JPH06123237A - 樹脂製遮音カバー - Google Patents

樹脂製遮音カバー

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Publication number
JPH06123237A
JPH06123237A JP29774992A JP29774992A JPH06123237A JP H06123237 A JPH06123237 A JP H06123237A JP 29774992 A JP29774992 A JP 29774992A JP 29774992 A JP29774992 A JP 29774992A JP H06123237 A JPH06123237 A JP H06123237A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover body
thermoplastic resin
cover
sound insulation
absorbing material
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP29774992A
Other languages
English (en)
Inventor
Harushige Yamamura
陽茂 山村
Shintaro Iizuka
晋太郎 飯塚
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂製遮音カバーを安価に製造できるように
する。 【構成】 樹脂製遮音カバー1のカバー本体2と吸音材
3とが同種の熱可塑性樹脂から構成され、カバー本体2
上で吸音材3がプレス成形されるとき、両者が溶着して
一体形となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの遮音等のた
めに使用される樹脂製遮音カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の樹脂製遮音カバーは、カバー本体
の片面に、ガラスウールや発泡ウレタン等からなる吸音
材を接着して構成されているが、これを製造するには、
カバー本体と吸音材とを別個にそれぞれ所定の形状に成
形してから、カバー本体の所定の位置に吸音材を接着し
て一体的に構成していたので、各部個別の成形や接着作
業に多くの工数を必要としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、樹脂製遮音
カバーを安価に製造できるようにしようとするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にかか
る樹脂製遮音カバーは、熱可塑性樹脂からなり所定の形
状に成形されたカバー本体及び同カバー本体と同種の熱
可塑性樹脂からなり所定の形状に成形されると共に上記
カバー本体に接着された吸音材から構成されている。
【0005】
【作用】すなわち、カバー本体と吸音材とが同種の熱可
塑性樹脂から構成されているので、それらの接着は吸音
材の成形と同一工程で容易に行うことができるため、樹
脂製遮音カバーの製造工程を従来よりも大幅に簡略化す
ることができて、樹脂製遮音カバーを安価に提供するこ
とが可能となる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について具体的に説明
する。図1に示す遮音カバー1はカバー本体2及び吸音
材3によって構成され、カバー本体2はポリプロピレン
樹脂、ナイロン樹脂、ポリエチレンテレフタライト樹脂
等の熱可塑性樹脂に多数の短いガラス繊維が混入分散さ
れて強化されたものであり、また、吸音材3はカバー本
体2と同種の熱可塑性樹脂製で、適宜発泡されることに
より吸音性が付与され、カバー本体2の片面に溶着され
ていて、この遮音カバー1の製造法が図2及び図3にそ
れぞれ示されている。
【0007】すなわち、図2の工程A1において、ガラ
ス繊維が混入分散されて加熱された熱可塑性樹脂材料4
が上型5及び下型6によって所定形状のカバー本体2に
プレス成形され、次の工程A2においては、下型6内に
カバー本体2を残したまま上型5が上昇し、上型5の内
部からスライドコア7を突出させてから、次の工程A3
において、カバー本体2と同種の熱可塑性樹脂材料8で
適宜加熱発泡されたものがカバー本体2上に配置され、
スライドコア7と共に上型5が下降して熱可塑性樹脂材
料8が所定形状の吸音材3にプレス成形され、これと同
時に、カバー本体2と吸音材3とが溶着して、図1のよ
うな遮音カバー1が成形される。
【0008】あるいは、図3の工程B1において、上記
と同様にガラス繊維が混入分散されて加熱された熱可塑
性樹脂材料4が上型5及び下型6によって所定形状のカ
バー本体2にプレス成形され、次の工程B2において、
下型6内にカバー本体2を残したまま上型5が上昇して
他の上型10と切り換えられ、または、カバー本体2を
別の図示しないプレスに移して他の上型10と組み合わ
され、次の工程B3において、カバー本体2と同種の熱
可塑性樹脂材料8で適宜加熱発泡されたものがカバー本
体2上に配置され、上型10が下降して熱可塑性樹脂材
料8が所定形状の吸音材3にプレス成形され、これと同
時に、カバー本体2と吸音材3とが溶着して、図1の遮
音カバー1が成形される。
【0009】上記のように、カバー本体2と吸音材3と
が同種の熱可塑性樹脂材料4、8により成形されている
ので、両者の成形と接着とをプレスにより簡単に連続加
工することができて、樹脂製遮音カバー1の生産性を従
来と比較して格段に向上させることができる。
【0010】また、カバー本体2と吸音材3とが同種の
熱可塑性樹脂材料4、8により成形されているため、使
用ずみの樹脂製遮音カバー1は、カバー本体2と吸音材
3とをわざわざ分離することなく、一体形のまま粉砕機
により適当な大きさに粉砕し、適宜バージン材に混入す
るか、あるいは粉砕した材料のままで、前記と同様な手
法により別の遮音カバー等を成形する等、原材料として
簡単にリサイクルすることができる。従って、樹脂製遮
音カバー1の製造コストを低く押さえることができるの
で、実用上の利益が非常に大きい。
【0011】
【発明の効果】本発明にかかる樹脂製遮音カバーにおい
ては、カバー本体と吸音材の成形及び接着が容易に行わ
れるため、その製造工程を従来よりも大幅に簡略化する
ことができて、樹脂製遮音カバーを安価に提供すること
が可能となり、かつ、原材料としてのリサイクルがきわ
めて容易であるという大きな利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における縦断面図。
【図2】上記実施例の製造工程図。
【図3】上記実施例の他の製造工程図。
【符号の説明】
1 遮音カバー 2 カバー本体 3 吸音材 5 上型 6 下型 7 スライドコア 10 上型

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂からなり所定の形状に成形
    されたカバー本体及び同カバー本体と同種の熱可塑性樹
    脂からなり所定の形状に成形されると共に上記カバー本
    体に接着された吸音材から構成された樹脂製遮音カバ
    ー。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂により所定の形状にカバー
    本体を成形し、同カバー本体と同種の熱可塑性樹脂から
    なる吸音材料を上記カバー本体に接して配置し、上記吸
    音材料を所定の形状に成形しつつ上記カバー本体に接着
    させるようにした樹脂製遮音カバーの製造法。
JP29774992A 1992-10-09 1992-10-09 樹脂製遮音カバー Withdrawn JPH06123237A (ja)

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JP29774992A JPH06123237A (ja) 1992-10-09 1992-10-09 樹脂製遮音カバー

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JPH06123237A true JPH06123237A (ja) 1994-05-06

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