JPH06121452A - 熱保護回路 - Google Patents

熱保護回路

Info

Publication number
JPH06121452A
JPH06121452A JP26598992A JP26598992A JPH06121452A JP H06121452 A JPH06121452 A JP H06121452A JP 26598992 A JP26598992 A JP 26598992A JP 26598992 A JP26598992 A JP 26598992A JP H06121452 A JPH06121452 A JP H06121452A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
base
thermal protection
collector
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26598992A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Tsumiki
正 積木
Yuji Kakizaki
裕司 柿崎
Mikio Motomori
幹夫 元森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP26598992A priority Critical patent/JPH06121452A/ja
Publication of JPH06121452A publication Critical patent/JPH06121452A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度ヒステリシス幅をもたせることにより、
熱保護動作および解除時の発振と破壊を防止する。 【構成】 電子装置の基準電圧VREFをバイアス抵抗
1,R2により抵抗分割した電圧がベース・エミッタ間
に供給された第一のトランジスタQ1と、ベースが第一
のトランジスタQ1のコレクタに接続され、エミッタが
接地され、コレクタが抵抗R3を介して次段のトランジ
スタQ3のベースに接続された第二のトランジスタQ2
が接続された多段増幅回路と、第三のトランジスタQ3
のコレクタから第二のトランジスタQ2のベースに正帰
還するダイオードD1とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源、自動車、モータ
等高温異常動作の発生し得る回路に利用する熱保護回路
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、熱保護回路は高温異常から半導体
集積回路装置の破壊、信頼性の低下を防ぐために、その
状態の起こり得る半導体集積回路装置については、過電
流制限回路とともに付加されるようになってきた。
【0003】以下に従来の熱保護回路について説明す
る。図3は従来の熱保護回路の回路図であり、1は制御
回路、3は制御回路1の出力端子、VCCは電源電圧、V
OUTは制御回路の出力電圧、VREFは基準電圧源、R 1
2は基準電圧源を電圧分割し、トランジスタQ1を常温
時オフ状態とするバイアス抵抗、Q1は、オン時、コレ
クタに接続された制御回路1をシャットダウンする熱保
護検出トランジスタである。
【0004】この熱保護回路において、まず、熱保護検
出トランジスタQ1は、基準電圧源VREFのバイアス抵抗
1,R2による抵抗分割で、制御回路1の通常動作に影
響のないように、常温時にオフし得るベース・エミッタ
間電圧にバイアスされている。そして、万一、制御回路
1の異常動作等により温度上昇が生じた場合、熱保護検
出トランジスタQ1のオンし得るベース・エミッタ間電
圧は負の温度係数を持ち、その結果ある設定された動作
温度において熱保護検出トランジスタQ1はオンし、制
御回路をシャットダウンさせる。
【0005】逆に、動作温度以上の温度から下降した場
合にも、同じ動作温度で熱保護動作を解除して制御回路
1を再起動させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、温度が上昇した場合の熱保護動作温度
と、動作温度以上の温度から下降した場合の熱保護解除
温度が同じ値であったので、熱保護動作および解除時に
発振が起こり、最悪の場合には制御回路1が破壊すると
いう欠点を有していた。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、温度ヒステリシス幅を持たせることにより、熱保護
動作および解除時の発振・破壊を防止することのできる
熱保護回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の熱保護回路は、電子装置の基準電圧を発生す
る基準電圧源と、基準電圧を抵抗分割した電圧がベース
・エミッタ間に供給された第一のトランジスタと、ベー
スが第一のトランジスタのコレクタに接続され、エミッ
タが接地され、コレクタが抵抗を介して次段の第三のト
ランジスタのベースに接続された第二のトランジスタと
で構成され、定電流源に接続された多段増幅回路と、前
記第三のトランジスタのコレクタから前記第二のトラン
ジスタのベースに正帰還するようにダイオードが接続さ
れた構成を有している。
【0009】
【作用】この構成によって、ダイオードに流れる電流を
切り替え、熱保護検出トランジスタのオン時とオフ時の
ベース・エミッタ間電圧を変化させ、温度ヒステリシス
幅を持たせることにより、熱保護動作および解除時の発
振・破壊を防止することができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例における熱保護回
路の回路図である。図1において、1は制御回路、2は
定電流源、3は制御回路の出力端子、VCCは電源電圧、
OU Tは制御回路1の出力電圧、VREFは基準電圧源、R
1,R2は基準電圧源VREFを電圧分割し、トランジスタ
1を常温時オフ状態とするバイアス抵抗、R3,R4
NPNトランジスタQ3,Q4にそれぞれ接続されたベー
ス抵抗、R5は定電流源の電流値を決定する抵抗、R6
ダイオードD1に流れる電流を決定するヒステリシス幅
調整抵抗である。なお、ダイオードD1は、NPNトラ
ンジスタQ3のオフ時に、ヒステリシス幅調整抵抗R6
よって決まるトランジスタQ7のコレクタ電流を流すも
のである。トランジスタQ1は熱保護検出のためのもの
であり、トランジスタQ3はバッファ用の、またトラン
ジスタQ4はオン時コレクタに接続された制御回路1を
シャットダウンするためのものである。トランジスタQ
5〜Q8はカレントミラーにより定電流源を構成するもの
である。
【0012】本実施例の熱保護回路において、まず、熱
保護検出トランジスタQ1は、基準電圧源VREFのバイア
ス抵抗R1,R2による分割で、制御回路1の通常動作に
影響のないように、常温時にオフし得るベース・エミッ
タ間電圧にバイアスされている。
【0013】はじめに、温度が上昇して熱保護回路が動
作する状態について述べる。動作前、熱保護検出トラン
ジスタQ1がオフしているため、トランジスタQ2はオン
し、トランジスタQ3,Q4はオフする。トランジスタQ
4がオフ状態であるときにはコレクタ電流は流れないた
めに、制御回路1が通常動作をし、正規の出力電圧が出
力される。同じくトランジスタQ3がオフ状態であると
きには、コレクタ電流が流れないため、トランジスタQ
7のコレクタ電流はダイオードD1を通り、トランジスタ
1のコレクタに流れる。温度上昇により、熱保護検出
トランジスタQ1のオンし得るベース・エミッタ間電圧
は負の温度係数を持つため下降し、基準電圧源VREF
バイアス抵抗R1,R2の抵抗分割による電圧値{VREF
・R2/(R1+R2)}に等しくなると、熱保護検出ト
ランジスタQ1がオン、トランジスタQ 2がオフとなっ
て、トランジスタQ3,Q4はオンする。トランジスタQ
4がオン状態となれば、コレクタ電流が流れて制御回路
1がシャットダウンされ、出力電圧VOUTは0V付近ま
で下降する。同じくトランジスタQ3がオン状態である
ときには、トランジスタQ7のコレクタ電流は、ダイオ
ードD1を通ることなく、トランジスタQ3のコレクタ電
流となる。
【0014】この場合、熱保護検出トランジスタQ1
オンし得るベース・エミッタ間電圧VBE(ONH)は次式で
表わされる。
【0015】 VBE(ONH)=kT/q・ln{(I1+ID)/IS} 次に、温度が下降して熱保護回路が解除される状態につ
いて述べる。解除前、熱保護検出トランジスタQ1がオ
ンしているため、トランジスタQ2はオフしトランジス
タQ3,Q4はオンする。トランジスタQ4がオン状態で
は、コレクタ電流が流れて制御回路1がシャットダウン
され、出力電圧VOUTは0V付近まで下降している。同
じくトランジスタQ3がオン状態であるときには、トラ
ンジスタQ7のコレクタ電流は、ダイオードD1を通るこ
となく、トランジスタQ3のコレクタ電流となる。温度
下降により、熱保護検出トランジスタQ1のオンし得る
ベース・エミッタ間電圧は負の温度係数を持つために上
昇し、基準電圧源VREFのバイアス抵抗R1,R2の抵抗
分割による電圧値{VREF・R2/(R1+R2)}に等し
くなると、熱保護検出トランジスタQ1はオフ、トラン
ジスタQ2はオンしてトランジスタQ3,Q4はオフす
る。トランジスタQ4がオフ状態であるときには、コレ
クタ電流が流れないために制御回路1は通常動作をし、
正規の出力電圧VOUTが出力される。同じくトランジス
タQ3がオフ状態であるときには、コレクタ電流が流れ
ないために、トランジスタQ7のコレクタ電流はダイオ
ードD1を通ってトランジスタQ1のコレクタに流れる。
【0016】この場合、熱保護検出トランジスタQ1
オンし得るベース・エミッタ間電圧VBE(ONL)は次式で
表わされる。
【0017】VBE(ONL)=kT/q・ln{I1/IS} したがって、図2の温度T−出力電圧VOUTの特性図か
らわかるように、温度が上昇して熱保護が動作した場合
の熱保護検出トランジスタQ1のオンし得るベース・エ
ミッタ間電圧VBE(ONH)つまりは熱保護動作温度T1と、
動作温度以上の温度から下降した場合の熱保護検出トラ
ンジスタQ1のオンし得るベース・エミッタ間電圧V
BE(ONL)つまりは熱保護解除温度T2は異なる。
【0018】以上のように本実施例によれば、熱保護検
出トランジスタQ1のオン時とオフ時のベース・エミッ
タ間電圧を変化し、温度ヒステリシス幅(TW=T2−T
1)を持たせることにより、熱保護動作および解除時の
発振・破壊を防止することができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明は、ダイオードに流
れる電流を切り替えることにより熱保護検出トランジス
タのオフからオン時とオンからオフ時のコレクタ電流を
切り替え、オンし得るベース・エミッタ間電圧に差を設
けることにより、温度ヒステリシス幅を持たせ熱保護動
作および解除時の発振・破壊を防止することができる優
れた熱保護回路を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における熱保護回路の回路図
【図2】本発明の温度対出力電圧の特性図
【図3】従来の熱保護回路の回路図
【符号の説明】
1 制御回路 2 定電流源 3 制御回路の出力端子 VCC 電源電圧 VOUT 制御回路1の出力電圧 VREF 基準電圧源 R1,R2 バイアス抵抗 R3,R4 ベース抵抗 R5 抵抗 R6 ヒステリシス幅調整抵抗 D1 ダイオード Q1 熱保護検出トランジスタ Q2〜Q4 NPNトランジスタ Q5〜Q8 PNPトランジスタ T 温度 T1 熱保護動作温度 T2 熱保護解除温度 TW 温度ヒステリシス幅(T2−T1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子装置の基準電圧を発生する基準電圧源
    と、基準電圧を抵抗分割した電圧がベース・エミッタ間
    に供給された第一のトランジスタと、ベースが第一のト
    ランジスタのコレクタに接続され、エミッタが接地さ
    れ、コレクタが抵抗を介して次段の第三のトランジスタ
    のベースに接続された第二のトランジスタとで構成さ
    れ、定電流源に接続された多段増幅回路と、前記第三の
    トランジスタのコレクタから前記第二のトランジスタの
    ベースに正帰還するようにダイオードが接続されたこと
    を特徴とする熱保護回路。
JP26598992A 1992-10-05 1992-10-05 熱保護回路 Pending JPH06121452A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26598992A JPH06121452A (ja) 1992-10-05 1992-10-05 熱保護回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26598992A JPH06121452A (ja) 1992-10-05 1992-10-05 熱保護回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06121452A true JPH06121452A (ja) 1994-04-28

Family

ID=17424824

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26598992A Pending JPH06121452A (ja) 1992-10-05 1992-10-05 熱保護回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06121452A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013021850A (ja) * 2011-07-13 2013-01-31 Sumitomo Electric Networks Inc 過熱保護回路および通信装置
CN104049669A (zh) * 2013-03-12 2014-09-17 英特尔移动通信有限责任公司 电路装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013021850A (ja) * 2011-07-13 2013-01-31 Sumitomo Electric Networks Inc 過熱保護回路および通信装置
CN104049669A (zh) * 2013-03-12 2014-09-17 英特尔移动通信有限责任公司 电路装置
US9240775B2 (en) 2013-03-12 2016-01-19 Intel Deutschland Gmbh Circuit arrangements

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5149199A (en) Temperature detection circuit used in thermal shielding circuit
US4887181A (en) Circuit for temperature protection with hysteresis
JPS582607B2 (ja) 温度検知回路
JP2643813B2 (ja) 安定化電源回路
JP3081228B2 (ja) 埋め込み型サーマルターンオフを有するイネーブル回路
KR910001050B1 (ko) 열보호회로
JP3342367B2 (ja) 過電流保護回路
JPH06121452A (ja) 熱保護回路
JP3179444B2 (ja) 電源監視回路
JP2876522B2 (ja) 過電圧検出回路を内蔵するic
US6806770B2 (en) Operational amplifier
JP2721100B2 (ja) 電流制限装置
JP2799529B2 (ja) 安定化電源回路
JP3330004B2 (ja) 直流安定化電源
US6259297B1 (en) Protection circuit for power transistor
KR920007364B1 (ko) 열파손 방지회로
JP3036980B2 (ja) 増幅器
JP3670446B2 (ja) 安定化電源回路
JP3265338B2 (ja) 安定化電源回路
JP3021222B2 (ja) 安定化電源回路
JP3414462B2 (ja) 安定化電源回路
JP2543118B2 (ja) 過熱遮断回路
JP2004062491A (ja) 直流安定化電源回路
JP3223000B2 (ja) 定電圧回路
JPH0644173Y2 (ja) 電力増幅回路