JPH06135862A - フェニルナフタレン誘導体の製造法 - Google Patents

フェニルナフタレン誘導体の製造法

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JPH06135862A
JPH06135862A JP30826292A JP30826292A JPH06135862A JP H06135862 A JPH06135862 A JP H06135862A JP 30826292 A JP30826292 A JP 30826292A JP 30826292 A JP30826292 A JP 30826292A JP H06135862 A JPH06135862 A JP H06135862A
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JP
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group
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substituted
formula
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Application number
JP30826292A
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English (en)
Inventor
Masahiro Sato
正洋 佐藤
Tetsuya Watanabe
哲也 渡辺
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Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】一般式(1) 〔R1はベンジルオキシ基またはアルキル基、NAPは
2,6-ナフチレン基、Zはハロゲン原子または-OSO
2CF3を表す〕と、一般式(2) 〔R2はベンジルオキシ基またはアルキル基、AはF原
子で置換されてもよい1,4-フェニレン基を表す〕と
を金属触媒存在下に反応させる一般式(3) 〔R1はベンジルオキシ基またはアルキル基〕のフェニ
ルナフタレン誘導体の製造方法。 【効果】収率良くフェニルナフタレン誘導体を合成でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示素子などに用
いる液晶組成物の成分あるいはその中間体として有用で
あり、かつ各種医農薬の中間体としても有用な新規なフ
ェニルナフタレン誘導体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フェニルナフタレン誘導体の製造方法と
しては、これまで亜鉛化合物を経由する方法〔例えば、
ハインリッヒ ゾーリンガー(Heinrich Zollinger)
ら;ヘルベチカ チミカ アクタ(Helvetica Chimica Ac
ta) 64、1847(1981). など〕が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし亜鉛化合物を経
由する上記の方法には、1)非常に低温で操作する必要
があるか、あるいは超音波を使用する必要がある、2)
生成する亜鉛化合物を反応液から分離することが非常に
困難であり、廃液中に残存し環境を汚染することがあ
る、という重大な問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らはフェニルナ
フタレン誘導体の製造方法についてについて鋭意検討を
行った結果、極低温および超音波を必要とせず、環境を
汚染する可能性のある廃液が生成することのない、新規
な製造方法を見出し本発明に到達した。すなわち本発明
は、下記一般式(1)
【0005】
【化4】
【0006】〔式中、R1は水素原子、シアノ基、フッ
素原子、-CF3、-OCF3、ベンジルオキシ基または炭
素数1〜18のアルキル基(該アルキル基は、フッ素原
子により置換されていてもよく、またこれらの基中に存
在する1個の-CH2-または隣接していない2個の-CH
2-は、-O-、-CH=CH-、-C≡C-、-COO-、-O
CO-、-OCH2-もしくは-CH2O-により置換されて
いてもよい)を表し、NAPは2,6-ナフチレン基を
表し、Zはハロゲン原子または-OSO2CF3を表す〕
で示される化合物と、下記一般式(2)
【0007】
【化5】
【0008】〔式中、R2は水素原子、フッ素原子、-C
3、-OCF3、ベンジルオキシ基または炭素数1〜1
8のアルキル基(該アルキル基は、フッ素原子により置
換されていてもよく、またこれらの基中に存在する1個
の-CH2-または隣接していない2個の-CH2-は、-O
-、-CH=CH-、-C≡C-、-OCH2-もしくは-CH2
O-により置換されていてもよい)を表し、Aは1〜2
個のF原子で置換されていてもよい1,4-フェニレン
基を表す〕で示される化合物とを金属触媒存在下に反応
させることからなる下記一般式(3)
【0009】
【化6】
【0010】〔式中、R1は水素原子、シアノ基、フッ
素原子、-CF3、-OCF3、ベンジルオキシ基または炭
素数1〜18のアルキル基(該アルキル基は、フッ素原
子により置換されていてもよく、またこれらの基中に存
在する1個の-CH2-または隣接していない2個の-CH
2-は、-O-、-CH=CH-、-C≡C-、-COO-、-O
CO-、-OCH2-もしくは-CH2O-により置換されて
いてもよい)を表し、NAPは2,6-ナフチレン基を
表し、Aは1〜2個のF原子で置換されていてもよい
1,4-フェニレン基を表し、R2は水素原子、フッ素原
子、-CF3、-OCF3、ベンジルオキシ基または炭素数
1〜18のアルキル基(該アルキル基は、フッ素原子に
より置換されていてもよく、またこれらの基中に存在す
る1個の-CH2-または隣接していない2個の-CH2-
は、-O-、-CH=CH-、-C≡C-、-OCH2-もしく
は-CH2O-により置換されていてもよい)を表す〕で
示されるフェニルナフタレン誘導体の製造方法である。
【0011】一般式(1)において、Zは好ましくは臭
素原子および-OSO2CF3-である。
【0012】一般式(2)および一般式(3)におい
て、Aとしては、1,4-フェニレン基、2-フルオロ-
1,4-フェニレン基、3-フルオロ-1,4-フェニレン
基、2,3-ジフルオロ-1,4-フェニレン基等が挙げ
られる。
【0013】一般式(1)および一般式(3)におい
て、R1は特には限定されないが、水素原子;シアノ
基;フッ素原子;-CF3;-OCF3;ベンジルオキシ
基;メチル基、エチル基、n-プロピル基、n-ヘキシル
基、n-ヘプチル基、n-オクチル基、n-ノニル基、n-
デシル基などのアルキル基;i-プロピル基、t-ブチル
基、2-メチルブチル基、4-メチルヘキシル基、1-メ
チルヘプチル基等の分岐アルキル基;メトキシ基、エト
キシ基、n-プロピルオキシ基、n-ヘキシルオキシ基、
n-ヘプチルオキシ基、n-オクチルオキシ基、n-ノニ
ルオキシ基、n-デシルオキシ基などのアルキルオキシ
基;i-プロピルオキシ基、t-ブチルオキシ基、2-メ
チルブチルオキシ基、4-メチルヘキシルオキシ基、1-
メチルヘプチルオキシ基などの分岐アルキルオキシ基;
2-プロペニルオキシ基、3-ブテニルオキシ基、4-ペ
ンテニルオキシ基、5-ヘキセニルオキシ基、6-ヘプテ
ニルオキシ基、7-オクテニルオキシ基、8-ノネニルオ
キシ基、9-デセニルオキシ基、10-ウンデセニルオキ
シ基、11-ドデセニルオキシ基、trans-2-ヘキセニル
オキシ基、cis-2-ヘキセニルオキシ基、cis-3-ヘキセ
ニルオキシ基、cis-4-ヘキセニルオキシ基、trans-2-
ヘプテニルオキシ基、cis-3-ノネニルオキシ基、cis-
6-ノネニルオキシ基、trans-2-デセニルオキシ基、tr
ans-5-デセニルオキシ基などのアルケニルオキシ基;
メチルオキシカルボニル基、エチルオキシカルボニル
基、n-オクチルオキシカルボニル基、n-デシルオキシ
カルボニル基などのアルキルオキシカルボニル基;2-
メチルブチルオキシカルボニル基、4-メチルヘキシル
オキシカルボニル基、1-メチルヘプチルオキシカルボ
ニル基などの分岐アルキルオキシカルボニル基;アセチ
ル基、オクチルカルボニルオキシ基、デシルカルボニル
オキシ基などのアルキルカルボニルオキシ基;1-オク
チニル基、1-デシニル基などの1-アルキニル基;2-
エトキシプロピル基、1-トリフルオロメチルヘキシル
基、2-フルオロオクチル基などの置換アルキル基;2-
エトキシプロピルオキシ基、1-トリフルオロメチルヘ
キシルオキシ基、2-フルオロオクチルオキシ基などの
置換アルキルオキシ基等が挙げられる。また、これらの
基のうち、不斉炭素原子を有するものは光学活性であっ
てもよい。
【0014】一般式(2)および一般式(3)におい
て、R2は特には限定されないが、水素原子;フッ素原
子;-CF3;-OCF3;ベンジルオキシ基;メチル基、
エチル基、n-プロピル基、n-ヘキシル基、n-ヘプチ
ル基、n-オクチル基、n-ノニル基、n-デシル基など
のアルキル基;i-プロピル基、t-ブチル基、2-メチ
ルブチル基、4-メチルヘキシル基、1-メチルヘプチル
基等の分岐アルキル基;メトキシ基、エトキシ基、n-
プロピルオキシ基、n-ヘキシルオキシ基、n-ヘプチル
オキシ基、n-オクチルオキシ基、n-ノニルオキシ基、
n-デシルオキシ基などのアルキルオキシ基;i-プロピ
ルオキシ基、t-ブチルオキシ基、2-メチルブチルオキ
シ基、4-メチルヘキシルオキシ基、1-メチルヘプチル
オキシ基などの分岐アルキルオキシ基;2-プロペニル
オキシ基、3-ブテニルオキシ基、4-ペンテニルオキシ
基、5-ヘキセニルオキシ基、6-ヘプテニルオキシ基、
7-オクテニルオキシ基、8-ノネニルオキシ基、9-デ
セニルオキシ基、10-ウンデセニルオキシ基、11-ド
デセニルオキシ基、trans-2-ヘキセニルオキシ基、cis
-2-ヘキセニルオキシ基、cis-3-ヘキセニルオキシ
基、cis-4-ヘキセニルオキシ基、trans-2-ヘプテニル
オキシ基、cis-3-ノネニルオキシ基、cis-6-ノネニル
オキシ基、trans-2-デセニルオキシ基、trans-5-デセ
ニルオキシ基などのアルケニルオキシ基;1-オクチニ
ル基、1-デシニル基などの1-アルキニル基;オクチル
オキシメチレン基、デシルオキシメチレン基などのアル
キルオキシメチレン基;2-エトキシプロピル基、1-ト
リフルオロメチルヘキシル基、2-フルオロオクチル基
などの置換アルキル基;2-エトキシプロピルオキシ
基、1-トリフルオロメチルヘキシルオキシ基、2-フル
オロオクチルオキシ基などの置換アルキルオキシ基等が
挙げられる。また、これらの基のうち、不斉炭素原子を
有するものは光学活性であってもよい。
【0015】一般式(1)で示される化合物の具体例と
しては、表1に示すような基を有する化合物が挙げられ
る。
【0016】
【表1】
【0017】一般式(2)で示される化合物の具体例と
しては、表2に示すような基を有する化合物が挙げられ
る。
【0018】
【表2】
【0019】表1〜表2中、各記号はそれぞれ以下の基
を表す。 OTf ; -OSO2CF3 C* ; 不斉炭素原子 Ph ; 1,4-フェニレン基 PhF ; 化7 FPh ; 化8 FPhF ; 2,3-ジフルオロ-1,4-フェニレン基
【0020】
【化7】
【0021】
【化8】
【0022】本発明の原料化合物の一つである一般式
(1)で示される化合物は、例えば次に示す工程を経て
合成できる〔下記式中、R1およびNAPは一般式
(1)の場合と同一である〕。
【0023】(I)R1がアルキル基の場合
【0024】
【化9】
【0025】すなわち、6-ブロモ-2-ナフトールを塩
基の存在下、塩化ベンジルを反応させて得た6-ブロモ-
2-ベンジルオキシナフタレンと一般式(4)で示され
る1-アルキンをパラジウム触媒存在下に反応させるこ
とにより、一般式(5)の化合物を得ることができる。
一般式(5)の化合物をパラジウムカーボンを用いて水
素添加および水素化分解して得た一般式(6)の化合物
に、トリフルオロメタンスルホン酸無水物を反応させる
ことにより、本発明の原料化合物の一つである一般式
(1a)で示される化合物を得ることができる。
【0026】(II)R1が(分岐)アルキルオキシ基、
アルケニルオキシ基またはベンジルオキシ基の場合
【0027】
【化10】
【0028】すなわち、6-ブロモ-2-ナフトールを塩
基の存在下、一般式(7)で示されるアルキルハライ
ド、アルケニルハライドあるいはベンジルハライドと反
応させることにより、本発明の原料化合物の一つである
一般式(1b)で示される化合物を得ることができる。
【0029】また、次に示す工程を経ても合成できる。
【0030】
【化11】
【0031】すなわち、6-ブロモ-2-ナフトールをジ
エチルアゾジホルメートとトリフェニルホスフィン存在
下、一般式(8)で示されるアルコールと反応させるこ
とにより、本発明の原料化合物の一つである一般式(1
b)の化合物を得ることができる。
【0032】(III)R1が(分岐)アルキルオキシカル
ボニル基の場合
【0033】
【化12】
【0034】すなわち、6-ヒドロキシ-2-ナフトエ酸
の水酸基を塩化ベンジルでエーテル化して得た6-ベン
ジルオキシ-2-ナフトエ酸に塩化チオニルを作用させて
酸塩化物にした後、ピリジン存在下、一般式(9)で示
されるアルコールと反応させることにより、一般式(1
0)で示される化合物を得ることができる。一般式(1
0)の化合物をパラジウムカーボンを用いて水素化分解
して得た一般式(11)の化合物に、トリフルオロメタ
ンスルホン酸無水物を反応させることにより、本発明の
原料化合物の一つである一般式(1c)で示される化合
物を得ることができる。
【0035】(IV)R1がアルキルカルボニルオキシ基
の場合
【0036】
【化13】
【0037】すなわち、6-ブロモ-2-ナフトールをピ
リジン存在下、一般式(12)で示される酸塩化物と反
応させることにより、本発明の原料化合物の一つである
一般式(1d)で示される化合物を得ることができる。
【0038】(V)R1が1-アルキニル基の場合
【0039】
【化14】
【0040】すなわち、6-ブロモ-2-ナフトールをピ
リジン存在下、塩化アセチルと反応させて得た6-ブロ
モ-2-アセトキシナフタレンと一般式(13)で示され
る1-アルキンをパラジウム触媒存在下に反応させるこ
とにより、一般式(14)の化合物を得ることができ
る。一般式(14)の化合物を加水分解して得た一般式
(15)の化合物に、トリフルオロメタンスルホン酸無
水物を反応させることにより、本発明の原料化合物の一
つである一般式(1e)で示される化合物を得ることが
できる。
【0041】本発明の他方の原料化合物である一般式
(2)で示されるホウ酸誘導体は、金属化可能な下記一
般式(16)
【0042】
【化15】
【0043】〔式中、R2は水素原子、フッ素原子、-C
3、-OCF3、ベンジルオキシ基または炭素数1〜1
8のアルキル基(該アルキル基は、フッ素原子により置
換されていてもよく、またこれらの基中に存在する1個
の-CH2-または隣接していない2個の-CH2-は、-O
-、-CH=CH-、-C≡C-、-OCH2-もしくは-CH2
O-により置換されていてもよい)を表し、Aは1〜2
個のF原子で置換されていてもよい1,4-フェニレン
基を表し、Z1は水素原子またはハロゲン原子を表す〕
で示される化合物より容易に得られる。
【0044】すなわち、一般式(16)で示される化合
物を金属化した後、ホウ素化することにより一般式
(2)で示される化合物を得ることができる。
【0045】一般式(16)で示される化合物の金属化
反応に用いられる溶媒としては、ジエチルエーテル、ジ
メトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジオキサン等の
エーテル系溶媒、ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼ
ン、トルエン等の炭化水素系溶媒、およびこれらの溶媒
の混合溶媒等が挙げられる。これらのうち好ましいもの
は、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテ
ル系溶媒である。
【0046】金属化試薬としては、金属リチウム、金属
マグネシウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリ
チウム、t−ブチルリチウム、リチウムジイソプロピル
アミド等が挙げられる。またこれに、N,N,N’,
N’,−テトラメチルエチレンジアミン、ヘキサメチル
ホスホリックトリアミド等の安定化剤を添加してもよ
い。
【0047】金属化の完了後に、ホウ素化合物を−80
℃〜30℃、好ましくは−70℃〜0℃で加え、ホウ素
化を行う。本ホウ素化反応に用いられるホウ素化剤とし
ては、トリメチルボラート、トリイソプロピルボラート
等のトリアルキルボラートあるいは三塩化ホウ素、三臭
化ホウ素等のホウ素トリハライドなどが挙げられる。本
ホウ素化反応は、通常1〜20時間内に終了する。この
ホウ素化合物を塩酸等の酸で処理することにより、本発
明の原料化合物の一つである一般式(2)で示されるホ
ウ酸誘導体を得ることができる。
【0048】また、一般式(16)で示される化合物
は、例えば次に示す工程を経て合成できる〔下記式中、
AおよびR2は一般式(16)の場合と同一である〕。
【0049】(I)Aが1,4-フェニレン基、下記化1
6または化17、R2がアルキル基の場合
【0050】
【化16】
【0051】
【化17】
【0052】
【化18】
【0053】すなわち、p-ニトロ-ハロゲノベンゼン誘
導体と一般式(17)で示される1-アルキンをパラジ
ウム触媒存在下に反応させて得た一般式(18)の化合
物を、パラジウムカーボンを用いて水素添加することに
より一般式(19)の化合物を得ることができる。一般
式(19)の化合物をジアゾ化した後、ヨウ化カリウム
を反応させることにより、一般式(2)の原料化合物の
一つである一般式(16a)の化合物を得ることができ
る。
【0054】(II)Aが2,3-ジフルオロ-1,4-フ
ェニレン基、R2がアルキル基の場合
【0055】
【化19】
【0056】すなわち、1,2-ジフルオロベンゼンを
ヨウ素化して得た2,3-ジフルオロ-ヨードベンゼンと
一般式(17)で示される1-アルキンをパラジウム触
媒存在下に反応させることにより一般式(20)の化合
物を得ることができる。一般式(20)の化合物をパラ
ジウムカーボンを用いて水素添加することにより、一般
式(2)の原料化合物の一つである一般式(16b)の
化合物を得ることができる。
【0057】(III)Aが1,4-フェニレン基、下記化
20または化21、R2が(分岐)アルキルオキシ基、
アルケニルオキシ基またはベンジルオキシ基の場合
【0058】
【化20】
【0059】
【化21】
【0060】
【化22】
【0061】すなわち、p-ハロゲノフェノール誘導体
に塩基存在下、一般式(21)で示されるアルキルハラ
イド、アルケニルハライドあるいはベンジルハライドを
反応させることにより、一般式(2)の原料化合物の一
つである一般式(16c)の化合物を得ることができ
る。
【0062】また、次に示す工程を経ても合成できる。
【0063】
【化23】
【0064】すなわち、p-ハロゲノフェノール誘導体
をジエチルアゾジホルメートとトリフェニルホスフィン
存在下、一般式(22)で示されるアルコールと反応さ
せることにより、一般式(2)の原料化合物の一つであ
る一般式(16c)の化合物を得ることができる。
【0065】(IV)Aが2,3-ジフルオロ-1,4-フ
ェニレン基、、R2が(分岐)アルキルオキシ基、アル
ケニルオキシ基またはベンジルオキシ基の場合
【0066】
【化24】
【0067】すなわち、2,3-ジフルオロフェノール
に塩基存在下、一般式(21)で示されるアルキルハラ
イド、アルケニルハライドあるいはベンジルハライドを
反応させることにより、一般式(2)の原料化合物の一
つである一般式(16d)の化合物を得ることができ
る。
【0068】また、次に示す工程を経ても合成できる。
【0069】
【化25】
【0070】すなわち、2,3-ジフルオロフェノール
をジエチルアゾジホルメートとトリフェニルホスフィン
存在下、一般式(22)で示されるアルコールと反応さ
せることにより、一般式(2)の原料化合物の一つであ
る一般式(16d)の化合物を得ることができる。
【0071】(V)Aが1,4-フェニレン基、下記化2
6または化27、R2が1-アルキニル基の場合
【0072】
【化26】
【0073】
【化27】
【0074】
【化28】
【0075】すなわち、p-ブロモ-ヨードベンゼン誘導
体と一般式(23)で示される1-アルキンをパラジウ
ム触媒存在下に反応させることにより、一般式(2)の
原料化合物である一般式(16e)の化合物を得ること
ができる。
【0076】(IV)Aが2,3-ジフルオロ-1,4-フ
ェニレン基、R2が1-アルキニル基の場合
【0077】
【化29】
【0078】すなわち、1,2-ジフルオロベンゼンを
ヨウ素化して得た2,3-ジフルオロ-ヨードベンゼンと
一般式(23)で示される1-アルキンをパラジウム触
媒存在下に反応することにより、一般式(2)の原料化
合物である一般式(16f)の化合物を得ることができ
る。
【0079】表1で例示される一般式(1)の化合物
と、表2で例示される一般式(2)の化合物とを反応さ
せることにより、一般式(3)の化合物を得ることがで
きる。
【0080】本反応は、通常溶媒、金属触媒および塩基
の存在下で行う。この反応に用いられる溶媒としては、
メタノール、エタノール等のアルコール系溶媒、ベンゼ
ン、トルエン等の芳香族炭化水素系溶媒、ジエチルエー
テル、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、塩化メ
チレン、クロロホルム等のハロゲン系溶媒、ジメチルア
ミン、トリエチルアミン等のアミン系溶媒、水等が挙げ
られる。
【0081】これらのうち好ましいものは、アルコール
系溶媒、芳香族炭化水素系溶媒、水の混合溶媒およびア
ミン系溶媒である。溶媒の使用量は一般式(2)の化合
物の2〜100重量倍、好ましくは3〜20重量倍であ
る。
【0082】本反応に用いられる金属触媒としては、0
価または2価のパラジウムあるいはニッケル触媒が挙げ
られる。
【0083】特に好ましい金属触媒としては、テトラキ
ス-(トリフェニルホスフィン)パラジウム、ジクロロ-
ビス-(トリフェニルホスフィン)パラジウム、1,1-
ビス-(ジフェニルホスフィノ)フェロセニル-パラジウ
ム、1,2-ビス-(ジフェニルホスフィノ)エタン-パ
ラジウム、塩化パラジウムおよび酢酸パラジウム、また
は相当するニッケル触媒である。
【0084】上記触媒に、適当な配位子を、任意の割合
で添加して使用することもできる。この目的に好適な配
位子としては、トリフェニルホスフィン、トリトリルホ
スフィン、トリス-(4-ジメチルアミノフェニル)ホス
フィン、1,2-ビス-(ジフェニルホスフィノ)エタ
ン、1,2-ビス-(ジフェニルホスフィノ)プロパン、
1,2-ビス-(ジフェニルホスフィノ)ブタンあるいは
1,1’-ビス-(ジフェニルホスフィノ)フェロセン等
のホスフィン類、アセチルアセトン、オクタフルオロア
セチルアセトン等のジケトン類等が挙げられる。
【0085】金属触媒の使用量は、一般式(2)の化合
物に対して通常0.1〜20モル%で良く、特に0.5
〜5モル%が好ましいが、これに限定されるものではな
い。
【0086】本反応に用いられる塩基としては、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム等の塩
類、ジメチルアミン、トリエチルアミン等のアミン類が
挙げられる。また、溶媒としてアミン系溶媒を用いた場
合は、特にそれ以外の塩基を添加する必要はない。
【0087】本反応において、一般式(1)の化合物と
一般式(2)の化合物のモル比は任意に設定できるが、
通常10:1〜1:10、好ましくは10:7〜10:
15である。
【0088】反応温度は0℃〜180℃、好ましくは室
温〜150℃であり、あまり高温になると触媒が分解す
るため好ましくない。
【0089】反応時間は特に制限されず、原料化合物で
ある一般式(1)あるいは一般式(2)の化合物が消失
した時点を反応の終点とすることができる。なお、反応
の終点は、ガスクロマトグラフィー、薄層クロマトグラ
フィー等を用いて確認することができる。
【0090】反応終了後、通常の分離手段、例えば抽
出、洗浄、濃縮等により反応混合物から一般式(3)で
示されるフェニルナフタレン誘導体を単離することがで
き、必要により、再結晶、カラムクロマトグラフィー等
で精製することができる。
【0091】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に説明する
が、本発明はこれに限定されない。 実施例 1 6-(2,3-ジフルオロ-4-デシルオキシフェニル)-
2-ナフトエ酸-(2-メチルブチル)エステルの合成 6-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸(この化合物は6-
ヒドロキシ-2-ナフトエ酸を塩基の存在下、塩化ベンジ
ルと反応させることにより得ることができる)2.8g(1
0.1mmol)に塩化チオニル10mlを加えて、6時間加熱還
流した。過剰の塩化チオニルをアスピレーターで除去す
ることにより固体の6-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸
塩化物を得た。このものは特に精製せず、このまま次の
反応に使用した。 で得た6-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸塩化物
に、乾燥トルエン50mlおよび乾燥ピリジン20mlを加えて
10℃以下に冷却した。これに光学活性2-メチル-1-
ブタノール0.9g(10.2mmol)を加えてそのまま1時間攪
拌した後、80℃で5時間攪拌した。放冷後、氷水中へ
投入し、トルエン層を1N塩酸、水、炭酸水素ナトリウ
ム水、水で順次洗浄後、トルエンを留去し、エタノール
から再結晶することにより白色固体の光学活性6-ベン
ジルオキシ-2-ナフトエ酸-(2-メチルブチル)エステ
ル2.9g(8.3mmol)を得た。 で得た光学活性6-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸-
(2-メチルブチル)エステル2.9g(8.3mmol)をエタノ
ール中水素雰囲気下、5%パラジウムカーボン0.2gを用い
て還流温度で水素化分解を行った。水素の吸収が無くな
るのを確認してからろ過により触媒を除き、エタノール
を留去した。得られた固体をヘキサンから再結晶するこ
とにより光学活性6-ヒドロキシ-2-ナフトエ酸-(2-
メチルブチル)エステル1.8g(7.0mmol)を得た。 で得た光学活性6-ヒドロキシ-2-ナフトエ酸-(2
-メチルブチル)エステル1.8g(7.0mmol)を乾燥ピリジ
ン30mlに溶かし、これに10℃以下でトリフルオロメタ
ンスルホン酸無水物2.3g(8.2mmol)を加え、室温で2
4時間攪拌した。反応終了後、氷水中へ投入しトルエン
で抽出した。トルエン層を1N塩酸、水、炭酸水素ナト
リウム水、水で順次洗浄後、トルエンを留去することに
より、油状の光学活性6-ヒドロキシ-2-ナフトエ酸-
(2-メチルブチル)エステルのトリフルオロメタンス
ルホン酸エステル2.6g(6.7mmol)を得た。 1,2-ジフルオロ-3-n-デシルオキシベンゼン(こ
の化合物は、2,3-ジフルオロフェノールを塩基の存
在下、n-デシルブロマイドと反応させることにより得
ることができる)20.0g(74.1mmol)を乾燥テトラヒド
ロフラン200mlに溶かし、ドライアイス-アセトンバスで
−60℃以下に冷却した。これにn-ブチルリチウムの
ヘキサン溶液(15%)47ml(88.9mmol)を−60℃以下
で滴下しそのまま3時間攪拌した。次にホウ酸トリメチ
ル11.6g(112mmol)を−60℃以下で加え更に30分間
攪拌した後、ドライアイス-アセトンバスを外し、0℃
になるまで攪拌した。水、次いで1N塩酸を加え、エー
テルで抽出した。エーテル層を水洗した後、エーテルを
留去することにより、白色固体の2,3-ジフルオロ-4
-n-デシルオキシフェニルホウ酸21.6g(68.8mmol)を
得た。 で得た光学活性6-ヒドロキシ-2-ナフトエ酸-(2
-メチルブチル)エステルのトリフルオロメタンスルホ
ン酸エステル2.0g(5.1mmol)とで得た2,3-ジフル
オロ-4-n-デシルオキシフェニルホウ酸1.5g(4.8mmo
l)をトリエチルアミン60ml中、触媒にテトラキストリ
フェニルホスフィンパラジウム(0)110mg(0.10mmol)と
トリフェニルホスフィン110mg(0.42mmol)を用いて、
窒素雰囲気下10時間加熱還流した。反応終了後、トリ
エチルアミンを除去し、トルエンで抽出した。トルエン
層を1N塩酸、水で洗浄後、シリカゲルカラムで精製
し、エタノールから再結晶することにより、白色結晶の
6-(2,3-ジフルオロ-4-デシルオキシフェニル)-
2-ナフトエ酸-(2-メチルブチル)エステル1.2g(2.4
mmol)を得た(収率:49.2%)。 化合物の構造は、NMR(核磁気共鳴スペクトル分
析)、MS(質量分析)、IR(赤外吸収スペクトル分
析)および元素分析により確認した。 元素分析値 理論値(%) 実測値(%) C:75.30 C:75.13 H:7.84 H:8.01 F:7.45 F:7.27
【0092】実施例 2 6-ノニルオキシ-2-(2,3-ジフルオロ-4-ノニルオ
キシフェニル)ナフタレンの合成 実施例1のにおいて1,2-ジフルオロ-3-n-デシ
ルオキシベンゼンに代えて1,2-ジフルオロ-3-n-ノ
ニルオキシベンゼン(この化合物は、2,3-ジフルオ
ロフェノールを塩基の存在下、n-ノニルブロマイドと
反応させることにより得ることができる)を同じモル比
で用いた以外は実施例1のと同様の操作を行うことに
より、2,3-ジフルオロ-4-ノニルオキシ-フェニルホ
ウ酸を得た。 で得た2,3-ジフルオロ-4-ノニルオキシフェニ
ルホウ酸2.0g(6.7mmol)と6-ブロモ-2-ノニルオキシ
ナフタレン(この化合物は、6-ブロモ-2-ナフトール
を塩基の存在下、n-ノニルブロマイドと反応させるこ
とにより得ることができる)2.3g(6.6mmol)をトリエ
チルアミン60ml中、触媒にテトラキストリフェニルホス
フィンパラジウム(0)154mg(0.13mmol)とトリフェニ
ルホスフィン154mg(0.59mmol)を用いて、窒素雰囲気
下10時間加熱還流した。反応終了後、トリエチルアミ
ンを留去しトルエンで抽出した。トルエン層を1N塩
酸、水で順次洗浄後、シルカゲルカラムで精製し、エタ
ノールから3回再結晶することにより、6-ノニルオキ
シ-2-(2,3-ジフルオロ-4-ノニルオキシフェニ
ル)ナフタレン2.1g(4.0mmol)を得た(収率:60.9
%)。 化合物の構造は、NMR(核磁気共鳴スペクトル分
析)、MS(質量分析)、IR(赤外吸収スペクトル分
析)および元素分析により確認した。 元素分析値 理論値(%) 実測値(%) C:77.86 C:77.63 H:8.78 H:8.91 F:7.25 F:7.13
【0093】実施例1〜実施例2で得られた化合物の相
転移温度を表3に示す。
【0094】
【表3】
【0095】表3中各記号は、それぞれ以下の意味を表
す。 Cry;結晶相 Sc ;スメクチックC相 SA ;スメクチックA相 Nem;ネマチック相 Iso;等方性液体相 ・ ;相が存在する − ;相が存在しない
【0096】
【発明の効果】本発明の製造方法を用いることにより、
マイルドな条件で、かつ環境を汚染する廃液が生成する
ことなく、収率良くフェニルナフタレン誘導体を合成す
ることができる。また、本発明の製造方法により合成さ
れたフェニルナフタレン誘導体は、液晶表示素子に用い
る液晶組成物の成分あるいはその中間体として有用であ
り、かつ各種医農薬の中間体として有用である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 25/24 9280−4H 41/30 43/20 A 7419−4H 43/215 7419−4H 43/225 A 7419−4H 67/343 69/157 8018−4H 69/16 8018−4H 69/24 8018−4H 69/28 8018−4H 69/63 9279−4H 69/94 9279−4H 253/30 255/52 9357−4H 255/54 9357−4H 255/55 9357−4H // C07B 61/00 300

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 〔式中、R1は水素原子、シアノ基、フッ素原子、-CF
    3、-OCF3、ベンジルオキシ基または炭素数1〜18
    のアルキル基(該アルキル基は、フッ素原子により置換
    されていてもよく、またこれらの基中に存在する1個の
    -CH2-または隣接していない2個の-CH2-は、-O-、
    -CH=CH-、-C≡C-、-COO-、-OCO-、-OC
    2-もしくは-CH2O-により置換されていてもよい)
    を表し、NAPは2,6-ナフチレン基を表し、Zはハ
    ロゲン原子または-OSO2CF3を表す〕で示される化
    合物と、下記一般式(2) 【化2】 〔式中、R2は水素原子、フッ素原子、-CF3、-OCF
    3、ベンジルオキシ基または炭素数1〜18のアルキル
    基(該アルキル基は、フッ素原子により置換されていて
    もよく、またこれらの基中に存在する1個の-CH2-ま
    たは隣接していない2個の-CH2-は、-O-、-CH=C
    H-、-C≡C-、-OCH2-もしくは-CH2O-により置
    換されていてもよい)を表し、Aは1〜2個のF原子で
    置換されていてもよい1,4-フェニレン基を表す〕で
    示される化合物とを金属触媒存在下に反応させることか
    らなる下記一般式(3) 【化3】 〔式中、R1は水素原子、シアノ基、フッ素原子、-CF
    3、-OCF3、ベンジルオキシ基または炭素数1〜18
    のアルキル基(該アルキル基は、フッ素原子により置換
    されていてもよく、またこれらの基中に存在する1個の
    -CH2-または隣接していない2個の-CH2-は、-O-、
    -CH=CH-、-C≡C-、-COO-、-OCO-、-OC
    2-もしくは-CH2O-により置換されていてもよい)
    を表し、NAPは2,6-ナフチレン基を表し、Aは1
    〜2個のF原子で置換されていてもよい1,4-フェニ
    レン基を表し、R2は水素原子、フッ素原子、-CF3、-
    OCF3、ベンジルオキシ基または炭素数1〜18のア
    ルキル基(該アルキル基は、フッ素原子により置換され
    ていてもよく、またこれらの基中に存在する1個の-C
    2-または隣接していない2個の-CH2-は、-O-、-C
    H=CH-、-C≡C-、-OCH2-もしくは-CH2O-に
    より置換されていてもよい)を表す〕で示されるフェニ
    ルナフタレン誘導体の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5582765A (en) * 1994-08-05 1996-12-10 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Triflate compounds and process for preparing silacyclohexane-based liquid crystal compounds from the triflate compounds
JP2017222632A (ja) * 2016-06-16 2017-12-21 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー ポリアルキニル−アレーンを形成するための方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5582765A (en) * 1994-08-05 1996-12-10 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Triflate compounds and process for preparing silacyclohexane-based liquid crystal compounds from the triflate compounds
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