JPH0613620B2 - 帯電防止性靴底用ゴム組成物 - Google Patents
帯電防止性靴底用ゴム組成物Info
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- JPH0613620B2 JPH0613620B2 JP59266934A JP26693484A JPH0613620B2 JP H0613620 B2 JPH0613620 B2 JP H0613620B2 JP 59266934 A JP59266934 A JP 59266934A JP 26693484 A JP26693484 A JP 26693484A JP H0613620 B2 JPH0613620 B2 JP H0613620B2
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- C08L27/02—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、電子、化学工業、印刷工業、繊維工業、病
院等のような作業場において、作業者に静電気の帯電を
嫌う作業場で使用する帯電防止性ゴム靴底として有用な
ゴム組成物に関するものである。
院等のような作業場において、作業者に静電気の帯電を
嫌う作業場で使用する帯電防止性ゴム靴底として有用な
ゴム組成物に関するものである。
(従来の技術) 従来ゴムを主成分とし、所望の色に着色性を有する靴底
用ゴム組成物として、ゴムに多量のエステル系の可塑剤
を添加したものが知られているが、電気抵抗値が1×1
010Ωまでしか下らず、静電気帯電防止靴に関するJIST
8103に定められた電気抵抗値1.0×105Ω<R<1.0×108
Ωを満足させることができなかった。
用ゴム組成物として、ゴムに多量のエステル系の可塑剤
を添加したものが知られているが、電気抵抗値が1×1
010Ωまでしか下らず、静電気帯電防止靴に関するJIST
8103に定められた電気抵抗値1.0×105Ω<R<1.0×108
Ωを満足させることができなかった。
また上記の電気抵抗値を満足させるために、ゴムに導電
性のカーボンブラック、銀粉末、アルミ粉末等の金属粉
末などの多量の導電性の粉末を添加したものが知られて
いるが、これらの導電性粉末固有の色によって靴底が汚
染される為、靴底を所望の色に着色できなかった。また
金属粉末は比重が大きく、靴底の重量を著しく増大する
欠点もあった。
性のカーボンブラック、銀粉末、アルミ粉末等の金属粉
末などの多量の導電性の粉末を添加したものが知られて
いるが、これらの導電性粉末固有の色によって靴底が汚
染される為、靴底を所望の色に着色できなかった。また
金属粉末は比重が大きく、靴底の重量を著しく増大する
欠点もあった。
(発明の解決しようとする問題点) この発明は所望の色に着色でき、しかも安定した帯電防
止機能を有する軽量なゴム靴底を提供しようとする。
止機能を有する軽量なゴム靴底を提供しようとする。
(問題点を解決するための手段) この発明は、極性基を有するゴム100重量部に対し
て、カチオン系第4級アンモニウム塩1〜15重量部と
ポリエチレングリコール0.5〜15重量部と充填剤とし
て水酸化アルミニウム3〜20重量部とを、その他のゴ
ム用常用配合薬品とともに添加配合したことを特徴とす
る帯電防止性靴底用ゴム組成物を発明の要旨とするもの
である。
て、カチオン系第4級アンモニウム塩1〜15重量部と
ポリエチレングリコール0.5〜15重量部と充填剤とし
て水酸化アルミニウム3〜20重量部とを、その他のゴ
ム用常用配合薬品とともに添加配合したことを特徴とす
る帯電防止性靴底用ゴム組成物を発明の要旨とするもの
である。
この発明において使用される極性基を有するゴムとして
は、アクリロニトリル・ブタジエン共重合ゴム(NB
R)、アクリルゴム、クロロプレンゴム(CR)、クロ
ロスルホン化ポリエチレン等のようにゴム自身が極性基
を有するもの、天然ゴム(NR)、スチレン・ブタジエ
ン共重合ゴム(SPR)、ポリイソプレンゴム(I
R)、ポリブタジエンゴム、イソブチレン・イソプレン
共重合ゴム等の無極性ゴムに極性基を有する低分子量化
合物、例えばアクリルアミド、メタクリルアミド、N−
メチロールアクリルアミド、N−ブトキシメチルアクリ
ルアミド、4−アミノピリジン、ジシアンジアミド、イ
ミダソール、アリルアミン、ジアリルアミン、メチルメ
タアクリレート等のような不飽和結合を有するものを付
加して極性基を導入したもの、また上記の無極性ゴムを
カルボキシル基で変性したものが使用される。そして、
充填剤以外のその他のゴム用常用配合薬品としては、加
硫剤(架橋剤)、加硫促進剤、加工助剤、可塑剤、老化
防止剤、着色剤、必要によっては発泡剤等のゴムの配合
に常用されているものが使用される。
は、アクリロニトリル・ブタジエン共重合ゴム(NB
R)、アクリルゴム、クロロプレンゴム(CR)、クロ
ロスルホン化ポリエチレン等のようにゴム自身が極性基
を有するもの、天然ゴム(NR)、スチレン・ブタジエ
ン共重合ゴム(SPR)、ポリイソプレンゴム(I
R)、ポリブタジエンゴム、イソブチレン・イソプレン
共重合ゴム等の無極性ゴムに極性基を有する低分子量化
合物、例えばアクリルアミド、メタクリルアミド、N−
メチロールアクリルアミド、N−ブトキシメチルアクリ
ルアミド、4−アミノピリジン、ジシアンジアミド、イ
ミダソール、アリルアミン、ジアリルアミン、メチルメ
タアクリレート等のような不飽和結合を有するものを付
加して極性基を導入したもの、また上記の無極性ゴムを
カルボキシル基で変性したものが使用される。そして、
充填剤以外のその他のゴム用常用配合薬品としては、加
硫剤(架橋剤)、加硫促進剤、加工助剤、可塑剤、老化
防止剤、着色剤、必要によっては発泡剤等のゴムの配合
に常用されているものが使用される。
この発明において、カチオン系第4級アンモニウム塩と
しては、例えば第3級アミンとメチルクロライドのよう
なアルキル化剤とを反応させたもので、ベンジル型、メ
トサルフェート型、エタノール付加型、アルキル基が2
以上の型のものが知られている。そしてこれらのカチオ
ン系第4級アンモニウム塩として、商品名、エレガンF
D(日本油脂株製)、カタナックLS(アメリカンミア
ナミド社製)、カチオンCSM9(吉村油化学株製)、
エレタットM−65コンク(一方社油脂工業株製)、テ
クスノールR5(日本乳化剤株製)等が一般に市販され
ている。そしてこの発明において、極性ゴム100重量
部に対して、カチオン系第4級アンモニウム塩の配合量
を1〜15重量部に限定したのは、カチオン系第4級ア
ンモニウム塩の配合量がそれ以下となれば、得られるゴ
ム靴底の電気抵抗値が前記のJIST8103に定められた基準
以上に上昇して、帯電防止性が低下し、またそれ以上と
なれば粘着性が上昇して加工性に欠ける欠点があると同
時に、添加量の造作にともなう電気抵抗値の変動が認め
られないからである。
しては、例えば第3級アミンとメチルクロライドのよう
なアルキル化剤とを反応させたもので、ベンジル型、メ
トサルフェート型、エタノール付加型、アルキル基が2
以上の型のものが知られている。そしてこれらのカチオ
ン系第4級アンモニウム塩として、商品名、エレガンF
D(日本油脂株製)、カタナックLS(アメリカンミア
ナミド社製)、カチオンCSM9(吉村油化学株製)、
エレタットM−65コンク(一方社油脂工業株製)、テ
クスノールR5(日本乳化剤株製)等が一般に市販され
ている。そしてこの発明において、極性ゴム100重量
部に対して、カチオン系第4級アンモニウム塩の配合量
を1〜15重量部に限定したのは、カチオン系第4級ア
ンモニウム塩の配合量がそれ以下となれば、得られるゴ
ム靴底の電気抵抗値が前記のJIST8103に定められた基準
以上に上昇して、帯電防止性が低下し、またそれ以上と
なれば粘着性が上昇して加工性に欠ける欠点があると同
時に、添加量の造作にともなう電気抵抗値の変動が認め
られないからである。
この発明に使用されるポリエチレングリコールはカチオ
ン系第4級アンモニウム塩のイオン解離剤として作用す
るもので、その平均分子量が2000〜5000のものが好まし
い。平均分子量がそれ以下となれば、ポリエチレングリ
コールが得られたゴム靴底の表面にブリードしてゴム靴
底の外観が低下するきらいがあり、またそれ以上となれ
ば分散性が悪くなり、イオン解離剤としての効果が低下
するきらいがある。そしてこの発明において、極性基を
有するゴム100重量部に対して、ポリエチレングリコ
ールの配合量を0.5〜15重量部に限定したのは、配
合量がそれ以下となれば得られるゴム靴底の電気抵抗値
が前記のJIST8103に定められた基準以上になる欠点があ
り、またそれ以上となれば添加量の増加にともなう電気
抵抗値の変動が認められないとともに、ゴム靴底の物性
が低下する欠点があるからである。この発明において、
充填剤として水酸化アルミニウムが使用され、極性基を
有するゴム100重量部に対して、3〜20重量部添加
配合される。この場合、水酸化アルミニウムの配合量が
それ以下となれば得られるゴム靴底の電気抵抗値が前記
のJIST8103に定められた基準以上になり、帯電防止性が
低下し、またそれ以上となれば耐摩耗性、引張強度等の
物性が低下する欠点があるからである。この発明におい
て、必要によってはさらにアクリル系樹脂、塩化ビニル
樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂、EVA等の樹
脂補強材を添加してもよい。このような樹脂補強材を添
加しても得られるゴム靴底の電気抵抗値の変動は認めら
れなかった。このようにして準備された各成分は、バン
バリーミキサー、ヘンシュルミキサー、ミキシングロー
ル、ニーダー等の一般の混合機によって均一に混合さ
れ、帯電防止性ゴム用組成物として提供され、常用によ
ってゴム靴底に成形加工される。
ン系第4級アンモニウム塩のイオン解離剤として作用す
るもので、その平均分子量が2000〜5000のものが好まし
い。平均分子量がそれ以下となれば、ポリエチレングリ
コールが得られたゴム靴底の表面にブリードしてゴム靴
底の外観が低下するきらいがあり、またそれ以上となれ
ば分散性が悪くなり、イオン解離剤としての効果が低下
するきらいがある。そしてこの発明において、極性基を
有するゴム100重量部に対して、ポリエチレングリコ
ールの配合量を0.5〜15重量部に限定したのは、配
合量がそれ以下となれば得られるゴム靴底の電気抵抗値
が前記のJIST8103に定められた基準以上になる欠点があ
り、またそれ以上となれば添加量の増加にともなう電気
抵抗値の変動が認められないとともに、ゴム靴底の物性
が低下する欠点があるからである。この発明において、
充填剤として水酸化アルミニウムが使用され、極性基を
有するゴム100重量部に対して、3〜20重量部添加
配合される。この場合、水酸化アルミニウムの配合量が
それ以下となれば得られるゴム靴底の電気抵抗値が前記
のJIST8103に定められた基準以上になり、帯電防止性が
低下し、またそれ以上となれば耐摩耗性、引張強度等の
物性が低下する欠点があるからである。この発明におい
て、必要によってはさらにアクリル系樹脂、塩化ビニル
樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂、EVA等の樹
脂補強材を添加してもよい。このような樹脂補強材を添
加しても得られるゴム靴底の電気抵抗値の変動は認めら
れなかった。このようにして準備された各成分は、バン
バリーミキサー、ヘンシュルミキサー、ミキシングロー
ル、ニーダー等の一般の混合機によって均一に混合さ
れ、帯電防止性ゴム用組成物として提供され、常用によ
ってゴム靴底に成形加工される。
実施例1〜4 第1表上段実施例1〜4に示す帯電防止性靴底組成物に
よって、常法によって靴底をプレス成形加硫した。そし
て上記によって得られたそれぞれの靴底の電気抵抗値、
除電効果ならびに着色性を測定して、第1表下段に示
す。第1表下段に示す電気抵抗値並びに除電効果からも
判明するように、実施例1〜4によって成形された靴底
は、いずれもJIST8103に定められた静電気帯電防止用靴
に関する電気抵抗値を満足させるものであった。実施例
1〜6においては、極性基を有するゴムとして、NB
R、CRを、カチオン系第4級アンモニウム塩として
は、商品名エレタットM−65コンク(一方社油脂工業
株製)を使用したが、その他の極製基を有するゴム、カ
チオン系第4級アンモニウム塩においても同様な効果を
有するものであった。また実施例においては、チタン白
により、白色に着色される靴底用組成物を示したが、
赤、青、黄等の着色顔料を配合した靴底においても、そ
れぞれ着色効果に優れたものであった。また実施例にお
いては、充実用の靴底用組成物を示したが、発泡性の靴
底用組成物においても、実施例と同様な電気抵抗値、除
電効果、着色性を示すものであった。
よって、常法によって靴底をプレス成形加硫した。そし
て上記によって得られたそれぞれの靴底の電気抵抗値、
除電効果ならびに着色性を測定して、第1表下段に示
す。第1表下段に示す電気抵抗値並びに除電効果からも
判明するように、実施例1〜4によって成形された靴底
は、いずれもJIST8103に定められた静電気帯電防止用靴
に関する電気抵抗値を満足させるものであった。実施例
1〜6においては、極性基を有するゴムとして、NB
R、CRを、カチオン系第4級アンモニウム塩として
は、商品名エレタットM−65コンク(一方社油脂工業
株製)を使用したが、その他の極製基を有するゴム、カ
チオン系第4級アンモニウム塩においても同様な効果を
有するものであった。また実施例においては、チタン白
により、白色に着色される靴底用組成物を示したが、
赤、青、黄等の着色顔料を配合した靴底においても、そ
れぞれ着色効果に優れたものであった。また実施例にお
いては、充実用の靴底用組成物を示したが、発泡性の靴
底用組成物においても、実施例と同様な電気抵抗値、除
電効果、着色性を示すものであった。
(発明の効果) この発明の帯電防止靴底用ゴム組成物によって得られる
ゴム靴底において、ポリエチレングリコールが有する水
酸基と第4級アンニウム塩のインオ化によって、ゴムの
極性基のイオン化が促進され、ゴム製品の電気抵抗値を
1.0×105Ω<R<1.0×108Ωの有効範囲に定着されるこ
とが考えられる。またこの発明によりゴム組成物に添加
された第4級アンモニウム、ポリエチレングリコール
は、一般の帯電防止材に配合されるカーボンブラック、
金属粉末のようにゴムに対して全く汚染性がなく、しか
も充填剤として水酸化アルミニウムを使用しているの
で、着色顔料によって、得られるゴム製品を所望の色に
容易に着色できる。
ゴム靴底において、ポリエチレングリコールが有する水
酸基と第4級アンニウム塩のインオ化によって、ゴムの
極性基のイオン化が促進され、ゴム製品の電気抵抗値を
1.0×105Ω<R<1.0×108Ωの有効範囲に定着されるこ
とが考えられる。またこの発明によりゴム組成物に添加
された第4級アンモニウム、ポリエチレングリコール
は、一般の帯電防止材に配合されるカーボンブラック、
金属粉末のようにゴムに対して全く汚染性がなく、しか
も充填剤として水酸化アルミニウムを使用しているの
で、着色顔料によって、得られるゴム製品を所望の色に
容易に着色できる。
また第4級アンモニウム塩は、一般に熱安定性に欠け、
ゴム製品成形時の加熱によって分解し易く、得られるゴ
ム製品の帯電防止機能の低下を憂慮していたが、これら
の欠点は全く見られなかった。この理由として、組成物
中に添加されたポリエチレングリコールが第4級アンモ
ニウム塩のイオン解離剤としての作用と同時に第4級ア
ンモニウム塩のカバーリング剤としても作用し、ゴム靴
底成形時の加熱による第4級アンモニウム塩の熱分解を
未然に防止したものと考えられる。またこの発明におい
て、組成物中に充填剤として添加配合された水酸化アム
ミニウムの自己解離性によって、得られるゴム靴底の電
気抵抗値を1.0×105Ω<R<1.0×108Ωの有効範囲内に
安定的に定着させることができる。またこの発明の帯電
防止性靴底用ゴム組成物には、従来のようにゴム中に多
量の導電性粉末を添加しなくてもよく、得られるゴム靴
底は軽量である。
ゴム製品成形時の加熱によって分解し易く、得られるゴ
ム製品の帯電防止機能の低下を憂慮していたが、これら
の欠点は全く見られなかった。この理由として、組成物
中に添加されたポリエチレングリコールが第4級アンモ
ニウム塩のイオン解離剤としての作用と同時に第4級ア
ンモニウム塩のカバーリング剤としても作用し、ゴム靴
底成形時の加熱による第4級アンモニウム塩の熱分解を
未然に防止したものと考えられる。またこの発明におい
て、組成物中に充填剤として添加配合された水酸化アム
ミニウムの自己解離性によって、得られるゴム靴底の電
気抵抗値を1.0×105Ω<R<1.0×108Ωの有効範囲内に
安定的に定着させることができる。またこの発明の帯電
防止性靴底用ゴム組成物には、従来のようにゴム中に多
量の導電性粉末を添加しなくてもよく、得られるゴム靴
底は軽量である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 5:05 5:19) (56)参考文献 特開 昭53−105548(JP,A) 特開 昭58−38730(JP,A) 特開 昭50−35293(JP,A) 特開 昭52−130839(JP,A) 本山時彦編「便覧ゴム・プラスチック配 合薬品(改訂版)」第339〜343頁,昭和49 年10月15日 ラバーダイジェスト社発行 後藤邦夫編「プラスチックおよびゴム用 添加剤実用便覧」第333〜631頁,昭和52年 4月1日 (株)化学工業社発行 「ゴム工業便覧」(社団法人日本ゴム協 会編)第312〜313頁,
Claims (1)
- 【請求項1】極性基を有するゴム100重量部に対し
て、カチオン系第4級アンモニウム塩1〜15重量部と
ポリエチレングリコール0.5〜15重量部と充填剤と
して水酸化アルミニウム3〜20重量部とを、その他の
ゴム用常用配合薬品とともに添加配合したことを特徴と
する帯電防止性靴底用ゴム組成物。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59266934A JPH0613620B2 (ja) | 1984-12-17 | 1984-12-17 | 帯電防止性靴底用ゴム組成物 |
US06/796,461 US4661547A (en) | 1984-12-17 | 1985-11-08 | Antistatic material comprising (a) quaternary ammonium salt (b) peg having a molecular weight in the range 2000-5000 and (c) rubber or PVC |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59266934A JPH0613620B2 (ja) | 1984-12-17 | 1984-12-17 | 帯電防止性靴底用ゴム組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61143456A JPS61143456A (ja) | 1986-07-01 |
JPH0613620B2 true JPH0613620B2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
ID=17437712
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59266934A Expired - Lifetime JPH0613620B2 (ja) | 1984-12-17 | 1984-12-17 | 帯電防止性靴底用ゴム組成物 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4661547A (ja) |
JP (1) | JPH0613620B2 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4978700A (en) * | 1987-06-10 | 1990-12-18 | Edward S. Robbins, Iii | Extrudable anti-static polyvinyl chloride resin compositions, and shaped articles formed thereof |
US5169688A (en) * | 1991-02-27 | 1992-12-08 | Atochem North America, Inc. | Antistatic surface modification of pvc |
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