JPH06121527A - 双方向dc/dcコンバータ - Google Patents

双方向dc/dcコンバータ

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JPH06121527A
JPH06121527A JP4264424A JP26442492A JPH06121527A JP H06121527 A JPH06121527 A JP H06121527A JP 4264424 A JP4264424 A JP 4264424A JP 26442492 A JP26442492 A JP 26442492A JP H06121527 A JPH06121527 A JP H06121527A
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JP
Japan
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terminal
voltage
winding
main
switching element
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JP4264424A
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Inventor
Tomio Takayama
富雄 高山
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 双方向DC/DCコンバータに関し、経済的
な構成により双方向の直流変換を可能とする。 【構成】 第1と第2の巻線1A,1Bを有するメイン
トランス1と、このメイントランス1の第1,第2の巻
線1A,1Bに流れる電流をオン,オフするメインスイ
ッチング素子2と、制御回路3と、第1の端子4に直流
電源を接続した時に、ダイオードDAを短絡し、第2の
巻線1Bと第2の端子5との間にダイオードDBを接続
し、第2の端子5に直流電源を接続した時に、ダイオー
ドDBを短絡し、第1の巻線1Aと第1の端子4との間
にダイオードDAを接続するように切替える切替手段6
とを備え、制御回路3によりメインスイッチング素子2
のオン期間を制御して、出力直流電圧を安定化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一方の端子に直流電源
を接続して他方の端子から安定化直流電圧を出力し、且
つ他方の端子に直流電源を接続した時には一方の端子か
ら安定化直流電圧を出力する双方向DC/DCコンバー
タに関する。DC/DCコンバータは、既に各種の構成
が知られているが、常に、一方の端子に直流電源を接続
し、他方の端子から安定化された直流電圧を出力する構
成であり、各種の電子機器の安定化電源として使用され
ている。
【0002】
【従来の技術】従来例のDC/DCコンバータは、例え
ば、図6に示す構成を有するものであり、61はメイン
トランス、61Aは一次巻線、61Bは二次巻線、62
はメインスイッチング素子としての電界効果トランジス
タ、63はパルス幅制御機能を有する制御回路、64,
65はダイオード、66はチョークコイル、67はコン
デンサ、68はパルストランス、69は抵抗、70は直
流電源、71は負荷を示す。
【0003】制御回路63からパルストランス68と抵
抗69とを介して電界効果トランジスタ62のオン,オ
フが制御され、メイントランス61の一次巻線61Aに
直流電源70から流れる電流がオン,オフされ、二次巻
線61Bに誘起した電圧は、ダイオード64,65によ
り整流され、チョークコイル66とコンデンサ67とか
らなる平滑回路により平滑化されて、負荷71に直流電
圧が印加される。
【0004】制御回路63は出力直流電圧を検出して設
定値と比較し、出力直流電圧が設定値より高くなると、
電界効果トランジスタ62のオン期間が短くなるように
制御し、反対に、出力直流電圧が設定値より低くなる
と、電界効果トランジスタ62のオン期間が長くなるよ
うに制御して、出力直流電圧が設定値となるように制御
するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来例
のDC/DCコンバータは、メイントランス61の一次
巻線61Aに電界効果トランジスタ62を介して接続し
た直流電源70の直流電圧を、負荷71に供給する所定
の直流電圧となるように安定化するものであり、一方向
性を有するものである。従って、負荷71を二次電池と
した場合、この二次電池から直流電源70側へ直流電力
を供給することは不可能である。この二次電池に充電さ
れた直流電力を、直流電源70側へ供給する必要が生じ
た場合は、図6に示すDC/DCコンバータを2台設け
ることになる。即ち、大型化すると共に不経済な構成と
なる。本発明は、簡単な切替えにより、一方から他方
へ、反対に他方から一方へ直流電力を供給できる双方向
性の機能を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の双方向DC/D
Cコンバータは、図1を参照して説明すると、第1と第
2との巻線を有するメイントランス1と、このメイント
ランス1の第1又は第2の巻線に流れる電流をオン,オ
フするメインスイッチング素子2と、このメインスイッ
チング素子2のオン期間を制御して出力直流電圧を安定
化させる制御回路3と、第1と第2との端子4,5と、
第1の端子4に直流電源を接続した時に、この直流電源
からメイントランス1の第1の巻線に流れる電流をメイ
ンスイッチング素子2によりオン,オフし、且つ第2の
端子5とメイントランス1の第2の巻線との間にダイオ
ードを接続し、第2の端子5に直流電源を接続した時
に、この直流電源からメイントランス1の第2の巻線に
流れる電流をメインスイッチング素子2によりオン,オ
フし、且つ第1の端子4とメイントランス1の第1の巻
線との間にダイオードを接続するように切替える切替手
段6とを備えたものである。
【0007】又メイントランス1の第1と第2との巻線
の接続点にメインスイッチング素子2を接続し、メイン
トランス1の第1の巻線と第1の端子4との間に第1の
電界効果トランジスタを接続し、メイントランス1の第
2の巻線と第2の端子5との間に第2の電界効果トラン
ジスタを接続し、第1の端子4に直流電源を接続した時
に、第1の電界効果トランジスタをオン状態とし、第2
の電界効果トランジスタをダイオード接続状態とし、第
2の端子5に直流電源を接続した時に、第2の電界効果
トランジスタをオン状態とし、第1の電界効果トランジ
スタをダイオード接続状態とするように切替える切替回
路を設けたものである。
【0008】又第1の端子4と第2の端子5との電圧を
それぞれダイオードを介して加え、基準電圧と比較する
演算増幅器と、この演算増幅器の出力信号により第1の
端子4の電圧と第2の端子5の電圧との高い方の電圧を
安定化させるように、メインスイッチング素子2のオン
期間を制御する制御回路3を設けたものである。
【0009】又メイントランス1の第1と第2との巻線
に、それぞれ第1と第2とのメインスイッチング素子を
介して第1と第2との端子4,5を接続し、第2の端子
5の電圧を検出して安定化させるように第1のメインス
イッチング素子を制御する第1の制御回路と、第1の端
子4の電圧を検出して安定化させるように第2のメイン
スイッチング素子を制御する第2の制御回路と、第1の
端子4に直流電源を接続した時に、第2のメインスイッ
チング素子をダイオード接続状態とし、第2の端子5に
直流電源を接続した時に、第1のメインスイッチング素
子をダイオード接続状態とするように切替える切替回路
を設けたものである。
【0010】
【作用】第1の端子4に直流電源を接続し、第2の端子
5に負荷を接続した時、ダイオードDAと並列の切替手
段6をオンとし、ダイオードDBと並列の切替手段6を
オフとし、メインスイッチング素子2を制御回路3によ
りオン,オフ制御すると、直流電源からメイントランス
1の第1の巻線1Aに流れる電流がオン,オフされ、第
2の巻線1Bの誘起電圧は、ダイオードDBにより整流
されて第2の端子5から負荷に供給される。この第2の
端子5の出力直流電圧は、制御回路3により検出されて
設定値と比較され、この出力直流電圧が設定値となるよ
うに、メインスイッチング素子2のオン期間が制御され
る。
【0011】又第2の端子5に直流電源を接続し、第1
の端子4に負荷を接続した時、ダイオードDAと並列の
切替手段6をオフとし、ダイオードDBと並列の切替手
段6をオンとし、メインスイッチング素子2を制御回路
3によりオン,オフ制御すると、直流電源からメイント
ランス1の第2の巻線1Bに流れる電流がオン,オフさ
れ、第1の巻線1Aの誘起電圧は、ダイオードDAによ
り整流されて第1の端子4から負荷に供給される。この
第1の端子4の出力直流電圧は、制御回路3により検出
されて設定値と比較され、この出力直流電圧が設定値と
なるように、メイントランス1の第2の巻線1Bに直流
電源からの電流をオン,オフし、第1の巻線1Aに誘起
された電圧は、制御回路3により検出されて設定値と比
較され、この出力直流電圧が設定値となるように、メイ
ンスイッチング素子2のオン期間が制御される。従っ
て、双方向のDC/DCコンバータとなる。
【0012】又メイントランス1の第1の巻線1Aと第
1の端子4との間及び第2の巻線1Bと第2の端子5と
の間にそれぞれ接続した第1と第2との電界効果トラン
ジスタは、オフ状態の時に寄生ダイオードが接続された
状態となる。従って、第1の端子4に直流電源を接続し
た時に、第1の電界効果トランジスタをオンとし、第2
の電界効果トランジスタをオフとすると、ダイオードD
Aが切替手段6により短絡され、ダイオードDBが第2
の巻線1Bと第2の端子5との間に接続された状態とな
り、又第2の端子5に直流電源を接続した時に、第1の
電界効果トランジスタをオフとし、第2の電界効果トラ
ンジスタをオンとすると、ダイオードDBが切替手段6
により短絡され、ダイオードDAが第1の巻線1Aと第
1の端子4との間に接続された状態となり、メイントラ
ンス1を介して双方向のDC/DC変換が可能となる。
【0013】又第1の端子4の電圧と第2の端子の電圧
とをそれぞれダイオードを介して演算増幅器に加える
と、電圧の高い方がダイオードを介して演算増幅器に入
力される。図示のように、メイントランス1の第1の巻
線1Aと第2の巻線1Bとを接続した場合は、直流電源
の電圧より高い電圧が出力されることになり、従って、
自動的に出力直流電圧と基準値とを比較して、メインス
イッチング素子2のオン期間を制御することができる。
【0014】又メイントランス1の第1の巻線1Aと第
2の巻線1Bとを分離してそれぞれにメインスイッチン
グ素子を接続し、第1の端子4に直流電源を接続した
時、第1のメインスイッチング素子をオン,オフ制御
し、第2のメインスイッチング素子をダイオード接続構
成とすることにより、メイントランス1の第2の巻線1
Bの誘起電圧は、そのダイオード接続構成により整流さ
れて出力される。又第2の端子5に直流電源を接続した
時、第2のメインスイッチング素子をオン,オフ制御
し、第1のメインスイッチング素子をダイオード接続構
成とすることにより、メイントランス1の第1の巻線1
Aの誘起電圧は、そのダイオード接続構成により整流さ
れて出力される。又第1と第2との巻線1A,1Bの巻
数比を選定することにより、一方から他方へは昇圧変
換、他方から一方へは降圧変換を行うことができる。
【0015】
【実施例】図2は本発明の第1の実施例の説明図であ
り、11はメイントランス、11A,11Bは第1,第
2の巻線、12はメインスイッチング素子としての電界
効果トランジスタ、13は制御回路、14,15は第
1,第2の端子、16,17は第1,第2の電界効果ト
ランジスタ、18,19は第1,第2のスイッチ、2
0,21は直流電源又は負荷としての二次電池を示す。
又22,23は演算増幅器、24,25は基準電圧、2
6,27はコンデンサ、28,29は寄生ダイオードを
示す。
【0016】メイントランス11の第1,第2の巻線1
1A,11Bの接続点に、メインスイッチング素子とし
ての電界効果トランジスタ12を接続し、第1の端子1
4とメイントランス11の第1の巻線11Aとの間に、
第1の電界効果トランジスタ16を接続し、第2の端子
15とメイントランス11の第2の巻線11Bとの間
に、第2の電界効果トランジスタ17を接続した場合を
示し、28,29は、第1,第2の電界効果トランジス
タ16,17のドレイン・ソース間に形成される寄生ダ
イオードを示す。そして、第1,第2のスイッチ18,
19と第1,第2の電界効果トランジスタ16,17と
により、図1に於ける切替手段6が構成される。
【0017】第1の端子14に直流電源20を接続し、
第2の端子15に二次電池等の負荷21として接続した
時、第1のスイッチ18をオン、第2のスイッチ19を
オフとする。この制御は制御回路13から行うか或いは
手動により設定することも可能である。それにより、第
1の電界効果トランジスタ16はオン、第2の電界効果
トランジスタ17はオフとなるから、第2の端子15と
メイントランス11の第2の巻線11Bとの間に寄生ダ
イオード29が接続された状態となり、直流電源20は
メイントランス11の第1の巻線11Aに接続された状
態となる。又コンデンサ27は平滑用となる。
【0018】制御回路13は、パルス幅制御により電界
効果トランジスタ12のオン期間を制御する構成を有
し、第1の端子14に直流電源20を接続した時は、第
2の端子15の電圧を基準電圧25と比較する演算増幅
器23の出力の誤差信号に応じて電界効果トランジスタ
12のオン期間を制御する。又第2の端子15に直流電
源を接続した時は、第1の端子14の電圧を基準電圧2
4と比較する演算増幅器22の出力の誤差信号に対応し
て、電界効果トランジスタ12のオン期間を制御するこ
とになり、この切替えは、第1,第2のスイッチ18,
19の制御と連動して行うことができる。
【0019】メイントランス11は、例えば、磁路にギ
ャップを形成してインダクタンスを小さくした構成を用
いるもので、電界効果トランジスタ12がオンとなる
と、メイントランス11の第1の巻線11Aに直流電源
20からの電流が流れて、エネルギの蓄積が行われ、電
界効果トランジスタ12がオフとなると、メイントラン
ス11に蓄積されたエネルギを放出することになる。こ
の時の電流は、符号のみで示すと、20→16→11A
→11B→29→21の経路となる。
【0020】電界効果トランジスタ12のオン期間をt
ON、オフ期間をtOFF とし、周期をT、直流電源20の
電圧をE1 、第2の端子15の出力直流電圧をV02、第
1,第2の巻線11A,11Bの巻数をN1 ,N2 とす
ると、 E1 ・tON=(V02−E1 )〔N1 /(N1 +N2 )〕tOFF …(1) の関係が成り立つ。ここで、 tON+tOFF =T tON/T=D とすると、 V02=〔{1+(N2 /N1 )D}/(1−D)〕E1 …(2) となる。即ち、D=tON/Tを制御することにより、第
2の端子15の出力直流電圧V02を安定化することがで
きる。
【0021】又第2の端子15に直流電源21を接続
し、第1の端子14に二次電池等の負荷20を接続した
時、第1のスイッチ18をオフ、第2のスイッチ19を
オンとし、第1の電界効果トランジスタ16をオフ、第
2の電界効果トランジスタ17をオンとする。それによ
り、メイントランス11の第1の巻線11Aと第1の端
子14との間に寄生ダイオード28が接続され、メイン
トランス11の第2の巻線11Bと直流電源21とが接
続される。又制御回路13は、第1の端子14の出力直
流電圧と基準電圧24とを比較する演算増幅器22の出
力に対応して、電界効果トランジスタ12のオン期間を
制御することになる。
【0022】この時の直流電源21の電圧をE2 、第1
の端子14の出力直流電圧をV01とすると、 E2 ・tON=(V01−E2 )〔N2 /(N1 +N2 )〕tOFF …(3) の関係が成り立ち、第1の端子14の出力直流電圧V01
は、 V01=〔{1+(N1 /N2 )D}/(1−D)〕E2 …(4) となる。従って、D=tON/Tを制御することにより、
第1の端子14の出力直流電圧V01を安定化することが
できる。
【0023】図3は本発明の第2の実施例の説明図であ
り、図2と同一符号は同一部分を示し、30,31はダ
イオード、32は演算増幅器、33は基準電圧である。
前述の(2)式及び(4)式から判るように、出力電圧
02,V01は入力電圧E1 ,E2 より高くなる。即ち、
入力側の電圧より出力側の電圧が高くなるから、ダイオ
ード30,31を介して演算増幅器32の一方の入力端
子に加えられる電圧は出力側の電圧となり、従って、基
準電圧33と比較した演算増幅器32の出力の誤差信号
に対応して、制御回路13により電界効果トランジスタ
12のオン期間tONを制御することにより、出力直流電
圧を安定化することができる。
【0024】図4は本発明の第3の実施例の説明図であ
り、41はメイントランス、41A,41Bは第1,第
2の巻線、42A,42Bは第1,第2のメインスイッ
チング素子を構成する電界効果トランジスタ、43A,
43Bは第1,第2の制御回路、44,45は第1,第
2の端子、46,47はコンデンサ、48,49は第
1,第2のスイッチ、50,51は直流電源又は負荷、
52,53は演算増幅器、54,55は基準電圧、5
6,57は抵抗、58,59は寄生ダイオードである。
【0025】この実施例は、メイントランス41の第
1,第2の巻線41A,41Bを電気的に分離して設
け、それぞれに第1,第2の電界効果トランジスタ42
A,42Bを接続し、第1の端子44の電圧と基準電圧
54とを演算増幅器52により比較して第2の制御回路
43Bに誤差信号を加え、この第2の制御回路43Bに
より第2の電界効果トランジスタ42Bを制御する。又
第2の端子45の電圧と基準電圧55とを演算増幅器5
3により比較して第1の制御回路43Aに誤差信号を加
え、この第1の制御回路43Aにより第1の電界効果ト
ランジスタ42Aを制御する。
【0026】第1の端子44に直流電源50を接続し、
第2の端子45に負荷51を接続した時、第1のスイッ
チ48をオンとし、第2のスイッチ49をオフとする。
それにより、演算増幅器52の基準電圧は零となり、出
力電圧が非常に高くなった場合に相当する演算増幅器5
2の出力信号となり、第2の制御回路43Bは第2の電
界効果トランジスタ42Bをオフ状態とする。従って、
メイントランス41の第2の巻線41Bと第2の端子4
5との間に寄生ダイオード59が接続される状態とな
る。
【0027】又演算増幅器53は、第2の端子45の電
圧と基準電圧55とを比較し、第1の制御回路43Aに
誤差信号を加えることになるから、それに対応して第1
の電界効果トランジスタ42Aのオン期間が制御され、
メイントランス41の第2の巻線41Bの誘起電圧は、
寄生ダイオード59により整流され、コンデンサ47に
より平滑化され、安定化された直流出力電圧は第2の端
子45から負荷51に加えられる。
【0028】又第2の端子45に直流電源を接続し、第
1の端子44に負荷を接続した時、第1のスイッチ48
をオフとし、第2のスイッチ49をオンとして、第1の
制御回路43Aにより第1の電界効果トランジスタ42
Aをオフ状態とし、第2の制御回路43Bにより第2の
電界効果トランジスタ42Bのオン,オフを制御し、メ
イントランス41の第1の巻線41Aの誘起電圧を、寄
生ダイオード58により整流し、コンデンサ46により
平滑化する。そして、第1の端子44の出力直流電圧
を、第2の電界効果トランジスタ42Bのオン期間の制
御により安定化する。
【0029】前述の実施例に於いて、第1,第2のスイ
ッチ48,49を第1,第2の制御回路43A,43B
に接続して、第1の端子44に直流電源を接続した時
に、第2の制御回路43Bにより第2の電界効果トラン
ジスタ42Bの寄生ダイオード59が、メイントランス
41の第2の巻線41Bと第2の端子45との間に接続
されるように切替え、又第2の端子45に直流電源を接
続した時に、第1の制御回路43Aにより第1の電界効
果トランジスタ42Aの寄生ダイオード58が、メイン
トランス41の第1の巻線41Aと第1の端子44との
間に接続されるように切替えることができる。
【0030】図5は本発明の第4の実施例の説明図であ
り、コンバータCVは、例えば、図2に示す実施例又は
図4に示す実施例の構成を有し、直流電源DPを電源ス
イッチSWを介して負荷RL及びコンバータCVの第1
の端子14に接続し、コンバータCVの第2の端子15
に抵抗RとダイオードDとを介して二次電池BTを接続
する。電源スイッチSWをオンとして直流電源DPから
負荷RLに直流電力を供給すると共に、コンバータCV
と抵抗Rとを介して二次電池BTを充電する。その場
合、コンバータCVは第1の端子14が入力側、第2の
端子15が出力側となるように制御される。
【0031】この状態に於いて、電源スイッチSWをオ
フ、或いは直流電源DPに障害が発生した場合、コンバ
ータCVの第2の端子15を入力側、第1の端子14を
出力側となるように制御する。それによって、二次電池
BTからダイオードDを介して第2の端子15に直流電
圧が印加され、第1の端子14から負荷RLに直流電力
が供給されることになる。即ち、負荷RLに対して無停
電電源装置を構成することができる。
【0032】本発明は、前述の各実施例にのみ限定され
るものではなく、種々付加変更することができるもので
あり、メイントランスの第1,第2の巻線の巻数比を入
出力側に対応して切替えることも可能であり、又スイッ
チング素子としては、バイポーラトランジスタ等を用い
ることも可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、第1の
端子4に直流電源を接続した時に、この直流電源からメ
イントランス1の第1の巻線1Aに流れる電流をメイン
スイッチング素子2によりオン,オフし、メイントラン
ス1の第2の巻線1BにダイオードDBを接続して、第
2の巻線1Bの誘起電圧を整流して出力し、又第2の端
子5に直流電源を接続した時に、この直流電源からメイ
ントランス1の第2の巻線1Bに流れる電流をメインス
イッチング素子2によりオン,オフし、メイントランス
1の第1の巻線1AにダイオードDAを接続して、第1
の巻線1Aの誘起電圧を整流して出力するものであり、
制御回路3により出力直流電圧を検出して基準値と比較
してメインスイッチング素子2のオン期間を制御し、出
力直流電圧を安定化させるものであり、第1の端子4と
第2の端子5との何れか一方を入力側とし、他方の出力
側とするように切替えることができるものであり、双方
向DC/DCコンバータとして、各種の応用が可能とな
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の第1の実施例の説明図である。
【図3】本発明の第2の実施例の説明図である。
【図4】本発明の第3の実施例の説明図である。
【図5】本発明の第4の実施例の説明図である。
【図6】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 メイントランス 1A 第1の巻線 1B 第2の巻線 2 メインスイッチング素子 3 制御回路 4 第1の端子 5 第2の端子 6 切替手段 DA,DB ダイオード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1と第2との巻線を有するメイントラ
    ンス(1)と、 該メイントランス(1)の前記第1又は第2の巻線に流
    れる電流をオン,オフするメインスイッチング素子
    (2)と、 該メインスイッチング素子(2)のオン期間を制御して
    出力直流電圧を安定化させる制御回路(3)と、 第1と第2の端子(4),(5)と、 前記第1の端子(4)に直流電源を接続した時に、該直
    流電源から前記メイントランス(1)の第1の巻線に流
    れる電流を前記メインスイッチング素子(2)によりオ
    ン,オフし、且つ前記第2の端子(5)と前記メイント
    ランス(1)の第2の巻線との間にダイオードを接続
    し、前記第2の端子(5)に直流電源を接続した時に、
    該直流電源から前記メイントランス(1)の第2の巻線
    に流れる電流を前記メインスイッチング素子(2)によ
    りオン,オフし、且つ前記第1の端子(4)と前記メイ
    ントランス(1)の第1の巻線との間にダイオードを接
    続するように切替える切替手段(6)とを備えたことを
    特徴とする双方向DC/DCコンバータ。
  2. 【請求項2】 前記メイントランス(1)の第1と第2
    との巻線の接続点に前記メインスイッチング素子(2)
    を接続し、前記メイントランス(1)の第1の巻線と前
    記第1の端子(4)との間に第1の電界効果トランジス
    タを接続し、前記メイントランス(1)の第2の巻線と
    前記第2の端子(5)との間に第2の電界効果トランジ
    スタを接続し、前記第1の端子(4)に直流電源を接続
    した時に、前記第1の電界効果トランジスタをオン状態
    とし、且つ前記第2の電界効果トランジスタをダイオー
    ド接続状態とし、前記第2の端子(5)に直流電源を接
    続した時に、前記第2の電界効果トランジスタをオン状
    態とし、且つ前記第1の電界効果トランジスタをダイオ
    ード接続状態とするように切替える切替回路を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の双方向DC/DCコンバ
    ータ。
  3. 【請求項3】 前記第1の端子(4)と前記第2の端子
    (5)との電圧をそれぞれダイオードを介して加え、基
    準電圧と比較する演算増幅器と、該演算増幅器の出力信
    号により前記第1の端子(4)の電圧と前記第2の端子
    (5)の電圧との高い方の電圧を安定化するように、前
    記メインスイッチング素子(2)のオン期間を制御する
    制御回路(3)を設けたことを特徴とする請求項1記載
    の双方向DC/DCコンバータ。
  4. 【請求項4】 前記メイントランス(1)の第1と第2
    との巻線に、それぞれ第1と第2とのメインスイッチン
    グ素子を介して前記第1と第2との端子(4),(5)
    を接続し、前記第2の端子(5)の電圧を検出して安定
    化させるように前記第1のメインスイッチング素子を制
    御する第1の制御回路と、前記第1の端子(4)の電圧
    を検出して安定化させるように前記第2のメインスイッ
    チング素子を制御する第2の制御回路と、前記第1の端
    子(4)に直流電源を接続した時に、前記第2のメイン
    スイッチング素子をダイオード接続状態とし、前記第2
    の端子(5)に直流電源を接続した時に、前記第1のメ
    インスイッチング素子をダイオード接続状態とする切替
    回路を設けたことを特徴とする請求項1記載の双方向D
    C/DCコンバータ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1014047C2 (nl) * 1997-01-27 2001-03-06 Honeywell Inc Apparaat voor het gelijktijdig leveren van verschillende gelijkspanningen.
WO2018001257A1 (zh) * 2016-06-30 2018-01-04 西安特锐德智能充电科技有限公司 一种双向dc-dc电源控制电路及其控制方法

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