JP2599416Y2 - 防曇用ガラスの導電端子取付構造 - Google Patents

防曇用ガラスの導電端子取付構造

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JP2599416Y2
JP2599416Y2 JP1992042846U JP4284692U JP2599416Y2 JP 2599416 Y2 JP2599416 Y2 JP 2599416Y2 JP 1992042846 U JP1992042846 U JP 1992042846U JP 4284692 U JP4284692 U JP 4284692U JP 2599416 Y2 JP2599416 Y2 JP 2599416Y2
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braided wire
conductive film
conductive
glass
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川崎忠美
前川充寿
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Central Glass Co Ltd
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Central Glass Co Ltd
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両用の後部窓ガラス
として装着された防曇用ガラスの導電端子取付構造に関
するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】車両用の後部窓ガラスには通
常防曇あるいは融氷を目的として、図7に示すように、
板ガラス1上に形成された多数の加熱線条2およびブス
バーと呼ばれる一対の電極用導電膜3が設けられてい
る。
【0003】電極用導電膜の電流分布は導電端子が装着
される給電部分に全ての電流が流れ込むので最大の電流
が流れ、給電部分から離れるにしたがって電流は次第に
減少するので電極用導電膜が同じ断面積に形成されてい
ると発熱量は給電部分が最大で、離れるにしたがって少
なくなる。高級車等大型の後部窓ガラスなどにおいて
は、導電端子近傍の電極用導電膜の電流密度が高くな
り、不要な発熱を生ずるので、この不要な発熱を防ぐた
めに電極用導電膜の幅を変えて給電部分を大きくすると
よいが、実際には美観などの理由によりほとんど一定に
形成され、発熱損が発生する。
【0004】そこで、従来このような発熱を防止するた
めに、編組線を2分割5、5’としてその中央部の編組
線がない電極用導電膜に導電端子4を半田付けしたもの
が既に実施されているが、このような接続構造は編組線
が2分割されているので、それぞれ位置決めし、半田付
けする工程が必要であり、煩雑でコストアップの要因と
なっていた。しかも導電端子を半田付けする際に、熱風
で半田付けする場合には吹きつけ時間のばらつきによ
り、半田鏝で台座部分を押さえて半田付けする場合には
押圧力のばらつきなどにより、台座裏面の半田層厚さが
ばらつき、その結果接着強度がばらつく恐れがあった。
【0005】本考案はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、電極用導電膜の発熱を極力防ぎ、しかも取付
作業を簡易化するとともに、導電端子の接着強度のばら
つきがなく、強度も向上させた導電端子の取付構造を提
供することを目的とする。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本考案は、板ガラス面
上に複数の加熱線条と該加熱線条の両端に接続される電
極用導電膜を設け、さらに電極用導電膜に1本の編組線
を半田付けした防曇用ガラスにおいて、一対の台座と該
台座の連結部と端子部とで構成される導電端子が、該導
電端子の台座の裏面を編組線に接触させて、該編組線を
介して電極用導電膜に半田付けされた導電端子取付構造
を特徴とする防曇用ガラスである。 また、板ガラス面上
に複数の加熱線条と該加熱線条の両端に接続される電極
用導電膜を設け、さらに電極用導電膜に編組線を半田付
けした防曇用ガラスにおいて、一対の台座と該台座を連
結する連結部と端子部とで構成される導電端子が、連結
部の裏面を編組線に接触させ、台座の裏面は編組線に接
触させずに、該編組線を介して電極用導電膜に半田付け
された導電端子取付構造を特徴とする防曇用ガラスであ
る。
【0007】
【作用】本考案は板ガラス面上に複数の加熱線条とその
両端に接続される電極用導電膜を設けた防曇用ガラスの
電極用導電膜に、電極用導電膜に編組線を半田付けした
後、台座の少なくとも一部が編組線に接触するように、
導電端子を編組線を介して半田付けするか、一対の台座
とこれらを連結する連結部が面一に形成された導電端子
を、連結部は編組線に接触するが、一対の台座が編組線
に接触しないように編組線を介して電極用導電膜に半田
付けすることにより、編組線を分割する必要がなく、1
本の編組線を電極用導電膜に半田付けしたものであるか
ら、位置合わせ、半田付け作業が1本分で済み、端子の
取付作業がきわめて簡単に、容易に行うことができる。
さらに前者の場合には台座が編組線に接触しているの
で、後者の場合には台座と同じ高さに形成した連結部
編組線に接触するので、いずれも編組線がストッパーと
なり、いずれの場合にも台座裏面と電極用導電膜との間
の半田層の厚さが一定になるように、すなわち、接着強
度が一定になるように半田付けすることができる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本考案を詳細に
説明する。図1、図2はそれぞれ本考案の好適な実施例
1における防曇ガラスの一部を示す要部斜視図と要部側
面図、図3は本考案の防曇ガラスを示す正面図、図4は
実施例2における防曇ガラスの一部を示す要部正面図、
図5と図6は実施例3における防曇ガラスの一部を示す
要部正面図と導電端子のみを示す斜視図、図7は従来の
防曇ガラスを示す正面図である。
【0009】実施例1 一対の台座が編組線に接触するように導電端子を電極用
導電膜に半田付けする場合について例示する。
【0010】図3に示すように、板ガラス1に複数の加
熱線条2、2・・2と一対の電極用導電膜3、3を導電
ペーストによりスクリーン印刷、焼成して形成する。次
いで、図1に示すように例えば長さ100mm、幅2m
m、厚さ0.3mmなる、空隙部が半田で充填された編
組線5を両端部で半田鏝により電極用導電膜3に半田付
けした後、黄銅などの金属を打ち抜いてプレス加工され
たものであり、例えば長さが6mmの一対の台座41
1’、一対の台座を連結する連結部42、図示しないリ
ード線を接続するための端子部43から構成される導電
端子4を、一対の台座41 1 ’を編組線5にクリップ
などで接触させて、熱風を吹きつけて電極用導電膜3に
半田付けする。
【0011】このようにして得られた導電端子取付構造
は台座裏面の半田層6は図2に示すように、編組線5が
ストッパーとして作用しており、編組線の厚さ、例えば
0.3mmより薄くなることはなく、ほぼ一定となるの
で、接着強度をほぼ一定にすることができる。
【0012】また、1本の編組線を導電膜3に半田付け
して、さらにこの編組線のほぼ中央部に導電端子を半
付けするときに、同時に編組線の空隙部に充填された半
田も溶けるので、編組線この部分で電極用導電膜に半
田付けされ、その結果編組線も導電端子も強固に電極用
導電膜に接着される。
【0013】このような構造の10例について、導電端
子を引張り試験機により垂直方向に100mm/min
の速度で力を変えて引っ張り端子が板ガラスから剥離
するときの引張り力を接着強度として測定し、従来の図
に示す構造の導電性端子取付構造の引張力を従来例と
して比較して表すと表1に示すような結果が得られた。
【0014】
【表1】
【0015】この結果から明らかなように、従来の接続
構造は若干ばらつきがあるのに対して、本考案の構造は
ばらつきがほとんどなく接着強度が安定し、向上してい
ることがわかる。
【0016】実施例2 図4に示す実施例2は一対の台座の一方41 が編組線に
接触し、他方の台座41 ’は接触させないようにして、
導電端子4をクリップなどで仮止めし熱風を吹き付けて
電極用導電膜3に半田付けする以外は実施例1と同じ構
成とするもので、この場合には台座41 の接着強度が安
定し、ばらつきがない。
【0017】実施例3 図5に示す実施例3は請求項2に示す例であり、図6に
示すような一対の台座41 、41 ’とこれらを連結する
連結部42 を同じ高さに形成するとともに、端子部43
を具備する導電端子4を、連結部42 は編組線5に接触
するが、一対の台座41 、41 ’は編組線5に接触しな
いようにしてクリップなどで仮止めし、一対の台座
1 、41 ’部分に熱風を吹き付けて、導電端子に予め
付着した半田材を溶融させて、電極用導電膜に半田付け
する以外は実施例1と同じ構成にしたものである。
【0018】このようにして得られた導電端子取付構造
は台座裏面の半田層は連結部42 が編組線5に接触して
いるので、編組線5がストッパーとして作用しており、
編組線の厚さ、例えば0.3mmより薄くなることはな
く、ほぼ一定となるので、接着強度をほぼ一定にするこ
とができる。
【0019】以上、好適な実施例により説明したが、本
考案はこれらに限定されるものではなく、種々の応用が
可能である。導電端子について、各種の形状の導電端子
が既に実用化されており、台座が一個のものもあるが、
どの端子も実施例1、2に示す端子取付構造には採用す
ることができる。また、一対の台座を連結する構造の端
子で台座と連結部を同じ高さに形成した導電端子はいず
れも実施例3に示す取付構造に採用することができる。
【0020】編組線について、半田を充填したもので説
明したが、このような編組線は低抵抗化、作業性の点で
好ましいが、半田を充填してない編組線であっても勿論
よい。また、編組線の幅、厚さ、長さは電極用導電膜の
抵抗値によって決まり、幅については2〜8mmの範囲
のものが採用可能であり、例えば8mmなどの場合のよ
うに大きい場合には、台座の長さが5mm程度のものも
あるので、編組線の幅が台座の長さより大きい場合もあ
る。
【0021】
【考案の効果】本考案の導電端子は編組線の位置合わ
せ、半田付け作業が1本分で済み、取付作業がきわめて
簡単に、容易に行うことができる。さらに台座が編組線
に少なくとも一部接触しているか、あるいは台座と同じ
高さに形成した連結部が編組線に接触するので、いずれ
も編組線がストッパーとなり、いずれの場合にも台座裏
面の半田層の厚さが一定になり、接着強度が一定になる
ように半田付けすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
図1、図2はそれぞれ本考案の好適な実施例1における
防曇ガラスの一部を示す要部斜視図と要部側面図、図3
は本考案の防曇ガラスを示す正面図、図4は実施例2に
おける防曇ガラスの一部を示す要部正面図、図5と図6
は実施例3における防曇ガラスの一部を示す要部正面図
と導電端子のみを示す斜視図、図7は従来の防曇ガラス
を示す正面図である。
【図1】 本考案の実施例1における防曇ガラスの一部
を示す要部斜視図である。
【図2】本考案の実施例1における防曇ガラスの一部を
示す要部側面図である。
【図3】本考案の防曇ガラスを示す平面図である。
【図4】本考案の実施例2における防曇ガラスの一部を
示す要部平面図である。
【図5】本考案の実施例3における防曇ガラスの一部を
示す要部平面図である。
【図6】本考案の実施例3における導電端子のみを示す
斜視図である。
【図7】従来の防曇ガラスを示す平面図である。
【符号の説明】
1 板ガラス 2 加熱線条 3 電極用導電膜 4 導電端子 41 、41 ' 台座 42 連結部 43 端子部 5 編組線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60J 1/00 B60J 1/20 B60S 1/02 B60S 1/58 H01Q 1/32 H01Q 1/58 H01R 4/02 H01R 43/02 H05B 3/20 327

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】板ガラス面上に複数の加熱線条と該加熱線
    条の両端に接続される電極用導電膜を設け、さらに電極
    用導電膜に1本の編組線を半田付けした防曇用ガラス
    おいて、一対の台座と該台座の連結部と端子部とで構成
    される導電端子が、該導電端子の台座の裏面を編組線に
    接触させて、該編組線を介して電極用導電膜に半田付け
    された導電端子取付構造を特徴とする防曇用ガラス。
  2. 【請求項2】板ガラス面上に複数の加熱線条と該加熱線
    条の両端に接続される電極用導電膜を設け、さらに電極
    用導電膜に編組線を半田付けした防曇用ガラスにおい
    て、一対の台座と該台座を連結する連結部と端子部とで
    構成される導電端子が、連結部の裏面を編組線に接触さ
    せ、台座の裏面は編組線に接触させずに、該編組線を介
    して電極用導電膜に半田付けされた導電端子取付構造を
    特徴とする防曇用ガラス。
JP1992042846U 1992-06-22 1992-06-22 防曇用ガラスの導電端子取付構造 Expired - Lifetime JP2599416Y2 (ja)

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