JPH06133097A - 静止画会議装置およびその制御方法 - Google Patents
静止画会議装置およびその制御方法Info
- Publication number
- JPH06133097A JPH06133097A JP30621792A JP30621792A JPH06133097A JP H06133097 A JPH06133097 A JP H06133097A JP 30621792 A JP30621792 A JP 30621792A JP 30621792 A JP30621792 A JP 30621792A JP H06133097 A JPH06133097 A JP H06133097A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- conference
- layer
- terminal
- many
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Facsimiles In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 MCUを用いた1対多通信モードを、通信機
能の各レイヤを改変しなくとも実現できるようにした。 【構成】 レイヤ4処理部53と、グループ4ファクシ
ミリレイヤ5処理部57との間に、1対多処理部54を
設ける。他の端末からの応答をこの1対多処理部54で
吸収し、グループ4ファクシミリレイヤ5処理部57に
は、常に肯定応答のみを通知する。また、否定応答を受
信すると、その相手端末と否定応答の内容を管理プロセ
ス59に通知する。管理プロセス59は、1回の送信動
作終了時に、否定応答に関するデータを記憶している
と、その否定応答の原因を回復するための再送動作など
の回復プロセスを実行する。したがって、グループ4フ
ァクシミリレイヤ5処理部57には、常に1つの応答信
号のみが通知されるので、通常の機能で1対多モードの
通信動作を実現できる。
能の各レイヤを改変しなくとも実現できるようにした。 【構成】 レイヤ4処理部53と、グループ4ファクシ
ミリレイヤ5処理部57との間に、1対多処理部54を
設ける。他の端末からの応答をこの1対多処理部54で
吸収し、グループ4ファクシミリレイヤ5処理部57に
は、常に肯定応答のみを通知する。また、否定応答を受
信すると、その相手端末と否定応答の内容を管理プロセ
ス59に通知する。管理プロセス59は、1回の送信動
作終了時に、否定応答に関するデータを記憶している
と、その否定応答の原因を回復するための再送動作など
の回復プロセスを実行する。したがって、グループ4フ
ァクシミリレイヤ5処理部57には、常に1つの応答信
号のみが通知されるので、通常の機能で1対多モードの
通信動作を実現できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、網に接続された多地点
接続装置を介して、1対多モードの会議通信を行なう静
止画会議装置およびその制御方法に関する。
接続装置を介して、1対多モードの会議通信を行なう静
止画会議装置およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、遠隔会議通信などの会議通信で
は、1対1の接続形態よりも1対多の接続形態の方が効
果的な会議を構成・運営することができる。このよう
な、1対多モードの接続形態の会議通信は、次のように
して実現することができる。
は、1対1の接続形態よりも1対多の接続形態の方が効
果的な会議を構成・運営することができる。このよう
な、1対多モードの接続形態の会議通信は、次のように
して実現することができる。
【0003】(1) 端末相互間に1対多の通信パスを
形成し、アプリケーションで1対多のデータ処理を実現
する。この場合、1対多の通信パスを多数の端末が形成
するため、通信リンクは全体としてメッシュ状になる。
形成し、アプリケーションで1対多のデータ処理を実現
する。この場合、1対多の通信パスを多数の端末が形成
するため、通信リンクは全体としてメッシュ状になる。
【0004】(2) 網(例えば、ISDN)に多地点
間接続装置を設け、この多地点間接続装置の機能により
各端末間のデータ・コマンド・応答の集計・分配(・合
成)を実施する。各端末には、他の端末からのデータ・
コマンド・応答が集計されて転送されてくるので、端末
のアプリケーションでおのおのの相手端末毎に仕分け
て、処理する。
間接続装置を設け、この多地点間接続装置の機能により
各端末間のデータ・コマンド・応答の集計・分配(・合
成)を実施する。各端末には、他の端末からのデータ・
コマンド・応答が集計されて転送されてくるので、端末
のアプリケーションでおのおのの相手端末毎に仕分け
て、処理する。
【0005】(3) 網の機能として装備されているメ
ッセージ・ハンドリング・システムを利用して、端末間
のデータのやりとりを実施する。この場合には、メッセ
ージ・ハンドリング・システムが、1対多の通信形態を
1対1の通信形態に変換するので、端末はアプリケーシ
ョンは、1対1の機能があればよい。
ッセージ・ハンドリング・システムを利用して、端末間
のデータのやりとりを実施する。この場合には、メッセ
ージ・ハンドリング・システムが、1対多の通信形態を
1対1の通信形態に変換するので、端末はアプリケーシ
ョンは、1対1の機能があればよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法には、それぞれ次のような不都合を生じる。
うな方法には、それぞれ次のような不都合を生じる。
【0007】上記(1)の方法では、メッシュ状の通信
リンクを形成するので、回線コストが高くなる。
リンクを形成するので、回線コストが高くなる。
【0008】上記(2)の方法は、他の方法に比べて合
理的であるが、他の端末からの複数の応答を処理するた
めの機構を、端末のアプリケーションに必要とする。
理的であるが、他の端末からの複数の応答を処理するた
めの機構を、端末のアプリケーションに必要とする。
【0009】上記(3)の方法では、データの分配が最
上位レイヤで実現されるために、プロトコルの負担が大
きく、端末の数が増えるに従って高速なデータ分配が不
可能になる。
上位レイヤで実現されるために、プロトコルの負担が大
きく、端末の数が増えるに従って高速なデータ分配が不
可能になる。
【0010】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、1対多の接続形態の会議通信を効率的に実現
できる静止画会議端末装置およびその制御方法を提供す
ることを目的としている。
のであり、1対多の接続形態の会議通信を効率的に実現
できる静止画会議端末装置およびその制御方法を提供す
ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、網に接続され
た多地点接続装置を介して、1対多モードの会議通信を
行なう静止画会議装置において、セッションレイヤから
送出される送信データを1対多モードの送信データとし
てトランスポートレイヤに送出する1対多処理手段を備
えたものである。
た多地点接続装置を介して、1対多モードの会議通信を
行なう静止画会議装置において、セッションレイヤから
送出される送信データを1対多モードの送信データとし
てトランスポートレイヤに送出する1対多処理手段を備
えたものである。
【0012】また、網に接続された多地点接続装置を介
して、1対多モードの会議通信を行なう静止画会議装置
の制御方法において、セッションレイヤから受信した送
信データを1対多モードの送信データとしてトランスポ
ートレイヤに送出し、データ同期動作を必要とするアプ
リケーションにかかるセッションレイヤが応答信号待ち
の状態になっているときには、トランスポートレイヤを
介して全ての相手端末からの応答信号を受信するまで待
ち、全ての相手端末からの応答信号を受信終了すると、
上記データ同期動作を必要とするアプリケーションにか
かるセッションレイヤに肯定応答信号を出力する一方、
1つ以上の相手端末から否定応答信号を受信していると
きには、上記アプリケーション終了後、その否定応答信
号にかかる障害を回復する回復プロセスを実行するよう
にしたものである。また、前記回復プロセスでは、前記
データ同期動作を必要とするアプリケーションを再度起
動して、前記否定応答信号を送出した相手端末に対して
データを再送するデータ再送動作を実行するとよい。
して、1対多モードの会議通信を行なう静止画会議装置
の制御方法において、セッションレイヤから受信した送
信データを1対多モードの送信データとしてトランスポ
ートレイヤに送出し、データ同期動作を必要とするアプ
リケーションにかかるセッションレイヤが応答信号待ち
の状態になっているときには、トランスポートレイヤを
介して全ての相手端末からの応答信号を受信するまで待
ち、全ての相手端末からの応答信号を受信終了すると、
上記データ同期動作を必要とするアプリケーションにか
かるセッションレイヤに肯定応答信号を出力する一方、
1つ以上の相手端末から否定応答信号を受信していると
きには、上記アプリケーション終了後、その否定応答信
号にかかる障害を回復する回復プロセスを実行するよう
にしたものである。また、前記回復プロセスでは、前記
データ同期動作を必要とするアプリケーションを再度起
動して、前記否定応答信号を送出した相手端末に対して
データを再送するデータ再送動作を実行するとよい。
【0013】
【作用】したがって、他の端末に対するデータの分配を
セッションレイヤとトランスポートレイヤの間で実現し
ているので、他のレイヤの機能をそのまま使用すること
ができ、データの分配が容易である。また、データ同期
動作を必要とするアプリケーションについては、相手端
末からの応答信号の内容にかかわらず、セッションレイ
ヤに肯定応答信号を送出して、そのアプリケーションの
動作を継続させ、否定応答については、最初のデータ伝
送動作を終了した後に、回復プロセスを起動して対応し
ているので、セッションレイヤとして、1対1接続のも
のをそのまま流用することができ、装置コストを低減す
ることができる。また、回復プロセスとして、同じアプ
リケーションを使用することができるので、装置コスト
の上昇を抑制できる。
セッションレイヤとトランスポートレイヤの間で実現し
ているので、他のレイヤの機能をそのまま使用すること
ができ、データの分配が容易である。また、データ同期
動作を必要とするアプリケーションについては、相手端
末からの応答信号の内容にかかわらず、セッションレイ
ヤに肯定応答信号を送出して、そのアプリケーションの
動作を継続させ、否定応答については、最初のデータ伝
送動作を終了した後に、回復プロセスを起動して対応し
ているので、セッションレイヤとして、1対1接続のも
のをそのまま流用することができ、装置コストを低減す
ることができる。また、回復プロセスとして、同じアプ
リケーションを使用することができるので、装置コスト
の上昇を抑制できる。
【0014】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
施例を詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施例にかかる静止画
会議システムを示している。
会議システムを示している。
【0016】この場合には、ISDNに接続された多数
の会議端末TE1〜TEnは、ISDNに設けられた多
地点間接続装置MCUとの間にそれぞれ通信パスを形成
し、この多地点間接続装置MCUが、各会議端末TE1
〜TEnから出力されるデータ・応答・コマンドの集計
・分配を実行する。
の会議端末TE1〜TEnは、ISDNに設けられた多
地点間接続装置MCUとの間にそれぞれ通信パスを形成
し、この多地点間接続装置MCUが、各会議端末TE1
〜TEnから出力されるデータ・応答・コマンドの集計
・分配を実行する。
【0017】例えば、会議端末TE1が1対多モードで
データを送信すると、多地点間接続装置MCUは、その
データを他の会議端末TE2〜TEnに分配する。ま
た、会議端末TE1が、1対1モードでデータを送信す
ると、そのときに送信先に指定されたいずれかの他の会
議端末TE2〜TEnに対して、そのデータが送信され
る。
データを送信すると、多地点間接続装置MCUは、その
データを他の会議端末TE2〜TEnに分配する。ま
た、会議端末TE1が、1対1モードでデータを送信す
ると、そのときに送信先に指定されたいずれかの他の会
議端末TE2〜TEnに対して、そのデータが送信され
る。
【0018】図2は、会議端末TE1〜TEnとして用
いられる静止画会議装置を示している。
いられる静止画会議装置を示している。
【0019】同図において、静止画会議装置1は、通話
機能、会議資料を送受信するためのファクシミリ通信機
能、会議資料などの静止画像に対して適宜に描画するた
めのテレライティング通信機能、議事進行のための静止
画会議機能、および、会議資料などの文書情報を保存す
る文書保存機能などを実現するための本体装置2、原稿
画像を所定の解像度で読み込むためのスキャナ装置3、
および、種々の文書を所定の解像度で記録出力するため
のページプリンタ4から構成されている。なお、スキャ
ナ装置3は、ブック原稿を読取入力できるとともに、シ
ート原稿を連続して読取入力することができる。
機能、会議資料を送受信するためのファクシミリ通信機
能、会議資料などの静止画像に対して適宜に描画するた
めのテレライティング通信機能、議事進行のための静止
画会議機能、および、会議資料などの文書情報を保存す
る文書保存機能などを実現するための本体装置2、原稿
画像を所定の解像度で読み込むためのスキャナ装置3、
および、種々の文書を所定の解像度で記録出力するため
のページプリンタ4から構成されている。なお、スキャ
ナ装置3は、ブック原稿を読取入力できるとともに、シ
ート原稿を連続して読取入力することができる。
【0020】また、本体装置2には、例えば、1280
×960(〜1728×1208)の表示ドット構成の
液晶表示器5が設けられており、この液晶表示器5に
は、その表示画面の任意の一点を指定することができる
タッチパネル装置6が付設されている。このタッチパネ
ル装置6の操作は、タッチペン7により行なう。さら
に、本体装置2には、通話のためのハンドセット8、お
よび、文書情報などの各種データを保存するためのフロ
ッピーディスク装置9のスロットが設けられている。
×960(〜1728×1208)の表示ドット構成の
液晶表示器5が設けられており、この液晶表示器5に
は、その表示画面の任意の一点を指定することができる
タッチパネル装置6が付設されている。このタッチパネ
ル装置6の操作は、タッチペン7により行なう。さら
に、本体装置2には、通話のためのハンドセット8、お
よび、文書情報などの各種データを保存するためのフロ
ッピーディスク装置9のスロットが設けられている。
【0021】図3は、図2に示した静止画会議装置1の
構成例を示している。
構成例を示している。
【0022】同図において、CPU(中央処理装置)1
1は、この静止画会議装置1の各部の制御処理、およ
び、通話機能、ファクシミリ通信機能、テレライティン
グ通信機能、静止画会議機能、および、会議資料などの
文書情報を保存する文書保存機能などの制御処理を行な
うためのものであり、ROM(リード・オンリ・メモ
リ)12は、CPU11が実行する制御プログラムや、
その制御プログラムを実行するために必要な各種パラメ
ータなどのデータを記憶するものであり、RAM(ラン
ダム・アクセス・メモリ)13は、CPU11のワーク
エリアを構成するものである。
1は、この静止画会議装置1の各部の制御処理、およ
び、通話機能、ファクシミリ通信機能、テレライティン
グ通信機能、静止画会議機能、および、会議資料などの
文書情報を保存する文書保存機能などの制御処理を行な
うためのものであり、ROM(リード・オンリ・メモ
リ)12は、CPU11が実行する制御プログラムや、
その制御プログラムを実行するために必要な各種パラメ
ータなどのデータを記憶するものであり、RAM(ラン
ダム・アクセス・メモリ)13は、CPU11のワーク
エリアを構成するものである。
【0023】タイマ装置14は、種々のタイマ機能を実
現するものであり、時計装置15は、現在時刻情報を出
力するものであり、SRAM(スタティックRAM)
は、この静止画会議装置1に固有の各種情報を記憶する
ためのものである。この時計装置15とSRAM16
は、バッテリ17によりバッテリバックアップされてい
る。
現するものであり、時計装置15は、現在時刻情報を出
力するものであり、SRAM(スタティックRAM)
は、この静止画会議装置1に固有の各種情報を記憶する
ためのものである。この時計装置15とSRAM16
は、バッテリ17によりバッテリバックアップされてい
る。
【0024】DMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)
制御装置18は、CPU11を介在しないで、CPU1
1の周辺装置間で高速にデータをやりとりするためのも
のであり、割込制御装置19は、多数発生する割込信号
のCPU11への出力を制御するためのものである。
制御装置18は、CPU11を介在しないで、CPU1
1の周辺装置間で高速にデータをやりとりするためのも
のであり、割込制御装置19は、多数発生する割込信号
のCPU11への出力を制御するためのものである。
【0025】プリンタインタフェース20は、ページプ
リンタ4を接続して画像(文書)を記録出力するための
ものであり、スキャナインタフェース21は、スキャナ
装置3を接続して原稿画像を読取入力するためのもので
あり、フロッピーディスクインタフェース装置22は、
フロッピーディスク装置9を接続し、記録媒体にデータ
を保存/読み出し/消去するためのものである。
リンタ4を接続して画像(文書)を記録出力するための
ものであり、スキャナインタフェース21は、スキャナ
装置3を接続して原稿画像を読取入力するためのもので
あり、フロッピーディスクインタフェース装置22は、
フロッピーディスク装置9を接続し、記録媒体にデータ
を保存/読み出し/消去するためのものである。
【0026】磁気ディスク装置23は、各種の文書情報
などを大量に保存するためのものであり、磁気ディスク
インタフェース24は、磁気ディスク装置23を接続し
て磁気ディスク装置23にデータを保存/読み出し/消
去するためのものである。
などを大量に保存するためのものであり、磁気ディスク
インタフェース24は、磁気ディスク装置23を接続し
て磁気ディスク装置23にデータを保存/読み出し/消
去するためのものである。
【0027】通信制御装置25は、ISDNに接続し
て、Dチャネル(信号チャネル)における呼制御機能
と、Bチャネル(情報チャネル)における通話機能、フ
ァクシミリ通信機能、テレライティング通信機能、およ
び、静止画会議機能の下位レイヤの通信制御機能を行な
うためのものである。ハンドセット8は、この通信制御
装置25に接続されている。
て、Dチャネル(信号チャネル)における呼制御機能
と、Bチャネル(情報チャネル)における通話機能、フ
ァクシミリ通信機能、テレライティング通信機能、およ
び、静止画会議機能の下位レイヤの通信制御機能を行な
うためのものである。ハンドセット8は、この通信制御
装置25に接続されている。
【0028】タッチパネル制御装置26は、タッチパネ
ル装置6の出力信号に基づいて、そのときのタッチパネ
ル装置6の入力座標位置を判別して、その入力座標信号
を出力するためのものである。なお、この入力座標信号
は、タッチパネル装置6に固有な座標系の信号である。
表示制御装置27は、液晶表示器5の表示画面を制御す
るためのものである。
ル装置6の出力信号に基づいて、そのときのタッチパネ
ル装置6の入力座標位置を判別して、その入力座標信号
を出力するためのものである。なお、この入力座標信号
は、タッチパネル装置6に固有な座標系の信号である。
表示制御装置27は、液晶表示器5の表示画面を制御す
るためのものである。
【0029】これらのCPU11、ROM12、RAM
13、タイマ装置14、時計装置15、SRAM16、
DMA制御装置18、割込制御装置19、プリンタイン
タフェース20、スキャナインタフェース21、フロッ
ピーディスクインタフェース22、磁気ディスクインタ
フェース24、通信制御装置25、タッチパネル制御装
置26、および、表示制御装置27は、それぞれシステ
ムバス28に接続されており、これらの各要素間のデー
タ伝送は、主としてこのシステムバス28を介して行な
われる。また、ハンドセット8のフック状態をあらわす
フック信号HSも、システムバス28を介してCPU1
1に入力されている。なお、図示してはいないが、会議
通信時の通話のためにマイクとスピーカがハンドセット
8と並列的に設けられており、会議通信時には、ハンド
セット8に代えて、このマイクとスピーカが音声の入出
力に用いられる。
13、タイマ装置14、時計装置15、SRAM16、
DMA制御装置18、割込制御装置19、プリンタイン
タフェース20、スキャナインタフェース21、フロッ
ピーディスクインタフェース22、磁気ディスクインタ
フェース24、通信制御装置25、タッチパネル制御装
置26、および、表示制御装置27は、それぞれシステ
ムバス28に接続されており、これらの各要素間のデー
タ伝送は、主としてこのシステムバス28を介して行な
われる。また、ハンドセット8のフック状態をあらわす
フック信号HSも、システムバス28を介してCPU1
1に入力されている。なお、図示してはいないが、会議
通信時の通話のためにマイクとスピーカがハンドセット
8と並列的に設けられており、会議通信時には、ハンド
セット8に代えて、このマイクとスピーカが音声の入出
力に用いられる。
【0030】図4は、通信制御部25の一例を示してい
る。
る。
【0031】同図において、ISDNインタフェース回
路31は、ISDNに接続するとともに、ISDNのレ
イヤ1の信号処理機能およびDチャネルの信号と2つの
Bチャネルの信号の統合/分離機能を備えたものであ
り、Dチャネルの信号はDチャネル伝送制御装置32と
やりとりし、また、2つのBチャネルの信号は多重化/
分離装置33とやりとりしている。
路31は、ISDNに接続するとともに、ISDNのレ
イヤ1の信号処理機能およびDチャネルの信号と2つの
Bチャネルの信号の統合/分離機能を備えたものであ
り、Dチャネルの信号はDチャネル伝送制御装置32と
やりとりし、また、2つのBチャネルの信号は多重化/
分離装置33とやりとりしている。
【0032】LAPDチャネル伝送制御装置32は、D
チャネルのレイヤ2の信号処理機能を実現するためのも
のである。多重化/分離装置33は、Bチャネルを用い
てやりとりする音声および汎用データなどの複数のメデ
ィアのデータを多重化し、CCITT勧告H.221に
規定されているフレームデータを形成して回線側に送出
するとともに、受信したフレームデータに多重化されて
いる複数のメディアのデータを分離するものである。こ
の多重化/分離装置33は、音声データを音声CODE
C装置34とやりとりし、また、2チャネルの汎用デー
タをLAPB制御装置35,36とやりとりしている。
なお、この多重化/分離装置33は、勧告H.221の
機能を使わないときには、ISDNインタフェース回路
31で分離されている2つのBチャネルを、2つのLA
PB制御装置35,36に任意の態様で接続するセレク
タとして作用する。
チャネルのレイヤ2の信号処理機能を実現するためのも
のである。多重化/分離装置33は、Bチャネルを用い
てやりとりする音声および汎用データなどの複数のメデ
ィアのデータを多重化し、CCITT勧告H.221に
規定されているフレームデータを形成して回線側に送出
するとともに、受信したフレームデータに多重化されて
いる複数のメディアのデータを分離するものである。こ
の多重化/分離装置33は、音声データを音声CODE
C装置34とやりとりし、また、2チャネルの汎用デー
タをLAPB制御装置35,36とやりとりしている。
なお、この多重化/分離装置33は、勧告H.221の
機能を使わないときには、ISDNインタフェース回路
31で分離されている2つのBチャネルを、2つのLA
PB制御装置35,36に任意の態様で接続するセレク
タとして作用する。
【0033】音声CODEC装置34は、ISDNのB
チャネルを用いてアナログ音声信号を伝送するためのア
ナログ信号/デジタルデータの信号変換処理を行なうた
めのものである。また、この音声CODEC装置34
は、通常の通話時に使用される64Kbpsのデータ変
換レートの変換機能と、メディア多重化時に使用される
56Kbpsのデータ変換レートの2つの動作モードを
備えている。LAPB制御装置35,36は、ISDN
のBチャネルのレイヤ2の信号処理機能を実現するため
のものである。
チャネルを用いてアナログ音声信号を伝送するためのア
ナログ信号/デジタルデータの信号変換処理を行なうた
めのものである。また、この音声CODEC装置34
は、通常の通話時に使用される64Kbpsのデータ変
換レートの変換機能と、メディア多重化時に使用される
56Kbpsのデータ変換レートの2つの動作モードを
備えている。LAPB制御装置35,36は、ISDN
のBチャネルのレイヤ2の信号処理機能を実現するため
のものである。
【0034】グループ3ファクシミリモデム装置37
は、グループ3ファクシミリのモデム機能を実現するた
めのものであり、伝送手順信号をやりとりするための低
速モデム機能(V.21モデム)、および、主に画情報
をやりとりするための高速モデム機能(V.33モデ
ム、V.29モデム、V.27terモデムなど)を備
えている。
は、グループ3ファクシミリのモデム機能を実現するた
めのものであり、伝送手順信号をやりとりするための低
速モデム機能(V.21モデム)、および、主に画情報
をやりとりするための高速モデム機能(V.33モデ
ム、V.29モデム、V.27terモデムなど)を備
えている。
【0035】切換器38は、音声CODEC装置34
を、ハンドセット8あるいはグループ3ファクシミリモ
デム装置37のいずれか一方に接続するためのものであ
る。また、この切換器38および多重化/分離装置33
の動作は、CPU11により制御される。
を、ハンドセット8あるいはグループ3ファクシミリモ
デム装置37のいずれか一方に接続するためのものであ
る。また、この切換器38および多重化/分離装置33
の動作は、CPU11により制御される。
【0036】図5は、表示制御装置27の一例を示して
いる。
いる。
【0037】同図において、GDC(グラフィック・デ
バイス・コントローラ)41は、液晶表示器5の表示画
面の内容を制御するものであり、文字コードデータの図
形文字データ(フォントデータ)への展開と、ビットマ
ップデータへの配置、画像の拡大縮小、ドット色の反
転、直線、円、楕円および四角形などの図形の描画、描
画図形の線種などの表示属性の設定、図形のマスクなど
の種々の画像処理機能を備えているとともに、液晶表示
器表示制御装置42の表示タイミングも制御する。ま
た、GDC41は、VRAM(ビデオRAM)43をワ
ークエリアとして用い、したがって、その処理結果によ
り得られた表示画像のビットマップデータは、VRAM
43に蓄積される。また、フォントROM44は、おの
おのの文字コードデータに対応した図形文字データを記
憶するものである。
バイス・コントローラ)41は、液晶表示器5の表示画
面の内容を制御するものであり、文字コードデータの図
形文字データ(フォントデータ)への展開と、ビットマ
ップデータへの配置、画像の拡大縮小、ドット色の反
転、直線、円、楕円および四角形などの図形の描画、描
画図形の線種などの表示属性の設定、図形のマスクなど
の種々の画像処理機能を備えているとともに、液晶表示
器表示制御装置42の表示タイミングも制御する。ま
た、GDC41は、VRAM(ビデオRAM)43をワ
ークエリアとして用い、したがって、その処理結果によ
り得られた表示画像のビットマップデータは、VRAM
43に蓄積される。また、フォントROM44は、おの
おのの文字コードデータに対応した図形文字データを記
憶するものである。
【0038】符号化復号化装置45は、画信号を符号化
圧縮するとともに、符号化されている画情報を元の画信
号に復号化するものであり、グループ3ファクシミリモ
ードの符号化復号化処理機能と、グループ4ファクシミ
リモードの符号化復号化処理機能を備えている。また、
符号化復号化装置45は、VRAM43をワークエリア
として用いている。
圧縮するとともに、符号化されている画情報を元の画信
号に復号化するものであり、グループ3ファクシミリモ
ードの符号化復号化処理機能と、グループ4ファクシミ
リモードの符号化復号化処理機能を備えている。また、
符号化復号化装置45は、VRAM43をワークエリア
として用いている。
【0039】このように、VRAM43を、GDC41
と符号化復号化装置45とで共用しているので、表示制
御装置27が必要なメモリを削減することができる。な
お、当然のことながら、GDC43と符号化復号化装置
45が同時にVRAM43の同一アドレスをアクセスし
ないように、メモリ排他競合制御がなされる。
と符号化復号化装置45とで共用しているので、表示制
御装置27が必要なメモリを削減することができる。な
お、当然のことながら、GDC43と符号化復号化装置
45が同時にVRAM43の同一アドレスをアクセスし
ないように、メモリ排他競合制御がなされる。
【0040】液晶表示器表示制御装置42は、VRAM
43の所定の表示画面用領域から表示データを取り出し
て液晶表示器5に表示出力するものである。
43の所定の表示画面用領域から表示データを取り出し
て液晶表示器5に表示出力するものである。
【0041】また、GDC41、VRAM43、フォン
トROM44、および、符号化復号化装置45は、内部
バス46に接続されており、これらの要素間のデータの
やりとりは、主としてこの内部バス46を介して行なわ
れている。
トROM44、および、符号化復号化装置45は、内部
バス46に接続されており、これらの要素間のデータの
やりとりは、主としてこの内部バス46を介して行なわ
れている。
【0042】図6は、この静止画会議装置1が会議資料
などの静止画情報を送信するときに用いられるグループ
4ファクシミリ装置の伝送手順の一例を示している。
などの静止画情報を送信するときに用いられるグループ
4ファクシミリ装置の伝送手順の一例を示している。
【0043】着端末は、着信応答すると応答メッセージ
CONNをISDNに送出し、それにより、ISDN
は、着端末に応答確認メッセージCONN_ACKを送
出して着端末の応答を確認し、その時点で、発端末と着
端末の間にデータ伝送のためのBチャネルが確立し、こ
れにより、発端末および着端末は、Bチャネル上の伝送
手順を開始する。
CONNをISDNに送出し、それにより、ISDN
は、着端末に応答確認メッセージCONN_ACKを送
出して着端末の応答を確認し、その時点で、発端末と着
端末の間にデータ伝送のためのBチャネルが確立し、こ
れにより、発端末および着端末は、Bチャネル上の伝送
手順を開始する。
【0044】まず、発端末は、コマンドSABMを送出
してリンクレイヤの設定を要求し、着端末はレスポンス
UAを応答し、これにより、リンクレイヤが設定され
る。
してリンクレイヤの設定を要求し、着端末はレスポンス
UAを応答し、これにより、リンクレイヤが設定され
る。
【0045】次いで、発端末は、ネットワークレイヤを
エンド・ツ・エンドで張るために、信号SQを送出し、
着端末は、それを受け付けるために信号SFを送出し、
次いで、発端末は、発呼要求のために信号CRを送出
し、着端末は、信号CAを応答して呼を受け付け、それ
により、ネットワークレイヤが設定される。
エンド・ツ・エンドで張るために、信号SQを送出し、
着端末は、それを受け付けるために信号SFを送出し、
次いで、発端末は、発呼要求のために信号CRを送出
し、着端末は、信号CAを応答して呼を受け付け、それ
により、ネットワークレイヤが設定される。
【0046】次いで、発端末は、トランスポートレイヤ
を設定するために、信号TCRを送出し、着端末は、そ
れを受け付けるために信号TCAを送出し、それによっ
て、トランスポートレイヤが設定される。
を設定するために、信号TCRを送出し、着端末は、そ
れを受け付けるために信号TCAを送出し、それによっ
て、トランスポートレイヤが設定される。
【0047】そして、発端末は、セッションレイヤのコ
ネクションを設定するために、セッション開始コマンド
CSSを送出し、着端末は、セッション開始肯定レスポ
ンスRSSPを応答して、それにより、セッションレイ
ヤが開始される。
ネクションを設定するために、セッション開始コマンド
CSSを送出し、着端末は、セッション開始肯定レスポ
ンスRSSPを応答して、それにより、セッションレイ
ヤが開始される。
【0048】次に、発端末は、使用する伝送機能のネゴ
シエーションするためにドキュメント機能リストコマン
ドCDCLを送出し、また、着端末は、ドキュメント機
能リスト肯定レスポンスRDCLPを送出し、それによ
って、受信能力の調整が行われる。
シエーションするためにドキュメント機能リストコマン
ドCDCLを送出し、また、着端末は、ドキュメント機
能リスト肯定レスポンスRDCLPを送出し、それによ
って、受信能力の調整が行われる。
【0049】このようにして、画情報送信の準備が整う
と、発端末は、送信する文書を区別するためのドキュメ
ント参照番号など送信する文書情報を管理するための種
々の情報を備えたドキュメント開始コマンドCDSに続
いて、複数のドキュメントユーザ情報コマンドCDUI
を用いて1文書分の画情報を送信し、その送信を終了す
ると、ドキュメント終了コマンドCDEを送出して、1
文書の画情報の終了を通知する。
と、発端末は、送信する文書を区別するためのドキュメ
ント参照番号など送信する文書情報を管理するための種
々の情報を備えたドキュメント開始コマンドCDSに続
いて、複数のドキュメントユーザ情報コマンドCDUI
を用いて1文書分の画情報を送信し、その送信を終了す
ると、ドキュメント終了コマンドCDEを送出して、1
文書の画情報の終了を通知する。
【0050】着端末は、ドキュメント終了コマンドCD
Eを受信すると、このときの文書の受信が正常終了した
ことをあらわすドキュメント終了肯定レスポンスRDE
Pを送出する。
Eを受信すると、このときの文書の受信が正常終了した
ことをあらわすドキュメント終了肯定レスポンスRDE
Pを送出する。
【0051】また、1文書中に複数のページが含まれる
場合には、最終ページを除き、各ページの画情報の送信
を終了した時点で、発端末は、1ページ終了をあらわす
ドキュメントページ境界コマンドCDPBを送出し、着
端末は、このときの1ページ分の画情報の正常受信した
ことをあらわすドキュメントページ境界肯定レスポンス
RDPBPを送出する。
場合には、最終ページを除き、各ページの画情報の送信
を終了した時点で、発端末は、1ページ終了をあらわす
ドキュメントページ境界コマンドCDPBを送出し、着
端末は、このときの1ページ分の画情報の正常受信した
ことをあらわすドキュメントページ境界肯定レスポンス
RDPBPを送出する。
【0052】このようにして、1文書分の画情報伝送を
終了すると、発端末は、セッション終了コマンドCSE
を送出し、着端末はセッション終了肯定レスポンスRS
EPを送出して、セッションレイヤのコネクションを解
放する。
終了すると、発端末は、セッション終了コマンドCSE
を送出し、着端末はセッション終了肯定レスポンスRS
EPを送出して、セッションレイヤのコネクションを解
放する。
【0053】次いで、発端末は、ネットワークレイヤの
信号CQを送出し、それに対して着端末は、信号CFを
送出し、それによって、ネットワークレイヤが解放さ
れ、さらに、発端末は、リンクレイヤのコマンドDIS
Cを送出し、着端末は、レスポンスUAを送出し、それ
によって、リンクレイヤが解放される。
信号CQを送出し、それに対して着端末は、信号CFを
送出し、それによって、ネットワークレイヤが解放さ
れ、さらに、発端末は、リンクレイヤのコマンドDIS
Cを送出し、着端末は、レスポンスUAを送出し、それ
によって、リンクレイヤが解放される。
【0054】このようにして、Bチャネル上のリンク
(呼)が解放されると、発端末は、切断メッセージDI
SCをISDNに送出してBチャネルの解放を要求し、
ISDNは、解放メッセージRELを発端末に送出して
Bチャネルの復旧を通知する。一方、ISDNは、着端
末に切断メッセージDISCを送出してBチャネルの解
放を要求し、着端末は、解放メッセージRELをISD
Nに送出してBチャネルの復旧を通知する。
(呼)が解放されると、発端末は、切断メッセージDI
SCをISDNに送出してBチャネルの解放を要求し、
ISDNは、解放メッセージRELを発端末に送出して
Bチャネルの復旧を通知する。一方、ISDNは、着端
末に切断メッセージDISCを送出してBチャネルの解
放を要求し、着端末は、解放メッセージRELをISD
Nに送出してBチャネルの復旧を通知する。
【0055】これにより、発端末は、チャネル切断完了
を通知する解放完了メッセージREL_COMPをIS
DNに応答し、それにより、発端末とISDNとの間の
Bチャネルが解放される。それとともに、ISDNは、
解放完了メッセージREL_COMPを着端末に送出
し、それによって、ISDNと着端末との間のBチャネ
ルが解放される。その結果、発端末と着端末との間に設
定されていたBチャネルが完全に解放される。
を通知する解放完了メッセージREL_COMPをIS
DNに応答し、それにより、発端末とISDNとの間の
Bチャネルが解放される。それとともに、ISDNは、
解放完了メッセージREL_COMPを着端末に送出
し、それによって、ISDNと着端末との間のBチャネ
ルが解放される。その結果、発端末と着端末との間に設
定されていたBチャネルが完全に解放される。
【0056】このようにして、発端末と着端末との間に
Bチャネルが設定されて、データ伝送が行われ、データ
伝送が終了すると、Bチャネルが解放される。
Bチャネルが設定されて、データ伝送が行われ、データ
伝送が終了すると、Bチャネルが解放される。
【0057】なお、この伝送手順では、呼設定/解放手
順が含まれているが、後述するように、静止画会議通信
中に画情報を送信するときには、既に呼が張られている
状態なのでこの部分は実行されない。
順が含まれているが、後述するように、静止画会議通信
中に画情報を送信するときには、既に呼が張られている
状態なのでこの部分は実行されない。
【0058】また、ISDNの呼設定用のおのおののメ
ッセージは、図7(a)に示すように、レイヤ3呼制御
メッセージを規定するプロトコル仕様(フォーマット、
シーケンスなど)を識別するためのプロトコル識別子、
そのメッセージがどの呼に関与するものであるかを識別
するための呼番号、それぞれのメッセージの内容を識別
するためのメッセージタイプ、おのおののメッセージに
必ず付加される必須情報要素、および、おのおののメッ
セージに必要に応じて付加される付加情報要素からな
る。なお、必須情報要素は、メッセージタイプに応じて
0,1または複数個が設定されており、付加情報要素
は、その状況に応じて0,1または複数個が配置され
る。
ッセージは、図7(a)に示すように、レイヤ3呼制御
メッセージを規定するプロトコル仕様(フォーマット、
シーケンスなど)を識別するためのプロトコル識別子、
そのメッセージがどの呼に関与するものであるかを識別
するための呼番号、それぞれのメッセージの内容を識別
するためのメッセージタイプ、おのおののメッセージに
必ず付加される必須情報要素、および、おのおののメッ
セージに必要に応じて付加される付加情報要素からな
る。なお、必須情報要素は、メッセージタイプに応じて
0,1または複数個が設定されており、付加情報要素
は、その状況に応じて0,1または複数個が配置され
る。
【0059】呼設定メッセージSETUPは、同図
(b)に示すように、必須情報要素として「伝達能力」
をもち、付加情報要素としては、例えば、「発番号」、
「着番号」、「低位レイヤ整合性」、「高位レイヤ整合
性」、および、「ユーザ・ユーザ」などの情報要素をも
つ。
(b)に示すように、必須情報要素として「伝達能力」
をもち、付加情報要素としては、例えば、「発番号」、
「着番号」、「低位レイヤ整合性」、「高位レイヤ整合
性」、および、「ユーザ・ユーザ」などの情報要素をも
つ。
【0060】これらの情報要素の概略について説明す
る。
る。
【0061】「伝達能力」情報要素は、伝送する情報の
内容が、音声、非制限デジタル情報、制限デジタル情
報、3.1KHzオーディオ、7KHzオーディオ、あ
るいは、ビデオのいずれかであるのかを示す情報転送能
力、使用する交換機能が回線交換であるのかパケット交
換であるのかを示す転送モード、情報転送の速度をあら
わす情報転送速度、情報の転送形態をあらわす情報、お
よび、ユーザ情報のプロトコルをあらわす情報などから
なる。
内容が、音声、非制限デジタル情報、制限デジタル情
報、3.1KHzオーディオ、7KHzオーディオ、あ
るいは、ビデオのいずれかであるのかを示す情報転送能
力、使用する交換機能が回線交換であるのかパケット交
換であるのかを示す転送モード、情報転送の速度をあら
わす情報転送速度、情報の転送形態をあらわす情報、お
よび、ユーザ情報のプロトコルをあらわす情報などから
なる。
【0062】「発番号」情報要素は、発端末のISDN
番号をあらわし、「着番号」情報要素は、着端末のIS
DN番号をあらわす。
番号をあらわし、「着番号」情報要素は、着端末のIS
DN番号をあらわす。
【0063】「低位レイヤ整合性」情報要素は、相手端
末との通信可能性検査に使用されるためのものであり、
基本的な内容は「伝達能力」情報要素と同一である。さ
らに、この「低位レイヤ整合性」情報要素には、例え
ば、CCITT勧告H.221機能など、より細かい内
容が含まれる。
末との通信可能性検査に使用されるためのものであり、
基本的な内容は「伝達能力」情報要素と同一である。さ
らに、この「低位レイヤ整合性」情報要素には、例え
ば、CCITT勧告H.221機能など、より細かい内
容が含まれる。
【0064】「高位レイヤ整合性」情報要素は、相手端
末との整合性検査に使用するためのものであり、例え
ば、電話、グループ2/グループ3ファクシミリ、グル
ープ4ファクシミリ、ミクストモード、テレテックス、
ビデオテックス、テレックス、オーディオ・ビジュア
ル、メッセージ・ハンドリング・システム、あるいは、
静止画会議などの端末機能のうち、いずれの端末機能を
備えているのかを表示する。
末との整合性検査に使用するためのものであり、例え
ば、電話、グループ2/グループ3ファクシミリ、グル
ープ4ファクシミリ、ミクストモード、テレテックス、
ビデオテックス、テレックス、オーディオ・ビジュア
ル、メッセージ・ハンドリング・システム、あるいは、
静止画会議などの端末機能のうち、いずれの端末機能を
備えているのかを表示する。
【0065】「ユーザ・ユーザ」情報要素は、ユーザ間
の情報の伝達に用いるためのものであり、この「ユーザ
・ユーザ」情報要素の内容は、ISDNによって解釈さ
れることなくトランスペアレントに転送されて相手ユー
ザに伝達される。
の情報の伝達に用いるためのものであり、この「ユーザ
・ユーザ」情報要素の内容は、ISDNによって解釈さ
れることなくトランスペアレントに転送されて相手ユー
ザに伝達される。
【0066】また、静止画会議装置1では、Bチャネル
においては、TTC標準JT−H.221(CCITT
勧告H.221に対応した国内規格)で規定されるマル
チフレーム形式でデータをやりとりする。
においては、TTC標準JT−H.221(CCITT
勧告H.221に対応した国内規格)で規定されるマル
チフレーム形式でデータをやりとりする。
【0067】図8に示すように、1つのマルチフレーム
MFLは、8個のサブマルチフレームSMF1〜SMF
8からなり、おのおののサブマルチフレームSMF1〜
SMF8は、それぞれ2つのフレームから構成されてい
る。すなわち、1つのマルチフレームMFLは、16個
のフレームFLM0〜FLM15からなる。
MFLは、8個のサブマルチフレームSMF1〜SMF
8からなり、おのおののサブマルチフレームSMF1〜
SMF8は、それぞれ2つのフレームから構成されてい
る。すなわち、1つのマルチフレームMFLは、16個
のフレームFLM0〜FLM15からなる。
【0068】それぞれのフレームFLM0〜FLM15
は、図9に示すように、80オクテットのデータからな
り、それらのオクテットをビット順に配置したそれぞれ
のビット位置は、サブチャネルSCH1〜SCH8を構
成している。
は、図9に示すように、80オクテットのデータからな
り、それらのオクテットをビット順に配置したそれぞれ
のビット位置は、サブチャネルSCH1〜SCH8を構
成している。
【0069】また、第1オクテット〜第8オクテットの
第8ビットは、フレーム同期信号(Frame Ali
gnment Signal)FASを構成し、第9オ
クテット〜第16オクテットの第8ビットは、ビットレ
ート割当信号(Bit rate Allocation
Signal)BASを構成する。すなわち、サブチ
ャネルSCH8は、第17オクテット〜第80オクテッ
トの第8ビットに割り当てられており、この部分は、応
用チャネルAC(Application Chann
el)と呼ばれることもある。また、サブチャネルSC
H8の第17〜第24オクテットには、データを暗号化
するためのキー情報などをやりとりするための暗号チャ
ネルのデータがセットされることがある(オプショ
ン)。
第8ビットは、フレーム同期信号(Frame Ali
gnment Signal)FASを構成し、第9オ
クテット〜第16オクテットの第8ビットは、ビットレ
ート割当信号(Bit rate Allocation
Signal)BASを構成する。すなわち、サブチ
ャネルSCH8は、第17オクテット〜第80オクテッ
トの第8ビットに割り当てられており、この部分は、応
用チャネルAC(Application Chann
el)と呼ばれることもある。また、サブチャネルSC
H8の第17〜第24オクテットには、データを暗号化
するためのキー情報などをやりとりするための暗号チャ
ネルのデータがセットされることがある(オプショ
ン)。
【0070】このようにして、フレーム同期信号FAS
は、1つのフレームFLM0〜FLM15に8ビット配
置されており、そのビット割り当ては、図10に示すよ
うに、マルチフレームMFLを単位として構成されてい
る。
は、1つのフレームFLM0〜FLM15に8ビット配
置されており、そのビット割り当ては、図10に示すよ
うに、マルチフレームMFLを単位として構成されてい
る。
【0071】すなわち、偶数フレームFLM0,FLM
2,…,FLM14の第2オクテット〜第8オクテット
と、それに続く奇数フレームFLM1,FLM3,…,
FLM15には、「00110111」なる8ビットの
データパターンからなる水平同期信号が配置され、奇数
フレームFLM1,FLM3,…,FLM11の第1オ
クテットには、「001011」なる6ビットのデータ
パターンからなる垂直同期信号が配置されている。
2,…,FLM14の第2オクテット〜第8オクテット
と、それに続く奇数フレームFLM1,FLM3,…,
FLM15には、「00110111」なる8ビットの
データパターンからなる水平同期信号が配置され、奇数
フレームFLM1,FLM3,…,FLM11の第1オ
クテットには、「001011」なる6ビットのデータ
パターンからなる垂直同期信号が配置されている。
【0072】この水平同期信号と垂直同期信号を検出す
ることにより、1つのマルチフレームMFLの同期を検
出することができる。
ることにより、1つのマルチフレームMFLの同期を検
出することができる。
【0073】また、第0フレーム、第2フレーム、第4
フレーム、第6フレームおよび第8フレームの第1オク
テットのビットN1,N2,N3,N4,N5は、マル
チフレーム番号の表示に用いられる。このうち、ビット
N5は、マルチフレーム番号が使用されているか否かの
表示に用いられる。このように、マルチフレーム番号の
ために使用されるデータが4ビットなので、マルチフレ
ーム番号は0〜15までの値で降順に変化し、16マル
チフレーム毎に同じマルチフレーム番号があらわれる。
フレーム、第6フレームおよび第8フレームの第1オク
テットのビットN1,N2,N3,N4,N5は、マル
チフレーム番号の表示に用いられる。このうち、ビット
N5は、マルチフレーム番号が使用されているか否かの
表示に用いられる。このように、マルチフレーム番号の
ために使用されるデータが4ビットなので、マルチフレ
ーム番号は0〜15までの値で降順に変化し、16マル
チフレーム毎に同じマルチフレーム番号があらわれる。
【0074】また、第10フレーム、第12フレーム、
および、第13フレームの第1オクテットのビットL
1,L2,L3は、現在使用されているBチャネルのう
ち、そのフレームを運んでいるBチャネルの接続された
順番をあらわすコネクション番号を表示するために用い
られる。また、第15フレームの第1オクテットのビッ
トRは、将来の勧告のために確保(予約)されており、
その値には0がセットされる。
および、第13フレームの第1オクテットのビットL
1,L2,L3は、現在使用されているBチャネルのう
ち、そのフレームを運んでいるBチャネルの接続された
順番をあらわすコネクション番号を表示するために用い
られる。また、第15フレームの第1オクテットのビッ
トRは、将来の勧告のために確保(予約)されており、
その値には0がセットされる。
【0075】また、第14フレームの第1オクテットの
ビットTEAは、データ端末装置の内部的な障害によ
り、データ伝送できない状態であることを表示するため
に用いられる。
ビットTEAは、データ端末装置の内部的な障害によ
り、データ伝送できない状態であることを表示するため
に用いられる。
【0076】また、奇数フレームFLM1,FLM3,
…,FLM15の第3オクテットのビットAは、フレー
ム同期またはマルチフレーム同期が確立しているか、あ
るいは、同期はずれを生じているかを表示するために用
いられる。
…,FLM15の第3オクテットのビットAは、フレー
ム同期またはマルチフレーム同期が確立しているか、あ
るいは、同期はずれを生じているかを表示するために用
いられる。
【0077】また、奇数フレームFLM1,FLM3,
…,FLM15の第5オクテット、第6オクテット、第
7オクテット、および、第8オクテットのビットC1,
C2,C3,C4は、連続した2つのフレーム(すなわ
ち、サブマルチフレーム)のデータエラー検出(すなわ
ち、伝送路品質検出)のために参照されるCRC(巡回
冗長検査)符号を表示するためのものであり、この奇数
フレームFLM1,FLM3,…,FM15の第4オク
テットのビットEは、受信側で伝送エラーを検出したこ
とを表示するために用いられる。
…,FLM15の第5オクテット、第6オクテット、第
7オクテット、および、第8オクテットのビットC1,
C2,C3,C4は、連続した2つのフレーム(すなわ
ち、サブマルチフレーム)のデータエラー検出(すなわ
ち、伝送路品質検出)のために参照されるCRC(巡回
冗長検査)符号を表示するためのものであり、この奇数
フレームFLM1,FLM3,…,FM15の第4オク
テットのビットEは、受信側で伝送エラーを検出したこ
とを表示するために用いられる。
【0078】また、ビットレート割当信号BASは、図
11に示すように、偶数フレームFLM0,FLM2,
…,FLM14では、能力BASあるいはBASコマン
ドをあらわす8ビットデータが配置され、それに続く奇
数フレームFLM1,FLM3,…,FLM15には、
直前のフレームで送出した能力BASあるいはBASコ
マンドの値を誤り訂正するための二重誤り訂正符号が配
置される。
11に示すように、偶数フレームFLM0,FLM2,
…,FLM14では、能力BASあるいはBASコマン
ドをあらわす8ビットデータが配置され、それに続く奇
数フレームFLM1,FLM3,…,FLM15には、
直前のフレームで送出した能力BASあるいはBASコ
マンドの値を誤り訂正するための二重誤り訂正符号が配
置される。
【0079】また、マルチフレームMFLのデータの送
信は、フレーム番号順に行なわれ、おのおののフレーム
FLM0〜FLM15は、図12に示すように、第1オ
クテットから第80オクテットのオクテット順序に送出
され、それぞれのオクテットは、第1ビットが最初に送
出される。
信は、フレーム番号順に行なわれ、おのおののフレーム
FLM0〜FLM15は、図12に示すように、第1オ
クテットから第80オクテットのオクテット順序に送出
され、それぞれのオクテットは、第1ビットが最初に送
出される。
【0080】すなわち、おのおののフレームFLM0〜
FLM15においては、第1オクテットの第1ビットが
最初に送出され、第80オクテットの第8ビットが最後
に送出される。
FLM15においては、第1オクテットの第1ビットが
最初に送出され、第80オクテットの第8ビットが最後
に送出される。
【0081】図13は、静止画会議装置1が実行する会
議通信の伝送手順の一例を示している。この伝送手順
は、TTC標準JT−H.242(CCITT勧告H.
242に対応した国内規格)が用いられる。
議通信の伝送手順の一例を示している。この伝送手順
は、TTC標準JT−H.242(CCITT勧告H.
242に対応した国内規格)が用いられる。
【0082】まず、発呼端末が宛先端末を発呼するため
に、「伝達能力」情報要素に非制限デジタル情報、「発
番号」情報要素に自端末のISDNアドレス、「着番
号」情報要素に宛先端末のISDNアドレス、「低位レ
イヤ整合性」情報要素にH.221機能、「高位レイヤ
整合性」情報要素に静止画会議機能をそれぞれセットし
た呼設定メッセージSETUPを送出し、これにより、
発端末とISDN、および、宛先端末とISDNとの間
でおのおの呼設定動作が行なわれて、発端末とISD
N、および、宛先端末とISDNとの間にそれぞれBチ
ャネルが確立し、それによって、発端末と着端末との間
に通信パスが確立する。
に、「伝達能力」情報要素に非制限デジタル情報、「発
番号」情報要素に自端末のISDNアドレス、「着番
号」情報要素に宛先端末のISDNアドレス、「低位レ
イヤ整合性」情報要素にH.221機能、「高位レイヤ
整合性」情報要素に静止画会議機能をそれぞれセットし
た呼設定メッセージSETUPを送出し、これにより、
発端末とISDN、および、宛先端末とISDNとの間
でおのおの呼設定動作が行なわれて、発端末とISD
N、および、宛先端末とISDNとの間にそれぞれBチ
ャネルが確立し、それによって、発端末と着端末との間
に通信パスが確立する。
【0083】この確立したBチャネル上でPCM音声デ
ータをセットしたフレームデータをやりとりしながらフ
レーム同期を行ない(モード初期化)、フレーム同期お
よびマルチフレーム同期が確立すると(マルチフレーム
同期検出)、相互に能力BASデータおよびコマンドB
ASデータをやりとりし、そのときに使用する伝送モー
ドを決定する(伝送モードの決定)。このとき、56K
bpsの音声データ、および、6.4Kbpsの(汎
用)データの伝送モードが設定される。この汎用データ
のチャネルを用いて、音声データ以外のC&Iモードの
データ、例えば、C&I機能、テレライティング通信機
能、および、バルク転送機能のデータがやりとりされ
る。
ータをセットしたフレームデータをやりとりしながらフ
レーム同期を行ない(モード初期化)、フレーム同期お
よびマルチフレーム同期が確立すると(マルチフレーム
同期検出)、相互に能力BASデータおよびコマンドB
ASデータをやりとりし、そのときに使用する伝送モー
ドを決定する(伝送モードの決定)。このとき、56K
bpsの音声データ、および、6.4Kbpsの(汎
用)データの伝送モードが設定される。この汎用データ
のチャネルを用いて、音声データ以外のC&Iモードの
データ、例えば、C&I機能、テレライティング通信機
能、および、バルク転送機能のデータがやりとりされ
る。
【0084】次に、発呼端末から着呼端末にその選択し
た伝送モードを指定するBASコマンドを送信し、発呼
端末と着呼端末の伝送モードが切り換えられる(モード
切り換え)。そして、暗号モードなど、装置機能に共通
するパラメータを設定(共通パラメータの設定)し、汎
用データをMLP(マルチレイヤプロトコル)で使用さ
れることが設定され(MLPの設定)、さらに、使用す
る静止画会議モードが設定されて、C&Iモードのデー
タ伝送が行なわれる。
た伝送モードを指定するBASコマンドを送信し、発呼
端末と着呼端末の伝送モードが切り換えられる(モード
切り換え)。そして、暗号モードなど、装置機能に共通
するパラメータを設定(共通パラメータの設定)し、汎
用データをMLP(マルチレイヤプロトコル)で使用さ
れることが設定され(MLPの設定)、さらに、使用す
る静止画会議モードが設定されて、C&Iモードのデー
タ伝送が行なわれる。
【0085】そして、C&Iモードのデータ伝送が終了
すると、MLPが切断され、通話動作が終了し、伝送モ
ードがモード0Fに切換えられた後に、Dチャネルの切
断/解放が行なわれて、一連の静止画会議通信動作が終
了する。
すると、MLPが切断され、通話動作が終了し、伝送モ
ードがモード0Fに切換えられた後に、Dチャネルの切
断/解放が行なわれて、一連の静止画会議通信動作が終
了する。
【0086】また、C&Iモードのデータ伝送では、次
のような会議動作が行なわれる。
のような会議動作が行なわれる。
【0087】まず、次の4つのモードから、会議モード
の選択が行なわれる。
の選択が行なわれる。
【0088】(a)議長が次の操作者を指定する議長モ
ード。
ード。
【0089】(b)操作者が次の操作者を指定する操作
者指名モード。
者指名モード。
【0090】(c)操作要求を待ちリストに登録する参
加者指名モード。
加者指名モード。
【0091】(d)操作権(トークン)を設定しない自
由モード。
由モード。
【0092】次に、「会議開始要求」、「出欠確認」、
「呼び出し要求」、「会議情報取り出し要求」、「会議
状態表示要求」と議事が進行し、テレライティングアプ
リケーションが起動されて、共通の会議資料を参照した
会議に移行する。
「呼び出し要求」、「会議情報取り出し要求」、「会議
状態表示要求」と議事が進行し、テレライティングアプ
リケーションが起動されて、共通の会議資料を参照した
会議に移行する。
【0093】このテレライティングアプリケーションで
は、「(文書の)操作権の要求、取り消し、放棄」、
「操作権移動要求」、「文書一覧要求」、「文書取り出
し要求」、「文書保存要求」、「文書削除要求」、およ
び、「文書記録要求」が適宜に行なわれる。
は、「(文書の)操作権の要求、取り消し、放棄」、
「操作権移動要求」、「文書一覧要求」、「文書取り出
し要求」、「文書保存要求」、「文書削除要求」、およ
び、「文書記録要求」が適宜に行なわれる。
【0094】また、「退席・参加要求」、「退席許可要
求」が適宜に行なわれ、「会議終了要求」が出される
と、C&Iモードのデータ伝送が終了する。
求」が適宜に行なわれ、「会議終了要求」が出される
と、C&Iモードのデータ伝送が終了する。
【0095】なお、この場合には、1つのBチャネルを
用いて会議通信を行なう場合を示したが、2つのBチャ
ネルを用いて会議通信を行なうこともできる。その場
合、多重化/分離装置33にオプション的に設けたビデ
オ入出力ポートを用いて、動画情報のやりとりを行なう
ことができる。
用いて会議通信を行なう場合を示したが、2つのBチャ
ネルを用いて会議通信を行なうこともできる。その場
合、多重化/分離装置33にオプション的に設けたビデ
オ入出力ポートを用いて、動画情報のやりとりを行なう
ことができる。
【0096】以上の構成で、図1に示した静止画通信シ
ステムで、この静止画会議装置1を用いた静止画会議通
信は、次のようにして行なわれる。
ステムで、この静止画会議装置1を用いた静止画会議通
信は、次のようにして行なわれる。
【0097】まず、例えば、特定の会議端末TE1が会
議セッションの招集者として機能する。すなわち、会議
端末TE1は、多地点間接続装置MCUを発呼して、通
信パスを形成し、そのときに会議に参加する会議端末T
E1〜TEnのISDN番号などの会議招集に必要な情
報を、多地点間接続装置MCUに通知する。
議セッションの招集者として機能する。すなわち、会議
端末TE1は、多地点間接続装置MCUを発呼して、通
信パスを形成し、そのときに会議に参加する会議端末T
E1〜TEnのISDN番号などの会議招集に必要な情
報を、多地点間接続装置MCUに通知する。
【0098】これにより、多地点間接続装置MCUは、
そのときに通知された他の会議端末TE2〜TEnを発
呼し、それぞれ会議端末TE2〜TEnとの間で呼設定
手順を実行して、通信パスを確立する。
そのときに通知された他の会議端末TE2〜TEnを発
呼し、それぞれ会議端末TE2〜TEnとの間で呼設定
手順を実行して、通信パスを確立する。
【0099】これにより、多地点間接続装置MCUを介
して、おのおのの会議端末TE1〜TEnが接続され、
これらの会議端末TE1〜TEnの相互間におけるデー
タ伝送が可能な状態になる。
して、おのおのの会議端末TE1〜TEnが接続され、
これらの会議端末TE1〜TEnの相互間におけるデー
タ伝送が可能な状態になる。
【0100】ここで、例えば、会議端末TE1が1対多
モードで送信データを多地点間接続装置MCUに対して
送出すると、多地点間接続装置MCUは、会議端末TE
1から受信したデータを、他の会議端末TE2〜TEn
にそれぞれ分配する。このような1対多モードで送信さ
れるデータには、テレライティング通信機能の描画デー
タや、グループ4ファクシミリ通信機能の画情報などが
ある。
モードで送信データを多地点間接続装置MCUに対して
送出すると、多地点間接続装置MCUは、会議端末TE
1から受信したデータを、他の会議端末TE2〜TEn
にそれぞれ分配する。このような1対多モードで送信さ
れるデータには、テレライティング通信機能の描画デー
タや、グループ4ファクシミリ通信機能の画情報などが
ある。
【0101】また、会議端末TE1が相手端末を指定し
た1対1モードで送信データを多地点間接続装置MCU
に送出すると、多地点間接続装置MCUは、会議端末T
E1から受信したデータを、そのときに指定された相手
端末にのみ送出する。このような1対1モードで送信さ
れるデータには、グループ4ファクシミリ通信機能のセ
ッションレイヤおよびドキュメントレイヤにおけるセッ
ション開始肯定レスポンスRSSP、ドキュメント機能
リスト肯定レスポンスRDCLP、ドキュメント終了肯
定レスポンスRDEP、セッション終了肯定レスポンス
RSEP、および、ドキュメントページ境界コマンドC
DPBなどのレスポンスメッセージがある。
た1対1モードで送信データを多地点間接続装置MCU
に送出すると、多地点間接続装置MCUは、会議端末T
E1から受信したデータを、そのときに指定された相手
端末にのみ送出する。このような1対1モードで送信さ
れるデータには、グループ4ファクシミリ通信機能のセ
ッションレイヤおよびドキュメントレイヤにおけるセッ
ション開始肯定レスポンスRSSP、ドキュメント機能
リスト肯定レスポンスRDCLP、ドキュメント終了肯
定レスポンスRDEP、セッション終了肯定レスポンス
RSEP、および、ドキュメントページ境界コマンドC
DPBなどのレスポンスメッセージがある。
【0102】図14は、テレライティング通信機能の実
行時に、文書情報の送信のためにグループ4ファクシミ
リ通信機能を起動して、2つのアプリケーションを並列
に動作しているときの、静止画会議装置1の内部処理の
状態の概要を示している。
行時に、文書情報の送信のためにグループ4ファクシミ
リ通信機能を起動して、2つのアプリケーションを並列
に動作しているときの、静止画会議装置1の内部処理の
状態の概要を示している。
【0103】同図において、LAPB処理部(LAPB
ドライバ)51は、LAPB制御装置35,36を駆動
制御するものであり、レイヤ3処理部52は、テレライ
ティング通信機能およびグループ4ファクシミリ通信機
能のレイヤ3(ISO標準IS8208)の処理制御を
行なうためのものであり、1対多処理部54は、1対多
モードおよび1対1モードの送受信データを処理するた
めのものであり、テレライティングレイヤ5処理部55
は、テレライティング通信機能のレイヤ5(CCITT
勧告X.225(全二重))の処理制御を行なうための
ものであり、テレライティングアプリケーション処理部
56は、テレライティング通信機能の上位レイヤの処理
制御を行なうためのものである。
ドライバ)51は、LAPB制御装置35,36を駆動
制御するものであり、レイヤ3処理部52は、テレライ
ティング通信機能およびグループ4ファクシミリ通信機
能のレイヤ3(ISO標準IS8208)の処理制御を
行なうためのものであり、1対多処理部54は、1対多
モードおよび1対1モードの送受信データを処理するた
めのものであり、テレライティングレイヤ5処理部55
は、テレライティング通信機能のレイヤ5(CCITT
勧告X.225(全二重))の処理制御を行なうための
ものであり、テレライティングアプリケーション処理部
56は、テレライティング通信機能の上位レイヤの処理
制御を行なうためのものである。
【0104】グループ4ファクシミリレイヤ5処理部5
7は、グループ4ファクシミリ通信機能のレイヤ5(C
CITT勧告T.62)の処理制御を行なうためのもの
であり、グループ4ファクシミリアプリケーション処理
部58は、グループ4ファクシミリ通信機能の上位レイ
ヤ機能(例えば、CCITT勧告T.521)の処理制
御を行なうためのものである。
7は、グループ4ファクシミリ通信機能のレイヤ5(C
CITT勧告T.62)の処理制御を行なうためのもの
であり、グループ4ファクシミリアプリケーション処理
部58は、グループ4ファクシミリ通信機能の上位レイ
ヤ機能(例えば、CCITT勧告T.521)の処理制
御を行なうためのものである。
【0105】また、管理プロセス59は、主として、グ
ループ4ファクシミリ通信機能に関する通信状態を監視
して、データの再送などを実行するためのものである。
ループ4ファクシミリ通信機能に関する通信状態を監視
して、データの再送などを実行するためのものである。
【0106】さて、この状態では、1対多処理部54
は、レイヤ4処理部53から入力したテレライティング
通信機能に関するデータをテレライティングレイヤ5処
理部55に出力するとともに、テレライティングレイヤ
5処理部55から入力したデータをレイヤ4処理部53
に出力する。
は、レイヤ4処理部53から入力したテレライティング
通信機能に関するデータをテレライティングレイヤ5処
理部55に出力するとともに、テレライティングレイヤ
5処理部55から入力したデータをレイヤ4処理部53
に出力する。
【0107】また、1対多処理部54は、グループ4フ
ァクシミリ通信機能に関するデータについては、次のよ
うに機能する。
ァクシミリ通信機能に関するデータについては、次のよ
うに機能する。
【0108】まず、画情報を受信している状態では、レ
イヤ4処理部53から入力したグループ4ファクシミリ
通信機能に関するデータをグループ4ファクシミリレイ
ヤ5処理部57に出力するとともに、グループ4ファク
シミリレイヤ5処理部57から出力される各種レスポン
スメッセージは、1対1モードの送信データとして、レ
イヤ4処理部53に出力する。
イヤ4処理部53から入力したグループ4ファクシミリ
通信機能に関するデータをグループ4ファクシミリレイ
ヤ5処理部57に出力するとともに、グループ4ファク
シミリレイヤ5処理部57から出力される各種レスポン
スメッセージは、1対1モードの送信データとして、レ
イヤ4処理部53に出力する。
【0109】また、画情報を送信している状態では、グ
ループ4ファクシミリレイヤ5処理部57から入力した
送信データを、1対多モードの送信データとして、レイ
ヤ4処理部53に出力する。また、レイヤ4処理部53
から入力するデータのうち、上述した各種レスポンスメ
ッセージなど、他の全ての会議端末から受信するデータ
については、全ての会議端末からの受信を終了した時点
で、そのときのレスポンスメッセージのうち肯定応答を
あらわすメッセージをグループ4ファクシミリレイヤ5
処理部57に出力する。
ループ4ファクシミリレイヤ5処理部57から入力した
送信データを、1対多モードの送信データとして、レイ
ヤ4処理部53に出力する。また、レイヤ4処理部53
から入力するデータのうち、上述した各種レスポンスメ
ッセージなど、他の全ての会議端末から受信するデータ
については、全ての会議端末からの受信を終了した時点
で、そのときのレスポンスメッセージのうち肯定応答を
あらわすメッセージをグループ4ファクシミリレイヤ5
処理部57に出力する。
【0110】そして、このときに、1つ以上の会議端末
から否定応答をあらわすメッセージを受信したときに
は、そのメッセージを送出した会議端末の識別情報と、
その否定応答メッセージの内容を、おのおのの会議端末
について、管理プロセス59に通知する。
から否定応答をあらわすメッセージを受信したときに
は、そのメッセージを送出した会議端末の識別情報と、
その否定応答メッセージの内容を、おのおのの会議端末
について、管理プロセス59に通知する。
【0111】管理プロセス59は、グループ4ファクシ
ミリ通信機能が終了し、グループ4ファクシミリアプリ
ケーション処理部58の処理プロセスが終了した時点
で、1つ以上の否定応答に関するデータを記憶している
ときには、図15に示すように、再送モードでグループ
4ファクシミリアプリケーション処理部58’を起動し
て、その否定応答した会議端末に対して、否定応答の原
因を解消する回復プロセス、すなわち、受信していない
ページの再送動作を実行する。
ミリ通信機能が終了し、グループ4ファクシミリアプリ
ケーション処理部58の処理プロセスが終了した時点
で、1つ以上の否定応答に関するデータを記憶している
ときには、図15に示すように、再送モードでグループ
4ファクシミリアプリケーション処理部58’を起動し
て、その否定応答した会議端末に対して、否定応答の原
因を解消する回復プロセス、すなわち、受信していない
ページの再送動作を実行する。
【0112】例えば、会議端末TE1が5ページの画情
報を他の会議端末TE2〜TEnに送信しているとき
に、3ページ目の画情報の受信時に、会議端末TE2が
メモリオーバ状態となり、会議端末TE2が、3ページ
目の画情報の受信結果として、ドキュメントページ境界
否定レスポンスRDPBNを応答した場合、このドキュ
メントページ境界否定レスポンスRDPBNは、会議端
末TE1で受信され、レイヤ4処理部53から1対多処
理部54に対して、出力される。
報を他の会議端末TE2〜TEnに送信しているとき
に、3ページ目の画情報の受信時に、会議端末TE2が
メモリオーバ状態となり、会議端末TE2が、3ページ
目の画情報の受信結果として、ドキュメントページ境界
否定レスポンスRDPBNを応答した場合、このドキュ
メントページ境界否定レスポンスRDPBNは、会議端
末TE1で受信され、レイヤ4処理部53から1対多処
理部54に対して、出力される。
【0113】このドキュメントページ境界否定レスポン
スRDPBNを入力すると、1対多処理部54は、その
ドキュメント境界否定レスポンスRDPBNを応答した
会議端末TE2の識別情報と、ドキュメント境界否定レ
スポンスRDPBNを管理プロセス59に出力する。
スRDPBNを入力すると、1対多処理部54は、その
ドキュメント境界否定レスポンスRDPBNを応答した
会議端末TE2の識別情報と、ドキュメント境界否定レ
スポンスRDPBNを管理プロセス59に出力する。
【0114】また、3ページ目について、全ての会議端
末TE2〜TEnからレスポンスの受信を終了すると、
グループ4ファクシミリレイヤ5処理部57に対して、
ドキュメント境界肯定レスポンスRDPBPを送出す
る。これにより、グループ4ファクシミリアプリケーシ
ョン58には、次のページの送信動作を実行する。
末TE2〜TEnからレスポンスの受信を終了すると、
グループ4ファクシミリレイヤ5処理部57に対して、
ドキュメント境界肯定レスポンスRDPBPを送出す
る。これにより、グループ4ファクシミリアプリケーシ
ョン58には、次のページの送信動作を実行する。
【0115】一方、管理プロセス59は、1対多処理部
54から通知された会議端末TE2に関するドキュメン
ト境界否定レスポンスRDPBNを記憶する。そして、
グループ4ファクシミリアプリケーション処理部58の
プロセスが終了(消滅)すると、相手端末として会議端
末TE2を指定し、再送ページとして3ページを指定し
た状態で、再送モードでグループ4ファクシミリアプリ
ケーション処理部58’を起動する(プロセスを生
成)。
54から通知された会議端末TE2に関するドキュメン
ト境界否定レスポンスRDPBNを記憶する。そして、
グループ4ファクシミリアプリケーション処理部58の
プロセスが終了(消滅)すると、相手端末として会議端
末TE2を指定し、再送ページとして3ページを指定し
た状態で、再送モードでグループ4ファクシミリアプリ
ケーション処理部58’を起動する(プロセスを生
成)。
【0116】これにより、グループ4ファクシミリアプ
リケーション処理部58’は、3ページ目以降の画情報
を会議端末TE2に送信する動作を実行し、最初の送信
時に送信できなかった画像を会議端末TE2に送信す
る。これによって、会議端末TE2は、全てのページの
画情報を受信することができる。
リケーション処理部58’は、3ページ目以降の画情報
を会議端末TE2に送信する動作を実行し、最初の送信
時に送信できなかった画像を会議端末TE2に送信す
る。これによって、会議端末TE2は、全てのページの
画情報を受信することができる。
【0117】このようにして、本実施例では、1対多処
理部54が、多数の他の会議端末TE2〜TEnから受
信したレスポンスを吸収して、グループ4ファクシミリ
レイヤ5処理部57には、常に肯定応答のみを出力して
いるので、グループ4ファクシミリレイヤ5処理部57
は、通常の1対1通信時と同様の動作を実行することが
できる。
理部54が、多数の他の会議端末TE2〜TEnから受
信したレスポンスを吸収して、グループ4ファクシミリ
レイヤ5処理部57には、常に肯定応答のみを出力して
いるので、グループ4ファクシミリレイヤ5処理部57
は、通常の1対1通信時と同様の動作を実行することが
できる。
【0118】また、否定応答を送出した相手端末につい
ては、その否定応答の内容と否定応答を送出した相手端
末を管理プロセス59に通知し、グループ4ファクシミ
リアプリケーション処理部58が終了した後に、その相
手端末に対するエラーを解消するための回復プロセスの
通信動作を実行しているので、結果的に、全ての相手端
末に対して、画情報の送信動作を適切に実行することが
できる。
ては、その否定応答の内容と否定応答を送出した相手端
末を管理プロセス59に通知し、グループ4ファクシミ
リアプリケーション処理部58が終了した後に、その相
手端末に対するエラーを解消するための回復プロセスの
通信動作を実行しているので、結果的に、全ての相手端
末に対して、画情報の送信動作を適切に実行することが
できる。
【0119】したがって、通常のグループ4ファクシミ
リ通信機能を改変することなく、1対多処理部54と、
管理プロセス59を追加するだけで1対多の通信モード
を実現することができ、1対多通信機能を非常に安価に
実現することができる。
リ通信機能を改変することなく、1対多処理部54と、
管理プロセス59を追加するだけで1対多の通信モード
を実現することができ、1対多通信機能を非常に安価に
実現することができる。
【0120】図16は、データ転送時の1対多処理部5
4の処理例を示している。
4の処理例を示している。
【0121】まず、上位レイヤ(テレライティングレイ
ヤ5処理部55、または、グループ4ファクシミリレイ
ヤ5処理部57,57’)から送信データを受信し(処
理101)、その送信データを1対多モードの送信デー
タとして、レイヤ4処理部53に出力する(処理10
2)。このときに、上位レイヤが応答待ちの状態になっ
ているかどうかを調べて(判断103)、判断103の
結果がNOになるときには、処理101に戻って、次の
送信データの処理を実行する。
ヤ5処理部55、または、グループ4ファクシミリレイ
ヤ5処理部57,57’)から送信データを受信し(処
理101)、その送信データを1対多モードの送信デー
タとして、レイヤ4処理部53に出力する(処理10
2)。このときに、上位レイヤが応答待ちの状態になっ
ているかどうかを調べて(判断103)、判断103の
結果がNOになるときには、処理101に戻って、次の
送信データの処理を実行する。
【0122】また、判断103の結果がYESになると
きには、レイヤ4処理部53から、全ての相手端末から
の応答信号を受信終了するまで待つ(処理104)。全
ての相手端末からの応答信号を受信終了すると、そのと
きに1つ以上の否定応答を受信しているかどうかを調べ
る(判断105)。
きには、レイヤ4処理部53から、全ての相手端末から
の応答信号を受信終了するまで待つ(処理104)。全
ての相手端末からの応答信号を受信終了すると、そのと
きに1つ以上の否定応答を受信しているかどうかを調べ
る(判断105)。
【0123】判断105の結果がYESになるときに
は、否定応答を出力した相手端末を管理プロセス59に
通知するとともに(処理106)、そのときに受信した
否定応答信号を管理プロセス59に通知した後に(処理
107)、肯定応答を上位レイヤに対して出力する(処
理108)。ここで、データ転送が継続しているかどう
かを調べ(判断109)、判断109の結果がYESに
なるときには、処理101に戻って、次の送信データの
処理を実行する。判断109の結果がNOになるときに
は、データ転送時の動作を終了する。
は、否定応答を出力した相手端末を管理プロセス59に
通知するとともに(処理106)、そのときに受信した
否定応答信号を管理プロセス59に通知した後に(処理
107)、肯定応答を上位レイヤに対して出力する(処
理108)。ここで、データ転送が継続しているかどう
かを調べ(判断109)、判断109の結果がYESに
なるときには、処理101に戻って、次の送信データの
処理を実行する。判断109の結果がNOになるときに
は、データ転送時の動作を終了する。
【0124】また、受信した全ての応答信号が肯定応答
の場合には、処理105に移行する。
の場合には、処理105に移行する。
【0125】図17は、管理プロセス59の処理例を示
している。
している。
【0126】管理プロセス59は、まず、グループ4フ
ァクシミリ通信動作が実行中か、あるいは、否定応答に
関する情報を記憶しているか監視している(判断20
1,202)。
ァクシミリ通信動作が実行中か、あるいは、否定応答に
関する情報を記憶しているか監視している(判断20
1,202)。
【0127】グループ4ファクシミリ通信動作中で、判
断201の結果がYESになるときには、1対多処理部
54から否定応答に関するデータが出力されると、その
データを入力して保存し(処理203)、判断201に
戻る。
断201の結果がYESになるときには、1対多処理部
54から否定応答に関するデータが出力されると、その
データを入力して保存し(処理203)、判断201に
戻る。
【0128】また、グループ4ファクシミリ通信動作を
実行していないときで、かつ、1つ以上の否定応答に関
するデータを記憶していて、判断202の結果がYES
になるときには、再送モードでグループ4ファクシミリ
アプリケーション処理部58’を起動して(処理20
4)、そのときの相手端末を1対多処理部54に通知し
(処理205)、再送するファイル番号(ファイル識別
情報)および再送ページなどからなる再送パラメータを
グループ4ファクシミリアプリケーション処理部58’
に通知して(処理206)、判断201に戻る。
実行していないときで、かつ、1つ以上の否定応答に関
するデータを記憶していて、判断202の結果がYES
になるときには、再送モードでグループ4ファクシミリ
アプリケーション処理部58’を起動して(処理20
4)、そのときの相手端末を1対多処理部54に通知し
(処理205)、再送するファイル番号(ファイル識別
情報)および再送ページなどからなる再送パラメータを
グループ4ファクシミリアプリケーション処理部58’
に通知して(処理206)、判断201に戻る。
【0129】なお、再送時には、1対多処理部54で
は、1対1モードの送信動作が実行される。
は、1対1モードの送信動作が実行される。
【0130】図18は、グループ4ファクシミリアプリ
ケーション処理部58(58’)の送信時の処理例を示
している。
ケーション処理部58(58’)の送信時の処理例を示
している。
【0131】まず、起動されたときのモードが再送モー
ドであるかどうかを調べる(判断301)。なお、テレ
ライティングアプリケーション処理部56から起動され
るときには、非再送モードで起動される。
ドであるかどうかを調べる(判断301)。なお、テレ
ライティングアプリケーション処理部56から起動され
るときには、非再送モードで起動される。
【0132】判断301の結果がYESになるときに
は、そのときの再送パラメータで指定された画情報ファ
イルをオープンして(処理302)、再送パラメータで
指定されたページの画情報を送出する。
は、そのときの再送パラメータで指定された画情報ファ
イルをオープンして(処理302)、再送パラメータで
指定されたページの画情報を送出する。
【0133】1ページ分の画情報の送出を終了すると、
次のページの画情報があるかどうかを調べ(判断30
4)、判断304の結果がYESになるときには、次の
ページの画情報を送出し(処理305)、判断304に
戻り、次のページの有無に関する検査を実行する。全て
の再送ページの再送を終了して、判断304の結果がN
Oになるときには、所定の終了手順を実行して(処理3
06)、画情報送信動作を終了する(プロセスが消滅す
る)。
次のページの画情報があるかどうかを調べ(判断30
4)、判断304の結果がYESになるときには、次の
ページの画情報を送出し(処理305)、判断304に
戻り、次のページの有無に関する検査を実行する。全て
の再送ページの再送を終了して、判断304の結果がN
Oになるときには、所定の終了手順を実行して(処理3
06)、画情報送信動作を終了する(プロセスが消滅す
る)。
【0134】また、判断301の結果がNOになるとき
には、そのときに指定された画情報ファイルをオープン
して(処理307)、1ページ分の画情報を送出する
(処理308)。画情報の送出を終了すると、次のペー
ジがあるかどうかを調べて(判断309)、判断309
の結果がYESになるときには、処理308に戻り、次
のページの画情報を送信する。判断309の結果がNO
になるときには、処理306に移行して、終了手順を実
行し、画情報送信動作を終了する。
には、そのときに指定された画情報ファイルをオープン
して(処理307)、1ページ分の画情報を送出する
(処理308)。画情報の送出を終了すると、次のペー
ジがあるかどうかを調べて(判断309)、判断309
の結果がYESになるときには、処理308に戻り、次
のページの画情報を送信する。判断309の結果がNO
になるときには、処理306に移行して、終了手順を実
行し、画情報送信動作を終了する。
【0135】なお、このようにして、呼設定が終了して
いて、相手端末との間に通信パスが形成されているとき
には、グループ4ファクシミリ通信機能は、Bチャネル
上での伝送制御手順のみを実行する。
いて、相手端末との間に通信パスが形成されているとき
には、グループ4ファクシミリ通信機能は、Bチャネル
上での伝送制御手順のみを実行する。
【0136】ところで、上述した実施例では、グループ
4ファクシミリ通信機能について本発明を適用した場合
を説明したが、本発明は、それ以外のマイナー同期(お
よびメジャー同期)を必要とする通信機能についても、
同様にして適用することができる。
4ファクシミリ通信機能について本発明を適用した場合
を説明したが、本発明は、それ以外のマイナー同期(お
よびメジャー同期)を必要とする通信機能についても、
同様にして適用することができる。
【0137】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
他の端末に対するデータの分配をセッションレイヤとト
ランスポートレイヤの間で実現しているので、他のレイ
ヤの機能をそのまま使用することができ、データの分配
が容易である。また、データ同期動作を必要とするアプ
リケーションについては、相手端末からの応答信号の内
容にかかわらず、セッションレイヤに肯定応答信号を送
出して、そのアプリケーションの動作を継続させ、否定
応答については、最初のデータ伝送動作を終了した後
に、回復プロセスを起動して対応しているので、セッシ
ョンレイヤとして、1対1接続のものをそのまま流用す
ることができ、装置コストを低減することができる。ま
た、回復プロセスとして、同じアプリケーションを使用
することができるので、装置コストの上昇を抑制できる
という効果を得る。
他の端末に対するデータの分配をセッションレイヤとト
ランスポートレイヤの間で実現しているので、他のレイ
ヤの機能をそのまま使用することができ、データの分配
が容易である。また、データ同期動作を必要とするアプ
リケーションについては、相手端末からの応答信号の内
容にかかわらず、セッションレイヤに肯定応答信号を送
出して、そのアプリケーションの動作を継続させ、否定
応答については、最初のデータ伝送動作を終了した後
に、回復プロセスを起動して対応しているので、セッシ
ョンレイヤとして、1対1接続のものをそのまま流用す
ることができ、装置コストを低減することができる。ま
た、回復プロセスとして、同じアプリケーションを使用
することができるので、装置コストの上昇を抑制できる
という効果を得る。
【図1】本発明の一実施例にかかる静止画会議通信シス
テムの一例を示した概略図。
テムの一例を示した概略図。
【図2】静止画会議装置の一例を示した概略斜視図。
【図3】図2の装置の構成例を示したブロック図。
【図4】通信制御装置の一例を示したブロック図。
【図5】表示制御装置の一例を示したブロック図。
【図6】グループ4ファクシミリ装置の伝送制御手順の
一例を示したタイムチャート。
一例を示したタイムチャート。
【図7】ISDNの呼設定用の信号の形式を例示した概
略図。
略図。
【図8】マルチフレームのフレーム構成の一例を示す概
略図。
略図。
【図9】1つのフレームの信号構成の一例を示す概略
図。
図。
【図10】フレーム調整信号の一例を示す概略図。
【図11】ビット割当信号の一例を示す概略図。
【図12】信号の送出順序を説明するための概略図。
【図13】図2の装置が実行する伝送手順の一例を示し
たタイムチャート。
たタイムチャート。
【図14】テレライティングアプリケーションとグルー
プ4ファクシミリアプリケーションが並列的に実行され
ているときの図2の装置の内部状態の概略を例示したブ
ロック図。
プ4ファクシミリアプリケーションが並列的に実行され
ているときの図2の装置の内部状態の概略を例示したブ
ロック図。
【図15】回復プロセスについて説明するためのブロッ
ク図。
ク図。
【図16】1対多処理部の処理例を示したフローチャー
ト。
ト。
【図17】管理プロセスの処理例を示したフローチャー
ト。
ト。
【図18】グループ4ファクシミリアプリケーションの
送信時の処理例を示したフローチャート。
送信時の処理例を示したフローチャート。
Claims (3)
- 【請求項1】 網に接続された多地点接続装置を介し
て、1対多モードの会議通信を行なう静止画会議装置に
おいて、 セッションレイヤから送出される送信データを1対多モ
ードの送信データとしてトランスポートレイヤに送出す
る1対多処理手段を備えたことを特徴とする静止画会議
装置。 - 【請求項2】 網に接続された多地点接続装置を介し
て、1対多モードの会議通信を行なう静止画会議装置の
制御方法において、 セッションレイヤから受信した送信データを1対多モー
ドの送信データとしてトランスポートレイヤに送出し、 データ同期動作を必要とするアプリケーションにかかる
セッションレイヤが応答信号待ちの状態になっていると
きには、トランスポートレイヤを介して全ての相手端末
からの応答信号を受信するまで待ち、全ての相手端末か
らの応答信号を受信終了すると、上記データ同期動作を
必要とするアプリケーションにかかるセッションレイヤ
に肯定応答信号を出力する一方、 1つ以上の相手端末から否定応答信号を受信していると
きには、上記アプリケーション終了後、その否定応答信
号にかかる障害を回復する回復プロセスを実行すること
を特徴とする静止画会議装置の制御方法。 - 【請求項3】 前記回復プロセスでは、前記データ同期
動作を必要とするアプリケーションを再度起動して、前
記否定応答信号を送出した相手端末に対してデータを再
送するデータ再送動作を実行することを特徴とする静止
画会議装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30621792A JPH06133097A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 静止画会議装置およびその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30621792A JPH06133097A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 静止画会議装置およびその制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06133097A true JPH06133097A (ja) | 1994-05-13 |
Family
ID=17954403
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30621792A Pending JPH06133097A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 静止画会議装置およびその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06133097A (ja) |
-
1992
- 1992-10-20 JP JP30621792A patent/JPH06133097A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3429789B2 (ja) | 画面表示装置の制御方法 | |
JPH07162830A (ja) | テレビ会議通信装置の制御方法 | |
JPH04176238A (ja) | Isdn端末装置の伝送制御方法 | |
JPH08228329A (ja) | 通信会議方法および通信会議端末装置 | |
JP3421386B2 (ja) | テレライティング装置の通信制御方法および静止画会議通信装置の通信制御方法およびテレライティング装置および静止画会議通信端末装置 | |
JPH06133097A (ja) | 静止画会議装置およびその制御方法 | |
JP3220273B2 (ja) | テレライティング装置の制御方法 | |
JP3258474B2 (ja) | 遠隔会議通信端末の制御方法 | |
JP3236678B2 (ja) | 静止画会議装置の制御方法および静止画会議通信システム | |
JPH05316109A (ja) | 静止画会議装置の制御方法 | |
JPH06113058A (ja) | 静止画会議装置の制御方法 | |
JPH06133063A (ja) | 遠隔会議方法 | |
JP2862923B2 (ja) | Isdn端末装置の伝送制御方法 | |
JPH0514567A (ja) | フアクシミリ装置 | |
JPH08289274A (ja) | テレビ会議通信端末装置の制御方法 | |
JPH06276296A (ja) | 静止画会議通信の制御方法 | |
JPH07162531A (ja) | 遠隔会議通信端末の制御方法 | |
JPH06189053A (ja) | テレライティング端末装置の制御方法 | |
JPH07298240A (ja) | 多地点間テレビ会議システム | |
JPH0638005A (ja) | G4ファクシミリ装置 | |
JP3328370B2 (ja) | テレビ会議通信装置の制御方法 | |
JP3253717B2 (ja) | 遠隔会議システム | |
JPH08125781A (ja) | 通信会議端末装置 | |
JPH1023385A (ja) | テレビ会議通信端末装置 | |
JPH08116525A (ja) | 通信会議端末装置 |