JPH065127U - 防曇用ガラスの導電端子取付構造 - Google Patents

防曇用ガラスの導電端子取付構造

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JPH065127U
JPH065127U JP4284692U JP4284692U JPH065127U JP H065127 U JPH065127 U JP H065127U JP 4284692 U JP4284692 U JP 4284692U JP 4284692 U JP4284692 U JP 4284692U JP H065127 U JPH065127 U JP H065127U
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前川充寿
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電極用導電膜の発熱を極力防ぎ、しかも取付作
業を簡易化するとともに、導電端子の接着強度のばらつ
きがなく、強度も向上させた導電端子の取付構造を提供
することを目的とする。 【構成】板ガラス面上に複数の加熱線条とその両端に接
続される電極用導電膜を設けた防曇用ガラスの電極用導
電膜に、その台座が編組線に接触するように導電端子を
半田付けするか、電極用導電膜に編組線を半田付けした
後、一対の台座とこれらを連結する連結部が同じ高さに
形成された導電端子を、連結部は編組線に接触するが、
一対の台座が編組線に接触しないように電極用導電膜に
半田付けするようにしたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両用の後部窓ガラスとして装着された防曇用ガラスの導電端子取 付構造に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】
車両用の後部窓ガラスには通常防曇あるいは融氷を目的として、図7に示すよ うに、板ガラス1上に形成された多数の加熱線条2およびブスバーと呼ばれる一 対の電極用導電膜3が設けられている。
【0003】 電極用導電膜の電流分布は導電端子が装着される給電部分に全ての電流が流れ 込むので最大の電流が流れ、給電部分から離れるにしたがって電流は次第に減少 するので電極用導電膜が同じ断面積に形成されていると発熱量は給電部分が最大 で、離れるにしたがって少なくなる。高級車等大型の後部窓ガラスなどにおいて は、導電端子近傍の電極用導電膜の電流密度が高くなり、不要な発熱を生ずるの で、この不要な発熱を防ぐために電極用導電膜の幅を変えて給電部分を大きくす るとよいが、実際には美観などの理由によりほとんど一定に形成され、発熱損が 発生する。
【0004】 そこで、従来このような発熱を防止するために、編組線を2分割5、5’とし てその中央部の編組線がない電極用導電膜に導電端子4を半田付けしたものが既 に実施されているが、このような接続構造は編組線が2分割されているので、そ れぞれ位置決めし、半田付けする工程が必要であり、煩雑でコストアップの要因 となっていた。しかも導電端子を半田付けする際に、熱風で半田付けする場合に は吹きつけ時間のばらつきにより、半田鏝で台座部分を押さえて半田付けする場 合には押圧力のばらつきなどにより、台座裏面の半田層厚さがばらつき、その結 果接着強度がばらつく恐れがあった。
【0005】 本考案はこのような点に鑑みてなされたものであり、電極用導電膜の発熱を極 力防ぎ、しかも取付作業を簡易化するとともに、導電端子の接着強度のばらつき がなく、強度も向上させた導電端子の取付構造を提供することを目的とする。
【0006】
【問題点を解決するための手段】
本考案は、板ガラス面上に複数の加熱線条とその両端に接続される電極用導電 膜を設けた防曇用ガラスの電極用導電膜に、その台座が編組線に接触するように 導電端子を半田付けするか、電極用導電膜に編組線を半田付けした後、一対の台 座とこれらを連結する連結部が同じ高さに形成された導電端子を、連結部は編組 線に接触するが、一対の台座が編組線に接触しないように電極用導電膜に半田付 けするようにしたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案は板ガラス面上に複数の加熱線条とその両端に接続される電極用導電膜 を設けた防曇用ガラスの電極用導電膜に、編組線を介して台座の少なくとも一部 が編組線に接触するように導電端子を半田付けするか、電極用導電膜に編組線を 半田付けした後、一対の台座とこれらを連結するブリッジ部が面一に形成された 導電端子を、ブリッジ部は編組線に接触するが、一対の台座が編組線に接触しな いように電極用導電膜に半田付けすることにより、編組線を分割する必要がなく 、1本の編組線を電極用導電膜に半田付けするものであるから、位置合わせ、半 田付け作業が1本分で済み、端子の取付作業がきわめて簡単に、容易に行うこと ができる。さらに前者の場合には台座が編組線に少なくとも一部接触しているの で、後者の場合には台座と同じ高さに形成したブリッジ部が編組線に接触するの で、いずれも編組線がストッパーとなり、いずれの場合にも台座裏面の半田層の 厚さが一定になるように、すなわち、接着強度が一定になるように半田付けする ことができる。
【0008】
【実施例】
以下、図面を参照しながら、本考案を詳細に説明する。 図1、図2はそれぞれ本考案の好適な実施例1における防曇ガラスの一部を示 す要部斜視図と要部側面図、図3は本考案の防曇ガラスを示す正面図、図4は実 施例2における防曇ガラスの一部を示す要部正面図、図5と図6は実施例3にお ける防曇ガラスの一部を示す要部正面図と導電端子のみを示す斜視図、図7は従 来の防曇ガラスを示す正面図である。
【0009】 実施例1 一対の台座が編組線に接触するように導電端子を電極用導電膜に半田付けする 場合について例示する。
【0010】 図3に示すように、板ガラス1に複数の加熱線条2、2・・2と一対の電極用 導電膜3、3を導電ペーストによりスクリーン印刷、焼成して形成する。 次いで、例えば長さ100mm、幅2mm、厚さ0.3mmなる、空隙部が半 田で充填された編組線5を両端部で半田鏝により電極用導電膜3に半田付けした 後、黄銅などの金属を打ち抜いてプレス加工されたものであり、例えば長さが6 mmの一対の台座41 、41 ’、一対の台座を連結する連結部42 、図示しない リード線を接続するための端子部43 から構成される導電端子4を、一対の台座 41 が編組線5にクリップなどで接触させて、熱風を吹きつけて電極用導電膜3 に半田付けする。
【0011】 このようにして得られた導電端子取付構造は台座裏面の半田層6は図2に示す ように、編組線5がストッパーとして作用しており、編組線の厚さ、例えば0. 3mmより薄くなることはなく、ほぼ一定となるので、接着強度をほぼ一定にす ることができる。
【0012】 また、1本の編組線を半田付けして、さらにこの編組線のほぼ中央部に導電端 子を、半田付けするときに、同時に編組線の空隙部に充填された半田も溶けるの で、編組線もこの部分で電極用導電膜に半田付けされ、その結果編組線も導電端 子も強固に接着される。
【0013】 このような構造の10例について、導電端子を引張り試験機により垂直方向に 100mm/minの速度で力を変えて引っ張り端子が板ガラスから剥離すると きの引張り力を接着強度として測定し、従来の図6に示す構造の引張力を従来例 として比較して表すと表1に示すような結果が得られた。
【0014】
【表1】
【0015】 この結果から明らかなように、従来の接続構造は若干ばらつきがあるのに対し て、本考案の構造はばらつきがほとんどなく接着強度が安定し、向上しているこ とがわかる。
【0016】 実施例2 図4に示す実施例2は一対の台座の一方41 が編組線に接触し、他方の台座4 1 ’は接触させないようにして、導電端子4をクリップなどで仮止めし熱風を吹 き付けて電極用導電膜3に半田付けする以外は実施例1と同じ構成とするもので 、この場合には台座41 の接着強度が安定し、ばらつきがない。
【0017】 実施例3 図5に示す実施例3は請求項2に示す例であり、図6に示すような一対の台座 41 、41 ’とこれらを連結する連結部42 を同じ高さに形成するとともに、端 子部43 を具備する導電端子4を、連結部42 は編組線5に接触するが、一対の 台座41 、41 ’は編組線5に接触しないようにしてクリップなどで仮止めし、 一対の台座41 、41 ’部分に熱風を吹き付けて電極用導電膜に半田付けする以 外は実施例1と同じ構成にしたものである。
【0018】 このようにして得られた導電端子取付構造は台座裏面の半田層は連結部42 が 編組線5に接触しているので、編組線5がストッパーとして作用しており、編組 線の厚さ、例えば0.3mmより薄くなることはなく、ほぼ一定となるので、接 着強度をほぼ一定にすることができる。
【0019】 以上、好適な実施例により説明したが、本考案はこれらに限定されるものでは なく、種々の応用が可能である。 導電端子について、各種の形状の導電端子が既に実用化されており、台座が一 個のものもあるが、どの端子も実施例1、2に示す端子取付構造には採用するこ とができる。また、一対の台座を連結する構造の端子で台座と連結部を同じ高さ に形成した導電端子はいずれも実施例3に示す取付構造に採用することができる 。
【0020】 編組線について、半田を充填したもので説明したが、このような編組線は低抵 抗化、作業性の点で好ましいが、半田を充填してない編組線であっても勿論よい 。また、編組線の幅、厚さ、長さは電極用導電膜の抵抗値によって決まり、幅に ついては2〜8mmの範囲のものが採用可能であり、例えば8mmなどの場合の ように大きい場合には、台座の長さが5mm程度のものもあるので、編組線の幅 が台座の長さより大きい場合もある。
【0021】
【考案の効果】
本考案の導電端子は編組線の位置合わせ、半田付け作業が1本分で済み、取付 作業がきわめて簡単に、容易に行うことができる。さらに台座が編組線に少なく とも一部接触しているか、あるいは台座と同じ高さに形成したブリッジ部が編組 線に接触するので、いずれも編組線がストッパーとなり、いずれの場合にも台座 裏面の半田層の厚さが一定になり、接着強度が一定になるように半田付けするこ とができるものである。
【図面の簡単な説明】
図1、図2はそれぞれ本考案の好適な実施例1における
防曇ガラスの一部を示す要部斜視図と要部側面図、図3
は本考案の防曇ガラスを示す正面図、図4は実施例2に
おける防曇ガラスの一部を示す要部正面図、図5と図6
は実施例3における防曇ガラスの一部を示す要部正面図
と導電端子のみを示す斜視図、図7は従来の防曇ガラス
を示す正面図である。
【図1】 本考案の実施例1における防曇ガラスの一部
を示す要部斜視図である。
【図2】本考案の実施例1における防曇ガラスの一部を
示す要部側面図である。
【図3】本考案の防曇ガラスを示す平面図である。
【図4】本考案の実施例2における防曇ガラスの一部を
示す要部平面図である。
【図5】本考案の実施例3における防曇ガラスの一部を
示す要部平面図である。
【図6】本考案の実施例3における導電端子のみを示す
斜視図である。
【図7】従来の防曇ガラスを示す平面図である。
【符号の説明】
1 板ガラス 2 加熱線条 3 電極用導電膜 4 導電端子 41 、41 ' 台座 42 連結部 43 端子部 5 編組線

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】板ガラス面上に複数の加熱線条とその両端
    に接続される電極用導電膜を設けた防曇用ガラスの電極
    用導電膜に、その台座が編組線に接触するように導電端
    子を半田付けするようにしたことを特徴とする防曇用ガ
    ラスの導電端子取付構造。
  2. 【請求項2】板ガラス面上に複数の加熱線条とその両端
    に接続される電極用導電膜を設けた防曇用ガラスの電極
    用導電膜に編組線を半田付けした後、一対の台座とこれ
    らを連結する連結部を同じ高さに形成された導電端子
    を、ブリッジ部は編組線に接触するが、一対の台座が編
    組線に接触しないように電極用導電膜に半田付けするよ
    うにしたことを特徴とする防曇用ガラスの導電端子取付
    構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5426407U (ja) * 1977-07-25 1979-02-21
JP2017022047A (ja) * 2015-07-14 2017-01-26 日本板硝子株式会社 ガラス板モジュール

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