JPH0612838U - 軸一体化車輪 - Google Patents
軸一体化車輪Info
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- JPH0612838U JPH0612838U JP8454791U JP8454791U JPH0612838U JP H0612838 U JPH0612838 U JP H0612838U JP 8454791 U JP8454791 U JP 8454791U JP 8454791 U JP8454791 U JP 8454791U JP H0612838 U JPH0612838 U JP H0612838U
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Abstract
(57)【目的】 軸一体化車輪における車輪の抜取り作業を簡
便に行えるようにする。 【構成】 車軸11の軸端面に開口して車輪の固定ボル
ト21の有底ねじ穴16を設け、車軸11を嵌着囲繞す
る車輪15の外側面に押え板24を設け、押え板24の
車軸11の軸端面29と対向する部位に取外し用ボルト
28が着脱自在なねじ孔25を貫通して設けて軸一体化
車輪を構成し、取外し用ボルト28を螺着し、この取り
外し用ボルト28の先端を車軸11の軸端面29に押圧
係合させることによって、車輪15と車軸11との一体
化を解除して、車輪15を取外すことができるように構
成した。
便に行えるようにする。 【構成】 車軸11の軸端面に開口して車輪の固定ボル
ト21の有底ねじ穴16を設け、車軸11を嵌着囲繞す
る車輪15の外側面に押え板24を設け、押え板24の
車軸11の軸端面29と対向する部位に取外し用ボルト
28が着脱自在なねじ孔25を貫通して設けて軸一体化
車輪を構成し、取外し用ボルト28を螺着し、この取り
外し用ボルト28の先端を車軸11の軸端面29に押圧
係合させることによって、車輪15と車軸11との一体
化を解除して、車輪15を取外すことができるように構
成した。
Description
【0001】
本考案は、車輪を車軸の軸端に嵌着して構成した軸一体化車輪に関するもので ある。
【0002】
従来の軸一体化車輪の一例を図3および図4に基づいて説明する。
【0003】 図3は、一般的に知られているダブルレール形ホイストの横行車における軸一 体化車輪の一例を示したものである。
【0004】 図中において、11は車軸であり、軸受12を介してフレーム13に回転自在 に支持されている。15は車軸11に嵌着固定した車輪であり、この車輪15の 外側面(図中の右側面)側には、この車輪15を車軸11から取り外す際に使用 する複数の有底ねじ穴63が設けてある。
【0005】 車輪15の外側面には軸端座金31が設けられ、且つこの軸端座金31を貫通 すると共に車軸11に螺着して複数のボルト32が設けられて車輪15の脱落を 防止するように構成されている。
【0006】 なお、図中において14はカラー、34は車輪15が走行するレールである。 上記のように構成した軸一体化車輪は、一対を一組(計4個)配置し、且つ少 なくとも一方の組側の車軸11に駆動源が連結されていわゆるダブルレール形ホ イストの横行車が構成されるものである。
【0007】 上記の軸一体化車輪における車輪15は、使用している間にレール34と接触 している部分(外周面部)が偏摩耗することから、この車輪15を軸11から取 り外して交換等を行う必要がある。
【0008】 このような交換作業を図4に基づいて説明する。
【0009】 治具板41は、中央に貫通ねじ孔55を備え、且つ周囲寄りの部分に複数の貫 通孔56を設けて構成している。
【0010】 まず、図3の状態において、ボルト32及び軸端座金31を除去する。次に治 具板41を貫通する固定ボルト42、治具板41を螺着貫通する取り外し用ボル ト44を主要な構成物とした治具4を用意し、各固定ボルト42を車輪15が具 備する有底ねじ穴63に螺着する。固定ボルト42上におけるロックナット43 を所定の位置に設定し、次いで取り外し用ボルト44を螺進(図中の左方向)し て車軸11の軸端面に当接し、さらに螺進させることによって車輪15は図中右 方向に引き出されて車軸11から抜き出される。
【0011】
上述した従来の軸一体化車輪においては、車輪の交換時に特別の治具4を用意 しなければならず、また車輪15への装着作業が必要であって、作業性が悪いも のであった。
【0012】 本考案は、簡単な操作により車輪を車軸から抜き取ることのできる軸一体化車 輪を提供することを目的とする。
【0013】
本考案は、車軸の軸端に車輪を嵌着して成る軸一体化車輪において、車軸の軸 端面に開口して車輪固定ボルトの有底ねじ穴を設け、前記車軸を嵌着囲繞する車 輪の外側面に押え板を固着すると共に、該押え板の前記車軸の軸端面と対向する 部位に取外し用ボルトが着脱自在なねじ孔を貫通して設けて軸一体化車輪を構成 し、前記取外し用ボルトを螺着し、該ボルト先端を前記車軸の軸端面に押圧係合 させることによって、車輪と車軸との一体化を解除して、車輪を取外すことがで きるように軸一体化車輪を構成したものである。
【0014】 なお、本考案にあっては、車軸に設ける有底ねじ穴と取外し用ねじ孔との配置 関係は、 (a)同一軸線上に設ける。
【0015】 (b)異なる軸線上に設ける。
【0016】 のいずれであっても差し支えないものである。
【0017】 また、有底ねじ穴と取外し用ねじ孔を上記(a)のように同一軸線上に設けた 場合には、取外し用ねじ孔の方を大径のものに形成するのが望ましい。
【0018】
車輪の外側面に設けた押え板に取り外し用ボルトを螺着貫通させ、このボルト を螺進させて端部を車軸の軸端面に押圧することによって車輪を車軸から抜き出 すことができ、この抜き取り作業を簡便に行うことができる。
【0019】
本考案を図1及び図2に示す一実施例に基づいて詳細に説明する。なお、前述 の図3及び図4と同一符号を付するものは、これらと同等品を示すもので、これ らの詳細な説明は省略する。
【0020】 押え板24は、厚さ一定の円板で、その中央に取外し用ねじ孔25を設け、且 つ周辺寄りの部分に複数個(実施例は4カ所)の貫通孔27を設けて形成してい る。押え板24は、車輪15に設けている有底ねじ穴17にボルト23を螺合す ることによって固定されている。
【0021】 車軸11の軸端部には軸端端面29に開口し、且つ軸心から偏心した位置に有 底ねじ穴16を設けており、この有底ねじ穴16に押え板24の取り外し用ねじ 孔を貫通する固定ボルト21を螺着結合することによって、車輪15と車軸11 と押え板24との3者を一体化結合している。
【0022】 22は座金であり、固定ボルト21と押え板24との間に介在させて確実な固 定を行うために使用するものである。
【0023】 次に図2に基づいて上述した軸一体化車輪の取外し作業の一例を説明する。
【0024】 車輪15を車軸11から抜き去るには、先ず図1における固定ボルト21を取 外し、取外し用ボルト28を取外し用ねじ穴25に螺入し、取外し用ボルト28 の先端を車軸11の軸端端面29に当接して、取外し用ボルト28をさらに螺進 することによって、車輪15は押え板24と共に矢印20の向きに相対的に移動 し、車軸11から車輪15を取外すことができる。
【0025】 以上説明した実施例にあっては、有底ねじ穴16が車軸11の軸心から偏心し た位置であることから、固定ボルト21を螺着した場合には、押え板24と相俟 って、廻り止めの機能を惹起することができ、車軸11と車輪15との間にキー 等を付設することを省略することができる効果がある。
【0026】 なお、以上の実施例は、車軸11に設けた有底ねじ穴16を軸心から偏心した 位置に設けた場合で説明したが、本考案はこれに限らず有底ねじ穴16を軸心と 一致する位置に設けて構成しても差し支えないものである。
【0027】
本考案に係る軸一体化車輪は、車輪15の外側部に車軸11に対向する押え板 24を備え、この押え板24に取外し用ボルト28を螺合し且つ螺進することに よって車輪15を車軸11から抜き取ることができるので、従来に比較して作業 性を著しく向上でき、この車輪を備えた装置の運転休止時間を短縮できて、生産 性の向上に寄与できるものである。
【図1】本考案の一実施例に係る軸一体化車輪の要部断
面図
面図
【図2】本考案に係る軸一体化車輪における車輪の取り
外し状態説明図
外し状態説明図
【図3】車軸に軸端座金を用いた従来例の要部断面図
【図4】従来の治具を用いた車輪の取り外し状態説明図
11は車軸、11は車輪、16は有底ねじ穴、21は固
定ボルト、24は押え板、25は取外し用ねじ孔、28
は取外し用ボルト、29は軸端端面
定ボルト、24は押え板、25は取外し用ねじ孔、28
は取外し用ボルト、29は軸端端面
Claims (1)
- 【請求項1】回転自在な車軸の端部に車輪を嵌着固定し
て成る軸一体化車輪において、前記車軸の軸端面に開口
して少なくとも1個の有底ねじ穴を設け、前記車軸を嵌
着囲繞する車輪の外側面に押え板を固着すると共に、該
押え板の前記車軸の軸端端面と対向する部位に取外し用
ボルトが着脱自在な取外し用ねじ孔を貫通して設け、前
記押え板を貫通すると共に前記車軸の有底ねじ穴に螺着
して車輪の固定ボルトを設けて、前記軸一体化車輪を構
成し、前記固定ボルトを除去すると共に前記取外し用ボ
ルトを螺着し、該取外し用ボルトの先端を前記車軸の軸
端端面に押圧係合させることによって、車輪と車軸との
一体化を解除して、前記車輪を取外すことができるよう
に構成したことを特徴とする軸一体化車輪。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991084547U JP2570587Y2 (ja) | 1991-10-17 | 1991-10-17 | 軸一体化車輪 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991084547U JP2570587Y2 (ja) | 1991-10-17 | 1991-10-17 | 軸一体化車輪 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0612838U true JPH0612838U (ja) | 1994-02-18 |
JP2570587Y2 JP2570587Y2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=13833678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991084547U Expired - Fee Related JP2570587Y2 (ja) | 1991-10-17 | 1991-10-17 | 軸一体化車輪 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2570587Y2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003003968A (ja) * | 2001-06-19 | 2003-01-08 | Tokico Ltd | スクロール式流体機械 |
WO2013065368A1 (ja) * | 2011-11-04 | 2013-05-10 | 三菱重工業株式会社 | リンク機構、及びこれを備えた可変静翼駆動装置 |
JP2017104941A (ja) * | 2015-12-10 | 2017-06-15 | ファナック株式会社 | 取外し治具、およびこれを備えたモータ駆動装置 |
KR102198967B1 (ko) * | 2020-10-05 | 2021-01-05 | 남전진 | 고소작업대 바퀴 교체 방법 |
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JPS6446531U (ja) * | 1987-09-16 | 1989-03-22 | ||
JPH01172902U (ja) * | 1988-05-24 | 1989-12-07 |
-
1991
- 1991-10-17 JP JP1991084547U patent/JP2570587Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2570587Y2 (ja) | 1998-05-06 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |