JPH05298034A - 外部記憶装置の制御方法 - Google Patents
外部記憶装置の制御方法Info
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- JPH05298034A JPH05298034A JP12296492A JP12296492A JPH05298034A JP H05298034 A JPH05298034 A JP H05298034A JP 12296492 A JP12296492 A JP 12296492A JP 12296492 A JP12296492 A JP 12296492A JP H05298034 A JPH05298034 A JP H05298034A
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- Japan
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- write
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- writing
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- Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 バーチャルライト機能を安全に使用できるよ
うにし、かつ、ホスト装置の負担を軽減する。 【構成】 バーチャルライト機能および自動代替機能が
使用設定されているときには、ホスト装置から転送終了
した書込データのデータ量と、あらかじめ設定されてい
る基準データ誤り率に基づいて必要代替セクタ数を算出
し、この代替セクタ領域の使用可能セクタ数がその必要
代替セクタ数よりも大きい場合に、ホスト装置に対して
書込完了を通知する。
うにし、かつ、ホスト装置の負担を軽減する。 【構成】 バーチャルライト機能および自動代替機能が
使用設定されているときには、ホスト装置から転送終了
した書込データのデータ量と、あらかじめ設定されてい
る基準データ誤り率に基づいて必要代替セクタ数を算出
し、この代替セクタ領域の使用可能セクタ数がその必要
代替セクタ数よりも大きい場合に、ホスト装置に対して
書込完了を通知する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホスト装置から転送さ
れる書込データを一旦バッファメモリに蓄積してから記
録媒体にデータ書込動作するデータバッファ機能と、ホ
スト装置から書込データを入力終了した時点でホスト装
置に対して書込完了を通知するバーチャルライト機能
と、記録媒体へのデータ書込時に書込誤りを生じたセク
タについてはあらかじめ設定されている代替セクタ領域
のいずれかのセクタで代替させる自動代替機能を備えた
外部記憶装置の制御方法に関する。
れる書込データを一旦バッファメモリに蓄積してから記
録媒体にデータ書込動作するデータバッファ機能と、ホ
スト装置から書込データを入力終了した時点でホスト装
置に対して書込完了を通知するバーチャルライト機能
と、記録媒体へのデータ書込時に書込誤りを生じたセク
タについてはあらかじめ設定されている代替セクタ領域
のいずれかのセクタで代替させる自動代替機能を備えた
外部記憶装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、磁気ディスク装置や、光磁気デ
ィスク装置などの外部記憶装置では、ホスト装置からデ
ータ書込が指令されたとき、次の2種類のデータ書き込
み動作のうち、いずれか一方の動作を行なう。
ィスク装置などの外部記憶装置では、ホスト装置からデ
ータ書込が指令されたとき、次の2種類のデータ書き込
み動作のうち、いずれか一方の動作を行なう。
【0003】1)ホスト装置から転送された全ての書込
データについて、記録媒体への書込動作を行ない、その
実行結果をホスト装置に通知する。
データについて、記録媒体への書込動作を行ない、その
実行結果をホスト装置に通知する。
【0004】2)ホスト装置から転送された書込データ
を一旦バッファメモリに蓄積してから記録媒体にデータ
書込動作するとともに、ホスト装置から書込データを入
力終了した時点でホスト装置に対して書込完了(正常終
了)を通知する。
を一旦バッファメモリに蓄積してから記録媒体にデータ
書込動作するとともに、ホスト装置から書込データを入
力終了した時点でホスト装置に対して書込完了(正常終
了)を通知する。
【0005】前者の書込動作では、ホスト装置からみる
と、外部記憶装置の書込動作の実行時間が長いという不
都合がある。それに対し、後者の書込動作(以下、バー
チャルライトという)では、ホスト装置のデータ転送動
作が終了すると、直後に外部記憶装置から書込完了が通
知されるので、ホスト装置からみると、外部記憶装置の
書込動作の実行時間が短い。
と、外部記憶装置の書込動作の実行時間が長いという不
都合がある。それに対し、後者の書込動作(以下、バー
チャルライトという)では、ホスト装置のデータ転送動
作が終了すると、直後に外部記憶装置から書込完了が通
知されるので、ホスト装置からみると、外部記憶装置の
書込動作の実行時間が短い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
バーチャルライト方法には、次のような不都合が生じて
いた。
バーチャルライト方法には、次のような不都合が生じて
いた。
【0007】すなわち、通常、外部記憶装置は、記録媒
体へのデータ書込時に書込誤りを生じたセクタについて
は、あらかじめ設定されている代替セクタ領域のいずれ
かのセクタで代替させる自動代替機能を備えている。と
ころが、代替セクタ領域の大きさは有限の値なので、ホ
スト装置に書込正常終了を通知した後、実際に記録媒体
にデータを記録しているときに書込誤りを生じ、代替セ
クタが不足するという事態が生じることがある。
体へのデータ書込時に書込誤りを生じたセクタについて
は、あらかじめ設定されている代替セクタ領域のいずれ
かのセクタで代替させる自動代替機能を備えている。と
ころが、代替セクタ領域の大きさは有限の値なので、ホ
スト装置に書込正常終了を通知した後、実際に記録媒体
にデータを記録しているときに書込誤りを生じ、代替セ
クタが不足するという事態が生じることがある。
【0008】かかる場合には、代替セクタの不足が発生
した時点、あるいは、ホスト装置から次の命令を受信し
たときに、ホスト装置に対して、データ書き込みエラー
が発生したことを通知する。
した時点、あるいは、ホスト装置から次の命令を受信し
たときに、ホスト装置に対して、データ書き込みエラー
が発生したことを通知する。
【0009】このとき、最初に外部記憶装置から書込正
常終了か通知されてから、同一書込データについてデー
タ書き込みエラー発生が通知されるまでの時間が長いた
めに、ホスト装置が書込終了したと認識したデータを既
に保持していない場合があり、データが失われるという
不都合を生じるおそれがある。
常終了か通知されてから、同一書込データについてデー
タ書き込みエラー発生が通知されるまでの時間が長いた
めに、ホスト装置が書込終了したと認識したデータを既
に保持していない場合があり、データが失われるという
不都合を生じるおそれがある。
【0010】本発明は、かかる従来装置の不都合を解消
するためになされたものであり、ホスト装置がデータを
失うような事態を防止できる外部記憶装置の制御方法を
提供することを目的としている。
するためになされたものであり、ホスト装置がデータを
失うような事態を防止できる外部記憶装置の制御方法を
提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、ホスト装置か
ら転送される書込データを一旦バッファメモリに蓄積し
てから記録媒体にデータ書込動作するデータバッファ機
能と、ホスト装置から書込データを入力終了した時点で
ホスト装置に対して書込完了を通知するバーチャルライ
ト機能と、記録媒体へのデータ書込時に書込誤りを生じ
たセクタについてはあらかじめ設定されている代替セク
タ領域のいずれかのセクタで代替させる自動代替機能を
備えた外部記憶装置の制御方法において、上記バーチャ
ルライト機能および自動代替機能が使用設定されている
ときには、ホスト装置から転送終了した書込データのデ
ータ量と、あらかじめ設定されている基準データ誤り率
に基づいて必要代替セクタ数を算出し、上記代替セクタ
領域の使用可能セクタ数がその必要代替セクタ数よりも
大きい場合に、ホスト装置に対して書込完了を通知する
ようにしたものである。
ら転送される書込データを一旦バッファメモリに蓄積し
てから記録媒体にデータ書込動作するデータバッファ機
能と、ホスト装置から書込データを入力終了した時点で
ホスト装置に対して書込完了を通知するバーチャルライ
ト機能と、記録媒体へのデータ書込時に書込誤りを生じ
たセクタについてはあらかじめ設定されている代替セク
タ領域のいずれかのセクタで代替させる自動代替機能を
備えた外部記憶装置の制御方法において、上記バーチャ
ルライト機能および自動代替機能が使用設定されている
ときには、ホスト装置から転送終了した書込データのデ
ータ量と、あらかじめ設定されている基準データ誤り率
に基づいて必要代替セクタ数を算出し、上記代替セクタ
領域の使用可能セクタ数がその必要代替セクタ数よりも
大きい場合に、ホスト装置に対して書込完了を通知する
ようにしたものである。
【0012】また、ホスト装置から転送される書込デー
タを一旦バッファメモリに蓄積してから記録媒体にデー
タ書込動作するデータバッファ機能と、ホスト装置から
書込データを入力終了した時点でホスト装置に対して書
込完了を通知するバーチャルライト機能と、記録媒体へ
のデータ書込時に書込誤りを生じたセクタについてはあ
らかじめ設定されている代替セクタ領域のいずれかのセ
クタで代替させる自動代替機能を備えた外部記憶装置の
制御方法において、上記バーチャルライト機能および自
動代替機能が使用設定されているときには、ホスト装置
から転送終了した書込データのデータ量と、あらかじめ
設定されている基準データ誤り率に基づいて必要代替セ
クタ数を算出し、上記代替セクタ領域の使用可能セクタ
数がその必要代替セクタ数よりも大きい場合に、ホスト
装置に対して書込完了を通知する一方、上記代替セクタ
領域の使用可能セクタ数がその必要代替セクタ数以下に
なっている場合には、ホスト装置に対して書込エラー発
生を通知するようにしたものである。
タを一旦バッファメモリに蓄積してから記録媒体にデー
タ書込動作するデータバッファ機能と、ホスト装置から
書込データを入力終了した時点でホスト装置に対して書
込完了を通知するバーチャルライト機能と、記録媒体へ
のデータ書込時に書込誤りを生じたセクタについてはあ
らかじめ設定されている代替セクタ領域のいずれかのセ
クタで代替させる自動代替機能を備えた外部記憶装置の
制御方法において、上記バーチャルライト機能および自
動代替機能が使用設定されているときには、ホスト装置
から転送終了した書込データのデータ量と、あらかじめ
設定されている基準データ誤り率に基づいて必要代替セ
クタ数を算出し、上記代替セクタ領域の使用可能セクタ
数がその必要代替セクタ数よりも大きい場合に、ホスト
装置に対して書込完了を通知する一方、上記代替セクタ
領域の使用可能セクタ数がその必要代替セクタ数以下に
なっている場合には、ホスト装置に対して書込エラー発
生を通知するようにしたものである。
【0013】また、ホスト装置から転送される書込デー
タを一旦バッファメモリに蓄積してから記録媒体にデー
タ書込動作するデータバッファ機能と、ホスト装置から
書込データを入力終了した時点でホスト装置に対して書
込完了を通知するバーチャルライト機能と、記録媒体へ
のデータ書込時に書込誤りを生じたセクタについてはあ
らかじめ設定されている代替セクタ領域のいずれかのセ
クタで代替させる自動代替機能を備えた外部記憶装置の
制御方法において、上記バーチャルライト機能および自
動代替機能が使用設定されているときには、ホスト装置
から転送終了した書込データのデータ量と、あらかじめ
設定されている基準データ誤り率に基づいて必要代替セ
クタ数を算出し、上記代替セクタ領域の使用可能セクタ
数がその必要代替セクタ数よりも大きい場合に、ホスト
装置に対して書込完了を通知する一方、上記代替セクタ
領域の使用可能セクタ数がその必要代替セクタ数以下に
なっている場合には、上記データバッファに蓄積されて
いる書込データの記録媒体へのデータ書込動作の結果に
応じて、ホスト装置に対して書込動作の結果を通知する
ようにしたものである。また、前記基準データ誤り率の
値は、ホスト装置から指定するようにするとよい。
タを一旦バッファメモリに蓄積してから記録媒体にデー
タ書込動作するデータバッファ機能と、ホスト装置から
書込データを入力終了した時点でホスト装置に対して書
込完了を通知するバーチャルライト機能と、記録媒体へ
のデータ書込時に書込誤りを生じたセクタについてはあ
らかじめ設定されている代替セクタ領域のいずれかのセ
クタで代替させる自動代替機能を備えた外部記憶装置の
制御方法において、上記バーチャルライト機能および自
動代替機能が使用設定されているときには、ホスト装置
から転送終了した書込データのデータ量と、あらかじめ
設定されている基準データ誤り率に基づいて必要代替セ
クタ数を算出し、上記代替セクタ領域の使用可能セクタ
数がその必要代替セクタ数よりも大きい場合に、ホスト
装置に対して書込完了を通知する一方、上記代替セクタ
領域の使用可能セクタ数がその必要代替セクタ数以下に
なっている場合には、上記データバッファに蓄積されて
いる書込データの記録媒体へのデータ書込動作の結果に
応じて、ホスト装置に対して書込動作の結果を通知する
ようにしたものである。また、前記基準データ誤り率の
値は、ホスト装置から指定するようにするとよい。
【0014】また、ホスト装置から転送される書込デー
タを一旦バッファメモリに蓄積してから記録媒体にデー
タ書込動作するデータバッファ機能と、ホスト装置から
書込データを入力終了した時点でホスト装置に対して書
込完了を通知するバーチャルライト機能と、記録媒体へ
のデータ書込時に書込誤りを生じたセクタについてはあ
らかじめ設定されている代替セクタ領域のいずれかのセ
クタで代替させる自動代替機能を備えた外部記憶装置の
制御方法において、上記バーチャルライト機能が使用設
定されて、かつ、自動代替機能が使用解除されていると
きには、ホスト装置からバーチャルライト動作が指定さ
れて転送された書込データについては、上記データバッ
ファに蓄積されている書込データの記録媒体へのデータ
書込動作の結果に応じて、ホスト装置に対して書込動作
の結果を通知するようにしたものである。
タを一旦バッファメモリに蓄積してから記録媒体にデー
タ書込動作するデータバッファ機能と、ホスト装置から
書込データを入力終了した時点でホスト装置に対して書
込完了を通知するバーチャルライト機能と、記録媒体へ
のデータ書込時に書込誤りを生じたセクタについてはあ
らかじめ設定されている代替セクタ領域のいずれかのセ
クタで代替させる自動代替機能を備えた外部記憶装置の
制御方法において、上記バーチャルライト機能が使用設
定されて、かつ、自動代替機能が使用解除されていると
きには、ホスト装置からバーチャルライト動作が指定さ
れて転送された書込データについては、上記データバッ
ファに蓄積されている書込データの記録媒体へのデータ
書込動作の結果に応じて、ホスト装置に対して書込動作
の結果を通知するようにしたものである。
【0015】また、ホスト装置から転送される書込デー
タを一旦バッファメモリに蓄積してから記録媒体にデー
タ書込動作するデータバッファ機能と、ホスト装置から
書込データを入力終了した時点でホスト装置に対して書
込完了を通知するバーチャルライト機能と、記録媒体へ
のデータ書込時に書込誤りを生じたセクタについてはあ
らかじめ設定されている代替セクタ領域のいずれかのセ
クタで代替させる自動代替機能を備えた外部記憶装置の
制御方法において、上記バーチャルライト機能および自
動代替機能が使用設定されているときには、ホスト装置
から転送終了した書込データのデータ量と、あらかじめ
設定されている基準データ誤り率に基づいて必要代替セ
クタ数を算出し、上記代替セクタ領域の使用可能セクタ
数がその必要代替セクタ数よりも大きい場合に、ホスト
装置に対して書込完了を通知する一方、データ書き込み
動作を終了するたびに実データ誤り率を算出し、その算
出結果が上記基準データ誤り率よりも大きくなったとき
には、その基準データ誤り率の値に上記実データ誤り率
の算出値を設定するようにしたものである。
タを一旦バッファメモリに蓄積してから記録媒体にデー
タ書込動作するデータバッファ機能と、ホスト装置から
書込データを入力終了した時点でホスト装置に対して書
込完了を通知するバーチャルライト機能と、記録媒体へ
のデータ書込時に書込誤りを生じたセクタについてはあ
らかじめ設定されている代替セクタ領域のいずれかのセ
クタで代替させる自動代替機能を備えた外部記憶装置の
制御方法において、上記バーチャルライト機能および自
動代替機能が使用設定されているときには、ホスト装置
から転送終了した書込データのデータ量と、あらかじめ
設定されている基準データ誤り率に基づいて必要代替セ
クタ数を算出し、上記代替セクタ領域の使用可能セクタ
数がその必要代替セクタ数よりも大きい場合に、ホスト
装置に対して書込完了を通知する一方、データ書き込み
動作を終了するたびに実データ誤り率を算出し、その算
出結果が上記基準データ誤り率よりも大きくなったとき
には、その基準データ誤り率の値に上記実データ誤り率
の算出値を設定するようにしたものである。
【0016】また、ホスト装置から転送される書込デー
タを一旦バッファメモリに蓄積してから記録媒体にデー
タ書込動作するデータバッファ機能と、ホスト装置から
書込データを入力終了した時点でホスト装置に対して書
込完了を通知するバーチャルライト機能と、記録媒体へ
のデータ書込時に書込誤りを生じたセクタについてはあ
らかじめ設定されている代替セクタ領域のいずれかのセ
クタで代替させる自動代替機能を備えた外部記憶装置の
制御方法において、上記バーチャルライト機能および自
動代替機能が使用設定されているときには、ホスト装置
から転送終了した書込データのデータ量と、あらかじめ
設定されている基準データ誤り率に基づいて必要代替セ
クタ数を算出し、上記代替セクタ領域の使用可能セクタ
数がその必要代替セクタ数よりも大きい場合に、ホスト
装置に対して書込完了を通知する一方、データ書き込み
動作を終了するたびに実データ誤り率を算出し、その算
出結果が上記基準データ誤り率よりも大きくなったとき
には、その基準データ誤り率の値に上記実データ誤り率
の算出値を設定し、上記基準データ誤り率は、記録媒体
の半径方向に複数区切られて設定されているゾーン毎に
適用するとともに、上記実データ誤り率の算出および上
記基準データ誤り率の更新は、上記ゾーン毎に行なうよ
うにしたものである。
タを一旦バッファメモリに蓄積してから記録媒体にデー
タ書込動作するデータバッファ機能と、ホスト装置から
書込データを入力終了した時点でホスト装置に対して書
込完了を通知するバーチャルライト機能と、記録媒体へ
のデータ書込時に書込誤りを生じたセクタについてはあ
らかじめ設定されている代替セクタ領域のいずれかのセ
クタで代替させる自動代替機能を備えた外部記憶装置の
制御方法において、上記バーチャルライト機能および自
動代替機能が使用設定されているときには、ホスト装置
から転送終了した書込データのデータ量と、あらかじめ
設定されている基準データ誤り率に基づいて必要代替セ
クタ数を算出し、上記代替セクタ領域の使用可能セクタ
数がその必要代替セクタ数よりも大きい場合に、ホスト
装置に対して書込完了を通知する一方、データ書き込み
動作を終了するたびに実データ誤り率を算出し、その算
出結果が上記基準データ誤り率よりも大きくなったとき
には、その基準データ誤り率の値に上記実データ誤り率
の算出値を設定し、上記基準データ誤り率は、記録媒体
の半径方向に複数区切られて設定されているゾーン毎に
適用するとともに、上記実データ誤り率の算出および上
記基準データ誤り率の更新は、上記ゾーン毎に行なうよ
うにしたものである。
【0017】また、ホスト装置から転送される書込デー
タを一旦バッファメモリに蓄積してから記録媒体にデー
タ書込動作するデータバッファ機能と、ホスト装置から
書込データを入力終了した時点でホスト装置に対して書
込完了を通知するバーチャルライト機能と、記録媒体へ
のデータ書込時に書込誤りを生じたセクタについてはあ
らかじめ設定されている代替セクタ領域のいずれかのセ
クタで代替させる自動代替機能を備えた外部記憶装置の
制御方法において、上記バーチャルライト機能および自
動代替機能が使用設定されているときには、ホスト装置
から転送終了した書込データのデータ量と、あらかじめ
設定されている基準データ誤り率に基づいて必要代替セ
クタ数を算出し、上記代替セクタ領域の使用可能セクタ
数がその必要代替セクタ数よりも大きい場合に、ホスト
装置に対して書込完了を通知する一方、ホスト装置から
バーチャルライト機能を使用設定することが指令された
とき、自動代替機能が使用解除されているときには、バ
ーチャルライト機能を使用設定しないようにしたもので
ある。
タを一旦バッファメモリに蓄積してから記録媒体にデー
タ書込動作するデータバッファ機能と、ホスト装置から
書込データを入力終了した時点でホスト装置に対して書
込完了を通知するバーチャルライト機能と、記録媒体へ
のデータ書込時に書込誤りを生じたセクタについてはあ
らかじめ設定されている代替セクタ領域のいずれかのセ
クタで代替させる自動代替機能を備えた外部記憶装置の
制御方法において、上記バーチャルライト機能および自
動代替機能が使用設定されているときには、ホスト装置
から転送終了した書込データのデータ量と、あらかじめ
設定されている基準データ誤り率に基づいて必要代替セ
クタ数を算出し、上記代替セクタ領域の使用可能セクタ
数がその必要代替セクタ数よりも大きい場合に、ホスト
装置に対して書込完了を通知する一方、ホスト装置から
バーチャルライト機能を使用設定することが指令された
とき、自動代替機能が使用解除されているときには、バ
ーチャルライト機能を使用設定しないようにしたもので
ある。
【0018】また、ホスト装置から転送される書込デー
タを一旦バッファメモリに蓄積してから記録媒体にデー
タ書込動作するデータバッファ機能と、ホスト装置から
書込データを入力終了した時点でホスト装置に対して書
込完了を通知するバーチャルライト機能と、記録媒体へ
のデータ書込時に書込誤りを生じたセクタについてはあ
らかじめ設定されている代替セクタ領域のいずれかのセ
クタで代替させる自動代替機能を備えた外部記憶装置の
制御方法において、上記バーチャルライト機能および自
動代替機能が使用設定されているときには、ホスト装置
から転送終了した書込データのデータ量と、あらかじめ
設定されている基準データ誤り率に基づいて必要代替セ
クタ数を算出し、上記代替セクタ領域の使用可能セクタ
数がその必要代替セクタ数よりも大きい場合に、ホスト
装置に対して書込完了を通知する一方、ホスト装置から
自動代替機能を使用解除することが指令されたとき、バ
ーチャルライト機能が使用設定されているときには、自
動代替機能を使用解除しないようにしたものである。
タを一旦バッファメモリに蓄積してから記録媒体にデー
タ書込動作するデータバッファ機能と、ホスト装置から
書込データを入力終了した時点でホスト装置に対して書
込完了を通知するバーチャルライト機能と、記録媒体へ
のデータ書込時に書込誤りを生じたセクタについてはあ
らかじめ設定されている代替セクタ領域のいずれかのセ
クタで代替させる自動代替機能を備えた外部記憶装置の
制御方法において、上記バーチャルライト機能および自
動代替機能が使用設定されているときには、ホスト装置
から転送終了した書込データのデータ量と、あらかじめ
設定されている基準データ誤り率に基づいて必要代替セ
クタ数を算出し、上記代替セクタ領域の使用可能セクタ
数がその必要代替セクタ数よりも大きい場合に、ホスト
装置に対して書込完了を通知する一方、ホスト装置から
自動代替機能を使用解除することが指令されたとき、バ
ーチャルライト機能が使用設定されているときには、自
動代替機能を使用解除しないようにしたものである。
【0019】
【作用】したがって、バーチャルライト機能を使用する
とき、代替処理が適切に行なえると判断できる場合のみ
に、ホスト装置に書込正常終了を通知し、それ以外の場
合にはホスト装置に書込エラー発生を通知しているの
で、ホスト装置は、書込データの転送終了後に直ちに書
き込みエラーを認識でき、ホスト装置がデータを失うよ
うな事態を抑制できる。また、バーチャルライト機能を
使用するとき、代替処理を適切に行なえないと判断した
場合には、バーチャルライト機能を使用しないで、実際
に記録媒体にデータを書き込んだ結果をホスト装置に通
知しているので、ホスト装置がデータを失うような事態
を抑制できる。また、必要代替セクタ数を算出するため
に使用する基準データ誤り率の値をホスト装置で任意に
設定したり、あるいは、実際のデータ誤り率の値で基準
データ誤り率の値を更新しているので、代替処理を行な
えるか否かを判断する基準を適切に設定できる。
とき、代替処理が適切に行なえると判断できる場合のみ
に、ホスト装置に書込正常終了を通知し、それ以外の場
合にはホスト装置に書込エラー発生を通知しているの
で、ホスト装置は、書込データの転送終了後に直ちに書
き込みエラーを認識でき、ホスト装置がデータを失うよ
うな事態を抑制できる。また、バーチャルライト機能を
使用するとき、代替処理を適切に行なえないと判断した
場合には、バーチャルライト機能を使用しないで、実際
に記録媒体にデータを書き込んだ結果をホスト装置に通
知しているので、ホスト装置がデータを失うような事態
を抑制できる。また、必要代替セクタ数を算出するため
に使用する基準データ誤り率の値をホスト装置で任意に
設定したり、あるいは、実際のデータ誤り率の値で基準
データ誤り率の値を更新しているので、代替処理を行な
えるか否かを判断する基準を適切に設定できる。
【0020】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
施例を詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の一実施例にかかる磁気デ
ィスク装置の制御系の構成を示している。
ィスク装置の制御系の構成を示している。
【0022】同図において、スピンドルモータ1は、磁
気ディスク2を回転駆動するためのものであり、磁気ヘ
ッド3は、磁気ディスク2にデータを記録/再生/消去
するためのものであり、シーク機構4は、磁気ヘッド3
を磁気ディスク2の半径方向に移動するためのものであ
り、ヘッドアンプ5は、磁気ヘッド3に記録信号を出力
したり、あるいは、磁気ヘッド3からの再生信号を増幅
するためのものである。
気ディスク2を回転駆動するためのものであり、磁気ヘ
ッド3は、磁気ディスク2にデータを記録/再生/消去
するためのものであり、シーク機構4は、磁気ヘッド3
を磁気ディスク2の半径方向に移動するためのものであ
り、ヘッドアンプ5は、磁気ヘッド3に記録信号を出力
したり、あるいは、磁気ヘッド3からの再生信号を増幅
するためのものである。
【0023】駆動装置制御部6は、スピンドルモータ1
の駆動、磁気ヘッド3の記録/再生/消去動作、およ
び、シーク機構4のシーク動作を制御するためのもので
あり、バッファメモリ7は、記録データを一時的に記憶
するためのものである。
の駆動、磁気ヘッド3の記録/再生/消去動作、およ
び、シーク機構4のシーク動作を制御するためのもので
あり、バッファメモリ7は、記録データを一時的に記憶
するためのものである。
【0024】ホストインタフェース回路8は、ホスト装
置と接続して、制御信号、記録データおよび再生データ
などの種々のデータをやりとりするものであり、制御部
9は、この磁気ディスク装置の各部の動作を制御すると
ともに、ホスト装置との間で種々のデータをやりとりす
る。
置と接続して、制御信号、記録データおよび再生データ
などの種々のデータをやりとりするものであり、制御部
9は、この磁気ディスク装置の各部の動作を制御すると
ともに、ホスト装置との間で種々のデータをやりとりす
る。
【0025】これらの駆動装置制御部6、ホストインタ
フェース回路8、および、制御部9は、内部バス10に
接続されており、これらの要素間のデータのやりとり
は、主としてこの内部バス10を介して行なわれる。ま
た、バッファメモリ7は、駆動装置制御部6に接続され
ている。
フェース回路8、および、制御部9は、内部バス10に
接続されており、これらの要素間のデータのやりとり
は、主としてこの内部バス10を介して行なわれる。ま
た、バッファメモリ7は、駆動装置制御部6に接続され
ている。
【0026】さて、この磁気ディスク装置では、記録媒
体の欠陥セクタを他のセクタで代替する自動代替機能を
備えており、そのための代替セクタ領域は、例えば、図
2(a)に示すように、磁気ディスク2の1つの記録ト
ラックに1つの代替セクタを配置して形成される。ある
いは、同図(b)に示すように、磁気ディスク2の内周
側に代替セクタ領域ALSを設定し、その外周にデータ
領域DTRを設定する場合もある。
体の欠陥セクタを他のセクタで代替する自動代替機能を
備えており、そのための代替セクタ領域は、例えば、図
2(a)に示すように、磁気ディスク2の1つの記録ト
ラックに1つの代替セクタを配置して形成される。ある
いは、同図(b)に示すように、磁気ディスク2の内周
側に代替セクタ領域ALSを設定し、その外周にデータ
領域DTRを設定する場合もある。
【0027】図3および図4は、ホスト装置からデータ
書込が指令されたときに、磁気ディスク装置が実行する
処理の一例を示している。
書込が指令されたときに、磁気ディスク装置が実行する
処理の一例を示している。
【0028】ホスト装置から転送されてくる書込データ
をバッファメモリ7に蓄積し(処理101)、全ての書
込データの入力が終了したかどうかを調べ(判断10
2)、判断102の結果がNOになるときには、処理1
03に進み、バッファメモリ7に蓄積したデータを順次
磁気ディスク2に書き込む(処理103)。
をバッファメモリ7に蓄積し(処理101)、全ての書
込データの入力が終了したかどうかを調べ(判断10
2)、判断102の結果がNOになるときには、処理1
03に進み、バッファメモリ7に蓄積したデータを順次
磁気ディスク2に書き込む(処理103)。
【0029】この書込処理で、書き込みエラーが発生し
たかどうかを調べ(判断104)、書き込みエラーが発
生せずに、判断104の結果がNOになるときには、全
ての書込データの書込処理が終了したかどうかを調べ
(判断105)、判断105の結果がNOになるときに
は、処理101に戻って、残りの書込データを入力す
る。したがって、この状態では、ホスト装置からの書込
データの入力処理と、入力済みの書込データの磁気ディ
スク2への書込動作とが、平行して行なわれる。
たかどうかを調べ(判断104)、書き込みエラーが発
生せずに、判断104の結果がNOになるときには、全
ての書込データの書込処理が終了したかどうかを調べ
(判断105)、判断105の結果がNOになるときに
は、処理101に戻って、残りの書込データを入力す
る。したがって、この状態では、ホスト装置からの書込
データの入力処理と、入力済みの書込データの磁気ディ
スク2への書込動作とが、平行して行なわれる。
【0030】また、全ての書込データの入力を終了し
て、判断102の結果がYESになるときには、そのと
きに、バーチャルライト機能が使用設定状態になってい
るかどうかを調べて(判断106)、バーチャルライト
機能が使用設定状態になっていて、判断106の結果が
YESになるときには、自動代替機能が使用設定状態に
なっているかどうかを調べる(判断107)。
て、判断102の結果がYESになるときには、そのと
きに、バーチャルライト機能が使用設定状態になってい
るかどうかを調べて(判断106)、バーチャルライト
機能が使用設定状態になっていて、判断106の結果が
YESになるときには、自動代替機能が使用設定状態に
なっているかどうかを調べる(判断107)。
【0031】自動代替機能が使用設定状態になってい
て、判断107の結果がYESになるときには、そのと
きにホスト装置から入力した書込データに対して代替処
理が可能であるか否かを判定するための代替領域量判定
処理(処理108;後述)を実行して、この代替領域量
判定処理により、代替処理が可能であると判定されたか
どうかを調べる(判断109)。代替処理が可能である
と判定されている場合で、判断110の結果がYESに
なるときには、ホスト装置に対して、書込動作が正常終
了したことを通知して(処理110)、処理103に進
み、残りのデータの書込動作を行う。
て、判断107の結果がYESになるときには、そのと
きにホスト装置から入力した書込データに対して代替処
理が可能であるか否かを判定するための代替領域量判定
処理(処理108;後述)を実行して、この代替領域量
判定処理により、代替処理が可能であると判定されたか
どうかを調べる(判断109)。代替処理が可能である
と判定されている場合で、判断110の結果がYESに
なるときには、ホスト装置に対して、書込動作が正常終
了したことを通知して(処理110)、処理103に進
み、残りのデータの書込動作を行う。
【0032】ホスト装置から入力した書込データの書き
込み動作を終了して、判断105の結果がYESになる
ときには、それ以前にホスト装置に対して書込動作の終
了を通知しているかどうかを調べ(判断111)、バー
チャルライト動作を行なわなかった場合で、判断111
の結果がYESになるときには、ホスト装置に対して書
込動作が正常終了したことを通知して(処理112)、
このデータ書込処理を終了する。また、バーチャルライ
ト動作を行なった場合で、判断111結果がNOになる
ときには、即このデータ書込処理を終了する。
込み動作を終了して、判断105の結果がYESになる
ときには、それ以前にホスト装置に対して書込動作の終
了を通知しているかどうかを調べ(判断111)、バー
チャルライト動作を行なわなかった場合で、判断111
の結果がYESになるときには、ホスト装置に対して書
込動作が正常終了したことを通知して(処理112)、
このデータ書込処理を終了する。また、バーチャルライ
ト動作を行なった場合で、判断111結果がNOになる
ときには、即このデータ書込処理を終了する。
【0033】また、書き込みエラーが発生して、判断1
04の結果がYESになるときには、そのときに自動代
替機能が使用設定状態になっているかどうかを調べ(判
断113)、判断113の結果がYESになるときに
は、代替セクタに使用可能な空き領域があるかどうかを
調べる(判断114)。
04の結果がYESになるときには、そのときに自動代
替機能が使用設定状態になっているかどうかを調べ(判
断113)、判断113の結果がYESになるときに
は、代替セクタに使用可能な空き領域があるかどうかを
調べる(判断114)。
【0034】判断114の結果がYESになるときに
は、所定の代替処理を実行し(処理115)、この代替
処理が正常に行なえたかどうかを調べる(判断11
6)。代替処理が正常終了した場合で、判断116の結
果がYESになるときには、次に書込動作する先頭セク
タアドレスと書込データ量を指定した状態で(処理11
7)、処理103に戻り、残りの書込データについての
書き込み動作を行なう。
は、所定の代替処理を実行し(処理115)、この代替
処理が正常に行なえたかどうかを調べる(判断11
6)。代替処理が正常終了した場合で、判断116の結
果がYESになるときには、次に書込動作する先頭セク
タアドレスと書込データ量を指定した状態で(処理11
7)、処理103に戻り、残りの書込データについての
書き込み動作を行なう。
【0035】また、代替処理が正常終了しなかった場合
で判断116の結果がNOになるとき、書き込みエラー
が発生したが自動代替機能が使用解除状態になっていて
判断113の結果がNOになるとき、および、自動代替
機能が使用設定状態になっているものの使用可能な空き
領域がなくて判断114の結果がNOになるときには、
次のコマンドをホスト装置から受信したときに書き込み
エラー発生をホスト装置に通知して(処理118)、こ
のデータ書込処理をエラー終了する。
で判断116の結果がNOになるとき、書き込みエラー
が発生したが自動代替機能が使用解除状態になっていて
判断113の結果がNOになるとき、および、自動代替
機能が使用設定状態になっているものの使用可能な空き
領域がなくて判断114の結果がNOになるときには、
次のコマンドをホスト装置から受信したときに書き込み
エラー発生をホスト装置に通知して(処理118)、こ
のデータ書込処理をエラー終了する。
【0036】また、代替領域量判定処理(処理108)
の結果、代替処理が正常に実行できないと判断された場
合で、判断109の結果がNOになるときには、ホスト
装置に対して書き込みエラー発生を通知して(処理11
9)、このデータ書込処理をエラー終了する。
の結果、代替処理が正常に実行できないと判断された場
合で、判断109の結果がNOになるときには、ホスト
装置に対して書き込みエラー発生を通知して(処理11
9)、このデータ書込処理をエラー終了する。
【0037】また、バーチャルライト機能が使用解除状
態になっている場合で判断106の結果がNOになると
き、および、自動代替機能が使用解除状態になっている
場合で判断107の結果がNOになるときには、処理1
03に移行して、それ以降の処理を実行する。
態になっている場合で判断106の結果がNOになると
き、および、自動代替機能が使用解除状態になっている
場合で判断107の結果がNOになるときには、処理1
03に移行して、それ以降の処理を実行する。
【0038】図5は、代替領域量判定処理の一例を示し
ている。
ている。
【0039】まず、ホスト装置から入力した書込データ
のデータ量と、あらかじめ設定されている磁気ディスク
2の基準誤り率を乗算して、このときのデータ書込処理
で必要になると想定できる必要代替セクタ数の予想値a
を算出し(処理201)、次いで、現在の代替セクタの
残りセクタ数から、安全のための所定のマージン量を減
じて使用可能代替セクタ数bを算出する(処理20
2)。なお、マージン量は、ホスト装置などから適宜に
設定される。
のデータ量と、あらかじめ設定されている磁気ディスク
2の基準誤り率を乗算して、このときのデータ書込処理
で必要になると想定できる必要代替セクタ数の予想値a
を算出し(処理201)、次いで、現在の代替セクタの
残りセクタ数から、安全のための所定のマージン量を減
じて使用可能代替セクタ数bを算出する(処理20
2)。なお、マージン量は、ホスト装置などから適宜に
設定される。
【0040】そして、必要代替セクタ数aが、使用可能
代替セクタ数bよりも大きいかどうかを調べて(判断2
03)、判断203の結果がNOになるときには、代替
処理を実行可能と判定し(処理204)、判断203の
結果がYESになるときには、代替処理を実行不可能と
判定する(処理205)。
代替セクタ数bよりも大きいかどうかを調べて(判断2
03)、判断203の結果がNOになるときには、代替
処理を実行可能と判定し(処理204)、判断203の
結果がYESになるときには、代替処理を実行不可能と
判定する(処理205)。
【0041】このようにして、本実施例では、バーチャ
ルライト機能が使用可能に設定され、かつ、自動代替機
能が使用可能に設定されているとき、ホスト装置からの
書込データの入力を終了すると、入力終了した書込デー
タを代替不可能と判定した場合には、その時点でホスト
装置に対して書込動作がエラー終了したことを通知して
いるので、ホスト装置は、バーチャルライト動作時の書
込エラー発生を、磁気ディスク装置への書込データの転
送終了直後に検出することができる。したがって、ホス
ト装置は、同じ書込データの再書込動作を行なうことが
できるので、ホスト装置がデータを失うような事態を抑
制でき、データ書込時の実行時間を短縮できるバーチャ
ルライト機能を安全に使用することができる。
ルライト機能が使用可能に設定され、かつ、自動代替機
能が使用可能に設定されているとき、ホスト装置からの
書込データの入力を終了すると、入力終了した書込デー
タを代替不可能と判定した場合には、その時点でホスト
装置に対して書込動作がエラー終了したことを通知して
いるので、ホスト装置は、バーチャルライト動作時の書
込エラー発生を、磁気ディスク装置への書込データの転
送終了直後に検出することができる。したがって、ホス
ト装置は、同じ書込データの再書込動作を行なうことが
できるので、ホスト装置がデータを失うような事態を抑
制でき、データ書込時の実行時間を短縮できるバーチャ
ルライト機能を安全に使用することができる。
【0042】ところで、磁気ディスク2の基準誤り率
は、ホスト装置から磁気ディスク装置に設定することが
できる。この場合、基準誤り率の値を直接設定してもよ
いし、例えば、磁気ディスク2の品質に応じて、「良
好」、「普通」、「不良」の3段階のいずれかを指定す
るデータを設定し、磁気ディスク装置側でその指定され
たデータに対応した値を基準誤り率に設定することもで
きる。
は、ホスト装置から磁気ディスク装置に設定することが
できる。この場合、基準誤り率の値を直接設定してもよ
いし、例えば、磁気ディスク2の品質に応じて、「良
好」、「普通」、「不良」の3段階のいずれかを指定す
るデータを設定し、磁気ディスク装置側でその指定され
たデータに対応した値を基準誤り率に設定することもで
きる。
【0043】磁気ディスク装置の制御部9は、ホスト装
置から基準誤り率の設定コマンドを受信すると、図6の
ような処理を行なう。
置から基準誤り率の設定コマンドを受信すると、図6の
ような処理を行なう。
【0044】この処理では、まず、ホスト装置から基準
誤り率データを受信して(処理301)、その受信した
基準誤り率データを保存する(処理302)。
誤り率データを受信して(処理301)、その受信した
基準誤り率データを保存する(処理302)。
【0045】一方、磁気ディスク2を長期間使用してい
ると、記録媒体が劣化してデータ誤り率が増大すること
がある。このような場合、上述した基準誤り率よりも実
際のデータ誤り率が大きくなり、上述した代替領域量判
定処理の判定結果の信頼度が悪くなる。
ると、記録媒体が劣化してデータ誤り率が増大すること
がある。このような場合、上述した基準誤り率よりも実
際のデータ誤り率が大きくなり、上述した代替領域量判
定処理の判定結果の信頼度が悪くなる。
【0046】かかる不都合を解消するためには、上述し
たデータ書込処理を終了するたびに、図7に示した処理
を実行して、基準誤り率の値を適宜に更新するとよい。
たデータ書込処理を終了するたびに、図7に示した処理
を実行して、基準誤り率の値を適宜に更新するとよい。
【0047】この処理では、データ書込処理を実行した
ときのデータ量と、発生した書込エラー数の関係に基づ
いて、そのときの書込誤り率を算出し(処理401)、
その書込誤り率の値がそのときに記憶している基準誤り
率の値よりも大きくなっているかどうかを調べ(判断4
03)、判断403の結果がYESになるときには、書
込誤り率の値を、基準誤り率として記憶し(処理40
4)、記憶している基準誤り率の値を更新する。
ときのデータ量と、発生した書込エラー数の関係に基づ
いて、そのときの書込誤り率を算出し(処理401)、
その書込誤り率の値がそのときに記憶している基準誤り
率の値よりも大きくなっているかどうかを調べ(判断4
03)、判断403の結果がYESになるときには、書
込誤り率の値を、基準誤り率として記憶し(処理40
4)、記憶している基準誤り率の値を更新する。
【0048】また、一般的に、磁気ディスク2の内周側
の方が外周側に比べて、データ誤り率が大きい。そこ
で、図8に示すように、磁気ディスク2のデータ領域を
データ領域DTR1とデータ領域DTR2つのゾーンに
分割し、おのおののデータ領域DTR1とデータ領域D
TR2で、それぞれ独立した基準誤り率を用いること
で、データ誤り率の大きいデータ領域DTR1の影響
を、データ誤り率の小さなデータ領域DTR2が受けな
いようにすることができる。また、この場合、基準誤り
率の更新動作は、データ領域DTR1とデータ領域DT
R2でそれぞれ独立して行なう。
の方が外周側に比べて、データ誤り率が大きい。そこ
で、図8に示すように、磁気ディスク2のデータ領域を
データ領域DTR1とデータ領域DTR2つのゾーンに
分割し、おのおののデータ領域DTR1とデータ領域D
TR2で、それぞれ独立した基準誤り率を用いること
で、データ誤り率の大きいデータ領域DTR1の影響
を、データ誤り率の小さなデータ領域DTR2が受けな
いようにすることができる。また、この場合、基準誤り
率の更新動作は、データ領域DTR1とデータ領域DT
R2でそれぞれ独立して行なう。
【0049】さて、上述のように、バーチャルライト機
能は、自動代替機能が使用設定にされているときにのみ
実行される。一方では、バーチャルライト機能の使用設
定/使用解除の設定、および、自動代替機能の使用設定
/使用解除の設定は、ホスト装置が適宜に行なうことが
できる。
能は、自動代替機能が使用設定にされているときにのみ
実行される。一方では、バーチャルライト機能の使用設
定/使用解除の設定、および、自動代替機能の使用設定
/使用解除の設定は、ホスト装置が適宜に行なうことが
できる。
【0050】そこで、本実施例では、ホスト装置からバ
ーチャルライト機能の使用設定、および、自動代替機能
の使用解除がそれぞれ指令されたときには、図9および
図10の処理をそれぞれ実行することで、それらの指令
の受け付けについて制限している。
ーチャルライト機能の使用設定、および、自動代替機能
の使用解除がそれぞれ指令されたときには、図9および
図10の処理をそれぞれ実行することで、それらの指令
の受け付けについて制限している。
【0051】ホスト装置からバーチャルライト機能の使
用設定が指令されると(図9参照)、まず、そのときに
バーチャルライト機能が使用設定されているかどうかを
調べ(判断501)、判断501の結果がYESになる
ときには、この処理を即終了する。
用設定が指令されると(図9参照)、まず、そのときに
バーチャルライト機能が使用設定されているかどうかを
調べ(判断501)、判断501の結果がYESになる
ときには、この処理を即終了する。
【0052】また、判断501の結果がNOになるとき
には、自動代替機能が使用設定状態になっているかどう
かを調べて(判断502)、判断502の結果がYES
になるときには、バーチャルライト機能を使用設定状態
に設定し(処理503)、命令終了をホスト装置に通知
する(処理504)。また、判断502の結果がNOに
なるときには、コマンドエラーをホスト装置に通知する
(処理505)。なお、このとき、そのエラー原因をホ
スト装置に通知することができる。
には、自動代替機能が使用設定状態になっているかどう
かを調べて(判断502)、判断502の結果がYES
になるときには、バーチャルライト機能を使用設定状態
に設定し(処理503)、命令終了をホスト装置に通知
する(処理504)。また、判断502の結果がNOに
なるときには、コマンドエラーをホスト装置に通知する
(処理505)。なお、このとき、そのエラー原因をホ
スト装置に通知することができる。
【0053】このように、自動代替機能が使用設定状態
にされている場合に限って、バーチャルライト機能を使
用設定状態に設定することができる。
にされている場合に限って、バーチャルライト機能を使
用設定状態に設定することができる。
【0054】ホスト装置から自動代替機能の使用解除が
指令されると(図10参照)、まず、そのときにバーチ
ャルライト機能が使用設定されているかどうかを調べ
(判断601)、判断601の結果がNOになるときに
は、自動代替機能を使用解除状態に設定して(処理60
2)、命令終了をホスト装置に通知する(処理60
3)。
指令されると(図10参照)、まず、そのときにバーチ
ャルライト機能が使用設定されているかどうかを調べ
(判断601)、判断601の結果がNOになるときに
は、自動代替機能を使用解除状態に設定して(処理60
2)、命令終了をホスト装置に通知する(処理60
3)。
【0055】また、判断601の結果がYESになると
きには、コマンドエラーをホスト装置に通知する(処理
604)。なお、このとき、そのエラー原因をホスト装
置に通知することができる。
きには、コマンドエラーをホスト装置に通知する(処理
604)。なお、このとき、そのエラー原因をホスト装
置に通知することができる。
【0056】このように、バーチャルライト機能が使用
設定状態にされている場合には、自動代替機能を使用解
除状態に設定することができない。
設定状態にされている場合には、自動代替機能を使用解
除状態に設定することができない。
【0057】図11および図12は、ホスト装置からデ
ータ書込が指令されたときに、磁気ディスク装置が実行
する処理の他の例を示している。
ータ書込が指令されたときに、磁気ディスク装置が実行
する処理の他の例を示している。
【0058】ホスト装置から転送されてくる書込データ
をバッファメモリ7に蓄積し(処理701)、全ての書
込データの入力が終了したかどうかを調べ(判断70
2)、判断702の結果がNOになるときには、処理7
03に進み、バッファメモリ7に蓄積したデータを順次
磁気ディスク2に書き込む(処理703)。
をバッファメモリ7に蓄積し(処理701)、全ての書
込データの入力が終了したかどうかを調べ(判断70
2)、判断702の結果がNOになるときには、処理7
03に進み、バッファメモリ7に蓄積したデータを順次
磁気ディスク2に書き込む(処理703)。
【0059】この書込処理で、書き込みエラーが発生し
たかどうかを調べ(判断704)、書き込みエラーが発
生せずに、判断704の結果がNOになるときには、全
ての書込データの書込処理が終了したかどうかを調べ
(判断705)、判断705の結果がNOになるときに
は、処理701に戻って、残りの書込データを入力す
る。したがって、この状態では、ホスト装置からの書込
データの入力処理と、入力済みの書込データの磁気ディ
スク2への書込動作とが、平行して行なわれる。
たかどうかを調べ(判断704)、書き込みエラーが発
生せずに、判断704の結果がNOになるときには、全
ての書込データの書込処理が終了したかどうかを調べ
(判断705)、判断705の結果がNOになるときに
は、処理701に戻って、残りの書込データを入力す
る。したがって、この状態では、ホスト装置からの書込
データの入力処理と、入力済みの書込データの磁気ディ
スク2への書込動作とが、平行して行なわれる。
【0060】また、全ての書込データの入力を終了し
て、判断702の結果がYESになるときには、そのと
きに、バーチャルライト機能が使用設定状態になってい
るかどうかを調べて(判断706)、バーチャルライト
機能が使用設定状態になっていて、判断706の結果が
YESになるときには、自動代替機能が使用設定状態に
なっているかどうかを調べる(判断707)。
て、判断702の結果がYESになるときには、そのと
きに、バーチャルライト機能が使用設定状態になってい
るかどうかを調べて(判断706)、バーチャルライト
機能が使用設定状態になっていて、判断706の結果が
YESになるときには、自動代替機能が使用設定状態に
なっているかどうかを調べる(判断707)。
【0061】自動代替機能が使用設定状態になってい
て、判断707の結果がYESになるときには、そのと
きにホスト装置から入力した書込データに対して代替処
理が可能であるか否かを判定するための代替領域量判定
処理(処理708;図5参照)を実行して、この代替領
域量判定処理により、代替処理が可能であると判定され
たかどうかを調べる(判断709)。代替処理が可能で
あると判定されている場合で、判断170の結果がYE
Sになるときには、ホスト装置に対して、書込動作が正
常終了したことを通知して(処理710)、処理703
に進み、残りのデータの書込動作を行う。
て、判断707の結果がYESになるときには、そのと
きにホスト装置から入力した書込データに対して代替処
理が可能であるか否かを判定するための代替領域量判定
処理(処理708;図5参照)を実行して、この代替領
域量判定処理により、代替処理が可能であると判定され
たかどうかを調べる(判断709)。代替処理が可能で
あると判定されている場合で、判断170の結果がYE
Sになるときには、ホスト装置に対して、書込動作が正
常終了したことを通知して(処理710)、処理703
に進み、残りのデータの書込動作を行う。
【0062】ホスト装置から入力した書込データの書き
込み動作を終了して、判断705の結果がYESになる
ときには、それ以前にホスト装置に対して書込動作の終
了を通知しているかどうかを調べ(判断711)、バー
チャルライト動作を行なわなかった場合で、判断711
の結果がYESになるときには、ホスト装置に対して書
込動作が正常終了したことを通知して(処理712)、
このデータ書込処理を終了する。また、バーチャルライ
ト動作を行なった場合で、判断711結果がNOになる
ときには、即このデータ書込処理を終了する。
込み動作を終了して、判断705の結果がYESになる
ときには、それ以前にホスト装置に対して書込動作の終
了を通知しているかどうかを調べ(判断711)、バー
チャルライト動作を行なわなかった場合で、判断711
の結果がYESになるときには、ホスト装置に対して書
込動作が正常終了したことを通知して(処理712)、
このデータ書込処理を終了する。また、バーチャルライ
ト動作を行なった場合で、判断711結果がNOになる
ときには、即このデータ書込処理を終了する。
【0063】また、書き込みエラーが発生して、判断7
04の結果がYESになるときには、そのときに自動代
替機能が使用設定状態になっているかどうかを調べ(判
断713)、判断713の結果がYESになるときに
は、代替セクタに使用可能な空き領域があるかどうかを
調べる(判断714)。
04の結果がYESになるときには、そのときに自動代
替機能が使用設定状態になっているかどうかを調べ(判
断713)、判断713の結果がYESになるときに
は、代替セクタに使用可能な空き領域があるかどうかを
調べる(判断714)。
【0064】判断714の結果がYESになるときに
は、所定の代替処理を実行し(処理715)、この代替
処理が正常に行なえたかどうかを調べる(判断71
6)。代替処理が正常終了した場合で、判断716の結
果がYESになるときには、次に書込動作する先頭セク
タアドレスと書込データ量を指定した状態で(処理71
7)、処理703に戻り、残りの書込データについての
書き込み動作を行なう。
は、所定の代替処理を実行し(処理715)、この代替
処理が正常に行なえたかどうかを調べる(判断71
6)。代替処理が正常終了した場合で、判断716の結
果がYESになるときには、次に書込動作する先頭セク
タアドレスと書込データ量を指定した状態で(処理71
7)、処理703に戻り、残りの書込データについての
書き込み動作を行なう。
【0065】また、代替処理が正常終了しなかった場合
で判断716の結果がNOになるとき、書き込みエラー
が発生したが自動代替機能が使用解除状態になっていて
判断713の結果がNOになるとき、および、自動代替
機能が使用設定状態になっているものの使用可能な空き
領域がなくて判断714の結果がNOになるときには、
次のコマンドをホスト装置から受信したときに書き込み
エラー発生をホスト装置に通知して(処理718)、こ
のデータ書込処理をエラー終了する。
で判断716の結果がNOになるとき、書き込みエラー
が発生したが自動代替機能が使用解除状態になっていて
判断713の結果がNOになるとき、および、自動代替
機能が使用設定状態になっているものの使用可能な空き
領域がなくて判断714の結果がNOになるときには、
次のコマンドをホスト装置から受信したときに書き込み
エラー発生をホスト装置に通知して(処理718)、こ
のデータ書込処理をエラー終了する。
【0066】また、代替領域量判定処理(処理708)
の結果、代替処理が正常に実行できないと判断された場
合で判断709の結果がNOになるときには、処理70
3に移行して、それ以降の処理を実行する。
の結果、代替処理が正常に実行できないと判断された場
合で判断709の結果がNOになるときには、処理70
3に移行して、それ以降の処理を実行する。
【0067】また、バーチャルライト機能が使用解除状
態になっている場合で判断706の結果がNOになると
き、および、自動代替機能が使用解除状態になっている
場合で判断707の結果がNOになるときには、処理7
03に移行して、それ以降の処理を実行する。
態になっている場合で判断706の結果がNOになると
き、および、自動代替機能が使用解除状態になっている
場合で判断707の結果がNOになるときには、処理7
03に移行して、それ以降の処理を実行する。
【0068】このようにして、本実施例では、バーチャ
ルライト機能が使用可能に設定され、かつ、自動代替機
能が使用可能に設定されているとき、ホスト装置からの
書込データの入力を終了すると、入力終了した書込デー
タを代替不可能と判定した場合には、バーチャルライト
動作を行なわずに、通常の書き込み動作を行なっている
ので、ホスト装置は、バーチャルライト機能を使用設定
状態にした場合でも、動作時の書込エラー発生をその直
後に検出することができる。したがって、ホスト装置
は、同じ書込データの再書込動作を行なうことができる
ので、ホスト装置がデータを失うような事態を抑制で
き、データ書込時の実行時間を短縮できるバーチャルラ
イト機能を安全に使用することができる。
ルライト機能が使用可能に設定され、かつ、自動代替機
能が使用可能に設定されているとき、ホスト装置からの
書込データの入力を終了すると、入力終了した書込デー
タを代替不可能と判定した場合には、バーチャルライト
動作を行なわずに、通常の書き込み動作を行なっている
ので、ホスト装置は、バーチャルライト機能を使用設定
状態にした場合でも、動作時の書込エラー発生をその直
後に検出することができる。したがって、ホスト装置
は、同じ書込データの再書込動作を行なうことができる
ので、ホスト装置がデータを失うような事態を抑制で
き、データ書込時の実行時間を短縮できるバーチャルラ
イト機能を安全に使用することができる。
【0069】また、入力終了した書込データを代替不可
能と判定した場合でも、書き込み動作を行なうため、全
ての書込データを正常書込できる場合があり、ホスト装
置の負担を軽減することができる。
能と判定した場合でも、書き込み動作を行なうため、全
ての書込データを正常書込できる場合があり、ホスト装
置の負担を軽減することができる。
【0070】なお、上述した実施例では、本発明を磁気
ディスク装置に適用しているが、本発明は、それ以外の
外部記憶装置、例えば、追記型光ディスク装置や光磁気
ディスク装置にも同様にして適用することができる。
ディスク装置に適用しているが、本発明は、それ以外の
外部記憶装置、例えば、追記型光ディスク装置や光磁気
ディスク装置にも同様にして適用することができる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
バーチャルライト機能を使用するとき、代替処理が適切
に行なえると判断できる場合のみに、ホスト装置に書込
正常終了を通知し、それ以外の場合にはホスト装置に書
込エラー発生を通知しているので、ホスト装置は、書込
データの転送終了後に直ちに書き込みエラーを認識で
き、ホスト装置がデータを失うような事態を抑制でき
る。また、バーチャルライト機能を使用するとき、代替
処理を適切に行なえないと判断した場合には、バーチャ
ルライト機能を使用しないで、実際に記録媒体にデータ
を書き込んだ結果をホスト装置に通知しているので、ホ
スト装置がデータを失うような事態を抑制できる。ま
た、必要代替セクタ数を算出するために使用する基準デ
ータ誤り率の値をホスト装置で任意に設定したり、ある
いは、実際のデータ誤り率の値で基準データ誤り率の値
を更新しているので、代替処理を行なえるか否かを判断
する基準を適切に設定できるという効果を得る。
バーチャルライト機能を使用するとき、代替処理が適切
に行なえると判断できる場合のみに、ホスト装置に書込
正常終了を通知し、それ以外の場合にはホスト装置に書
込エラー発生を通知しているので、ホスト装置は、書込
データの転送終了後に直ちに書き込みエラーを認識で
き、ホスト装置がデータを失うような事態を抑制でき
る。また、バーチャルライト機能を使用するとき、代替
処理を適切に行なえないと判断した場合には、バーチャ
ルライト機能を使用しないで、実際に記録媒体にデータ
を書き込んだ結果をホスト装置に通知しているので、ホ
スト装置がデータを失うような事態を抑制できる。ま
た、必要代替セクタ数を算出するために使用する基準デ
ータ誤り率の値をホスト装置で任意に設定したり、ある
いは、実際のデータ誤り率の値で基準データ誤り率の値
を更新しているので、代替処理を行なえるか否かを判断
する基準を適切に設定できるという効果を得る。
【図1】本発明の一実施例にかかる磁気ディスク装置の
制御系を示したブロック図。
制御系を示したブロック図。
【図2】磁気ディスクの代替セクタ領域の設定例を説明
するための概略図。
するための概略図。
【図3】ホスト装置からデータ書込が指令されたとき
に、磁気ディスク装置が実行する処理の一例の一部を示
したフローチャート。
に、磁気ディスク装置が実行する処理の一例の一部を示
したフローチャート。
【図4】ホスト装置からデータ書込が指令されたとき
に、磁気ディスク装置が実行する処理の一例の他の部分
を示したフローチャート。
に、磁気ディスク装置が実行する処理の一例の他の部分
を示したフローチャート。
【図5】代替領域量判定処理の一例を示したフローチャ
ート。
ート。
【図6】ホスト装置から基準誤り率の設定指令を受信し
たときの処理例を示すフローチャート。
たときの処理例を示すフローチャート。
【図7】基準誤り率の更新処理の一例を示したフローチ
ャート。
ャート。
【図8】磁気ディスクのデータ領域のゾーン分割の一例
を示す概略図。
を示す概略図。
【図9】ホスト装置からバーチャルライト機能の使用設
定が指令されたときに実行する処理例を示すフローチャ
ート。
定が指令されたときに実行する処理例を示すフローチャ
ート。
【図10】ホスト装置から自動代替機能の使用解除が指
令されたときに実行する処理例を示すフローチャート。
令されたときに実行する処理例を示すフローチャート。
【図11】ホスト装置からデータ書込が指令されたとき
に、磁気ディスク装置が実行する処理の他の例の一部を
示したフローチャート。
に、磁気ディスク装置が実行する処理の他の例の一部を
示したフローチャート。
【図12】ホスト装置からデータ書込が指令されたとき
に、磁気ディスク装置が実行する処理の他の例の他の部
分を示したフローチャート。
に、磁気ディスク装置が実行する処理の他の例の他の部
分を示したフローチャート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 27/00 A 8224−5D
Claims (9)
- 【請求項1】 ホスト装置から転送される書込データを
一旦バッファメモリに蓄積してから記録媒体にデータ書
込動作するデータバッファ機能と、ホスト装置から書込
データを入力終了した時点でホスト装置に対して書込完
了を通知するバーチャルライト機能と、記録媒体へのデ
ータ書込時に書込誤りを生じたセクタについてはあらか
じめ設定されている代替セクタ領域のいずれかのセクタ
で代替させる自動代替機能を備えた外部記憶装置の制御
方法において、上記バーチャルライト機能および自動代
替機能が使用設定されているときには、ホスト装置から
転送終了した書込データのデータ量と、あらかじめ設定
されている基準データ誤り率に基づいて必要代替セクタ
数を算出し、上記代替セクタ領域の使用可能セクタ数が
その必要代替セクタ数よりも大きい場合に、ホスト装置
に対して書込完了を通知することを特徴とする外部記憶
装置の制御方法。 - 【請求項2】 ホスト装置から転送される書込データを
一旦バッファメモリに蓄積してから記録媒体にデータ書
込動作するデータバッファ機能と、ホスト装置から書込
データを入力終了した時点でホスト装置に対して書込完
了を通知するバーチャルライト機能と、記録媒体へのデ
ータ書込時に書込誤りを生じたセクタについてはあらか
じめ設定されている代替セクタ領域のいずれかのセクタ
で代替させる自動代替機能を備えた外部記憶装置の制御
方法において、上記バーチャルライト機能および自動代
替機能が使用設定されているときには、ホスト装置から
転送終了した書込データのデータ量と、あらかじめ設定
されている基準データ誤り率に基づいて必要代替セクタ
数を算出し、上記代替セクタ領域の使用可能セクタ数が
その必要代替セクタ数よりも大きい場合に、ホスト装置
に対して書込完了を通知する一方、上記代替セクタ領域
の使用可能セクタ数がその必要代替セクタ数以下になっ
ている場合には、ホスト装置に対して書込エラー発生を
通知することを特徴とする外部記憶装置の制御方法。 - 【請求項3】 ホスト装置から転送される書込データを
一旦バッファメモリに蓄積してから記録媒体にデータ書
込動作するデータバッファ機能と、ホスト装置から書込
データを入力終了した時点でホスト装置に対して書込完
了を通知するバーチャルライト機能と、記録媒体へのデ
ータ書込時に書込誤りを生じたセクタについてはあらか
じめ設定されている代替セクタ領域のいずれかのセクタ
で代替させる自動代替機能を備えた外部記憶装置の制御
方法において、上記バーチャルライト機能および自動代
替機能が使用設定されているときには、ホスト装置から
転送終了した書込データのデータ量と、あらかじめ設定
されている基準データ誤り率に基づいて必要代替セクタ
数を算出し、上記代替セクタ領域の使用可能セクタ数が
その必要代替セクタ数よりも大きい場合に、ホスト装置
に対して書込完了を通知する一方、上記代替セクタ領域
の使用可能セクタ数がその必要代替セクタ数以下になっ
ている場合には、上記データバッファに蓄積されている
書込データの記録媒体へのデータ書込動作の結果に応じ
て、ホスト装置に対して書込動作の結果を通知すること
を特徴とする外部記憶装置の制御方法。 - 【請求項4】 前記基準データ誤り率の値は、ホスト装
置から指定されることを特徴とする請求項1または請求
項2または請求項3記載の外部記憶装置の制御方法。 - 【請求項5】 ホスト装置から転送される書込データを
一旦バッファメモリに蓄積してから記録媒体にデータ書
込動作するデータバッファ機能と、ホスト装置から書込
データを入力終了した時点でホスト装置に対して書込完
了を通知するバーチャルライト機能と、記録媒体へのデ
ータ書込時に書込誤りを生じたセクタについてはあらか
じめ設定されている代替セクタ領域のいずれかのセクタ
で代替させる自動代替機能を備えた外部記憶装置の制御
方法において、上記バーチャルライト機能が使用設定さ
れて、かつ、自動代替機能が使用解除されているときに
は、ホスト装置からバーチャルライト動作が指定されて
転送された書込データについては、上記データバッファ
に蓄積されている書込データの記録媒体へのデータ書込
動作の結果に応じて、ホスト装置に対して書込動作の結
果を通知することを特徴とする外部記憶装置の制御方
法。 - 【請求項6】 ホスト装置から転送される書込データを
一旦バッファメモリに蓄積してから記録媒体にデータ書
込動作するデータバッファ機能と、ホスト装置から書込
データを入力終了した時点でホスト装置に対して書込完
了を通知するバーチャルライト機能と、記録媒体へのデ
ータ書込時に書込誤りを生じたセクタについてはあらか
じめ設定されている代替セクタ領域のいずれかのセクタ
で代替させる自動代替機能を備えた外部記憶装置の制御
方法において、 上記バーチャルライト機能および自動代替機能が使用設
定されているときには、ホスト装置から転送終了した書
込データのデータ量と、あらかじめ設定されている基準
データ誤り率に基づいて必要代替セクタ数を算出し、上
記代替セクタ領域の使用可能セクタ数がその必要代替セ
クタ数よりも大きい場合に、ホスト装置に対して書込完
了を通知する一方、 データ書き込み動作を終了するたびに実データ誤り率を
算出し、その算出結果が上記基準データ誤り率よりも大
きくなったときには、その基準データ誤り率の値に上記
実データ誤り率の算出値を設定することを特徴とする外
部記憶装置の制御方法。 - 【請求項7】 ホスト装置から転送される書込データを
一旦バッファメモリに蓄積してから記録媒体にデータ書
込動作するデータバッファ機能と、ホスト装置から書込
データを入力終了した時点でホスト装置に対して書込完
了を通知するバーチャルライト機能と、記録媒体へのデ
ータ書込時に書込誤りを生じたセクタについてはあらか
じめ設定されている代替セクタ領域のいずれかのセクタ
で代替させる自動代替機能を備えた外部記憶装置の制御
方法において、 上記バーチャルライト機能および自動代替機能が使用設
定されているときには、ホスト装置から転送終了した書
込データのデータ量と、あらかじめ設定されている基準
データ誤り率に基づいて必要代替セクタ数を算出し、上
記代替セクタ領域の使用可能セクタ数がその必要代替セ
クタ数よりも大きい場合に、ホスト装置に対して書込完
了を通知する一方、 データ書き込み動作を終了するたびに実データ誤り率を
算出し、その算出結果が上記基準データ誤り率よりも大
きくなったときには、その基準データ誤り率の値に上記
実データ誤り率の算出値を設定し、 上記基準データ誤り率は、記録媒体の半径方向に複数区
切られて設定されているゾーン毎に適用されるととも
に、上記実データ誤り率の算出および上記基準データ誤
り率の更新は、上記ゾーン毎に行なわれることを特徴と
する外部記憶装置の制御方法。 - 【請求項8】 ホスト装置から転送される書込データを
一旦バッファメモリに蓄積してから記録媒体にデータ書
込動作するデータバッファ機能と、ホスト装置から書込
データを入力終了した時点でホスト装置に対して書込完
了を通知するバーチャルライト機能と、記録媒体へのデ
ータ書込時に書込誤りを生じたセクタについてはあらか
じめ設定されている代替セクタ領域のいずれかのセクタ
で代替させる自動代替機能を備えた外部記憶装置の制御
方法において、 上記バーチャルライト機能および自動代替機能が使用設
定されているときには、ホスト装置から転送終了した書
込データのデータ量と、あらかじめ設定されている基準
データ誤り率に基づいて必要代替セクタ数を算出し、上
記代替セクタ領域の使用可能セクタ数がその必要代替セ
クタ数よりも大きい場合に、ホスト装置に対して書込完
了を通知する一方、 ホスト装置からバーチャルライト機能を使用設定するこ
とが指令されたとき、自動代替機能が使用解除されてい
るときには、バーチャルライト機能を使用設定しないこ
とを特徴とする外部記憶装置の制御方法。 - 【請求項9】 ホスト装置から転送される書込データを
一旦バッファメモリに蓄積してから記録媒体にデータ書
込動作するデータバッファ機能と、ホスト装置から書込
データを入力終了した時点でホスト装置に対して書込完
了を通知するバーチャルライト機能と、記録媒体へのデ
ータ書込時に書込誤りを生じたセクタについてはあらか
じめ設定されている代替セクタ領域のいずれかのセクタ
で代替させる自動代替機能を備えた外部記憶装置の制御
方法において、 上記バーチャルライト機能および自動代替機能が使用設
定されているときには、ホスト装置から転送終了した書
込データのデータ量と、あらかじめ設定されている基準
データ誤り率に基づいて必要代替セクタ数を算出し、上
記代替セクタ領域の使用可能セクタ数がその必要代替セ
クタ数よりも大きい場合に、ホスト装置に対して書込完
了を通知する一方、 ホスト装置から自動代替機能を使用解除することが指令
されたとき、バーチャルライト機能が使用設定されてい
るときには、自動代替機能を使用解除しないことをこと
を特徴とする外部記憶装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12296492A JPH05298034A (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | 外部記憶装置の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12296492A JPH05298034A (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | 外部記憶装置の制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05298034A true JPH05298034A (ja) | 1993-11-12 |
Family
ID=14848980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12296492A Pending JPH05298034A (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | 外部記憶装置の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05298034A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0816323A (ja) * | 1994-06-27 | 1996-01-19 | Nec Corp | 磁気ディスク装置 |
JP2006127300A (ja) * | 2004-10-29 | 2006-05-18 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv | ホストと記憶デバイスとの間における通信方法、記憶デバイス、ホスト、記憶デバイスとホストを備えるシステム |
-
1992
- 1992-04-17 JP JP12296492A patent/JPH05298034A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0816323A (ja) * | 1994-06-27 | 1996-01-19 | Nec Corp | 磁気ディスク装置 |
JP2006127300A (ja) * | 2004-10-29 | 2006-05-18 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv | ホストと記憶デバイスとの間における通信方法、記憶デバイス、ホスト、記憶デバイスとホストを備えるシステム |
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