JPH06125306A

JPH06125306A - 通話チャネルの予約方式

Info

Publication number: JPH06125306A
Application number: JP7317892A
Authority: JP
Inventors: Masayasu Sakurai; 雅康櫻井
Original assignee: Yaesu Musen Co Ltd
Current assignee: Yaesu Musen Co Ltd
Priority date: 1992-02-25
Filing date: 1992-02-25
Publication date: 1994-05-06
Anticipated expiration: 2012-06-18
Also published as: JP2622790B2

Abstract

(57)【要約】【目的】コードレス電話システムにおいて、親機又は
子機の発信する無線通話チャネルを重複使用することな
く、速やかに通話チャネルを確保・指定する。【構成】主装置に接続する複数の端末（親機）を放射
状、あるいは連鎖状に接続し、かつ、それぞれの端末に
無線装置を内蔵する。端末が有閉時にキャリヤセンスを
行って、空いている通話チャネルがあった場合は主装置
にその通話チャネル番号を予約する。一方、主装置は他
の端末の予約状況を検索すると共に、その予約の可・不
可をすべての端末に対して通知を行い、子機との通話状
態を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は有線電話回線と移動無線
回線とからなるシステムコードレス電話の通話チャネル
予約方式に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】コードレス電話システムの構成は、図１
または図２のように構成されている。即ち、１は主装
置、２ａ、２ｂ、・・・２ｎ及び４ａ、４ｂ、・・・４ｎは
夫々接続装置である。３ａ、３ｂ、・・・３ｎはコードレ
ス電話機の子機である。以上の構成からその動作を説明
する。図１と図２は主装置１に対して、図１では接続装
置２ａ、２ｂ、・・・２ｎが並列に有線接続されている。
図２では接続装置４ａ、４ｂ、・・・４ｎが直列に有線接
続されている接続方式の違いだけで動作上は同じである
から、図１についてだけ説明する。接続装置２ａ、２
ｂ、・・・２ｎは夫々固有のエリヤを有し、隣接するエリ
ヤとは重複するエリヤ部分があり、エリヤ相互間の移動
に適するよう構成されている。図３は隣接したエリヤの
配置を示したものである。コードレス電話の通話方式は
制御チャネルによってコードレス電話機からの発信要求
（通話接続要求）や、接続装置からの通話チャネルの指
定の通話チャネル番号予約通知信号を行ってから、実際
のコードレス電話による電話回線との通話は指定された
通話チャネルに切換って通信を行う。通話チャネルの指
定は夫々の接続装置２ａ、２ｂ、・・・２ｎが独自で付与
しているので、図３で示したように接続装置２ａと２ｂ
が同じ通話チャネルをコードレス電話の子機３ａと３ｂ
に指定したとすると、もし、子機３ｂが移動して隣接し
たエリヤの重複域に移った場合にはコードレス電話の子
機３ａ、３ｂ及び接続装置２ｂとの間で混信が生じるこ
とになる。

【０００３】そこで通話チャネルの予約について説明す
る。図４は予約の手順を示す図である。コードレス電話
子機３ｎから制御チャネルを介して発信要求ｂ（接続要
求）が送信されると、制御チャネルを受信した接続装置
２ｎは空き通話チャネル検索（以下キャリアセンスと記
す）を行い、主装置１に接続した回線に空きチャネル情
報、及び発信要求ｄ信号を送出する。主装置１では、発
信要求ｄ信号空きチャネル情報等を受け入れて後、デー
タベース検索を実行して予約通話チャネルを決定し、通
話チャネルの可否等の応答信号ｆを接続装置２ｎに送出
する。もし通話チャネル否の信号であれば接続装置２ｎ
は再びキャリアセンスｃを実行する。通話チャネル可で
あれば制御チャネルで発信応答ｈ信号で接続装置２ｎか
ら送信した後制御チャネルから発信応答ｆに含まれる通
話チャネルに切換える。コードレス電話の子機３ｎは制
御チャネル中の発信応答ｆ信号を受信すると、信号中に
含まれる通話チャネルに切換って発信完了ｊ信号を送信
する。接続装置２ｎは受信した信号を回線を通して主装
置１に発信完了ｋ信号として出力し、その信号を受けて
主装置１は所望の電話回線に接続して通話可能となる。

【０００４】上述のような接続方法では接続装置２ｎは
他の接続装置２（ａ〜ｎ-1）の空き通話チャネルデータ
と無関係に通話チャネルを指定するので隣接ゾーン間で
しばしば混信等を生じる事がある。また、発信要求があ
ってから空き通話チャネルを検索するので不要な時間ロ
スを生じる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上述したように接続装
置は、コードレス電話子機から制御チャネルを介して発
信要求（接続要求）を受けたとき、空き通話チャネルを
検索して他の接続装置とは無関係に通話チャネルを指定
する方法では隣接ゾーンとの重複領域での混信を引きお
こす原因となっており、更に、発信要求の都度通話チャ
ネルの検索では時間的ロスも大きい。本発明は、このよ
うな問題の解決を目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明においては、接続
装置には制御チャネル設定状態では空き通話チャネルの
検索も行い、主装置からの通話チャネル予約情報を記憶
するメモリを設けてある。主装置は全接続装置からの空
き通話チャネルデータと通話チャネル予約データとを記
憶するメモリと、それらメモリデータから発信要求があ
ると、通話チャネルを割当て該当する接続装置からコー
ドレス電話子機に報知してその通話チャネルの運用確認
と全接続装置に変更後の通話チャネル予約データを報知
する機能を備えた通話チャネルの集中管理方式の構成で
ある。

【０００７】

【作用】各接続装置は、制御チャネルに設定状態では空
き通話チャネルの検索を実施し、空き通話チャネル情報
をその都度主装置に送出する。主装置は空き通話チャネ
ル情報と通話チャネル予約情報を管理し、全接続装置に
通報する。コードレス電話子機の発信要求（通話チャネ
ル接続要求）を受信した該当する接続装置から主装置に
発信要求の信号を送出し、主装置では該子機の発信を確
認する旨接続装置を介して子機に送信する。このとき接
続装置は既に予約してあった通話チャネルの情報をこの
発信確認信号に付加して送信することにより予約済通話
チャネルにて接続が行われる。また、主装置は接続装置
から新たな予約情報を受信した場合は通話チャネル予約
情報のメモリデータを変更し、その旨全接続装置に通報
する。

【０００８】

【実施例】本発明を図２のコードレス電話システム構成
図により説明する。主装置１には図示してないがコード
レス電話子幾と電話回線とを接続する回路接続制御手段
と、空き通話チャネルデータと通話チャネル予約データ
を記憶するメモリと、そのメモリデータから要求に応じ
て通話チャネル予約の指定をする通話チャネル予約手段
とを備えている。主装置１から直列接続されている接続
装置４（ａ〜ｎ）はコードレス電話子機３（ａ〜ｎ）と
無線回線で接続して主装置１には有線で接続する無線・
有線接続手段と、空き通話チャネルの検索を行う手段
と、また、この検索用に主装置１から通話チャネル予約
データを受取って記憶するメモリとを備えている。

【０００９】以上の構成からその動作を図５の動作の概
要を示すフローチャートにより説明する。先ず空き通話
チャネルの有無を検査する。空き通話チャネルがあると
主装置１のデータベースにメモリする。次に通話チャネ
ルの予約状況をデータベースから検索し、予約可能であ
ればデータベースに空き通話チャネルの予約を行う。次
に、予約状況情報を接続装置４（ａ〜ｎ）の全ベてに通
報する。その後、予約通話チャネルの使用を確認する。
以上がこのコードレス電話システムの概要である。

【００１０】このシステムの流れを詳細に説明するため
に図６のフローチャートにより説明する。１）接続装置は電源投入後（システム初期化後）直ちに
通話チャネルのキャリアセンスを行ない空きチャネル番
号を得る。２）接続装置は１項で得たチャネル番号を主装置１に通
知する。３）主装置１は接続装置から受信したチャネル番号をデ
ータベース内の他の接続装置の予約チャネル番号と照合
し、既に予約済であれば予約不可を未予定であれば予約
可を接続装置に返送し、予約可であったならばデータベ
ースにその旨登録する。４）主装置１はデータベース上の通話チャネル予約テー
ブルに変化があった場合、接続されている全接続装置に
対し、現在の通話チャネル予約状況情報を通知する。
５）通話チャネル予約状況情報を受け取った接続装置は
そのデータを保持し、通話チャネルの予約を行おうとし
た場合これを参照し、重複のないようにしてキャリアセ
ンスを行ない、空き通話チャネル番号を得る。６）上記２項に戻る。以上の処理を行っておけば子機からの発信要求がきた場
合、その時点でキャリアセンスを行う必要がなく迅速に
発信処理を行うことができる。図７は図６のフローチャ
ートを理解するための通話チャネル予約シーケンス図で
ある。

【００１１】図８は本発明の通話チャネル予約を含む無
線回路確認手段を示す図である。動作手順を図面に従っ
て説明する。先ずコードレス電話子機が制御チャネルで
通話を求める発信要求ｂ信号を送信する。接続装置がこ
の信号を受信すると回線を介して主装置に発信要求の信
号を送出する。主装置において、空き通話チャネルのメ
モリデータと、通話チャネル予約メモリデータから通話
チャネルを指定して通話チャネル番号を含んだ発信確認
ｎ信号を接続装置に送出し、該接続装置から発信確認信
号を制御チャネルで送信して後、制御チャネルから予約
設定された通話チャネルに切換わる。コードレス電話子
機では前述の信号を受信して予約設定された通話チャネ
ルに切換わり、通話チャネルで発信完了ｑ信号を送信す
る。受信した接続装置は回路を介して発信完了ｒ信号を
主装置に送出して通話可能状態となる。即ち、コードレ
ス電話子機から通話チャネル予約の発信要求があってか
ら空き通話チャネルを検索する必要はない。

【００１２】

【発明の効果】通話チャネル予約方法として接続装置は
コードレス電話子機からの通話チャネル予約に関係な
く、常に空き通話チャネルを検索して主装置に送出して
あり、主装置では通話チャネルの指定毎に更新した新し
い予約通話チャネル情報を全接続装置に報知する方法で
あるから、予約依頼時における空き通話チャネルの検索
時間の必要はなく、又、全接続装置に通話チャネル予約
情報を流すことで隣接するゾーンの重複領域での混信が
生じないよう通話チャネルを指定できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】コードレス電話システムの構成図

【図２】コードレス電話システムの他の構成図

【図３】コードレス電話システムの隣接するエリヤを示
す図

【図４】従来のコードレス電話システムの無線回線接続
のシーケンス

【図５】本発明の無線回線接続の概要を示すフローチャ
ート

【図６】本発明の接続装置と主装置の動作のフローチャ
ート

【図７】通話チャネル予約シーケンス図

【図８】本発明の通話チャネル予約を含む無線確保手順
図

【符号の説明】

１主装置２（ａ〜ｎ）接続装置３（ａ〜ｎ）コードレス電話子機４（ａ〜ｎ）接続装置

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【手続補正書】

【提出日】平成５年１０月７日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１２

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１２】

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図面の簡単な説明