JPH0612869Y2 - 塗装のための搬送装置 - Google Patents

塗装のための搬送装置

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JPH0612869Y2
JPH0612869Y2 JP11715988U JP11715988U JPH0612869Y2 JP H0612869 Y2 JPH0612869 Y2 JP H0612869Y2 JP 11715988 U JP11715988 U JP 11715988U JP 11715988 U JP11715988 U JP 11715988U JP H0612869 Y2 JPH0612869 Y2 JP H0612869Y2
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JP
Japan
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coating
work
sprocket
liquid
chain
Prior art date
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JP11715988U
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English (en)
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JPH0237775U (ja
Inventor
幸男 犬飼
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は接着剤、塗料等を塗装するための搬送装置に
関するものである。
(従来の技術) ワーク表面に接着材を塗布する場合、1種類の接着材を
塗布する場合と、種類の異なる第一接着材及び第二接着
材を別々に塗布する場合とがある。例えば防振ゴムを製
造する工程で金具表面に接着剤を塗布する場合、金具と
ゴム材とを1液で強力に接着する接着剤がないことか
ら、種類の異なる第一接着材と第二接着材とを塗布する
ことが行われている。
またワーク表面に塗装を施す場合においても、塗膜を厚
くして防錆力の向上を図るべく、同一種類の塗料を2回
に分けて塗布することが行われている。
接着材,塗料等液材を2液に分けて塗布するための装置
として一般に用いられているのは、第5図又は第6図に
示す如きものである。このうち第5図に示すものは、コ
ンベヤによるワークの搬送路を直線状に設定し、その搬
送路に沿って順次に第一塗布ブース100,第一乾燥炉
102,第二塗布ブース104,第二乾燥炉106等を
設け、同搬送路に沿ってワークセット(図中A位置),
第一液のスプレー塗布,第1液の乾燥,第二液の塗布,
第二液の乾燥,ワーク取出し(図中B位置)を行うよう
にしたものである。
一方第6図に示すものはワークの搬送路を無端状に設定
し、同搬送路に沿って第一塗布ブース108,第一乾燥
炉110,第二塗布ブース112,第二乾燥炉114を
設けて上記と同様の操作を施すようにしたものである。
この装置においてはワークセット(図中A位置)と取出
し(図中B位置)とを同一位置で行える利点がある。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら上記何れの方式による場合にも、塗布ブー
ス,乾燥炉が夫々2つずつ必要であり、これに伴って装
置の占有スペースが広くなってしまうとともに、設備コ
ストが高くなってしまう。
また第一液の塗布と第二液の塗布とが別々の位置で行わ
れるために、これら液の塗布状態が良好であるか否かを
同一位置で目視確認することができず、監視作業がし難
い問題もあった。
(課題を解決するための手段) 本考案はこのような課題を解決するためになされたもの
であり、その要旨は、塗装のための搬送装置であって、
互いに隣接した少なくとも2個の塗布位置にそれぞれ備
えたスプロケットと、該塗布位置から離れて配置された
ターン位置に備えたスプロケットと、少なくとも該塗布
位置に備えたスプロケットと該ターン位置に備えたスプ
ロケットとを交互に通過するように掛けられた搬送チェ
ーンと、該搬送チェーンに取付けられたワークホルダー
とを備え、該ターン位置に備えたスプロケットが該ワー
クホルダーを入り込ませるための切欠を有することを特
徴とする塗装のための搬送装置を構成したものである。
以上のように本考案はワークの搬送路を、第一塗布位置
を通過した後これより一旦離隔し、再び向きを反転して
第一塗布位置に隣接する第二塗布位置に戻るようにした
ものである。
このようにすれば、第一塗布位置,第二塗布位置を共通
の塗布ブース内に設けることが可能となるとともに、ワ
ークが第一塗布位置から離隔して再び第二塗布位置へと
戻る移動経路において所定の処理、例えばこれを乾燥炉
に進入させた後これから退出させるようにして乾燥処理
することが可能となる。
このようにすれば第二塗布位置で塗布した液材の乾燥の
ための乾燥炉と、第一塗布位置で塗布した液材の乾燥炉
とを共通化することが可能となり、設備コストの低廉
化,設備の占有スペースを減少できる。
また第一番目の液の塗布と第二番目の液の塗布とを同一
ブース内の隣接位置で行なうことができるために、同一
位置でそれら2つの液の塗布状態の良否の確認を行なう
ことができ、監視作業も容易となる。
上記のように本考案によれば塗布ブース,乾燥炉を共通
化、即ち単一化することが可能である。これは次の理由
に基づく。即ち本考案ではワークを第一塗布位置を通過
した後これより離隔したターン位置でターンさせて、つ
まり向きを反転させて第二塗布位置の側へと戻すように
しており、そしてそのためにターン用のスプロケットと
して特殊形状のスプロケット、具体的にはワークホルダ
を入り込ませるための切欠を有するスプロケットを用い
ていることによる。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
第1図は本例の液材塗布装置の平面構成を概略的に示し
たものである。この図において10は塗布ブースで、内
側に第一接着材液(以下第一液とする)を塗布するため
の第一塗布位置Bと、第二接着材液(以下第二液とす
る)を塗布するための第二塗布位置Cとが設定され、そ
れら第一塗布位置Bと第二塗布位置Cとを通って、ワー
ク12がチェーン14により搬送されるようになってい
る。チェーン14は第一塗布位置Bと第二塗布位置Cと
に配置されたスプロケット16,18及び乾燥炉26内
に配置されたスプロケット20,乾燥炉26の外に配置
されたスプロケット22に巻き掛けられており、これら
スプロケットの回転とともに、前記第一塗布位置B,第
二塗布位置C及び乾燥炉26内を通る無端状の搬送路に
沿って移動させられるようになっている。而して本例に
おいては、チェーン14の第一塗布位置Bから第二塗布
位置Cに至る部分、つまりスプロケット16からスプロ
ケット18に至る部分が、一旦乾燥炉26内に突入した
後、乾燥炉26内に配置され、実質的にスプロケット1
6,18から離れて配置されたスプロケット24により
Uターンさせられて元の方向に戻るように設定されてい
る。即ち第一塗布位置Bにおいて第一液の塗布されたワ
ーク12が乾燥炉26を経て同じ塗装ブース10内にあ
る第二塗布位置Cへと至るようになっている。尚第一塗
布位置Bと第二塗布位置Cとには夫々スプレー装置2
8,30が配設されている。
本例においては、チェーン14によりワーク12を搬送
するため、かかるチェーン14にワークホルダーが固定
されている。第3図にチェーン14へのワクーホルダー
の固定構造が示されている。同図において、32はワー
クホルダーであって丸棒状の部材から成り、その背面が
面落しされて平坦な取付け面34が形成され、この取付
面34において、アタッチメント36によりチェーン1
4に固定されている。
ワークホルダー32は、スプロケット16,18,2
0,22を通過するときにはチェーン14に対してそれ
らスプロケットと反対側(チェーン14の外側)に位置
しているが、第一塗布位置Bから第二塗布位置Cに至る
途中に配置された乾燥炉26内のスプロケット24を通
過するときには、そのスプロケット24と同じ側に位置
させられる。そこで本例では、このスプロケット24と
して、第2図に示しているように、ワークホルダー32
を入り込ませるための切欠38を円周方向に沿って所定
間隔で有する特殊形状のスプロケットが用いられてい
る。従ってチェーン14がこのスプロケット24を通過
する際、ワークホルダー32が障害となることはない。
本例の塗布装置においては、第1図のA位置においてワ
ーク12がワークホルダー32上にセットされ、そして
セットされたワーク12はチェーン14により第一塗布
位置Bへと運ばれる。そして第一塗布位置Bに運ばれた
ワーク12に対して、スプレー装置28により第一液が
スプレー塗布される。このときワーク12は回転状態の
下で第一液のスプレー塗布を受ける。第4図にそのワー
ク12の回転機構が示されている。同図において40
は、ワークホルダー32に対して回転可能に設けられた
スプロケットであり、このスプロケット40に支持ロッ
ド42が一体に固定され、かかる支持ロッド42により
ワーク12が支持されるようになっている。他方ワーク
搬送用のスプロケット16の側には、ワーク回転用の別
途のスプロケット44がスプロケット16と同一軸心回
りに相対回転可能に配設されており、これらスプロケッ
ト44と前記支持ロッド42側のスプロケット40と
が、二列チェーン46を介して連結されるようになって
いる。即ち一方のスプロケット44が二列チェーン46
の下側のチェーン48に噛み合される一方、支持ロッド
42側のスプロケット40が上側のチェーン50に噛み
合され、回転駆動軸49からの駆動力がスプロケット4
4,チェーン46,スプロケット40を介して支持ロッ
ド42に伝達され、以てかかる支持ロッド42上のワー
ク12が自転させられるようになっている。
さてこのようにして第一塗布位置Bで第一液の塗布を受
けたワーク12は、続いて乾燥炉26内へ搬入されてス
プロケット24によりUターンさせられ、再び元の方向
へと戻されて第二塗布位置Cへと至る。そして乾燥炉2
6内に入ってから出るまでの間に、塗布された第一液の
乾燥が行われる。
また第二塗布位置Cへと至ったワーク12に対しては、
第一塗布位置Bにおけるのと同様にして第二液の塗布が
行われ、続いてワーク12は再びチェーン14により乾
燥炉26内へと搬入されて、そこで第二液の乾燥が行わ
れる。更に続いてワーク12は乾燥炉26より外に搬出
されて、ワークセット位置Aに隣接するワーク取出し位
置Bへと至り、そこで搬送路から取り出される。
このように本例の装置によれば、1つの塗布ブースと1
つの乾燥炉とを用いるだけで、第一液の塗布及び乾燥
と、第二液の塗布及び乾燥とを併せて行うことができ
る。このため装置の設置スペースが少なくて済み、且つ
設備コストもそれだけ低廉となる。
更に第一液の塗布と第二液の塗布とが隣接位置で行われ
るため、それら第一液及び第二液の塗布状態の監視が容
易となる利点も生ずる。
以上本考案の実施例を詳述したが、本考案は例えばワー
クホルダーによるワークの保持機構,ワークホルダーの
構成,チェーンへの取付構造などを他の機構,構造とす
ることも可能であるなど、その趣旨を逸脱しない範囲に
おいて、様々な変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を説明する概略平面図であ
り、第2図は第1図におけるチェーン反転用スプロケッ
トとチェーン及びワークホルダーとの係合状態を示す要
部平面図、第3図は第2図におけるワークホルダーのチ
ェーンへの固定構造を示す要部斜視図である。第4図は
ワークの回転機構を示す要部断面図であり、第5図及び
第6図は従来の塗装のための搬送装置を説明する概略平
面図である。 10:塗布ブース 12:ワーク 14:チェーン 16,18,20,22,24:スプロケット 26:乾燥炉 32:ワークホルダー 38:切欠 B:第一塗布位置、C:第二塗布位置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗装のための搬送装置であって、 互いに隣接した少なくとも2個の塗布位置にそれぞれ備
    えたスプロケットと、 該塗布位置から離れて配置されたターン位置に備えたス
    プロケットと、 少なくとも該塗布位置に備えたスプロケットと該ターン
    位置に備えたスプロケットとを交互に通過するように掛
    けられた搬送チェーンと、 該搬送チェーンに取付けられたワークホルダーとを備
    え、 該ターン位置に備えたスプロケットが該ワークホルダー
    を入り込ませるための切欠を有することを特徴とする塗
    装のための搬送装置。
JP11715988U 1988-09-06 1988-09-06 塗装のための搬送装置 Expired - Lifetime JPH0612869Y2 (ja)

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JP11715988U JPH0612869Y2 (ja) 1988-09-06 1988-09-06 塗装のための搬送装置

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JPH0237775U JPH0237775U (ja) 1990-03-13
JPH0612869Y2 true JPH0612869Y2 (ja) 1994-04-06

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JP4519299B2 (ja) * 2000-09-29 2010-08-04 株式会社ダイヘン 多層塗装方法及び装置
EP2626144A1 (en) * 2012-02-07 2013-08-14 Nederlandse Organisatie voor toegepast -natuurwetenschappelijk onderzoek TNO Roll to roll manufacturing system having a clean room deposition zone and a separate processing zone

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JPH0237775U (ja) 1990-03-13

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