JPH06132645A - 表面実装部品のはんだ付け方法及び装置 - Google Patents

表面実装部品のはんだ付け方法及び装置

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JPH06132645A
JPH06132645A JP4207392A JP4207392A JPH06132645A JP H06132645 A JPH06132645 A JP H06132645A JP 4207392 A JP4207392 A JP 4207392A JP 4207392 A JP4207392 A JP 4207392A JP H06132645 A JPH06132645 A JP H06132645A
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JP
Japan
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pins
solder
wiring board
printed wiring
surface mount
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JP4207392A
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Saihei Hara
才平 原
Mitsuo Yamada
三雄 山田
Shinji Suga
慎司 菅
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/341Surface mounted components
    • H05K3/3421Leaded components
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/3457Solder materials or compositions; Methods of application thereof

Landscapes

  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面実装部品をプリント配線基板に良好,且
つ、簡単にはんだ付けする。 【構成】 はんだ付け用の複数のピン4aを一体に有す
る表面実装部品4と、複数のピン4aと対応して複数の
銅箔ランド1aを重力方向に対して上面側に膜付けした
プリント配線基板1とを備え、プリント配線基板1の複
数の銅箔ランド1aの上にフラックス2を塗布し、この
フラックス2の上に所定の寸法に切断した薄膜リボン状
のリボンはんだ3を載せ、更にリボンはんだ3の上から
表面実装部品4の複数のピン4aを複数の銅箔ランド1
aと合わせて載置して、複数のピン4aの上方から熱源
5の熱を加えてフラックス2及びリボンはんだ3を溶融
し、プリント配線基板1の複数の銅箔ランド1aと表面
実装部品4の複数のピン4aとをはんだ付けする方法で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面実装部品をプリン
ト配線基板に良好,且つ、簡単にはんだ付けする方法及
び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の傾向として、各種の電子機器は小
型軽量化が進んでおり、ここで用いられる電子部品も当
然小型軽量化あるいは集積化されている。例えば、可搬
型のテープレコーダ,ビデオムービなどの電子回路で
は、表面実装部品(Surface Mounted
Device又はSMD)がプリント配線基板に多数を
はんだ付けされている。一般的に、上記した表面実装部
品は、超小型に製作されており、抵抗,コンデンサ,ダ
イオード,トランジスタ,フィルタ,トランスなどと
か、これらの電子部品を集積したICとか、あるいは接
続用のコネクタなどがある。また、表面実装部品から一
体に突出形成したはんだ付け用の複数のピン(リード)
は、隣り合うピン間隔が非常に狭く形成されている。一
方、プリント配線基板の表面側には、表面実装部品の複
数のピン(リード)と対応して銅箔などを用いて複数の
導電膜ランド(以下、銅箔ランドと記す)があらかじめ
膜付け形成されており、表面実装部品をプリント配線基
板にはんだ付けする際、この複数の銅箔ランドに表面実
装部品の複数のピンをはんだ付けするため、表面実装部
品をはんだ付けする面は表面実装部品を載置する側と同
一面側になるので表面実装部品と呼称されている。
【0003】ここで、従来の表面実装部品のはんだ付け
方法では、プリント配線基板の複数の銅箔ランドに周知
のクリームはんだを一定量塗り付けている。この際、ク
リームはんだは、クリームはんだ定量塗布装置でプリン
ト配線基板に供給したり、あるいはスクリーン印刷法を
用いてプリント配線基板に印刷して供給している。そし
て、クリームはんだの上に表面実装部品の複数のピンを
プリント配線基板の複数の銅箔ランドと対応して位置決
め載置し、その後、表面実装部品を載置したプリント配
線基板を周知のリフロー炉に通し、リフロー炉内でクリ
ームはんだを溶融してプリント配線基板の複数の銅箔ラ
ンドと表面実装部品の複数のピンとをはんだ付けする方
法が取られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の表面
実装部品のはんだ付け方法では、プリント配線基板の複
数の銅箔ランドと表面実装部品の複数のピンとの間にク
リームはんだを介在させてクリームはんだを溶融するこ
とにより、表面実装部品をプリント配線基板にはんだ付
けできるものの、下記する問題点などが多々生じてい
る。
【0005】.クリームはんだをプリント配線基板に
塗り付ける際、クリームはんだ定量塗布装置を用いた場
合ではプリント配線基板の複数の銅箔ランドに一箇所づ
つクリームはんだを供給するため、表面実装部品のピン
が多数本ある時には時間がかかり能率が悪い。一方、ス
クリーン印刷法を用いてクリームはんだを印刷する場合
では、印刷版のの製作精度,製作費用,製作時間がかか
るばかりでなく、印刷時の印圧,スクリーン印刷用のゴ
ム製スキージの形状及び摩耗,印刷時のストロークスピ
ード,クリームはんだの粘土,印刷版とプリント配線基
板との間隔,印刷後の印刷版のはがし速度など多項目に
亘り厳重に管理しなければならない。
【0006】.リフロー炉内でクリームはんだを溶融
するため、プリント配線基板上の全ての電子部品に高温
をかけてしまうので、電子部品の信頼性にとって好まし
くない。
【0007】.リフロー炉内でクリームはんだを溶融
する時に、はんだボール現象(はんだがボール状になる
現象)が多発するので、このはんだボール現象の発生を
避けるため窒素リフロー炉が必要となり、多量の窒素
(約200リットル/分)を消費することになる。
【0008】.はんだボールが生じてしまった場合に
は、プリント配線基板全体を洗浄することになり、不経
済であるだけでなく環境問題も発生することになる。
【0009】.プリント配線基板にはんだ付けされた
表面実装部品が市場で故障した場合、表面実装部品の周
辺がかなり空いていないとはんだゴテが入り込めず、表
面実装部品を交換することが不可能である。
【0010】従って、上記〜の問題点を解決する表
面実装部品のはんだ付け方法及び装置が望まれている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、第1の発明は、はんだ付け用の
複数のピンを一体に有する表面実装部品と、該複数のピ
ンと対応して複数の導電膜ランドを重力方向に対して上
面側に膜付けしたプリント配線基板とを備えてなり、該
プリント配線基板の上面側から該表面実装部品をはんだ
付けする表面実装部品のはんだ付け方法であって、該複
数の導電膜ランドの上にフラックスを塗り、該フラック
スの上に薄膜リボン状に形成した所定の寸法のリボンは
んだを位置決め載置し、更に該リボンはんだの上に該複
数のピンを該複数の導電膜ランドと対応して位置決め載
置し、該複数のピンの上方から熱を加えて該フラックス
及び該リボンはんだを溶融し、該複数の導電膜ランドと
該複数のピンとをはんだ付けする表面実装部品のはんだ
付け方法である。
【0012】また、第2の発明は、はんだ付け用の複数
のピンを一体に有する表面実装部品と、該複数のピンと
対応して複数の導電膜ランドを重力方向に対して上面側
に膜付けしたプリント配線基板とを備えてなり、該プリ
ント配線基板の上面側から該表面実装部品をはんだ付け
する表面実装部品のはんだ付け装置であって、該プリン
ト配線基板を位置決めして載置するプリント配線基板載
置台と、該複数の導電膜ランドの上にフラックスを塗る
フラックス塗布手段と、該フラックスの上に薄膜リボン
状に形成した所定の寸法のリボンはんだを位置決め載置
するリボンはんだ載置手段と、該リボンはんだの上に該
複数のピンを該複数の導電膜ランドと対応して位置決め
載置する表面実装部品載置手段と、該複数のピンの上方
から熱を加える熱源とを具備したことを特徴とする表面
実装部品のはんだ付け装置である。
【0013】更に、第3の発明は、請求項2記載の表面
実装部品のはんだ付け装置に該リボンはんだを製作する
リボンはんだ製作手段を付加すると共に、該リボンはん
だ製作手段は細いはんだ線を回転自在な一対のローラ間
で薄膜リボン状に圧延し、且つ、所定の長さに切断する
よう構成した表面実装部品のはんだ付け装置である。
【0014】
【実施例】以下に本発明に係わる表面実装部品のはんだ
付け方法及び装置の一実施例を図1乃至図4を参照して
詳細に説明する。
【0015】本発明に係わる表面実装部品のはんだ付け
方法の技術的思想は、はんだ付け用の複数のピンを一体
に有する表面実装部品と、複数のピンと対応して複数の
導電膜ランドを重力方向に対して上面側に膜付けしたプ
リント配線基板とを備え、プリント配線基板の複数の導
電膜ランドの上にフラックスを塗布し、このフラックス
の上に所定の寸法に切断した薄膜リボン状のリボンはん
だを載せ、更にリボンはんだの上から表面実装部品の複
数のピンを複数の導電膜ランドと合わせて載置して、複
数のピンの上方から熱を加えてフラックス及びリボンは
んだを溶融し、プリント配線基板の複数の導電膜ランド
と表面実装部品の複数のピンとをはんだ付けする方法で
ある。
【0016】図1は本発明に係わる表面実装部品のはん
だ付け方法を説明するための斜視図である。
【0017】図1に示した本発明に係わる表面実装部品
のはんだ付け方法では、プリント配線基板1を構成する
面のうちで重力方向に対して上面側に、銅箔などを用い
た導電膜ランド1a(以下、銅箔ランド1aと記す)が
あらかじめ複数膜付け形成されており、これらの銅箔ラ
ンド1aは下記する表面実装部品4に突出形成したはん
だ付け用の複数のピン(リード)4aと対応して膜付け
形成されている。まず、プリント配線基板1の複数の銅
箔ランド1aの上に、酸化膜除去用のフラックス2をハ
ッチングで図示したように塗布(又は転写)し、このフ
ラックス2の上に所定の巾(W),長さ(例えばL
),板厚(T)に形成した薄膜リボン状のリボンは
んだ3を複数の銅箔ランド1aと位置合わせして載置す
る。更に、リボンはんだ3の上に表面実装部品4の複数
のピン4aを載置する。この時、1枚のリボンはんだ3
の長さ(例えばL,L)は、表面実装部品4の複数
のピン4aのうちで一列に並んだ複数のピン4aをはん
だ付けできるよう対応しており、図示の如く例えば表面
実装部品4の複数のピン4aが四方に形成されている場
合には4枚のリボンはんだ3を必要とする。更に、プリ
ント配線基板1の複数の銅箔ランド1aのランド番号1
,1a,…1aと、表面実装部品4の複数のピ
ン4aのピン番号4a,4a,…4aとが必ず一
致するよう位置決めして表面実装部品4を載置する。
【0018】この後、表面実装部品4の複数のピン4a
の上方から熱源5の熱を加える。ここで、実施例の熱源
5としては、後述する独自の形状をしたエアーノズル
(5a〜5d)を有した非接触型のホットエアー供給器
5を採用しており、このホットエアー供給器5は超小型
の表面実装部品4よりひとまわり大きく、且つ、小型に
形成されていると共に、エアーノズル(5a〜5d)は
後述するように表面実装部品4の形状に合わせて形成さ
れている。そして、表面実装部品4の複数のピン4aの
上方約5mm程度の位置に設置したホットエアー供給器
5のエアーノズル5a〜5dから熱風を下方(矢印A方
向)に非接触状態で送り込んでいる。また、エアーノズ
ル5a〜5dの内側の中央部5eは密閉した凹状に形成
され、この凹状の中央部5eには表面実装部品4の中央
の部品部分が入り込むことが可能で、且つ、部品部分を
余り暖めないようになっている。このエアーノズル5a
〜5dから送り出された熱風は、表面実装部品4の複数
のピン4a,リボンはんだ3,フラックス2,プリント
配線基板1の複数の銅箔ランド1aのみを暖めるように
局部的に加えられ、これによりフラックス2及びリボン
はんだ3が溶融され、溶融したフラックス2が銅箔ラン
ド1aの酸化膜を除去しながらプリント配線基板1の複
数の銅箔ランド1aと表面実装部品4の複数のピン4a
とがはんだ付けされる。尚、熱源5はホットエアー供給
器5からの熱風を利用して非接触状態で加熱したが、こ
れに限らず、例えばレザー熱などを非接触に加えても良
い。更に、熱源5として接触型に構成しても良く、この
接触型の場合には、図示を省略するものの、内部にヒー
タなどの熱源を持ち、上記ホットエアー供給器5とほぼ
同等の外観形状で、且つ、エアーノズル5a〜5dを密
閉した状態の接触面構造に構成し、密閉した接触面を表
面実装部品4の複数のピン4aの上方から直接当接して
局部的に加熱してもよい。
【0019】また、はんだ付けする表面実装部品4の周
辺に二点鎖線で示したようなラジアルリード型などの電
子部品6がプリント配線基板1の裏面側ではんだ付けさ
れていても、熱源5からの熱は表面実装部品4のみに局
部的に加えられているので、周辺の電子部品6には何等
の支障もなく、電子部品6の品質及び信頼性をそのまま
維持できる。尚、表面実装部品4とラジアルリード型な
どの電子部品6とを合わせてプリント配線基板1にはん
だ付けする際には、先に電子部品6をはんだ付けしてお
けば良く、これとよく似た条件下で表面実装部品4の不
良時の交換も後述するように可能である。
【0020】次に、上記した本発明に係わる表面実装部
品のはんだ付け方法を採用した表面実装部品のはんだ付
け装置について、図2乃至図4を用いて説明する。
【0021】図2は本発明に係わる表面実装部品のはん
だ付け装置の構成を示した斜視図である。図3(A),
(B)は図2に示したフラックス転写治具を説明するた
めの平面図、図4(A),(B)は図1,図2に示した
ホットエアー供給器のエアーノズルを説明するための平
面図である。
【0022】図2に示した本発明に係わる表面実装部品
のはんだ付け装置10において、シャシーベース11上
には、プリント配線基板載置台12が固定設置されてい
る。このプリント配線基板載置台12の上面12aには
プリント配線基板1が載置されており、プリント配線基
板1の周囲側面を突出形成した位置規制部12a〜1
2aにより位置決めされている。この際、プリント配
線基板1に膜付けした複数の銅箔ランド1a(図1)が
上側に位置するよう載置している。尚、実施例ではプリ
ント配線基板載置台12を固定設置したが、これに限る
ことなく、プリント配線基板載置台12をX,Z軸方向
に直線移動したり、あるいはθ方向に回動できるように
構成する場合も有り得る。
【0023】また、シャシーベース11上には、プリン
ト配線基板1に膜付けした複数の銅箔ランド1a(図
1)の上にフラックス2を塗布するフラックス塗布手段
(2,13,14)が設けられている。即ち、フラック
ス2を収納したフラックス収納箱13が設置され、フラ
ックス転写治具14の先端面にフラックス収納箱13内
のフラックス2を押印するように押し付けて付着させた
後、フラックス転写治具14をX,Y,Z軸方向に直線
移動したり、あるいはθ方向に回動しながらプリント配
線基板1上の所定の位置まで移動して、図1で説明した
ようにフラックス転写治具14の先端面に付着したフラ
ックス2をプリント配線基板1の複数の銅箔ランド1a
(図1)の上に転写している。ここで、上記したフラッ
クス転写治具14の形態は、図3(A)に示したように
表面実装部品4のピン4aが四方向に突出している場合
には、フラックス転写治具14の先端面14a〜14d
に付着したフラックス2を一度で転写できる形状に専用
に形成されており、図3(B)に示したように表面実装
部品4のピン4aが二方向に突出している場合には、先
端面14e,14fに付着したフラックス2を一度で転
写できる形状に専用に形成されている。尚、全ての表面
実装部品4に万能に適用する場合には、フラックス転写
治具14の先端面を一面に形成して順次転写させても良
く、更に、フラックス転写治具14を用いることなくハ
ケなどを用いて塗布しても良い。
【0024】図2に戻り、シャシーベース11上には、
薄膜リボン状のリボンはんだ3を製作するリボンはんだ
製作治具15及びフラックス2の上に所定の寸法のリボ
ンはんだ3を位置決め載置するリボンはんだ載置手段
(3,21,22)が設けられている。即ち、リボンは
んだ製作治具15は、線径が例えば0.2〜0.3mm
程度の細いはんだ線16を上下一対のローラ17,18
間に挟み込んで、ギャードモータ19に連結したローラ
17と、ローラ18とを回転させながら、細いはんだ線
16を数十ミクロンの薄膜リボン状のリボンはんだ3に
圧延加工している。この時、リボンはんだ3の寸法形状
(巾,板厚)は、供給する細いはんだ線16の線径と
か、ローラ17とローラ18との隙間などにより決定さ
れる。その後、矢印B方向に圧延されたリボンはんだ3
は、カッター20により所定の長さに切断されて、リボ
ンはんだ収納箱21内に長さに応じて層別して収納され
る。尚、異なる種類の表面実装部品4に対しては、リボ
ンはんだ3の形状によりリボンはんだ収納箱21内に層
別して準備しておけば良い。また、真空を用いたリボン
はんだ取りだし治具22によりリボンはんだ収納箱21
内のリボンはんだ3を吸い取って、リボンはんだ取りだ
し治具22をX,Y,Z軸方向に直線移動したり、ある
いはθ方向に回動しながらプリント配線基板1上の所定
の位置まで移動して、図1で説明したようにリボンはん
だ3をプリント配線基板1に転写したフラックス2の上
に載置している。
【0025】また、シャシーベース11上には、リボン
はんだ3の上に複数のピン4aを複数の銅箔ランド1a
と対応して位置決めし、表面実装部品3を載置する表面
実装部品載置手段(4,23,24)が設けられてい
る。即ち、表面実装部品4を収納する表面実装部品収納
箱23が設置され、真空を用いた表面実装部品取りだし
治具24により表面実装部品収納箱23内の表面実装部
品4を吸い取って、表面実装部品取りだし治具24を
X,Y,Z軸方向に直線移動したり、あるいはθ方向に
回動しながらプリント配線基板1上の所定の位置まで移
動して、図1で説明したように表面実装部品4の複数の
ピン4aをプリント配線基板1に載置したリボンはんだ
3の上に載置している。この際、当然のことながら、表
面実装部品4の複数のピン4aは、プリント配線基板1
の複数の銅箔ランド1aと対応させるものの、リボンは
んだ3の下の複数の銅箔ランド1aは目視不可能であ
り、表面実装部品取りだし治具24の位置制御に頼るこ
とは明白である。尚、異なる種類の表面実装部品4に対
しては、表面実装部品収納箱23内に層別して準備して
おけば良い。
【0026】また、プリント配線基の上方には、先に説
明したホットエアー供給器(熱源)5が表面実装部品4
の複数のピン4aと非接触状態で、且つ、X,Y,Z軸
方向及びθ方向に移動自在に設けられている。そして、
ホットエアー供給器5を表面実装部品4の上方約5mm
程度の位置まで移動して、ホットエアー供給器5から送
り出された熱風が表面実装部品4のピン4a,リボンは
んだ3,フラックス2,プリント配線基板1の複数の銅
箔ランド1aのみを暖めるように設けられている。ここ
で、上記したホットエアー供給器5の形態は、独自の形
状をしたエアーノズルを形成している。即ち、図4
(A)に示したように表面実装部品4のピン4aが四方
向に突出している場合には、ホットエアー供給器5のエ
アーノズル5a〜5dの形状を例えば中央部が大きく開
口され、両端部にいくに従い狭く開口された“半月状”
(又は2等辺三角形状)に形成されているので、エアー
ノズル5a〜5dの中央部から熱風が多くでるようにな
っている。このような形状にエアーノズル5a〜5dを
形成した理由は、表面実装部品4のうちで一列に並んだ
複数のピン4aのうち、中央部のピン4a周辺が先に暖
められ、溶融したリボンはんだ3が中央部から両端部方
向(矢印C,C)に流れるように成し、表面実装部
品4の隣り合うピン4a間隔が非常に狭いために生じる
はんだブリッジ現象,はんだボール現象を全く生じない
ようにしている。同様に、図4(B)に示したように表
面実装部品4のピン4aが二方向に突出している場合に
は、ホットエアー供給器5のエアーノズル5f,5gの
形状を例えば上記と同様の“半月状”(又は2等辺三角
形状)に形成すれば良い。尚、前記したように熱源5を
接触型で接触面構造に構成した時も、表面実装部品4の
うちで一列に並んだ複数のピン4aのうち、中央部のピ
ン4a周辺が先に暖められるよう、上記とほぼ同様に接
触面を“半月状”(又は2等辺三角形状)に形成すれば
良い。
【0027】再び、図2に戻り、プリント配線基の上方
には、表面実装部品4の載置位置を確認したり、はんだ
付けの状態を確認するためのカメラ25がX,Y,Z軸
方向に直線移動可能に設けられている。尚、上記構成部
材のうちで、X,Y,Z軸方向に直線移動したり、ある
いはθ方向に回動する構成部材5,(12),14,2
2,24,25は、図示しない位置制御移動手段を備え
て正確に所定の位置に位置出しができるよう構成されて
いる。とくにθ方向に回動できるように構成した理由
は、プリント配線基板1上に載置する表面実装部品4が
あらゆる向きに載置されているためである。
【0028】以上構成した表面実装部品のはんだ付け装
置10を用いて、前述した本発明に係わる表面実装部品
のはんだ付け方法による工程順,即ち、プリント配線
基板1の複数の銅箔ランド1aの上にフラックス2を塗
布する,フラックス2の上にリボンはんだ3を載置す
る,リボンはんだ3の上に表面実装部品4の複数のピ
ン4aを載置する,複数のピン4aの上から加熱す
る,の順に行えば、表面実装部品4をプリント配線基板
1に良好,且つ、簡単にはんだ付けすることができる。
【0029】更に、表面実装部品のはんだ付け装置10
を用いて、プリント配線基板1にはんだ付けされた表面
実装部品4をプリント配線基板1から取り外したい場合
には、表面実装部品4がはんだ付けされたプリント配線
基板1をプリント配線基板載置台12に載置して、表面
実装部品4の上方約20mmの位置から非接触型のホッ
トエアー供給器(熱源)5からの熱風を数秒加え、はん
だを溶融しながらリボンはんだ取りだし治具22を表面
実装部品4にあてて取り外すことができる。尚、熱源5
が接触型でも上記とほぼ同様に表面実装部品4を取り外
すことができる。
【0030】以上詳述した本発明に係わる表面実装部品
のはんだ付け方法及び装置では、表面実装部品4をプリ
ント配線基板1にはんだ付けする際、従来のようなクリ
ームはんだを使用しないため、クリームはんだをプリン
ト配線基板1の複数の銅箔ランド(銅箔ランド)1a上
に供給する装置が必要なくなり、これに纏わる従来例で
説明した種々の管理項目が一切がなくなり、表面実装部
品4をプリント配線基板1に良好,且つ、簡単にはんだ
付けできる利点が生じる。
【0031】また、表面実装部品4をプリント配線基板
1にはんだ付けする際、表面実装部品4の隣り合うピン
4aとの間で生じるはんだブリッジ現象,はんだボール
現象が全く生じないので、表面実装部品4のはんだ付け
品質及び信頼性が向上すると共に、しかも従来のような
窒素も使用しないので経済的であり、且つ、従来のよう
にはんだボール現象が生じた時にプリント配線基板1を
洗浄する作業が全く介在しなくなり、上記と同様に表面
実装部品4をプリント配線基板1に良好,且つ、簡単に
はんだ付けできる利点が生じる。
【0032】更に、リボンはんだ3を溶融する際、表面
実装部品4の複数のピン4aの上方から熱を局部的に加
えているため、表面実装部品4の周辺の電子部品を加熱
しないで済むので、周辺の電子部品の品質及び信頼性を
そのまま維持でき、しかも市場における表面実装部品4
の不良交換時にも周辺の電子部品の有無に関係なく表面
実装部品4を交換することができる。
【0033】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係わる表面実装部
品のはんだ付け方法及び装置によると、表面実装部品を
プリント配線基板にはんだ付けする際、従来のようなク
リームはんだを使用しないため、クリームはんだをプリ
ント配線基板の複数の導電膜ランド(銅箔ランド)上に
供給する装置が必要なくなり、これに纏わる従来例で説
明した種々の管理項目が一切がなくなり、表面実装部品
をプリント配線基板に良好,且つ、簡単にはんだ付けで
きる利点が生じる。
【0034】また、表面実装部品をプリント配線基板に
はんだ付けする際、表面実装部品の隣り合うピンとの間
で生じるはんだブリッジ現象,はんだボール現象が全く
生じないので、表面実装部品のはんだ付け品質及び信頼
性が向上すると共に、しかも従来のような窒素も使用し
ないので経済的であり、且つ、従来のようにはんだボー
ル現象が生じた時にプリント配線基板を洗浄する作業が
全く介在しなくなり、上記と同様に表面実装部品をプリ
ント配線基板に良好,且つ、簡単にはんだ付けできる利
点が生じる。
【0035】更に、リボンはんだを溶融する際、表面実
装部品の複数のピンの上方から熱を局部的に加えている
ため、表面実装部品の周辺の電子部品を加熱しないで済
むので、周辺の電子部品の品質及び信頼性をそのまま維
持でき、しかも市場における表面実装部品の不良交換時
にも周辺の電子部品の有無に関係なく表面実装部品を交
換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる表面実装部品のはんだ付け方法
を説明するための斜視図である。
【図2】本発明に係わる表面実装部品のはんだ付け装置
の構成を示した斜視図である。
【図3】(A),(B)は図2に示したフラックス転写
治具を説明するための平面図である。
【図4】(A),(B)は図1,図2に示したホットエ
アー供給器のエアーノズルを説明するための平面図であ
る。
【符号の説明】
1…プリント配線基板、1a…導電膜ランド(銅箔ラン
ド)、2…フラックス、3…リボンはんだ、4…表面実
装部品、4a…ピン、5…熱源(ホットエアー供給
器)、10…表面実装部品のはんだ付け装置、12…プ
リント配線基板載置台、13…フラックス収納箱、14
…フラックス転写治具、15…リボンはんだ製作治具、
16…細いはんだ線、17,18…ローラ、20…カッ
ター、21…リボンはんだ収納箱、22…リボンはんだ
取りだし治具、23…表面実装部品収納箱、24…表面
実装部品取りだし治具。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】 図1及び図2に示したホットエアー
供給器のエアーノズルを説明するための平面図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】はんだ付け用の複数のピンを一体に有する
    表面実装部品と、該複数のピンと対応して複数の導電膜
    ランドを重力方向に対して上面側に膜付けしたプリント
    配線基板とを備えてなり、該プリント配線基板の上面側
    から該表面実装部品をはんだ付けする表面実装部品のは
    んだ付け方法であって、 該複数の導電膜ランドの上にフラックスを塗り、該フラ
    ックスの上に薄膜リボン状に形成した所定の寸法のリボ
    ンはんだを位置決め載置し、更に該リボンはんだの上に
    該複数のピンを該複数の導電膜ランドと対応して位置決
    め載置し、該複数のピンの上方から熱を加えて該フラッ
    クス及び該リボンはんだを溶融し、該複数の導電膜ラン
    ドと該複数のピンとをはんだ付けする表面実装部品のは
    んだ付け方法。
  2. 【請求項2】はんだ付け用の複数のピンを一体に有する
    表面実装部品と、該複数のピンと対応して複数の導電膜
    ランドを重力方向に対して上面側に膜付けしたプリント
    配線基板とを備えてなり、該プリント配線基板の上面側
    から該表面実装部品をはんだ付けする表面実装部品のは
    んだ付け装置であって、 該プリント配線基板を位置決めして載置するプリント配
    線基板載置台と、 該複数の導電膜ランドの上にフラックスを塗るフラック
    ス塗布手段と、 該フラックスの上に薄膜リボン状に形成した所定の寸法
    のリボンはんだを位置決め載置するリボンはんだ載置手
    段と、 該リボンはんだの上に該複数のピンを該複数の導電膜ラ
    ンドと対応して位置決め載置する表面実装部品載置手段
    と、 該複数のピンの上方から熱を加える熱源とを具備したこ
    とを特徴とする表面実装部品のはんだ付け装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の表面実装部品のはんだ付け
    装置に該リボンはんだを製作するリボンはんだ製作手段
    を付加すると共に、該リボンはんだ製作手段は細いはん
    だ線を回転自在な一対のローラ間で薄膜リボン状に圧延
    し、且つ、所定の長さに切断するよう構成した表面実装
    部品のはんだ付け装置。
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