JPH0613211B2 - 突板貼り化粧板の製造方法 - Google Patents

突板貼り化粧板の製造方法

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JPH0613211B2
JPH0613211B2 JP59135799A JP13579984A JPH0613211B2 JP H0613211 B2 JPH0613211 B2 JP H0613211B2 JP 59135799 A JP59135799 A JP 59135799A JP 13579984 A JP13579984 A JP 13579984A JP H0613211 B2 JPH0613211 B2 JP H0613211B2
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JP
Japan
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veneer
decorative board
plate
decorative
roll
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祐司 立塚
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Dantani Plywood Co Ltd
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Dantani Plywood Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は住宅などの壁、天井、床などに施工して用い
る化粧板で、平行する複数本の細溝と木目模様が強調さ
れた表面を有する突板貼り化粧板の製造方法に関する。
[従来の技術] 従来、表面に細溝を有し、かつ突板の木目模様が強調さ
れた突板貼り化粧板は合板やパーティクルボードなどの
木質基板やケイ酸カルシュウム板、石膏板などの無機質
基板の表面に突板を常用の接着剤を介して貼着後、その
全面に着色剤を摺り込み、つぎにカッターや鋸を用いて
基板の長側辺に平行に複数本の細溝を切削し、つづいて
該細溝内を所望の色に塗装するか、短繊維を植毛した
り、さらには細い紙テープを貼着し、最後に上塗り塗装
するなどの方法が取られていた。
ところで、細溝の加工は前記の様に基板まで切削するか
ら、少なくとも3mm以上、望ましくは4mm以上の厚さを
有する比較的厚手の基板を用いなければ均一な深さや幅
で、かつ化粧板の見掛けに立体感を付与することは出来
ない。
さらに、合板やパーティクルボードを基板とした化粧板
の場合、合板を構成する表単板やパーティクルボードを
構成する表面のチップ層の厚さはわずか0.5〜1.0mm程度
と非常に薄いから、溝を形成するための切削加工を行な
うと単板の繊維方向が化粧板の長手方向と直行する芯板
単板や非常に粗大な芯層チップが表面に露出する。木材
はその繊維方向と直行する方向に切削された場合はその
切り口が毛羽立って美しい切削面とはならない。そのた
め、合板の芯板やパーティクルボードの芯層チップはカ
ッターや鋸で切削されると、その部分が毛羽立ち、化粧
板の細溝内は非常に見苦しい仕上りとならざるを得な
い。加えるに合板の芯板単板は表単板よりも低品質の単
板が用いられるから色調や肌目の粗な単板などが継ぎあ
わされて用いられる事が多く、そんな場合は溝内の色調
を統一する必要上、濃色の塗料を溝内へ多量に塗布した
り、細い紙テープを貼着するなど、化粧板の製造には非
常に手間のかかる作業が必要であるなどの問題点があっ
た。
[発明が解決しようとする問題点] この発明は上記の様な問題点を解決し、美しく、化粧板
を立体的に見せる細溝と木目模様を有する突板貼り化粧
板の製造方法を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、この発明は基板上面に突板
が貼着された化粧板の表面に、平行する複数本の小凸部
を有する型押しロール又は型押し盤で押圧して複数本の
細条溝を圧入形成後、着色塗料を化粧板の表面に摺り込
み、ついでその表面に透明塗料を塗布することを特徴と
した突板貼り化粧板の製造方法に係る。
[作用] 以下、この発明の作用を添付図面を参照しながら詳述す
る。
第1図はこの発明の方法を実施するための工程を示す実
施例的な側面略図である。
(1)は化粧板を示し、該化粧板(1)は基板(3)上に突板(2)
がライン模様上に接着剤を介して貼着されている。な
お、突板(2)としてはセン、シオジ、ケヤキ、サクラ、
オークなどで、厚さが0.2〜1.0mm程度の天然や人工のも
のを使用する。基板(3)は厚さが2.0〜12mm程度の合板、
パーティクルボード、ハードボード、MDFなどの木質
基板やケイ酸カルシューム板、石膏ボード、石膏スラグ
板、炭酸カルシュウム板、石綿繊維板、ガラス繊維板な
どの無機質基板などをさす。
突板(2)を基板(3)に貼着するための接着剤としては常用
の酢酸ビニール樹脂系エマルジョンタイプの接着剤やE
VA系樹脂接着剤さらには尿素樹脂系、メラミン樹脂
系、フェノール樹脂系、ゴム系などの接着剤である。
前記の化粧板(1)の表面を第2図に示す様な平行する複
数本の小凸部(4)を有する型押しロール(5)で押圧して複
数本の細溝(6)を化粧板(1)の表面に圧入形成する。な
お、細溝(6)は型押し板を用いて形成しても良い。
押圧力としては化粧板(1)の厚さの約100〜70%の間隔に
セットした型押しロール(5)と送りロール(7)間を通過さ
せると良い。なお、型押しロール(5)の形状としては第
2図の様に、ロール(5)小凸部(4)がV字状に形成された
ものを使用すると、細溝(6)が鮮明に形成できて、好ま
しく、小凸部(4)が150〜500℃程度に加熱できるロール
(5)あれば細溝(6)の形成が容易になって更に好ましい。
つぎに、前記化粧板(1)は第1図に示す様に、その表面
全体に着色塗料(8)を塗布後、すぐにその表面の凹所に
着色塗料(8)を摺込む。
着色塗料(8)としては、染料や顔料を少量のラッカー、
ポリウレタン、アミノアルキッド、ポリエステルなどの
常用の樹脂に添加した塗料で、色調としては茶褐色や黒
褐色系の濃色の方が細溝凹部の深さや木目模様を強調出
来て好ましい。
着色塗料(8)はスポンジロール(9)、布ロール、ブラシロ
ールなどを用いて化粧板(1)の表面全面にたっぷりと塗
布される。
ついで、化粧板(1)の表面は表面が平滑なスティールロ
ール(10)やブレードにより凹部に着色塗料(8)を摺込み
ながら平坦部分の着色塗料(8)を掻き取り、表面に貼着
された突板(2)の導管溝凹部や型押しされた細溝(6)にま
でも着色塗料(8)を充分に摺込む。
着色塗料(8)を摺込まれた化粧板(1)の表面は突板(2)の
表面に形成された細溝(6)や導管溝などの凹部が他の平
坦な部分より濃色に着色されるから、木質感や細溝(6)
を強調出来て好ましい見掛けとなる。
つぎに、その化粧板(1)の表面に透明な塗料(11)を塗布
する。塗料(11)としてはラッカー、ポリウレタン、アミ
ノアルキッド、ポリエステルなどの常用の透明塗料をそ
のままか、染料や透明顔料を添加して着色透明とした塗
料である。なお、図中の(12)は乾燥装置を示している。
以上の様な工程を経て製造された化粧板は第3図の様な
見掛けとなる。
[実施例] 次にこの発明の実施例を記す。
厚さ12mm,幅30.3cm、長さ180cmの合成表面に厚さ0.3mm
の突板単板がレンガ積み模様上に貼着された化粧板の表
面を第2図に示す様な金属製のロールで、その表周に貼
着された突板単板の接合部分と同調する型押しロールを
用いて押圧し、幅1mm,深さ0.5mmの細溝を圧入形成し
た。ついで、該化粧板の表面全体にアミノアルキッド樹
脂系透明塗料13重量部に対し黒褐色の顔料を7重量部添
加し、80重量部の溶剤で希釈した着色剤をスポンジロー
ルを用いて塗布後、スティールロールで平坦部の着色剤
を突板の導管凹所や細溝に摺込むと同時に平坦部分の着
色剤を掻き取って木目模様と細溝部を強調し、つづく乾
燥機へ挿入して50〜60℃で5〜10分程度乾燥した。つぎ
に該化粧板の表面全体に透明なアミノアルキッド樹脂塗
料をフローコーターを用いて80g/m2程度塗布し、つい
で乾燥機へ挿入して乾燥し、求める突板の木目模様と細
溝部が美しく強調された化粧板を得た。
[発明の効果] この発明の化粧板は上記の様な方法により製造されるか
ら、 合板やパーティクルボードの様に芯板や芯層の材質が
粗であったり、色の異なる基板を用いた突板貼り化粧板
の表面にも突板で表面を被覆したまま基板内へ押し込む
様に細溝を形成するから、化粧板の表面に芯板や芯層チ
ップを露出させることなく、溝内部の毛羽立ちや色違い
のない、美しい突板貼り化粧板を製造することができ
る。
化粧板の表面に細溝を形成後、全面に着色塗料を塗布
し、さらに着色剤を摺込むように平坦面の着色剤を掻き
取るから、突板表面の木目模様や細溝が他の部分より濃
色となって木目模様は強調されるとともに細溝部は溝塗
装を行う必要がなく、製造工程が簡略化できる。
従来は細溝加工を施すことが出来なかった厚さ3mm未
満の薄い化粧板にも、この発明の方法を用いると細溝を
形成することが出来る。
などの効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の方法を実施するための工程を示す実
施例的な側面略図で、第2図は型押しロールで細溝凹部
を形成している状態を示す断面図。 第3図はこの発明の実施例となる化粧板を示す断面図で
ある。 (1)……化粧板、(2)……突板 (3)……基板、(4)……型押しロールの小凸部 (5)……型押しロール、(6)……細溝 (7)……送りロール、(8)……着色塗料 (9)……スポンジロール、(10)……スティールロール (11)……透明塗料、(12)……乾燥装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−136366(JP,A) 特開 昭53−148509(JP,A) 特開 昭53−121871(JP,A) 特開 昭50−5509(JP,A) 柳下正著「実用木材加工全書9 特殊合 板」(昭43−10−10)森北出版株式会社 P.227〜230

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上面に突板が貼着された化粧板の表面
    に、平行する複数本の小凸部を有する型押しロール又は
    型押し盤で押圧して複数本の細条溝を圧入形成後、着色
    塗料を化粧板の表面に摺り込み、ついでその表面に透明
    塗料を塗布することを特徴とした突板貼り化粧板の製造
    方法。
JP59135799A 1984-06-30 1984-06-30 突板貼り化粧板の製造方法 Expired - Lifetime JPH0613211B2 (ja)

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JPS6114954A JPS6114954A (ja) 1986-01-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS505509A (ja) * 1973-05-19 1975-01-21
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Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
柳下正著「実用木材加工全書9特殊合板」(昭43−10−10)森北出版株式会社P.227〜230

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