JPH06128742A - 物体上に膜を形成する成膜方法および装置 - Google Patents

物体上に膜を形成する成膜方法および装置

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JPH06128742A JP4092503A JP9250392A JPH06128742A JP H06128742 A JPH06128742 A JP H06128742A JP 4092503 A JP4092503 A JP 4092503A JP 9250392 A JP9250392 A JP 9250392A JP H06128742 A JPH06128742 A JP H06128742A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 物体上に膜を形成する成膜方法および装置に
関し、直流及び交流を用いたグロー放電の作用により噴
霧効率を向上されることを目的とする。 【構成】 少なくとも一つの膜で少なくとも一つの物体
を被う成膜方法において、オーミック導電性の試料が直
流および重畳する交流を用いて作動されるグロー放電内
で噴霧され、噴霧された試料が試料および加工材の間の
空間で気体と反応し、加工材に堆積し、成膜処理が金属
モードと反応モードの間の不安定な推移モードで実行さ
れ、前記膜は試料の素材よりも低い導電性を有するよう
に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はとくに、少なくとも一つ
の物体上に一つの膜を成膜する方法において、オーミッ
ク導電性の試料がグロー放電状態内で噴霧され、噴霧さ
れた試料が試料と物体の間の空間で気体と反応し、物体
上に反応された部分が堆積し、その際、成膜処理が金属
モードと反応モードの間の不安定な推移モードであり、
膜は試料素材よりも導電性が低く、極端な場合とくに絶
縁性の膜である成膜方法および装置に関わる。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】文献
F.Vratny、J.Electrochem.So
c.のSolidState Science、196
7年5月、項目「積層RFおよびDCスパッタリングに
よるタンタルおよびタンタル酸化物の堆積」(1)か
ら、絶縁性の加工材膜が高周波噴霧によってグロー放電
状態内で絶縁性の試料材を形成することは知られてい
る。
【0003】また同項目から、同一目的で直流およびこ
れに重畳する高周波を用いて金属試料を噴霧し、噴霧さ
れた試料を気体と反応させて、成膜される物体上に絶縁
性の膜を形成することも周知である。この項目では、本
明細書の不可欠な構成要素について説明がなされてお
り、噴霧に高周波部分を使用することによって、例えば
金属試料上に絶縁膜として堆積する反応生成物が原因と
なって、絶縁破壊およびショートサーキットが生じるた
め、時間的な不規則性あるいは成膜量によって成膜処理
が妨げられ、又は噴霧過程が完全に停止されるのを防止
できることについて述べている。
【0004】上述した項目(1)によれば、直流および
重畳される高周波信号を用いた噴霧における加工材の成
膜効率は、純粋に直流のみを用いた場合より高い。高周
波として、13.56MHzの周波数が用いられてい
る。これに関し、絶縁性試料のいわゆる高周波マグネト
ロン噴霧による絶縁性膜を用いた加工材の成膜は、Ka
rel Urbanek、Solid StateTe
chnology、1977年4月、項目「SiO2
マグネトロンスパッタリング、化学的蒸着堆積にかわる
方法」(2)に示されている。また、ここでも13.5
6MHzの周波数を用いて処理が行われている。
【0005】金属性の試料板が直流噴霧され、噴霧され
た部分と気体の反応によって、絶縁性の成膜形成のため
に露出されるときに生じる問題については、上記の項目
(1)においてVratneyがすでに述べているが、
DE−OS−25 13 216に詳しく記載されてい
る。本明細書の不可欠な構成要素について述べているこ
の公報では、オーミック導電性のない素材からなる試料
の噴霧が行われるときに、高周波交流が噴霧に用いられ
ることが記述されている。
【0006】さらに、金属ないし導電性の試料について
も噴霧効率を向上するために、高周波噴霧と直流電圧噴
霧を重複させる可能性が生まれる。その際、いわゆるマ
グネトロン噴霧によって、噴霧効率を相応に向上させる
ことができると説明されている。ここでもまた、すでに
項目(1)で述べたように、噴霧のための交流信号の重
畳によって、絶縁膜にあたる−汚染された−試料領域に
おけるアーク放電の発生が大幅に防止されている。処理
は400Hzから60kHzの間の周波数によって行わ
れている。
【0007】S.Schiller et al.、V
ortrag Zur International
Conference on Metal Coati
ng、San Diego/Cal.、1987年5
月、Surface andCoating てchn
ology 33(1987)の項目「製造方法として
の反応式DC高効率噴霧」(4)では、加工材に成膜す
るための反応を用いた直流噴霧に関して詳しく説明され
ている。その中ではとくに、そうした反応を用いた直流
噴霧と成膜処理のヒステレシス関係が説明されている。
【0008】金属試料は直流(DC)噴霧され、反応す
る気体の主流は試料と成膜する加工材の間のグロー放電
空間内で一定となるよう高められているため、上記
(1)から周知のとおり、噴霧効率が同時に少しだけ低
下すると気体分圧が簡単に上昇する。この初期状態で
は、反応気体の消費はほとんど十分であるが、その後減
少するため、気体の分圧は主流よりも、すなわち、時間
単位あたりで工程室に導かれる反応気体量よりも、少し
しか上昇しない。
【0009】この範囲内いわゆる金属モードにおいて
は、反応するDC直流噴霧/成膜処理は安定している。
上述した主流の限界値においては、反応する気体の分圧
が実質的に高い値まで急激に上昇する。同時に、反応気
体の消費量は急激に低い値となり、噴霧効率はきわめて
低い値まで急激に降下する。この急降下する帯域が推移
モードと呼ばれる。さらに工程室内の反応気体の主流を
上昇させると、分圧は再び安定した特性曲線−反応モー
ド−に沿ったものとなり、また反応気体消費量およびこ
のときに実質的に低下する噴霧効率も同様である。DC
噴霧におけるこの関係についてさらに詳しく述べる。
【0010】上述した臨界値よりも反応気体主流が低い
場合、試料によってほとんどの金属部分が噴霧され反応
気体と反応するが、上述の臨界値を越えた場合、決定的
な試料の汚染が生じる、すなわち導電性ないし金属の試
料が、少なくとも部分的に低導電性ないし絶縁性を有す
るような状態で成膜され、わずかな金属部分しか噴霧さ
れず、反応気体の消費も少なくなり、したがってその反
応気体の分圧が決定的に上昇する。噴霧効率は急激に降
下する。反応気体の主流を減少する場合、反応モードを
始点として処理は急激にに金属モードに戻るが、明確な
ヒステレシス関係を伴う。
【0011】この項目(4)によれば、本明細書の不可
欠な部分と同様に、すでにVratnyの(1)から知
られているとおり、反応気体分圧の増加にともなって噴
霧効率が減少し、異なる別の結合Mex y の反応比μ
=y/xは反応気体分圧の増加にともなって減少するこ
とがさらに知られている。高い効率で絶縁性の膜を析出
しようとする場合、加工材の近傍でDCグロー放電にお
いて高いプラズマ濃度を用いる一方、通常では推移モー
ドにおいて処理を行う必要があることが項目(4)にお
いて推論されている。
【0012】項目(4)では、外部の高速制御系を用い
て、不安定帯域すなわち上述の推移モードで直流処理が
どのように安定化できるのかについて措置が論及されて
おり、とくに制御系にはIST値エンコーダー兼デコー
ダーとしてプラズマ放電モニター(PEM)が設けら
れ、調整を担う構成要素として、反応気体主流を調整す
る高速作動弁上に組み込まれている。
【0013】項目(4)と同じ著者S.Schille
r自身による、真空ウェブ成膜についての第3回国際会
議、サンアントニオ・テキサス、1989年11月から
の項目「真空ウェブ成膜におけるシリコン酸化堆積の可
能性」他(5)においては、金属試料の反応する直流噴
霧において、所望の高酸化率を実現する場合、成膜効率
が小さくなること、産業利用としてはまったく考慮され
ないことについて詳しく論及されている。絶縁性試料−
SiO2 試料−の高周波噴霧に関しては、極端に高い高
周波出力が必要となり、また対応する製造装置の費用も
高くなるため、高周波ダイオード噴霧は考慮対象になら
ないことがわかる。
【0014】絶縁膜−SiOx −を用いて加工材に成膜
するための開発は、絶縁性試料の電子線気化方法に向け
られるべきであることが項目(5)から推論される。文
献US−A−4 851 095から周知の方法では、
実際に、項目(4)がさらに示唆しているような「反応
式DC高効率噴霧」が推論されており、すなわち最初の
作用帯域において比較的に低い反応気体分圧を用いてD
C噴霧により加工材に成膜を行い、第2の作用帯域にお
いては、上述の比較的に低い分圧に基づくと不十分で低
い成膜反応度μが、高い反応気体分圧において後から反
応が行われ、噴霧処理に設定された任意の値でこの反応
度が反転して反応モードとなる。この際、加工材は費用
のかかる高速回転運動によって上述の作用帯域を通じて
動かされる。
【0015】費用のかかる機械構造とともに、この措置
では、とりわけ成長する膜に関して強く時間的な化学量
論交換が必要となる欠点がある。すでに(1)からわか
っているが、文献EP−A−0 347 567によれ
ば直流および高周波電流を用いて噴霧を行い、金属モー
ドにおける処理作用点の基本安定性、すなわち推移モー
ドからの「間隔」を長くすることは周知である。その
際、放電における電気的陰極電圧/陰極電流の特性曲線
に注意する。
【0016】本発明の目的は、冒頭で述べた種類の方法
を提供することであり、その方法は以下の点で従来技術
と異なる。a)少なくとも実質的に化学量が均質となる
成膜を行い、b)これを高い成膜効率で行い、c)取り
付けるべき噴霧出力に関しては、できる限り優れた作用
効率で、また反応気体の利用および装置費用で行うこと
である。
【0017】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明による措
置では、以下の組み合わせにより、直流およびこれに重
畳される交流によってグロー放電を実行すること、と不
安定な推移モードで成膜処理を実行することにより、予
期できないほどの非あるいは低導電性の膜を高い反応度
μで物体上に形成でき、使用された噴霧エネルギーあた
りの無反応で形成される金属膜の膜体積に対する、使用
された噴霧エネルギーあたりの形成される膜体積によっ
て決定される優れたエネルギー活用度をもって、さらに
高い成膜効率で膜が形成されており、したがって上述の
措置は効率の良い商業的生産に適することを特徴として
いる。
【0018】高い反応度μにおける推移モードにおいて
高い成膜効率を達成できるのは、おそらく、後述するよ
うに少なくとも本発明の措置では、推移モードが推論さ
れる周知の経過から外れ、少なくとも部分的に推移モー
ドにおいては反応気体の主流の増加にともなって噴霧効
率が増加し、その際、反応気体の分圧が少なくとも部分
的に実質上一定に維持されることに基づいている。
【0019】以下に、もっとも望ましい方法について述
べる。この方法によれば、本発明による推移モードでの
膜形成においては、反応を用いない金属膜の達成の場合
よりも高いエネルギー活用が目標とされている。EP−
A−0 416 241から、物体の成膜方法が知られ
ており、この方法ではオーミック導電性の試料がグロー
放電内で噴霧され、噴霧された部分を試料と加工材の間
の空間で気体と反応させ、加工材上に堆積する。上述し
た方法を実施するための構成が推定上では全般的に安定
状態で進められ、そして高い成膜効率および膜品質を得
るため、特別に形成された構成について記載されてい
る。
【0020】前述の周知の方法について、グロー放電は
同様に直流、交流または両方で作動されるものとして記
載されている。その際、交流信号として高周波信号が用
いられる。これに対し、本発明によればグロー放電の供
給電源として直流および交流を組み合わせたものを用
い、そして推移モードにおける作動を用いて、周知のと
おりDC噴霧の際に生じるような問題を解決しており、
そしてこれには純粋に交流(Hf)グロー放電作動の場
合よりもずっと少ない交流信号作動のみが必要とされる
ことが明かである。
【0021】本発明による直流および交流を用いたグロ
ー放電の作用によって噴霧効率は向上され、また設定さ
れた電気出力ないし反応気体の主流に依存する作用度は
最適化されている。また同時にこれによって、とくに金
属モードの近傍において、実質的に成膜反応度μが高い
値に達しており、もっとも作用度が高い場合でも、直流
出力の10から80%、望ましくは10から50%の交
流出力を追加して供給するだけで高い反応度が達成され
る。
【0022】上述のように、顕著な結果として、高い成
膜効率と優れた作用度により推移モード作動中に化学量
論的に均質な膜を得ることができ、新規な技術および方
法で、少なくとも本発明による作動においては上述した
推移モードで、少なくとも一つの帯域および、とくに広
い帯域にわたって、反応気体の主流の増加にともなって
噴霧効率が増加し、これらの帯域において反応気体の分
圧が反応気体主流の関数として実質的に一定のまま維持
される。
【0023】とくに、中間周波数帯域において好ましく
は50Hzから250kHz(両数を含む)の間で、と
くに望ましくは10kHzから200kHz(両数を含
む)の間で、出力の強い支配的なスペクトル部分を生じ
るよう交流部分が発生され、その際、また周波数を50
Hzから500Hzの範囲内に設定し、あるいは10H
zまでにすることも可能である。前記周波数は、技術面
で大きな費用を必要とせずに供給できるものであり、と
くに高周波に比べると費用はかなり少ない。
【0024】支配的なスペクトル部分が上述の周波数帯
域に存在するということは、すなわち、あらゆる交流信
号のひずみにおいて、とくに場合によっては重複した低
い周波数を有する部分をともなう矩形パルスにおけるよ
うに、高いスペクトル部分や低いスペクトル部分が交流
信号によって準備できることを意味している。さらに本
発明によれば、交流および直流噴霧の使用によって、直
流に関する項目「反応式DC高率噴霧」から周知である
とおり、ヒステリシスが高反応気体主流帯域にまで上昇
され、金属モードも推移モードも反応気体分圧帯域に存
在し、その際、直流噴霧とは反対に、高い反応度と同時
に少なくとも同一の噴霧効率および成膜効率が達成され
る。
【0025】また金属モードから反応モードへの推移
は、状態ないし経過に依存するが、使用する交流信号、
その出力ないし周波数によって設定できることがわか
る。なお、処理期間は不安定な推移モードにおいて、望
ましくは金属モード付近で、望ましくは制御によって安
定化され、また、加えて直流噴霧の場合に得られるより
噴霧効率が高くても、急激に高い反応度を高い噴霧効率
および成膜効率で達成することができるようになってい
る。
【0026】処理作用点を不安定な特性曲線上のいずれ
の点においても、場合によっては反応モードの近くにお
いても、実質的にその経過から独立して安定させるに
は、特許請求の範囲第7項に記載されている制御を行う
ことが考慮される。これによって、作用点が金属モード
あるいは反応モード内にずれ込むことが防止される。そ
のため、周知のようにSOLL値基準値と比較ユニット
に戻されたIST値との伝達が重要であり、比較ユニッ
トへの戻りは誇張されていないが、上述の特許請求の範
囲に詳しく述べられているように、開いた制御回路の増
幅が確保されており、また上述した処理作用点は、作用
点に関連する短時間の妨害値によって、またそうした妨
害値の影響が即座に制御されなくても、ずれ込まずに続
いている。したがって、本発明によれば処理作用点を安
定したものとして確実に固定できる。
【0027】純粋な交流噴霧については、S.Berg
et al.の項目(8、9)「化合物の反応式スパ
ッタリングのモデリング」J.Vac.Sci.Tec
hnol.A5(2)、1987と「反応式スパッタリ
ングの処理モデリング」J.Vac.Sci.Tech
nol.A7(3)、1989年6月とにおける反応を
用いた噴霧処理のモデリングが挙げられ、これらの論文
では、複雑な処理関係を説明するにあたり本明細書にと
って不可欠な要素が説明されている。
【0028】さらに「日本国特許概要」第12巻、N
o.353(C−530)(3200)1988年9月
21日およびJP、A、63 111 173(ANE
LVACORP)1988年5月16日(概要を参照)
が挙げられる。また、さらに望ましくは、作用度を上げ
るために試料を磁力噴霧すること、すなわち周知の技術
と方法を用い磁界によって試料のプラズマ濃度を上げる
ことが提案される。
【0029】本発明の措置によれば、上述のように、推
移モードでの作動により化学量論に基づく膜を形成する
ことが可能であり、これをきわめて高い成膜効率で実行
できる。しかし反応度μが高くμ<<1の場合にも成膜
効率を上げるには、場合によって特許請求の範囲8の記
載に基づく実施が提案される。プラズマを用いて導電性
の低い試料を反応式AC+DC噴霧する場合、その導電
性を向上するために他の元素が組み込まれているような
場合、とくにSiが試料である場合、燐との元素の組み
込み傾向はわずかしかないこと、汚染された試料に関
し、火花連絡およびしみ現象が生じ、他の元素の組み込
まれた試料より高い出力で処理を行っても、反応モード
で平衡を失って傾いたりしないことが認識される。
【0030】試料、とくに本発明で使用するSi試料
は、0.01から100Ωcmの導電性を示すものであ
れば望ましく、0.01から1Ωcmであればさらに望
ましい。物体ないし加工材を素早く動かすことは考慮さ
れない。ただし、処理ないしさらに詳しくは後述する後
から行う反応における加工材のゆっくりとした運動、た
とえば回転速度<1Hzを満たし、たとえば0.5Hz
より高い運動は、好ましいものとして考慮される。
【0031】本発明の措置によれば、品質的に高い要求
を満足し、導電性が低く絶縁性を示す膜を形成するため
の技術を利用することが可能であり、従って、以前は利
用範囲が広い点また経済的な利点から蒸着法のみによっ
て、また噴霧技術と比べ自動化された産業生産にずっと
適さないような方法によって可能であった光学的利用に
ついても可能となっている。
【0032】
【実施例】以下、本発明について具体的に図面を参照し
て説明を行う。図1には、まず本発明の措置が、導電性
ないし金属資料の反応式噴霧を用いた、絶縁膜の成膜工
程の純粋に品質的な面を示すヒステリシス経過を観察す
ることによって示されている。
【0033】これらはまず周知の経過を基本とするもの
であり、すでに簡単に実施できるものである。次に、本
発明の措置によって得られる、別の経過について説明す
るが、この措置は本発明に採用されている利点を理解す
る上で有効なものとなる。(a)では、軸上に噴霧され
る試料と加工材の間の処理空間における「反応気体の主
流」m*、反応気体分圧pが品質的な面から表されてい
る。処理室内のグロー放電を維持せずに、すなわち成膜
処理を進めることなく、破線1に従って分圧pが主流m
*の関数として徐々に直線的に増加している。このとき
反応空間内では、直流グロー放電が点火され、試料が直
流噴霧されるため、臨界主流値M* DCに達するまで供給
された反応気体の大部分が、反応処理中に(a)の量V
DCに応じて、噴霧された試料部分によって消費される。
これによって加工材が絶縁性の反応生成物によって成膜
される。
【0034】直流噴霧の場合、反応気体の主流が上述の
臨界値M*DCに達すれば、分圧が金属モードMMの値P
MMから実質的に高い反応モードRMの値PRMまで跳ね上
がり、そして反応主流m*をさらに上げると、反応気体
分圧が実質的に高い水準でそこからさらに上昇する。特
性曲線のこの第2の安定した経過分岐が反応モードRM
である。破線で示した不安定な推移経過が推移モードU
Mである。
【0035】反応モードにおいて、実質的に主流には左
右されない量の反応気体が量wに応じて反応によって消
費されると、試料上に絶縁性の膜が形成される。その膜
は加工材ないし物体上でさらに反応によって反応気体を
介して変化する。本来の反応工程ではこれ以上何も起こ
らないが、試料から反応生成物が噴霧される。この安定
した帯域RMは、上述の試料吹き付けに基づく加工材の
成膜のために、すなわちこの場合の目的に合わせれば絶
縁性の膜のために、あるいはきわめて非科学的な方法で
のみ利用可能である。
【0036】反応モードRMを出発点として主流m*が
減少され、処理が金属モードMMに戻るまで、量的な特
性曲線の経過は点線で示されており、ここから典型的な
ヒステリシス関係がわかり、この関係によって今まで周
知のものに由来している。(b)では、噴霧効率rの経
過は−下向きに正の軸−反応気体主流m*の関数として
表されている。主流m*の増加とともに、金属モードM
Mでは噴霧効率rが下がっており、その結果、主流が増
加するとともに噴霧される部分の反応度μが増加するこ
とは明かとなる。これは、噴霧効率が(b)で下がり、
同時に(a)で反応する反応気体の部分が量VDCに応じ
て減少しているためである。
【0037】臨界主流M*DCにおいて、金属モードでは
噴霧効率rがRMMから実質的に低い値RRMまで急変し、
反応モードでは実質的に一定に保たれる。試料の汚染に
おいては、金属試料上に形成された絶縁性の膜から部分
的に試料が噴霧され、加工材上に堆積されるが、この部
分が処理空間の反応気体をこれ以上消費することはな
い。十分に試料が被われると、直流噴霧処理は実質的に
停止する。
【0038】グロー放電および、比較的に出力の小さい
−一貫して交流噴霧を用いた場合に必要となるより実質
的に少ない−直流および重複する交流部分を用いた噴霧
を行う場合、反応気体主流が同一でも噴霧効率rに重大
な上昇が生じ、そのために成膜効率にも相応の上昇が生
じる。(b)において、このことはMM(AC+DC)
の経過に対応する。このとき反応気体主流m*が同じで
あれば、交流重畳の際に噴霧効率rが上がるため、反応
する反応気体部分が増加し、主流m*の増加にともない
金属モードMM(AC+DC)の反応気体分圧は、DC
の場合よりもずっと小量しか増加しない。交流重畳にお
いて噴霧された部分と反応する、供給された反応気体の
部分は、(a)ではVAC+DC として表されている。実質
的に、処理空間内での反応気体分圧pは、処理が安定し
た金属モードMMから、推移モードUMを越えて、反応
モードRMに転じるかどうかを左右するものである。こ
のとき交流重畳の場合に、分圧値PMMに達するのが実質
的に遅れ、すなわち実質的に反応気体主流MAC+DC は、
純粋な直流噴霧におけるMDCよりも大きい値となる。
【0039】従って、本発明に取り入れられた工程すな
わち直流および重複する交流を用いた噴霧を行うことに
より、実質的に高い噴霧効率が達成されることがわか
る。ここで、推移モードUMにおける処理が行われる。
処理の経過に応じて、「急上昇」ないし急傾斜に関連す
る金属モードから反応モードへの推移は異なる。とくに
本発明により認識されるのは、sとして概略的に表され
ているように、この推移がとりわけAC部分の出力増加
にともなって水平になるよう設定できることである。こ
れによって、特定の場合では単に推移モードにおいて処
理条件を固定することにより処理を行うことが可能とな
っている。
【0040】図1の(a)、(b)に示されている急変
化は単に解説するための特性を示しており、この推移に
おける実際の量を表したものではないことを、この段階
でもう一度確認しておきたい。この推移モードUMにお
ける安定化は、直流作動に関して(4)ないし(9)か
ら知られている処理の作用期間の処理制御を介して、た
だし交流重複の直流作動において、すなわち帯域UM
AC+DC において、たとえばXにより示されているように
行われており、従って、ここでは直流作動の場合の推移
モードにおいて達成される反応度μに比べて、推移モー
ドUMAC+DC において実質的な反応度μの上昇が可能と
なることがわかる。
【0041】(9)から理解されるのは、出力の異なる
純粋な交流(AC)噴霧を使用した場合、噴霧効率およ
び主流に関する処理ヒステリシスの経過が、(b)にし
たがって生じること、そして一連の経過において、共通
で座標系の原点を通って経過する直線g上にある点が、
同一の成膜反応度μを生じていることである。したがっ
て、そうした直線gは実質的に反応度が同一の点とな
る。
【0042】DC作動の推移モードの場合と比べて、安
定化された処理においては、推移モードで交流重畳の直
流を用いた処理実行の場合に反応度μを実質的に高くす
ることができること、これによって、実質的に使用され
る電気出力が直流出力か、直流および交流出力か、交流
出力かに依存せずに、これ以外の実行条件が同一なら
ば、原点を通る直線上にあるヒステリシス経過点が、実
質的に同一の成膜反応度μに導かれるという本発明によ
る事実がわかる。
【0043】したがって、(b)においては、反応度は
直線g1 上の経過変更点KDCおよびKAC+DC においては
実質的に同一であり、反応モードに向かって直線g2
対応して最適化される。直線群Gを仮定することによ
り、図1(b)に表すように、推移モードUMにおける
反応度μに関する等級分けが明らかになる。処理作用点
を、上述の処理制御ないし処理安定化に基づいて、反応
モードRMにおける推移の近傍に設定してもよいが、簡
単にいえば、これと関連して間隔Dを守らなければなら
ず、望まれないたとえば回避することのできない制御誤
差が反応モードに影響を及ぼし、処理環境が突然変化し
ないようにするためである。作用点が不所望に反応モー
ドRM内へ短時間でもずれると、処理の明確な転換が反
応モード内にずれ込む。
【0044】しかし、この段階では、本発明による推移
モードUMAC+DC 内での交流重畳直流を用いた処理を実
行する場合、DC作動でのμmaxDC よりも実質的に高い
成膜反応度μmaxAC+DCが達成できることが基本的に認識
されている。このように、推移モードで安定化されるD
C作動に比べて、本発明によればAC+DC作動におい
て高い反応度μが上述の安定化に基づいて、とくに制御
によってきわめて安定したものとなり、そのため加工材
の成膜が均質に達成される理由は説明できる。
【0045】作用点Xは、とくに推移モードにおける制
御によって安定化され、(b)に二重矢印Tを用いて示
すように、推移モードでは所望の反応度μにしたがって
設定され、直流作動および同一の噴霧効率rにおける場
合よりも常に高い。反応度は、ここから上限値付近まで
抑制され、μmaxAC+DC<μmaxDC に対応するよう設定で
きる。
【0046】以上に説明したように、これまでの説明は
図1にしたがって、とくに推移モードUMにおける周知
かつ推定上の処理経過に基づくものである。本発明によ
り、さらに認識されるのは、本発明による作動の場合に
は処理作用点が金属モードの近くに設定されたときに、
推移モードでは常に、最適な高さの成膜効率で処理を実
行することができ、少なくとも化学両論に基づいた膜が
得られることである。その際、反応を用いない同じ試料
材を用いたDC噴霧によって得られる金属ないし導電性
の膜の噴霧エネルギーあたりの膜体積に対する、本発明
により得られる膜の噴霧エネルギーあたりの膜体積によ
って得られるエネルギー活用比率は、活用比率1とな
ることである。
【0047】このとき、少なくとも本発明の推移モード
における作動では、噴霧効率rが反応気体主流m*の関
数として、同様に反応気体の分圧pが反応気体主流m*
の関数として、量的に図1に点で示した経過に合致して
いることが観察される。従って、金属モードMMAC+DC
の付近では、高い噴霧効率およびそれにともなう成膜効
率が優勢であり、反応気体主流は高いが、この主流の関
数として、実質的に反応分圧は一定である場合に限る。
直線1および分圧経過の間での過剰は、反応される気体
の量に対してかなりの量となり、そのために高い反応度
μでは、処理作用点XA を金属モードの近くに設定する
場合には、噴霧率rを最適な状態で高く維持することが
できることは明白である。前述したように、この場合、
反応気体消費量−主流m*の場合−が高く、その証拠に
反応度μが高い。望ましい作用点の状態は、図1にXA
として量的に示されている。
【0048】本発明による直流交流噴霧と推移モードU
Mにおける処理作用点XA の選択によって、高い成膜効
率において金属モードの付近でできるかぎり高い成膜度
μを維持するため、直流作動時において推移モードで安
定化された処理に反して、実質的に高い成膜度が高い成
膜反応度μとともに達成されることは長所といえる。高
速制御系を用いることによって、作用点が金属モードあ
るいは場合によっては反応モードに移行するのが防止さ
れる。
【0049】図2では、本発明による方法を実施するた
めの装置が概略的に示されている。たとえば素地上に設
けられた枠体を備えた真空室10内では、加工材運搬器
11が加工材とともに配置されている。加工材運搬器1
1と対面して、試料支持器12が噴霧されるオーミック
導電性の素材からなる試料14とともに配置されてい
る。試料14は支持器12上で電源16によって操作さ
れ、電源は直流信号DCを重複する交流信号ACととも
に供給する。加工材運搬器11と試料14の間に形成さ
れ、陽極として働く暗室保護器18を備えた反応室A内
に、概略的に示されているように導入システム20が作
用気体の吸入口とともに通じており、その中に酸素のよ
うな反応気体ないし気体混合物が含まれている。50H
zから250kHzまでの周波数、望ましくは10kH
zから200kHzの周波数が、電源16のAC部分と
して特に適しているのは明らかである。
【0050】しかし処理に応じて、交流部分ACはパル
ス部分として、純粋にサインとして、あるいは2つ以上
の周波数を有する重複したサイン信号として発生され
る。これらは100Hz、あるいは10Hzからマイク
ロ波帯域までの周波数で、望ましくは15MHzまでの
ものとする。試料は、とくに本発明によれば、結晶化さ
れて取り込まれた、あるいは流し込まれた三燐化Si試
料であり、0.01Ωcmから100Ωcmまで、望ま
しくは0.01Ωcmから1Ωcmまでの導電性を有す
るものとする。AC出力は実質的にDC出力よりも低
く、経済性のよい半導体素子に基づく参照番号16の発
生装置の使用が可能なものとする。
【0051】吸入装置20には図示しない容器から上述
の気体ないし気体混合物が供給される。さらに、概略的
に示された吸入構造32によって、作用気体とくにアル
ゴンが別個に供給され、またたとえば仕切られている反
応室Aへも、試料の近傍にも、あるいは直接的に反応室
内へも、(4)から周知となっているような所望の処理
に応じて、同様のことが行われる。電源16によって反
応室内でグロー放電が起こされ、試料14が噴霧され
る。噴霧された部分はグロー放電状態の処理室A内で反
応気体と反応し、導電性の低い、たとえば絶縁性の反応
物質が、とくに加工材運搬器11の加工材13上に堆積
される。
【0052】さらに概略的に示すように、噴霧および成
膜処理を安定化するための制御回路が設けられている。
この制御回路にはIST値検知器22が含まれており、
とくに以下の事項を一つ以上満たす感知器を含んでい
る。即ち、光学系であり、吸収感知器、放射感知器、蛍
光線観測検知器であり、出願人が販売している光線発射
受光感知器であり、放電インピーダンス感知器であり、
分圧測定感知器であること、である。
【0053】IST値検知器の出力信号は選別および判
定ユニット24、26に供給される。信号選別の後に、
IST値信号sは差別化ユニット28に送られる。ここ
で差Δは、ユニット30で調整可能である、設定された
SOLL値Wに関連して発生される。制御差Δは、制御
反応の最適化を行うための調整器(図示せず)を介し、
調整値として処理量に加えられ、この量だけ即座に反応
が生じる。対応する調整を伴う調整値としては、以下の
事項のうち一つ以上が設定されていれば望ましい。出力
DC(電流ないし電圧)、出力AC(電流振幅ないし電
圧振幅)、周波数AC、周波数スペクトルAC、比率出
力AC/出力DC、反応気体主流、気体混合、作用気体
主流、である。
【0054】図2では、DC部分およびAC部分およ
び、バルブ32aを介した反応気体主流について示され
ている。制御回路によって、すでに説明したように、推
移モードUMMA+DC における噴霧および成膜処理が安定
化されていれば望ましい。試料帯域においてプラズマ濃
度をさらに上げ、その結果として噴霧効率を上げるため
に、周知のように設けられた磁界Bによって概略的に示
すように、試料14を磁力源によって操作する。
【0055】試料噴霧を行う従来の成膜装置に対して、
ここでは試料が直流および交流を用いて実行され、また
処理作用点を制御によって安定化させるために高速の制
御回路が設けられていれば望ましい。本発明により達成
された反応度μが場合によって得られないときには、加
工材13の成膜が後から反応される。これは、室10で
膜が反応気体中でグロー放電を伴う場合であっても伴わ
ない場合であっても後から反応が行われるのであり、望
ましくは追加して供給されたエネルギーの作用下で、た
とえば対応する接続装置を用いて以下のようなエネルギ
ー要素によって行われるのが望ましい。即ち、光(レー
ザー、UV)、イオン光線、電子光線、熱、プラズマ、
HFあるいはマイクロ波、である。
【0056】加工材運搬器は固定されるか、あるいはゆ
っくりあるいは断続的に作動され、望ましくは回転され
る。その際、一貫して可能であるが部分的に望ましいの
は、図2に示す装置を「後からの反応」段階と同列のも
のとして結び付け、噴霧成膜後、室10側に切り換えら
れた後からの反応段階に加工材13を移すことである。
周知の圧力減結合がロックであろうと単なる圧力段階に
よるものであろうと、周知の圧力減結合よって、処理室
A内でさらに進行する処理圧力の減結合を、そうした後
からの処理段階において反応気体の圧力によって達成す
ることができる。
【0057】したがって本発明の方法ないし本発明の装
置は、不安定な推移モードではいずれの任意の作用点に
おいても、また、とくに金属モードへ移行する近辺では
安定に作動することができ、処理作用点がグロー放電供
給の変動、反応気体圧力の変動、試料素材の不均質など
のような妨害量の影響によって、仮に短時間ずれたとし
ても大幅にずれて金属モードで反転することのないよう
保証するものである。
【0058】図3には、本発明に使用される制御回路の
ブロック図が示されている。この図は上述した作用点値
の制御それぞれに対応するものであり、影響力のある調
整パラメーターの複雑さおよび多用性に基づいて、周知
の状態制御が一貫して制御方法に適用できる。基本的に
SOLL値Wは状態条件ユニット40ないしSOLL値
条件ユニットにあらかじめ設定されており、比較ユニッ
ト42においてフィードバックされた測定IST値X’
と比較される。場合によっては、制御差Δが調整器を介
して調整成分ユニット44に影響を及ぼし、ユニット4
4が最終的に少なくとも一つの値を設定し、この値が処
理作用点に影響を及ぼす。46においては処理が制御線
分として表され、作用点Xは制御された値となる。その
後測定ユニット48で捕捉され、測定ユニット48の出
力信号は調整器50を介して測定制御値X’として比較
ユニット42にフィードバックされる。
【0059】作用点XないしXA を許容できないほど大
幅にずらす可能性がある妨害値Sは、設定成分44と処
理46の間に取り入れられる。G(S)は各々の変換関
数であり、Sは専門家にとっては周知であるが、ラプラ
ス変換の変数を示す。図4に示すように、本発明に使用
する制御系は、開いた制御回路に、すなわち状態条件ユ
ニット40つまりW(図3)と図3に記した切り開かれ
ている点Pとの間で増幅を行わねばならず、増幅は周波
数が実質的に1(0dB)より大きくなるまで行われ、
ここで図4に示すような妨害値Sが発生する。この条件
が満たされていれば、妨害値Sは急激に制御され、作用
点Xを決定的にずらすことはできなくなる。
【0060】実質的に図2に示されている装置および以
下の通りに設定された処理パラメーターを用いて、同じ
く以下に示された結果が、後からの反応を行うことなく
得られる。 (例) 出力DC 2kW 出力AC 0.5kW 周波数AC 200kHz 試料電圧 −345V 試料電流 7.2A アルゴンガス圧力 8・10-3mbar アルゴンガス主流 16.5sccm O2 分圧 10-4 試料物体間隔 60mm 試料 導電性<0.5Ωcm 燐化合Si AK 510 SI型 磁力システム MA 510 噴霧時間 1080秒 膜厚 583nm 基板(物体)用 バスケット φ400mm バスケット側効率 0.54nm/秒 回転周波数 0.3Hz ダイナミック比率 DDR=60.5nm・mm2
/Ws エネルギー活用 0.6(nm/s)/(W/c
2 ) λ=633nmにおける SiO2 分解値 n=1.465 λ=633nmにおける SiO2 吸収係数 k<10-4 λ=382nmにおける SiO2 吸収係数 1.5・10-4 Fth=2.5 Fexp =1.2 結論は以下のとおりである。
【0061】加工材に自然と形成される膜に対し高い反
応度が強く有利な効果を現し、試料については−DCの
場合−強いが不利な効果を現し、反応気体の膜が増強さ
れて形成され、この膜が試料を汚染する。AC+DC放
電については成功し、純粋なDC放電に対して、きわめ
て効果的に試料が噴霧され、加工材側に絶縁性の膜が形
成される。強い反応度勾配が試料と加工材の間に生じ
る。試料側の低い反応度すなわち効率の低い反応気体膜
形成がAC噴霧の持続によって高い効率に上がり、加工
材側の高い反応度によって均質な化学量論に基づく膜形
成が行われる。
【0062】この勾配では、「消費された費用あたりで
形成される膜体積」によって決定されるエネルギー活用
を、金属膜のDC堆積(無反応)におけるエネルギー消
費に対し、反応により形成される膜の堆積においては係
数Fthに関し論理的に改善することが可能となる。論
理的に最適なものとして可能な(Fth)改善および実
験上測定された(Fexp)改善は以下の関係を満た
す。
【0063】 Fth=(Mr/Mm)/(Dr/Dm) Fexp=(Vr/Er)/(Vm/Em) (Mr=反応により形成される膜のモル重量、Mm=金
属の原子重量、DrないしDmは反応により形成された
膜ないし金属膜の厚さであり、VrないしVmは反応に
より形成された膜ないし金属膜の堆積、ErないしEm
は反応処理ないし金属噴霧処理での噴霧におけるエネル
ギー消費である。)これまでの無反応金属噴霧ではエネ
ルギー活用が大きく、大抵の場合実質的に反応気体噴霧
の場合よりも大きかった。本発明によれば、反応気体噴
霧におけるエネルギー活用が金属噴霧の場合よりも大き
い。
【0064】そのため本発明の方法および装置は、Al
ないしSi試料からのAl2 3 ないしSi3 4 膜の
製造に適しており、とくにSi試料とりわけ本発明によ
ればSi化合物試料からのSiO2 膜の製造に適してい
る。また本発明によれば、他の導電性のないあるいは低
い膜を上述した利点とともに製造することもできる。エ
ネルギー活用度の決定については、試料素材自体が比較
ベースとして無反応噴霧に用いられていない。
【0065】図5および図6では、本発明によるシリコ
ンの噴霧における噴霧特性曲線(a)、(b)、(c)
が表されており、特に望ましいSiO2 膜を本発明によ
り製造した場合を示している。図5では、第1の座標系
では左垂直座標軸に反応気体O2 の主流m*に対するシ
リコンの濃度Iをパーセント表示している。シリコンの
濃度I(254nm)は、シリコン試料の噴霧効率rに
比例する。この処理は図2を参照して説明した装置にお
いて実行される。反応気体主流m*に対する噴霧効率r
の特性の経過は(a)に表されている。ここに記されて
いる点は測定点である。経過(a)は矢印の方向に進行
する。さらに、金属モードMM、推移モードUM、そし
て反応モードRMが示されている。
【0066】図6における第2の座標系では、同じく反
応気体O2 の主流m*に対するO2の分圧が右垂直軸に
表されており、その零点はアルゴンガスの圧力に対応し
ている。ここでも特性(c)が矢印方向に進行してお
り、測定点はm*により表されており、同様に金属モー
ドMM、推移モードUMならびに反応モードRMが記さ
れている。
【0067】図5における第2の座標系では、反応気体
主流m*に対する試料側で測定した電圧Usbの経過が
右垂直軸に表されている。ここでも測定点ならびに特性
曲線が進行する方向は、測定点から測定点へ進むように
記録されている。したがって、ここに表された処理で
は、質的な面ではすでに図1に点線で表している経過が
確認される。とくに推移モードUMにおける特性経過上
に、どこでシリコン直線濃度Iと比例して噴霧効率rが
反応気体主流m*の関数として増加し、同時にこの推移
モードUMにおける幅広い帯域を越えて、反応気体O2
の分圧pが反応気体主流m*の関数として一定に維持さ
れるのか示されている。
【0068】図5および図6では、例としてかつ望まし
いものとして本発明の成膜処理に選択された作用点が記
録されており、XA として示されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の措置を品質的な工程特性曲線に基づい
て示す。
【図2】本発明による装置を概略的に示す。
【図3】本発明による制御のブロック切換図である。
【図4】本発明の制御の基本的ダイアグラムである。
【図5】左垂直軸にSi噴霧効率と比例するSi濃度、
水平軸に反応気体O2 の主流、右垂直軸にSi試料の電
圧、水平軸に反応気体O2 の主流を示す。
【図6】図は、左垂直軸にSi噴霧効率と比例するSi
濃度、水平軸に反応気体O2 の主流、右垂直軸に反応気
体O2 の分圧、水平軸に反応気体O2 の主流を示してい
る。
【符号の説明】
10…真空室 11…加工材運搬器 12…支持器 13…加工材 14…試料 16…電源 18…暗室保護器 20…吸入装置 22…IST値検知器 24,26…判定ユニット 28…差別化ユニット

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つの膜で少なくとも一つの
    物体を被う成膜方法において、オーミック導電性の試料
    が直流および重畳する交流を用いて作動するグロー放電
    内で噴霧され、噴霧された試料が試料と加工材の間の空
    間で気体と反応し、加工材に堆積し、成膜処理が金属モ
    ードと反応モードの間の不安定な推移モードで実行さ
    れ、前記膜は試料の素材よりも低い導電性を有する成膜
    方法。
  2. 【請求項2】 無反応で堆積される試料素材の膜の膜堆
    積に使用された噴霧エネルギーあたりの膜体積と、使用
    された噴霧エネルギーあたりの膜の膜体積から決定され
    るエネルギーとの比率が、比率>1を満たすことを特徴
    とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 交流が中間周波数帯域の50Hzから2
    50kHz(両数値含む)の間の、とくに10kHzか
    ら200kHzの間(両数値含む)の出力を支配するス
    ペクトル部分を発生することを特徴とする、特許請求項
    1ないし2の1つに記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記処理が不安定な推移モードにおいて
    制御系によって安定化されることを特徴とする、特許請
    求項1から3までの1つに記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記成膜処理が推移モードにおいて金属
    モードに推移する近くで安定化することを特徴とする、
    特許請求項1ないし4の1つに記載の方法。
  6. 【請求項6】 制御回路における調整値として直流信号
    ないし交流信号の周波数ないし振幅が設定され、交流出
    力に対する直流出力の比率ないし反応気体主流、その際
    にIST値検査が光学的方法で実行され、とくにプラズ
    マ発光の吸収ないし放射ないし蛍光線観測によって、も
    しくは放電インピーダンスもしくは気体分圧の検査によ
    って実行され、さらにBalzers AG社により販
    売されているBalzer/FLのようなプラズマモニ
    ターを用いて実行されることを特徴とする、請求項1な
    いし5の1つに記載の方法。
  7. 【請求項7】 処理の作用点が測定技術によって、IS
    T状態またはIST値として検査され、SOLL状態ま
    たはSOLL値と比較され、比較結果に依存する少なく
    とも一つの調整成分を介して処理に影響を及ぼすこと、
    開かれた制御回路による増幅が実質的に1より大きく、
    少なくとも妨害値の妨害値周波数までであり、妨害値は
    処理に影響を及ぼしてその作用点を実質的に影響を及ぼ
    すものであることを特徴とする請求項1ないし6の1つ
    に記載の方法。
  8. 【請求項8】 成膜が追加的に後から反応されることを
    特徴とする請求項2ないし7の1つに記載の方法。
  9. 【請求項9】 後からの反応が、気体中で追加的に供給
    されるエネルギーである光及びその部分、イオンまたは
    電子エネルギー、熱エネルギー、プラズマエネルギー、
    マイクロ波ないしHFエネルギーによって支えられ、か
    つ前記ないし1つのグロー放電内または外で実行される
    ことを特徴とする、請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記成膜すべき物体が静止状態に保た
    れ、または少なくとも時間的に移動されることを特徴と
    する請求項1ないし9の1つに記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記物体が回転軌道上を、交流の支配
    的スペクトル部分より実質的に低い回転周波数、特に回
    転周波数1Hzを満たす回転周波数で動かされること
    を特徴とする請求項1ないし10の1つに記載の方法。
  12. 【請求項12】 金属モードと反応モードの間で処理特
    性曲線が交流部分によって制御され、とくに水平化され
    ることを特徴とする、請求項1ないし11の1つに記載
    の方法。
  13. 【請求項13】 前記交流部分が少なくとも2つの周波
    数スペクトル曲線、または1つの一定のスペクトルを有
    することを特徴とする、請求項1ないし12の1つに記
    載の方法。
  14. 【請求項14】 前記交流部分が半導体を使用した発生
    器によって発生されることを特徴とする請求項1ないし
    13の1つに記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記試料はSi化合物試料であること
    を特徴とする、請求項1ないし14の1つに記載の方
    法。
  16. 【請求項16】 前記試料は、0.01から100Ωc
    m(両数値含む)の導電性を有し、特に0.01から1
    Ωcm(両数値含む)の導電性を有することを特徴とす
    る、請求項1ないし15の1つに記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記試料が燐化合物試料、即ち、Si
    試料であり、単結晶状態で吸収または注入されることを
    特徴とする、請求項1ないし16の1つに記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記試料がSiまたはAl試料であ
    り、前記膜がAL2 3 またはSiO2 またはSi3
    4 膜であることを特徴とする、請求項1ないし17の1
    つに記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記試料がSi試料等の燐化合物であ
    り、かつ前記膜がSiO2 であり、使用された金属噴霧
    エネルギーに関して堆積されたSi膜の膜体積と、使用
    された噴霧エネルギーあたりの膜体積によって決定され
    る前記エネルギーとの活用比率が、前記請求項8に記載
    された後からの反応がない場合、活用比率1.2を満
    たす値であることを特徴とする、請求項1ないし18の
    1つに記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記請求項1から19の一つに記載さ
    れた方法を実施するための成膜装置において、陰極に接
    続され、オーミック導電性のある試料構成体(12、1
    4)と、陽極構成体(10、18)ならびに陽極および
    陰極構成体を介して陽極構成体および陰極構成体間にグ
    ロー放電を発生させる電源(16)と、物体運搬器(1
    1)ならびに加工材(13)および試料構成体(14)
    間の空間A内に手段(22、28、32a)を介して期
    待を供給する少なくとも一つの吸入構成体(20、3
    2)とを備え、前記手段は前記成膜処理を不安定な推移
    モード内に保ち、その際に前記電源(16)は重畳する
    交流(AC)とともに直流(DC)を発生することを特
    徴とする前記装置。
  21. 【請求項21】 前記手段が処理のための高速制御回路
    を備えていることを特徴とする、請求項20に記載の装
    置。
  22. 【請求項22】 少なくとも一つの測定値検知器(2
    2)が備えられ、この検知器が少なくとも一つの処理作
    用点と関連する測定値を検知すること、前記検知器の出
    力が比較ユニット(28)に送られ、この比較ユニット
    には条件ユニット(30)から前記測定値に対応したS
    OLL値(W)が送られること、前記比較ユニット
    (Δ)の前記出力が、前記処理作用点に影響を及ぼす調
    整構成体(32a)に制御するように作用すること、そ
    して周波数に対する開かれた制御回路の増幅が実質的に
    1より大きくなり、それによって作用点に影響を及ぼす
    妨害値(S)が処理に介入することを特徴とする、請求
    項20に記載の装置。
  23. 【請求項23】 前記電源(16)が、中間周波数帯域
    内の50Hzから250kHzまで(両数値含む)の、
    とくに10kHzから200kHzまで(両数値含む)
    の出力を支配するスペクトル部分を伴う交流(AC)を
    発生することを特徴とする、請求項20または21に記
    載の装置。
  24. 【請求項24】 作動作用点を設定するための反応気体
    に関する調整成分(16、32a)が、前記装置が不安
    定な推移モード(UM)において作動するように設定さ
    れていることを特徴とする、請求項20ないし23の1
    つに記載の装置。
  25. 【請求項25】 前記調整成分が、前記装置が金属モー
    ド(MM)の近くにおいて作動するように設定されてい
    ることを特徴とする、請求項24に記載の装置。
  26. 【請求項26】 前記装置が成膜を実行し、その際、試
    料素材から膜を形成するのに使用された噴霧エネルギー
    に対する形成された膜の体積と、使用された噴霧エネル
    ギーあたりの膜の体積によって決定されるエネルギーと
    の活用比率が、活用比率>1を満たすように前記調整成
    分が設定されていること、その際、望ましくは前記試料
    が実質的にSiからなる試料であること、気体導入口
    (20)がO2 貯蔵庫に連結されていること、発生する
    SiO2 膜が、エネルギー活用比率1.2を満たすエ
    ネルギー活用比率を示すことを特徴とする、請求項24
    または25の1つに記載の装置。
  27. 【請求項27】 少なくとも一つの制御回路のIST値
    検知器として、光学的検知装置、とくに吸収装置、放射
    装置、蛍光スペクトル線観測装置、プラズマ検知装置ま
    たは光検知装置、放電インピーダンス測定装置、分圧測
    定装置、販売上のプラズマモニター等が設けられている
    ことを特徴とする、請求項20ないし29の1つに記載
    の装置。
  28. 【請求項28】 前記試料構成体(12、14)が燐化
    合物試料、特にSi試料を結晶状態または注ぎ込まれた
    状態で含むことを特徴とする、請求項20ないし27の
    1つに記載の装置。
  29. 【請求項29】 前記制御回路に、直流信号ないし、交
    流信号の出力ないし周波数ないし、直流および交流信号
    の出力比率ないし、反応気体主流のための、少なくとも
    一つの調整器(16、32a)が備えられていることを
    特徴とする、請求項20ないし28の1つに記載の装
    置。
  30. 【請求項30】 前記交流部分が半導体発生器を介して
    発生されることを特徴とする、請求項20ないし29の
    1つに記載の装置。
  31. 【請求項31】 前記運搬器は静止されているか、ある
    いは時間的に作動されることを特徴とする、請求項20
    ないし30の1つに記載の装置。
  32. 【請求項32】 前記交流信号(AC)の出力を支配す
    るスペクトル部分の周波数より実質的に低く、回転周波
    1を満たす回転周波数(w)の回転推進力が前記運
    搬器(11)に作用することを特徴とする、請求項20
    ないし31の1つに記載の装置。
  33. 【請求項33】 さらにエネルギーを供給することによ
    って、前記成膜を気体雰囲気下で後から反応させるた
    め、前記陰極および陽極構成体から離された装置が備え
    られていることを特徴とする請求項20ないし32の1
    つに記載の装置。
  34. 【請求項34】 前記装置には、イオン源又はUV源又
    はレーザー装置のような手段、プラズマ源、電子源、光
    源、HFまたはマイクロ波送出器のような熱源が設けら
    れていることを特徴とする、請求項33に記載の装置。
  35. 【請求項35】 前記試料素材(14)は、0.01か
    ら100Ωcm(両数値含む)までの導電性を有し、
    0.01から1Ωcm(両数値含む)までの導電性を有
    していることを特徴とする請求項20ないし33の1つ
    に記載の装置。
  36. 【請求項36】 少なくとも一つの膜で少なくとも一つ
    の物体を被う成膜方法において、前記膜の導電性が試料
    より低く、試料混入の影響を受ける処理不安定性を減少
    するために燐化合物試料が試料(12)として使用され
    ていることを特徴とする方法。
  37. 【請求項37】 化合物Si試料が単結晶化されてい
    る、または注ぎ込まれている、前記請求項36に記載の
    方法。
  38. 【請求項38】 反応を用いたプラズマスパッタ成膜処
    理において、金属モード(MM)と反応モード(RM)
    間の推移を制御するための方法において、これらのモー
    ド間の前記処理特性直線(s=F(PAC))がプラズマ
    放電用の交流部分の調整によって設定されることを特徴
    とする方法。
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