JPH06134770A - 洗浄用樹脂組成物 - Google Patents

洗浄用樹脂組成物

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JPH06134770A
JPH06134770A JP4286097A JP28609792A JPH06134770A JP H06134770 A JPH06134770 A JP H06134770A JP 4286097 A JP4286097 A JP 4286097A JP 28609792 A JP28609792 A JP 28609792A JP H06134770 A JPH06134770 A JP H06134770A
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英夫 雨宮
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恵司 飯尾
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    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
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    • C11D3/3769(Co)polymerised monomers containing nitrogen, e.g. carbonamides, nitriles or amines

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 押出機、射出成形機に対して優れた洗浄効果
を有する成形機用洗浄剤。 【構成】(A)荷重1.0kgのビカット軟化点で11
5℃以上の耐熱スチレン系樹脂100重量部と(B)粘
度平均分子量1万〜150万のポリアルキレンオキシド
グリコ−ル0.5〜100重量部に(C)炭素数8〜2
0のアルキル硫酸塩および/または(D)炭素数6〜2
2の脂肪酸の金属塩0.5〜10重量部よりなる洗浄用
樹脂組成物。 【効果】この洗浄剤は押出機、射出成形機用に有用であ
り、汎用樹脂だけでなく変性PPOおよび熱変形温度の
高い樹脂まで短時間かつ少量の材料で洗浄可能であり、
後材への置き換えも非常に容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、押出機・射出成形機用
の洗浄用樹脂組成物に関する。更に詳しくは汎用樹脂の
みでなく変性PPOおよび熱変形温度の高い樹脂まで短
時間でかつ少量の材料で洗浄が可能であり、後材への置
き換えも非常に容易である優れた洗浄用樹脂組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】スチレン系樹脂、オレフィン系樹脂等の
汎用熱可塑性樹脂及びエンジニアリングプラスチック
は、その特徴を活かして多くの分野に使用されている。
これら樹脂は、着色性にも優れ、用途に応じ様々な色に
着色されて用いられている。一般に樹脂の着色は、混練
機を用いて顔料又は染料を樹脂と混合し、顔料又は染料
を樹脂中に分散させる方法で行われている。市場ニーズ
の多様化に伴い、多品種少量生産が増加し、着色の分野
に於いても同様の傾向がある。樹脂の着色を行うコンパ
ウンドメーカーや成形を行う成形メーカーでは多種類の
着色樹脂を取り扱う機会が多くなり、その都度樹脂替
え、色替えを行う必要がある。従来この樹脂替え、色替
えは混練機・成形機内に残留している樹脂を目的の色に
着色された樹脂に置換して行うが、その際多量の樹脂を
必要とし、ロス分が多くなる。また、混練機・成形機の
スクリュウを抜いてシリンダー及びスクリュウの洗浄を
行う場合もあり、この場合には多大な工数を要し、いず
れの方法でも生産性の低下をきたす。そこで近年様々な
洗浄剤が開発されているがそれらの洗浄剤では洗浄後、
前材が残留して焼けや成形不良の原因となったり、また
完全に前材を排出できても洗浄剤が残留して次の樹脂へ
の置換に多量の樹脂と長い時間を必要とする。そのため
樹脂替え、色替えが短時間かつ少量の樹脂量ですむよう
な洗浄剤の開発が望まれている。このような問題を解決
するための洗浄剤として特開平2−163144号公報
ではスチレン系樹脂とポリアルキレンオキシドグリコー
ルよりなる樹脂組成物が、汎用樹脂用の洗浄剤として開
発されている。しかしこの洗浄剤はスチレン系樹脂のみ
を使用する場合に比較して効果は有るもののさほど洗浄
効果が高いとは言えなかった。また、特願平3−151
355号公報では、通常のスチレン系樹脂、ポリアルキ
レンオキシドグリコール、アルキル硫酸塩及び脂肪酸塩
からなる洗浄剤が開示されている。このものは汎用樹脂
に対する洗浄効果は高いが、変性PPOまたは熱変形温
度の高い樹脂を用いた場合の洗浄には不十分であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、混練機・成
形機に対して短時間でかつ少量の材料で汎用樹脂のみで
なく、変性PPOおよび熱変形温度の高い樹脂まで洗浄
が可能であり、後材への置換も容易である洗浄用樹脂組
成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる問
題を解決するために鋭意研究した結果、本発明を完成し
た。即ち、本発明は、(A)荷重1.0kgのビカット
軟化点で115℃以上の耐熱スチレン系樹脂100重量
部と(B)粘度平均分子量1万〜150万のポリアルキ
レンオキシドグリコール0.5〜100重量部からなる
樹脂混合物100重量部に(C)炭素数8〜20のアル
キル基を有するアルキル硫酸塩(硫酸塩がK,Na,N
4 から選ばれたもの)および/または(D)炭素数6
〜22のアルキル基を有する脂肪酸の金属塩(金属塩が
K,Na,Ca,Mg,Znから選ばれたもの)を0.
5〜10重量部含有することを特徴とする洗浄用樹脂組
成物である。
【0005】本発明における耐熱性スチレン系樹脂と
は、スチレン系単量体が主要構成成分であり、樹脂の軟
化点が荷重1.0kgのビカット軟化点で115℃以上
を有するものを意味し、これにはマレイミド、N−メチ
ルマレイミド、N−フェニルマレイミド等の重合性単量
体とα−メチルスチレン、α−エチルスチレン等の側鎖
アルキル置換スチレンを共重合した耐熱ABS樹脂、ス
チレンとマレイン酸、無水マレイン酸等のマレイン酸系
単量体或いはスチレンとアクリル酸メチル、メタアクリ
ル酸メチル等のアクリル酸エステル系単量体を共重合し
た樹脂等がある。
【0006】本発明に使用されるポリアルキレンオキシ
ドグリコールはポリエチレンオキシドグリコール、ポリ
(1,2−プロピレンオキシド)グリコール、ポリ
(1,3−プロピレンオキシド)グリコール、ポリテト
ラメチレンオキシドグリコール、ポリヘキサメチレンオ
キシドグリコール、エチレンオキシドとプロピレンオキ
シドのブロック又はランダム共重合体及びエチレンオキ
シドとテトラヒドロフランのブロック又はランダム共重
合体等が用いられる。中でもポリエチレンオキシドグリ
コールが特に好ましい。またポリアルキレンオキシドグ
リコールの使用量は耐熱スチレン系樹脂100重量部に
対し0.5〜100重量部、好ましくは2〜70重量部
が用いられる。ポリアルキレンオキシドグリコールが
0.1重量部未満の場合は本発明である樹脂の洗浄効果
が得られない。また、100重量部を越える場合、ポリ
アルキレンオキシドグリコールが高吸水率のために、安
全性、作業性の面で問題が生じる。また、ポリアルキレ
ンオキシドグリコールの重量平均分子量は1万〜200
万である事が好ましく、重量平均分子量が1万未満の場
合、溶融粘度が著しく低下し、押出機内、射出成形機内
に樹脂が滞留し本発明の洗浄効果が得られない。また、
重量平均分子量が200万を越えた時、熱によるゲル化
を起こし本発明である樹脂の洗浄効果が得られない。
【0007】本発明の構成成分であるアルキル硫酸塩と
しては、炭素数8〜20のアルキル基を有するK、N
a、NH4 の各硫酸塩であり、代表的にはオクチル硫酸
ナトリウム、エチルヘキシル硫酸ナトリウム、ウンデシ
ル硫酸ナトリウム、ドデシル硫酸ナトリウム、ドデシル
硫酸カリウム、ドデシル硫酸アンモニウム、ヘキサデシ
ル硫酸ナトリウム、オクタデシル硫酸アンモニウムの各
硫酸塩を例示することができる。前記硫酸塩は単独もし
くは2種以上を混合して用いる。アルキル硫酸塩の含有
量は、前記耐熱性スチレン系樹脂とポリアルキレンオキ
シドグリコ−ルからなる樹脂100重量部当たり、0.
5〜10重量部である。アルキル硫酸塩が0.5重量部
未満の場合、洗浄効果が低くなる。また10重量部を越
えた場合、押出機内、成形機内を汚染し、洗浄効果が低
くなる。
【0008】本発明に用いる脂肪酸の金属塩は炭素数6
〜22の脂肪酸の金属塩であり、代表的にカプロン酸マ
グネシウム、カプリル酸マグネシウム、カプリン酸マグ
ネシウム、ラウリン酸マグネシウム、ミリスチン酸マグ
ネシウム、パルチミン酸マグネシウム、ステアリン酸マ
グネシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸アルミニウム、べへニン酸マグネシウ
ム、オレイン酸マグネシウム等が挙げられ、単独または
2種以上を混合して用いる。脂肪酸の金属塩の含有量
は、前記耐熱性スチレン系樹脂とポリアルキレンオキシ
ドグリコ−ルからなる樹脂100重量部当たり、0.5
〜10重量部である。含有量が10重量部を越える場
合、200℃以上の高温下で該脂肪酸の金属塩が溢出
し、系内に滞留、汚染するため十分な洗浄効果が得られ
ない。本発明の洗浄剤製造方法は、特に制限はないが、
耐熱性スチレン系樹脂とポリアルキレンオキシドグリコ
ール、アルキル硫酸塩及び脂肪酸の金属塩を単軸押出
機、二軸押出機の如き混練機で溶融混合するような方法
で製造される。
【0009】
【実施例】次に本発明を実施例および比較例により具体
的に説明する。尚、実施例及び比較例に使用した成形機
は射出成形機(日本製鋼所製「JSW100S」)で成
形温度は実施例、比較例毎に表1に示す。洗浄剤の洗浄
効果を確認するための前材の黒着色ペレット(三菱化成
工業製「カーボンブラック#950」1%混合押出によ
る)を洗浄剤を用いて洗浄し、後材に置き換えた時の前
材、後材の樹脂の種類を下記に示す。 ABS 三井東圧化学株式会社製「サンタックST
−30」 GPPS 三井東圧化学株式会社製「トーポレックス
570−57」 PP 三井東圧化学株式会社製「三井ノーブレン
EB−G」 PMMA 共和ガス化学製「パラペットGF」 PA−6 東レ製「アミランCM1041」 変性PPO 日本GEプラスチック製「ノリルSE9
0」(以下、ノリルAと略記)、同「ノリルHFG10
0」(以下、ノリルGと略記) AS 三井東圧化学株式会社製「ライタック20
0PC」 PC 帝人化成製「パンライトK−1300」
【0010】洗浄剤についての洗浄効果の試験は次の方
法によって実施した。 実施例1 アクリロニトリル−ブタジエンスチレン−N−フェニル
マレイミドを共重合した耐熱スチレン系樹脂(荷重1.
0kgのビカット軟化点で130℃、三井東圧化学製
「プラネロイNH1100」)と分子量25万のポリエ
チレンオキサイド(明成化学製「アルコックスR−10
00」以下、PEO(A)と示す。)とアルキル硫酸ソ
ーダ(関東化学製)を表−1の組成で押出して洗浄剤を
得た。その後スクリュウがバックしない程度に背圧をか
け、1kgの黒着色したABSで射出成形機のシリンダ
−内を置換した後、スクリュウ前進限位置のままで洗浄
剤を吐出し、洗浄剤使用量を確認した。さらに洗浄剤の
排出確認のため後材であるPPを背圧で吐出し、次に背
圧を解除後、数回計量−射出によるパ−ジを行い、125*
50*2.5mmの平板を成形しPP使用量の確認を行った。そ
の結果を表−1に示す。 実施例2 スチレン−無水マレイン酸耐熱PS(荷重1.0kgの
ビカット軟化点で117℃、アーコケミカルカンパニー
製「ダイラーク250」)と分子量120万のポリエチ
レンオキサイド(明成化学製「アルコックスE−60」
以下、PEO(B)と記す。)とステアリン酸ソーダ
(関東化学製)を表−1の組成で押出して洗浄剤を得
た。1kgの黒着色したABSで射出成形機のシリンダ
ー内を置換した後、洗浄剤使用量を確認した。さらに洗
浄剤の排出確認のためPPに置換し、PP使用量の確認
を行った。その結果を表−1に示す。 実施例3 実施例1で用いた耐熱スチレン系樹脂に分子量1.9万
のポリエチレンオキサイド(日本油脂製「ニッサンポリ
エチレングリコール#20000」以下、PEO(C)
と記す。)とアルキル硫酸ソーダ(関東化学製)を表−
1の組成で押出して洗浄剤を得た。1kgの黒着色した
PPで射出成形機のシリンダー内を置換した後、洗浄剤
使用量を確認した。さらに洗浄剤の排出確認のためAB
Sに置換し、ABS使用量の確認を行った。その結果を
表−1に示す。 実施例4 実施例1で用いた耐熱スチレン系樹脂とPEO(B)と
アルキル硫酸ソーダを表−1の組成で押出して洗浄剤を
得た。1kgの黒着色したPMMAで射出成形機のシリ
ンダー内を置換した後、洗浄剤使用量を確認した。さら
に洗浄剤の排出確認のためGPに置換し、GP使用量の
確認を行った。その結果を表−1に示す。 実施例5 実施例1で用いた耐熱スチレン系樹脂とPEO(B)と
ステアリン酸ソーダを表−1の組成で押出して洗浄剤を
得た。1kgの黒着色したPCで射出成形機のシリンダ
ー内を置換した後、洗浄剤使用量を確認した。さらに洗
浄剤の排出確認のためPBTに置換し、PBT使用量の
確認を行った。その結果を表−1に示す。 実施例6 実施例1で用いた耐熱スチレン系樹脂とPEO(A)と
アルキル硫酸ソーダを表−1の組成で押出して洗浄剤を
得た。1kgの黒着色したノリルAで射出成形機のシリ
ンダー内を置換した後、洗浄剤使用量を確認した。さら
に洗浄剤の排出確認のためASに置換し、AS使用量の
確認を行った。その結果を表−1に示す。 実施例7 実施例2で用いた耐熱PSとPEO(B)とステアリン
酸ソーダを表−1の組成で押出して洗浄剤を得た。1k
gの黒着色したノリルGで射出成形機のシリンダー内を
置換した後、洗浄剤使用量を確認した。さらに洗浄剤の
排出確認のためASに置換し、AS使用量の確認を行っ
た。その結果を表−1に示す。
【0011】比較例1 荷重1.0kgのビカット軟化点で105℃であるAB
S(三井東圧化学製「サンタックST−42」)とPE
O(B)とアルキル硫酸ソーダを表−1の組成で押出し
て洗浄剤を得た。1kgの黒着色したノリルGで射出成
形機のシリンダー内を置換後、この洗浄剤を、3kg使
用しても洗浄できなかった。 比較例2 荷重1.0kgのビカット軟化点で109℃であるAS
(三井東圧化学製「ライタック200pc」)とPEO
(A)とステアリン酸ソーダを表−1の組成で押出して
洗浄剤を得た。1kgの黒着色したノリルAで射出成形
機のシリンダー内を置換後、この洗浄剤を3kg使用し
ても洗浄できなかった。 比較例3 実施例1で用いた耐熱ABSとPEO(B)とアルキル
硫酸ソーダを表−1の組成で押出して洗浄剤を得た。1
kgの黒着色したABSで射出成形機のシリンダー内を
置換した後、洗浄剤使用量を確認した。さらに洗浄剤の
排出確認のためPPに置換し、PP使用量の確認を行っ
た。その結果を表−1に示す。 比較例4 実施例1で用いた耐熱ABSとPEO(B)とアルキル
硫酸ソーダを表−1の組成で押出して洗浄剤を得た。1
kgの黒着色したABSで射出成形機のシリンダー内を
置換した後、洗浄剤使用量を確認した。さらに洗浄剤の
排出確認のためPPに置換し、PP使用量の確認を行っ
た。その結果を表−1に示す。 比較例5 実施例2で用いた耐熱PSと分子量8000のポリエチ
レンオキサイド(日本油脂製「ニッサンポリエチレング
リコール#6000」以下、PEO(D)と記す。)と
アルキル硫酸ソーダを表−1の組成で押出して洗浄剤を
得た。1kgの黒着色したABSで射出成形機のシリン
ダー内を置換した後、洗浄剤使用量を確認した。さらに
洗浄剤の排出確認のためPPに置換し、PP使用量の確
認を行った。その結果を表−1に示す。 比較例6 実施例2で用いた耐熱PSと分子量300万のポリエチ
レンオキサイド(明成化学製「アルコックスE−10
0」以下、PEO(E)と記す。)とステアリン酸ソー
ダを表−1の組成で押出して洗浄剤を得た。1kgの黒
着色したABSで射出成形機のシリンダー内を置換した
後、洗浄剤使用量を確認した。さらに洗浄剤の排出確認
のためPPに置換し、PP使用量の確認を行った。その
結果を表−1に示す。 比較例7 実施例1で用いた耐熱ABSとアルキル硫酸ソーダを表
−1の組成で押出して洗浄剤を得た。1kgの黒着色し
たABSで射出成形機のシリンダ−内を置換した後、洗
浄剤使用量を確認した。さらに洗浄剤の排出確認のため
PPに置換し、PP使用量の確認を行った。その結果を
表−1に示す。 比較例8 実施例1で用いた耐熱ABSとPEO(B)とステアリ
ン酸ソーダを表−1の組成で押出して洗浄剤を得た。1
kgの黒着色したABSで射出成形機のシリンダー内を
置換した後、洗浄剤使用量を確認した。さらに洗浄剤の
排出確認のためPPに置換し、PP使用量の確認を行っ
た。その結果を表−1に示す。
【0012】
【表1】
【0013】
【発明の効果】表−1に示された結果からも明らかなよ
うに、本発明の熱可塑性樹脂組成物は押出機、射出成形
機に対して優れた洗浄効果を有し、短時間でかつ少量の
材料で樹脂の色替えを可能にしたものであり、その価値
は高い。
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】洗浄剤についての洗浄効果の試験は次の方
法によって実施した。 実施例1 アクリロニトリル−ブダジエンスチレン−N−フェニル
マレイミドを共重合した耐熱スチレン系樹脂(荷重1.
0Kgのビカット軟化点で130℃、三井東圧化学製
「プラネロイNH1100」)と分子量25万のポリエ
チレンオキサイド(明成化学製「アルコックスR−10
00」以下、PEO(A)と示す。)とアルキル硫酸ソ
ーダ(関東化学製)を表−1の組成で押出して洗浄剤を
得た。その後スクリュウがバックしない程度に背圧をか
け、1Kgの黒着色したABSで射出成形機のシリンダ
ー内を置換した後、スクリュウ前進限位置のままで洗浄
剤を吐出し、洗浄剤使用量を確認した。さらに洗浄剤の
排出確認のため後材であるPPを背圧で吐出し、次に背
圧を解除後、数回計量−射出によるパージを行い、12
5*50*2.5mmの平板を成形しPP使用量の確認
を行った。その結果を表−1に示す。 実施例2 スチレン−無水マレイン酸耐熱PS(荷重1.0Kgの
ビカット軟化点で117℃、アーコケミカルカンパニー
製「ダイラーク250」)と分子量120万のポリエチ
レンオキサイド(明成化学製「アルコックスE−60」
以下、PEO(B)と記す。)とステアリン酸ソーダ
(関東化学製)を表−1の組成で押出して洗浄剤を得
た。1Kgの黒着色したABSで射出成形機のシリンダ
ー内を置換した後、さらに洗浄剤の排出確認のためPP
に置換し、PP使用量の確認を行った。その結果を表−
1に示す。 実施例3 実施例で用いた耐熱スチレン系樹脂に分子量1.9万
のポリエチレンオキサイド(日本油脂製「ニッサンポリ
エチレングリコール#20000」以下、PEO(C)
と記す。)とアルキル硫酸ソーダ(関東化学製)を表−
1の組成で押出して洗浄剤を得た。1kgの黒着色した
PPで射出成形機のシリンダー内を置換した後、洗浄剤
使用量を確認した。さらに洗浄剤の排出確認のためAB
Sに置換し、ABS使用量の確認を行った。その結果を
表−1に示す。 実施例4 実施例2で用いた耐熱スチレン系樹脂にPEO(B)と
ステアリン酸ソーダを表−1の組成で押出して洗浄剤を
得た。1kgの黒着色したPCで射出成形機のシリンダ
ー内を置換した後、洗浄剤使用量を確認した。さらに洗
浄剤の排出確認のためPBTに置換し、PBT使用量の
確認を行った。その結果を表−1に示す。 実施例5 実施例で用いた耐熱スチレン系樹脂とPEO(C)
ステアリン酸ソーダを表−1の組成で押出して洗浄剤を
得た。1kgの黒着色したノリルGで射出成形機のシリ
ンダー内を置換した後、洗浄剤使用量を確認した。さら
に洗浄剤の排出確認のためASに置換し、AS使用量の
確認を行った。その結果を表−1に示す。 実施例6 実施例1で用いた耐熱スチレン系樹脂にPEO(A)と
アルキル硫酸ソーダを表−1の組成で押出して洗浄剤を
得た。1kgの黒着色したノリルAで射出成形機のシリ
ンダー内を置換した後、洗浄剤使用量を確認した。さら
に洗浄剤の排出確認のためASに置換し、AS使用量の
確認を行った。その結果を表−1に示す。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】比較例1 荷重1.0kgのビカット軟化点で105℃であるAB
S(三井東圧化学製「サンタックST−42」)とPE
(A)とアルキル硫酸ソーダを表−1の組成で押出し
て洗浄剤を得た。1kgの黒着色したノリルGで射出成
形機のシリンダー内を置換後、この洗浄剤を、3kg使
用しても洗浄できなかった。 比較例2 荷重1.0kgのビカット軟化点で109℃であるAB
(三井東圧化学製「ライタック200pc」)とPE
O(A)とアルキル硫酸ソーダを表−1の組成で押出し
て洗浄剤を得た。1kgの黒着色したノリルAで射出成
形機のシリンダー内を置換後、この洗浄剤を3kg使用
しても洗浄できなかった。 比較例3 比較例1で用いたABSとPEO(A)とアルキル硫酸
ソーダを表−1の組成で押出して洗浄剤を得た。1kg
の黒着色したPCで射出成形機のシリンダー内を置換し
た後、洗浄剤使用量を確認したが高温のためシリンダー
内で樹脂が滞留し洗浄出来なかった。 比較例4 実施例1で用いた耐熱スチレン系樹脂とPEO(B)と
ステアリン酸ソーダを表−1の組成で押出して洗浄剤を
得た。1kgの黒着色したABSで射出成形機のシリン
ダー内を置換した後、洗浄剤使用量を確認した。さらに
洗浄剤の排出確認のためPPに置換し、PP使用量の確
認を行った。その結果を表−1に示す。 比較例5 実施例で用いた耐熱スチレン系樹脂とPEO(B)と
ステアリン酸ソーダを表−1の組成で押出して洗浄剤を
得た。1kgの黒着色したABSで射出成形機のシリン
ダー内を置換した後、洗浄剤使用量を確認した。さらに
洗浄剤の排出確認のためPPに置換し、PP使用量の確
認を行った。その結果を表−1に示す。 比較例6 実施例2で用いた耐熱スチレン系樹脂と分子量8000
ポリエチレンオキサイド(日本油脂製「ニッサンポリ
エチレングリコール#6000」以下、PEO(D)と
記す。)とアルキル硫酸ソーダを表−1の組成で押出し
て洗浄剤を得た。1kgの黒着色したABSで射出成形
機のシリンダー内を置換した後、洗浄剤使用量を確認し
た。さらに洗浄剤の排出確認のためPPに置換し、PP
使用量の確認を行った。その結果を表−1に示す。 比較例7 実施例2で用いた耐熱スチレン系樹脂と分子量300万
のポリエチレンオキサイド(明成化学製「アルコックス
E−100」以下、PEO(E)と記す。)とステアリ
ン酸ソーダを表−1の組成で押出して洗浄剤を得た。1
kgの黒着色したABSで射出成形機のシリンダ−内を
置換した後、洗浄剤使用量を確認した。さらに洗浄剤の
排出確認のためPPに置換し、PP使用量の確認を行っ
た。その結果を表−1に示す。 比較例8 実施例1で用いた耐熱スチレン系樹脂とアルキル硫酸ソ
ーダを表−1の組成で押出して洗浄剤を得た。1kgの
黒着色したABSで射出成形機のシリンダー内を置換し
た後、洗浄剤使用量を確認した。さらに洗浄剤の排出確
認のためPPに置換し、PP使用量の確認を行った。そ
の結果を表−1に示す。比較例9 実施例1で用いた耐熱スチレン系樹脂とPEO(A)を
表−1の組成で押出して洗浄剤を得た。1kgの黒着色
したABSで射出成形機のシリンダー内を置換した後、
洗浄剤使用量を確認した。さらに洗浄剤の排出確認のた
めPPに置換し、PP使用量の確認を行った。その結果
を表−1に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 7:24 7:26 7:34) (72)発明者 飯尾 恵司 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内 (72)発明者 市川 英夫 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)荷重1.0kgのビカット軟化点
    で115℃以上の耐熱スチレン系樹脂100重量部と
    (B)粘度平均分子量1万〜150万のポリアルキレン
    オキシドグリコール0.5〜100重量部からなる樹脂
    混合物100重量部に(C)炭素数8〜20のアルキル
    基を有するアルキル硫酸塩(硫酸塩がK,Na,NH4
    から選ばれたもの)および/または(D)炭素数6〜2
    2のアルキル基を有する脂肪酸の金属塩(金属塩がK,
    Na,Ca,Mg,Znから選ばれたもの)を0.5〜
    10重量部含有することを特徴とする洗浄用樹脂組成
    物。
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