JPH0426463Y2 - - Google Patents

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JPH0426463Y2
JPH0426463Y2 JP1986202292U JP20229286U JPH0426463Y2 JP H0426463 Y2 JPH0426463 Y2 JP H0426463Y2 JP 1986202292 U JP1986202292 U JP 1986202292U JP 20229286 U JP20229286 U JP 20229286U JP H0426463 Y2 JPH0426463 Y2 JP H0426463Y2
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JP
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weft
gripping
tip
suction
suction port
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JP1986202292U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は無杼織機において緯入された緯糸の先
端側の処理を行なう装置に関するものである。
(従来の技術) 緯入れされる緯糸の先端がフリー状態となる無
杼織機では緯入れ終了後の緯糸先端側を捕捉して
適宜の張力を付与する必要があり、そのために捨
耳形成という一般的な手段が採られている。しか
しながら、捨耳形成には高価な捨耳用経糸、その
開口装置、捨耳引き取り装置等が必要となり、大
掛かりな構成が避けられない上、捨耳用経糸の補
給、捨耳用経糸切断時の補修等の織機器操作性及
びコスト的にも不利である。そこで、捨耳形成を
行なうことなく緯糸先端側を捕捉する手段が例え
ば特公昭44−12864号公報、実公昭45−8370号公
報、特開昭59−30939号公報、実開昭61−55084号
公報に開示されている。ところが、これらのうち
前3者における把持手段は吸引力主体であり、緯
糸先端側を捕捉して張力を付与するための吸引把
持力が捨耳形成方式に比して弱くなることは否め
ず、織布品質上問題がある。実開昭61−55084号
公報の把持手段では緯糸先端捕捉用の吸引手段に
加えて機械的把持手段が設置されており、この機
械的把持手段が張力付与を専ら受け持つている。
従つて、把持そのものに関して捨耳形成方式と同
等以上の作用効果が得られる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、機械的把持手段を構成する一対
の把持レバーの先端把持部が吸引口から離れた位
置に設定されているため、吸引手段による緯糸先
端吸引捕捉と把持レバーによる緯糸先端把持との
整合性に信頼性を欠き、緯糸先端部の確実な捕捉
保持を期待することができない。しかも、緯入れ
終了時期付近を除けば前記把持レバーの先端把持
部が揺動する筬の後方に配置されることになり、
そのために筬打ち時に緯糸先端部が前記把持部か
ら外れてしまうおそれがある。従つて、緯糸先端
部の切断が不可能となるばかりか、緯糸の緩みに
よつて織布張力が低下するという問題が生じる。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) そこで本考案では、緯糸案内通路の反緯入れ側
に少なくとも緯入れ終了時の前記緯糸案内通路延
長位置から織前延長位置近傍にわたる吸引口を備
えた吸引手段を設置し、前記吸引手段に吸引され
た緯糸の先端部を前記吸引口の略全域で筬打ち前
に把持する把持手段を設置すると共に、前記把持
手段に把持された緯糸先端部を筬打ち毎に切断す
る切断手段を織前近傍に設置した。
(作用) 即ち、緯入れされた緯糸先端部はまず吸引手段
の吸引口近傍で前記把持手段により機械的に把持
される。この把持状態を維持したまま筬が筬打ち
方向へ移動することにより緯糸が緊張され、筬打
ちされるが、把持手段による緯糸先端部の把持領
域が設定された吸引口の略全域にわたることから
糸外れのおそれがなく、緯糸に対する張力付与が
適正に行われる。そして、前記切断手段により緯
糸先端側が切断分離されると共に、切断分離され
た緯糸先端部が把持手段による機械的把持から開
放されると、前記吸引手段による吸引作用により
吸引除去され、以後、緯入れ毎に緯糸先端部の機
械的把持、筬打ち、切断及び吸引除去が繰り返さ
れる。
(実施例) 以下、本考案を具体化した一実施例を図面に基
づいて説明する。
第1図に示すようにスレイ1上に立設された変
形筬2が反緯入れ側にて一部削除され、窓2aが
形成されている。窓2aよりも反緯入れ側にてス
レイ1前面の取付溝1aには光電式緯糸検出器3
が設置されており、図示しない緯入れ用メインノ
ズル及び取付溝1aに設置された補助ノズルから
の噴射流体により変形筬2前面の緯糸案内通路S
内を飛走案内される緯糸Yの有無が検出されるよ
うになつている。
変形筬2の側方には略L字状の把持フレーム4
が機台サイドフレーム等の固定部に固設されてお
り、第1,2図よりもさらに後側の変形筬2の最
後退位置から最前進位置にわたつて設定された把
持フレーム4の水平部の内側には同様に略L字状
の可動把持部材5が上下にスライド可能に嵌め合
わされている。可動把持部材5は把持フレーム4
下部のガイドリング4aにて案内され、その下端
には水平バー6が止着されている。把持フレーム
4下端部の側方には機台回転に同期して回転する
カム7が設けられており、水平バー6の一端部に
取付けられたカムフオロア6aが水平バー6の他
端部にばね力調整可能に取付けられた引張ばね8
によりカム7のカム面上に押接されている。従つ
て、カム7の回転に応じて可動把持部材5が把持
フレーム4の下端面と接離可能に上下動する。
把持フレーム4の水平部後面には吸引ホツパ9
が止着されており、吸引ホツパ9に接続された吸
引ホース10には排出ホース11がトランスベク
タ12を介して接続されていると共に、トランス
ベクタ12には電磁バルブ13が接続されてい
る。電磁バルブ13は図示しない圧縮空気供給タ
ンクに接続されており、トランスベクタ12へ圧
縮空気供給を制御する。これにより変形筬2の最
後退位置における緯糸案内通路Sの延長領域から
最前進位置にわたる吸引ホツパ9の吸引口9aに
は吸引空気流が生じる。
変形筬2の窓2aと対応する織布Wの端縁近傍
において織前W1の側方には固定刃14及び可動
刃15からなるカツターが設置されており、可動
刃15が電磁ソレノイド16により駆動されるよ
うになつている。固定刃14を支持する固定軸1
7上にて可動刃15の側方にはカツターガイド1
8が取付けられており、カツターガイド18の中
間部上縁には位置規制溝18aが形成されてい
る。
なお、第2〜4図に示す19はテンプル装置で
ある。
さて、緯糸案内通路S内へ射出緯入れされた緯
糸Yの緯入れが終了すると、第2図に示すように
緯糸Yの先端部が把持フレーム4と可動把持部材
5との間に入り込む。変形筬2が織前W1に到達
する直前、即ち略経糸閉口時期に把持フレーム4
と可動把持部材5とが接合し、緯糸Yの先端部が
圧接把持される。そして、第3図に示すように緯
糸Y先端部が把持フレーム4と可動把持部材5と
の間に把持された状態で緯糸Yが筬打ちされ、固
定刃14、下動刃15及びカツターガイド18は
窓2a内に入り込む。この把持力は引張ばね8の
ばね作用に左右されるものであり、この引張ばね
8のばね力を適宜設定することにより緯糸Yが筬
打ち動作に際して適宜の張力を付与され、切断す
ることなくこのまま筬打ちされる。又、把持部が
最後退位置の緯糸案内通路Sの延長領域から織前
W1の延長領域にわたるため、把持部からの糸外
れもない。筬打ちと共に緯糸Yがカツターガイド
18の位置規制溝18a内に入り込み、固定刃1
4及び可動刃15と直交する。第4図に示すよう
に筬打ち直後に電磁ソレノイド16が励磁され、
緯糸Yが上下経糸に把持された状態で切断され
る。緯糸Yが適宜の張力を付与され、かつカツタ
ーと直交しているため、この切断は円滑に行われ
る。この後、電磁ソレノイド16が励磁されて吸
引ホツパ9の吸引口9aに吸引空気流が生じると
共に、可動把持部材5が下動し、切断分離された
緯糸先端部Y1が把持フレーム4と可動把持部材
5との把持作用から解放される。これにより切断
分離された緯糸先端部Y1が吸引ホース10へ吸
引され、排出ホース11から所定の場所へ排出さ
れる。
以後、同様の緯入れ、把持、筬打ち、切断及び
吸引除去が機台1回毎に繰り返され、引張ばね8
のばね力あるいは緯糸先端部の把持タイミングを
適宜調整しておくことにより織布Wの端部が適度
の締まり具合でもつて形成される。又、切断分離
された緯糸先端部Y1は機台1回転毎に1本ずつ
吸引除去されるため、そのための吸引力を弱く、
かつ吸引期間を短くすることができ、エネルギー
消費量の低減化が可能である。
本考案は勿論前記実施例にのみ限定されるもの
ではなく、例えば切断手段として電磁ソレノイド
駆動の代わりにカム駆動としたり、吸引口9aを
緯入れ終了後の緯糸案内通路S位置の延長領域か
ら織前W1の延長領域付近にかけて設定したり、
前記実施例における電磁バルブ13を省略して吸
引口9aに吸引空気流を常時生起しておくように
してもよい。吸引口9aに吸引空気流を常時生起
しておけば把持部における緯糸先端部の姿勢が緯
入れ毎に一定し、緯糸先端部の把持が安定する。
なお、吸引装置としては圧縮空気供給装置の代わ
りにブロアを用いてもよい。又、前記実施例にお
ける可動把持部材5の上下動を電磁ソレノイドで
制御したり、把持性能向上のために可動把持部材
5の把持部あるいは把持フレーム4の把持部を粗
面に形成したり、フエルトを張りつけたりしても
よい。
考案の効果 以上詳述したように本考案では、少なくとも緯
入れ終了時の緯糸案内通路延長位置から織前延長
位置付近にわたる吸引口を備えた吸引手段に吸引
された緯糸の先端部を把持手段により前記吸引口
の略全域で筬打ち前に把持し得るので糸外れのお
それがないとともに、該緯糸の先端部は切断手段
により前記筬打ち時期毎に切断されるので、高価
な捨耳装置を用いることなく捨耳装置使用の場合
と同様に緯入れされた緯糸先端部を適切に把持し
て良好な布端形成を行い得るという優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案を具体化して一実施例を示し、第
1図は要部斜視図、第2〜4図はいずれも作用を
説明する一部破断平面図である。 把持手段を構成する把持フレーム4、同じく可
動把持部材5、吸引口9a、切断手段を構成する
固定刃14、同じく可動刃15、緯糸案内通路
S、緯糸Y。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 緯糸案内通路の反緯入れ側に少なくとも緯入れ
    終了時の前記緯糸案内通路延長位置から織前延長
    位置付近にわたる吸引口を備えた吸引手段を設置
    し、前記吸引手段に吸引された緯糸の先端部を前
    記吸引口の略全域で筬打ち前に把持する手段を設
    置すると共に、前記把持手段に把持された緯糸先
    端部を筬打ち毎に切断する切断手段を織前近傍に
    設置した無杼織機における緯糸端処理装置。
JP1986202292U 1986-12-24 1986-12-24 Expired JPH0426463Y2 (ja)

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JPS63102787U JPS63102787U (ja) 1988-07-04
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS458370Y1 (ja) * 1965-12-11 1970-04-20
JPS5212375A (en) * 1975-07-21 1977-01-29 Jiyuntarou Ishihara Device for processing strain of woof end in fragment loom
JPS6155084B2 (ja) * 1983-01-18 1986-11-26 Kuroda Denki Kk

Family Cites Families (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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