JP2003504826A - 同時押出された複合材で作成される耐磨耗性電極チップを含む点火プラグ - Google Patents

同時押出された複合材で作成される耐磨耗性電極チップを含む点火プラグ

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Abstract

(57)【要約】 耐摩耗性の電極チップを電極に対し付設する工程を含む点火プラグの製造法。この場合電極チップは同時押出される2以上の金属を含み、金属の一は第2の金属の支承母材内に1以上、配向されたストランドの形態で存在する。好ましくはチップを製造する際に使用される材料の一は貴金属であり、白金、イリジウム、及びこれら金属の一あるいは両方を含む合金からなる群から選択される。本発明による点火プラグ電極チップは好ましくは柱あるいはリベットの形状に、より好ましくはリベット形状に作成されことが好ましい。本発明による点火プラグ電極チップは点火プラグの中央電極、サイド電極あるいは中央電極及びサイド電極の両方に対し付設される。本発明による耐摩耗性の電極チップは点火プラグ電極に対し付設され、チップは平担にされる、即ち「コイニング処理」されてその表面積が増大される。好ましい方法により製造されるチップを内蔵する点火プラグが提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) この発明は内燃機関で使用する点火プラグに関する。この発明は特に同時押出
される複合材から作られた耐摩耗性電極チップを含む点火プラグを製造する方法
及びこの耐摩耗性の電極チップを含む点火プラグに関する。
【0002】 (背景技術) 点火プラグは内燃機関内の燃料を点火するために広く使用されている。点火プ
ラグの電極は空気・燃料の混合気を爆発させることにより生じる高い熱と腐食性
の高い環境を受けることにある。耐久性及び耐腐食性を改良するためには、点火
プラグは内燃機関内の空気、燃料、及び燃料添加剤間に生じる化学反応による高
温及び腐食性環境に耐え得ることが要求される。同じ化学的及び熱的ストレスに
よっても、アース電極とアース電極が接合された金属の点火プラグ胴部との間の
インターフェースが影響を受ける。このインターフェースが強く接合されていな
い場合、これらのストレスにより点火プラグの性能が低減され、更に点火プラグ
が故障する危惧がある。
【0003】 自動車技術協会(Society of Automotive Engin
eers)の論文番号SAEJ312には、米国内での燃料といえ使用される自
動車ガソリンに対する仕様が記載されている。ガソリンは石油から誘導された炭
化水素の混合物であり、50−80%の含浸物、0−15%のオレフィン及び1
4−40%の芳香族炭化水素からなる。鉛を含んだガソリンには、燃料1ガロン
(リットル当り0.026gのPb)に対し約0.10gの鉛及び0.15%の
硫黄が含まれる。
【0004】 更に各種の理由のためガソリンには多くの添加剤が含まれている。例えばテト
ラメチルリード(TML)及びテトラエチルリード(TEL)はアンチノック剤
として添加される。酢酸のようなカルボン酸配合物は鉛増量剤として添加される
。芳香族アミン及びフェノールは酸化防止剤として添加される。有機臭素ないし
は塩素配合物が掃去剤及び付着改質剤として添加される。燐及び硼素を含み配合
物は表面点火、前点火を抑えるためにエンジン掃去剤として添加される。金属奪
活剤はCu,Co,V,Mn,Fe,Cr及びPbのような金属により燃料の酸
化、劣化を低減するために添加される。更にカルボン酸、アルコール、アミン、
スルホネート及びアミンの燐酸塩はさび防止添加剤として使用される。
【0005】 燃焼チャンバ環境での点火プラグにストレスをかける別の要素は、排気ガス再
循環(EGR)を再び燃焼チャンバ内へ導入して使用し、燃焼充気を冷却し特に
窒素酸化物を減少することにより排気を改善することである。
【0006】 点火プラグに対し銅(Cu)及びニッケル(Ni)の電極を製造することは確
証のある技術となっており各種の方法で達成できる。例えば米国特許第803,
892号には2材料の平担なプレーとから銅及びニッケルの電極を押出し製造す
る構成が開示されている。米国特許第3,548,472号には複数工程でカッ
プ状の外部ニッケルスリーブを冷間成形し、一本の銅線をカップ内に挿入し次い
でこの2部材を共に軽く押し合わせる構成が開示されている。米国特許第3,8
57,145号には方法中央銅コアをニッケル部材内に挿入しカラー部を介して
付設した構造の点火プラグ中央電極を製造し、電気通路を確実に形成する構成が
開示されている。
【0007】 コーバック等による米国特許第4,093,887号には複合材で作られた中
央電極を有する点火プラグの構成が開示される。この文献に教示される複合点火
プラグ電極の構成において、電極は直径が約2.4mmであり、円筒状の外部金
属ジャケットを含み、このジャケットはニッケル、ニッケル合金あるいはクロム
若しくはコバルトを主成分とする材料で作成することができる。この文献によれ
ば、外部金属ジャケットの内側において、銅若しくは銅合金のような高い導電性
の母材内部に複数の平行なストランドが埋込まれるように構成されている。この
ストランドはそれぞれ直径が約0.3mmであり、外部金属ジャケットと同一材
料で作られる。好ましくは7本のストランドはこれらのストランドが接触しない
よう配設され、母材の断面に亘り実質的に均等に分配されるよう配置される。こ
の文献には特に耐摩耗性電極チップの使用が教示あるいは提案されておらず、中
央電極全体が上述した複合材で作成されることが開示されている。
【0008】 埋込みないしは溶接のある種の点火プラグ電極チップの使用は電極の主胴部よ
り耐摩耗性が高いことも周知である。近年、これらの耐摩耗性チップを点火プラ
グ電極に加える構成が当業では採用された。この点火プラグ電極チップは中央電
極、サイド電極あるいは中央電極及びサイド電極の両方に対し付加される。この
耐摩耗性電極チップは電極の他の部分より靭性が高く耐腐食性が良好であり、ま
た耐摩耗性電極チップは電極間に点火スパークを与えるポイントを存在させるの
で、電極は点火プラグの重要な動作部品となっている。ある面ではこれらの電極
チップは、ベース電極に対する取り付け中あるいはそのその取り付け後機械的に
平担にされる所謂“コイン現象(coined)”を受け、この現象を受けない
場合より広い表面積を持つ。
【0009】 各種の耐摩耗性点火プラグ電極チップ及び電極チップを含む点火プラグに関す
る特許の例が米国特許第4,324,588号、第4,810,220号、第4
,684,352号、4,810,220号、第4,840,594号、第5,
179,313号、第5,456,624号、第5,558,575号第5,5
74,29号、及び第5,869,921号に開示されている。
【0010】 周知のある耐摩耗性点火プラグ電極チップは、燃焼チャンバの環境に晒される
酸化及び腐食に対する抵抗が高い、白金ないしは他の貴金属が含まれる。一方白
金は他の貴金属のように極めて利用価値の高い原料であり、従って各点火プラグ
内に含まれる貴金属の量を正確に制御し得る利点がある。
【0011】 更に異なる2金属を溶接すると各金属の線形熱膨張係数が異なるミスマッチ状
態となる。高い熱ストレスを受けると、このミスマッチの結果、電極とチップと
の間の結合が弱くあるいはもろくなり、更に貴金属とベース金属とが物理的に分
離される危惧がある。
【0012】 ロフラー等による米国特許第5,510,667号には白金・ニッケルファイ
バ複合材からなる補強電極チップを含む点火プラグの構成が開示されている。こ
の文献に開示される材料は内部にニッケルファイバを埋込んだ白金母材あるいは
白金ファイバを埋込んだニッケル母材である。母材内に存在する多数のファイバ
が図示されているが、埋込んだファイバの数まではこの文献に明示されていない
。白金及び他の金属を含む合金はこの文献には特に開示されていない。
【0013】 ロフラー等による米国特許第5,510,667号は、本発明の実施において
使用可能なファイバ複合材を製造する好適な構成を開示するものとしてドイツ国
特許出願第2,508,490号に引例されている。上記ドイツ国特許出願は1
976年2月26日に出願された英国特許出願第1,528,514号に相応す
る。ここに教示される構成では、ワイヤと異なる金属で作られた中空金属管の内
側に固形ワイヤが緩く配設され、複数の管とワイヤを共により大きな管状ジャケ
ットの内側にまとめて配置する。金属ジャケット内に管をまとめたて配置した後
、ジャケット、管及びワイヤは共に冷間プラスチック変形されて、複合材が製造
される。且つ部品に用いる異なる材料に応じて異なる最終製品が得られる。
【0014】 自動車技術協会の出版物No.1999−01−0796には耐摩耗性点火プ
ラグチップに対しイリジウム及び10%のロジウムからなる合金の使用の利点、
及び中央電極の直径を小さく維持することの更なる利点が教示されている。
【0015】 耐摩耗性電極チップを有する点火プラグの各種の構成が周知であるが、白金、
イリジウムあるいは他の貴金属の使用量を正確に制御し実際の効率を最大にして
コストを抑制した耐摩耗性点火プラグ電極チップの製造法の必要性が依然業界に
は存在している。
【0016】 (発明の開示) 本発明によれば2以上の同時押出材料を含む点火プラグ電極チップを製造する
方法及びこの好ましい方法により製造されるチップを含む点火プラグが提供され
る。本発明により耐摩耗性の点火プラグ電極チップは柱あるいはリベット形状に
製造されることが好ましく、リベットが最適である。
【0017】 好ましくはチップの製造に使用される材料の1は貴金属であり、これは白金、
イリジウム、及びこれら金属の1あるいは両方を含む合金からなる群から選択さ
れる。本発明による耐摩耗性電極チップにおいて、貴金属およびその合金は支承
体若しくは母材金属内を1以上のストランドワイヤが内蔵されあるいは均等に分
散されて配置されることが好ましい。母材金属はニッケル配合物であることが好
適である。
【0018】 本発明を実施する際母材金属に使用される材料は、チップを付設しようとする
電極のベース金属と同様の線形熱膨張係数を有するよう選択される。母材金属と
電極のベース金属との熱膨張係数の一致により、耐摩耗性チップのベース電極か
らの分離の可能性が低減あるいは抑止される。
【0019】 ストランドワイヤは電極チップ内をその長手軸に対し平行となるよう配置され
ることが好ましい。貴金属合金のストランドの数は1〜20本内にすることが好
適である。
【0020】 本発明による耐摩耗性の点火プラグ電極チップは点火プラグの中央電極、サイ
ド電極あるいは中央電極及びサイド電極の両方に付設可能である。他の構成とし
ての本発明を実施する一方法によれば、任意の形状のチップが平担に即ち“コイ
ン処理(coined)”されその表面積が増加される。
【0021】 従って本発明の一目的は含ませる貴金属の量を減少した耐摩耗性電極チップを
含む点火プラグの製造方法及びこの方法による製品の点火プラグを提供すること
にある。
【0022】 本発明の他の目的は電極に付設される少なくとも一の耐摩耗性電極チップを要
する点火プラグを提供することにあり、この場合電極チップは2個の異なる金属
から作成され内部に貴金属からなる金属配合物の少なくとも一のストランドを含
み、各ストランドは電極チップの長手軸に対し実質的に平行にされる。
【0023】 本発明の更に別の目的は中央電極に付設される耐摩耗性の第1の電極チップと
アース電極に付設される耐摩耗性の第2の電極チップとを含む特に好適な構成の
点火プラグを提供することにあり、この場合第1の電極チップは貴金属あるいは
貴金属合金を含む少なくとも一のストランドを内部に含み、第1の電極チップは
内部に貴金属あるいは貴金属合金を含む少なくとも一のストランドを含む。
【0024】 本発明をより完全に理解するため、添付図面に沿い以下の詳細な説明を進める
ことが好適である。以下の詳細な説明及び図面において同一番号は同一部品を示
している。
【0025】 (発明を実施するための最良の形態) 概要: 先ず添付図面、特に図1〜図3を参照し、本発明による点火プラグ10を説明
する。点火プラグ10は円筒状ベース部材14を有した金属ケーシングとしての
胴部12を含み、ベース部材14はその表面にシリンダヘッド(図示せず)と螺
合する雄ネジ部16が形成されている。点火プラグの胴部12の円筒状のベース
部材14は全体的に平担にされた低面18を有する。アース電極20はネジ山付
きベース部材14に対し溶接される。本発明の好ましい実施形態においては、ア
ース電極16は端部に近接して溶接される耐摩耗性の電極チップ22を有してお
り、以下更に詳述する。本明細書を通して用語「アース電極」及び「サイド電極
」は同一部品を指し、これらの用語は互換性がある。
【0026】 点火プラグ10は更に胴部12内に同心に配置される中空のセラミック絶縁体
24と、絶縁体24内に同心に配置される中央電極26とを含む。
【0027】 中央電極26は好ましくは、銅あるいは銅合金のような伝熱性且つ電気導電性
の材料で作られた中央コア28を含み、中央コア28の外部クラッディング30
は好ましくはニッケル合金から作成される。中央電極26もまた下端部34に付
設される耐摩耗性の電極チップを有することが好ましい。
【0028】 導電性インサートとしてのロッド36は中央電極26と対向し絶縁体24の上
端部38に嵌入され、耐火性のガラス・カーボン複合材が絶縁体24内の、イン
サート36下端部と中央電極26との間に配置されて点火プラグ10内に内部抵
抗体40を作る。
【0029】 点火プラグの胴部: 特に図1を参照するに点火プラグ胴部12はこれを貫通する中空開口部42を
有する実質的に円筒状のスリーブであることは理解されよう。上述したように点
火プラグ胴部12は円筒状のベース部材14を含み、ベース部材14の面に雄ネ
ジ部16が形成される。点火プラグ胴部12はシリンダヘッド(図示せず)と接
触する密封面44と、密封面の上部に配設されたほぼ六角形のボス46とを含み
、これにより既知の点火プラグソケットレンジにより点火プラグが把持され回転
可能に設置でき、且つ除去可能になる。
【0030】 周知なように中央電極26とアースであるアース電極20との間点火プラグ1
0の寿命に亘り実質的に一定に空間を維持することが望ましい。この空間は以後
ギャップG(図2参照)と呼ぶ。
【0031】 耐摩耗性電極チップ: 本発明の実施時に中央電極の耐摩耗性のチップ32が柱あるいはリベット48
の形状に作成されることが好ましい。
【0032】 図4及び図5を参照するに本発明によれば、リベット48状の耐摩耗性電極チ
ップが連続的な半球体の外面52とこの外面に対向する平担部54とを有するヘ
ッド部50を含む。ほぼ円筒状のシャンク部56は平担部54から延び、終端が
ほぼ平担なベース部60になっている。シャンク部56は直径を0.4〜1mm
の範囲内にすることが好ましい。耐摩耗性のチップが柱状の場合、チップはヘッ
ド部50を除去した状態の図4A及び図4Bに示すようにリベット48のシャン
ク部56と近似になる。
【0033】 本発明による耐摩耗性電極チップ22あるいは32は同時押出された材料から
作成することが好ましく、この場合第1の母材金属62がニッケル合金で作られ
る。例えば母材金属62に対し使用可能な好適なニッケル合金の例として商標「
INCONEL」で市販されるFe−Ni−Crの合金が挙げられる。
【0034】 母材金属62として使用すべく好適に選択される材料はアース電極20の他部
に使用されるベース金属の線形熱膨張係数と同様の匹敵するような線形熱膨張係
数を有する。これによりチップのストランドを構成する選択した材料が電極のベ
ース金属と異なる線形熱膨張係数を有していても、電極及びそれに付設されるチ
ップが熱により同様に膨張及び収縮できる。母材金属の線形熱膨張係数が電極の
ベース金属の線形熱膨張係数と異ならないことが好ましい。更に好適には、母材
金属に対し選択される材料がチップを付設するベース電極に対し使用される材料
と正確に同一にする。このように材料を同一にすることにより、ストランド64
の材料が母材金属と異なる特性を有する場合でも、電極及び付設したチップの熱
膨張係数を実質的に同一にできる。
【0035】 本発明の最適の実施形態において、母材金属62に対し選択される材料はベー
ス電極金属と同一である。
【0036】 ストランドの配向: また本発明による耐摩耗性の電極チップ22あるいはチップ32において、電
極チップは少なくとも1個含まれるか、複数のストランド64が含まれ得る。ス
トランドは少なくとも一の貴金属を含む第1の金属から作成される。
【0037】 本明細書及び請求項で使用される用語「貴金属」は白金、パラジウム、ロジウ
ム、イリジウム、ルテニウム、金及び銀、あるいはこれら金属、または他の金属
との合金ないしは混合物を含むものにする。
【0038】 配向したストランド64を使用すると、点火プラグ10の製造時に使用する貴
金属の量を正確に制御でき、且つ貴金属チップの存在により高い性能を保持でき
る。更に配向したストランド64を使用することにより、点火プラグメーカはチ
ップを付設する電極のベース金属の特性と同様の線形熱膨張係数及び融点の母材
金属62を晒してその間に耐久性のある結合を行うことができる。ストランド6
4は点火スパークの予想移動方向に対し実質的に一直線にチップ32内で配列さ
れる。
【0039】 リベットはその形状によりチップ32を既存の道具を用いて相対的に容易に且
つ反復して配向を変更することができるので、ストランドチップと共に使用する
際好ましい形状にし得る。これにより好適な向きにストランド64を適切に整合
できる。一般に細いワイヤリベット点火チップを用いる点火プラグ及びこのリベ
ットチップ電極を付設する構成は米国特許第5,456,624号に開示されて
おり、適宜参照され得る。
【0040】 使用するストランド64の数は20本以下、より好適には10本以下にする。
ストランドに使用する好ましい貴金属は白金、イリジウムおよびこれら金属ある
いは他の金属との合金若しくは混合物を含む。ストランドに使用可能な一の混合
物は5−15%のニッケルで合金された85−95%白金である。ストランド6
4に使用可能な他の混合物は約45%−約85%の白金、約14%−約60%の
イリジウム、及び約1/2%−約5%のタングステンである。好ましくはこの混
合物は約75%−約86%の白金、約12%−約20%のイリジウム及び約1/
2%−約5%のタングステンの範囲内に存在する。
【0041】 1以上のストランドを使用する場合、ストランド64は電極チップの長手軸を
囲みそれと平行な同心のパターンに配置することが好ましい。
【0042】 アース電極上に配置するための電極チップ: 図5Aを参照するにサイド電極であるアース電極20の最終製品が一部を破断
して示され、この場合第2の点火プラグ電極チップ22が第2のリベット148
の形態でアース電極20に付設され、リベットのシャンク部156は第1のリベ
ット部48のシャンク部56より実質的に短くされる。図5A及び図5Bに示す
第2のリベット148の構成の場合一本のストランド164のみが与えられ、こ
のストランドはリベット148の中央コアとして配置される。外囲する母材金属
162はストランド164の中央コアを囲むジャケットを構成する。ストランド
164は電極チップ22を構成するリベット148の長手軸に対し直線をなすよ
う配置される。
【0043】 オプションとしてのコイニング処理: 電極チップ22をアース電極20、中央電極26あるいはその両方に対し図5
Bに示すように付設した後、電極チップ22は機械的に平担に即ち「コイニング
処理」される。使用時にこの機械的平担処理によってストランド66の露出部の
表面積が増加される。チップ22aは図5Bに中間状態で一部平担にされている
が、機械的平担処理は電極チップ22の上面が実質的に平らにされて均等にされ
電極間に一定のギャップGを与えるまで連続して形成される。
【0044】 平担にされた電極チップ22aにおいて、リベット形状及びその内部のストラ
ンド66の組み合わせにより、ストランドの材料のアクセス可能な表面積が最大
にされ得、且つそこを通過するスパーク通路を保持できる。これにより電極チッ
プ22の貴金属の内容から最大利点が与えられ、且つ内部の貴金属の量を正確に
制御してリソースを保持し最大化できる利点もある。
【0045】 すべての所望電極チップが電極に付設され、チップを所望にコイニング処理し
た後、点火プラグ10の残り部分が標準的な構成にされて組立てられる。
【0046】 本発明を実施する方法: 図6を参照するに、本発明による点火プラグ10を製造する第1の好ましい方
法は、上述した母材金属と共に、貴金属若しくはその合金を1以上のストランド
の形態で同時押出された複合ワイヤを得るあるいは付与する第1の工程70を含
む。
【0047】 本発明の好ましい方法によれば、この複合ワイヤは母材金属の固形ブロック内
に穴を空けることを含む工程により形成され、母材金属はチップを付設するアー
ス電極のベース金属に対し熱的に同等になるよう選択される。上述したように特
に好ましい実施形態においては、母材金属は最終チップを付設するベース電極に
使用する金属と同一にされる。
【0048】 次に好ましくは貴金属からなる耐摩耗性の金属の固形ワイヤは固形母材金属ブ
ロックに形成された穴内に挿入される。次いで標準化されたれ冷間成形処理によ
り、内部にワイヤを有する母材金属の複合ブロックが貴金属合金の1以上の内部
ストランドを有した複合材の長いワイヤに成形される。
【0049】 図6に要約してなる本発明の方法の第1の好ましい実施形態において、第1の
ワイヤが大きなワイヤから切断される。ワイヤの第1の部分は次の工程72で耐
摩耗性の第1のチップに成形される。耐摩耗性の第1のチップは48あるいは1
48で示すようなリベットにでき、また第1のチップは点火プラグ電極チップ3
2のシャンク部56に近似の円筒状の柱にでき、ヘッド部はそこから除去される
。リベットを形成する際、ヘッド部50の材料は圧縮され元の形状から変形され
る。この場合図4A及び図5Aに示すように、ヘッド部50の内側のストランド
64の一部がリベットヘッド部内に外側へ広がる傾向を示す。ストランド64か
らのこの広がりは本発明の実施の際許容できるものである。
【0050】 一方最終リベットあるいは柱のシャンク部56内でのストランドの配向を保持
し、その長手軸に対し実質的に平行に維持するために注意を払う必要がある。
【0051】 次の工程74では第1のチップを第1の電極の端部に対し溶接する。第1の電
極は中央電極26あるいはサイド電極20のいずれかにし得る。
【0052】 第1のチップが中央電極26に対し溶接される場合、チップはストランドが2
個の部品の組立ての際中央電極の長手軸に対し実質的に平行を維持されるように
配置される。
【0053】 これに対し図1に示すように第1のチップがサイド電極20に付設されている
場合、サイド電極はまず胴部のベース部材14の低面18に直線配向になるよう
に付設され、最期にこれは実質的に直角をなすよう曲げられる。この場合第1の
工程は好ましくは内部のストランドがサイド電極の長手軸に対し実質的に直角に
なるようサイド電極20に対し付着させることにあり、サイド電極が曲げられ直
角に配置されると、ストランドは中央電極の長手軸に対し実質的に平行に、また
貫通するスパークの予想方向と実質的に直線上に整合されることになる。
【0054】 この曲げ作業が完了した後、両方の電極が電極チップを支承する場合、チップ
のアース電極上のストランドはチップの中央電極上のストランドに対し実質的に
平行になるよう配列される。
【0055】 次に工程76では平担な電極チップを用いることが望ましい場合、チップはオ
プションとして電極上の適所において平担にされる。
【0056】 単一の耐摩耗性チップのみが最終製品に望まれる場合、上部に耐摩耗性チップ
を付着した第1の電極20あるいは26が標準の手順に従い部品の残部に対しス
トランド部品を用いて最終点火プラグに組立てることができる。
【0057】 第2の耐摩耗性チップがアース電極20のような第2の電極上に配置されるこ
とが望まれる場合、チップは別の工程78で形成できる。また両方のチップは工
程72で前以て共に形成可能である。いずれにしても第2のチップは付加工程8
0で第2の電極に対し付設可能にされる。
【0058】 特定の用途が平担にされた第2の電極が望ましい場合、第2のチップは工程8
2の段階で平担にできる。
【0059】 本発明の方法の1実施形態によれば、耐摩耗性の両方のチップ22、32はリ
ベット部48、148の形態のままにされ、実質的に円筒状のシャフトがその上
にそのまま残される。この実施形態の場合点火プラグ10の構成部材は次に通常
の方法で共に組立てられる。
【0060】 本発明の別の実施形態によればチップが対応する電極に対し付設された後、チ
ップの一方あるいは両方が機械的に平担にされる。
【0061】 変更方法: 本発明による第1の好ましい方法によれば、この方法の第1の構成84で同時
形成された複合材が第1の方法の場合と全く同一の方法で得られる。次の工程8
6において上述した複合ワイヤの第1の部分はそのスプールまたはその長手部分
から第1の電極上に直接溶接され、その上に耐摩耗性の第1のチップを形成する
。第1の電極は中央電極26あるいはアース電極20である。溶接後第1のチッ
プは所望ならば次のオプションとしての工程88で機械的に平担にされる。
【0062】 単一の耐摩耗性電極のみが必要な場合、点火プラグは通常の方法で組立てられ
る。
【0063】 また第1の耐摩耗性電極チップも必要である場合、上述した複合ワイヤの第2
の部分が別の工程90でその同一のスプールあるいは長手部分から第2の電極へ
直接溶接され、その上に耐摩耗性の第2のチップを形成する。第2の電極は中央
電極26あるいはアース電極20にでき、第1の電極として満足し得る。このよ
うに溶接された後、第2のチップは所望ならば別の次のオプションとしての工程
92で機械的に平担にされる。
【0064】 第2の耐摩耗性電極チップを付設し、且つ平担チップが必要な場合はチップを
平坦にした後、次に点火プラグ10は通常の方法で共に組立てられる。
【0065】 本発明は複数の好適な実施形態に関して説明したが、上記の説明は図示された
ものであるがそれに限定するものではない。好ましい実施形態の多くの設計変更
例が可能であることは当業者には理解されよう。請求項の範囲内にある設計変更
のすべてが本発明の範囲内にあるものと言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は中央電極及びサイド電極のそれぞれに耐摩耗性電極チップを含む本発明
の第1の実施形態による点火プラグの断面図である。
【図2】 図2は図1の点火プラグの端部部分破断して示す詳細な側面図である。
【図3】 図3は本発明の好ましい実施形態によるリベット状に付設された第1の耐摩耗
性電極チップを示す、図1の点火プラグの一部品である中央電極の詳細な断面図
である。
【図4A】 図4Aは図1〜図3の耐摩耗性の第1の電極チップの詳細な縦断面図である。
【図4B】 図4Bは図1〜図3の耐摩耗性の第1の電極チップの詳細な横断面図である。
【図5A】 図5Aは第1の、図1〜図3の実施形態による付設される耐摩耗性の第2の電
極チップを有する点火プラグアース電極の詳細断面図である。
【図5B】 図5Bは耐摩耗性のチップが一部機械的に平担にされた後の第2の、図5Aと
同様の図である。
【図6】 図6は本発明の第1の、好ましい方法の実施時に採用し得る工程のフローチャ
ートである。
【図7】 図7は本発明の第2の好ましい方法の実施時に採用し得る工程のフローチャー
トである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ズラフ,ゲーリー ビー. アメリカ合衆国 オハイオ州 45840,フ インドレイ,フオクスバリー レイン 2506 Fターム(参考) 5G059 CC02 DD02 DD04 DD15 EE02 EE04 EE15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ニッケル合金の母材金属である第1の金属と分散され
    た貴金属のストランド金属である第2の金属とからなる同時押出された複合材で
    形成される長手のワイヤを与える工程と、(b)ワイヤの一部を長手軸を有する
    実質的に円筒状のシャフト部を有する耐摩耗性の点火プラグの電極チップに形成
    する工程と、(c)耐摩耗性の点火プラグの電極チップを点火プラグ電極に対し
    付設する工程とを含み、円筒状のシャフト部が長手軸に対し実質的に平行な少な
    くとも一のストランド含んでなる点火プラグを製造する方法。
  2. 【請求項2】 点火プラグ電極が測定可能な線形熱膨張係数を有する材料か
    ら作られ、第1の金属がチップを付設する電極の材料の線形熱膨張係数と実質的
    に同様の線形熱膨張係数を有する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 (a)ニッケル合金の母材金属である第1の金属と分散され
    た貴金属のストランド金属である第2の金属とからなる同時押出された複合材で
    形成される長手のワイヤを与える工程と、(b)ワイヤの一部を電極に対し付設
    し、長手軸を有する実質的に円筒状のシャフト部を有する耐摩耗性の点火プラグ
    の電極チップに形成する工程と、(c)耐摩耗性の点火プラグの電極チップを点
    火プラグ電極に対し付設する工程とを含み、シャフト部が長手軸に対し実質的に
    平行な少なくとも一のストランドを含んでなる点火プラグを製造する方法。
  4. 【請求項4】 内燃機関のシリンダヘッドと螺合可能な実質的に円筒状のネ
    ジ山付き部分を有するベース部材と、ベース部材の端部に付設されたアース電極
    と、ベース部材内に同軸に配置されたセラミック絶縁体と、セラミック絶縁体内
    に同軸に配置された中央電極とを備え、アース電極及び中央電極の少なくとも一
    には耐摩耗性チップが付設され、耐摩耗性電極チップは同時押出された複合材で
    形成され、複合材は母材金属とストランド材料である貴金属からなる少なくとも
    一のストランドとを含み、ストランドが母材金属内に配設された点火プラグ。
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