JPH07209Y2 - 自動塗装機用基板搬送装置 - Google Patents
自動塗装機用基板搬送装置Info
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- JPH07209Y2 JPH07209Y2 JP5768591U JP5768591U JPH07209Y2 JP H07209 Y2 JPH07209 Y2 JP H07209Y2 JP 5768591 U JP5768591 U JP 5768591U JP 5768591 U JP5768591 U JP 5768591U JP H07209 Y2 JPH07209 Y2 JP H07209Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- coating machine
- support
- transfer device
- coating
- Prior art date
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- Spray Control Apparatus (AREA)
- Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プリント配線用基板
(以下単に基板と云う)を塗装する場合に用いる基板用
自動塗装機の技術分野で利用されるものであって、具体
的には、塗装に当って基板を載せて移送する基板用搬送
装置の改良に関するものである。
(以下単に基板と云う)を塗装する場合に用いる基板用
自動塗装機の技術分野で利用されるものであって、具体
的には、塗装に当って基板を載せて移送する基板用搬送
装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラスチック等の絶縁板で造られている
基板に対しては、配線をエッチングした後にその表裏両
面に塗装を施して保護しているが、従来はこの塗装方法
としてシルク印刷法とか塗装ガンによる塗装が広く採用
されている。しかし、上記のシルク印刷法とか塗装ガン
による塗装の場合は、塗装時に基板に穿設されている部
品装填用の穴が塗料(インキ)で埋められてしまうた
め、この埋った穴を空け戻すために非常に面倒な後処理
作業が必要になって、コストアップを招く問題があっ
た。そこで、上記のシルク印刷法と塗装ガンに代るもの
として、基板塗装として特別に開発された特殊インク
(印刷用インキを液状にしたもの)を、高圧ノズルから
穴が埋らないように細かくスプレーして塗装する自動塗
装装置が考えられた。
基板に対しては、配線をエッチングした後にその表裏両
面に塗装を施して保護しているが、従来はこの塗装方法
としてシルク印刷法とか塗装ガンによる塗装が広く採用
されている。しかし、上記のシルク印刷法とか塗装ガン
による塗装の場合は、塗装時に基板に穿設されている部
品装填用の穴が塗料(インキ)で埋められてしまうた
め、この埋った穴を空け戻すために非常に面倒な後処理
作業が必要になって、コストアップを招く問題があっ
た。そこで、上記のシルク印刷法と塗装ガンに代るもの
として、基板塗装として特別に開発された特殊インク
(印刷用インキを液状にしたもの)を、高圧ノズルから
穴が埋らないように細かくスプレーして塗装する自動塗
装装置が考えられた。
【0003】特願平2−161545号の発明は、上記
の点に着目して本出願人が開発した基板用自動塗装装置
であって、この発明によれば、基板はコンベヤによって
搬送されながら先ずその表面側をスプレーガンで塗装さ
れ、次いで、反転装置で表裏を反転させた後、再びコン
ベヤで搬送しながらスプレーガンで裏面側を塗装するよ
うに構成されており、従って、塗装中に手とか工具類が
触れて塗装面に疵痕を残すことがなく、基板を自動的
に、而も、きれいな状態に塗装できる利点を備えてい
る。
の点に着目して本出願人が開発した基板用自動塗装装置
であって、この発明によれば、基板はコンベヤによって
搬送されながら先ずその表面側をスプレーガンで塗装さ
れ、次いで、反転装置で表裏を反転させた後、再びコン
ベヤで搬送しながらスプレーガンで裏面側を塗装するよ
うに構成されており、従って、塗装中に手とか工具類が
触れて塗装面に疵痕を残すことがなく、基板を自動的
に、而も、きれいな状態に塗装できる利点を備えてい
る。
【0004】ところが、上述した基板用自動塗装装置の
場合は、基板をコンベヤに載置して搬送しながら塗装を
行うため、コンベヤ面にスプレーされた特殊インキ(塗
料)が付着して基板の塗装面を汚すとか、基板を反転さ
せて裏面側を塗装する場合に塗装を終えた表面側がコン
ベヤ面に接するため、この接触によって塗装面に疵を付
けてしまう場合があって、特にコンベヤ面に塗料が付着
して汚れている場合は、その被害を更に甚大なものにす
る問題があった。
場合は、基板をコンベヤに載置して搬送しながら塗装を
行うため、コンベヤ面にスプレーされた特殊インキ(塗
料)が付着して基板の塗装面を汚すとか、基板を反転さ
せて裏面側を塗装する場合に塗装を終えた表面側がコン
ベヤ面に接するため、この接触によって塗装面に疵を付
けてしまう場合があって、特にコンベヤ面に塗料が付着
して汚れている場合は、その被害を更に甚大なものにす
る問題があった。
【0005】そこで本出願人は、基板を搬送するコンベ
ヤとして図6と図7並びに上述した特許出願の第4図に
示したようなコンベヤバーBを用いたり、或は、図8並
びに図9に示した如きコンベヤバーBTを使用し、更に
は、実願平3−18745号に記載した如きコンベヤバ
ー用の洗浄装置を塗装機の内部に設けることによって、
上記塗料の再付着とか塗装面への疵付けの問題を解決し
ようとした。
ヤとして図6と図7並びに上述した特許出願の第4図に
示したようなコンベヤバーBを用いたり、或は、図8並
びに図9に示した如きコンベヤバーBTを使用し、更に
は、実願平3−18745号に記載した如きコンベヤバ
ー用の洗浄装置を塗装機の内部に設けることによって、
上記塗料の再付着とか塗装面への疵付けの問題を解決し
ようとした。
【0006】即ち、図6と図7に於いてB…は左右のチ
ェーンコンベヤCV,CVに間隔的に並設したコンベヤ
バーであって、これ等各コンベヤBの先端支持部Baは
略へ字状に屈曲形成されていて、この支持部Baの部分
で基板PBを左右両側から支持することによって、基板
PBとコンベヤバーBとの接触を可及的に少くして、塗
装面への疵付けとか塗料の再付着の問題を解決してい
る。
ェーンコンベヤCV,CVに間隔的に並設したコンベヤ
バーであって、これ等各コンベヤBの先端支持部Baは
略へ字状に屈曲形成されていて、この支持部Baの部分
で基板PBを左右両側から支持することによって、基板
PBとコンベヤバーBとの接触を可及的に少くして、塗
装面への疵付けとか塗料の再付着の問題を解決してい
る。
【0007】また、図8と図9に於いてBT…は左右の
コンベヤCV,CV上に間隔をあけて並設したコンベヤ
バーであって、これ等各コンベヤバーBTの上面には図
9に示すように突子BTa…が間隔的に設けられてい
て、これ等各突子BTa…の上面に基板PBを載置する
ことによって、基板PBと各コンベヤバーBT…との直
接接触を防止し、上述した塗装面への疵付けとか塗料の
再付着の問題を解決している。
コンベヤCV,CV上に間隔をあけて並設したコンベヤ
バーであって、これ等各コンベヤバーBTの上面には図
9に示すように突子BTa…が間隔的に設けられてい
て、これ等各突子BTa…の上面に基板PBを載置する
ことによって、基板PBと各コンベヤバーBT…との直
接接触を防止し、上述した塗装面への疵付けとか塗料の
再付着の問題を解決している。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】所が、以上の如きコン
ベヤバーB又はBTに基板PBを支持させて搬送する自
動塗装機の場合は、塗料がコンベヤバーB,BTに付着
するとバー自体が次第に太くなって、前述した特願平2
−161545号とか実願平3−18745で提案され
ている洗浄液槽とかブラシ式洗浄装置を使用しても、バ
ーの周面に塗料が残ってしまってこれを容易に洗い落す
ことができず、また、この付着した塗料を完全に落すに
はコンベヤバーB,BTをステンレスで造ったりフッ素
加工し、且つ、1本1本手で洗浄する必要があって、コ
ストと手間が掛る問題があった。
ベヤバーB又はBTに基板PBを支持させて搬送する自
動塗装機の場合は、塗料がコンベヤバーB,BTに付着
するとバー自体が次第に太くなって、前述した特願平2
−161545号とか実願平3−18745で提案され
ている洗浄液槽とかブラシ式洗浄装置を使用しても、バ
ーの周面に塗料が残ってしまってこれを容易に洗い落す
ことができず、また、この付着した塗料を完全に落すに
はコンベヤバーB,BTをステンレスで造ったりフッ素
加工し、且つ、1本1本手で洗浄する必要があって、コ
ストと手間が掛る問題があった。
【0009】加えて、洗浄用のブラシをコンベヤバー
B,BTに強く押し当てて洗浄効果を高めようとする
と、各コンベヤバーB,BTが曲がってしまったりブラ
シを痛めてしまう問題があり、更に、上述した各出願に
見られるような洗浄装置を使用すると、スペースが大き
く取られて自動塗装機の全体が必要以上に大型化されて
しまう問題もあって、これ等各問題点の解決が望まれて
いた。
B,BTに強く押し当てて洗浄効果を高めようとする
と、各コンベヤバーB,BTが曲がってしまったりブラ
シを痛めてしまう問題があり、更に、上述した各出願に
見られるような洗浄装置を使用すると、スペースが大き
く取られて自動塗装機の全体が必要以上に大型化されて
しまう問題もあって、これ等各問題点の解決が望まれて
いた。
【0010】従って本考案の技術的課題は、コンベヤバ
ーを使用せずに基板を塗装面に疵を付けたり塗料を再付
着させることなく円滑に搬送でき、合せて、スプレーさ
れた塗料による汚れも極めて簡単に清掃できるように工
夫した自動塗装機用基板搬送装置を提供することであ
る。
ーを使用せずに基板を塗装面に疵を付けたり塗料を再付
着させることなく円滑に搬送でき、合せて、スプレーさ
れた塗料による汚れも極めて簡単に清掃できるように工
夫した自動塗装機用基板搬送装置を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本考案で講じた手段は以下の如くである。基
板を搬送しながらスプレーガンで自動塗装するように構
成した基板用自動塗装機に於いて、(1) 上記基板を
搬送する搬送通路の両側にスプロケットの回転に従って
移送されるチェーンを架設し、これ等両チェーンのトッ
プには基板を左右下側から支持して搬送する多数枚の支
持板を並べて取付けること。(2) これ等相対向する
両側の支持板をチェーンに対して夫々内向きに傾斜させ
て取付けること。(3) 各支持板の支持面には突起を
突設すること。
するために本考案で講じた手段は以下の如くである。基
板を搬送しながらスプレーガンで自動塗装するように構
成した基板用自動塗装機に於いて、(1) 上記基板を
搬送する搬送通路の両側にスプロケットの回転に従って
移送されるチェーンを架設し、これ等両チェーンのトッ
プには基板を左右下側から支持して搬送する多数枚の支
持板を並べて取付けること。(2) これ等相対向する
両側の支持板をチェーンに対して夫々内向きに傾斜させ
て取付けること。(3) 各支持板の支持面には突起を
突設すること。
【0012】
【作用】上記の手段は以下の如く作用する。 上記
(1)の要素は、各基板は左右下側より支持板に支持さ
れて搬送され、この搬送中にスプレーガンによる塗装を
受ける一方、塗料が付着した支持板の洗浄は支持面が平
坦であるため、コンベヤバーに比較して極めて簡単に、
且つ、的確に行うことを可能にする。
(1)の要素は、各基板は左右下側より支持板に支持さ
れて搬送され、この搬送中にスプレーガンによる塗装を
受ける一方、塗料が付着した支持板の洗浄は支持面が平
坦であるため、コンベヤバーに比較して極めて簡単に、
且つ、的確に行うことを可能にする。
【0013】 上記(2)の要素は、両側の支持板が
内向きに傾斜されているため、基板はその両端の底面角
部のみを支持面として左右の支持板に支持されて搬送さ
れるため、支持板との接触による塗装面への疵付けとか
塗料の再付着の問題発生を可及的に少くすることを可能
にする。
内向きに傾斜されているため、基板はその両端の底面角
部のみを支持面として左右の支持板に支持されて搬送さ
れるため、支持板との接触による塗装面への疵付けとか
塗料の再付着の問題発生を可及的に少くすることを可能
にする。
【0014】 上記(3)の要素は、上記支持板の傾
斜に加えて基板を支持板の突起に支持させて搬送するた
め、支持板と基板の接触面積を更に少くして点状態にす
ることができるから、塗装面への疵付けとか塗料の再付
着の問題発生を更に少くして、基板の塗装をより完全な
ものにすることを可能にする。以上の如くであるから、
上記の手段によって上述した技術的課題を解決して、前
記従来の技術の問題点を解消することができる。
斜に加えて基板を支持板の突起に支持させて搬送するた
め、支持板と基板の接触面積を更に少くして点状態にす
ることができるから、塗装面への疵付けとか塗料の再付
着の問題発生を更に少くして、基板の塗装をより完全な
ものにすることを可能にする。以上の如くであるから、
上記の手段によって上述した技術的課題を解決して、前
記従来の技術の問題点を解消することができる。
【0015】
【実施例】以下に、上述した本考案に係る自動塗装機用
基板搬送装置の好適な実施例を添付した図面と共に詳細
に説明する。図1は本考案に係る基板搬送装置を備えた
自動塗装機の全体構成を示した正断面図であって、図
中、1は自動塗装機の機体で、2は塗装ブース、2aは
塗装室を示し、3は塗装室2aの入口部分に架設した回
転軸で、同じく出口部分にも同様な回転軸(図示せず)
が架設されている。4は同じく塗装室2aの入口側底面
部に架設した連動軸で、出口側の底面部にも同様な連動
軸(図示せず)が架設されている。3a,3aと4a,
4aは各回転軸3と連動軸4の左右両端部に取付けた回
転用スプロケットで、これ等各スプロケット3a,3a
と4a,4aの間にはエンドレスに形成された回転用チ
ェーン5,5が掛渡されていて、回転軸3がモータ(図
示せず)によって回転されると、入口底面と出口とその
底面に架設した各連動軸と回転軸が連動回転する仕組に
成っている。
基板搬送装置の好適な実施例を添付した図面と共に詳細
に説明する。図1は本考案に係る基板搬送装置を備えた
自動塗装機の全体構成を示した正断面図であって、図
中、1は自動塗装機の機体で、2は塗装ブース、2aは
塗装室を示し、3は塗装室2aの入口部分に架設した回
転軸で、同じく出口部分にも同様な回転軸(図示せず)
が架設されている。4は同じく塗装室2aの入口側底面
部に架設した連動軸で、出口側の底面部にも同様な連動
軸(図示せず)が架設されている。3a,3aと4a,
4aは各回転軸3と連動軸4の左右両端部に取付けた回
転用スプロケットで、これ等各スプロケット3a,3a
と4a,4aの間にはエンドレスに形成された回転用チ
ェーン5,5が掛渡されていて、回転軸3がモータ(図
示せず)によって回転されると、入口底面と出口とその
底面に架設した各連動軸と回転軸が連動回転する仕組に
成っている。
【0016】また、3b,3bと4b,4bは入口と出
口に架設した上記各回転軸3と連動軸4の中央寄りに間
隔をあけて取付けた搬送用スプロケットであって、これ
等の各スプロケット3b,3bと4b,4b間にはエン
ドレスに形成した左右の搬送用チェーン6,6が掛渡さ
れていて、上記各回転軸3と各連動軸4の回転に従って
搬送回転される仕組に成っている。
口に架設した上記各回転軸3と連動軸4の中央寄りに間
隔をあけて取付けた搬送用スプロケットであって、これ
等の各スプロケット3b,3bと4b,4b間にはエン
ドレスに形成した左右の搬送用チェーン6,6が掛渡さ
れていて、上記各回転軸3と各連動軸4の回転に従って
搬送回転される仕組に成っている。
【0017】尚、図示した実施例では回転用チェーン
5,5と搬送用チェーン6,6を別個に設けているが、
これ等を1本化して搬送用チェーン6,6自体に各回転
軸3と各連動軸4を連動回転する回転用チェーン5,5
の機能を持たせるようにしてもよい。
5,5と搬送用チェーン6,6を別個に設けているが、
これ等を1本化して搬送用チェーン6,6自体に各回転
軸3と各連動軸4を連動回転する回転用チェーン5,5
の機能を持たせるようにしてもよい。
【0018】図1と図2に於いて、7…は上記左右の搬
送用チェーン6,6のトップに並べて取付けた支持板で
あって、各支持板7は図3並びに図4に示す如く左右の
取付脚7b,7c上に水平線に対して例えば約10°前
後の角度に傾斜させて設けられ、且つ、両取付脚7d,
7eにチェーン6側の連結ピン(図示せず)を嵌込むこ
とによって、図1並びに図5に示す如く左右の搬送用チ
ェーン6,6のトップに夫々内向きに傾斜させた状態で
取付られている。
送用チェーン6,6のトップに並べて取付けた支持板で
あって、各支持板7は図3並びに図4に示す如く左右の
取付脚7b,7c上に水平線に対して例えば約10°前
後の角度に傾斜させて設けられ、且つ、両取付脚7d,
7eにチェーン6側の連結ピン(図示せず)を嵌込むこ
とによって、図1並びに図5に示す如く左右の搬送用チ
ェーン6,6のトップに夫々内向きに傾斜させた状態で
取付られている。
【0019】また、図2乃至図5に於いて7aは上記各
支持板7の支持面に突設した突起であって、基板PBは
図5に示す如く左右の内向きに傾斜された各支持板7…
の各突起7a…上に、その両端部の底面角部PB1,P
B2を載置した状態で、搬送用チェーン6,6の移動と
共に塗装室2aの入口より出口に向けて搬送され、その
搬送中に塗装室2a内に設けたスプレーガン8によって
表面側が塗装され、その後、前述した特願平2−161
545号に記載されているような自動反転機で表裏を反
転した後、同様の塗装室2a内に送り込まれて裏面側を
塗装する仕組に成っている。
支持板7の支持面に突設した突起であって、基板PBは
図5に示す如く左右の内向きに傾斜された各支持板7…
の各突起7a…上に、その両端部の底面角部PB1,P
B2を載置した状態で、搬送用チェーン6,6の移動と
共に塗装室2aの入口より出口に向けて搬送され、その
搬送中に塗装室2a内に設けたスプレーガン8によって
表面側が塗装され、その後、前述した特願平2−161
545号に記載されているような自動反転機で表裏を反
転した後、同様の塗装室2a内に送り込まれて裏面側を
塗装する仕組に成っている。
【0020】尚、図1に於いて1Tは塗装室2aの内底
部を上下2室、即ち、水Wを収容した塗装室タンク11
Tとアルカリ水等の洗浄水Aを収容する洗浄室11Sと
に仕切る内底板で、洗浄室11Sの内部にはポンプ(図
示せず)を通してメインパイプ10に送られて来る洗浄
水を上記の支持板7の面に吹き付けて洗浄するノズルパ
イプ10aが取付けられ、更に、洗浄室11Sの後部室
内には、上記の洗浄水で洗浄された支持板7に水を噴射
して水洗いする水洗い用ノズルと、これを乾燥させるエ
アーブロー(いずれも図示せず)も取付けられている。
また、8Rはスプレーガン8のキャリヤ、12は塗装タ
ンク室11Tと洗浄室11Sの水槽(図示せず)内に貯
溜された水を浄化するストレーナー、13は排気筒を示
す。
部を上下2室、即ち、水Wを収容した塗装室タンク11
Tとアルカリ水等の洗浄水Aを収容する洗浄室11Sと
に仕切る内底板で、洗浄室11Sの内部にはポンプ(図
示せず)を通してメインパイプ10に送られて来る洗浄
水を上記の支持板7の面に吹き付けて洗浄するノズルパ
イプ10aが取付けられ、更に、洗浄室11Sの後部室
内には、上記の洗浄水で洗浄された支持板7に水を噴射
して水洗いする水洗い用ノズルと、これを乾燥させるエ
アーブロー(いずれも図示せず)も取付けられている。
また、8Rはスプレーガン8のキャリヤ、12は塗装タ
ンク室11Tと洗浄室11Sの水槽(図示せず)内に貯
溜された水を浄化するストレーナー、13は排気筒を示
す。
【0021】本考案に係る自動塗装機用基板搬送装置は
以上述べた如き構成であるから、搬送回転中の左右の支
持板7…上に基板PBを送り込めば、基板PBは図5に
示す如く左右の底面角部PB1とPB2の部分を、内向
きに傾斜させた左右の支持板7…の突起7a…上に点接
触させた状態で両側から支持されて、塗装室2aの入口
から出口に向けて搬送され、この搬送中に上面側をスプ
レーガン8で塗装される。
以上述べた如き構成であるから、搬送回転中の左右の支
持板7…上に基板PBを送り込めば、基板PBは図5に
示す如く左右の底面角部PB1とPB2の部分を、内向
きに傾斜させた左右の支持板7…の突起7a…上に点接
触させた状態で両側から支持されて、塗装室2aの入口
から出口に向けて搬送され、この搬送中に上面側をスプ
レーガン8で塗装される。
【0022】また、上記基板PBの搬送を終えた各支持
板7…は、搬送用チェーン6,6の回転に従って順次塗
装室2aの内底部側へ送り込まれ、その搬送中にノズル
パイプ10aからの洗浄水の噴射、並びに、水洗い用ノ
ズル(図示せず)による洗浄を受け、次いで、エアーブ
ローによって乾燥されて塗装室2aの入口側に送り戻さ
れ、再び基板PBの搬送を繰返す仕組に成っている。
板7…は、搬送用チェーン6,6の回転に従って順次塗
装室2aの内底部側へ送り込まれ、その搬送中にノズル
パイプ10aからの洗浄水の噴射、並びに、水洗い用ノ
ズル(図示せず)による洗浄を受け、次いで、エアーブ
ローによって乾燥されて塗装室2aの入口側に送り戻さ
れ、再び基板PBの搬送を繰返す仕組に成っている。
【0023】
【考案の効果】以上述べた次第で、本考案に係る自動塗
装機用基板搬送装置によれば、搬送用コンベヤの移動に
従って基板を両側から支持して搬送する支持板を、左右
相対向するように内向きに傾斜させ、しかも、この傾斜
した支持面に突設した突起に基板の両側を支持させて搬
送するようにしたから、基板はその左右両端の底面角部
を各突起上に点接触させた状態で支持されるため、支持
板による支持によって基板の塗装面に疵を付けるとか、
支持板に付着した塗料を基板に付着させて汚すと云った
問題を可及的に少くして、基板の塗装をきれいに行える
利点を発揮できると共に、基板の支持部材として使用さ
れている支持板は従来のコンベヤバーに比較して噴射ノ
ズル等による洗浄が簡単、且つ、確実で、支持板を常に
材料が付着されていないきれいな状態に保って、基板の
塗装を痛めない利点を発揮できるとか、洗浄装置の構成
を簡略化して自動塗装機全体の小型化を図れると云った
利点を発揮できるものであって、図示した如き構成の自
動塗装機を始めとする各種の自動塗装機に実施して、頗
る実用性の高いものである。
装機用基板搬送装置によれば、搬送用コンベヤの移動に
従って基板を両側から支持して搬送する支持板を、左右
相対向するように内向きに傾斜させ、しかも、この傾斜
した支持面に突設した突起に基板の両側を支持させて搬
送するようにしたから、基板はその左右両端の底面角部
を各突起上に点接触させた状態で支持されるため、支持
板による支持によって基板の塗装面に疵を付けるとか、
支持板に付着した塗料を基板に付着させて汚すと云った
問題を可及的に少くして、基板の塗装をきれいに行える
利点を発揮できると共に、基板の支持部材として使用さ
れている支持板は従来のコンベヤバーに比較して噴射ノ
ズル等による洗浄が簡単、且つ、確実で、支持板を常に
材料が付着されていないきれいな状態に保って、基板の
塗装を痛めない利点を発揮できるとか、洗浄装置の構成
を簡略化して自動塗装機全体の小型化を図れると云った
利点を発揮できるものであって、図示した如き構成の自
動塗装機を始めとする各種の自動塗装機に実施して、頗
る実用性の高いものである。
【図1】本考案に係る基板搬送装置を備えた自動塗装機
の内部構成を示した正断面図である。
の内部構成を示した正断面図である。
【図2】本考案の要部を拡大して示した側面図である。
【図3】本考案で使用する支持板の一部断面正面図であ
る。
る。
【図4】図3のR矢印方向から見た支持板の側面図であ
る。
る。
【図5】本考案を用いて基板を搬送している状態を示し
た正断面図である。
た正断面図である。
【図6】コンベヤバーを用いた従来の搬送装置の平面図
である。
である。
【図7】図6に示した搬送装置を拡大して示した正面図
である。
である。
【図8】同じくコンベヤバーを用いた従来の搬送装置の
平面図である。
平面図である。
【図9】図8に示した従来の搬送装置の要部を拡大して
示した正面図である。
示した正面図である。
PB 基板 2a 塗装室 6 搬送用チェーン 7 支持板 7a 突起 8 スプレーガン
Claims (1)
- 【請求項1】 基板を搬送しながらスプレーガンで自動
塗装するように構成した基板用自動塗装機に於いて、 上記基板を搬送する搬送通路の両側にスプロケットの回
転に従って移送されるチェーンを架設し、これ等両チェ
ーンのトップには基板を左右下側から支持して搬送する
多数枚の支持板を並べて取付け、且つ、これ等相対向す
る両側の支持板をチェーンに対して夫々内向きに傾斜さ
せて取付けると共に、各支持板の支持面には突起を突設
したことを特徴とする自動塗装機用基板搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5768591U JPH07209Y2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 自動塗装機用基板搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5768591U JPH07209Y2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 自動塗装機用基板搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH052759U JPH052759U (ja) | 1993-01-19 |
JPH07209Y2 true JPH07209Y2 (ja) | 1995-01-11 |
Family
ID=13062798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP5768591U Expired - Lifetime JPH07209Y2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 自動塗装機用基板搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH07209Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5427498B2 (ja) * | 2009-07-09 | 2014-02-26 | Lui株式会社 | 静電塗油装置 |
-
1991
- 1991-06-27 JP JP5768591U patent/JPH07209Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH052759U (ja) | 1993-01-19 |
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