JPH0613157A - 点火プラグ - Google Patents
点火プラグInfo
- Publication number
- JPH0613157A JPH0613157A JP5040694A JP4069493A JPH0613157A JP H0613157 A JPH0613157 A JP H0613157A JP 5040694 A JP5040694 A JP 5040694A JP 4069493 A JP4069493 A JP 4069493A JP H0613157 A JPH0613157 A JP H0613157A
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- JP
- Japan
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- nickel
- platinum
- electrode
- spark
- plug
- Prior art date
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- Granted
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01T—SPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
- H01T13/00—Sparking plugs
- H01T13/20—Sparking plugs characterised by features of the electrodes or insulation
- H01T13/39—Selection of materials for electrodes
Landscapes
- Spark Plugs (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 寿命が長いにも拘らずコストが余り掛からな
い点火プラグを提供すること。 【構成】 点火プラグは、絶縁体と、絶縁体内に設けら
れた中心電極と、外側に絶縁体を設けたプラグボディー
と、プラグボディーに取り付けられたプラグボディー電
極とを持っている。中心電極及び／又はプラグボディー
電極はプラチナ−ニッケル−繊維複合材料を使用して形
成されており、この材料は、中にニッケル繊維を挿入し
たプラチナマトリックスから、又は中にプラチナ繊維を
挿入したニッケルマトリックスから形成されている。
い点火プラグを提供すること。 【構成】 点火プラグは、絶縁体と、絶縁体内に設けら
れた中心電極と、外側に絶縁体を設けたプラグボディー
と、プラグボディーに取り付けられたプラグボディー電
極とを持っている。中心電極及び／又はプラグボディー
電極はプラチナ−ニッケル−繊維複合材料を使用して形
成されており、この材料は、中にニッケル繊維を挿入し
たプラチナマトリックスから、又は中にプラチナ繊維を
挿入したニッケルマトリックスから形成されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、絶縁体と、絶縁体内に
設けられた中心電極と、絶縁体の外側に設けられたプラ
グボディーと、プラグボディーに取り付けられたプラグ
ボディー電極（外側電極）とを有する点火プラグに関す
る。
設けられた中心電極と、絶縁体の外側に設けられたプラ
グボディーと、プラグボディーに取り付けられたプラグ
ボディー電極（外側電極）とを有する点火プラグに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】この種の普通の点火プラグでは、中心電
極及び／又はプラグボディー電極（外側電極）が極普通
に銀合金又はニッケル合金又はニッケル−銅−二成分材
料から形成されている。
極及び／又はプラグボディー電極（外側電極）が極普通
に銀合金又はニッケル合金又はニッケル−銅−二成分材
料から形成されている。
【０００３】中心電極及び／又はプラグボディー電極と
してプラチナ電極を具備する点火プラグも知られてい
る。
してプラチナ電極を具備する点火プラグも知られてい
る。
【０００４】ドイツ連邦共和国特許公開第 2 508 490号
公報から更に、電極用に銀−ニッケル−繊維複合体の形
をした銀−ニッケル−繊維複合材料並びにその製造方法
が知られている。
公報から更に、電極用に銀−ニッケル−繊維複合体の形
をした銀−ニッケル−繊維複合材料並びにその製造方法
が知られている。
【０００５】プラチナ電極を具備する点火プラグでは、
点火プラグ、例えばガス機関用の点火プラグが1000時間
以上の長い寿命を持つためには、焼き減り予備部として
大量のプラチナが必要である。更にプラチナは炭素が堆
積しないよう保護する必要があり、その際ガス機関での
圧縮圧力を高くするにはプラグ間隙（電極間隔）を小さ
くすることを条件とする。しかしながら例えば0.3 ｍｍ
という小さなプラグ間隙は調節するのが難しい。更に電
極を製造するためにプラチナ金属及びプラチナ合金を使
用するのはコストが高くつく。
点火プラグ、例えばガス機関用の点火プラグが1000時間
以上の長い寿命を持つためには、焼き減り予備部として
大量のプラチナが必要である。更にプラチナは炭素が堆
積しないよう保護する必要があり、その際ガス機関での
圧縮圧力を高くするにはプラグ間隙（電極間隔）を小さ
くすることを条件とする。しかしながら例えば0.3 ｍｍ
という小さなプラグ間隙は調節するのが難しい。更に電
極を製造するためにプラチナ金属及びプラチナ合金を使
用するのはコストが高くつく。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題とすると
ころはそれに対して、寿命が長いにも拘らずコストが余
り掛からない、冒頭に述べたタイプの点火プラグを提供
することである。
ころはそれに対して、寿命が長いにも拘らずコストが余
り掛からない、冒頭に述べたタイプの点火プラグを提供
することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明によれ
ば、特許請求の範囲の請求項１の特徴部分に記載したよ
うにすることによって解決される。
ば、特許請求の範囲の請求項１の特徴部分に記載したよ
うにすることによって解決される。
【０００８】すなわち、本発明の点火プラグは、絶縁体
と、絶縁体の中に設けられた中心電極と、絶縁体の外側
にあるプラグボディーと、プラグボディーに取り付けら
れたプラグボディー電極とを有する点火プラグにおい
て、中心電極及び／又はプラグボディー電極が、プラチ
ナ−ニッケル−繊維複合材料を使用して形成されてお
り、この繊維複合材料は、中にニッケル繊維が挿入され
ているプラチナ金属マトリックスから、又は中にプラチ
ナ繊維が挿入されているニッケルマトリックスから出来
ていることを特徴とする点火プラグである。
と、絶縁体の中に設けられた中心電極と、絶縁体の外側
にあるプラグボディーと、プラグボディーに取り付けら
れたプラグボディー電極とを有する点火プラグにおい
て、中心電極及び／又はプラグボディー電極が、プラチ
ナ−ニッケル−繊維複合材料を使用して形成されてお
り、この繊維複合材料は、中にニッケル繊維が挿入され
ているプラチナ金属マトリックスから、又は中にプラチ
ナ繊維が挿入されているニッケルマトリックスから出来
ていることを特徴とする点火プラグである。
【０００９】本発明による点火プラグでは従って少なく
とも中心電極又はプラグボディー電極がプラチナ−ニッ
ケル−繊維複合材料を用いて形成されているが、そのこ
とはプラチナ乃至はプラチナ合金の必要性を少なくし、
従ってコストを著しく節約する結果となる。
とも中心電極又はプラグボディー電極がプラチナ−ニッ
ケル−繊維複合材料を用いて形成されているが、そのこ
とはプラチナ乃至はプラチナ合金の必要性を少なくし、
従ってコストを著しく節約する結果となる。
【００１０】点火電圧の需要が減少するために可能とな
る比較的大きなプラグ間隙は、燃焼用混合気を少なくす
ることを可能にする。このことは全体的に機械効率をよ
り良くし、消費をより少なくする結果をもたらす。プラ
グ間隙を小さくする時、製造するのに困難が伴う場合に
は、そのためより大きな焼き減り予備部が寿命をより長
いものとする。
る比較的大きなプラグ間隙は、燃焼用混合気を少なくす
ることを可能にする。このことは全体的に機械効率をよ
り良くし、消費をより少なくする結果をもたらす。プラ
グ間隙を小さくする時、製造するのに困難が伴う場合に
は、そのためより大きな焼き減り予備部が寿命をより長
いものとする。
【００１１】本発明による点火プラグの特に有利な実施
形態や発展形態のものが、請求項２〜５の対象物となっ
ている。
形態や発展形態のものが、請求項２〜５の対象物となっ
ている。
【００１２】プラチナ−ニッケル−繊維複合材料から成
る微小片又はディスクが電極の点火火花側の端部に挿入
され又はそこに取り付けられることによって特に点火プ
ラグの電極が形成されており、それら電極の残りを例え
ばニッケル−銅−二成分の様な普通の電極材料から作る
ことが出来るような時には、プラチナは炭素の堆積から
保護される。磁性材料としてのニッケルと非磁性材料と
してのプラチナとの間の電界歪み及び尖端作用によって
より低い応答電圧（放電電圧）がもたらされる。このこ
とは、点火する場合ニッケルが先ず磨耗され、プラチナ
が突出することを意味する。プラチナはニッケルよりも
良く熱を伝えるので、ニッケルを付加的に冷却するが、
このことは全体的に耐久性を良くする。
る微小片又はディスクが電極の点火火花側の端部に挿入
され又はそこに取り付けられることによって特に点火プ
ラグの電極が形成されており、それら電極の残りを例え
ばニッケル−銅−二成分の様な普通の電極材料から作る
ことが出来るような時には、プラチナは炭素の堆積から
保護される。磁性材料としてのニッケルと非磁性材料と
してのプラチナとの間の電界歪み及び尖端作用によって
より低い応答電圧（放電電圧）がもたらされる。このこ
とは、点火する場合ニッケルが先ず磨耗され、プラチナ
が突出することを意味する。プラチナはニッケルよりも
良く熱を伝えるので、ニッケルを付加的に冷却するが、
このことは全体的に耐久性を良くする。
【００１３】例えばニッケル−銅−二成分の様な基体材
料から成る電極の点火火花側の端部に、プラチナ−ニッ
ケル−繊維複合材料から成る繊維複合材料微小片又はデ
ィスクが設けられる場合、高いコストを伴うプラチナ材
料を更に節約出来ることになる。
料から成る電極の点火火花側の端部に、プラチナ−ニッ
ケル−繊維複合材料から成る繊維複合材料微小片又はデ
ィスクが設けられる場合、高いコストを伴うプラチナ材
料を更に節約出来ることになる。
【００１４】熱膨張の理由から、複合材料の１ｍｍ2当
たり100 本から6000本のニッケル又はニッケル合金繊維
をプラチナマトリックス内に入れるのが特に好ましい。
ニッケル合金は普通の点火プラグ−ニッケル合金、特に
有利には１〜４％のケイ素及び0.3 ％のマグネシウムを
含むニッケル合金とするのが良い。
たり100 本から6000本のニッケル又はニッケル合金繊維
をプラチナマトリックス内に入れるのが特に好ましい。
ニッケル合金は普通の点火プラグ−ニッケル合金、特に
有利には１〜４％のケイ素及び0.3 ％のマグネシウムを
含むニッケル合金とするのが良い。
【００１５】例えば金属酸化物又は半導体材料の様な電
極用のガス漏れ作用を下げる材料で満たされているニッ
ケル又はニッケル合金製のパイプを用いて、プラチナマ
トリックス内に挿入し、細いニッケル繊維が存在する程
度に変形しても良い。
極用のガス漏れ作用を下げる材料で満たされているニッ
ケル又はニッケル合金製のパイプを用いて、プラチナマ
トリックス内に挿入し、細いニッケル繊維が存在する程
度に変形しても良い。
【００１６】
【実施例】以下に図面に基づいて本発明の特に有利な実
施態様を詳細に説明する。
施態様を詳細に説明する。
【００１７】図４には、絶縁体５と、プラチナ−ニッケ
ル−挿入体付の銅心材とニッケル被覆とででき、絶縁体
内に設けられた中心電極１と、絶縁体５の外側に設けら
れたプラグボディー６と、ニッケル又はインコネル（Ｉ
ｎｃｏｎｅｌｌ：ニッケル基の耐熱合金の商品名）で出
来た又はプラチナ−ニッケル−ディスク付の銅心材及び
ニッケル被覆で出来た、プラグボディー６に取り付けら
れたプラグボディー電極３とを有する公知の点火プラグ
が示されている。中心電極はガラス溶封体７、場合によ
っては（電波）障害除去用抵抗又は焼き減り抵抗のある
ガラス溶封体を介して絶縁体５内に取り付けられてい
る。プラグボディー電極３と中心電極１との間には空中
火花ギャップ（Ｌｕｆｔｆｕｎｋｅｎｓｔｒｅｃｋｅ）
８がある。
ル−挿入体付の銅心材とニッケル被覆とででき、絶縁体
内に設けられた中心電極１と、絶縁体５の外側に設けら
れたプラグボディー６と、ニッケル又はインコネル（Ｉ
ｎｃｏｎｅｌｌ：ニッケル基の耐熱合金の商品名）で出
来た又はプラチナ−ニッケル−ディスク付の銅心材及び
ニッケル被覆で出来た、プラグボディー６に取り付けら
れたプラグボディー電極３とを有する公知の点火プラグ
が示されている。中心電極はガラス溶封体７、場合によ
っては（電波）障害除去用抵抗又は焼き減り抵抗のある
ガラス溶封体を介して絶縁体５内に取り付けられてい
る。プラグボディー電極３と中心電極１との間には空中
火花ギャップ（Ｌｕｆｔｆｕｎｋｅｎｓｔｒｅｃｋｅ）
８がある。
【００１８】図５（ａ），５（ｂ），５（ｃ）には、現
在では中実材料（Ｖｏｌｌｍａｔｅｒｉａｌ）製のプラ
チナ−又は金−パラジウム−材料と成っているのが普通
であるプラグボディー電極の配置が図示されている。特
に有利にはこれらの材料は本発明によればプラチナ−ニ
ッケル−繊維複合材料で作ることが出来る。
在では中実材料（Ｖｏｌｌｍａｔｅｒｉａｌ）製のプラ
チナ−又は金−パラジウム−材料と成っているのが普通
であるプラグボディー電極の配置が図示されている。特
に有利にはこれらの材料は本発明によればプラチナ−ニ
ッケル−繊維複合材料で作ることが出来る。
【００１９】本発明による点火プラグの図１（ａ）及び
図１（ｂ）に示された第１の実施態様は、その基本構造
において、中心電極１とプラグボディー電極３の構造を
除いて公知の点火プラグの図４に図示した構造と等し
い。
図１（ｂ）に示された第１の実施態様は、その基本構造
において、中心電極１とプラグボディー電極３の構造を
除いて公知の点火プラグの図４に図示した構造と等し
い。
【００２０】中心電極１にはプラチナ−ニッケル−繊維
複合材料製の挿入体２があり、その挿入体はプラチナマ
トリックスから出来ており、その中にニッケル繊維又は
ニッケル合金繊維が埋め込まれている。この挿入体２
を、例えばニッケル−銅−二成分の如き普通の電極基礎
材料製の電極内に埋め込むことが出来る。同じ様にして
プラグボディー電極３の点火火花側の端部にはプラチナ
−ニッケル−繊維複合材料製の似たような挿入体４を設
けることが出来る。挿入体２及び４はディスク又は板と
して電極端部に、例えば溶接して取り付けることがで
き、又は電極端部内に、例えば差し込んで（ｅｉｎｇｅ
ｚａｐｆｔ）埋め込むことも出来る。これらのディスク
又は板はニッケル−プラグボディー電極３又は中心電極
１の前方で火花通路の方向に突出させても良い。前記繊
維複合材料が電極基礎材料内に埋め込まれている時は、
プラチナは外側が点火箇所に埋め込まれており、可焼性
混合比の高い混合気でも炭素の堆積から保護されている
という長所が生ずる。
複合材料製の挿入体２があり、その挿入体はプラチナマ
トリックスから出来ており、その中にニッケル繊維又は
ニッケル合金繊維が埋め込まれている。この挿入体２
を、例えばニッケル−銅−二成分の如き普通の電極基礎
材料製の電極内に埋め込むことが出来る。同じ様にして
プラグボディー電極３の点火火花側の端部にはプラチナ
−ニッケル−繊維複合材料製の似たような挿入体４を設
けることが出来る。挿入体２及び４はディスク又は板と
して電極端部に、例えば溶接して取り付けることがで
き、又は電極端部内に、例えば差し込んで（ｅｉｎｇｅ
ｚａｐｆｔ）埋め込むことも出来る。これらのディスク
又は板はニッケル−プラグボディー電極３又は中心電極
１の前方で火花通路の方向に突出させても良い。前記繊
維複合材料が電極基礎材料内に埋め込まれている時は、
プラチナは外側が点火箇所に埋め込まれており、可焼性
混合比の高い混合気でも炭素の堆積から保護されている
という長所が生ずる。
【００２１】図２に図示されている様に、プラグボディ
ー電極として、プラチナ−ニッケル−繊維複合材料で出
来ている対応する挿入体又は付加物４を具備した１個又
は数個の屋根型電極（Ｄａｃｈｅｌｅｋｔｒｏｄｅｎ）
３を設けることも出来る。図２に図示した２個の側方電
極を有する点火プラグの場合には、繊維複合挿入体４は
点火方向に繊維が向いている。これらの繊維はしかしま
た、それら繊維が表面的に露出されている限り、点火方
向に対して直角に向いていても良い。
ー電極として、プラチナ−ニッケル−繊維複合材料で出
来ている対応する挿入体又は付加物４を具備した１個又
は数個の屋根型電極（Ｄａｃｈｅｌｅｋｔｒｏｄｅｎ）
３を設けることも出来る。図２に図示した２個の側方電
極を有する点火プラグの場合には、繊維複合挿入体４は
点火方向に繊維が向いている。これらの繊維はしかしま
た、それら繊維が表面的に露出されている限り、点火方
向に対して直角に向いていても良い。
【００２２】図３には本発明による点火プラグの別の実
施態様が図示されており、その点火プラグでは中心電極
１には繊維複合材料挿入体２が設けられており、プラグ
ボディー電極３上には繊維複合材料製のディスク４が設
けられている。
施態様が図示されており、その点火プラグでは中心電極
１には繊維複合材料挿入体２が設けられており、プラグ
ボディー電極３上には繊維複合材料製のディスク４が設
けられている。
【００２３】プラチナ−ニッケル−繊維複合材料を使用
して形成された電極、即ちニッケル−電極材料（特に有
利には１〜４％のSi及び0.3 ％のMgを含んだ普通のニッ
ケル合金）製の普通の対抗電極、中心電極又はプラグボ
ディー電極としてのニッケル−銅−二成分電極、銀−銅
−二成分電極又は銀−ニッケル−繊維複合電極と組み合
わせた中心電極又はプラグボディー電極を使用すること
も出来る。更に（電波）障害除去用抵抗又は焼き減り抵
抗７には、線材を巻いた基体（ｄｒａｈｔｇｅｗｉｃｋ
ｅｌｔｅｒ Ｂａｓｉｓ）又はガラス溶封体を設けるこ
とが出来る。空中火花ギャップとスライド火花ギャップ
（Ｇｌｅｉｔｆｕｎｋｅｎｓｔｒｅｃｋｅ）とを組み合
わせたスパーク領域は応答電圧（放電電圧：Ａｎｓｐｒ
ｅｃｈｓｐａｎｎｕｎｇ）を下げる結果をもたらす。噴
射室１０が設けられていれば、絶縁体の清浄化が改良さ
れることになる。
して形成された電極、即ちニッケル−電極材料（特に有
利には１〜４％のSi及び0.3 ％のMgを含んだ普通のニッ
ケル合金）製の普通の対抗電極、中心電極又はプラグボ
ディー電極としてのニッケル−銅−二成分電極、銀−銅
−二成分電極又は銀−ニッケル−繊維複合電極と組み合
わせた中心電極又はプラグボディー電極を使用すること
も出来る。更に（電波）障害除去用抵抗又は焼き減り抵
抗７には、線材を巻いた基体（ｄｒａｈｔｇｅｗｉｃｋ
ｅｌｔｅｒ Ｂａｓｉｓ）又はガラス溶封体を設けるこ
とが出来る。空中火花ギャップとスライド火花ギャップ
（Ｇｌｅｉｔｆｕｎｋｅｎｓｔｒｅｃｋｅ）とを組み合
わせたスパーク領域は応答電圧（放電電圧：Ａｎｓｐｒ
ｅｃｈｓｐａｎｎｕｎｇ）を下げる結果をもたらす。噴
射室１０が設けられていれば、絶縁体の清浄化が改良さ
れることになる。
【００２４】ガス機関は、良い効率を達成するために、
出来るだけ少ない混合気で済ませるべきであり、このこ
とは販売結果にとって決定的な要因となる。これら混合
気は境界領域内で不均質となる。従って出来るだけ僅か
の点火性のある混合気を点火させることが出来るように
する為に、大きなプラグ間隙のある点火プラグで作動さ
せることが必要である。
出来るだけ少ない混合気で済ませるべきであり、このこ
とは販売結果にとって決定的な要因となる。これら混合
気は境界領域内で不均質となる。従って出来るだけ僅か
の点火性のある混合気を点火させることが出来るように
する為に、大きなプラグ間隙のある点火プラグで作動さ
せることが必要である。
【００２５】高い圧縮圧力を前提とすると高い応答電圧
となり、それにより再び点火電圧の供給を考慮してプラ
グ間隙の大きさが制限される。
となり、それにより再び点火電圧の供給を考慮してプラ
グ間隙の大きさが制限される。
【００２６】本発明による点火プラグでは、高い圧縮度
にも拘らず尚大きなプラグ間隙と相当な応答電圧を得る
ことが可能となる。その際、非磁性及び磁性材料、プラ
チナとニッケルとの組み合わせによって、尖端作用（Ｓ
ｐｉｔｚｅｎｗｉｒｋｕｎｇ）や電界歪みの様な別の物
理的な作用も起こる。
にも拘らず尚大きなプラグ間隙と相当な応答電圧を得る
ことが可能となる。その際、非磁性及び磁性材料、プラ
チナとニッケルとの組み合わせによって、尖端作用（Ｓ
ｐｉｔｚｅｎｗｉｒｋｕｎｇ）や電界歪みの様な別の物
理的な作用も起こる。
【００２７】ニッケル及びプラチナ製の繊維複合材料
は、その材料が耐焼き減り性がありかつ化学的に強い材
料であるので、電極焼き減り率を僅かにする要求を満た
し、このことは対応する点火プラグの寿命が長くなるこ
とを可能にする。プラチナ合金もニッケル合金も充分に
耐焼き減り性がある。プラチナは数１００時間の運転時
間の後初めてニッケルに対して焼き減り表面でほぼ蜂の
巣状に突出し、しかも火花の燃焼領域で繊維複合材料表
面全体に渡って突出する。このことは磁性ニッケルと非
磁性プラチナとの間の分離箇所での電界歪みと共に増強
された尖端作用を生ずる結果となり、このことは点火プ
ラグのプラグボディー電極にも中心電極にも当て嵌ま
る。
は、その材料が耐焼き減り性がありかつ化学的に強い材
料であるので、電極焼き減り率を僅かにする要求を満た
し、このことは対応する点火プラグの寿命が長くなるこ
とを可能にする。プラチナ合金もニッケル合金も充分に
耐焼き減り性がある。プラチナは数１００時間の運転時
間の後初めてニッケルに対して焼き減り表面でほぼ蜂の
巣状に突出し、しかも火花の燃焼領域で繊維複合材料表
面全体に渡って突出する。このことは磁性ニッケルと非
磁性プラチナとの間の分離箇所での電界歪みと共に増強
された尖端作用を生ずる結果となり、このことは点火プ
ラグのプラグボディー電極にも中心電極にも当て嵌ま
る。
【００２８】燃焼空間条件に耐える例えば金属酸化物や
半導体の様な漏れ作用を低下させる添加物質を使用する
ことによって、放電電圧を更に下げることが出来る。こ
の為には、（ニッケル）線材の代わりに細いこの種の物
質で満たされたニッケル管がプラチナマトリックス中へ
の挿入体として使用され、細い繊維としてニッケルが存
在する程度に変形される。
半導体の様な漏れ作用を低下させる添加物質を使用する
ことによって、放電電圧を更に下げることが出来る。こ
の為には、（ニッケル）線材の代わりに細いこの種の物
質で満たされたニッケル管がプラチナマトリックス中へ
の挿入体として使用され、細い繊維としてニッケルが存
在する程度に変形される。
【００２９】プラチナ−ニッケル−繊維複合材料は、デ
ィスクの形をして例えば中実材料製の中心電極内に差し
込み、全直径に渡って溶接し、繊維方向が軸線方向にま
たは軸線方向に対して直角に設けられ、プラグボディー
電極に対しては溶接、即ち端面側に溶接され、又はプラ
グボディー電極孔の中にリベットとして挿入しても良
い。
ィスクの形をして例えば中実材料製の中心電極内に差し
込み、全直径に渡って溶接し、繊維方向が軸線方向にま
たは軸線方向に対して直角に設けられ、プラグボディー
電極に対しては溶接、即ち端面側に溶接され、又はプラ
グボディー電極孔の中にリベットとして挿入しても良
い。
【００３０】更に、ニッケルマトリックス内にプラチナ
棒を入れ、これをプラチナの充分に細かい繊維が存在す
る程度に変形することも可能である。比較的長い運転時
間の後に焼き減りが進んだ場合、より早く焼き減りする
ニッケルマトリックス上にプラチナの尖りが突出する。
棒を入れ、これをプラチナの充分に細かい繊維が存在す
る程度に変形することも可能である。比較的長い運転時
間の後に焼き減りが進んだ場合、より早く焼き減りする
ニッケルマトリックス上にプラチナの尖りが突出する。
【図１】 （ａ）は本発明による点火プラグの１実施態
様の部分断面図であり、（ｂ）は（ａ）に示した点火プ
ラグの屋根型電極の点火火花側の端部を示す斜視図であ
る。
様の部分断面図であり、（ｂ）は（ａ）に示した点火プ
ラグの屋根型電極の点火火花側の端部を示す斜視図であ
る。
【図２】 本発明による点火プラグの別の実施態様の部
分断面図である。
分断面図である。
【図３】 本発明による点火プラグのもう１つの実施態
様の部分断面図である。
様の部分断面図である。
【図４】 公知のプラチナ点火プラグの部分断面図であ
る。
る。
【図５】 （ａ）は普通のプラグボディー電極配置を示
す部分断面図であり、（ｂ）及び（ｃ）は普通のプラグ
ボディー電極配置を示す平面図である。
す部分断面図であり、（ｂ）及び（ｃ）は普通のプラグ
ボディー電極配置を示す平面図である。
１ 中心電極、 ２ プラチナ−ニッケル−繊維複合材料製部材、 ３ プラグボディー電極、 ４ プラチナ−ニッケル−繊維複合材料製部材、 ５ 絶縁体、 ６ プラグボディー、 ７ ガラス溶封体、 ８ 空中火花ギャップ、 １０ 噴射室、 １１ 普通のプラグボディー電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 オット ラフラー ドイツ連邦共和国、シュットガルト 50 デー−7000、マンハイマー シュトラーセ ５ベー (72)発明者 ベルナー ニエスナー ドイツ連邦共和国、スタインハイム デー −7141、ベンツシュトラーセ ６ (72)発明者 ハインツ アムバクサー ドイツ連邦共和国、ベンニンゲン デー− 7141、ランゲ シュトラーセ 11 (72)発明者 フリードリッヒ エー．シュナイダー ドイツ連邦共和国、プフォルツハイム 7530、マックス−プランク−シュトラーセ 23
Claims (5)
- 【請求項１】 絶縁体と、絶縁体の中に設けられた中心
電極と、絶縁体の外側にあるプラグボディーと、プラグ
ボディーに取り付けられたプラグボディー電極とを有す
る点火プラグにおいて、中心電極及び／又はプラグボデ
ィー電極が、プラチナ−ニッケル−繊維複合材料を使用
して形成されており、この繊維複合材料は、中にニッケ
ル繊維が挿入されているプラチナ金属マトリックスか
ら、又は中にプラチナ繊維が挿入されているニッケルマ
トリックスから出来ていることを特徴とする点火プラ
グ。 - 【請求項２】 プラチナ−ニッケル−繊維複合材料から
成る付加物が、スパーク領域内にある中心電極及び／又
はプラグボディー電極の点火火花側の端部に取り付けら
れていることを特徴とする請求項１に記載の点火プラ
グ。 - 【請求項３】 プラチナ−ニッケル−繊維複合材料から
成る付加物が、スパーク領域内にある中心電極及び／又
はプラグボディー電極の点火火花側の端部内に埋め込ま
れていることを特徴とする請求項１に記載の点火プラ
グ。 - 【請求項４】 プラチナ−ニッケル−繊維複合材料から
成るディスク又は板が、プラグボディー及び／又は中心
電極の点火火花側の端部に溶接されていることを特徴と
する請求項２に記載の点火プラグ。 - 【請求項５】 繊維複合材料の繊維方向が点火火花方向
と成っていることを特徴とする請求項１から請求項４の
うちの１項に記載の点火プラグ。
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