JPH06134909A - 表面が改質されたポリオレフィン系樹脂発泡体,粘接着性ポリオレフィン系樹脂発泡体及びその製造方法 - Google Patents

表面が改質されたポリオレフィン系樹脂発泡体,粘接着性ポリオレフィン系樹脂発泡体及びその製造方法

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JPH06134909A
JPH06134909A JP4287423A JP28742392A JPH06134909A JP H06134909 A JPH06134909 A JP H06134909A JP 4287423 A JP4287423 A JP 4287423A JP 28742392 A JP28742392 A JP 28742392A JP H06134909 A JPH06134909 A JP H06134909A
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JP
Japan
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foam
resin foam
adhesive
layer
polyolefin resin
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JP4287423A
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English (en)
Inventor
Toshimasa Osaki
利政 大崎
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発泡体との親和性、被着体との接着力にすぐ
れたポリオレフィン系樹脂発泡体,断熱性、防振性、ク
ッション性、柔軟性にすぐれ、離型層との積層強度が強
く、背面の離型性にすぐれた粘接着性ポリオレフィン系
樹脂発泡体及びその製造方法を提供する。 【構成】 発泡倍率30倍の低密度ポリエチレンからな
る厚み5mmの発泡シート12の片面に、炭酸カルシウム
微粉末50重量%を含むエチレン−アクリル酸メチル共
重合体からなる表面改質層13が10μm の厚みで積層
され、該表面改質層13の上にアクリル系粘着層14が
積層されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面改質層を設けたポ
リオレフィン系樹脂発泡体,片面に離型層、他の面に粘
接着剤層を設けた粘接着性ポリオレフィン系樹脂発泡体
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリオレフィン系樹脂発泡体は優れた断
熱性、衝撃吸収性、加工性等を備えており、クッション
材、防振材、断熱材、シール材等として多用されてい
る。又、このような発泡体を基材とし、その片面もしく
は両面に粘着層を設け、粘着層面に剥離紙を積層してな
る粘着テープ等も常用されている。一般にポリオレフィ
ン系樹脂の発泡体は、紙、木材、金属等の異種材料との
接着性が悪いため、これに粘着剤、接着剤を塗布して、
例えば断熱材、防振材、シール材としたり、他の素材と
貼り合わせて複合シートとするには、発泡体の被着面
に、予め有機溶剤系の接着剤をプライマーとして塗布
乾燥する方法、アクリル系エマルジョンのような硬化
型接着剤を塗布乾燥したり、ホットメルトフイルムを
積層したり、コロナ放電処理を施す等、表面処理を行
って接着剤、粘着剤との親和力を高めなければならな
い。
【0003】このような表面処理の技術として、例え
ば、特公平3−53104号公報記載の発明が知られて
いる。この発明は、発泡性ポリオレフィン系樹脂組成物
からなるシート面に、エポキシ樹脂、ポリサルフアイド
−エポキシ樹脂、シリコン樹脂、ポリブタジエン、リト
リルゴムなどのポリマーブレンド物やそのエマルジョ
ン、又はSBR、アクリル樹脂、ポリイソブチレンなど
の接着剤・粘着剤親和物質の層を形成し、これを加熱発
泡し、その上に重ねて形成する接着剤あるいは粘着剤層
との親和性を向上させるものである。
【0004】又、特公昭57−45790号公報によ
り、基材として無延伸あるいは延伸した合成樹脂フイル
ムの片面に、接着増強層を介して、エチレン−プロピレ
ン共重合体及び/またはエチレン−1−ブテンランダム
共重合体と、ポリエチレンとの混合物を主成分とする剥
離層を形成し、該フイルムの他の面にポリアクリル酸エ
ステル系感圧接着層を形成してなる感圧性接着テープの
製造方法が知られている。このものは、剥離層と接着テ
ープ基材との接着性を向上させることを目的とするもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】発泡体を基材とした粘
着テープ等に使われる剥離紙は産業廃棄物となり、これ
を使用しないために基材背面にシリコン処理を施して離
型性をもたせることも行われているが、シリコン処理に
は150〜180℃の温度で一定時間経過させる必要が
あり、基材の発泡体の物性を不安定に導く原因ともな
る。発泡体表面の接着性を改良するための上記表面処理
において、有機溶剤系の接着剤をプライマーとして使用
する場合には、乾燥時に有機溶剤のガスが発生し、安
全、衛生面で問題がある。アクリル系エマルジョンを用
いる場合には乾燥するための熱を要し、アクリルモノマ
ーによる水質汚染を起こす危険がある。又、コロナ放電
処理は湿度、温度等の影響を受けて処理効果が不均一、
不安定になり易いという種々の問題点がある。
【0006】又、特公平3−53104号公報記載のも
のにおいては、親和物質の接着剤・粘着剤に対する親和
性が向上するものの、これらの投錨性が低く、結果とし
て粘着剤、接着剤の固着性が十分とはいえない。
【0007】特公昭57−45790号公報記載の感圧
性接着テープもしくはシートは、基材として合成樹脂フ
イルム、紙、布、セロフアン等の非発泡体であり、エア
コン機器や車両部品、住宅用の断熱性、防振性、パッキ
ンやシール性等を必要とする用途には適さない。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術の
問題点を解消するためになされたものであり、ポリオレ
フィン系樹脂発泡体との親和性が安定してすぐれ、それ
により被着体との接着力にすぐれた表面が改質されたポ
リオレフィン系樹脂発泡体及びその製造方法と、断熱
性、防振性、クッション性、柔軟性にすぐれ、離型層と
の積層強度が強く、背面の離型性にすぐれた粘接着性ポ
リオレフィン系樹脂発泡体及びその製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0009】請求項1の発明の表面が改質されたポリオ
レフィン系樹脂発泡体は、ポリオレフィン系樹脂発泡体
の片面もしくは両面に、無機質充填剤を含有した熱可塑
性合成樹脂からなる表面改質層が設けられてなるもので
ある。
【0010】請求項2の発明の表面が改質されたポリオ
レフィン系樹脂発泡体の製造方法は、未発泡の架橋ポリ
オレフィン系樹脂シートの片面もしくは両面に、無機質
充填剤を含有した熱可塑性合成樹脂からなる表面改質層
を積層し、該積層シートを加熱し発泡することを特徴と
するものである。
【0011】請求項3の発明の粘接着性ポリオレフィン
系樹脂発泡体は、ポリオレフィン系樹脂発泡体の片面
に、エチレン−1−ブテンランダム共重合体及び/又は
エチレン−プロピレン共重合体を主成分とするエラスト
マーと、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテンの
1種もしくは2種以上の混合物とからなる離型層が積層
され、他の面にはアクリル酸エステルを主成分とする感
圧性粘着剤層が積層されてなるものであり、
【0012】請求項4の発明の粘接着性ポリオレフィン
系樹脂発泡体の製造方法は、未発泡の架橋ポリオレフィ
ン系樹脂シートの片面に、エチレン−1−ブテンランダ
ム共重合体及び/又はエチレン−プロピレン共重合体を
主成分とするエラストマーと、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリブテンの1種もしくは2種以上の混合物と
からなる離型層を積層し、次に他の面にアクリル酸エス
テルを主成分とする感圧性粘着剤を塗布し、該樹脂シー
トを加熱し発泡させることを特徴とするものである。
【0013】以下に、先ず請求項1に記載の本発明の表
面が改質されたポリオレフィン系樹脂発泡体について説
明する。請求項1の本発明で用いるポリオレフィン系樹
脂発泡体は、樹脂として低密度ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、線状低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、ポリブテン等の1種またはこれらの2種以
上の混合物、5%以上のポリオレフィン樹脂分を含む誘
導体樹脂、即ちエチレン−アクリル酸アミド共重合体、
エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アク
リル酸メチル共重合体等、又、合成ゴム等を上記のもの
に混合した混合物等が使用できるが、低密度ポリエチレ
ンを主体とするものが柔軟性に富み、実用性などの点で
特に好ましい。
【0014】上記発泡体は架橋されているものが気泡が
細かくて均一であり、強度もすぐれているのて好まし
く、発泡剤、有機過酸化物のような架橋剤を混合した未
発泡の樹脂組成物を押出機によりシート状に押出した
後、架橋(化学架橋)させたもの、架橋剤を加えず、発
泡剤を混合した未発泡の樹脂組成物に電離性放射線を照
射して架橋した後発泡剤の分解温度以上の温度で発泡さ
せたもの(放射線架橋)でもよい。
【0015】発泡体の架橋度は小さくなると、製造の際
には均一微細な気泡や独立気泡を有する発泡体は得られ
難く、得られた発泡体は耐熱性が低下し、逆に大きくな
ると溶融粘度が高くなって高発泡倍率の良好な発泡体が
得られ難くなり、得られた発泡体は熱成形が困難になる
ので架橋度は5〜90%であるのが好ましく、より好ま
しくは20〜80%である。
【0016】上記発泡体の発泡倍率は加工性、断熱性、
クッション性、防音性等の面から、2〜100倍の範囲
で使用できる。発泡倍率が2倍よりも低いとこれらの性
能が発現せず、100倍を超えると発泡体の実用的強度
が劣り、各種性能も低下する。好ましくは5〜50倍の
範囲である。
【0017】上記発泡体の厚さは0.1〜100mm程度
が採用可能であるが、実用的に好ましい厚さは1〜10
mmの範囲である。発泡体は通常均一な層からなるものが
用いられる。しかし、用途、要求される性能によっては
表面もしくは内層に合成樹脂フイルム、織布または不織
布のような繊維質を表面材もしくは芯材として用いた複
合体としてもよく、発泡倍率の異なる発泡体を貼り合わ
せたものとしてもよい。
【0018】上記ポリオレフィン系樹脂発泡体の片面も
しくは両面に設けられる表面改質層は、熱可塑性合成樹
脂に無機質充填剤を混合したものである。表面改質層と
して用いられる熱可塑性合成樹脂としては、ポリオレフ
ィン系樹脂、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド
等、フイルム状に成形可能であり、架橋ポリオレフィン
系樹脂シートに積層して、該シートの発泡に伴う表面積
の拡大に追随し得るものであればよい。ポリアミドを使
用したものは耐磨耗性、耐薬品性、耐油性などにすぐ
れ、ポリイミドを使用したものは耐熱性、電気絶縁性に
すぐれたものとなる。このうち、上記ポリオレフィン系
樹脂発泡体に用いられるものと同質のもの、即ちポリオ
レフィン系樹脂のものが表面改質層の発泡体に対する熱
融着性がよく、発泡体への接着性が大となり特に好まし
い。
【0019】表面改質層は未発泡の架橋ポリオレフィン
系樹脂シートの表面に押出しラミネートにより積層する
か、又は表面改質層となる組成物を予めフイルム状に成
形し、これを溶融接着するなど、熱融着により接着・積
層されたものが好ましい。
【0020】無機質充填剤としては炭酸カルシウム、炭
酸マグネシウム、酸化亜鉛、水酸化アルミニウム、水酸
化カルシウム、酸化チタン、硫酸バリウム、硫酸カルシ
ウム、又、カオリン、クレー、タルク等の珪酸塩、マイ
カ、グラフアイト、アスベスト等が挙げられる。
【0021】熱可塑性合成樹脂に無機質充填剤を混合す
ることにより、この上に積層される粘着剤の投錨性が改
良されて積層強度が大きくなり、耐熱性もすぐれ、投錨
性が顕著にあらわれる。熱可塑性合成樹脂に対して無機
質充填剤が30重量%よりも少ないと、無機物質粒子が
合成樹脂層表面に露出する比率が低く、この上に塗布さ
れる粘着剤が無機物質粒子と合成樹脂との界面に浸みこ
むという投錨効果が期待できない、また、耐熱性も期待
できない。
【0022】無機質充填剤が70重量%を超えると基材
との接着性が低くなり、層間剥離を生じやすくなる。ま
た、この表面改質層を発泡体表面に積層することが難し
くなる。従って、無機質充填剤は30重量%以上、70
重量%以下の範囲で混合されたものが好ましく、より好
ましくは30〜50重量%の範囲である。
【0023】上記組成からなる表面改質層は厚みが5μ
m よりも薄いと発泡体の加工中や使用中に皮膜が破れ易
く、安心して使用できない。50μm を超えるとこれが
積層された発泡体の柔軟性が悪くなるので、5〜20μ
m の厚みで積層される。
【0024】ポリオレフィン系樹脂発泡体の片面に上記
表面改質層が設けられたものは、該表面改質層面に粘着
剤あるいは接着剤を塗布し、粘接着性テープもしくはシ
ートとして、又、発泡体の両面に表面改質層が設けられ
たものは、その両面に粘着剤や接着剤を塗布し、両面粘
接着性のテープもしくはシートとして、或いはその片面
に織布または不織布、合成樹脂シート等の裏打ち材また
は表皮材を貼り合わせて断熱材、防振材、シール材、自
動車用の天井内張り、ドア内張り、ピラー等の内装材、
あるいは成形鞄などに利用できる。低発泡倍率の発泡体
を用いたものはパッキング等に適する。
【0025】請求項2に記載の本発明は、表面改質層を
有するポリオレフィン系樹脂発泡体の製造方法である。
未発泡の架橋ポリオレフィン系樹脂シートの材料は上記
請求項1に記載のポリオレフィン系樹脂発泡体のものと
同じものが使用される。即ち、上記ポリオレフィン系樹
脂に発泡剤及び架橋剤を混合したものを発泡剤の分解温
度以下の温度で混練、シート状に成形してから架橋した
もの、又は、架橋剤を加えず発泡剤を加えてシート状に
成形したものに電離性放射線を照射して架橋したもので
ある。
【0026】上記発泡剤としては、例えばアゾジカルボ
ン酸金属塩、アゾジカルボンアミド、ジニトロソペンタ
メチレンテトラミン、ヒドラゾジカルボンアミド、p−
トルエンスルホニルセミカルバジド、s−トリヒドラジ
ノトリアジン等があげられ、これらの発泡剤はポリオレ
フィン系樹脂組成物に対して0.1〜40重量%の範囲
で使用されるのが好ましく、組成物の成分や発泡倍率に
よって任意に混合量を変えればよい。
【0027】又、上記架橋剤としては、例えばメチルエ
チルケトンパーオキシド、t−ブチルパートキシイソプ
ロピルカーボネート、ジクミルパーオキシド、クメンヒ
ドロパーオキシド、2・5−ジメチル−2・5−ジ(t
−ブチルパートキシ)ヘキサン等があげられ、これらの
架橋剤はポリオレフィン系樹脂組成物に対して0.01
〜10重量%添加されるのが好ましく、より好ましくは
0.05〜5重量%である。
【0028】電離性放射線を照射することにより架橋す
る場合は、電離性放射線として電子線加速機からの電子
線、その他の放射性同位元素からのα、β、γ線が好ま
しいが、X線や紫外線を用いてもよい。
【0029】表面改質層は熱可塑性合成樹脂に無機質か
らなる充填剤が混合されたものであり、上記未発泡の架
橋ポリオレフィン系樹脂シートの片面もしくは両面に積
層される。表面改質層は架橋されると剛性や熱的特性等
が変わり、これを積層した樹脂シートを発泡させるとき
に樹脂シートの挙動に追随し難くなり、又、改質層とし
ての性質が十分に現れなくなることもある。従って、表
面改質層には架橋せず、架橋させた樹脂シートに表面改
質層を積層する。
【0030】但し、化学架橋の場合は、大部分の架橋が
進んでおれば、架橋剤が表面改質層に移行して表面改質
層を架橋させるおそれは殆どないので、架橋が完了する
のを待たずに表面改質層を積層してもよい。
【0031】熱可塑性合成樹脂としては、特に請求項1
記載のポリオレフィン系樹脂発泡体として用いたものと
同じものを使用するのが好ましい。表面改質層の無機質
充填剤として用いられるものは、上記請求項1の充填剤
と同様のものであり、熱可塑性合成樹脂に対する配合量
は請求項1の説明で述べた配合量と同じである。表面改
質層を架橋ポリオレフィン系樹脂シート面に積層するに
は、無機質充填剤を含む熱可塑性合成樹脂を架橋ポリオ
レフィン系樹脂シート面に溶融押出しする方法、又、無
機質充填剤を含む熱可塑性合成樹脂を一旦フイルム状に
成形し、これを溶融ポリエチレン樹脂を介して積層する
か、または接着剤で接着するなどの方法が採用される。
【0032】次に、この樹脂シートを発泡剤の分解温度
以上に加熱すると、該樹脂シートは発泡しながら平面方
向及び厚み方向に拡大する。同時に熱を受けて溶融した
表面改質層も樹脂シートの平面方向への拡大に追随して
延伸されながら拡大する。これにより、表面改質層は無
機質充填剤を含んだまま薄膜化し、厚みが均一で、平滑
性にすぐれ、耐熱性が付与され、この上に塗布される粘
着剤に対し顕著な投錨効果を現す。
【0033】請求項3に記載の本発明のポリオレフィン
系樹脂発泡体も請求項1に記載の本発明のポリオレフィ
ン系樹脂発泡体と同様のものが用いられる。上記ポリオ
レフィン系樹脂発泡体の片面に、エチレン−1−ブテン
ランダム共重合体及び/又はエチレン−プロピレン共重
合体を主成分とするエラストマーと、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリブテンの1種もしくは2種以上のも
のとの混合物とからなる離型層が形成される。
【0034】上記エラストマーと、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリブテンの1種もしくは2種以上のもの
との混合比は、重量比で約80:20〜20:80が好
ましい。エラストマーの比が80を超えると押出し加工
がし難くなり、20よりも少ないと剥離性が悪くなる。
該離型層の厚みは5μm 〜15μm の範囲が適当であ
る。5μm よりも薄いと離型効果が不十分であり、15
μm を超えると剛性が大きくなって発泡体の柔軟性が失
われるので好ましくない。
【0035】尚、該離型層面には細かいエンボス加工を
施しておくと離型性をさらによくすることができる。
【0036】上記ポリオレフィン系樹脂発泡体の他の面
にはアクリル酸エステルを主成分とする感圧性粘着剤層
が積層される。アクリル酸エステル系以外の粘着剤を使
用すると、前記組成物からなる離型層に対する剥離強度
が大きくなって発泡体の材料破壊を生じたりするので、
別途シリコン処理を施す必要があり好ましくない。
【0037】上記のようになされた粘接着性ポリオレフ
ィン系樹脂発泡体は離型紙を用いずに粘接着面を内側に
してロール状に巻回しても、これを容易に巻き戻すこと
ができる。そして、そのまま断熱材、防振材、シール材
等として、又、他の材料と貼り合わせて各種用途に使用
できる。
【0038】次に、請求項4に記載の発明は、粘接着性
ポリオレフィン系樹脂発泡体の製造方法である。未発泡
の架橋ポリオレフィン系樹脂シートの材料は上記請求項
1に記載のポリオレフィン系樹脂発泡体のものと同じも
のが使用される。即ち、上記ポリオレフィン系樹脂に発
泡剤及び架橋剤を混合し化学架橋したもの、又は、架橋
剤を加えず発泡剤を加えてシート状に成形したものに放
射線架橋したものである。発泡剤、架橋剤は上記請求項
2の説明に記載したとおりのものが使用される。化学架
橋の場合は大部分の架橋が終わっておれば、完全に架橋
が終了するのを待たずに離型層、粘着層を積層してもよ
い。
【0039】上記混合物を金型内で溶融し、樹脂シート
面にフイルム状に押出して熱融着により積層する。ある
いは該混合物を一旦フイルム状に成形し、これを樹脂シ
ートに熱融着するか、接着剤を用いて貼り合わせてもよ
いが、押出し熱融着するのが能率的である。積層する厚
みは50〜300μm の範囲が好ましい。
【0040】架橋ポリオレフィン系樹脂シートに積層す
る離型層はエチレン−1−ブテンランダム共重合体及び
/又はエチレン−プロピレン共重合体を主成分とするエ
ラストマーと、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブ
テンの1種もしくは2種以上の混合物とからなるもの
で、上記エラストマーとの混合比は、重量比で80:2
0〜20:80とするのが好ましい。
【0041】次に、離型層が積層された樹脂シートの他
の面にアクリル酸エステルを主成分とする感圧性粘着剤
を塗布する。塗布厚みは50〜300μm の範囲が適当
であるが、乾燥後に5〜100μm の厚みとなるように
するのが好ましい。その後、上記樹脂シートを加熱する
ことにより発泡させ、同時に感圧性粘着剤の溶剤を蒸発
させて乾燥する。加熱は一般には加熱炉内を通過させな
がらヒーターで加熱するか、または加熱炉内で熱風を与
えて加熱する。加熱温度、加熱時間は樹脂シートの発泡
倍率、粘着剤の塗布厚み、粘度等により適宜調整する。
尚、離型層の離型性を調整するために、加熱炉を出たと
ころで冷却ロールをエンボスロールとし、これにより離
型層にエンボス加工を施してもよい。
【0042】
【作用】ポリオレフィン系樹脂発泡体の片面もしくは両
面に設けられた表面改質層は、無機質充填剤を含有して
いるので、この上に積層される粘着剤の投錨性がすぐ
れ、粘着剤が剥離せず、耐熱性も付与される。
【0043】未発泡の架橋ポリオレフィン系樹脂シート
に表面改質層を積層し、これを加熱発泡する方法による
と、表面改質層は加熱により溶融し樹脂シートの発泡に
伴う表面の拡大に追随して拡大し、粘着剤に対する投錨
性にすぐれた均一な厚みに薄層化する。
【0044】ポリオレフィン系樹脂発泡体の片面に離型
層が、他の面に粘着剤層が積層された粘接着性ポリオレ
フィン系樹脂発泡体は、離型紙を用いずにロール状に巻
回しても背面の離型性がよく、発泡体を傷つけずに容易
に巻き戻すことができる。
【0045】又、未発泡の架橋ポリオレフィン系樹脂シ
ートの片面に離型層を、他の面に感圧性粘着剤を塗布
し、これを加熱・発泡させる方法では、発泡と同時に離
型層と粘着剤とが樹脂シートの発泡に伴う表面の拡大に
追随して拡大し、離型層と粘着層とを均一な厚みに薄層
化すると同時に粘着剤の溶剤を乾燥させる。
【0046】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。 (実施例1)図1は本発明による表面が改質されたポリ
オレフィン系樹脂発泡体1の実施例を示す断面図であ
り、発泡倍率30倍の低密度ポリエチレンからなる厚み
5mmの発泡シート12の片面に、炭酸カルシウム微粉末
50重量%を含むエチレン−アクリル酸メチル共重合体
からなる表面改質層13が10μm の厚みで積層され、
該表面改質層13の上にアクリル系粘着層14が積層さ
れたものである。これは断熱性の粘着テープもしくはシ
ート等として使用できる。 (実施例2)図2は表面が改質されたポリオレフィン系
樹脂発泡体の他の実施例を示す断面図であり、実施例1
で用いたものと同じ発泡シート12両面に、実施例1の
ものと同じ表面改質層13、13が、さらに該表面改質
層13、13の上に実施例1のものと同じアクリル系粘
着層14、14が積層され、一方の粘着層14には織布
からなる表皮材2が積層されている。このものは、他方
の粘着層14にポリプロピレンシートやABS樹脂シー
トを貼り合わせて、自動車ドアの内張り等に使用でき
る。 (実施例3)図3は本発明の表面が改質されたポリオレ
フィン系樹脂発泡体の製造方法を示す説明図である。密
度0.923の低密度ポリエチレン100重量部、アゾ
ジカルボンアミド15重量部、及び熱安定剤0.3重量
部を125℃で混練し、押出し成形して得た厚さ2mmの
シート10を供給し、これに電子線照射装置3により4
Mrdの電子線を照射して発泡性架橋ポリエチレンシー
ト11とした。炭酸カルシウム微粉末を50重量%混合
溶融したエチレン−アクリル酸メチル共重合体13を、
押出し機4により150μm の厚さで押出しながら上記
発泡性架橋ポリエチレンシート11面に熱融着により貼
り合わせた。次に、該シートと同速度で移動する離型処
理したテフロンのクロスシート51にこの発泡性架橋ポ
リエチレンシートを載せ、220℃に加熱した恒温槽5
を7分間で通過させ、常温で5分間放置し、表面改質層
13を有する厚さ5mmのポリオレフィン系樹脂発泡体1
を得た。発泡後の表面改質層の厚みは約12μm であっ
た。
【0047】この表面改質層13面の濡れ指数と、該表
面改質13層に更に52dyn/cmのコロナ放電処理
を施し、その直後と、1ケ月経過後の濡れ指数をJIS K
6768(ポリエチレン及びポリプロピレンフイルムの濡れ
試験方法)にもとづいて測定した。又、該コロナ放電処
理面の濡れ指数を測定し、該表面改質層13にアクリル
系粘着剤を転写法により120g/m2 で塗布した。こ
れをJIS Z 0237(90°引きはがし法)にもとづき、ス
テンレス(SUS)板及び背面粘着力を測定し、剥離状
態を観察した。以上の結果を表1に示す。
【0048】(実施例4)密度0.910、融点156
℃のポリプロピレン80重量%、実施例1で用いたもの
と同じ低密度ポリエチレン20重量%からなるポリオレ
フィン樹脂20重量部、アゾジカルボンアミド13重量
部、ジビニルベンゼン6重量部、及び熱安定剤0.6重
量部、顔料を混練し、押出し成形した厚さ2mmのシート
を製し、これに4.5Mrdの電子線を照射して発泡性
架橋ポリオレフィンシートとした。水酸化カルシウム微
粉末を50重量%混合した低密度ポリエチレンの厚み2
00μm のフイルムを上記架橋ポリオレフィン系樹脂シ
ートに熱融着により積層し、実施例1と同じ条件で加熱
して発泡させ、表面改質層を有する厚さ5mmのポリオレ
フィン系樹脂発泡体を得た。発泡後の表面改質層の厚み
は約16μm であった。(図示略)
【0049】実施例3と同様にして、この表面改質層面
の濡れ指数と、粘着層を設けたものの粘着力を測定し、
剥離状態を観察した。その結果を表1に示す。
【0050】(実施例5)図4は本発明による粘接着性
ポリオレフィン系樹脂発泡体6の実施例を示す断面図で
あり、実施例1で用いたものと同じ架橋ポリエチレン発
泡シート12の片面にエチレン−1−ブテンランダム共
重合体エラストマー40重量%、密度0.923の低密
度ポリエチレン60重量%からなる離型層61が厚み1
5μm で積層され、該発泡シート12の他面にはアクリ
ル系粘着層62が厚み15μm で設けられたものであ
る。このものは粘着層62を内側にしてロール状に巻回
し、粘着テープとして使用できる。
【0051】(実施例6)図5a,bは本発明粘接着性
ポリオレフィン系樹脂発泡体の製造方法を示す説明図で
ある。図5aに示すように、実施例3で得たものと同じ
発泡性架橋ポリエチレンシート11を用いて、エチレン
−1−ブテンランダム共重合体エラストマー40重量
%、密度0.923の低密度ポリエチレン60重量%か
らなる樹脂組成物63を押出し機4により上記架橋ポリ
エチレンシート11面に押出して熱融着させ厚さ100
μm の離型層61を形成して一旦巻き取った。
【0052】次に、図5bに示すように、該発泡性架橋
ポリエチレンシート11の離型層61を下面にして巻き
戻しながら他の面にポリアクリル酸エステル系粘着剤6
2を塗工装置71、72により200g/m2 塗布し、
これを離型処理したテフロンクロス51に離型層61面
を合わせて載せ、実施例1と同じ条件で発泡させながら
粘着剤を乾燥させ、厚さ5mmの架橋ポリオレフィン系樹
脂発泡体11の片面に離型層61、他の面に粘着層62
を有する粘接着性ポリオレフィン系樹脂発泡体6を得
た。発泡後の離型層61の厚みは8μm 、粘着層62の
厚みは15μm であった。これについて、粘着層62の
製造直後及び1ケ月経過後の粘着力(JIS Z 0237によ
る)、ロール状に巻回したものの展開性、背面剥離力を
測定した結果を表2に示す。
【0053】(実施例7)実施例3で得た発泡性架橋ポ
リエチレンシートと同じものを用いて、エチレン−1−
ブテンランダム共重合体エラストマー30重量%、密度
0.939の高密度ポリエチレン70重量%からなる厚
み200μm のフイルムを上記架橋ポリエチレンシート
面に熱融着して離型層を形成した。次に、該シートの他
の面に実施例3と同じ粘着剤を200g/m2 塗布し、
実施例3と同様にして発泡させて厚さ5mmの粘接着性ポ
リオレフィン系樹脂発泡体を得た。発泡後の離型層の厚
みは15μm 、粘着層の厚みは10μm であった。(図
示略)得られた発泡体を用いて実施例6で行ったのと同
じ測定を行った結果を表2に示す。
【0054】(比較例1)実施例1で用いたものと同じ
発泡性架橋ポリエチレンシートを発泡倍率30倍に発泡
させたもの(積水化学工業社製 商品名「ソフトロン
S」)を準備した。これについて、実施例3、実施例6
で行ったのと同じ測定を行った結果を表1及び表2に示
す。
【0055】
【表1】
【0056】
【表2】
【0057】
【発明の効果】本発明は以上の構成となされているの
で、以下の作用効果を奏する。請求項1に記載の表面が
改質されたポリオレフィン系樹脂発泡体では、表面改質
層が無機質充填剤を含有しているので、この上に積層さ
れる粘着剤の投錨性がすぐれ、片面に表面改質層が設け
られたものはそれに粘着層、接着層を積層して粘接着性
テープもしくはシートとして、又、発泡体の両面に表面
改質層が設けられたものは両面に粘着層、接着層を積層
して両面粘着テープもしくはシートとして、或いはその
片面に織布または不織布、合成樹脂シートの裏打ち材又
は表皮材を貼り合わせて、断熱材、防振材、シール材、
パッキング、自動車用内装材、鞄等に使用できる。請求
項2に記載の製造方法によると、架橋ポリオレフィン系
樹脂シートの発泡とともに表面改質層は溶融して樹脂シ
ートの発泡に追随して拡大し、柔軟で均一な厚みを有す
る薄い表面改質層を形成できる。請求項3に記載の粘接
着性ポリオレフィン系樹脂発泡体は、片面に離型層が、
他の面には該離型層と離型性のよい粘着層が積層されて
いるので、離型紙を用いずにロール状に巻回しても背面
の離型性がよく、発泡体を傷つけずに容易に巻き戻すこ
とができる。請求項4に記載の製造方法によると、架橋
ポリオレフィン系樹脂シートの発泡に追随して離型層と
粘着層とが拡大し、均一な厚みを有する薄層としなが
ら、同時に粘着剤を乾燥させることができ、熱エネルギ
ーが節減できるとともに、非常に能率的に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表面が改質されたポリオレフィン系樹
脂発泡体の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の表面が改質されたポリオレフィン系樹
脂発泡体の他の実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の表面が改質されたポリオレフィン系樹
脂発泡体の製造方法を説明する説明図である。
【図4】本発明の粘接着性ポリオレフィン系樹脂発泡体
の実施例を示す断面図である。
【図5】本発明の粘接着性ポリオレフィン系樹脂発泡体
の製造方法を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 :表面が改質されたポリオレフィン系樹脂発泡体 6 :粘接着性ポリオレフィン系樹脂発泡体 11 :発泡性架橋ポリエチレンシート 12 :架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体 13 :表面改質層 61 :離型層 62 :粘着層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフィン系樹脂発泡体の片面もし
    くは両面に、無機質充填剤を含有した熱可塑性合成樹脂
    からなる表面改質層が設けられてなる表面が改質された
    ポリオレフィン系樹脂発泡体。
  2. 【請求項2】 未発泡の架橋ポリオレフィン系樹脂シー
    トの片面もしくは両面に、無機質からなる充填剤を含有
    した熱可塑性合成樹脂からなる表面改質層を積層し、該
    樹脂シートを加熱し発泡することを特徴とする表面が改
    質されたポリオレフィン系樹脂発泡体の製造方法。
  3. 【請求項3】 ポリオレフィン系樹脂発泡体の片面に、
    エチレン−1−ブテンランダム共重合体及び/又はエチ
    レン−プロピレン共重合体を主成分とするエラストマー
    と、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテンの1種
    もしくは2種以上の混合物とからなる離型層が積層さ
    れ、他の面にはアクリル酸エステルを主成分とする感圧
    性粘着剤層が積層されてなる粘接着性ポリオレフィン系
    樹脂発泡体。
  4. 【請求項4】 未発泡の架橋ポリオレフィン系樹脂シー
    トの片面に、エチレン−1−ブテンランダム共重合体及
    び/又はエチレン−プロピレン共重合体を主成分とする
    エラストマーと、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
    ブテンの1種もしくは2種以上の混合物とからなる離型
    層を積層し、次に他の面にアクリル酸エステルを主成分
    とする感圧性粘着剤を塗布し、該樹脂シートを加熱し発
    泡させることを特徴とする粘接着性ポリオレフィン系樹
    脂発泡体の製造方法。
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