JPS6220464Y2 - - Google Patents
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- JPS6220464Y2 JPS6220464Y2 JP1982068762U JP6876282U JPS6220464Y2 JP S6220464 Y2 JPS6220464 Y2 JP S6220464Y2 JP 1982068762 U JP1982068762 U JP 1982068762U JP 6876282 U JP6876282 U JP 6876282U JP S6220464 Y2 JPS6220464 Y2 JP S6220464Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案はジエツトルームにおける緯入れ装置に
関し、特に、緯糸の異常張力を防止する緯入れ装
置に関するものである。
関し、特に、緯糸の異常張力を防止する緯入れ装
置に関するものである。
第1図は本考案を適用しうるジエツトルームの
従来の緯入れ装置の代表例を示す概略平面図であ
つて、緯糸供給部即ち給糸1からの緯糸Wはテン
サー2を経て測長装置3に送られ、例えば実開昭
56−39486号公報に開示されたような周知の構造
のものでよい前記測長装置により周知の方法で測
長された後、緯糸プール用の空気ノズル4、緯糸
プールパイプ5、緯糸ガイド6及びグリツパー7
を経て緯糸飛走用の空気ノズル8に至る。また、
該空気ノズル8は〓9を支持したスレー10上に
緯入れ方向に整列して配設されており、前記測長
装置3により測長された緯糸Wは、緯入れ時に、
空気ノズル8に連通した空気源(図示しない)か
らの空気流に乗つて、図示しない地経糸用及び捨
耳経糸用綜絖枠によつて形成された地経糸11及
び捨耳経糸12の開口に挿通される。なお、図示
しないが、スレー10には〓9に並行して多数の
公知の緯糸ガイド部材及び適数の補助空気ノズル
を配設するのが普通である。
従来の緯入れ装置の代表例を示す概略平面図であ
つて、緯糸供給部即ち給糸1からの緯糸Wはテン
サー2を経て測長装置3に送られ、例えば実開昭
56−39486号公報に開示されたような周知の構造
のものでよい前記測長装置により周知の方法で測
長された後、緯糸プール用の空気ノズル4、緯糸
プールパイプ5、緯糸ガイド6及びグリツパー7
を経て緯糸飛走用の空気ノズル8に至る。また、
該空気ノズル8は〓9を支持したスレー10上に
緯入れ方向に整列して配設されており、前記測長
装置3により測長された緯糸Wは、緯入れ時に、
空気ノズル8に連通した空気源(図示しない)か
らの空気流に乗つて、図示しない地経糸用及び捨
耳経糸用綜絖枠によつて形成された地経糸11及
び捨耳経糸12の開口に挿通される。なお、図示
しないが、スレー10には〓9に並行して多数の
公知の緯糸ガイド部材及び適数の補助空気ノズル
を配設するのが普通である。
かかる緯入れ装置において、空気ノズル8は第
2図に示すように、グリツパー7(第1図)から
の緯糸を通す糸導孔8aと、緯入れ方向に関して
該糸導孔8aの上流側に配設される糸導孔開口部
8bとを備えている。この糸導孔開口部8bは糸
導孔8aよりもテーパ状に広く開口しており、空
気源に連通するポート8cからの空気供給に伴な
う緯入れ中の糸導孔開口部8bの空気吸引特性を
良くして緯糸の走行抵抗を緩和すると共に、糸導
孔8aへの糸通し作業を容易化している。また、
グリツパー7が位置固定であるのに対し、スレー
10に装着された空気ノズル8は前後に揺動する
ので、該前後動により或は緯糸の運動により緯糸
が糸導孔開口部8bに接触することに由来するそ
の摩耗を防止するために、糸導孔開口部8bにク
ロムメツキ処理を施したり、セラミツクガイドを
装着したりしていた。しかし、緯糸は実際には糸
導孔8aにも接触するため、該糸導孔8aに摩耗
による溝が発生し、この摩耗溝に緯糸が引掛つて
毛羽や糸切れが発生したり、フイラメント糸の場
合には割れが発生したりする結果になる。かかる
糸導孔8aの摩耗を防止するため、糸導孔自体を
セラミツクで形成した先行技術もあるが、このよ
うな解決法ではノズルの製作が難しいだけでな
く、非常にコスト高になつてしまう欠点がある。
2図に示すように、グリツパー7(第1図)から
の緯糸を通す糸導孔8aと、緯入れ方向に関して
該糸導孔8aの上流側に配設される糸導孔開口部
8bとを備えている。この糸導孔開口部8bは糸
導孔8aよりもテーパ状に広く開口しており、空
気源に連通するポート8cからの空気供給に伴な
う緯入れ中の糸導孔開口部8bの空気吸引特性を
良くして緯糸の走行抵抗を緩和すると共に、糸導
孔8aへの糸通し作業を容易化している。また、
グリツパー7が位置固定であるのに対し、スレー
10に装着された空気ノズル8は前後に揺動する
ので、該前後動により或は緯糸の運動により緯糸
が糸導孔開口部8bに接触することに由来するそ
の摩耗を防止するために、糸導孔開口部8bにク
ロムメツキ処理を施したり、セラミツクガイドを
装着したりしていた。しかし、緯糸は実際には糸
導孔8aにも接触するため、該糸導孔8aに摩耗
による溝が発生し、この摩耗溝に緯糸が引掛つて
毛羽や糸切れが発生したり、フイラメント糸の場
合には割れが発生したりする結果になる。かかる
糸導孔8aの摩耗を防止するため、糸導孔自体を
セラミツクで形成した先行技術もあるが、このよ
うな解決法ではノズルの製作が難しいだけでな
く、非常にコスト高になつてしまう欠点がある。
本願の同一の出願人は、上記欠点を解消しうる
考案を昭和57年5月10日に実用新案登録出願した
(考案の名称「ジエツトルームにおける緯入れ装
置)。この先行出願の考案による緯入れ装置は、
〓を支持した揺動スレーに緯入れ方向に整列して
配設され、空気流による緯入れのために空気源に
連通される空気ノズルと、緯入れ方向に関して該
空気ノズルの上流側に前記空気ノズルに同期して
揺動可能に配設される緯糸ガイドとを備え、前記
緯糸ガイドの緯糸通孔は前記空気ノズルの糸導孔
及び糸導孔開口部に整列すると共に前記糸導孔の
摩耗を実質的に軽減しうる大きさに相対的に選定
されていることを特徴とするものであつて、前記
のような欠点を招来することなく糸導孔の摩耗を
実質的に防止し、しかも糸導孔開口部の空気吸引
特性を維持することを可能にしている。
考案を昭和57年5月10日に実用新案登録出願した
(考案の名称「ジエツトルームにおける緯入れ装
置)。この先行出願の考案による緯入れ装置は、
〓を支持した揺動スレーに緯入れ方向に整列して
配設され、空気流による緯入れのために空気源に
連通される空気ノズルと、緯入れ方向に関して該
空気ノズルの上流側に前記空気ノズルに同期して
揺動可能に配設される緯糸ガイドとを備え、前記
緯糸ガイドの緯糸通孔は前記空気ノズルの糸導孔
及び糸導孔開口部に整列すると共に前記糸導孔の
摩耗を実質的に軽減しうる大きさに相対的に選定
されていることを特徴とするものであつて、前記
のような欠点を招来することなく糸導孔の摩耗を
実質的に防止し、しかも糸導孔開口部の空気吸引
特性を維持することを可能にしている。
しかし、エアージエツトルームでは、よく知ら
れているように、織布中央部における緯糸張力が
適正であつても織布端部、特に、機械的に把持さ
れることのない反緯入れ側の織布端での緯糸張力
が低くなる傾向があり、過小張力になると織布組
織が崩れ易くなり、また組織が崩れなくても、後
工程の染色などにおいて染斑が発生する。更に、
第1図から分かるように、スレー10が織前16
側へ揺動して〓9による〓打ちが行なわれる際、
緯入れ側の糸端はグリツパー7により把持されて
おり、しかもスレー10の前記揺動に伴つて空気
ノズル8も仮想線で示す前方位置へ下方に揺動す
るので、糸経路が長くなり、〓打ち時に緯糸に過
大張力がかかり、織縁が下方に垂れたり、〓打ち
に続いて緯糸を空気ノズルの緯糸出口側でカツト
した時に空気ノズル側の切断端がはね返り、空気
ノズルから反緯入れ方向に飛び出てしまうといつ
た現象が生じる。
れているように、織布中央部における緯糸張力が
適正であつても織布端部、特に、機械的に把持さ
れることのない反緯入れ側の織布端での緯糸張力
が低くなる傾向があり、過小張力になると織布組
織が崩れ易くなり、また組織が崩れなくても、後
工程の染色などにおいて染斑が発生する。更に、
第1図から分かるように、スレー10が織前16
側へ揺動して〓9による〓打ちが行なわれる際、
緯入れ側の糸端はグリツパー7により把持されて
おり、しかもスレー10の前記揺動に伴つて空気
ノズル8も仮想線で示す前方位置へ下方に揺動す
るので、糸経路が長くなり、〓打ち時に緯糸に過
大張力がかかり、織縁が下方に垂れたり、〓打ち
に続いて緯糸を空気ノズルの緯糸出口側でカツト
した時に空気ノズル側の切断端がはね返り、空気
ノズルから反緯入れ方向に飛び出てしまうといつ
た現象が生じる。
従つて、本考案の主な目的な、織布端部側の緯
糸の過小張力と〓打ち時の緯糸の過大張力とを防
止できる緯入れ装置を提供することである。
糸の過小張力と〓打ち時の緯糸の過大張力とを防
止できる緯入れ装置を提供することである。
この目的を達成するため、本考案による緯入れ
装置は、〓を支持した揺動スレーに緯入れ方向に
整列して配設され、空気流による緯入れのために
空気源に連通される空気ノズルと、緯入れ方向に
関して該空気ノズルの上流側において、該空気ノ
ズルの糸導孔及び糸導孔開口部に整列する整列位
置と非整列位置との間を可動に配設される緯糸ガ
イドと、該緯糸ガイドを前記整列位置及び非整列
位置の間に駆動する駆動機構とを備え、前記駆動
機構は〓打ち前の所定時期に前記緯糸ガイドを整
列位置から非整列位置に駆動し、〓打ち時に整列
位置に復帰させることを特徴とするものである。
また、緯糸ガイドとして、前記先行出願の緯入れ
装置において使用されている緯糸ガイドを利用す
ることによつて、糸導孔開口部の空気吸引特性を
維持しながら糸導孔の摩耗を実質的に防止するこ
ともできる。
装置は、〓を支持した揺動スレーに緯入れ方向に
整列して配設され、空気流による緯入れのために
空気源に連通される空気ノズルと、緯入れ方向に
関して該空気ノズルの上流側において、該空気ノ
ズルの糸導孔及び糸導孔開口部に整列する整列位
置と非整列位置との間を可動に配設される緯糸ガ
イドと、該緯糸ガイドを前記整列位置及び非整列
位置の間に駆動する駆動機構とを備え、前記駆動
機構は〓打ち前の所定時期に前記緯糸ガイドを整
列位置から非整列位置に駆動し、〓打ち時に整列
位置に復帰させることを特徴とするものである。
また、緯糸ガイドとして、前記先行出願の緯入れ
装置において使用されている緯糸ガイドを利用す
ることによつて、糸導孔開口部の空気吸引特性を
維持しながら糸導孔の摩耗を実質的に防止するこ
ともできる。
次に本考案の好適な実施例を添付図面について
詳細に説明する。なお、図中同一符号は同一又は
対応部分を示すものとする。
詳細に説明する。なお、図中同一符号は同一又は
対応部分を示すものとする。
本考案の実施例を示す第3図において、空気ノ
ズル8自体の構造は第2図に示した従来のものと
同一でよい。ただし、後述するように本考案によ
れば緯糸Wを糸導孔8aだけでなく糸導孔開口部
8bにも殆ど接触しないようにすることもできる
ので、糸導孔開口部8bにクロムメツキ処理を施
したり、セラミツクガイドを装着したりすること
は必ずしも必要ではない。本考案によれば、矢印
Dで示す緯入れ方向に関し糸導孔開口部8bの上
流側に緯糸ガイド13が配設されている。この緯
糸ガイド13自体は、図示はしないが上下に延び
る単なる棒状のものであつてもよく、本願と同一
の出願人による前記先行出願に開示された緯糸ガ
イドと同様に、緯糸Wと接触するその面は摩擦を
軽減するように仕上げられている。また、該表面
にはクロムメツキを施すのが好適であるが、緯糸
ガイド13自体をセラミツク材料で形成してもよ
く、後者の場合でも、従来のように糸導孔8aを
セラミツク材料で形成したものと比較して製作技
術上及び製造コスト上の問題は格段に軽減され
る。
ズル8自体の構造は第2図に示した従来のものと
同一でよい。ただし、後述するように本考案によ
れば緯糸Wを糸導孔8aだけでなく糸導孔開口部
8bにも殆ど接触しないようにすることもできる
ので、糸導孔開口部8bにクロムメツキ処理を施
したり、セラミツクガイドを装着したりすること
は必ずしも必要ではない。本考案によれば、矢印
Dで示す緯入れ方向に関し糸導孔開口部8bの上
流側に緯糸ガイド13が配設されている。この緯
糸ガイド13自体は、図示はしないが上下に延び
る単なる棒状のものであつてもよく、本願と同一
の出願人による前記先行出願に開示された緯糸ガ
イドと同様に、緯糸Wと接触するその面は摩擦を
軽減するように仕上げられている。また、該表面
にはクロムメツキを施すのが好適であるが、緯糸
ガイド13自体をセラミツク材料で形成してもよ
く、後者の場合でも、従来のように糸導孔8aを
セラミツク材料で形成したものと比較して製作技
術上及び製造コスト上の問題は格段に軽減され
る。
緯糸ガイドとして前記先行出願に開示されたも
のを利用する場合、緯糸ガイド13の緯糸通孔1
3aはその最小直径が糸導孔8aの内径より小さ
く形成されるが、このように形成することは最も
好ましい条件であつて、必ずしもそのようにする
必要はない。例えば、糸導孔8aの摩耗を実質的
に軽減するには、グリツパー7からの緯糸Wが糸
導孔8a又は糸導孔開口部8bに接触する前に緯
糸通孔13aの壁面に接触すればよいのであるか
ら、緯糸通孔13aの直径が糸導孔8aより若干
大きくても十分に所期の目的を達成可能であり、
また、緯糸ガイド13が存在しないと仮定した場
合に緯糸によつて摩耗が生じる糸導孔8aの表面
に対応する緯糸ガイドの表面だけが糸導孔8aの
前記表面よりも半径方向の内側に位置するように
緯糸ガイド13の緯糸通孔13aの大きさが選定
されていても、所期の目的を同様に達成可能であ
る。従つて、緯糸ガイド13の緯糸通孔13aの
大きさは糸導孔8aの内径より若干大きい寸法と
若干小さい寸法との間から適宜選定すればよい。
のを利用する場合、緯糸ガイド13の緯糸通孔1
3aはその最小直径が糸導孔8aの内径より小さ
く形成されるが、このように形成することは最も
好ましい条件であつて、必ずしもそのようにする
必要はない。例えば、糸導孔8aの摩耗を実質的
に軽減するには、グリツパー7からの緯糸Wが糸
導孔8a又は糸導孔開口部8bに接触する前に緯
糸通孔13aの壁面に接触すればよいのであるか
ら、緯糸通孔13aの直径が糸導孔8aより若干
大きくても十分に所期の目的を達成可能であり、
また、緯糸ガイド13が存在しないと仮定した場
合に緯糸によつて摩耗が生じる糸導孔8aの表面
に対応する緯糸ガイドの表面だけが糸導孔8aの
前記表面よりも半径方向の内側に位置するように
緯糸ガイド13の緯糸通孔13aの大きさが選定
されていても、所期の目的を同様に達成可能であ
る。従つて、緯糸ガイド13の緯糸通孔13aの
大きさは糸導孔8aの内径より若干大きい寸法と
若干小さい寸法との間から適宜選定すればよい。
第3図〜第5図において、緯糸ガイド13は駆
動機構14に接続されており、該駆動機構14に
よつて、第3図及び第4図に示すようにその緯糸
通孔13aが空気ノズル8の糸導孔8a及び糸導
孔開口部8bに整列する整列位置と、第5図に示
すように整列しない非整列位置との間に駆動され
る。駆動機構14は緯糸ガイド13を保持する保
持アーム15を備える。保持アーム15は上端に
おいて緯糸ガイド13の周面を囲繞して保持し、
下端にカム従動子23を備え、下端近くの膨出部
17でロツキングシヤフト18に嵌合する。従つ
て、ロツキングシヤフト18の回動により、同シ
ヤフトに嵌合するスレーソード19に支持された
スレー10上の空気ノズル8が〓9、周知の緯糸
ガイド部材19等と共に揺動する時、ロツキング
シヤフト18に膨出部17で嵌合する保持アーム
15も揺動するので、該保持アーム15に保持さ
れた緯糸ガイド13は空気ノズル8に整列する整
列位置に維持される。
動機構14に接続されており、該駆動機構14に
よつて、第3図及び第4図に示すようにその緯糸
通孔13aが空気ノズル8の糸導孔8a及び糸導
孔開口部8bに整列する整列位置と、第5図に示
すように整列しない非整列位置との間に駆動され
る。駆動機構14は緯糸ガイド13を保持する保
持アーム15を備える。保持アーム15は上端に
おいて緯糸ガイド13の周面を囲繞して保持し、
下端にカム従動子23を備え、下端近くの膨出部
17でロツキングシヤフト18に嵌合する。従つ
て、ロツキングシヤフト18の回動により、同シ
ヤフトに嵌合するスレーソード19に支持された
スレー10上の空気ノズル8が〓9、周知の緯糸
ガイド部材19等と共に揺動する時、ロツキング
シヤフト18に膨出部17で嵌合する保持アーム
15も揺動するので、該保持アーム15に保持さ
れた緯糸ガイド13は空気ノズル8に整列する整
列位置に維持される。
一方、カム従動子23はカム20に係合してお
り、このカム20は、ロツキングシヤフト18を
駆動するためフレーム21に配設された駆動装置
22(公知のものでよいためブロツクで略示す
る)により織機の回転に同期して回動される。カ
ム20のカム形状は第4図及び第5図から明らか
なように織機の1回転中の所定時期、即ち、〓打
ち前に緯糸ガイド13を空気ノズル8に整列する
整列位置から非整列位置(第5図)に移動させ、
〓打ち時に緯糸ガイド13を空気ノズル8に整列
する整列位置に復帰させるように形成されてい
る。
り、このカム20は、ロツキングシヤフト18を
駆動するためフレーム21に配設された駆動装置
22(公知のものでよいためブロツクで略示す
る)により織機の回転に同期して回動される。カ
ム20のカム形状は第4図及び第5図から明らか
なように織機の1回転中の所定時期、即ち、〓打
ち前に緯糸ガイド13を空気ノズル8に整列する
整列位置から非整列位置(第5図)に移動させ、
〓打ち時に緯糸ガイド13を空気ノズル8に整列
する整列位置に復帰させるように形成されてい
る。
従つて、前述した緯糸ガイド13及びその駆動
機構14を備える本考案の緯入れ装置において
は、〓9が第4図に示す最後方の位置から前方へ
揺動する間に、整列した緯糸ガイド13及び空気
ノズル8を経て経糸11の開口に緯糸が緯入れさ
れ、緯入れ終了後の〓打ち前の所定時期に至る
と、カム20の作用によつて、保持アーム15が
前方に揺動され、緯糸ガイド13は第5図に示す
ように空気ノズル8に整列しない非整列位置へ回
動される。この時、グリツパー7(第1図)から
緯糸ガイド13を経て空気ノズル8に至る糸経路
が長くなり且つグリツパー7が未だ緯糸Wを把持
しているので、一旦緯入れされた緯糸が糸経路の
増加分に応じて空気ノズル8側へ引き戻され、緯
糸に張力が付与される。次に、〓打ちを行なうた
め〓9が更に前方へ揺動する〓打ち時になると、
同様にカム20の作用によつて、保持アーム15
が後方へ揺動され、緯糸ガイド13を空気ノズル
8との整列位置へ再び移動させる。この時、前記
糸経路が短縮され糸経路長の差分だけ緯糸に余裕
が生じ〓打ち時に緯糸がグリツパーで把持されて
いても過大張力は生じない。
機構14を備える本考案の緯入れ装置において
は、〓9が第4図に示す最後方の位置から前方へ
揺動する間に、整列した緯糸ガイド13及び空気
ノズル8を経て経糸11の開口に緯糸が緯入れさ
れ、緯入れ終了後の〓打ち前の所定時期に至る
と、カム20の作用によつて、保持アーム15が
前方に揺動され、緯糸ガイド13は第5図に示す
ように空気ノズル8に整列しない非整列位置へ回
動される。この時、グリツパー7(第1図)から
緯糸ガイド13を経て空気ノズル8に至る糸経路
が長くなり且つグリツパー7が未だ緯糸Wを把持
しているので、一旦緯入れされた緯糸が糸経路の
増加分に応じて空気ノズル8側へ引き戻され、緯
糸に張力が付与される。次に、〓打ちを行なうた
め〓9が更に前方へ揺動する〓打ち時になると、
同様にカム20の作用によつて、保持アーム15
が後方へ揺動され、緯糸ガイド13を空気ノズル
8との整列位置へ再び移動させる。この時、前記
糸経路が短縮され糸経路長の差分だけ緯糸に余裕
が生じ〓打ち時に緯糸がグリツパーで把持されて
いても過大張力は生じない。
以上のように、本考案の緯入れ装置は緯糸ガイ
ドを前記整列位置から非整列位置へ及びその逆に
駆動する駆動機構を備えており、この駆動機構は
〓打ち前の所定時期に緯糸ガイドを整列位置から
非整列位置へ駆動し、〓打ち時に整列位置に復帰
させるように構成されているので、織布端部側の
緯糸の過小張力と〓打ち時の緯糸の過大張力とを
防止することができる。更に、本考案の緯入れ装
置は、緯入れ方向に関して空気ノズルの上流側に
前記空気ノズルに通常同期して揺動可能に配設さ
れた緯糸ガイドを備え、該緯糸ガイドの緯糸通孔
は同期揺動時に前記空気ノズルの糸導孔及び糸導
孔開口部に整列すると共に前記糸導孔の摩耗を実
質的に軽減しうる大きさに選定されている。従つ
て、スレーに装着された空気ノズルがスレーと共
に所定の前後揺動運動を行なう間の織機の種々の
動作中、グリツパーを経て空気ノズルへ延びる緯
糸は該空気ノズルに接触する前に前記緯糸ガイド
に接触するので、空気ノズルの製作を困難にした
りコスト高にする技術を使用することなく、糸導
孔の摩耗を実質的に防止し、しかも糸導孔開口部
の空気吸引特性を維持することができる。
ドを前記整列位置から非整列位置へ及びその逆に
駆動する駆動機構を備えており、この駆動機構は
〓打ち前の所定時期に緯糸ガイドを整列位置から
非整列位置へ駆動し、〓打ち時に整列位置に復帰
させるように構成されているので、織布端部側の
緯糸の過小張力と〓打ち時の緯糸の過大張力とを
防止することができる。更に、本考案の緯入れ装
置は、緯入れ方向に関して空気ノズルの上流側に
前記空気ノズルに通常同期して揺動可能に配設さ
れた緯糸ガイドを備え、該緯糸ガイドの緯糸通孔
は同期揺動時に前記空気ノズルの糸導孔及び糸導
孔開口部に整列すると共に前記糸導孔の摩耗を実
質的に軽減しうる大きさに選定されている。従つ
て、スレーに装着された空気ノズルがスレーと共
に所定の前後揺動運動を行なう間の織機の種々の
動作中、グリツパーを経て空気ノズルへ延びる緯
糸は該空気ノズルに接触する前に前記緯糸ガイド
に接触するので、空気ノズルの製作を困難にした
りコスト高にする技術を使用することなく、糸導
孔の摩耗を実質的に防止し、しかも糸導孔開口部
の空気吸引特性を維持することができる。
第1図は本考案を実施しうる緯入れ装置を備え
たジエツトルームの概略平面図、第2図は第1図
の緯入れ装置の空気ノズルを一部断面で示す平面
図、第3図は本考案による緯入れ装置を一部断面
で示す正面図、第4図及び第5図は本考案の緯入
れ装置が備える緯糸ガイド駆動機構の作動を説明
する。一部断面で示す側面図である。 図中、8は空気ノズル、8aは糸導孔、8bは
糸導孔開口部、9は〓、10は揺動スレー、13
は緯糸ガイド、13aは緯糸通孔、14は駆動機
構、Wは緯糸である。
たジエツトルームの概略平面図、第2図は第1図
の緯入れ装置の空気ノズルを一部断面で示す平面
図、第3図は本考案による緯入れ装置を一部断面
で示す正面図、第4図及び第5図は本考案の緯入
れ装置が備える緯糸ガイド駆動機構の作動を説明
する。一部断面で示す側面図である。 図中、8は空気ノズル、8aは糸導孔、8bは
糸導孔開口部、9は〓、10は揺動スレー、13
は緯糸ガイド、13aは緯糸通孔、14は駆動機
構、Wは緯糸である。
Claims (1)
- 〓を支持した揺動スレーに緯入れ方向に整列し
て配設され、空気流による緯入れのために空気源
に連通される空気ノズルと、緯入れ方向に関して
該空気ノズルの上流側において、該空気ノズルの
糸導孔及び糸導孔開口部に整列する整列位置と非
整列位置との間を可動に配設される緯糸ガイド
と、該緯糸ガイドを前記整列位置及び非整列位置
の間に駆動する駆動機構とを備え、前記駆動機構
は〓打ち前の所定時期に前記緯糸ガイドを整列位
置から非整列位置に駆動し、〓打ち時に整列位置
に復帰させることを特徴とするジエツトルームに
おける緯入れ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6876282U JPS58172484U (ja) | 1982-05-13 | 1982-05-13 | ジエツトル−ムにおける緯入れ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6876282U JPS58172484U (ja) | 1982-05-13 | 1982-05-13 | ジエツトル−ムにおける緯入れ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58172484U JPS58172484U (ja) | 1983-11-17 |
JPS6220464Y2 true JPS6220464Y2 (ja) | 1987-05-25 |
Family
ID=30078514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6876282U Granted JPS58172484U (ja) | 1982-05-13 | 1982-05-13 | ジエツトル−ムにおける緯入れ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58172484U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5153341U (ja) * | 1974-10-22 | 1976-04-23 |
-
1982
- 1982-05-13 JP JP6876282U patent/JPS58172484U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5153341U (ja) * | 1974-10-22 | 1976-04-23 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58172484U (ja) | 1983-11-17 |
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