JPH05286982A - (ポリシラ)アルキル末端基を有する液晶 - Google Patents

(ポリシラ)アルキル末端基を有する液晶

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JPH05286982A
JPH05286982A JP4321758A JP32175892A JPH05286982A JP H05286982 A JPH05286982 A JP H05286982A JP 4321758 A JP4321758 A JP 4321758A JP 32175892 A JP32175892 A JP 32175892A JP H05286982 A JPH05286982 A JP H05286982A
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alkyl
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JP4321758A
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Norman Haeberle
ヘーベルレ ノルマン
Franz-Heinrich Kreuzer
クロイツァー フランツ−ハインリッヒ
Benno Krueger
クリューガー ベンノ
Ingo Zahn
ツァーン インゴ
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Consortium fuer Elektrochemische Industrie GmbH
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 容易に製造可能で化学的に安定であり改善さ
れた液晶性の性質、例えばより大きい相転移幅およびよ
り低い融点を有する液晶。 【構成】 一般式I: M−(CH2n−(O)m−[−D−B−]q−Y,
(I) 具体的には、例えば

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、末端基中に相互にアル
キレン基と架橋したより多くのSi原子を有する新規の
液晶、その製造法並びにその使用に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶中の珪素の使用は、原則として公知
であるが、しかしながら就中、例えばH.Finkel
mannおよびG.Rehageの場合には、Makr
omol.Chem.Rapid Commun.1、
31、(1980年)に、あるいはまた欧州特許出願公
開第29162号明細書(Finkelmann他;公
開日、1981年5月27日、Wacker−Chem
ie GmbH)に、種種のメソゲン側鎖を有する線状
あるいはまた環式の配列中にポリシロキサンまたはオリ
ゴシロキサンの主鎖を有する重合体液晶が記載されてい
る。メソゲン側基を有するシクロシロキサンは、欧州特
許出願公開第60335号明細書(Kreuzer他;
公開日、1982年9月22日、Consortium
fuerelektrochemische Ind
ustrie GmbH)の記載から公知である。
【0003】更にまた、ドイツ連邦共和国特許出願公開
第3827600号明細書(Hemmerling他;
公開日、1990年2月15日、Hoechst A
G)に記載されているようなトリアルキルシリル基また
は特開平1−144491号公報(公開日、1989年
6月6日、Chemical Abstracts、第
111巻、205667e(1989年)に報告されて
いる)または欧州特許出願公開第404140号明細書
(Haas他;公開日、1990年12月27日、Co
nsortium fuer elektrochem
ische Industrie GmbH)に記載さ
れているようなポリメチルオリゴシロキサンを末端基中
に使用する単量体の液晶も公知である。前記のシラニル
基もしくはシロキサニル基によって、シリル化されてい
ない化合物に比べて、変化された性質を得る。この場
合、就中、融点の低下、相の拡張および相の種類の変更
が重要である。しかしながら、トリアルキルシリルアル
キル含有の液晶は、シリル化されていない化合物に比べ
て、より少ない変態だけを惹起する。シロキサニル置換
された誘導体は、実際にこの意味において、より一層作
用を生じるが、しかしながら、化学的には僅かに安定性
であり、特に、シロキサンが多量である場合には、純粋
な形で製造することは困難である。それというのも、高
級シロキサンは、しばしば、分離するのが困難な混合物
中でのみ得られるからである。Si−O−化合物の化学
的安定性の不足によって、シロキサニル基の挿入は、全
部の分子を再度分解しないために合成の最終化学反応で
なければならないことが条件とされる。しかし、前記要
求は、液晶中にしばしば存在するように、シリル化また
はシロキサン化を阻止する窒素原子または硫黄原子のよ
うなヘテロ原子が存在する場合には、満足させることが
できない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、容易
に製造可能でかつ化学的に安定であり、改善された液晶
性の性質、例えばより大きい相転移幅およびより低い融
点を有する液晶を提供することであった。
【0005】本発明の対象は、一般式I: M−(CH2n−(O)m−[−D−B−]q−Y , (I) 〔式中、Mは、相互に橋要素Aと結合している線状、分
枝鎖状または環式の配列中の珪素原子2〜5個からなる
基を表し(但し、珪素原子と基Rとの他の原子価は飽和
している);Aは、橋要素としてのC1〜C8アルキレン
基または酸素原子を表し(但し、基M1個当たり、Aを
表す少なくとも1つの基は、C1〜C8アルキレン基を表
す);Rは、同一かまたは異なり、フッ素原子もしくは
塩素原子またはシアノ基で置換されているかまたは非置
換の直鎖状C1〜C10アルキル基またはC2〜C10アルケ
ニル基、分枝鎖状C3〜C10アルキル基またはC3〜C10
アルケニル基を表し、C1〜C4アルキル基、C1〜C4
ルコキシ基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、シアノ
基、トリフルオルメチル基またはニトロ基によって置換
されているか非置換のC6〜C12シクロアルキル基、C6
〜C12シクロアルケニル基、C6〜C12アルキルシクロ
アルキル基、C6〜C12アルキルシクロアルケニル基、
6〜C12アリール基またはC6〜C12アルアルキル基を
表し;nは、3〜12の整数を表し;mは、0または1
を表し;Dは、同一かまたは異なる同素環式または複素
環式の飽和または不飽和5員環または6員環を表し;B
は、1つの化学結合、1つの基−COO−、−OOC
−、−CH2−CH2−、−CH=CH−、−C≡C−、
−CH=N−、−N=CH−、−CH2−O−、−O−
CH2−および−N=N−から選択されている同一かま
たは異なる結合員を表し;qは、1〜3の整数を表し;
Yは、水素原子を表すかまたは直鎖状もしくは分枝鎖状
1〜C10アルキル基またはC1〜C10アルコキシ基を表
すかまたは水素原子を有するかまたは水素原子で置換さ
れたDを表す基を表すか(但し、場合によっては1また
は2個存在する環−置換基がC1〜C4アルキル基、C1
〜C4アルコキシ基、フッ素原子、塩素原子または臭素
原子、シアノ基、トリフルオルメチル基またはニトロ基
であってもよい)またはコレステリル基を表す〕で示さ
れる化合物である。
【0006】また、基Rの個々の構造から可能な限り純
粋な形のもの並びにその混合物、例えば相応するラセミ
体の形での光学異性体は、本発明の対象である。
【0007】一般式Iの本発明による液晶の末端基M
は、シラン基を有する。この末端基は、スペーサー基
(CH2n−(O)mを介して、著しく変動可能なメソ
ゲン基[−D−B−]qと結合している。
【0008】3未満のnの値は、短過ぎるスペーサー基
を形成し、酸素原子と一緒になって、即ち、mが値1を
有する場合には、化学的および熱的影響に抗してレイビ
ルなスペーサー基を生じる。
【0009】有利な架橋要素Aは、直鎖状アルキレン
基、例えばメチレン基、1,2−エチレン基、1,3−
プロピレン基、1,4−ブチレン基、1,5−ペンチレ
ン基、1,6−ヘキシレン基、1,7−ヘプチレン基ま
たは1,8−オクチレン基である。
【0010】有利な基Dは、1,4−フェニレン基、
1,4−シクロヘキシリデン基、1,4−シクロヘキシ
ニリデン基、2,5−ピリジンジイル基または3,6−
ピリジンジイル基、2,5−ピリミジンジイル基、2,
5−ピリダジンジイル基、2,5−トリアジンジイル
基、2,5−ジオキサンジイル基、2,5−テトラヒド
ロフランジイル基、1,3,4−チアジアゾール−2,
5−ジイル基または1,4−ビシクロ[2,2,2]−
オクタンジイル基である。
【0011】基Rの例は、アルキル基、例えばメチル
基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−
ブチル基、イソブチル基、第三ブチル基、n−ペンチル
基、イソペンチル基、ネオペンチル基、第三ペンチル
基;ヘキシル基、例えばn−ヘキシル基;ヘプチル基、
例えばn−ヘプチル基;オクチル基、例えばn−オクチ
ル基およびイソオクチル基、例えば2,2,4−トリメ
チルペンチル基;ノニル基、例えばn−ノニル基;デシ
ル基、例えばn−デシル基;ドデシル基、例えばn−ド
デシル基;アルケニル基、例えばビニル基およびアリル
基;シクロアルキル基、例えばシクロペンチル基、シク
ロヘキシル基、シクロヘプチル基およびメチルシクロヘ
キシル基;シクロアルケニル基、例えばシクロヘキセニ
ル基;アリール基、例えばフェニル基およびナフチル
基;アルアルキル基、例えばo−トリル基、m−トリル
基、p−トリル基;キシリル基;エチルフェニル基;ベ
ンジル基;α−フェニルエチル基およびβ−フェニルエ
チル基である。
【0012】アルキル基の前記の例は、アルコキシ基中
のアルキル基にも関連する。
【0013】アルキル基およびアルコキシ基の例は、Y
にも関連する。
【0014】一般式Iの有利な液晶性化合物は、Mが、
相互に橋要素Aと結合している線状、分枝鎖状または環
式の配列中の珪素原子2〜5個からなる基を表し(但
し、珪素原子の他の原子価は基Rで飽和されている);
Aは、メチレン基、1,2−エチレン基または1,3−
プロピレン基または酸素原子を表し(但し、基M1個当
たりAを表す少なくとも1つの基は、メチレン基、1,
2−エチレン基または1,3−プロピレン基を表す);
Rは、同一かまたは異なるC1〜C4アルキル基を表し
(但し、末端の珪素原子に存在する基の1つが、直鎖状
1〜C10アルキル基またはアルケニル基、フッ素原子
または塩素原子で置換されたC1〜C5アルキル基、分枝
鎖状C3〜C10アルキル基またはC3〜C10アルケニル基
から選択されているか、C1〜C4アルキル基、C1〜C4
アルコキシ基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、シア
ノ基、トリフルオルメチル基またはニトロ基によって置
換されているか非置換のC6〜C12シクロアルキル基、
6〜C12シクロアルケニル基、C6〜C12アルキルシク
ロアルキル基、C6〜C12アルキルシクロアルケニル
基、C6〜C12アリール基またはC6〜C12アルアルキル
基から選択されている);nは、3〜10の整数を表
し;mは、値0または1を表し;Dは、1,4フェニレ
ン基、1,4−シクロヘキシリデン基、2,5−ピリミ
ジンジイル基または3,6−ピリミジンジイル基、2,
5−ジオキサンジイル基または1,4−ビシクロ[2,
2,2]−オクタンジイル基から選択されている同一か
または異なる基を表し;Bは、1つの化学結合、1つの
基−COO−、−OOC−、−CH2−CH2−または−
CH=CH−基から選択されている同一かまたは異なる
結合員を表し;qは、1〜3の整数を表し;Yは、水素
原子を表すかまたは直鎖状もしくは分枝鎖状C1〜C10
アルキル基またはC1〜C10アルコキシ基を表すかまた
は水素原子を有するかまたは水素原子で置換されたフェ
ニル基を表すかまたは水素原子を有するかまたは水素原
子で置換されたシクロヘキシル基またはシクロヘキセニ
ル基を表すか(但し、場合によっては1または2個存在
する置換基がC1〜C4アルキル基、C1〜C4アルコキシ
基、フッ素原子、塩素原子または臭素原子、シアノ基、
トリフルオルメチル基またはニトロ基であってもよい)
またはコレステリル基を表すような化合物である。
【0015】一般式Iの特に有利な化合物の場合には、
nが、4〜8の整数を表し;mは、値0または1を表
し;Dは、1,4−フェニレン基または1,4−シクロ
ヘキシリデン基から選択されている同一かまたは異なる
基を表し;Bは、1つの化学結合、1つの基−COO
−、−OOC−または−CH2−CH2−基から選択され
ている同一かまたは異なる結合環を表し;qは、値1ま
たは2を表し;Yは、水素原子を表すかまたは直鎖状も
しくは分枝鎖状C1〜C10アルキル基またはC1〜C10
ルコキシ基を表すかまたは水素原子を有するかまたは水
素原子で置換されたフェニル基またはシクロヘキシル基
を表すか(但し、場合によっては1または2個存在する
置換基がC1〜C4アルキル基、C1〜C4アルコキシ基、
フッ素原子、塩素原子またはシアノ基であってもよい)
またはコレステリル基を表し;Mは、一般式II: R−[Si(CH32−A]p−SiR2− , (II) 〔式中、Aは、メチレン基を表し;Rは、直鎖状C1
4−アルキル基またはフェニル基を表し;pは、値1
または2を表す〕で示される基を表す。
【0016】好ましくは、一般式IIの場合には、全て
の基Rがメチル基である。
【0017】本発明による化合物は、本発明によれば、
自体公知の方法で、次の方法によって製造される: 方法 a:前記一般式Iの化合物は、白金族および/ま
たはその化合物の少なくとも1つの金属の存在下に、一
般式:MHで示される化合物と、一般式III: H2=CH−(CH2n-2−(O)m−[−D−B−]q−Y (III) 〔式中、M、A、R、n、m、D、B、q、Yおよびp
は、前記一般式IおよびIIに記載された意味を有す
る〕で示される化合物との反応によって製造でき、この
場合、水素原子は、MH中で珪素原子に結合している。
【0018】一般式:MH(但し、MひいてはR、Aお
よびPは、一般式Iに記載された意味を有する)で示さ
れる必要とされたシランは、公知方法、例えばアルキル
シリルメチルマグネシウムハロゲン化物とアルキルシリ
ルハロゲン化合物またはPt触媒下でのアルキル−Si
−H−誘導体とビニル−(一般にアルケニル)アルキル
シラン誘導体とのヒドロシリル化反応のグリニャールの
合成あるいはまたアルキルシランの熱分解法によって得
られる。同じ方法で、分枝鎖状のシランも得られるが、
これは、アルキルシランの熱分解法によっても製造可能
である。後者の方法によれば、オリゴシラシクロアルカ
ンも得られる。例としては、1,1,3,3,5−ペン
タメチル−1,3,5−トリシラシクロヘキサンの製造
(G.Fritz他、Z.anorg.all.Che
m.1980年、第460巻、第115〜143頁)が
公知である。
【0019】同様に、一般式III(但し、n、m、
D、B、qおよびYは、一般式Iに記載の意味を有す
る)の末端のひいてはヒドロシリル化可能な二重結合を
有する化合物の製造は公知である。
【0020】例えば、アルケニル基は、相応するアルケ
ニルハロゲン化物と、相応する有機金属のベンゾール誘
導体、殊にグリニャール化合物またはオルガノリチウム
化合物との反応によって導入することができる。この種
のベンゾール誘導体の有利な例は、4−ハロゲンフェニ
ルマグネシウムハロゲン化物である。アルケニルハロゲ
ン化物とベンゾール誘導体との反応は、好ましくは不活
性溶剤(混合物)、例えばジエチルエーテル、メチル−
第三ブチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジ
オキサン、炭化水素およびその混合物、例えばベンゾー
ル、トルオール、キシロール、ヘキサン異性体混合物ま
たは石油エーテル中で行われる。この反応は、好ましく
は−100℃〜+100℃の温度、殊に0.09〜0.
11MPa(絶対)の圧力で実施される。この反応は、
事情によっては、超音波によって促進することができ
る。
【0021】こうして得られた4−(ω−アルケニル)
−1−ハロゲンベンゾールは、自体公知の方法で、就
中、2回マグネシウムで相応するオルガノマグネシウム
ハロゲン化物に変換し、引続き、CO2で4−(ω−アル
ケニル)安息香酸に変換し、最終的に相応する置換また
は非置換のフェニルエステルへ変換することができる。
【0022】4−(ω−アルケニル)フェノール誘導体
は、4−ω−アルケニルマグネシウムハロゲン化物と、
ヒドロキシル基で保護された4−ハロゲン化フェノール
との反応によって、場合によってはジリチウムテトラク
ロロ銅酸塩の触媒下で得ることができる。こうして得ら
れるフェノールは、相応する酸または酸誘導体でエステ
ル化することができる。4−(ω−アルケニル)フェニル
誘導体の原理的に知られた製造のためには、ドイツ連邦
共和国特許出願公開第3935638号明細書並びにド
イツ連邦共和国特許出願公開第4022151号明細書
が指摘される。
【0023】4−(ω−アルケニル)フェニルマグネシ
ウムハロゲン化物(上記の説明により製造可能)と、
N,N−ジメチルホルムアミドとの反応によって、再
度、第一級アミン、例えば市販により得られる4−アル
キルアニリンと反応させて、相応するアゾメチン(シッ
フ塩基)に変えるような4−(ω−アルケニル)ベンズ
アルデヒドが入手可能である。
【0024】上記方法により製造可能な4−(ω−アル
ケニル)ベンズアルデヒドを、適当な誘導体、例えばア
ルカンホスホン酸エステルと反応させる場合には(ウィ
ッティッヒ・ホルナー反応)、4−(ω−アルケニル)
フェニルエチレンジイル誘導体が得られる。
【0025】欧州特許出願公開第168683号明細
書、例26の記載によれば、1−(ω−アルケニル)−
4−ニトロベンゾールを、例えば、溶剤としてのメタノ
ール中のマグネシウムチップを用いて、4,4′−ジ−
(ω−アルケニル)アゾキシベンゾールに還元すること
ができる。これは、再度、公知方法で、例えば亜鉛およ
び苛性ソーダ溶液によって、相応するアゾベンゾールに
還元できる。
【0026】複素環式要素Dは、同様に公知方法で入手
可能である。こうして、芳香族環の代りに、一部には実
際に市販されているものであるが、置換複素環式化合物
を使用してもよいし、環合成により製造することもでき
る。こうして、ジオキサンは、例えば2−(M−アルキ
ル)1,3−ジオールと4−置換ベンズアルデヒド誘導
体との反応によって得ることができる。これに必要な2
−(M−アルキル)−1,3−ジオールは、リチウムア
ルミニウム水素化物を用いた2−(M−アルキル)マロ
ン酸誘導体の還元によって得られ、前記ジエステルは、
一部には実際に市販されている2−(ω−アルケニル)
マロン酸ジエステルのヒドロシリル化によって得られ
る。この反応の結果の例は、実施例中にある。
【0027】ピリミジン誘導体は、自体公知の方法で、
例えば4−(M−アルキルオキシ)ベンゾニトリルから
4−(M−アルキルオキシ)ベンズイミド塩化物を経て
4−(M−アルキルオキシ)ベンズアミジンに変換する
ことによって得られる。このベンズアミジン誘導体は、
同様に公知方法で、置換マロンジアルデヒド−ビス(ジ
アルキル)アセタールを用いて環化して、所望のピリミ
ジン誘導体に変えることができる。
【0028】末端の二重結合の促進されたヒドロシリル
化は、同様に公知でしばしば使用された方法である。本
発明による方法を促進することができる白金族および/
またはその化合物の触媒作用を有する金属、以下で白金
触媒と称されるものの例は、白金、パラジウム、ロジウ
ム、イリジウムおよびその化合物、好ましくは白金およ
び/またはその化合物である。本発明の場合には、従
来、Si原子に直接結合した水素原子の付加のために、
不飽和脂肪族化合物にも使用されていた全ての触媒が使
用できる。この種の触媒の例は、二酸化珪素、酸化アル
ミニウムまたは活性炭のような担体上に存在していてよ
い金属性でかつ微粉砕された白金、H2PtCl6・6H
2Oおよびシクロヘキサノンからの反応生成物を含めた
白金の化合物または錯体、例えばハロゲン化白金、例え
ばPtCl4、H2PtCl6・6H2O、Na2PtCl4
・4H2O、白金オレフィン錯体、白金アルコール錯
体、白金アルコラト錯体、白金エーテル錯体、白金アル
デヒド錯体、白金ケトン錯体、検出可能な無機的に結合
したハロゲン原子の含量を有するかまたは有していない
白金ビニルシロキサン錯体、ビス−(γ−ピコリン)−
白金二塩化物、トリメチレンジピリジン白金二塩化物、
ジシクロペンタジエニル白金二塩化物、ジメチルスルホ
キシドエチレン白金−(II)−二塩化物からの反応生
成物並びに四塩化白金と、オレフィンおよび第一級アミ
ンまたは第二級アミンとの反応生成物または四塩化白金
と、第一級アミンと第二級アミンとの反応生成物、例え
ば1−オクテン中に溶解した四塩化白金と第二級ブチル
アミンとからなる反応生成物または欧州特許第1103
70号明細書に記載のアンモニウム白金錯体である。
【0029】白金触媒は、それぞれ元素状の白金として
計算され、過剰量または化学量論的量で存在するような
反応成分のモル数に対して好ましくは0.02〜50モ
ル%の量で添加される。
【0030】反応は、好ましくは0〜150℃、殊に1
0〜100℃で、好ましくは0.05MPa〜2.0M
Paの圧力で実施される。
【0031】シランがMHまたは一般式IIIの化合物
との反応が極めて緩やかである場合には、より高い温
度、より高い圧力およびより多くの白金触媒の存在下に
作業してもよい。
【0032】好ましくは、この反応は、殊に非プロトン
性であるような不活性溶剤中で実施され;それぞれ0.
1MPa(絶対)の場合に、160℃まで、殊に120
℃までの沸点または沸騰範囲を有する溶剤または溶剤混
合物が有利である。溶剤の例は、エステル、例えば酢酸
メチル、酢酸エチル、n−プロピルアセテートおよびイ
ソプロピルアセテート、n−ブチルアセテート、第二ブ
チルアセテートおよび第三ブチルアセテート、蟻酸エチ
ルおよび炭酸ジエチル;エーテル、例えばジオキサン、
テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジ−n−プロ
ピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジ−n−ブチ
ルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エ
チレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリ
コールジメチルエーテルおよびアニソール;塩素化され
た炭化水素、例えばジクロルメタン、トリクロルメタ
ン、テトラクロルメタン、1,2−ジクロルエタン、ト
リクロルエチレン、テトラクロルエチレンおよびクロル
ベンゾール;炭化水素、例えばペンタン、n−ヘキサ
ン、ヘキサン異性体混合物、シクロヘキサン、ヘプタ
ン、オクタン、しみ抜きベンジン、石油エーテル、ベン
ゾール、トルオール、キシロール;ケトン、例えばアセ
トン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンま
たは前記溶剤の混合物である。
【0033】溶剤という名称は、全ての反応成分がこの
溶剤に溶解しなければならないことを意味するものでは
ない。この反応は、1つまたはそれ以上の反応成分の懸
濁液または乳濁液中でも実施できる。この反応は、混和
性の間隙を有する溶剤混合物中でも実施でき、この場
合、混合相の全ての中で、それぞれ少なくとも1つの反
応成分が可溶性である。
【0034】好ましくは、シリル成分MHは、本発明に
よる方法で、上記反応方程式による付加すべき化合物と
一緒に、モル比1:2〜2:1、殊に1:1.1〜1.
1:1で使用される。
【0035】公知の製造方法についてのより詳細な記載
は、Houben−Weyl、Methoden de
r organischen Chemie、Geor
gThieme Verlag、Stuttgart
und New Yorkから確認される。他の方法
は、実施例に記載されている。
【0036】方法 b:一般式Iの化合物は、一般式:
M−Hal〔式中、Halは、塩素原子、臭素原子また
はヨウ素原子を表す〕で示されるハロゲン化シラン化合
物と、一般式IV: T−(CH2n−(O)m−[−D−B−]q−Y , (IV) 〔式中、Tは、アルカリ金属原子またはMg−Hal
(但し、Halは、上記の意味を有する)を表す〕で示
される有機金属化合物との反応によって、T−Halを
製造することができる。M、A、R、n、m、D、B、
q、Yおよびpは、方法b中では、Bおよび/またはY
が、アルカリ金属またはマグネシウムまたは一般式IV
の化合物と反応する場合に、Bおよび/またはYは、M
−Halと一般式IVの化合物との反応が行われた後に
はじめて導入されることを条件として、前記一般式Iお
よびIIに記載された意味を有する。
【0037】アルカリ金属またはマグネシウムまたは一
般式IVの化合物と反応する基BおよびYは、例えばカ
ルボキシル誘導体およびシアノ基である。
【0038】方法bによる反応の場合には、塩化鉄(−
III)またはジリチウムテトラクロロ銅酸塩および/
またはジリチウムテトラ臭素銅酸塩またはジクロル(ビ
ス−ジフェニルホスフィノプロパン)ニッケルのような
触媒は、加速的に作用することができる。異なる要素
D、B、qおよびyを生じる反応工程の順序に関連した
場合には、方法a)の記載に相応する。
【0039】方法 c:一般式Iの化合物は、一般式
V: M−(CH2n−(O)m−[−D−B−]r-1−D−G (V) で示される化合物と、一般式VI: Q−[−D−B−]s−Y (VI) で示される化合物との反応によって製造することができ
る。この場合、rおよびsは、それぞれ0〜3の整数の
意味(但し、その総和はqである)を表し、GおよびQ
は、それぞれ基−OH,−OLi、−ONa、−OK、
−O−C1−〜−O−C4−アルキル、−COOH、−C
OBr、−COCl、−NH2、−O−トスまたは−M
gHalを表し、M、A、R、n、m、D、B、q、Y
およびpは、前記一般式IおよびIIに記載された意味
を表し、Halは、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原
子を表す。方法cの場合には、水、C1〜C4アルカノー
ル、HHal、MgHal2、LiHal、NaHa
l、KHal、Li−O−トス、Na−O−トスまたは
K−O−トスの意味を有する化合物Wの分解下に、B−
基は形成される。(4−メチルフェニルスルホニル)基
は、トスで示される。
【0040】一般式VおよびVIの化合物の製造のため
に必要とされる出発材料は、方法a)に記載された方法
により入手可能である。
【0041】他の方法一般式Iの化合物の製造のための
他の方法は、一般式VII: M−(CH2n−Z (VII) で示される化合物と、一般式VIII: N−O−[−D−B−]q−Y (VIII) 〔この場合、Zは、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原
子を表すかまたは基O−トスを表す〕で示される化合物
との反応である。Nは、水素原子またはナトリウム原子
を表す。反応の際に、塩化水素、臭化水素またはヨウ化
水素またはNa−O−トスは、分解される。
【0042】(ポリシラ)アルキル末端基を有する本発
明による液晶もしくは本発明により製造可能な液晶は、
例えば、スメクチック液晶またはその混合物の使用下に
製造されるような表示装置中に使用することができる。
この場合、本発明による純粋な化合物並びにその混合物
並びに殊に他の構造の液晶化合物との混合物が使用でき
る。本発明による化合物は、ネマチック、コレステリッ
クおよびスメクチック混合物、就中、スメクチックC相
を形成できるような混合物に適している。あるいはま
た、該化合物は、添加剤としてネマチック、スメクチッ
クまたはコレステリック相に使用できる。(ポリシラ)
アルキル末端基を有する本発明による液晶を用いれば、
液晶性塩基混合物が製造でき、既に完成していた塩基混
合物の性質、例えば光学的異方性、電気的異方性、自発
的な分極、粘度、傾斜角度、ピッチおよび相の挙動を有
利に変動できる。
【0043】(ポリシラ)アルキル末端基によって、本
発明による液晶の場合には、ドイツ連邦共和国特許出願
公開第3020509号明細書の記載によるシロキサニ
ルアルキル末端基を有する液晶と比べて、本質的に有利
な性質を維持している。以前まったく同じ分子構造であ
った場合でさえ、本発明による化合物の場合には、液晶
相は、(シロキサニルアルキル)末端基含有液晶より
も、幅広であり、低い融点および清澄点を有し、珪素−
炭素結合に基づいて化学反応に抗して本質的により安定
性である。
【0044】一方で分子構造中の変動、他方で末端基含
量中の大きな置換基に対する液晶の性質の公知の感受性
にもかかわらず、末端基の構造中の大きな変形の幅は、
記録することができる。末端基のSi原子での極めて種
々異なる置換基にもかかわらず、スメクチックC相は、
例えば出発化合物として使用された(ω−アルケニル)
末端基化合物が、しばしばネマチック相だけを有するか
または結晶性単変の化合物であるけれども、十分に維持
されている。本発明による化合物の末端基中の大きな変
形の幅は、製造すべき液晶のその他の望ましい性質に分
子を適合できるようにし、他方で、分子の残基分(メソ
ゲン含量)を、前記方法で、大きな範囲で任意に選択可
能にしている。
【0045】液晶混合物中の(ポリシラ)アルキル末端
基を有する本発明による液晶の含量は、使用目的に応じ
て、広い範囲で変動することができる。前記含量は、例
えば1重量%〜100重量%であってよい。
【0046】次の表および実施例の場合、それぞれ別記
しないかぎり、 a)全ての量の記載は、重量に関し; b)全ての圧力は、0.10MPa(絶対)であり; c)全ての温度は、20℃である。
【0047】相の記載は、次のように短縮して記載され
ている: d)数値は、℃で測定された転移温度を表す; e)相の型は、次のように特性決定されている: I:等方性相 N:ネマチック相 N*:コレステリック相 SA:スメクチックA相 SC:符号により別のスメクチック相に関連するスメク
チックC相等 SC*:キラルスメクチックC相 S:型が定められなかったスメクチック状態、 C:結晶性 G:ガラス状態。
【0048】f)括弧内の相の記載は、過冷却可能な相
を示す。
【0049】
【実施例】
例 1 a)4−(ω−アルケニル)−1−クロルベンゾール誘
導体の製造 無水テトラヒドロフラン500ml中の1,4−ジクロ
ルベンゾール294g(2モル)の溶液を、窒素下に8
0℃で、マグネシウムチップ48.6g(2.0モル)
の撹拌された懸濁液へ、110分間で滴加した。引続
き、更に2時間で80〜84℃に加熱し、次に過剰量の
マグネシウムから傾瀉し、グリニャール化合物の前記溶
液を、80℃で30分間で、テトラヒドロフラン200
ml中の6−臭素−1−ヘキセン194g(1.8モ
ル)(Fluka GmbH、D−7910 Neu−
Ulmで市販)の撹拌された溶液に滴加した。この後、
80℃で更に4時間撹拌し、この混合物を氷の上に注い
だ。塩酸で酸性にした後で、3回、ジエチルエーテル/
メチル第三ブチルエーテル1:1混合物で抽出し、エー
テル画分を活性炭で濾過し、硫酸ナトリウム上で乾燥さ
せた。瀘液の濃縮後に、残分を減圧の際に分溜した。1
3hPaの圧力および116〜118℃の温度で、4−
(5−ヘキセニル)−1−クロルベンゼン156g(理
論値に対して40%の収率に相応する)を得る。同様
に、次のものが製造された: 4−アリル−1−クロルベンゾール;(13hPaの場
合の沸点66℃) 4−(3−ブテニル)−1−クロルベンゾール;(13
hPaの場合の沸点87〜89℃) 4−(4−ペンテニル)−1−クロルベンゾール;(1
3hPaの場合の沸点102〜105℃) 4−(8−ノネニル)−1−クロルベンゾール;(0.
3hPaの場合の沸点87℃) 4−(11−ドデセニル)−1−クロルベンゾール;
(0.2hPaの場合の沸点145〜150℃) b)4−(ω−アルケニル)安息香酸の製造 4−(3−ブテニル)−1−クロルベンゾール129g
(0.77モル)およびマグネシウム30g(1.23
モル)から、70℃で常法で、グリニャール溶液を製造
し、冷却し、過剰量のマグネシウムから遊離し、この溶
液を15〜25℃でCO2で飽和したテトラヒドロフラ
ン300ml中に滴加し、この場合、更にCO2を導入
した。添加の完結後に、室温で1.5時間、後撹拌し、
次にこの混合物を、氷200gの上に注いだ。この後、
酸性にし、ジエチルエーテル300mlを添加し、振出
し、相を分離した。水を用いたエーテル相の洗浄(2
回)および乾燥後に、濃縮した。この残分を、ヘキサン
600mlから、再結晶化させた。4−(3−ブテニ
ル)−安息香酸、理論値に対して77.4%の収率に相
応する102.2gを得た。この物質は、次の相挙動を
示した:C 117 N130 I。
【0050】同様に、次のものが製造された: 4−アリル安息香酸 C 98 N 122 I 4−(4−ペンテニル)安息香酸 C 76 N 96
I 4−(5−ヘキセニル)安息香酸 C 84 N 11
7 I 4−(9−デセニル)安息香酸 C80 Sc 85
N 108 I 4−(11−ドデセニル)安息香酸 C 83 Sc
107 I 前記のカルボン酸から、自体公知の方法で、塩化チオニ
ルとの反応によって、相応する塩化カルボン酸を製造し
た。
【0051】4−アリル安息香酸塩化物 8.5hPa
の場合の沸点115〜116℃ 4−(3−ブテニル)安息香酸塩化物 13hPaの場
合の沸点130〜132℃ 4−(4−ペンテニル)安息香酸塩化物 1.5hPa
の場合の沸点101℃ 4−(5−ヘキセニル)安息香酸塩化物 0.1hPa
の場合の沸点95℃ 4−(9−デセニル)安息香酸塩化物 0.04hPa
の場合の沸点160〜162℃ c)4−(ω−アルケニル)安息香酸(置換)フェニル
エステル誘導体の製造 エステル化を、公知方法で、b)による酸塩化物の1つ
と適当なフェノール誘導体との反応によって、形成され
た塩化水素を取出しながらかまたは場合によるピリジン
またはトリエチルアミンのような補助塩基の使用下に、
トルオールまたはキシロールのような不活性溶剤中で行
う。必要とされたフェノール誘導体は、一部には市販さ
れているかまたは自体公知の方法で製出可能である。
【0052】4−(4−プロピルシクロヘクス−1−エ
ニル)フェノールの製造 市販の4−臭化フェノールを、L.Santucciお
よびH.Gilman、J.Am.Chem.Soc.
1958年、第80巻、第4537頁の記載により、市
販のジヒドロピランを用いて、4−臭化フェノールのテ
トラヒドロピラニルエーテル(THP−エーテル)に変
えた(理論値に対する収率90%、0.2hPaの場合
の沸点105℃)。このTHP−エーテル2mlを、保
護ガス下に、テトラヒドロフランで湿らされたマグネシ
ウムチップ7.3gに添加し、グリニャール反応が開始
されるまで50℃に加熱した。引続き、50〜60℃で
撹拌しながらTHF中に溶解したTHP−エーテル全部
で64.3g(0.25モル)の残基を2時間で滴加し
た。冷却後に、過剰量のマグネシウムから傾斜し、溶液
を10℃で2.5時間で、トルオール300ml中の市
販の4−プロピルシクロヘキサノン(EMS、CH−5
605 Dottikon)34.8gの溶液に滴加し
た。80℃での後反応の1時間後に、冷却し、氷の上に
注ぎ、酸性にし、生じた相を分離して後加工した。粗製
生成物を、メタノール/塩酸を用いて65℃で1時間分
解し、次に、濃縮し、キシロール中に溶解し、p−トル
オールスルホン酸1gを添加し、水分離基で還流して1
時間加熱した。この後、濃縮し、残分を高真空中で分溜
した。0.025hPaおよび160〜190℃で蒸留
された瀘液を、引続き、シクロヘキサンから再結晶化し
た。82℃で溶解している所望の生成物11g(理論値
に対して20.4%)を得た。
【0053】同じ方法で、理論的収率23.3%を有す
る4′−ブロムビフェニロールのTHP−エーテルか
ら、221℃の融点を有する4−(4−プロピルシクロ
ヘクス−1−エン−1−イル−)フェニル−フェノール
(C28322;MG 400.6)を得た。
【0054】4−[(4−クロルフェニル)エチル]フ
ェノールの製造 上記の4−ブロムフェニル−THP−エーテル25.7
g(0.1モル)から、前記のように、グリニャール溶
液を製造し、70℃で、トルオールスルホン酸−(4−
クロルフェニル)エチルエステル31.1g(市販の4
−クロルフェニルエタノール(Aldrich−D−7
924 Steinheim)から常用のトシル化を用
いて製造可能;融点80℃)と、触媒量のジリチウムテ
トラクロロ銅酸塩と、トルオール50mlとからなる混
合物に滴加した。引続き、90℃で更に2時間、後加熱
し、次に冷却した。既に反応の経過中に、リチウムトシ
レートの容積の大きい沈澱物が生じた。全バッチ量を氷
の上に注ぎ、酸性にし、二つに分割可能な清澄相を生じ
るまで水で希釈した。相分離および有機相の後加工の後
に、メタノール/塩酸を用いて、フェノール誘導体を遊
離し、中和しかつ濃縮した。残分の分溜によって、0.
07hPaおよび155〜170℃で、トルオール/石
油エーテルから再結晶化し、この後で108〜109℃
の融点を示す粗製生成物76gを得た。
【0055】記載されたエステル化によって、次のω−
不飽和エステルを製造した:4−(9−デセニル)安息
香酸−(4−[4−プロピルシクロヘクス−1−エン−
1−イル)ビフェニル]エステル;C38462 相挙動:SH73SG144SB174SC214SA23
6N279I;4−[4−(3−ブテニル)フェニルエ
チル]安息香酸−(4−シアノビフェニリル)エステ
ル; 相挙動:C123N293I;C3227NO2 4−(4−ペンテニル)安息香酸−[4−(2−(4−
メトキシフェニル)エチル)]フェニルエステル; 相挙動:C74N118I;C27283 4−(3−ブテニル)安息香酸−(4−プロピルシクロ
ヘクス−1−エン−1−イル)フェニルエステル; 相挙動:C81N181I;C26302 4−(8−ノネニルオキシ)安息香酸−[4−(4−プ
ロピルシクロヘクス−1−エン−1−イル)ビフェニリ
ル]エステル; 相挙動:SH107SG114SI135SC208N29
9I;C37443 4−(3−ブテニル)安息香酸−[4−(4−ノニルシ
クロヘキシル)フェニル]エステル; 相挙動:C78SB112N168I;C32442 d)方法aによる4−(ω−オリゴアルキル/アリール
シリル)アルキル安息香酸エステル誘導体の製造 前記C)の記載により得られた4−(3−ブテニル)安
息香酸−(4−プロピルシクロヘクス−1−エン−1−
イル)フェニルエステル2.6g(0.007モル)
を、塩化メチレン4.5ml中に溶解し、2,2,4−
トリメチル−2,4−ジシラペンタン1g(0.007
モル)並びにジシクロペンタジエニル白金二塩化物の
0.5%の溶液0.2ml(Pt 100ppmに相応
する)を添加し、室温で撹拌した。一晩撹拌した後で濃
縮し、残分をシリカゲルカラムで比9:1での石油エー
テル/酢酸エチルエステルを用いてクロマトグラフィー
処理した。分溜によって、高純度の生成物2.2g(理
論値に対して60.4%)を得、これは次の相挙動を有
している:C45SC86I。
【0056】C32482Si2(520.7) (CH33Si−CH2−Si(CH32−(CH24
−C64−COO−C64−C67−(CH22−CH
3
【0057】同様の方法で次のものを製造した: 1. 4−(6,6,8,8−テトラメチル−6,8−
ジシラノニル)安息香酸−[4−(4−メトキシフェニ
ルエチル)フェニル]エステル、C33463Si2、C
(N 54)60I。
【0058】2. 4−[4−(5,5,8,8,1
0,10−ヘキサメチル−5,8,10−トリシラウン
デシル−1)フェニルエチル]安息香酸−(4−オクチ
ルオキシフェニル)エステル、C43683Si3、SI
38SC72I。
【0059】3. 4−(11,11,14,14,1
6,16−ヘキサメチル−11,14,16−トリシラ
ヘプタデシル−1)安息香酸−[4−(4−プロピルシ
クロヘクス−1−エン−1−イル)ビフェニリル]エス
テル、C48742Si3、SG37SF152SC214
I。
【0060】4. 4−[4−(5,5,8,8,1
0,10−ヘキサメチル−5,8,10−トリシラウン
デシル−1)フェニルエチル]安息香酸コレステリルエ
ステル、C56932Si3、C103SA(76SC)1
79I。
【0061】5. 4−(5,5,8,8−テトラメチ
ル−5,8−ジシラノニル−1)安息香酸−[4−(4
−プロピルシクロヘクス−1−エン−1−イル)フェニ
ル]エステル、C33502Si2、C73SE77SC
4I。
【0062】6. 4−[4−(5,5,8,8,1
1,11−ヘキサメチル−5,8,11−トリシラドデ
シル−1−イル)フェニルエチル]安息香酸コレステリ
ルエステル、C57952Si3、C90SA(86SC
182I、 7. 4−(7,7,9,9−テトラメチル−7,9−
ジシラデシル)安息香酸−[4−(4−ブチルフェニ
ル)シクロヘキシル]エステル、C35562Si2、−
11C20SB53I。
【0063】8. 4−(5,5,7,7,9,9−ヘ
キサメチル−5,7,9−トリシラデシル)安息香酸
[4−(4−プロピルシクロヘクス−1−エン−1−イ
ル)フェニル]エステル、C35562Si3、SG43
C71I。
【0064】9. 4−(4−7,7,9,9−テトラ
メチル−7,9−ジシラデシル)安息香酸−[4−(4
−ブチルシクロヘキシル)フェニル]エステル、C35
563Si2、C49SC54N58I。
【0065】10. 4−(10,10,12,12−
テトラメチル−10,12−ジシラテトラデシル−1−
オキシ)安息香酸−[4−(4−クロルフェニル−エチ
ル)ビフェニリル]エステル、C4255ClO3Si2
E172SB217SA251I。
【0066】11. 4−[10−(1−メチルシクロ
ヘクス−1−エン−4−イル)−5,5,8,8−テト
ラメチル−5,8−ジシラウンデシル−1]安息香酸−
[4−(4−プロピルシクロヘクス−1−エン−1−イ
ル)−フェニル]エステル、C42632Si2、C(S
C40)47I。
【0067】12. 4−[5,5,7,7,10,1
0−ヘキサメチル−6−オキサ−5,7,10−トリシ
ラウンデシル−1]−安息香酸−[4−(4−プロピル
シクロヘクス−1−エン−1−イル)フェニル]エステ
ル、C35563Si3、C28SC72I。
【0068】13. 4−[4−(5,5,7,7−テ
トラメチル−5,7,−ジシラオクチル−1)フェニル
エチル]安息香酸−(4−オクチルオキシフェニル)エ
ステル、C39583Si2、C(SG44SC)51SC
84I。
【0069】14. 4−[4−(5,5,7−トリメ
チル−7−フェニル−5,7−ジシラオクチル)フェニ
ルエチル]−安息香酸−(4−オクチルオキシフェニ
ル)エステル、C44603Si2、SI29SC53I。
【0070】15. 4−[4−(5,5,9,9−テ
トラメチル−5,9−ジシラデシル)フェニルエチル]
安息香酸−(4−オクチルオキシフェニル)エステル、
41623Si2、SG44SC83I。
【0071】16. 4−(5,5,8,10,10−
ペンタメチル−8−トリメチルシリルメチル−5,8,
10−トリシラウンデシル)安息香酸−[4−(4−プ
ロピルシクロヘクス−1−エン−1−イル)フェニル]
エステル、C39662Si4、SG45SC55I。
【0072】17. 4−(5,5,7,7−テトラメ
チル−5,7−ジシラオクチル)安息香酸−[4−(4
−クロルフェニル)エチルフェニル]エステル、C31
41ClO2Si2、C(SE77SB)80SB121I。
【0073】18. 4−(5,5,7,7−テトラメ
チル−5,7−ジシラオクチル)安息香酸−[4−(4
−ノニルシクロヘキシル)フェニル]エステル、C38
622Si2、C80SB82I。
【0074】19. 4−[4−(5,5,7,7−テ
トラメチル−5,7−ジシラオクチル)フェニルエチ
ル]安息香酸−(S)−(+)−オクチル−2−エステ
ル、C33H502Si2、20℃で等方性。
【0075】20. 4−(7,7,9,9−テトラメ
チル−7,9−ジシラデシルオキシ)安息香酸−(プロ
ピル−ビシクロ−[2,2,2]オクチル−1)エステ
ル、C30523Si2、C63N66I。
【0076】21. 4−(5,5,7,7−テトラメ
チル−5,7−ジシラオクチル)安息香酸−4′−シア
ノビフェニリルエステル、C3037NO2Si2、C72
A180I。
【0077】22. 4−(7,7,9,9−テトラメ
チル−7,9−ジシラデシロキシ)安息香酸(4′−プ
ロピル)−ビシクロヘキシルエステル、C34603
2、C(SF32SB)49SB74SA106N111
I。
【0078】シラン製造の例:2,4,4−トリメチル
−2,4−ジシラペンタンの製造、(CH33SiCH
2−Si(CH32H:市販のクロルメチルトリメチル
シラン2ml(Fa.Janssen、4057 Br
ueggen)およびテトラヒドロフラン中のマグネシ
ウム15g(0.62モル)から、ヨードエタンを用い
て60℃でグリニャール反応を開始し、前記グリニャー
ル反応の開始後に、THF150ml中に溶解したシラ
ン全部で73.6g(0.6モル)の残量を、60〜7
0℃で3時間で滴加した。冷却および傾斜後に、この溶
液を15℃で撹拌しながら、THF150ml中のクロ
ルジメチルシラン51g(0.54モル)の溶液に滴加
し、次に室温で2時間撹拌し、沈澱物から瀘別し、かつ
瀘液を氷の上に注いだ。塩酸を用いた酸性化およびメチ
ル第三ブチルエーテルを用いた振出し後に、生じた有機
相を常法で後加工した。濃縮された残分の分溜は、11
2〜116℃で、所望のシラン69.3g(理論値に対
して87.6%)を生じた。
【0079】2,5,5,7,7−ペンタメチル−2,
5,7−トリシロオクタンの製造、(CH33SiCH
2Si(CH32−CH2−CH2−Si(CH32H:
前記と同様にして、THF150ml中のクロルメチル
トリメチルシラン68g(0.55モル)からグリニャ
ール溶液を製造し、これを、次に、10℃で、同様に市
販のクロルジメチルビニルシラン(ABCR Gmb
H、7500 Karlsruhe)の溶液に滴加した
(2時間)。この後、室温に加熱し、最終的に35℃で
更に1時間維持し、この場合、容積の大きい沈澱物が生
じた。加水分解、メチル第三ブチルを用いた振出し、相
分離および相の後加工によって、粗製生成物106gを
得、これは、149〜151℃での分溜の際に、3,
3,5−トリメチル−3,5−ジシラヘクス−1−エン
(C820Si2)(理論値に対して72%に相応する)
を生じた。
【0080】前記シラン68g(0.39モル)に、6
0℃で白金触媒(Pt 100ppm)の存在下に、撹
拌しながらクロルジメチルシラン50g(0.53モル)
を滴加した。反応熱によって、混合温度は、85℃に上
昇し、この温度で維持した。80℃での30分間の後反
応の後に分溜した。16hPaおよび108〜112℃
で、2−クロル−2,5,5,7,7−ペンタメチル−
2,5,7−トリシラオクタン77.4g(理論値の7
4.3%)を得た。C1027ClSi3
【0081】無水エーテル150ml中のLiAlH4
3.2g(0.084モル)の懸濁液に、10〜30℃
で撹拌しながら3時間で、前記のクロルシラン77.4
g(0.29モル)を滴加した。室温で4時間の後反応の
後に、過剰量のアラナートを、注意深く水で分解し、こ
の混合物を5nのNaOH10mlで塩基性にし、かつ
相を分離した。エーテル相の後加工の後に、134Pa
および82〜83℃で蒸留された残分は、2,5,5,
7,7−ペンタメチル−2,5,7−トリシラオクタン
62.5g(理論値に対して92.9%)を得た。C10
28Si3
【0082】同様の処理方法によって、次のシランを製
造した:2,5,5−トリメチル−2,5−ジシラヘキ
サン、沸点129℃、C720Si2
【0083】2,5,5,8,8−ペンタメチル−2,
5,8−トリシラノナン、5hPaの場合の沸点78〜
80℃、C1130Si3
【0084】6−(4−メチルウシクロヘクス−3−エ
ン−1−イル)−4,4,6−トリメチル−2,4−ジ
シラヘプタン、8hPaの場合の130〜131℃、C
1634Si2
【0085】2,6,6−トリメチル−2,6−ジシラ
ヘプタン、16hPaの場合の沸点50℃、C822
2
【0086】2,2,4,6,6−ペンタメチル−2,
4,6−トリシラヘプタン16hPaの場合の沸点66
℃、C926Si3
【0087】2,4,4,7,7−ペンタメチル−3−
オキサ−2,4,7−トリシラオクタン、8hPaの場
合の沸点60℃、C926OSi3
【0088】2,4−ジメチル−4−フェニル−2,4
−ジシラペンタン、16hPaの場合の沸点101〜1
02℃、C1120Si2
【0089】2,5,8,8−テトラメチル−5−(ト
リメチルシリルメチル)−2,5,8−トリシラオクタ
ン、5hPaの場合の沸点96〜97℃、C1336Si
4=[(CH33SiCH22Si(CH3)−CH2
2−Si(CH32H 例 2 比較例 a 白金触媒を用いて例1に記載された方法で、4−(3−
ブテニル)安息香酸−(4−プロピルシクロヘクス−1
−エン−1−イル)フェニルエステル(例1、不飽和エ
ステルの例を参照のこと)とペンタメチルジシロキサン
とを反応させることによって、4−[4−(ペンタメチ
ル−ジシロキサニル)ブチル]安息香酸−[4−(4−
プロピルシクロへクス−1−エン−1−イル)フェニ
ル]エステルが製造でき(C31463Si2)、これ
は、次の相挙動を有する:C(50SC)65SG88S
C93I 。
【0090】酸素だけが2つのSi原子の間でCH2
によって代替されている本発明による例1の節d)とま
ったく同様に最初に記載された化合物とは異なり、本例
では、融点が20℃だけ高く、加熱の際のスメクチック
C相の相転移幅は、本発明による化合物の場合の41℃
に比べて5℃にすぎない。
【0091】比較例 b 例1、節d)と同様にして、本発明によらない化合物4
−(4−トリメチルアシルブチル)安息香酸−4′−シ
アノビフェニルエステルを製造し、これは次の相挙動を
有する:C104SA191I。
【0092】この化合物は、例1、節d)の化合物21
とは異なり、本発明によらないトリメチルシリル基を有
するが、それ以外には、同一である。
【0093】融点は、本発明による化合物の場合には、
32℃だけ低く、この化合物は、21°だけ高い相転移
幅を有する。
【0094】例 3 処理例(方法C) 例1(節b)の記載により得られた4−(3−ブテニ
ル)−1−クロルベンゾール33.3g(0.2モル)
を、2,4,4−トリメチル−2,4−ジシラペンタン
(例1、節dを参照のこと)で、触媒としてのPtを用
いてシリル化して、1−クロル−4−(5,5,7,7
−テトラメチル−5,7−ジシラオクチル−1)ベンゾ
ールにした。0.05hPaの場合の沸点は、115℃
であり、収率は、理論値に対して70.8%であった。
【0095】例1(節b)に記載されたのと同じ方法で、
前記のSi−アルキル−クロルベンゾールから、グリニ
ャール化合物を介して、CO2と反応させて、112〜
113℃の融点を有する4−(5,5,7,7−テトラ
メチル−5,7−ジシラオクチル)安息香酸(理論値に
対して収率51%)を製造した。C1730Si22
【0096】前記の酸と、溶剤としてのトルオール中の
塩化チオニルとの反応によって、収率89.6%で4−
(5,5,7,7−テトラメチル−5,7−ジシラオク
チル)塩化ベンゾイル(0.05hPaの場合の沸点1
65℃)を得た(C1729ClSi2)。
【0097】4′−シアノビフェニロール3.9g
(0.02モル)とトリエチルアミン2gとを、トルオ
ール90ml中に90℃で溶解し、上記の酸塩化物6.
8g(0.02モル)を添加し、この混合物を100℃
で90分間撹拌した。次に、冷却し、濾過しかつ濃縮し
た。この粗製精製物を、エタノール/メタノール(1:
1)から再結晶化した(収率70%)。この物質(C30
37NO2Si2)は、次の相挙動を示した:C72SA
180I。
【0098】例 4 処理例(方法b) ジエチルエーテル450ml中に溶解した4−クロルベ
ンジルクロリド80.5g(0.5モル)から、10m
lの出発量で開始して、マグネシウム13.4g(0.
55モル)を用いてグリニャール反応を開始し、この
後、該グリニャール反応を10〜15℃で3時間で終え
た。傾斜された溶液を、室温で、4−トルオールスルホ
ン酸−(3−クロルプロピル)エステル125g(0.
5モル)(市販の3−クロルプロパノールの簡単なエス
テル化によって得られる;0.02hPaの場合の沸点
156℃)の溶液に滴加し、引続き、更に2時間、60
℃に加熱した。有機含量の分溜によって、16hPaお
よび166〜168℃で、1−クロル−4−(4−クロ
ルブチル)ベンゾール55gを得た。前記生成物40.
5g(0.2モル)およびマグネシウム5.3g(0.
22モル)から、第2のグリニャール溶液を製造し、こ
の後、30〜50℃で、Si−クロル−ペンタ−Si−
メチル−Si,Si′−メタンジイルビスシラン3.6
g(0.2モル)(例えば、Kumada他著、J.O
rg.Chem.第23巻、第292頁(1958年)
により製造可能である;16hPaの場合の沸点41
℃)と反応させた。この場合、収率65%で、1−クロ
ル−4−(5,5,7,7−テトラメチル−5,7−ジ
シラオクチル−1)ベンゾールを得た(0.05hPa
の場合の沸点115℃)。
【0099】前記生成物は、例3からの第1の中間生成
物と同一であり、例3と同じ方法で、4−(5,5,
7,7−テトラメチル−5,7−ジシラオクチル)安息
香酸に変換することができ、これを次に本発明による化
合物に変換することができる。
【0100】例 5 方法aによる、3−フッ素−4−[2−(S)−メチル
ブトキシ]安息香酸−[4−(4−(5,5,7,7−
テトラメチル−5,7−ジシラオクチル)フェニル)エ
チルフェニル]エステル 4−(C25CH(CH3
−CH2O)−3−F−C63COO−C64−(C
22−C64−(CH24−Si(CH32−CH2
−Si(CH33の製造 3−フッ素−4−[2−(S)−メチルブトキシ]安息
香酸4.5g(0.02モル)(例えば、欧州特許出願
公開第255962号明細書の記載により製造可能)
と、4−[4−(3−ブテニル)フェニルエチル]フェ
ノール5.0g(0.02モル)と、ジシクロヘキシル
カルボジイミド4.1g(0.02モル)と4−ジメチ
ルアミノピリジン0.1gとを、室温でエーテル40m
l中に一緒に入れた。この混合物を、まず、4時間還流
して加熱し、次に14時間、室温で撹拌し、得られた尿
素を瀘別し、まず、2nの塩酸で洗浄し、次に、NaH
CO3溶液で洗浄し、エーテル相を後加工した。流展剤
としてのメチル第三ブチルエーテル/石油エーテル
(1:2)を用いたAl23のカラムクロマトグラフィ
ーによって、3−フッ素−4−(2−(S)−メチル−
ブトキシ)安息香酸[4−(4−(3−ブテニル)−フ
ェニル)エチルフェニル]エステル4.9g(収率5
3.9%)を得、これは、次の相挙動を示した:C77
N*86I。
【0101】例1dの記載によりPt触媒作用下に2,
4,4−トリメチル−2,4−ジシラペンタンを用いた
前記エステルのヒドロシリル化によって、目的化合物が
得られ(C3651FO3Si2;収率56.1%)、これ
はこの後、シリル化しなかった化合物とは異なり、次の
相を示した:G−44SC*38I。
【0102】例 6 方法cによる4−(5,5,7,7−テトラメチル−
5,7−ジシラオクチル)安息香酸−4−(6−エチル
ピリジル−2)エテニルフェニル)エステルの製造。
【0103】必要とされたピリジルエテニルフェノール
の製造のために、2−メチル−5−エチルピリジン7
2.6g(0.6モル)と、無水酢酸125ml中の4
−ヒドロキシベンズアルデヒド73.2g(0.6モ
ル)とを、20時間155℃に加熱し、冷却し、メタノ
ール300mlおよび濃塩酸60mlからなる混合物中
に注いだ。3時間の還流煮沸(62℃)後に、新たに冷
却し、25%のアンモニア120mlおよび酢酸ナトリ
ウム10gを添加し、沈澱した生成物を瀘別した。エタ
ノール1.25lからの再結晶化後に、生成物42.8
gを得(理論値に対して31.6%)、これは、227
℃で融解した。C1515NO 。
【0104】4−(5,5,7,7−テトラメチル−
5,7−ジシラオクチル)塩化安息香酸5.8g(0.
017モル)(製造は例3に記載されている)を、20
℃で、5−エチル−2−[(4−ヒドロキシフェニル)
エテニル]−ピリジン3.4g(0.015モル)およ
びトルオール/テトラヒドロフラン350ml(1:
2.5)中のトリエチルアミン2.1mlに滴加した。
3時間の撹拌後に、更に4時間還流して加熱した。
【0105】冷却し、沈澱物を瀘別しかつ濃縮後に、残
分をエタノールから再結晶化し、次に更に2回メタノー
ルから再結晶化した。次の相挙動:C64SI102N
105Iを有する目的化合物4.7g(理論値に対して
59.5%)を得た。
【0106】
【化1】
【0107】前記化合物は、4−(3−ブテニル)−安
息香酸エステルと同様の相応するシリル化によっては得
ることができなかった。それというのも、ピリジル−窒
素は、Pt触媒を阻止するからであった。
【0108】例 7 方法aによる4−(5,5,7,7−テトラメチル−
5,7−ジシラオクチル)安息香酸[4−(5−プロピ
ル−1,3−ジオキサン−2−イル)フェニル]エステ
ルの製造
【0109】
【化2】
【0110】市販の2−プロピルマロン酸ジエチルエス
テルを、公知方法で、25〜30℃でリチウム水素化ア
ルミニウムを用いて3−ヒドロキシメチル−ペンタノー
ルに還元した。市販の4−ヒドロキシベンズアルデヒド
を、4−(3−ブテニル)塩化安息香酸(製造は、例1
に記載されている)を用いて、20〜30℃で補助塩基
としてのトリエチルアミンの使用下にエステル化した。
こうして得られた4−(3−ブテニル)安息香酸−(4
−ホルミルフェニル)エステル(C18163)は、4
9℃で融解した。
【0111】前記ホルミルエステル14g(0.05モ
ル)と、上記のジオール5.9g(0.05モル)と
を、トルオール150ml中の硫酸0.1mlと一緒に
還流して加熱し、生じた反応水を共沸留去した。冷却
し、中和し、洗浄しかつ濃縮後に、粗製生成物を得、こ
れはn−ヘプタンからの再結晶化後に次の相を示した:
C100N182I。収率は、理論値に対して54.7
%であった。
【0112】前記生成物4.57g(0.012モル)
を、塩化メチレンml中の2,2,4−トリメチル−
2,4−ジシラペンタン2.02g(0.015モル)
および0.5%のジシクロペンタジエニル白金−二塩化
物溶液に、室温で一緒に入れた。60分間で、この混合
物を30℃に加熱し、これを、更に12時間、十分に撹
拌した。濃縮された残分を、シリカゲルでクロマトグラ
フィーした。収率は、理論値に対して、61.3%であ
った、C30464Si2 。この化合物は、次の相挙動
を示した:C(56N)71I。
【0113】例 8 方法aによる4−(6,6,8,8−テトラメチル−
6,8−ジシラノニル)安息香酸−[4−(5−ヘキシ
ルピリミジン−2−イル)フェニル]エステルの製造:
【0114】
【化3】
【0115】4−(4−ペンテニル)塩化安息香酸を、
5−ヘキシル−2−(4−ヒドロキシフェニル)ピリミ
ジンと一緒に補助塩基としてのトリエチルアミンを用い
てエステル化した。得られた(収率62.5%)4−
(4−ペンテニル)安息香酸−[4−(5−ヘキシルピ
リミジン−2−イル)フェニル]エステル(C2834
22)は、次の相挙動を示した:C52N139I。
【0116】前記エステル3g(0.007モル)を、
2,4,4−トリメチル−2,4−ジシラペンタン1.
1g(0.0075モル)(製造は、例1に記載されて
いる)ジクロルメタン12ml中のジシクロペンタジエ
ニル白金二塩化物の0.5%の溶液5mlの使用下に、
例1に記載されたのと同様の方法で60℃でヒドロシリ
ル化した。シリカゲルで石油エーテル/ジクロルメタン
(1:2)を用いて粗製生成物をクロマトグラフィーす
ることによって、目的生成物を純粋な状態で得、これ
は、次の相挙動を有している:C41SC44SA、N4
8N67I。
【0117】方法cによる2−[4−(5,5,7,7
−テトラメチル−5,7−ジシラオクチルオキシ)フェ
ニル]5−ヘキシルピリミジンの製造 前記ピリジン誘導体(Na塩)と5,5,7,7−テト
ラメチル−5,7,−ジシラオクタノールのトルオール
スルホン酸エステルとの反応によって、目的化合物を得
た:C26442OSi2 。この目的化合物は、次の相
挙動を示した:C25N48I。
【0118】例 9 方法cによる4′−(10,10,12,12−テトラ
メチル−10,12−ジシラトリデシルオキシ)ビフェ
ニルカルボン酸−1−(S)−(−)−(1−シアノ−
2−メチルプロピル−1)−エステルの製造 ジクロルメタン30ml中のN,N′−ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド4.5g(0.022モル)の溶液
を、ジクロルメタン110ml中の4′−(10,1
0,12,12−テトラメチル−10,12−ジシラト
リデシルオキシ)ビフェニル−4−カルボン酸9.6g
(0.02モル)および4−N−ピロリジノピリジン
(=N−PPY)4.1g(0.02モル)の溶液に滴
加し、この混合物を室温で18時間撹拌した。この後、
生じた尿素を瀘別し、粗製生成物をシリカゲルでジクロ
ルメタン/ヘプタン(4:1)を用いてクロマトグラフ
ィーによって精製した。このエステル(収率90%)
を、次にL.K.M.Chan他(Mol.Crys
t.Liq.Cryst.1989年、172、12
5)により、水素添加によって分解した。こうして生じ
た遊離酸を、塩化オキサリル/アンモニアを用いて相応
するアミドに変換した。DMF中の塩化チオニルとの反
応は、目的化合物を生じた。相挙動:C45I。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フランツ−ハインリッヒ クロイツァー ドイツ連邦共和国 マルティンスリート ヨーゼフ−ゲルストナー−シュトラーセ 14 デー (72)発明者 ベンノ クリューガー ドイツ連邦共和国 ウンターハッヒング グラーフシュトラーセ 8 (72)発明者 インゴ ツァーン ドイツ連邦共和国 ミュンヘン 40 シュ ライスハイマーシュトラーセ 66

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式: M−(CH2n−(O)m−[−D−B−]q−Y , (I) 〔式中、Mは、相互に橋要素Aと結合している線状、分
    枝鎖状または環式の配列中の珪素原子2〜5個からなる
    基を表し(但し、珪素原子の他の原子価は基Rで飽和さ
    れている);Aは、橋要素としてのC1〜C8アルキレン
    基または酸素原子を表し(但し、基M1個当たり、Aを
    表す少なくとも1つの基は、C1〜C8アルキレン基を表
    す);Rは、同一かまたは異なり、フッ素原子もしくは塩
    素原子またはシアノ基で置換されているかまたは非置換
    の直鎖状C1〜C10アルキル基またはC2〜C10アルケニ
    ル基、分枝鎖状C3〜C10アルキル基またはC3〜C10
    ルケニル基を表し、C1〜C4アルキル基、C1〜C4アル
    コキシ基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、シアノ
    基、トリフルオルメチル基またはニトロ基によって置換
    されているか非置換のC6〜C12シクロアルキル基、C6
    〜C12シクロアルケニル基、C6〜C12アルキルシクロ
    アルキル基、C6〜C12アルキルシクロアルケニル基、
    6〜C12アリール基またはC6〜C12アルアルキル基を
    表し;nは、3〜12の整数を表し;mは、0または1
    を表し;Dは、同一かまたは異なる同素環式または複素
    環式の飽和または不飽和5員環または6員環を表し;B
    は、1つの化学結合、1つの基−COO−、−OOC
    −、−CH2−CH2−、−CH=CH−、−C≡C−、
    −CH=N−、−N=CH−、−CH2−O−、−O−
    CH2−および−N=N−から選択されている同一かま
    たは異なる結合員を表し;qは、1〜3の整数を表し;
    Yは、水素原子を表すかまたは直鎖状もしくは分枝鎖状
    1〜C10アルキル基またはC1〜C10アルコキシ基を表
    すかまたは水素原子を有するかまたは水素原子で置換さ
    れたDを表す基を表すか(但し、場合によっては1また
    は2個存在する環−置換基がC1〜C4アルキル基、C1
    〜C4アルコキシ基、フッ素原子、塩素原子または臭素
    原子、シアノ基、トリフルオルメチル基またはニトロ基
    であってもよい)またはコレステリル基を表す〕で示さ
    れる化合物。
  2. 【請求項2】 白金族および/またはその化合物の少な
    くとも1つの金属の存在下に、一般式:MHで示される
    化合物と、一般式III: H2=CH−(CH2n-2−(O)m−[−D−B−]q−Y (III) 〔式中、M、A、R、n、m、D、B、qおよびYは、
    請求項1の前記一般式Iに記載された意味を有する〕で
    示される化合物との反応によって、請求項1に記載の一
    般式Iの化合物を製造するための方法において、水素原
    子がMH中で珪素原子に結合していることを特徴とす
    る、請求項1に記載の一般式Iの化合物の製造法。
  3. 【請求項3】 金属ハロゲン化物T−Halの分解下
    に、一般式:M−Hal〔式中、Halは、塩素原子、
    臭素原子またはヨウ素原子を表す〕で示される化合物
    と、一般式IV: T−(CH2n−(O)m−[−D−B−]q−Y , (IV) 〔式中、Tは、アルカリ金属原子またはMg−Halを
    表し、但し、Halは、前記の意味を有する〕で示され
    る化合物(但し、M、A、R、n、m、D、B、qおよ
    びYは、請求項1の前記一般式Iに記載された意味を有
    する)とを反応させることによって請求項1に記載の一
    般式Iの化合物を製造する方法において、Bおよび/ま
    たはYが、アルカリ金属またはマグネシウムまたは一般
    式IVの化合物と反応する場合に、Bおよび/またはY
    は、M−Halと一般式IVの化合物との反応が行われ
    た後にはじめて導入されることを特徴とする、請求項1
    に記載の一般式Iの化合物の製造法。
  4. 【請求項4】 請求項1の一般式Iの化合物を製造する
    方法において、結合員Bの形成下および、水、C1〜C4
    アルカノール、HHal、MgHal2、LiHal、
    NaHal、KHal、Li−O−トス、Na−O−ト
    スまたはK−O−トスの意味を有する化合物Wの分解下
    に一般式V: M−(CH2n−(O)m−[−D−B−]r-1−D−G (V) で示される化合物と、一般式VI: Q−[−D−B−]s−Y (VI) で示される化合物〔但し、rおよびsは、それぞれ0〜
    3の整数であり、その総和はqであり、GおよびQは、
    それぞれ基−OH、−OLi、−ONa、−OK、−O
    −C1−〜−O−C4−アルキル、−COOH、−COB
    r、−COCl、−NH2、−O−トスまたは−MgH
    alの1つを表し、M、A、R、n、m、D、B、qお
    よびYは、請求項1の前記一般式Iに記載された意味を
    有し、Halは、請求項3に記載された意味を有する〕
    とを反応させることを特徴とする、請求項1の一般式I
    の化合物の製造法。
  5. 【請求項5】 液晶性組成物において、請求項1に記載
    の少なくとも1つの化合物または請求項2から4までの
    いずれか1項に記載の方法により得られる化合物を包含
    し、ネマチック、スメクチックおよび/またはコレステ
    リック相を有することを特徴とする、液晶性組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の化合物または請求項2
    から4までのいずれか1項に記載の方法により得られる
    化合物および請求項5に記載の液晶性組成物において、
    オプトエレクトロニクス法、情報記憶法、信号供給法、
    エレクトログラフィック法に使用することを特徴とす
    る、請求項1に記載の化合物または請求項2から4まで
    のいずれか1項に記載の方法により得られる化合物およ
    び請求項5に記載の液晶性組成物。
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