JPH0613060U - 防曇用ガラスの導電端子 - Google Patents

防曇用ガラスの導電端子

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JPH0613060U
JPH0613060U JP10709491U JP10709491U JPH0613060U JP H0613060 U JPH0613060 U JP H0613060U JP 10709491 U JP10709491 U JP 10709491U JP 10709491 U JP10709491 U JP 10709491U JP H0613060 U JPH0613060 U JP H0613060U
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誉 上野
豪 前川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ブスバーと呼ばれる電極用導電膜の発熱を極力
防ぎ、しかも取付作業を単純な1工程で行い、自動化に
伴う省力をも可能にする新規な導電端子を提供すること
を目的とする。 【構成】板ガラス面上に複数の加熱線条とその両端に接
続される電極用導電膜を設けた防曇用ガラスの電極用導
電膜のほぼ中央部に装着される一対の台座とこれらを連
結するブリッジ部を少なくとも具備する導電端子におい
て、一対の台座のそれぞれ長さをほぼ等しくして、導電
端子の全長を前記加熱線条の2ピッチ〜7ピッチの間隔
に相当する長さとするか、電極用導電膜の端部近傍に装
着される一対の台座とこれらを連結するブリッジ部を少
なくとも具備する導電端子において、一方の台座の長さ
を、前記加熱線条の4ピッチ〜8ピッチの間隔に相当す
る長さとするようにしたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両用の後部窓ガラスとして装着された防曇用ガラスの導電端子に 関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】
車両用の後部窓ガラスには通常防曇あるいは融氷を目的として、図5、図6に 示すように、板ガラス1上に形成された多数の加熱線条2およびブスバーと呼ば れる一対の電極用導電膜3が設けられている。
【0003】 このような防曇用ガラスの給電は一対の電極用導電膜に設けた導電端子4によ り行われるが、高級車等大型の後部窓ガラスなどにおいては、導電端子近傍の電 極用導電膜の電流密度が高くなり、不要な発熱を生ずるので、この部分に編組線 5を半田付けして電流を分流させることにより発熱を防いでいる。
【0004】 しかしながら、編組線は剛性がなく、しかも突起部がないのでロボットなどで 掴んで、所定場所に載置することは困難であり、人手によって半田付けする必要 があり、自動化して省力化することが難しい上に、さらに導電端子を半田付けし なければならないので、2工程を要し煩雑になり、さらに作業時間も長くなりコ ストアップになるのは避けられなかった。
【0005】 本考案はこのような点に鑑みてなされたものであり、電極用導電膜の発熱を極 力防ぎ、しかも取付作業を単純な1工程で行い、自動化に伴う省力をも可能にす る新規な導電端子を提供することを目的とする。
【0006】
【問題点を解決するための手段】
本考案は、板ガラス面上に複数の加熱線条とその両端に接続される電極用導電 膜を設けた防曇用ガラスの電極用導電膜のほぼ中央部に装着される一対の台座と これらを連結するブリッジ部を少なくとも具備する導電端子において、一対の台 座のそれぞれ長さをほぼ等しくして、導電端子の全長を前記加熱線条の2ピッチ 〜7ピッチの間隔に相当する長さとするか、電極用導電膜の端部近傍に装着され る一対の台座とこれらを連結するブリッジ部を少なくとも具備する導電端子にお いて、一方の台座の長さを、前記加熱線条の4ピッチ〜8ピッチの間隔に相当す る長さとするようにしたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
電極用導電膜の電流分布は導電端子が装着される給電部分に全ての電流が流れ 込むので最大の電流が流れ、給電部分から離れるにしたがって電流は次第に減少 するので電極用導電膜が同じ断面積に形成されていると発熱量は給電部分が最大 で、離れるにしたがって少なくなる。そこでこの不要な発熱を防ぐために電極用 導電膜の幅を変えて給電部分を大きくするとよいが、実際には美観などの理由に よりほとんど一定に形成され、発熱損が発生している。
【0008】 本考案は編組線に代えて導電端子の台座部分を長くすることにより、電極用導 電膜を含めた抵抗を下げ、発熱を防ぎ、しかもクリップなどで仮止めして熱風を 自動的に加えるようにすることにより、省力化をも計ることができるものであり 、導電端子を電極用導電膜のほぼ中央部に装着する場合には導電端子の全長、正 確には一方の台座の端部から他方の台座の端部までの長さを、後述する実施例に 示すように導電端子のブリッジ部が加熱線条と加熱線条の間に装着するときには 3ピッチ〜7ピッチ、導電端子のブリッジ部が加熱線条の延長線上に装着すると きには2ピッチ〜6ピッチの間隔に相当する長さにすればよく、すなわちこれら をまとめて2〜7ピッチの間隔に相当する長さにすればよく、電極用導電膜の端 部近傍に装着する場合には前者が一対の台座にほぼ均等な電流が流入するのに対 して一方の台座にほとんどの電流が流入するので発熱量がおおくなるので4ピッ チ〜8ピッチと導電端子の全長を長くするものである。
【0009】 この場合に加熱線条から電流が流入するので、その延長線上は少なくとも台座 が電極用導電膜と接触している方が好ましく、加熱線条と加熱線条の間は電流が 流入しないので、台座と電極用導電膜を接触させておく必要はないが、この間の 台座を屈曲させるか、フラットな台座の裏面全体に半田層を盛って電極用導電膜 と接触するようにしても勿論よい。
【0010】
【実施例】
以下、図面を参照しながら、本考案を詳細に説明する。 図1、図2はそれぞれ本考案の好適な実施例1における防曇ガラスの一部を示 す要部正面図と導電端子のみを示す斜視図、図3はその他の導電端子のみを示す 斜視図、図4は実施例2における防曇ガラスの一部を示す要部斜視図である。
【0011】 実施例1 導電端子を電極用導電膜のほぼ中央に装着する場合について例示する。 図1、図2に示すように、板ガラス1に複数の加熱線条2、2・・2と一対の 電極用導電膜3、3を導電ペーストによりスクリーン印刷、焼成して形成する。
【0012】 なお、導電端子4が装着される中央部付近の加熱線条の間隔(ピッチ)は30 mmとする 導電端子4は黄銅などの金属を打ち抜いてプレス加工したもので、一対の台座 41 、一対の台座を連結するブリッジ部42 、図示しないリード線を接続するた めの端子部43 から構成され、台座の長さを40mm、ブリッジ部の長さ15m m、全長をほぼ3ピッチ分の間隔に相当する95mmとする。
【0013】 本実施例において端子部はリード線をかしめる圧着刃を示し、さらに台座の裏 面には予め半田層44 が盛られ、該部には熱の伝達を効率よく行うために小さな 透孔45 を形成しておく。
【0014】 このような導電端子4をロボットなどにより自動的に掴んで、板ガラス1に形 成しされた電極用導電膜のほぼ中央部の所定位置に載置させ、その状態で自動的 に熱風を吹き付けて半田付けし、自動車の後部窓ガラスとして装着した後、図示 しない電源に連なるリード線を端子部43 に圧着する。
【0015】 このようにして得られた防曇用ガラスに通電したところ、電極用導電膜の不要 な発熱をほとんど抑えることができた。 なお、導電端子4は図2の(a)あるいは(b)に示すものが採用できるが、 (b)のように台座部分の半田層が盛られていない部分を屈曲させた端子は熱風 吹き付け時に、導電端子の半田層の軟化に伴う沈み込みを防止するストッパ−と して作用するので、より好ましい。その他図3の(a)、(b)、(c)、(d )に示すような導電端子も採用することができる。(a)、(b)はリード線を 圧着するタイプで、(c)、(d)はリード線先端の雌型端子を嵌合するタイプ である。
【0016】 実施例2 導電端子を電極用導電膜の端部近傍に装着する場合について例示する。 図4に示すように、板ガラス1に複数の加熱線条2、2・・2と一対の電極用 導電膜3、3を導電ペーストによりスクリーン印刷、焼成して形成する。
【0017】 なお、導電端子4が装着される端部付近の加熱線条の間隔(ピッチ)は30m mとする 導電端子4は、一対の台座41a、41b、一対の台座を連結するブリッ ジ部42 、図示しないリード線を接続するための端子部43 から構成され、台座 41a、ブリッジブ部および端子部は従来の導電端子と、同様の大きさであるが、 台座41bを長くして加熱線条4ピッチ分の間隔に相当する長さとしたものである 。
【0018】 このような導電端子を採用した防曇ガラスも不要な発熱をほとんど抑えること ができる。 以上、好適な実施例により説明したが、本考案はこれらに限定されるものでは なく、種々の応用が可能である。
【0019】 導電端子の台座について、電極用導電膜のほぼ中央部に装着される場合には、 一対の台座のそれぞれ長さをほぼ等しくして、導電端子の全長を前記加熱線条の 2ピッチ〜7ピッチの間隔に相当する長さとするか、電極用導電膜の端部近傍に 装着される場合には、一方の台座の長さを、前記加熱線条の4ピッチ〜8ピッチ の間隔に相当する長さとすればよいが、どの程度の長さにするかは、窓ガラスの 大きさ、加熱出力の大きさ、電極用導電膜の抵抗などを考慮して、適宜決定すれ ばよい。導電端子の全長は発熱を防止しうる必要最低限の長さがあればよく、実 施例1で加熱線条3ピッチ分の間隔に相当するする長さとして例示したが、この 長さは最低長さであり、3.5ピッチの長さは勿論さらに大きくしてもよい。 また、台座の形状は図2(a)、図3に示すように平板状に形成してもよいが、 図2(b)に示すように屈曲させると、半田部を一定厚さにすることができるの で好ましい。また、屈曲させなくても、半田層が盛られれない部分の台座を幅広 に形成しはみ出した部分を台座裏面に折曲げてその部分を厚くすることにより、 屈曲させた場合と同様の効果をもたせることもできる。半田層が盛られる箇所に は、小さな透孔を形成すると、半田付け時の熱伝達が効率よく行われるので好ま しい。
【0020】 ブリッジ部と端子部については、従来から知られている各種の構造のものを採 用することができる。端子部はリード線を直接ブリッジ部に半田付けする場合が あるので、必ずしもなくてもよいが、作業生を向上させるために具備した方が好 ましい。
【0021】
【考案の効果】
本考案の導電端は電極用導電膜の発熱を極力防ぎ、しかもその取付作業を単純 な1工程で行うことができ、自動化に伴う省力化をも可能にするなどの著効を奏 するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例1における防曇ガラスの一部
を示す要部正面図である。
【図2】本考案の実施例における導電端子のみをを示す
立面図であり、(a)は平板状の台座を有する端子、
(b)は屈曲させた台座を有する端子である。
【図3】本考案のその他の導電端子のみを示す斜視図で
ある。
【図4】本考案の実施例2における防曇ガラスの一部を
示す要部斜視図である。
【図5】従来の防曇ガラスを示す要部正面図である。
【図6】従来の防曇ガラスを示す要部正面図である。
【符号の説明】
1 板ガラス 2 加熱線条 3 電極用導電膜 4 導電端子 41 、41a、41b 台座 42 ブリッジ部 43 端子部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】板ガラス面上に複数の加熱線条とその両端
    に接続される電極用導電膜を設けた防曇用ガラスの電極
    用導電膜のほぼ中央部に装着される一対の台座とこれら
    を連結するブリッジ部を少なくとも具備する導電端子に
    おいて、一対の台座のそれぞれ長さをほぼ等しくして、
    導電端子の全長を前記加熱線条の2ピッチ〜7ピッチの
    間隔に相当する長さとするようにしたことを特徴とする
    防曇用ガラスの導電端子。
  2. 【請求項2】板ガラス面上に複数の加熱線条とその両端
    に接続される電極用導電膜を設けた防曇用ガラスの電極
    用導電膜の端部近傍に装着される一対の台座とこれらを
    連結するブリッジ部を少なくとも具備する導電端子にお
    いて、一方の台座の長さを、前記加熱線条の4ピッチ〜
    8ピッチの間隔に相当する長さとするようにしたことを
    特徴とする防曇用ガラスの導電端子。
JP10709491U 1991-12-25 1991-12-25 防曇用ガラスの導電端子 Expired - Lifetime JPH0644031Y2 (ja)

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