JPH0618609Y2 - 回転式塗装後処理装置 - Google Patents

回転式塗装後処理装置

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JPH0618609Y2
JPH0618609Y2 JP12573187U JP12573187U JPH0618609Y2 JP H0618609 Y2 JPH0618609 Y2 JP H0618609Y2 JP 12573187 U JP12573187 U JP 12573187U JP 12573187 U JP12573187 U JP 12573187U JP H0618609 Y2 JPH0618609 Y2 JP H0618609Y2
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JP
Japan
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air
rotary
treatment device
rotating
nozzle
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JP12573187U
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JPS6432769U (ja
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弘 今村
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弘 今村
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、回転板上に設けられた複数のエア噴射ノズル
により塗装ずみ塗装物の表面に付着している余分な塗料
の除去を行なう回転式塗装後処理装置に係り、特に塗装
の均一化が図れる回転式塗装後処理装置に関する。
(従来の技術) 小物部品は、塗料液中の浸漬や塗料の吹付けによって塗
装されて移動ハンガーに掛けたりメッシュコンベアに載
せたりして搬送ラインに沿って送られるのが一般的であ
る。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、浸漬後の部品に塗料が溜り易い部分があった
り、第2図に示すように、搬送中に吹付け塗装を受けた
部品10同士が重なり合ったり接触していたりすると、
そこに余分な塗料13が付着したままになり、塗装完了
後の部品に不均一な厚さの塗膜が残ることになる。余分
な塗料の付着、すなわち溜りは、塗装後の部品10を1
個ずつ吊り下げておくことにより一応除去することがで
きるが、これは手間と時間がかかり能率が悪い。一方、
作業者が塗装物に空気を吹きつけて余分な塗装を除去す
ることも行われているが、これは完全ではなく、やはり
手間と時間がかかる。
よって、本考案は塗装後の余分な塗料を瞬時に能率よく
完全に除去することのできる回転式塗装後処理装置を提
供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案の回転式塗装後処理装置は、塗装ずみ塗装物の搬
送ラインに対向して設置された回転部材と、この回転部
材上に回転軸から偏心して設けられた複数のエア噴射ノ
ズルと、この回転部材を回転させる装置とを備え、前記
エア噴射ノズルの噴射方向を塗装物搬送ライン上のほぼ
一点に集中させるようにエア噴射ノズルの向きを定めた
ことを特徴とする。
(作用) 本考案の回転式塗装後処理装置のこのような構成によっ
て、塗装ずみの塗装物は、作業者により主として一方向
からのみエアが吹付けられていた従来の場合と異なり、
多方向からエアが吹付けられることになる。このため、
一つのノズルからのエアの吹付けで塗料の溜りを除去で
きなくても、他のノズルからの吹付けで塗料の溜りを吹
飛ばすことができる。すなわち、回転部材の回転により
多方向から吹付けられるエアにより、相互に余分な塗料
を取除く効果が得られ、均一塗装が可能となる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図を参照して説明する。
第1図において、符号20は塗装ずみ塗装物を搬送する
例えばメッシュコンベア等の搬送ラインを示し、この搬
送ライン20の両側(例えば、上下または左右)位置に
は、同一構造の回転式塗装後処理装置22がそれぞれ配
置され、被塗装物をその両側からはさむようになってい
る。
各回転式塗装後処理装置22は、搬送ライン20に対向
する板状回転部材(以下、回転板という)23を備えて
おり、この回転板23は、固定板24に軸受25を介し
回転自在に取付けた回転軸26の一端に固定されてい
る。
前記回転板23には、周方向に等間隔で例えば3個のブ
ラケット27が径方向に位置調節可能に取付けられてお
り、各ブラケット27の先端には、エアジェット28を
噴射するノズル29が軸27aまわりで回動調節可能に
取付けられている。
これら各ノズル29は、回転軸26と回転板23との連
結部に設けたジョイント30にホース31を介して接続
されており、ジョイント30は、回転軸26の他端に取
付けられたロータリジョイント32に回転軸26の内部
を通して接続されている。そして、エア28は、前記ロ
ータリジョイント32の取入口32aから供給されるよ
うになっている。
一方、前記回転軸26のロータリジョイント32寄りの
部位には、プーリ33が固定されており、このプーリ3
3は、前記固定板24に取付けたエアモータ34の出力
軸35に取付けられたプーリ36に駆動ベルト37を介
して連結されている。
本考案によれば、各回転式塗装後処理装置22の各ノズ
ル29はブラケット27に対して軸27aまわりで回動
され、各ノズル29のエア28の噴射方向が搬送ライン
20、すなわち塗装物の搬送の軌跡上のほぼ一点21に
集中するように調節されている。
なお、各ブラケット27の回転板23への径方向の固定
位置は、すべて同一に設定するのが一般的であるが、塗
装物へのエア28の吹付け方向がより多様となるよう、
各ブラケット27の回転板23への径方向の固定位置が
異なるようにすることもできる。
次に作用を説明する。
各ノズル29を上述のように設定した後、エアモータ3
4を起動して回転板23を回転駆動させるとともに、ロ
ータリジョイント32の取入口32aからエアを供給す
る。すると、エア28は各ノズル29から搬送ライン2
0上のほぼ一点21に吹付けられる。そしてこれによ
り、塗装物の塗装がなされる。
この際、各ノズル29から噴射されるエア28は、ほぼ
一点21に集中するようになっているとともに、回転板
23が回転しており、しかも塗装物は常に移動している
ので、塗装物には、多方向からエア28が吹付けられる
ことになる。このため、塗装物が重なり合った状態で搬
送ライン20上を送られてきた場合でも、従来のように
塗料の溜りが生じることがない。
すなわち、あるノズル29から噴射されたエア28によ
っては塗料の溜りを除去できなくても、他のノズル29
から異なる方向に噴射されたエア28により、塗料の溜
りが吹飛ばされ、余分な塗料が取除かれる。
このように、回転板23に設けた各ノズル29のエア2
8の噴射方向を塗装物搬送軌跡上のほぼ一点に集中させ
ることにより、斑のない均一な塗膜の形成が可能とな
る。
なお、前記実施例では、回転式塗装後処理装置22を搬
送ライン20をはさんで両側に2台設置するものとした
が、片側のみに設置するようにしてもよい。また、本考
案は、搬送ライン20が水平方向の場合のみならず、上
下方向の場合にも適用できる。
また前記実施例では、各ノズル29のエアの噴射方向が
ほぼ一点に集中する場合について説明したが、ほぼ一点
の範囲は一箇の塗装物全体をほぼカバーするように比較
的広くてもよく、概略一点に集中していれば所期の効果
は期待できる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案は、回転部材に設けられた
複数のノズルの各々のエアが、塗装物に向かってあらゆ
る方向から噴射されるようにしているので、塗装物が相
互に重なり合っている場合でも、いかなる状態での塗料
の溜りをも除去でき、塗装不良を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す回転式塗装後処理装置
の構成図、第2図は被塗装物が重なり合っている場合に
生じる塗料の溜りを示す説明図である。 20…搬送ライン、21…一点、22…回転式塗装後処
理装置、23…回転部材(板)、28…エア、29…ノ
ズル、34…エアモータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗装ずみ塗装物の搬送ラインに対向して設
    置された回転部材と、この回転部材上に回転軸から偏心
    して設けられた複数のエア噴射ノズルと、この回転部材
    を回転させる装置とを備え、前記エア噴射ノズルの噴射
    方向を塗装物搬送ライン上のほぼ一点に集中させるよう
    にエア噴射ノズルの向きを定めたことを特徴とする回転
    式塗装後処理装置。
JP12573187U 1987-08-20 1987-08-20 回転式塗装後処理装置 Expired - Lifetime JPH0618609Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12573187U JPH0618609Y2 (ja) 1987-08-20 1987-08-20 回転式塗装後処理装置

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JP12573187U JPH0618609Y2 (ja) 1987-08-20 1987-08-20 回転式塗装後処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6432769U JPS6432769U (ja) 1989-03-01
JPH0618609Y2 true JPH0618609Y2 (ja) 1994-05-18

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ID=31376597

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JP12573187U Expired - Lifetime JPH0618609Y2 (ja) 1987-08-20 1987-08-20 回転式塗装後処理装置

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JPS6432769U (ja) 1989-03-01

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