JPH06132817A - 比較回路及びこれを用いたpll回路 - Google Patents

比較回路及びこれを用いたpll回路

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JPH06132817A
JPH06132817A JP4279672A JP27967292A JPH06132817A JP H06132817 A JPH06132817 A JP H06132817A JP 4279672 A JP4279672 A JP 4279672A JP 27967292 A JP27967292 A JP 27967292A JP H06132817 A JPH06132817 A JP H06132817A
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JP
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signal
comparison
level
circuit
frequency
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JP4279672A
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English (en)
Inventor
Fumi Fujieda
文 藤枝
Atsuo Takahashi
敦夫 高橋
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Dram (AREA)
  • Manipulation Of Pulses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構成で、初期同期を早期に確立し、か
つ、初期同期確立後は、基準信号のパルスの欠落等が生
じてもジッタが増大したり同期外れが生じたりするのを
防止する。 【構成】インバータ15A、Dフリップフロップ16
A、ナンドゲート17A及び18Aにより、基準信号R
の立ち下がりエッジを検出してから比較信号Vの立ち下
がりエッジを検出するまでの間、アップ信号Uを‘L’
レベルにし、インバータ15B、Dフリップフロップ1
6B、ナンドゲート17B及び18Bにより、比較信号
Vの立ち下がりエッジを検出してから基準信号Rの立ち
下がりエッジを検出するまでの間、ダウン信号Dを
‘L’レベルにし、インバータ15C、ナンドゲート1
7B及び17Cにより、比較制御信号Cが‘L’レベル
のとき、アップ信号Uと比較信号Vのレベルが共に
‘L’レベルであればアップ信号U及び比較信号Vが
‘L’レベルになるのを禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、比較回路及びこれを用
いたPLL回路に関する。
【0002】
【従来の技術】PLL回路は、集積回路技術等の進展に
伴ってその利用分野が広がっており、周波数シンセサイ
ザ、モデム、サーボモータ制御回路、携帯電話、テレビ
等で用いられている。
【0003】図10は、従来のPLL回路を示す。この
回路は、比較回路10と、チャージポンプ&フィルタ1
1と、電圧制御発振器12と、1/N分周回路13とが
ループ状に接続されている。1/N分周回路13は、電
圧制御発振器12の出力信号周波数を基準信号Rの周波
数のN倍にする場合に用いられる。
【0004】比較回路10は、1/N分周回路13から
の比較信号Vを基準信号Rと比較し、基準信号Rの位相
に対し比較信号Vの位相が、遅れている場合にはアップ
信号Uを‘L’レベルにしてチャージポンプ&フィルタ
11に供給し、進んでいる場合にはダウン信号Dを
‘L’レベルにしてチャージポンプ&フィルタ11に供
給する。チャージポンプ&フィルタ11は、直流電圧を
出力しており、この出力電圧を、アップ信号Uが‘L’
レベルとなってる間上昇させ(ポンプアップ)、ダウン
信号Dが‘L’レベルとなってる間下降させる(ポンプ
ダウン)。電圧制御発振器12は、入力電圧に応じた周
波数(周波数が入力電圧の増加関数)の信号を出力す
る。このループにより、電圧制御発振器12の出力周波
数は、基準信号Rの周波数のN倍となる。なお、チャー
ジポンプ&フィルタ11のフィルタは、高周波成分を除
去し、かつ、ループの応答特性を決めるためのものであ
る。
【0005】比較回路10の構成を、図11(A)に示
す。図中、*は反転(否定)を表している。図11
(B)は、比較回路10の動作を示すタイムチャートで
ある。
【0006】この比較回路10は、基準信号Rと比較信
号Vに関し対称的な構成となっており、インバータ15
A、15B、Dフリップフロップ16A、16B、ナン
ドゲート17、18A及び18Bを備えている。
【0007】Dフリップフロップ16A及び16Bがリ
セットされた状態では、すなわち、Dフリップフロップ
16A及び16Bの出力端Qが‘L’レベルで反転出力
端*Qが‘H’レベルの状態では、アップ信号U及びダ
ウン信号Dは共に‘H’レベルとなっている。リセット
後は、ナンドゲート17の出力が‘H’レベルとなる。
【0008】この状態で基準信号Rが‘H’レベルから
‘L’レベルに遷移すると、Dフリップフロップ16A
の出力端Qが‘H’レベル、反転出力端*Qが‘L’レ
ベルに遷移して、アップ信号Uが‘L’レベルに遷移す
る(時点a、e)。次に、比較信号Vが‘H’レベルか
ら‘L’レベルに遷移すると、Dフリップフロップ16
Bの出力端Qが‘H’レベル、反転出力端*Qが‘L’
レベルとなり、ナンドゲート17の出力が‘L’レベル
に遷移してDフリップフロップ16A及び16Bがリセ
ットされ、その出力端Qが‘L’レベル 、反転出力端
*Qが‘H’レベルとなり、アップ信号Uが‘H’レベ
ルに戻る(時点b、f)。このリセットは、Dフリップ
フロップ16A及び16Bに対し同時に行われるので、
ダウン信号Dは‘H’レベルのままとなる。また、リセ
ット完了後、ナンドゲート17の出力が‘H’レベルに
復帰して、リセット信号がノンアクティブになる。
【0009】基準信号Rよりも比較信号Vの方が先に
‘H’レベルから‘L’レベルに遷移した場合(時点
c、g)には、比較回路10の構成の対称性により、ア
ップ信号Uとダウン信号Dは上記と逆の関係になる(c
〜d、g〜h)。
【0010】このような動作により、初期同期の際に
は、周波数比較及び位相比較が行われて同期が確立さ
れ、広いキャプチャーレンジが確保される。
【0011】しかし、初期同期確立後に、基準信号Rの
パルスが欠落したり、基準信号Rの周期に連続性がなか
ったり、ランダムな信号状態となった場合には、比較回
路10が周波数比較回路として機能することにより比較
信号Vの位相の進み又は遅れが急に生じて、同期が外れ
たり、ジッタが増大したりする原因となる。
【0012】この問題を解決するために、従来では図1
2に示す如く、複数の比較回路、例えば、感度の鋭い比
較回路10Aと感度の鈍い比較回路10Bとを用い、比
較制御信号C及び切換回路14により、初期同期確立の
際には比較回路10Aを選択してチャージポンプ&フィ
ルタ11に接続し、初期同期確立後は比較回路10Bを
選択してチャージポンプ&フィルタ11に接続してい
た。また、他のPLL回路では、チャージポンプ&フィ
ルタ11のフィルタの特性を可変又は選択可能にし、比
較制御信号Cによりこの特性を制御して、初期同期確立
の際にはループの応答速度を速くし、初期同期確立後は
ループの応答速度を遅くしていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、感度の異なる
比較回路を複数用いたり、応答特性可変又は選択可能な
フィルタを用いたりすると、構成が複雑になる。
【0014】本発明の目的は、このような問題点に鑑
み、簡単な構成で、初期同期を早期に確立し、かつ、初
期同期確立後は、基準信号のパルスの欠落等が生じても
ジッタが増大したり同期外れが生じたりするのを防止す
ることができる、比較回路及びこれを用いたPLL回路
を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段及びその作用】本発明に係
る比較回路及びこれを用いたPLL回路を、実施例図中
の対応する構成要素の符号を引用して説明する。
【0016】第1発明の比較回路では、例えば図1に示
す如く、供給される基準信号R及び比較信号Vの1方向
エッジを検出し、基準信号Rの1方向エッジを検出して
から比較信号Vの1方向エッジを検出するまでの間、供
給される比較制御信号Cが一方のレベルのとき比較信号
Vの周波数を増加させるためのアップ信号Uをアクティ
ブにして出力する周波数増加制御回路15A、16A、
17A及び18Aと、供給される基準信号R及び比較信
号Vの1方向エッジを検出し、比較信号Vの1方向エッ
ジを検出してから基準信号Rの1方向エッジを検出する
までの間、供給される比較制御信号Cが一方のレベルの
とき比較信号Vの周波数を減少させるためのダウン信号
Dをアクティブにして出力する周波数減少制御回路15
B、16B、17A及び18Bと、供給される比較制御
信号Cが他方のレベルのとき、供給される基準信号Rと
比較信号Vのレベルが共に1方向エッジ検出直後のレベ
ルに等しければアップ信号U及びダウン信号Dがアクテ
ィブになるのを禁止する禁止回路15C、17B及び1
7Cと、を備えている。
【0017】この第1発明の比較回路は、図5に示すよ
うな周波数増加制御回路26A、17A’と、周波数減
少制御回路26B、17A’と、禁止回路17B、17
Dとで構成することもできる。
【0018】例えば、周波数増加制御回路は、図2
(A)に示す如く、基準信号Rの立ち下がりエッジを検
出してから比較信号Vの立ち下がりエッジを検出するま
での間(a〜b間、e〜f間)、比較制御信号Cが
‘H’レベルのときアップ信号Uをロウアクティブに
し、周波数減少制御回路は、図2(A)に示す如く、比
較信号Vの立ち下がりエッジを検出してから基準信号R
の立ち下がりエッジを検出するまでの間(c〜d間、g
〜h間)、比較制御信号Cが‘H’レベルのときダウン
信号Dをロウアクティブにし、禁止回路は、図2(B)
に示す如く、比較制御信号Cが‘L’レベルのとき、基
準信号Rと比較信号Vのレベルが共に‘L’であれば、
アップ信号U及びダウン信号Dがロウアクティブになる
のを禁止する(e〜f間、g〜h間)。
【0019】初期同期確立前には、比較制御信号Cを上
記一方のレベルとすることにより、位相比較動作(図2
(A)のa〜b間、c〜d間、RとVの位相差は2π以
下)及び周波数比較動作(図2(A)のe〜f間、g〜
h間、RとVの位相差は2π以上)が行われるので、こ
の比較回路を用いてPLL回路を構成すれば、初期同期
を早期に確立することができる。初期同期確立後は、比
較制御信号Cを上記他方のレベルとすることにより、位
相比較動作のみ行われ(図2(B)のa〜b間、c〜d
間)、周波数比較動作が行われない(図2(B)のe〜
f間、g〜h間)ので、この比較回路を用いてPLL回
路を構成すれば、基準信号のパルスの欠落等が生じても
ジッタが増大したり同期外れが生じたりするのを防止す
ることができる。
【0020】また、本発明の1つの比較回路で、例えば
図12に示す従来の2つの比較回路10A、10B及び
切換回路14と同一機能を果たすことができ、構成が相
当簡単である。
【0021】第2発明の比較回路では、上記禁止回路の
代わりに、供給される比較制御信号Cが他方のレベルの
とき供給される基準信号Rと比較信号Vが互いに同一レ
ベルであればアップ信号U及びダウン信号Dがアクティ
ブになるのを禁止する禁止回路、例えば図6若しくは図
7に示す禁止回路15C、17B’、17C、17D、
又は、図8若しくは図9に示す禁止回路17B、17
E、17Fを備えている。
【0022】この構成の場合、例えば図2(B)におけ
るe〜f間及びg〜h間のように基準信号Rと比較信号
Vが共に同一レベルのときには、アップ信号U及びダウ
ン信号Dが確実にノンアクティブとなる。
【0023】第3発明のPLL回路では、例えば図3に
示す如く、上記構成の比較回路20と、比較回路20か
ら出力されるアップ信号Uがアクティブの間比較信号V
の周波数を増加させ、比較回路20から出力されるダウ
ン信号Dがアクティブの間比較信号Vの周波数を減少さ
せ、該比較信号Vを出力する周波数可変発振手段11、
12又は11〜13を備えている。比較制御信号Cは、
外部回路からの信号又は初期同期の確立を検出する検出
回路の出力信号であってもよい。
【0024】この第3発明の第1態様では、例えば図3
及び図4に示す如くPLL回路内に、基準信号Rに対す
る比較信号Vの同期を検出し、同期検出前は比較制御信
号Cを上記一方のレベルとし、同期検出後は比較制御信
号Cを上記他方のレベルとし、該比較制御信号Cを出力
する比較制御回路30を備えている。この同期検出は、
基準信号Rと比較信号V、又は、アップ信号Uとダウン
信号Dを用いて行うことができる。
【0025】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明に係る比較回路
及びこれを用いたPLL回路の実施例を説明する。
【0026】[第1実施例]図3は、本発明の比較回路
が適用されたPLL回路を示す。図10と同一構成要素
には、同一符号を付してその説明を省略する。
【0027】比較回路20は、その比較動作が比較制御
回路30からの比較制御信号Cにより制御される。比較
制御回路30は、例えば図4に示す如く、同期検出回路
31とRSフリップフロップ32とを備えている。同期
検出回路31は、動作中を示す比較中信号CMPが
‘L’レベルのときに、比較信号Vが基準信号Rに同期
したことを検出して、RSフリップフロップ32をセッ
トし、その反転出力端*Qから出力される比較制御信号
Cを‘L’レベルにする。RSフリップフロップ32
は、比較中信号CMPの立ち上がりによりリセットされ
る。したがって、比較制御信号Cは、初期同期確立前は
‘H’レベルとなり、初期同期確立後は‘L’レベルと
なる。
【0028】なお、同期検出回路31は、比較回路20
からのアップ信号U及びダウン信号Dを用いて、同期を
検出する構成であってもよい。
【0029】図3の比較回路20の構成例を、図1に示
す。図11の比較回路10と同一構成要素には、同一符
号を付している。
【0030】この比較回路20は、図11の比較回路1
0にインバータ15C、アンドゲート17B及びナンド
ゲート17Cを付加した構成となっており、図12に示
すように比較回路を2組設けた場合よりも構成が相当簡
単になっている。
【0031】基準信号R及び比較信号Vはそれぞれ、イ
ンバータ15A及び15Bを介してDフリップフロップ
16A及び16Bのクロック入力端CKに供給される。
Dフリップフロップ16A及び16Bのデータ入力端D
は共に、常に‘H’レベルにされている。Dフリップフ
ロップ16Aの出力端Q及び反転出力端*Qはそれぞれ
ナンドゲート18A及び18Bの一方の入力端に接続さ
れ、Dフリップフロップ16Bの出力端Q及び反転出力
端*Qはそれぞれナンドゲート18A及び18Bの他方
の入力端に接続されている。ナンドゲート18A及び1
8Bからそれぞれアップ信号U及びダウン信号Dが取り
出される。
【0032】Dフリップフロップ16A及び16Bのリ
セット入力端*Rには、アンドゲート17Bの出力端が
接続されている。アンドゲート17Bの入力端には、ナ
ンドゲート17A及び17Cの出力端が接続されてい
る。ナンドゲート17Aの入力端には、Dフリップフロ
ップ16A及び16Bの出力端Qが接続され、ナンドゲ
ート17Cの入力端には、インバータ15A、15B及
び15Cの出力端が接続されている。インバータ15C
には、比較制御信号Cが供給される。
【0033】次に、上記の如く構成された比較回路20
の動作を図2に基づいて説明する。図2(A)は比較制
御信号Cが‘H’レベルの場合を示し、図2(B)は比
較制御信号Cが‘L’レベルの場合を示す。
【0034】比較制御信号Cが‘H’レベルの場合に
は、ナンドゲート17Cの出力が、基準信号R及び比較
信号Vのレベルによらず‘H’レベルとなるので、アン
ドゲート17Bが開かれ、図11の比較回路10と同一
になり、その動作も図11(B)と同一になる。
【0035】比較制御信号Cが‘L’レベルの場合に
は、基準信号R及び比較信号Vが共に‘L’レベルのと
き、ナンドゲート17Cの出力が‘L’レベルとなって
アンドゲート17Bの出力も‘L’レベルとなり、Dフ
リップフロップ16A及び16Bが共にリセット状態と
なるので、アップ信号U及びダウン信号Dは共に‘H’
レベルとなる。
【0036】図2(B)の時点a及びcではそれぞれ比
較信号V及び基準信号Rが‘H’レベルとなるので、図
2(A)と同様に動作し、一方、図2(B)の時点e及
びgでは基準信号R及び比較信号Vが共に‘L’レベル
となるのでアップ信号U及び比較信号Vは‘L’レベル
に遷移しない。すなわち、初期同期確立後(比較制御信
号Cが‘L’レベル)では、基準信号Rと比較信号Vの
位相差が2π以下のときは位相比較動作のみが行われ、
パルスの欠落やパルス周期のランダムな変化等により基
準信号Rと比較信号Vの位相差が2π以上となったとき
は周波数比較動作が行われず、ジッタの増大や同期外れ
が防止される。
【0037】[第2実施例]図5は、第2実施例の比較
回路20Aを示す。
【0038】この比較回路20Aは、図1の比較回路2
0のインバータ15A、Dフリップフロップ16A及び
ナンドゲート18Aの代わりに周波数増加制御回路26
Aを用い、図1の比較回路20のインバータ15B、D
フリップフロップ16B及びナンドゲート18Bの代わ
りに周波数減少制御回路26Bを用いている。周波数増
加制御回路26Aと周波数減少制御回路26Bとは互い
に同一構成であり、周波数減少制御回路26Bの構成要
素には、周波数増加制御回路26Aの対応する構成要素
と同一番号を付しかつAの代わりにBを付している。
【0039】周波数増加制御回路26Aは、ナンドゲー
ト21Aの出力端がナンドゲート22Aの一方の入力端
に接続され、ナンドゲート22Aの出力端がナンドゲー
ト23Aの一方の入力端に接続され、ナンドゲート23
Aの出力端がナンドゲート22Aの他方の入力端に接続
されている。また、ナンドゲート21A及び22Aの出
力端がナンドゲート24Aの入力端に接続され、ナンド
ゲート24Aの出力端がナンドゲート21Aの一方の入
力端に接続され、ナンドゲート21Aの他方の入力端に
基準信号Rが供給される。
【0040】アンドゲート17Bの出力端は、ナンドゲ
ート24A、24B、23A及び23Bの入力端に接続
されている。アンドゲート17Bの入力端には、ナンド
ゲート17A’及びオアゲート17Dの出力端が接続さ
れている。ナンドゲート17A’の入力端には、ナンド
ゲート21A、22A、21B及び22Bの出力端が接
続され、オアゲート17Dの入力端には、基準信号R、
比較信号V及び比較制御信号Cが供給される。
【0041】次に、上記の如く構成された第2実施例の
動作を説明する。
【0042】比較制御信号Cが‘H’レベルの場合に
は、オアゲート17Dの出力が基準信号R及び比較信号
Vのレベルによらず‘H’レベルとなってアンドゲート
17Bが開かれる。この状態で基準信号R及びアップ信
号Uが共に‘H’レベルの場合、ナンドゲート21Aの
出力が‘L’レベルとなり、これによりナンドゲート2
2A及びナンドゲート17A’の出力が‘H’レベルと
なり、アンドゲート17Bの出力が‘H’レベルとな
り、ナンドゲート23Aの出力が‘L’レベルとなる。
【0043】次に、基準信号Rが‘H’レベルから
‘L’レベルに遷移すると、ナンドゲート21Aの出力
が‘H’レベルとなってアップ信号Uが‘H’レベルか
ら‘L’レベルに遷移する。同様に、比較信号Vが
‘H’レベルから‘L’レベルに遷移するとナンドゲー
ト21B及び22Bの出力が共に‘H’レベルとなって
ナンドゲート17A’の出力が‘L’レベルとなり、ア
ンドゲート17Bの出力が‘L’レベルとなって、周波
数増加制御回路26A及び周波数減少制御回路26Bが
リセット状態となる。すなわち、ナンドゲート23A及
び23Bの出力が‘H’レベルとなり、ナンドゲート2
2A及び22Bの出力が‘L’レベルとなって、ナンド
ゲート24A及び24Bの出力が共に‘H’レベルとな
る。
【0044】比較回路20Aの基準信号R側と比較信号
V側の構成の対称性により、基準信号Rと比較信号Vの
変化を上記の場合と逆にすると、ダウン信号Dと基準信
号Rの変化は、上記アップ信号Uと比較信号Vの変化と
同様になる。
【0045】したがって、比較制御信号Cが‘H’レベ
ルの場合には、図1において比較制御信号Cを‘H’レ
ベルにした場合と同一動作になる。
【0046】比較制御信号Cが‘L’レベルの場合に
は、基準信号Rと比較信号Vが共に‘L’レベルとなっ
たときにオアゲート17Dの出力が‘L’レベルとな
り、アンドゲート17Bの出力も‘L’レベルとなっ
て、周波数増加制御回路26A及び周波数減少制御回路
26Bがリセット状態となり、図1において比較制御信
号Cを‘L’レベルにした場合と同一動作になる。
【0047】[第3実施例]図6は、第3実施例の比較
回路20Bを示す。
【0048】この回路は、図1の比較回路20に更にオ
アゲート17Dを備え、アンドゲート17B’を3入力
とし、インバータ15A及び15Bの出力端をオアゲー
ト17Dの入力端に接続し、オアゲート17Dの出力端
をアンドゲート17B’の入力端に接続し、オアゲート
17Dの入力端に比較制御信号Cを供給している。
【0049】比較制御信号Cが‘H’レベルの場合に
は、基準信号R及び比較信号Vのレベルによらずオアゲ
ート17Dの出力が‘H’レベルとなってアンドゲート
17B’が開かれ、図1において比較制御信号Cを
‘H’レベルにした場合と同一動作になる。
【0050】比較制御信号Cが‘L’レベルの場合に
は、基準信号Rと比較信号Vが共に‘L’レベルのとき
にナンドゲート17Cの出力が‘L’レベルとなってア
ンドゲート17B’が閉じられ、さらに、基準信号Rと
比較信号Vが共に‘H’レベルのときもオアゲート17
Dの出力が‘L’レベルとなってアンドゲート17B’
が閉じられる。したがって、図2(B)において、時点
eと時点fの間及び時点gと時点hの間のように、基準
信号R及び比較信号Vが共に同一レベルのときには、D
フリップフロップ16A及び16Bが確実にリセット状
態となって、アップ信号U及びダウン信号Dが共に
‘H’レベルとなる。
【0051】[第4実施例]図7は、第4実施例の比較
回路20Cを示す。
【0052】この回路は、図5の比較回路20Aに更に
インバータ15C及びナンドゲート17Cを備え、アン
ドゲート17B’を3入力とし、ナンドゲート17Cの
出力端をアンドゲート17B’の入力端に接続し、基準
信号R、比較信号V、及び、比較制御信号Cをインバー
タ15Cで反転したものをナンドゲート17Cに供給し
ている。
【0053】比較制御信号Cが‘H’レベルの場合に
は、基準信号R及び比較信号Vのレベルによらずナンド
ゲート17C及びオアゲート17Dの出力が‘H’レベ
ルとなってアンドゲート17B’が開かれ、図5におい
て比較制御信号Cを‘H’レベルにした場合と同一動作
になる。
【0054】比較制御信号Cが‘L’レベルの場合に
は、基準信号Rと比較信号Vが共に‘L’レベルのとき
にオアゲート17Dの出力が‘L’レベルとなってアン
ドゲート17B’が閉じられ、さらに、基準信号Rと比
較信号Vが共に‘H’レベルのときもナンドゲート17
Cの出力が‘L’レベルとなってアンドゲート17B’
が閉じられる。したがって、図2(B)において、時点
eと時点fの間及び時点gと時点hのように、基準信号
R及び比較信号Vが共に同一レベルのときには、アップ
信号U及びダウン信号Dが共に‘H’レベルとなる。
【0055】[第5実施例]図8は、第5実施例の比較
回路20Dを示す。
【0056】この回路は、図6の比較回路20Bのイン
バータ15C、ナンドゲート17C及びオアゲート17
Dの代わりにイクスクルーシブオアゲート17E及びオ
アゲート17Fを用い、アンドゲート17Bを2入力と
し、インバータ15A及び15Bの出力端をイクスクル
ーシブオアゲート17Eの入力端に接続し、イクスクル
ーシブオアゲート17Eの出力端をオアゲート17Fの
入力端に接続し、オアゲート17Fの出力端をアンドゲ
ート17Bの入力端に接続し、オアゲート17Fの他方
の入力端に比較制御信号Cを供給している。また、イン
バータ15Aの出力端とDフリップフロップ16Aのク
ロック入力端CKとの間にバッファゲート19Aを接続
し、インバータ15Bの出力端とDフリップフロップ1
6Bのクロック入力端CKとの間にバッファゲート19
Aを接続している。
【0057】比較制御信号Cが‘H’レベルの場合に
は、基準信号R及び比較信号Vのレベルによらずオアゲ
ート17Fの出力が‘H’レベルとなってアンドゲート
17Bが開かれ、図6において比較制御信号Cを‘H’
レベルにした場合と同一動作になる。
【0058】比較制御信号Cが‘L’レベルの場合に
は、基準信号Rと比較信号Vが共に‘L’レベル又は
‘H’レベルのときにオアゲート17Fの出力が‘L’
レベルとなってアンドゲート17Bが閉じられ、図6に
おいて比較制御信号Cを‘L’レベルにした場合と同一
動作になる。
【0059】この比較回路20Dは、図6の比較回路2
0Bと同一動作をするが、比較回路20Bよりも構成が
簡単である。
【0060】[第6実施例]図9は、第6実施例の比較
回路20Eを示す。
【0061】この回路は、図7の比較回路20Cのイン
バータ15C、ナンドゲート17C及びオアゲート17
Dの代わりにイクスクルーシブオアゲート17E及びオ
アゲート17Fを用い、イクスクルーシブオアゲート1
7Eの出力端をオアゲート17Fの入力端に接続し、オ
アゲート17Fの出力端をアンドゲート17Bの入力端
に接続し、イクスクルーシブオアゲート17Eに基準信
号R及び比較信号Vを供給し、オアゲート17Fの入力
端に比較制御信号Cを供給している。また、ナンドゲー
ト21Aの入力端にバッファゲート19Aを接続し、ナ
ンドゲート21Bの入力端にバッファゲート19Bを接
続している。
【0062】比較制御信号Cが‘H’レベルの場合に
は、基準信号R及び比較信号Vのレベルによらずオアゲ
ート17Fの出力が‘H’レベルとなってアンドゲート
17Bが開かれ、図7において比較制御信号Cを‘H’
レベルにした場合と同一動作になる。
【0063】比較制御信号Cが‘L’レベルの場合に
は、基準信号Rと比較信号Vが共に‘L’レベル又は
‘H’レベルのときにオアゲート17Fの出力が‘L’
レベルとなってアンドゲート17Bが閉じられ、図7に
おいて比較制御信号Cを‘L’レベルにした場合と同一
動作になる。
【0064】この比較回路20Eは、比較回路20Cと
同一動作をするが、図7の比較回路20Cよりも構成が
簡単である。
【0065】なお、上記各実施例では、‘L’レベルを
アクティブ(ロウアクティブ)とする構成を説明した
が、本発明は‘H’レベルをアクティブ(ハイアクティ
ブ)とする構成であってもよいことは勿論である。
【0066】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る比較回
路及びこれを用いたPLL回路によれば、簡単な構成
で、初期同期を早期に確立し、かつ、初期同期確立後
は、基準信号のパルスの欠落等が生じてもジッタが増大
したり同期外れが生じたりするのを防止することができ
るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の比較回路図である。
【図2】図1の回路の動作を示すタイムチャートであ
る。
【図3】図1の比較回路が適用されたPLL回路図であ
る。
【図4】図3の比較制御回路の構成例を示す図である。
【図5】本発明の第2実施例の比較回路図である。
【図6】本発明の第3実施例の比較回路図である。
【図7】本発明の第4実施例の比較回路図である。
【図8】本発明の第5実施例の比較回路図である。
【図9】本発明の第6実施例の比較回路図である。
【図10】従来のPLL回路図である。
【図11】従来の比較回路及びその動作を示す図であ
る。
【図12】従来の他のPLL回路図である。
【符号の説明】
10、10A、10B、20、20A〜20E 比較回
路 11 チャージポンプ&フィルタ 12 電圧制御発振器 15A〜15C インバータ 16A、16B Dフリップフロップ 17、17A、17A’、17C、18A、18B、2
1A、22A、23A、24A、21B、22B、23
B、24B ナンドゲート 17B、17B’ アンドゲート 17D、17F オアゲート 17E イクスクルーシブオアゲート 19A、19B バッファゲート 26A 周波数増加制御回路 26B 周波数減少制御回路 30 比較制御回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給される基準信号(R)及び比較信号
    (V)の1方向エッジを検出し、該基準信号の1方向エ
    ッジを検出してから該比較信号の1方向エッジを検出す
    るまでの間、供給される比較制御信号(C)が一方のレ
    ベルのとき該比較信号の周波数を増加させるためのアッ
    プ信号(U)をアクティブにして出力する周波数増加制
    御回路(15A、16A、17A、18A)と、 供給される基準信号及び比較信号の1方向エッジを検出
    し、該比較信号の1方向エッジを検出してから該基準信
    号の1方向エッジを検出するまでの間、供給される比較
    制御信号が一方のレベルのとき該比較信号の周波数を減
    少させるためのダウン信号(D)をアクティブにして出
    力する周波数減少制御回路(15B、16B、17A、
    18B)と、 供給される比較制御信号が他方のレベルのとき、供給さ
    れる該基準信号と該比較信号のレベルが共に1方向エッ
    ジ検出直後のレベルに等しければ該アップ信号及び該ダ
    ウン信号がアクティブになるのを禁止する禁止回路(1
    5C、17B、17C)と、 を有することを特徴とする比較回路。
  2. 【請求項2】 供給される基準信号(R)及び比較信号
    (V)の1方向エッジを検出し、該基準信号の1方向エ
    ッジを検出してから該比較信号の1方向エッジを検出す
    るまでの間、供給される比較制御信号(C)が一方のレ
    ベルのとき該比較信号の周波数を増加させるためのアッ
    プ信号(U)をアクティブにして出力する周波数増加制
    御回路(15A、16A、17A、18A)と、 供給される基準信号及び比較信号の1方向エッジを検出
    し、該比較信号の1方向エッジを検出してから該基準信
    号の1方向エッジを検出するまでの間、供給される比較
    制御信号が一方のレベルのとき該比較信号の周波数を減
    少させるためのダウン信号(D)をアクティブにして出
    力する周波数減少制御回路(15B、16B、17A、
    18B)と、 供給される比較制御信号が他方のレベルのとき、供給さ
    れる該基準信号と該比較信号が互いに同一レベルであれ
    ば該アップ信号及び該ダウン信号がアクティブになるの
    を禁止する禁止回路(15C、17B’、17C、17
    D)と、 を有することを特徴とする比較回路。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の比較回路と、 該比較回路から出力される前記アップ信号(U)がアク
    ティブの間前記比較信号(V)の周波数を増加させ、該
    比較回路から出力される前記ダウン信号(D)がアクテ
    ィブの間該比較信号の周波数を減少させ、該比較信号を
    出力する周波数可変発振手段(11〜13)と、 を有することを特徴とするPLL回路。
  4. 【請求項4】 前記基準信号(R)に対する前記比較信
    号(V)の同期を検出し、同期検出前は前記比較制御信
    号(C)を前記一方のレベルとし、同期検出後は該比較
    制御信号を前記他方のレベルとし、該比較制御信号を出
    力する比較制御回路(30)を有することを特徴とする
    請求項3記載のPLL回路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100483052B1 (ko) * 1997-12-24 2005-08-25 주식회사 하이닉스반도체 위상지연회로
DE10253879B4 (de) * 2001-11-13 2006-05-11 Samsung Electronics Co., Ltd., Suwon Phasendetektor und Verfahren zur Taktsignal-Phasendifferenzkompensation
US7386083B2 (en) 2002-05-23 2008-06-10 Nec Corporation Phase comparator having a flip-flop circuit and a logic circuit
JP2009077403A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Anapass Inc データ駆動回路及び遅延固定ループ

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