JPH06132772A - チップ型圧電共振子およびその製造方法 - Google Patents

チップ型圧電共振子およびその製造方法

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JPH06132772A
JPH06132772A JP4280008A JP28000892A JPH06132772A JP H06132772 A JPH06132772 A JP H06132772A JP 4280008 A JP4280008 A JP 4280008A JP 28000892 A JP28000892 A JP 28000892A JP H06132772 A JPH06132772 A JP H06132772A
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喬士 義永
Motohide Yonemura
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面実装が可能で樹脂により外装が施された
チップ型圧電共振子において、振動空間用の空洞が常に
適正に形成されるようにする。 【構成】 圧電基板22上に複数の圧電共振素子29を
形成したマザー基板21を用意し、マザー基板21の各
主面上に振動領域を取り囲むように堤状の接着剤層30
aを形成し、マザー基板21の両主面を覆うように、複
数のカバーシート41,42を形成したマザーシート4
3,44を配置し、それによって振動空間用の空洞を形
成する。次いで、マザー基板21の両主面を覆うように
外装樹脂を付与した後、マザー基板21を分割して、複
数のチップ型圧電共振子を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば、チップ型
のフィルタ、発振子、ディスクリミネータ等として用い
られるチップ型圧電共振子およびその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フィルタ、発振子、ディスクリミ
ネータとして用いられる圧電共振子は、一般に、リード
付きのものであった。
【0003】ところが、近年、電子機器の小型化を図る
ために表面実装技術(SMD)が採用されており、これ
に伴って、この種の圧電共振子にも、リード線のないチ
ップ型のものが要望されている。このようなチップ型圧
電共振子の具体例を、図11ないし図13に基づいて説
明する。
【0004】図11ないし図13に示すように、圧電共
振子1は、圧電基板2を備える。この圧電基板2の一方
主面には、分割された振動電極3および4が形成され、
他方主面には、これら振動電極3および4に対向する振
動電極5が形成される。これら振動電極3、4および5
には、それぞれ、端子電極6、7および8が接続され、
これら端子電極6〜8は、圧電基板2の端縁に位置して
いる。
【0005】この圧電共振子1は、分割された振動電極
3および4ならびにこれらに対向する振動電極5を有す
る、厚み縦振動モードを利用するエネルギ閉じ込め型の
二重モード圧電共振子である。圧電基板2の両面には、
振動電極3〜5に対応する箇所に空洞9および10をそ
れぞれ有するポリフェニレンサルファイド(PPS)か
らなる樹脂板11および12が配置され、接着剤13お
よび14により、圧電基板2に貼合わせられている。ま
た、この圧電共振子1には、図13に示すように、その
外表面に、外部電極15、16および71が形成され、
端子電極6、7および8とそれぞれ電気的に接続されて
いる。
【0006】このようなチップ型圧電共振子1は、小型
になり、表面実装が可能になるという利点を有する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧電基
板2に樹脂板11および12を接着剤13および14で
接着しているが、その接着強度が比較的弱く、その結
果、圧電共振子1の振動部以外での不要振動を抑えてス
プリアスを抑圧する、という効果が現われないという問
題がある。
【0008】また、接着剤13および14を用いている
ため、圧電基板2と樹脂板11および12との界面から
水分が浸入しやすく、耐湿性に劣るという問題がある。
【0009】さらに、圧電基板2に樹脂板11および1
2を接着剤13および14で接着しているため、振動電
極3〜5と樹脂板11および12の空洞9および10と
の位置合わせが難しく、このことが自動化への障害とな
っている。
【0010】なお、上述した振動空間用の空洞を形成す
る方法として、圧電基板の振動領域に、たとえばワック
スのような空洞形成材を付与した後、熱硬化性の外装樹
脂を付与し、この外装樹脂を硬化させるとき、空洞形成
材を外装樹脂中に移行させ、その結果、振動空間用の空
洞を形成する方法がある。しかしながら、この方法で
は、空洞形成材の付与面積および形状において高い精度
を得ることが困難である。また、空洞形成材として、ワ
ックスを使用すると、外装樹脂内にワックスが吸収され
ているため、外部電極を高温条件下でスパッタまたは蒸
着により形成しようとすると、内部のワックスがガス状
になり、電極形成の妨げとなることがある。
【0011】それゆえに、この発明の目的は、上述した
ような問題を解決し得るチップ型圧電共振子およびその
製造方法を提供しようとすることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明によるチップ型
圧電共振子は、上述した技術的課題を解決するため、次
のような構造を備えることを特徴としている。
【0013】すなわち、このチップ型圧電共振子は、圧
電基板と、圧電基板を挟んで対向する振動電極およびそ
れらにそれぞれつながる端子電極とを含む含む圧電共振
素子を備える。この圧電共振素子の振動領域を取り囲む
ように、接着剤層が圧電基板の各主面上に堤状にそれぞ
れ形成される。各接着剤層上には、それぞれ、カバーシ
ートが配置され、これによって、振動領域との間に接着
剤層の厚みに相当する厚みの空洞が形成される。さら
に、圧電基板の両主面およびカバーシートを覆うよう
に、外装樹脂が付与される。
【0014】また、この発明によるチップ型圧電共振子
の製造方法は、上述した技術的課題を解決するため、次
のような工程を備えることを特徴としている。
【0015】すなわち、まず、圧電基板上に、当該圧電
基板を挟んで対向する振動電極およびそれらにそれぞれ
つながる端子電極をそれぞれ含む複数の圧電共振素子を
形成したマザー基板を用意する。次に、圧電共振素子の
各々の振動領域を取り囲むように堤状の接着剤層をマザ
ー基板の各主面上に形成する。他方、各接着剤層で取り
囲まれた空間をそれぞれ覆う複数のカバーシートを形成
したマザーシートを用意する。これらマザーシートをマ
ザー基板の各主面を覆うように配置し、それによって、
各カバーシートが各接着剤層に接着されるようにする。
その後、マザー基板の両主面を覆うように熱硬化性の外
装樹脂を付与する。次いで、外装樹脂で覆われたマザー
基板を、前記端子電極が分割面に露出するように個々の
圧電共振素子ごとに分割して、複数のチップ型圧電共振
子を得る。
【0016】
【発明の作用効果】この発明にかかるチップ型圧電共振
子によれば、振動空間用の空洞が、接着剤層およびカバ
ーシートによって形成されるので、空洞を正確な形状で
形成することができる。そのため、空洞の高さを一様に
することができ、その結果、圧電共振子の高さを問題な
く低くすることができる。
【0017】この発明にかかる圧電共振子において、外
装樹脂が圧電基板の両主面の周縁部の全周にわたって接
合されていると、外装樹脂と圧電基板との間で大きな接
着強度が得られ、その結果、圧電共振子の振動部以外で
の不要振動を十分に抑圧することができる。また、圧電
共振子の耐湿性を高めることができる。
【0018】他方、この発明にかかる圧電共振子の製造
方法では、マザー基板によって与えられる複数の圧電共
振素子の各々の振動領域と位置合わせされた状態で接着
剤層が形成され、次いで、カバーシートが接着剤層に接
着されるようにマザーシートがマザー基板の各主面を覆
うように配置された後、外装樹脂が付与される。したが
って、空洞が振動領域と適正に位置合わせされたことを
確認した上で、外装樹脂が付与されるので、空洞が不適
正な位置に形成された圧電共振子を製造してしまうこと
を防止できる。
【0019】また、この発明にかかる製造方法によれ
ば、外装樹脂で覆われたマザー基板を、最終的に分割し
て複数のチップ型圧電共振子を得るので、多数のチップ
型圧電共振子を能率的に得ることができる。ここで、上
述したように、空洞が常に確実に適正な状態で形成され
ているので、分割により空洞の一部が露出することがな
いので、製造の歩留りを向上させることができる。
【0020】また、ワックスのような空洞形成材を用い
ることなく、空洞を形成することができる。そのため、
前述したような空洞形成材、特にワックスによってもた
らされる問題を有利に解決することができる。すなわ
ち、前述したように、外装樹脂内のワックスがガス状に
なり、外部電極の形成を妨げる、という問題を考慮する
必要がないので、外部電極を高温条件下でスパッタまた
は蒸着により問題なく形成することができるとともに、
外部電極として、導電ペーストを用いる場合、その焼付
け温度が制限されないので、たとえば、焼付け温度が高
いが、半田付け性の優れた導電ペーストも問題なく使用
することができるようになる。
【0021】この発明の製造方法において、マザーシー
トとして、複数のカバーシートが、これらカバーシート
の各々より幅の狭い連結部によって保持されているもの
を用いるのが好ましい。このようにすることにより、マ
ザー基板の両主面を覆うように付与される外装樹脂の流
れが、連結部によって邪魔される度合を低減することが
できる。そのため、圧電共振子が得られたとき、その外
装樹脂が圧電基板の両主面の周縁部の全周にわたって接
合された状態を容易に得ることができる。
【0022】
【実施例】図10は、この発明の一実施例によるチップ
型圧電共振子20の外観を示す斜視図である。この圧電
共振子20は、図1ないし図9にそれぞれ示すような工
程を経て得られるものである。
【0023】まず、図1に示すように、マザー基板21
が用意される。このマザー基板21の一部が拡大されて
図2に示されている。マザー基板21は、圧電セラミッ
クからなる圧電基板22を備え、この圧電基板22の一
方主面には、分割された振動電極23および24が形成
され、他方主面には、これら振動電極23および24に
対向する振動電極25が形成されている。振動電極2
3、24および25には、それぞれ、端子電極26、2
7および28が接続される。これら1組の振動電極23
〜25および端子電極26〜28によって、1個の圧電
共振素子29が構成され、マザー基板21は、複数の圧
電共振素子29を与えている。
【0024】圧電共振素子29は、分割された振動電極
23および24ならびにこれらに対向する振動電極25
を有する、厚み縦振動モードを利用するエネルギ閉じ込
め型の二重モード圧電共振子であり、その振動空間を確
保するため、次のような処置が施される。
【0025】まず、圧電共振素子29の各々の振動領域
を取り囲むように、堤状の接着剤層30aおよび30b
が、マザー基板21の各主面上に、たとえば印刷により
形成される。
【0026】他方、上述した接着剤層30aおよび30
bで取り囲まれた空間をそれぞれ覆う複数のカバーシー
ト41および42を形成したマザーシート43および4
4が用意される。これらマザーシート43および44
は、好ましくは、絶縁性を有しており、たとえば、紙ま
たは薄い樹脂シートにより構成される。マザーシート4
3および44の各々において、好ましくは、複数のカバ
ーシート41および42は、これらカバーシート41お
よび42より幅の狭い連結部45および46によって保
持されている。また、これらマザーシート43および4
4は、マザー基板21と同じ外形寸法を有していること
が好ましい。
【0027】上述したようなマザーシート43および4
4は、カバーシート41および42が接着剤層30aお
よび30bに接着されるように、マザー基板21の各主
面を覆うように配置される。このとき、前述したよう
に、マザーシート43および44の外形寸法がマザー基
板21の外形寸法と等しくされていれば、マザーシート
43および44とマザー基板21との間での位置合わせ
を行なうことが容易である。
【0028】他方、図3に示すように、上述したマザー
基板21をほぼきっちり嵌め込むことができる、たとえ
ば樹脂からなる枠31が用意される。この枠31は、後
述する外装樹脂の加熱硬化時の温度(たとえば150℃
程度)で変形したり溶解したりしないように配慮され
る。また、この枠31の外側面32は、後述する切断時
の基準面にされる場合、平坦度を良くしておくことが望
ましい。
【0029】また、枠31には、その中に入れるマザー
基板21を枠31の厚み方向のほぼ中央部に固定できる
ような手段を講じておくことが好ましい。この例では、
枠31の対向する辺(たとえば短辺)の内側に棚33が
それぞれ設けられている。
【0030】図4に示すように、前述したマザーシート
43および44で覆われたマザー基板21は、枠31に
嵌め込まれ、その状態で、図5に示すように、マザー基
板21の片面上に、未硬化の外装樹脂34が流し込まれ
る。この外装樹脂34としては、たとえば、溶剤によっ
て液状にしたエポキシ系の熱硬化性樹脂が用いられる。
外装樹脂34は、たとえば自然乾燥等によって乾燥さ
れ、枠31をマザー基板21とともに反転させても外装
樹脂34が流出しなくなった後に、枠31は、マザー基
板21および外装樹脂34とともに反転され、この状態
で、マザー基板21の他の面上に、再び外装樹脂34が
流し込まれる。この外装樹脂34も、また、たとえば自
然乾燥される。
【0031】なお、上述したように、枠31に、すでに
重ね合わされたマザーシート43および44ならびにマ
ザー基板21を挿入するのではなく、枠31を互いの位
置合わせのためのガイドとして利用するように、枠31
に、まず、いずれか一方のマザーシート43または44
を挿入し、次いでマザー基板21を挿入し、さらにいず
れか他方のマザーシート44または43を挿入するよう
にしてもよい。
【0032】次いで、上述したように2段階で流し込ま
れた外装樹脂34は、たとえば、150℃で30分間、
加熱硬化される。前述したように、カバーシート41お
よび42が比較的細い連結部45および46によって保
持されているので、外装樹脂34の流し込みにおいて、
これら連結部45および46は、外装樹脂34の流れを
ほとんど阻害せず、連結部45および46の各々とマザ
ー基板21との間の隙間にも外装樹脂34を十分に回り
込ませることができる。
【0033】次いで、得ようとするチップ型圧電共振子
20(図10)の厚み方向の寸法精度および平面度を高
めるため、外装樹脂34の各々の外面が、枠31ととも
に研磨される。この研磨は、たとえば、研磨板を用いる
ラビング研磨によって行なわれる。これによって、図6
に示すようなマザー基板21の両面が外装樹脂34で覆
われたサンドイッチ構造物35が得られる。
【0034】次に、図6に示すように、このサンドイッ
チ構造物35が、枠31とともに、枠31の外側面32
を基準面にして、切断線36および37に沿って切断さ
れる。この切断によって、マザー基板21は、個々の圧
電共振素子29ごとに分割され、かつ、端子電極26〜
28が切断面に露出する。このようにして、図7および
図8に示すようなチップ47が得られる。
【0035】図7に示すように、チップ47の所定の端
面には、連結部45および46の断面が現われている。
このような連結部45および46の色、すなわちマザー
シート43および44の色を、外装樹脂34と同じにし
ておけば、連結部45および46の断面がチップ47の
外表面において目立つことを防止できる。また、図8に
示すように、カバーシート41および42は、それぞ
れ、接着剤層30aおよび30b上に配置され、それに
よって、接着剤層30aおよび30bの各々の厚みに相
当する厚みの空洞48および49が、圧電共振素子29
の振動領域に関連して形成されている。
【0036】なお、上述した研磨および切断の工程は、
サンドイッチ構造物35が枠31から取出された状態で
実施されてもよい。
【0037】次に、図9に示すように、このチップ47
の少なくとも端子電極26〜28が露出している面に、
端子電極26〜28の各々とそれぞれ導通される外部電
極38〜40が、たとえば導電ペーストの印刷および焼
付けによって付与される。
【0038】なお、この実施例では、すべての端子電極
26〜28が同じ面に露出しているが、このような端子
電極が別々の面に露出する場合もあり、その場合には、
これらの面それぞれに外部電極を付与すればよい。
【0039】上述した図9に示すチップ47の状態で、
チップ型圧電共振子として用いてもよいが、好ましく
は、さらに、図10に示すように、外部電極38,3
9,40が、チップ47の一方側面だけでなく上下面の
少なくとも一方、さらには他方側面にまで延ばされる。
このようにすることにより、チップ型圧電共振子20を
回路基板に実装するとき、その半田付けを確実に達成す
ることができる。なお、外部電極38〜40の、チップ
型圧電共振子20の上面および/または下面に形成され
る部分は、予め、図6に示すサンドイッチ構造物35の
状態で、導電ペーストの印刷および焼付け等の方法によ
って付与しておいてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるチップ型圧電共振子
20を得るために用意されるマザー基板21ならびにマ
ザーシート43および44を互いに分離して示す斜視図
である。
【図2】図1に示したマザー基板21の一部を拡大して
示す斜視図である。
【図3】図10に示したチップ型圧電共振子20を得る
ために用いられる枠31を示す斜視図である。
【図4】図3に示した枠31に図2に示したマザー基板
21ならびにマザーシート43および44を嵌め込んだ
状態を示す斜視図である。
【図5】図4に示したマザー基板21上に外装樹脂34
を流し込む状態を示す斜視図である。
【図6】図5に示した外装樹脂34を硬化させた後に得
られるサンドイッチ構造物35の切断工程を説明するた
めの斜視図である。
【図7】図6に示した切断工程によって得られたチップ
47の外観を示す斜視図である。
【図8】図7の線VIII−VIIIに沿う断面図であ
る。
【図9】図7に示したチップ47の一方側面に外部電極
38〜40を形成した状態を示す斜視図である。
【図10】図9に示したチップ47の外部電極38〜4
0の形成領域を広げて得られた、この発明の一実施例に
よるチップ型圧電共振子20の外観を示す斜視図であ
る。
【図11】従来のチップ型圧電共振子1に含まれる要素
を分解して示す斜視図である。
【図12】図11に示したチップ型圧電共振子1の断面
図である。
【図13】図11に示したチップ型圧電共振子1の外観
を示す斜視図である。
【符号の説明】
20 チップ型圧電共振子 21 マザー基板 22 圧電基板 23〜25 振動電極 26〜28 端子電極 29 圧電共振素子 30a,30b 接着剤層 34 外装樹脂 41,42 カバーシート 43,44 マザーシート 45,46 連結部 47 チップ 48,49 空洞

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電基板と、前記圧電基板を挟んで対向
    する振動電極およびそれらにそれぞれつながる端子電極
    とを含む圧電共振素子、 前記圧電共振素子の振動領域を取り囲むように前記圧電
    基板の各主面上に堤状にそれぞれ形成された接着剤層、 前記振動領域との間に前記接着剤層の厚みに相当する厚
    みの空洞を形成するように各前記接着剤層上にそれぞれ
    配置されるカバーシート、ならびに前記圧電基板の両主
    面および前記カバーシートを覆う外装樹脂を備える、チ
    ップ型圧電共振子。
  2. 【請求項2】 前記外装樹脂は、前記圧電基板の両主面
    の周縁部の全周にわたって接合される、請求項1に記載
    のチップ型圧電共振子。
  3. 【請求項3】 圧電基板上に、当該圧電基板を挟んで対
    向する振動電極およびそれらにそれぞれつながる端子電
    極をそれぞれ含む複数の圧電共振素子を形成したマザー
    基板を用意し、 前記圧電共振素子の各々の振動領域を取り囲むように堤
    状の接着剤層を前記マザー基板の各主面上に形成し、 各前記接着剤層で取り囲まれた空間をそれぞれ覆う複数
    のカバーシートを形成したマザーシートを用意し、 各前記カバーシートが各前記接着剤層に接着されるよう
    に前記マザーシートを前記マザー基板の各主面を覆うよ
    うに配置し、その後、 前記マザー基板の両主面を覆うように熱硬化性の外装樹
    脂を付与し、次いで、 前記外装樹脂で覆われた前記マザー基板を、前記端子電
    極が分割面に露出するように個々の前記圧電共振素子ご
    とに分割して、複数のチップ型圧電共振子を得る、 各工程を備える、チップ型圧電共振子の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記マザーシートにおいて、前記複数の
    カバーシートは、当該カバーシートより幅の狭い連結部
    によって保持されている、請求項3に記載のチップ型圧
    電共振子の製造方法。
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