JPH0612187A - 磁気テープ制御装置 - Google Patents
磁気テープ制御装置Info
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- JPH0612187A JPH0612187A JP4166478A JP16647892A JPH0612187A JP H0612187 A JPH0612187 A JP H0612187A JP 4166478 A JP4166478 A JP 4166478A JP 16647892 A JP16647892 A JP 16647892A JP H0612187 A JPH0612187 A JP H0612187A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気テープ制御装置に関し、リトライアウト
発生時におけるリカバリ処理時間の節減を目的とする。 【構成】 磁気テープ装置2と上位装置との間のデータ
転送を制御し、磁気テープ媒体11上の損傷領域に対し
ては、書込んだデータブロックのイレーズ処理を行った
後、該磁気テープ媒体11の該イレーズ処理した領域か
ら終端側の領域に再度消去した該データブロックの書込
みを行うリトライ動作を繰り返す磁気テープ制御装置1
3であって、該磁気テープ媒体11の始端側で実行する
該リトライ動作の回数より、該磁気テープ媒体11の終
端側に行くに従い、該リトライ動作の回数を順次増加さ
せるように制御する制御手段9を設けた構成とする。
発生時におけるリカバリ処理時間の節減を目的とする。 【構成】 磁気テープ装置2と上位装置との間のデータ
転送を制御し、磁気テープ媒体11上の損傷領域に対し
ては、書込んだデータブロックのイレーズ処理を行った
後、該磁気テープ媒体11の該イレーズ処理した領域か
ら終端側の領域に再度消去した該データブロックの書込
みを行うリトライ動作を繰り返す磁気テープ制御装置1
3であって、該磁気テープ媒体11の始端側で実行する
該リトライ動作の回数より、該磁気テープ媒体11の終
端側に行くに従い、該リトライ動作の回数を順次増加さ
せるように制御する制御手段9を設けた構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気テープ制御装置に係
り、特に磁気テープ媒体にデータブロックを書込む際に
データチェックが発生した場合、該磁気テープ媒体の始
端側より終端側に行く程リトライ回数を多くすることに
より、リトライアウト発生時におけるリカバリ処理時間
の節減を可能とする磁気テープ制御装置に関する。
り、特に磁気テープ媒体にデータブロックを書込む際に
データチェックが発生した場合、該磁気テープ媒体の始
端側より終端側に行く程リトライ回数を多くすることに
より、リトライアウト発生時におけるリカバリ処理時間
の節減を可能とする磁気テープ制御装置に関する。
【0002】磁気テープ媒体は、製造工程における磁性
材料のコーティングのむら、及び磁気テープ媒体の巻き
ゆるみ等の原因で、磁気テープ媒体上に距離の長い欠
陥、即ち、損傷領域が存在することがある。
材料のコーティングのむら、及び磁気テープ媒体の巻き
ゆるみ等の原因で、磁気テープ媒体上に距離の長い欠
陥、即ち、損傷領域が存在することがある。
【0003】このような損傷領域は様々な長さを持つ
が、磁気テープ媒体の終端側に存在する欠陥によって、
リトライアウトとなった時、上位装置が行うリカバリ時
間が長くなったり、動的装置再編成(DDR)処理(回
復不可能な入出力エラーが発生した時に、タスクの継続
的実行を保証するために、同種の空いている装置と交換
し、新しい装置で入出力動作を行うこと)にも失敗した
場合、書込んだデータが無駄になったりすることの無い
ことが必要である。
が、磁気テープ媒体の終端側に存在する欠陥によって、
リトライアウトとなった時、上位装置が行うリカバリ時
間が長くなったり、動的装置再編成(DDR)処理(回
復不可能な入出力エラーが発生した時に、タスクの継続
的実行を保証するために、同種の空いている装置と交換
し、新しい装置で入出力動作を行うこと)にも失敗した
場合、書込んだデータが無駄になったりすることの無い
ことが必要である。
【0004】
【従来の技術】図4は従来技術の一例を説明するブロッ
ク図である。磁気テープ制御装置1は磁気テープ装置2
を複数接続して動作し、図示省略した上位装置と磁気テ
ープ装置2との間のデータ転送を制御する。
ク図である。磁気テープ制御装置1は磁気テープ装置2
を複数接続して動作し、図示省略した上位装置と磁気テ
ープ装置2との間のデータ転送を制御する。
【0005】即ち、プロセッサ9は制御記憶10に格納
されているファームウェアを読出して動作し、インタフ
ェース制御回路3を制御して、上位装置が送出する命令
に従い、制御情報格納テーブル4にジョブの制御情報、
例えば、磁気テープ媒体上のデータブロックの位置やエ
ラー発生等の情報を格納させ、データの書込みであれ
ば、上位装置が送出するデータをバッファメモリ7に格
納させる。
されているファームウェアを読出して動作し、インタフ
ェース制御回路3を制御して、上位装置が送出する命令
に従い、制御情報格納テーブル4にジョブの制御情報、
例えば、磁気テープ媒体上のデータブロックの位置やエ
ラー発生等の情報を格納させ、データの書込みであれ
ば、上位装置が送出するデータをバッファメモリ7に格
納させる。
【0006】書込みフォーマット回路5は、制御情報格
納テーブル4に格納された情報に基づき、データブロッ
ク、イレーズブロック及びブロック間隔(IBG)等の
パターンを作成して、データシーケンスを制御し、読出
しアナログ回路6を経て磁気テープ装置2の図示省略し
た書込みヘッドに送出し、磁気テープ媒体11上の指定
された位置からデータブロックを書込む。
納テーブル4に格納された情報に基づき、データブロッ
ク、イレーズブロック及びブロック間隔(IBG)等の
パターンを作成して、データシーケンスを制御し、読出
しアナログ回路6を経て磁気テープ装置2の図示省略し
た書込みヘッドに送出し、磁気テープ媒体11上の指定
された位置からデータブロックを書込む。
【0007】この時、プロセッサ9は磁気テープ装置2
のテープ駆動回路12を制御して、磁気テープ媒体11
を走行させる。磁気テープ媒体11に書込まれたデータ
ブロックは、図示省略した磁気テープ装置2の読出しヘ
ッドによって、書込まれた直後に読出され、読出しアナ
ログ回路6に送出される。そして、読出しアナログ回路
6は、アナログ値で入力するデータをデコードして、読
出しフォーマット回路8に送出する。
のテープ駆動回路12を制御して、磁気テープ媒体11
を走行させる。磁気テープ媒体11に書込まれたデータ
ブロックは、図示省略した磁気テープ装置2の読出しヘ
ッドによって、書込まれた直後に読出され、読出しアナ
ログ回路6に送出される。そして、読出しアナログ回路
6は、アナログ値で入力するデータをデコードして、読
出しフォーマット回路8に送出する。
【0008】読出しフォーマット回路8は、データブロ
ックからデータを抽出し、バッファメモリ7に格納する
が、インタフェース制御回路3は、書込み動作中である
ため、このデータを上位装置に転送しない。
ックからデータを抽出し、バッファメモリ7に格納する
が、インタフェース制御回路3は、書込み動作中である
ため、このデータを上位装置に転送しない。
【0009】又、読出しフォーマット回路8は、転送さ
れるデータブロックのシーケンスが正常であるか調べて
おり、データパターンが規定の構成では無く、異常であ
るとプロセッサ9に通知する。
れるデータブロックのシーケンスが正常であるか調べて
おり、データパターンが規定の構成では無く、異常であ
るとプロセッサ9に通知する。
【0010】プロセッサ9は、この報告によりデータチ
ェック発生を認識し、テープ駆動回路12を制御して、
磁気テープ媒体11を逆方向に走行させ、データブロッ
クの書き始めの位置に書込みヘッドを位置付けさせる
と、再び磁気テープ媒体11を正方向に走行させイレー
ズブロックの書込みを行わせる。
ェック発生を認識し、テープ駆動回路12を制御して、
磁気テープ媒体11を逆方向に走行させ、データブロッ
クの書き始めの位置に書込みヘッドを位置付けさせる
と、再び磁気テープ媒体11を正方向に走行させイレー
ズブロックの書込みを行わせる。
【0011】そして、所定の長さ、例えば、7.8mmのイ
レーズブロックを書込ませると、続いて書込みを失敗し
たデータブロックの書込みを行わせる。図5はリトライ
動作を説明する図である。
レーズブロックを書込ませると、続いて書込みを失敗し
たデータブロックの書込みを行わせる。図5はリトライ
動作を説明する図である。
【0012】磁気テープ媒体にで示す如く、損傷部
が存在した場合、で示すデータを書込んだ時、データ
ブロックの長さが長く、損傷部の領域にもデータが書
込まれると、読出されたデータは損傷部に書込まれた
部分が読出せないため、データシーケンスは異常とな
る。
が存在した場合、で示すデータを書込んだ時、データ
ブロックの長さが長く、損傷部の領域にもデータが書
込まれると、読出されたデータは損傷部に書込まれた
部分が読出せないため、データシーケンスは異常とな
る。
【0013】従って、前記の如く、プロセッサ9の制御
により、イレーズブロックがデータと損傷部の領
域上に書込まれる。そして、損傷部の領域を避けて、
に示す如く、書込みが失敗したデータブロックの再
書込みが行われる。
により、イレーズブロックがデータと損傷部の領
域上に書込まれる。そして、損傷部の領域を避けて、
に示す如く、書込みが失敗したデータブロックの再
書込みが行われる。
【0014】図6は図4の動作を説明する図である。図
5で説明した如く、図6の書込みで示す矢印方向に、磁
気テープ媒体上を書込みヘッドが走行し、データブロッ
クが書込まれた時、データシーケンス異常であると、ス
ペースで示す矢印方向に、書込みヘッドが走行して、デ
ータブロックの書き始め位置に書込みヘッドが位置付け
される。
5で説明した如く、図6の書込みで示す矢印方向に、磁
気テープ媒体上を書込みヘッドが走行し、データブロッ
クが書込まれた時、データシーケンス異常であると、ス
ペースで示す矢印方向に、書込みヘッドが走行して、デ
ータブロックの書き始め位置に書込みヘッドが位置付け
される。
【0015】そして、イレーズで示す矢印方向に書込み
ヘッドが走行して、イレーズブロックが書込まれる。そ
して、再び書込みで示す如く、磁気テープ媒体の終端側
の領域に対しデータブロックの書込みが行われる。
ヘッドが走行して、イレーズブロックが書込まれる。そ
して、再び書込みで示す如く、磁気テープ媒体の終端側
の領域に対しデータブロックの書込みが行われる。
【0016】しかし、磁気テープ媒体の損傷領域が長
く、再度書込まれたデータブロックにシーケンス異常が
あると、図示する如く、上記リトライ動作が繰り返され
る。図7は図4の動作を説明するフローチャートであ
る。
く、再度書込まれたデータブロックにシーケンス異常が
あると、図示する如く、上記リトライ動作が繰り返され
る。図7は図4の動作を説明するフローチャートであ
る。
【0017】プロセッサ9はステップ(1) でデータブロ
ックの書込みを行わせ、ステップ(2) でデータチェック
発生か調べる。そして、データチェック発生でなければ
ステップ(14)でデータの書込み終了か調べ、終了でなけ
ればステップ(1) の処理に戻り、終了であれば処理を終
了する。
ックの書込みを行わせ、ステップ(2) でデータチェック
発生か調べる。そして、データチェック発生でなければ
ステップ(14)でデータの書込み終了か調べ、終了でなけ
ればステップ(1) の処理に戻り、終了であれば処理を終
了する。
【0018】ステップ(2) でデータチェックが発生する
と、ステップ(3) で、プログラムカウンタで構成される
リトライカウンタをセットし、ステップ(4) でイレーズ
処理を行い、ステップ(5) でイレーズ終了を待ち、終了
するとステップ(6) でデータブロックの書込みを行い、
ステップ(7) でデータチェック発生か調べる。
と、ステップ(3) で、プログラムカウンタで構成される
リトライカウンタをセットし、ステップ(4) でイレーズ
処理を行い、ステップ(5) でイレーズ終了を待ち、終了
するとステップ(6) でデータブロックの書込みを行い、
ステップ(7) でデータチェック発生か調べる。
【0019】データチェックが発生しなければ、ステッ
プ(13)でデータ書込み終了か調べ、終了でなければステ
ップ(6) の処理に戻り、終了ならば処理を終了する。ス
テップ(7) でデータチェックが発生すると、ステップ
(8) でイレーズ処理を行い、ステップ(9) でイレーズ終
了を待ち、ステップ(10)でリトライカウンタの値を−1
する。そして、ステップ(11)でリトライカウンタの値が
0か調べ、0でなければ、ステップ(6) の処理に戻り、
0であれば、ステップ(12)でパーマネントエラーを報告
して、処理を終了する。
プ(13)でデータ書込み終了か調べ、終了でなければステ
ップ(6) の処理に戻り、終了ならば処理を終了する。ス
テップ(7) でデータチェックが発生すると、ステップ
(8) でイレーズ処理を行い、ステップ(9) でイレーズ終
了を待ち、ステップ(10)でリトライカウンタの値を−1
する。そして、ステップ(11)でリトライカウンタの値が
0か調べ、0でなければ、ステップ(6) の処理に戻り、
0であれば、ステップ(12)でパーマネントエラーを報告
して、処理を終了する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来は再
度書込まれたデータブロックが正常に読出されるまで、
即ち、リトライが成功するまで、図6及び図7に示す如
く、リトライ動作が繰り返される。
度書込まれたデータブロックが正常に読出されるまで、
即ち、リトライが成功するまで、図6及び図7に示す如
く、リトライ動作が繰り返される。
【0021】そして、所定の回数リトライ動作を繰り返
してもリトライが成功しない時は、パーマネントエラー
を報告して動作を終了している。ところで、上記リトラ
イ回数は、磁気テープ媒体11の始端(BOT)側と終
端(EOT)側とで、区別されることが無く、同一回数
繰り返されている。
してもリトライが成功しない時は、パーマネントエラー
を報告して動作を終了している。ところで、上記リトラ
イ回数は、磁気テープ媒体11の始端(BOT)側と終
端(EOT)側とで、区別されることが無く、同一回数
繰り返されている。
【0022】しかし、終端側でリトライアウトとなった
場合、上位装置が行うリカバリ動作時間が著しく長くな
る。即ち、パーマネントエラーとなった磁気テープ媒体
11はBOTまで巻き戻して、DDR処理を行うが、E
OT付近からの巻き戻し時間とエラーデータブロックま
での位置付け時間は、例えば、2分程度かかるのに対
し、BOT付近では10〜20秒程度であり、処理時間
に大きな差が発生するという問題がある。
場合、上位装置が行うリカバリ動作時間が著しく長くな
る。即ち、パーマネントエラーとなった磁気テープ媒体
11はBOTまで巻き戻して、DDR処理を行うが、E
OT付近からの巻き戻し時間とエラーデータブロックま
での位置付け時間は、例えば、2分程度かかるのに対
し、BOT付近では10〜20秒程度であり、処理時間
に大きな差が発生するという問題がある。
【0023】従って、BOT付近におけるリトライ回数
と、EOT付近のリトライ回数とが等しいのは適切では
無い。又、「EOT付近の損傷の大きさ>BOT付近の
損傷の大きさ」のような関係が成り立つ場合は、従来の
方法では、EOT付近までデータブロックを書込んでみ
て、始めてリトライアウトとなる場合があるという問題
がある。
と、EOT付近のリトライ回数とが等しいのは適切では
無い。又、「EOT付近の損傷の大きさ>BOT付近の
損傷の大きさ」のような関係が成り立つ場合は、従来の
方法では、EOT付近までデータブロックを書込んでみ
て、始めてリトライアウトとなる場合があるという問題
がある。
【0024】又更に、EOT付近でリトライアウトとな
り、且つDDRにも失敗した時は、EOT付近まで書込
んだデータが無駄となってしまうという問題がある。本
発明はこのような問題点に鑑み、磁気テープ媒体11の
始端側ではリトライ回数を少なくし、終端側に行くに従
ってリトライ回数を増加させることにより、始端側の損
傷が小さくてもリトライアウトとして、この磁気テープ
媒体11の使用を諦め、終端側の損傷が大きくてもリト
ライアウトとなるケースを少なくして、上位装置がリカ
バリ処理に要する損失時間を短縮させることを目的とし
ている。
り、且つDDRにも失敗した時は、EOT付近まで書込
んだデータが無駄となってしまうという問題がある。本
発明はこのような問題点に鑑み、磁気テープ媒体11の
始端側ではリトライ回数を少なくし、終端側に行くに従
ってリトライ回数を増加させることにより、始端側の損
傷が小さくてもリトライアウトとして、この磁気テープ
媒体11の使用を諦め、終端側の損傷が大きくてもリト
ライアウトとなるケースを少なくして、上位装置がリカ
バリ処理に要する損失時間を短縮させることを目的とし
ている。
【0025】
【課題を解決するための手段】そして、この目的は図1
に示されるように、磁気テープ制御装置13は、磁気テ
ープ装置2と上位装置との間のデータ転送を制御し、磁
気テープ媒体11上の損傷領域に対しては、書込んだデ
ータブロックのイレーズ処理を行った後、該磁気テープ
媒体11の該イレーズ処理した領域から終端側の領域に
再度消去した該データブロックの書込みを行うリトライ
動作を繰り返す。
に示されるように、磁気テープ制御装置13は、磁気テ
ープ装置2と上位装置との間のデータ転送を制御し、磁
気テープ媒体11上の損傷領域に対しては、書込んだデ
ータブロックのイレーズ処理を行った後、該磁気テープ
媒体11の該イレーズ処理した領域から終端側の領域に
再度消去した該データブロックの書込みを行うリトライ
動作を繰り返す。
【0026】そして、制御手段9、即ち、プロセッサ9
は、磁気テープ媒体11の始端側で実行する該リトライ
動作の回数より、該磁気テープ媒体11の終端側に行く
に従い、該リトライ動作の回数を順次増加させる。
は、磁気テープ媒体11の始端側で実行する該リトライ
動作の回数より、該磁気テープ媒体11の終端側に行く
に従い、該リトライ動作の回数を順次増加させる。
【0027】そして、上記磁気テープ媒体11の始端付
近で実行する上記リトライ動作の回数は5回であり、上
記磁気テープ媒体11の終端付近で実行する上記リトラ
イ動作の回数は16回であり、その間の該磁気テープ媒
体11の上記損傷領域におけるリトライ動作の回数は、
該磁気テープ媒体11の物理セクタの数に対応して、始
端側から終端側に行くに従い順次増大させる。
近で実行する上記リトライ動作の回数は5回であり、上
記磁気テープ媒体11の終端付近で実行する上記リトラ
イ動作の回数は16回であり、その間の該磁気テープ媒
体11の上記損傷領域におけるリトライ動作の回数は、
該磁気テープ媒体11の物理セクタの数に対応して、始
端側から終端側に行くに従い順次増大させる。
【0028】
【作用】上記の如く構成することにより、磁気テープ媒
体11の始端側で規定の大きさより大きい損傷領域が存
在する場合、少ないデータブロックの書込み状態で上位
装置がリカバリ処理を行い、終端側ではリトライ回数が
多くなるため、損傷領域が大きくてもリトライアウトと
なるケースが少なくなる。従って、上位装置のリカバリ
処理に要する時間が短縮される。
体11の始端側で規定の大きさより大きい損傷領域が存
在する場合、少ないデータブロックの書込み状態で上位
装置がリカバリ処理を行い、終端側ではリトライ回数が
多くなるため、損傷領域が大きくてもリトライアウトと
なるケースが少なくなる。従って、上位装置のリカバリ
処理に要する時間が短縮される。
【0029】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す回路のブロッ
ク図で、図2は図1の動作を説明する図である。
ク図で、図2は図1の動作を説明する図である。
【0030】図1と図4の差は、図1の制御記憶14に
格納したファームウェアが、図4の制御記憶10に格納
したファームウェアと異なるため、プロセッサ9の動作
が異なるのみである。
格納したファームウェアが、図4の制御記憶10に格納
したファームウェアと異なるため、プロセッサ9の動作
が異なるのみである。
【0031】図4で説明した如く、プロセッサ9はデー
タチェック発生を認識すると、図6で説明した如く、リ
トライ動作を繰り返す。しかし、プロセッサ9は、磁気
テープ装置2の図示省略した回路が送出する磁気テープ
媒体11の物理セクタ(リールの半径比から算出される
テープ長の単位)から、データチェックの発生した磁気
テープ媒体11の位置を算出し、リトライ動作の繰り返
し回数を決定する。
タチェック発生を認識すると、図6で説明した如く、リ
トライ動作を繰り返す。しかし、プロセッサ9は、磁気
テープ装置2の図示省略した回路が送出する磁気テープ
媒体11の物理セクタ(リールの半径比から算出される
テープ長の単位)から、データチェックの発生した磁気
テープ媒体11の位置を算出し、リトライ動作の繰り返
し回数を決定する。
【0032】そして、図2に示す如く、横軸に磁気テー
プ上の位置をとり、縦軸にリトライ回数をとると、プロ
セッサ9はデータチェックの発生した位置、即ち、磁気
テープ媒体11の損傷領域の位置に対応して、BOT付
近ではリトライ回数を5回実行してリトライアウトとな
ると、パーマネントエラーをインタフェース制御回路3
を経て上位装置に報告する。
プ上の位置をとり、縦軸にリトライ回数をとると、プロ
セッサ9はデータチェックの発生した位置、即ち、磁気
テープ媒体11の損傷領域の位置に対応して、BOT付
近ではリトライ回数を5回実行してリトライアウトとな
ると、パーマネントエラーをインタフェース制御回路3
を経て上位装置に報告する。
【0033】又、EOT付近であるとリトライ回数を1
6回実行して、リトライアウトとなると、パーマネント
エラーを上位装置に報告する。そして、その中間の損傷
領域においては、順次EOT方向に行くに従い、図示す
る如く、リトライ回数を増加させるように制御する。
6回実行して、リトライアウトとなると、パーマネント
エラーを上位装置に報告する。そして、その中間の損傷
領域においては、順次EOT方向に行くに従い、図示す
る如く、リトライ回数を増加させるように制御する。
【0034】図3は図1の動作を説明するフローチャー
トである。プロセッサ9は、ステップ(1) でデータブロ
ックの書込みを行わせ、ステップ(2) でデータチェック
発生か調べる。そして、データチェック発生でなければ
ステップ(15)でデータの書込み終了か調べ、終了でなけ
ればステップ(1) の処理に戻り、終了であれば処理を終
了する。
トである。プロセッサ9は、ステップ(1) でデータブロ
ックの書込みを行わせ、ステップ(2) でデータチェック
発生か調べる。そして、データチェック発生でなければ
ステップ(15)でデータの書込み終了か調べ、終了でなけ
ればステップ(1) の処理に戻り、終了であれば処理を終
了する。
【0035】ステップ(2) でデータチェックが発生する
と、ステップ(3) で、セクタ値をリトライ回数に換算す
る。即ち、データチェックの発生した物理セクタ位置に
対応して、リトライ回数を算出する。
と、ステップ(3) で、セクタ値をリトライ回数に換算す
る。即ち、データチェックの発生した物理セクタ位置に
対応して、リトライ回数を算出する。
【0036】そして、ステップ(4) で、この換算したリ
トライ回数をリトライカウンタにセットし、ステップ
(5) でイレーズ処理を行い、ステップ(6) でイレーズ終
了を待ち、終了するとステップ(7) でデータブロックの
書込みを行い、ステップ(8) でデータチェック発生か調
べる。
トライ回数をリトライカウンタにセットし、ステップ
(5) でイレーズ処理を行い、ステップ(6) でイレーズ終
了を待ち、終了するとステップ(7) でデータブロックの
書込みを行い、ステップ(8) でデータチェック発生か調
べる。
【0037】データチェックが発生しなければ、ステッ
プ(14)でデータ書込み終了か調べ、終了でなければステ
ップ(7) の処理に戻り、終了ならば処理を終了する。ス
テップ(8) でデータチェックが発生すると、ステップ
(9) でイレーズ処理を行い、ステップ(10)でイレーズ終
了を待ち、ステップ(11)でリトライカウンタの値を−1
する。そして、ステップ(12)でリトライカウンタの値が
0か調べ、0でなければ、ステップ(7) の処理に戻り、
0であれば、ステップ(13)でパーマネントエラーを報告
して、処理を終了する。
プ(14)でデータ書込み終了か調べ、終了でなければステ
ップ(7) の処理に戻り、終了ならば処理を終了する。ス
テップ(8) でデータチェックが発生すると、ステップ
(9) でイレーズ処理を行い、ステップ(10)でイレーズ終
了を待ち、ステップ(11)でリトライカウンタの値を−1
する。そして、ステップ(12)でリトライカウンタの値が
0か調べ、0でなければ、ステップ(7) の処理に戻り、
0であれば、ステップ(13)でパーマネントエラーを報告
して、処理を終了する。
【0038】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明は磁気テープ
媒体の損傷領域におけるリトライ回数を、その発生位置
に応じて決定し、始端側より終端側で回数を多くするた
め、書込みデータ量が多くなる程、リトライアウトとな
るケースが減少する。
媒体の損傷領域におけるリトライ回数を、その発生位置
に応じて決定し、始端側より終端側で回数を多くするた
め、書込みデータ量が多くなる程、リトライアウトとな
るケースが減少する。
【0039】従って、書込みデータ時間の無駄が少な
く、書込みデータの無駄も減少すると共に、DDRに費
やす時間も減少させることが出来る。
く、書込みデータの無駄も減少すると共に、DDRに費
やす時間も減少させることが出来る。
【図1】 本発明の一実施例を示す回路のブロック図
【図2】 図1の動作を説明する図
【図3】 図1の動作を説明するフローチャート
【図4】 従来技術の一例を説明するブロック図
【図5】 リトライ動作を説明する図
【図6】 図4の動作を説明する図
【図7】 図4の動作を説明するフローチャート
1、13 磁気テープ制御装置 2 磁気テープ装置 3 インタフェース制御回路 4 制御情報格納テーブル 5 書込みフォーマット回路 6 読出しアナログ回路 7 バッファメモリ 8 読出しフォーマット回路 9 プロセッサ 10、14 制御記憶 11 磁気テープ媒体 12 テープ駆動回路
Claims (2)
- 【請求項1】 磁気テープ装置(2) と上位装置との間の
データ転送を制御し、磁気テープ媒体(11)上の損傷領域
に対しては、書込んだデータブロックのイレーズ処理を
行った後、該磁気テープ媒体(11)の該イレーズ処理した
領域から終端側の領域に再度消去した該データブロック
の書込みを行うリトライ動作を繰り返す磁気テープ制御
装置(13)であって、 該磁気テープ媒体(11)の始端側で実行する該リトライ動
作の回数より、該磁気テープ媒体(11)の終端側に行くに
従い、該リトライ動作の回数を順次増加させるように制
御する制御手段(9) を設けたことを特徴とする磁気テー
プ制御装置。 - 【請求項2】 上記磁気テープ制御装置(13)において、 上記制御手段(9) が上記磁気テープ媒体(11)の始端付近
で実行する上記リトライ動作の回数は5回であり、上記
磁気テープ媒体(11)の終端付近で実行する上記リトライ
動作の回数は16回であり、その間の該磁気テープ媒体
(11)の上記損傷領域におけるリトライ動作の回数は、該
磁気テープ媒体(11)の物理セクタの数に対応して、始端
側から終端側に行くに従い順次増大させることを特徴と
する請求項1記載の磁気テープ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4166478A JPH0612187A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 磁気テープ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4166478A JPH0612187A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 磁気テープ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0612187A true JPH0612187A (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=15832148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4166478A Withdrawn JPH0612187A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 磁気テープ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0612187A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9406501B2 (en) | 2012-05-31 | 2016-08-02 | Semes Co., Ltd. | Apparatus and method for cleaning substrate |
-
1992
- 1992-06-25 JP JP4166478A patent/JPH0612187A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9406501B2 (en) | 2012-05-31 | 2016-08-02 | Semes Co., Ltd. | Apparatus and method for cleaning substrate |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990831 |