平面に実質
    的に整列し、把持間隙(24)を形成する把持部(1
    6,17)が次の織りの側にその平面から距離を置いて
    配置されていることを特徴とする請求項1から6のいず
    れか一つの項に記載の緯糸挿入装置。
  9. 【請求項9】 ノズル(18)の圧力、その噴射の時お
    よび噴射時間を自動的に調節することわ特徴とする請求
    項1から6のいずれか一つの項に記載の緯糸挿入装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から9のいずれか一つの項に
    記載された緯糸挿入装置を有する織機。
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