JPH0613075B2 - プレイバツクミシンにおける定寸縫い装置 - Google Patents

プレイバツクミシンにおける定寸縫い装置

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JPH0613075B2
JPH0613075B2 JP14362985A JP14362985A JPH0613075B2 JP H0613075 B2 JPH0613075 B2 JP H0613075B2 JP 14362985 A JP14362985 A JP 14362985A JP 14362985 A JP14362985 A JP 14362985A JP H0613075 B2 JPH0613075 B2 JP H0613075B2
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克彦 佐藤
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悦造 野村
康男 榊原
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は試縫作業時に記憶した縫製データに基づいて
再生縫いを実行するプレイバックミシンに係り、詳しく
は再生縫い時における少なくとも最終針縫いを縮小され
た布送りピッチにより実行し、その縫い長さを試縫時に
おける縫い長さと一致させるように構成した定寸縫い装
置に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の定寸縫い装置としては、再生縫い時の針
数が試縫時における針数と一致したときにミシン主軸を
停止させて定寸縫いを行うように構成したものが知られ
ている。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、この従来の定寸縫い装置によると、再生縫い
時の高速運転に伴い布送り機構部における各部品相互間
の応答性が慣性により低下して縫目ピッチに伸びが生じ
たり、えり端等の布厚が大きい部分を縫製する際に縫い
詰まりが発生して布送りが一時的に停止されたり、作業
者の布押え力等の外力により加工布に伸びが生じたりし
た場合には、送り歯による実際の布送り量が正しく検出
されず、再生縫い時における針数が試縫データ中の針数
と一致したとしても、再生縫い時の実際の縫い長さが試
縫時の縫い長さと正確に一致しないという問題点があっ
た。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) この発明は前記した問題点を解決するためになされたも
のであり、その解決手段は第1図に示すように、ミシン
主軸2の回転に伴って上下動される針5を含む縫目形成
機構と、四送り運動に伴って加工布を間欠的に移送する
送り歯10と、加工布の移送に伴って回転される検出輪
42と、その検出輪42の回転に同期した信号を発生す
る信号発生器44と、縫製途中において布送りピッチを
縮小変更可能なピッチ変更手段38と、試縫作業に伴い
縫始めからの前記信号発生器44の信号を加算して一時
的に記憶設定する記憶手段53と、その記憶設定された
信号と再生縫い作業に伴い信号発生器44が出力した信
号とを比較演算し双方の差異が一定の値に達したときに
前記ピッチ変更手段38を作動させ少なくとも最終針縫
いが縮小された布送りピッチにより実行されるように制
御する制御手段46とから構成されている。
(作用) 従って、この発明のプレイバックミシンにおける定寸縫
い装置によれば、検出輪42の回転に伴い前記信号発生
器44から実際の布送り量に極めて正確に対応する信号
が出力され、再生縫い時にその信号が所定の値に達した
ときに前記ピッチ変更手段38が作動されて少なくとも
最終針の布送りピッチが縮小され、再生縫い時の縫い長
さが試縫時の縫い長さと一致したときにミシン主軸2が
停止される。
(第1実施例) 以下、この発明の第1実施例を図面に従って説明する。
第1図に示すようにミシン機枠1のアーム部1a内には
ミシン主軸2が回転可能に支持され、その右端にはプー
リ3が取着されている。ミシン機枠1のアーム部1aに
は針棒4が上下動可能に支承され、その下端には針5が
取付けられている。又、加工布支持面を構成するミシン
機枠1のベッド部1bの下方にはモータ13が設置さ
れ、ベルト15を介して前記プーリ3に連結されてい
る。そして、モータ15の駆動によるミシン主軸2の回
転に伴い、第5図において前記針5がベッド部1b上の
加工布Wを貫通して上下動され、ベッド部1b内に設け
られた図示しない糸輪捕捉器との協働により加工布Wに
本縫縫目が形成されるようになっている。従って、前記
針5及び糸輪捕捉器等により縫目形成機構が構成されて
いる。
第2図に示すように前記ミシン機枠1のベッド部1b内
には左右方向へ互いに平行に延びる水平送り軸6と垂直
送り軸7とがそれぞれ回動可能に支持されている。水平
送り軸6の左端には送り台8が支持アーム9を介して回
動可能に支持され、その上面にはベッド部1bの上面よ
り出没し得る送り歯10が取着されている。前記垂直送
り軸7の左端には二叉アーム11が取付けられ、送り台
8前端の係合部8aに係合している。そして、前記ミシ
ン主軸2の回転に伴い水平送り軸6及び垂直送り軸7が
往復回動されることにより、前記送り歯10が四送り運
動されてベッド部1b上の加工布Wに水平方向の間欠的
な送りが付与されるようになっている。
すなわち、前記ミシン主軸2には第3図に示すように水
平送り用の偏心カム12が装着され、その偏心カム12
にはクランクロッド14がその上端において嵌合してい
る。クランクロッド14の下端に対応してミシン機枠1
のベッド部1b内には送り切換器16が支軸17にて回
動可能に支持されている。送り切換器16の後端部間に
は回動レバー18が支持ピン19にて回動可能に支持さ
れ、その前端が連結ピン20により前記クランクロッド
14の下端に回動可能に連結されている。送り切換器1
6の後方において前記水平送り軸6上には連結アーム2
1が固定され、その上端と前記回動レバー18の前端と
の間には連結杆22が軸23及び前記連結ピン20にて
介装されている。そして、前記送り切換器16の回動調
節により支持ピン19を所定位置に設定配置した状態で
前記水平送り用の偏心カム12が回転されることによ
り、クランクロッド14を介して回動レバー18が支持
ピン19を中心に上下方向へ往復回動され、それにとも
ない支持ピン19の設定位置に応じて連結杆22を介し
連結アーム21に前後方向への回動力が付与され、水平
送り軸6が所定範囲で揺動される。従って、前記水平送
り軸6の揺動に伴い前記送り歯10に水平方向の運動が
付与されるようになっている。
なお、前記ミシン主軸2には図示しない垂直送り用の偏
心カムが装着され、その偏心カムと前記垂直送り軸7と
の間には垂直送り用のクランクロッドが連結されてい
る。そして、垂直送り用の前記偏心カムの回転に伴いク
ランクロッドを介して垂直送り軸7が所定範囲で往復回
動されることにより、前記送り台8を介して送り歯10
に垂直方向の運動が付与されるようになっている。
第4図に示すように、ミシン機枠1のアーム部1a内に
は送り調節部材25が支軸26により回動可能に支持さ
れ、図示しないばねの作用により同図の時計方向に回動
付勢されるとともに、その前側部にはV字状の送り制御
カム27が形成されている。送り調節部材25の後側部
には連結杆28が上端においてねじ29により回動可能
に取着され、その下端は第2,3図に示すように前記送
り切換器16上の支持ピン19に回動可能に連結されて
いる。又、第4図に示すように前記送り調節部材25の
前方においてミシン機枠1のアーム部1aには手動操作
部材30が螺合され、その内方端には送り調節部材25
の送り制御カム27に係合して、その送り調節部材25
を前記ばねの作用に抗して所定位置に規制保持するため
の保持部32が設けられている。
そして、常には前記ばねの作用により送り調節部材25
が第4図に実線で示す位置に配置され、かつ連結杆28
が押し下げられて第3図(a)に示すように前記送り切
換器16が布送りピッチの大きな下方の回動位置に配置
されている。従って、この状態において前記手動操作部
材30の回動操作により送り調節部材25がばねの作用
に抗して第4図に鎖線で示すように反時計方向に回動さ
れたときには、前記連結杆28の上昇を介して送り切換
器16が第3図(a)の時計方向に回動され、第3図
(b)に示すように送り切換器16上の支持ピン19の
軸芯が連結ピン20と軸23の軸芯とを結ぶ直線L−L
に近づくほど布送りピッチが小さくなり、第5図(c)
に示すように支持ピン19の軸芯がL−Lを越えて上方
に移動した状態で布送り方向が反転されるようになって
いる。
第2図に示すように前記送り切換器16の上方を左右に
延びるように、ミシン機枠1のアーム部1a内には作動
軸34が回動可能に支持され、その右端にはアーム部1
aの外部に露出する操作レバー37が取着されている。
又、作動軸34の左端には作動アーム35が固定され、
その後端がねじ36により前記連結杆28の中間部に回
動可能に連結されている。そして、操作レバー37の押
圧操作により作動軸34が第2図の時計方向に回動され
たときには、作動アーム35及び連結杆28を介して前
記送り切換器16が第3図(c)に示すように反転位置
まで回動されて、布送り方向が反転されるようになって
いる。
さらに、作動軸34の後方においてミシン機枠1のアー
ム部1a内にはサーボソレノイド38が配設され、その
アーマチャ39の前端は連結体40を介して作動軸34
に作動連結されている。そして、このサーボソレノイド
38によりこの実施例におけるピッチ変更手段が構成さ
れ、アーマチャ39の前方への突出移動に伴い作動軸3
4が第2図の時計方向へ所定量回動されたときには、作
動アーム35及び連結杆28を介して送り切換器16が
第3図(b)に示すように布送り量の減少方向に回動さ
れて布送りピッチが縮小補正されるようになっている。
一方、第5,6図に示すように、アーム部1aの左側面
下端部には支持板33が取着され、その下端部に設けら
れたばね軸41には周面が凹凸状の磁性体よりなる検出
輪42が回転可能に支持されている。そして、この検出
輪42は前記ばね輪41の付勢力によってベッド部1b
上の加工布Wに圧接された状態で加工布Wの移送に伴っ
て追従回転されるようになっている。前記検出輪42に
上方から対向するように支持板33には、磁気センサ4
3を備えた信号発生器44が装着され、検出輪42の凹
凸の回転に同期したパルスを出力するようになってい
る。なお、第5図に示す24は押え足、第6図に示す3
1は針板である。
次に、第7図に基づきこの実施例におけるミシンの制御
回路について説明する。制御手段としての中央処理装置
(CPU)46には入力インターフェイス47を介して
スタートスイッチ48、前記信号発生器44、ミシン主
軸2の回転に関連して針5の針上位置と針下位置とを検
出可能な針位置検出器50、及び操作パネル45上に設
けられた記憶キー49と再生キー51とがそれぞれ接続
されている。そして、試縫時及び再生縫い時において
は、縫始めから前記信号発生器44が出力したパルス数
がCPU46により加算されるようになっている。
又、出力インターフェイス52には前記モータ13とミ
シン主軸2との間の駆動伝達系内に設けられたクラッチ
機構を連結・解離動作させるための駆動用ソレノイド5
5が接続されるとともに、布送りピッチ変更用の前記サ
ーボソレノイド38が接続されている。
さらに、CPU46には記憶手段としてのランダムアク
セスメモリ(RAM)53及びリードオンリーメモリ
(ROM)54が接続されている。そして、試縫時にお
いて1パターンの縫製が終了し前記記憶キー49が操作
されたときには、CPU46は信号発生器44からのパ
ルス数の加算値を試縫時の縫い長さデータとしてRAM
53に記憶設定するようになっている。又、前記再生キ
ー51が操作されたときには再生縫いモードが設定さ
れ、CPU46は再生縫い作業に伴い信号発生器44が
出力したパルス数とRAM53に記憶設定されたパルス
数とを比較演算し、双方の差異が一定の値に達したとき
に前記サーボソレノイド38に駆動信号を出力した後、
前記駆動用ソレノイド55に駆動停止信号を出力するよ
うになっている。なお、ROM54にはプレイバックミ
シン全体を制御するプログラムが内装されている。
次に、第8図に基づきこのプレイバックミシンの作用に
ついて説明すると、ステップS1では前記再生キー51
の操作により再生縫いモードが設定されたか否かが判断
される。そして、再生キー51が操作されていない場
合、すなわち試縫いモードが設定された場合においてス
テップS2でスタートスイッチ48の操作が確認される
と、針5による縫製が行われるとともに、送り歯10に
よる布送りが実行され、ステップS3において布送り量
に対応する前記信号発生器44からのパルス数が加算さ
れる。そして、ステップS4で1パターンの縫製が完了
し、ステップS5で前記記憶キー49の操作が確認され
ると、ステップS6において前記ステップS3にて加算
された試縫時の縫い長さに対応するパルス数がRAM5
3に記憶設定された後、ステップS1へ復帰する。
次いで、ステップS1において再生キー51の操作によ
り再生縫いモードが設定され、かつステップS7でスタ
ートスイッチ48の操作が確認されると、再生縫いが開
始される。そして、ステップS8では前記針位置検出器
50からの針上信号と次の針上信号との間に信号発生器
44が出力したパルス数に基づいて、1布送りピッチ当
りのパルス数(第9図のBに相当)が検出され、その値
がRAM53に記憶される。続いて、ステップS9では
前記記憶パルス数より再生縫いに伴う布送り量に対応し
たパルス数が減算され、ステップS10ではその演算動
作に伴い針位置検出器50からの針下信号に基づいて針
5の針下位置が確認される。
ステップS11では、前記ステップS9で減算された後
の残りのパルス数が1布送りピッチ当りの前記パルス数
B以下であるか否かが判別され、否であればステップS
9に復帰して前記演算及び針下位置の確認が繰返され
る。次いで、ステップS12にて前記残りのパルス数が
1布送りピッチ当りのパルス数Bと一致するか否かが判
断され、一致すればステップS13に進みそれまでと同
一の布送りピッチにより最終針の縫製が実行された後、
糸切りが行われ、ステップS14にて前記駆動用ソレノ
イド55に駆動停止信号が出力されてミシン主軸2の回
転が停止される。
一方、前記残りのパルス数が1布送りピッチ当りのパル
ス数B未満であれば、ステップS15に進み残りのパル
ス数に基づいた駆動信号により前記サーボソレノイド3
8のアーマチャ39が突出駆動され、作動軸34、作動
アーム35、連結杆28等を介して送り切換器16が第
3図(b)に示すように布送り量の減少方向に回動され
て布送りピッチが縮小される。続いて、ステップS13
で加工布Wに縮小された布送りピッチ(第7図のB′)
による最終針縫いが実行された後、糸切りが行われ、ス
テップS14にてミシン主軸2の回転が停止される。
ところで、この実施例のミシンにおいては検出輪42が
加工布Wの送りに伴って追従回転され、信号発生器44
がその検出輪42の回転に同期した信号を出力するた
め、再生縫い時にミシンが高速運転されて縫目ピッチが
伸びたり、縫詰まりによって布送りが一時的に停止され
たり、あるいは外力によって加工布Wが伸張されたりし
た場合でも、信号発生器44が出力したパルス数と実際
の布送り量との間にほぼ一対一の応答性が得られ、信号
発生器44からのパルス数に基づき送り歯10による実
際の布送り量を正確に検出することができる。しかも、
最終針縫いが縮小された布送りピッチにより実行される
ため、試縫時の縫い終り位置と比較して過不足がない正
確な位置で再生縫を終了することができる。なお、前記
作用説明においては、残りパルス数が1ピッチに相当す
るパルス数B未満に達したときにサーボソレノイド38
が作動されるが、その比較基準となるピッチ数を2ピッ
チ、3ピッチ、4ピッチと大きく設定する程、縮小され
る縫目の数が多くなって縫い終り部分が美しい定寸縫い
を行うことができる。
(第2実施例) 次に、この発明を具体化した第2実施例を第10〜12
図に基づいて説明する。この第2実施例は最終針の布送
りピッチを変更する構成のみが前記第1実施例と相違し
ている。
すなわち、第10図に示すように、前記垂直送り軸7に
固定された二叉アーム11には軸56を介して「状の回
動レバー57が支持されていて、その一端の二叉部59
は前記送り台8の係合部8aに嵌合されるとともに、他
端にはピン60によりリンク61の一端が軸着されてい
る。又、ミシン機枠1のベッド部1b内に固設された支
軸62には作動レバー64がその中間部にて回動可能に
支持され、ばね63により常に同図の反時計方向に付勢
されている。この作動レバー64の上端にはピン65を
介して前記リンク61の他端が連結されるとともに、下
端は前記ばね63の作用によってベッド部1b内に設置
された送り停止ソレノイド58のアーマチャ66に圧接
している。
そして、常には前記送り停止ソレノイド58のアーマチ
ャ66が没入位置にあり、この状態でミシン主軸2に連
動して垂直送り軸7が往復回動されたときには、回動レ
バー57が二叉アーム11に対する定角度位置において
上下に揺動されることにより、送り台8を介して送り歯
10がベッド部1b上面より出没され、この出没動作
と、前記水平送り軸6の往復回動に伴う送り歯10の水
平方向の運動との協働により加工布Wが間欠的に移送さ
れる。又、前記信号発生器44が出力したパルス数が設
定縫長さに相当するパルス数に達したときには、第11
図に示すように、CPU46から前記送り停止ソレノイ
ド58に駆動信号が出力されてそのアーマチャ66が突
出され、作動レバー64の第8図における時計方向への
回動に伴いリンク61を介して回動レバー57が反時計
方向へ回動されることにより、送り台8の係合部8aが
押し下げられて送り歯10がベッド部1bの上面より沈
下され、その送り歯10の前記布送り作用が無効化され
て加工布Wの送りがただちに停止されるようになってい
る。
次に、第12図に基づきこの第2実施例におけるプレイ
バックミシンの作用について説明する。
ステップS21〜ステップS26において、前記第1実
施例と同様にして試縫作業に伴う縫製データが記憶され
る。次いで、ステップS21にて再生キー51の操作に
より再生縫いモードが設定され、かつステップS27で
スタートスイッチ48の操作が確認されると、再生縫い
が開始され、ステップS28でその再生縫いに伴い信号
発生器44が出力したパルスが前記設定縫い長さに相当
する記憶パルス数より減算される。そして、ステップS
29では減算後の残りパルス数が0となったか否かが確
認され、残りパルス数が0になると、ステップS30に
て前記送り停止ソレノイド58に駆動信号が出力され、
送り歯10が沈下して加工布Wの送りがただちに停止さ
れる。続いて、ステップS31で前記針位置検出器50
により針5の針下位置が確認されると、ステップS32
にて糸切りが実行された後、前記駆動用ソレノイド55
に駆動停止信号が出力されてミシン主軸2の回転が停止
される。
従って、この第2実施例においても前記第1実施例と同
様に信号発生器44が出力した布送り量とほぼ一対一で
対応する信号に基づいて再生縫い時の縫長さが正確に検
出されるため、その縫長さが試縫時に設定した縫長さと
一致したときに送り歯10による布送りをただちに停止
させ、第9図に示すように縫終りの加工布W上に縮小さ
れたピッチB′の縫目を形成して過不足がない縫長さの
再生縫を実行することができる。
なお、この発明は前記実施例の構成のみに限定されるも
のではなく、例えば信号発生器を多数のスリットを有す
る検出輪と、これに対応するホトインタラプタとにより
構成したりするなど、この発明の趣旨を逸脱しない範囲
で各部の構成を任意に変更して具体化することも可能で
ある。
発明の効果 以上詳述したようにこの発明によれば、検出輪の回転に
伴い信号発生器から実際の布送り量に一対一で対応する
信号が出力され、その信号に基づき再生縫い時の少なく
とも最終針の布送りピッチを縮小して、試縫時に設定し
た縫長さと正確に一致する縫長さにより再生縫いを行う
ことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のプレイバックミシンの構成説明図で
ある。第2〜9図はこの発明を具体化した第1実施例を
示し、第2図は水平送り機構の斜視図、第3図(a),
(b),(c)は布送り量の調節機構を示す要部断面
図、第4図はミシンの側断面図、第5図は信号発生器を
示すミシンの左側面図、第6図は要部の平断面図、第7
図は制御回路図、第8図はフローチャート図、第9図は
縫目を示す平面図である。第10〜12図はこの発明の
第2実施例を示し、第10図はピッチ変更機構部の斜視
図、第11図は要部の制御回路図、第12図はフローチ
ャート図である。 図において、1はミシン機枠、1bは加工布支持面を構
成するベッド部、2はミシン主軸、5は針、6は水平送
り軸、7は垂直送り軸、8は送り台、10は送り歯、1
3はモータ、38はピッチ変更手段を構成するサーボソ
レノイド、42は検出輪、44は信号発生器、46は制
御手段としてのCPU、53は記憶手段としてのRA
M、49は記憶キー、51は再生キー、58はピッチ変
更手段を構成する送り停止ソレノイドである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 悦造 愛知県名古屋市瑞穂区堀田通9丁目35番地 ブラザー工業株式会社内 (72)発明者 榊原 康男 愛知県名古屋市瑞穂区堀田通9丁目35番地 ブラザー工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−276585(JP,A) 特開 昭62−5390(JP,A) 特開 昭62−5392(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミシン主軸(2)の回転に伴い加工布支持
    面(1b)を横切って上下動される針(5)を含み、加
    工布支持面(1b)上の加工布(W)に縫目を形成する
    縫目形成機構と、 前記ミシン主軸(2)の回転に伴い加工布(W)を間欠
    的に移送する送り歯(10)と、 その送り歯(10)の近傍において前記加工布(W)に
    接触し、加工布(W)の移送に伴って回転される検出輪
    (42)と、 その検出輪(42)の回転に同期した信号を発生する信
    号発生器(44)と、 縫製途中において前記送り歯(10)による布送りピッ
    チを縮小変更可能なピッチ変更手段(38,58)と、 試縫作業に伴い縫始めからの前記信号発生器(44)の
    信号を加算して一時的に記憶設定する記憶手段(53)
    と、 その記憶設定された信号と、再生縫作業に伴い前記信号
    発生器(44)が出力した信号とを比較演算し、双方の
    差異が一定の値に達したとき前記ピッチ変更手段(3
    8,58)を作動させ、少なくとも最終針縫が縮小され
    た布送りピッチにより実行されるように制御する制御手
    段(46)とから構成したことを特徴とするプレイバッ
    クミシンにおける定寸縫い装置。
JP14362985A 1985-06-29 1985-06-29 プレイバツクミシンにおける定寸縫い装置 Expired - Lifetime JPH0613075B2 (ja)

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JPS625394A JPS625394A (ja) 1987-01-12
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