JP3414462B2 - 安定化電源回路 - Google Patents

安定化電源回路

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、モノリシック集積回路
等による安定化電源回路に於いて、その制御回路に過熱
遮断回路を設けたものに関するものである。 【0002】 【従来の技術】図2を参照して従来の安定化電源回路を
説明する。この安定化電源回路は、電圧制御トランジス
タとしてPNP型のトランジスタTP1を備え、このT
P1のベース電流(以下、Idと記す)を制御すること
により、所定の出力電圧を得る定電圧回路である。 【0003】トランジスタTP1のエミッタは入力端子
INに、ベースはトランジスタTN1のコレクタに接続
されている。トランジスタTP1のコレクタは安定化電
源回路の出力端子OUTに接続されるとともに、分圧抵
抗Rx、Rφを介して接地されている。差動アンプAの
反転入力端子(−)に分圧抵抗Rx、Rφの接続点が、
非反転入力端子(+)に基準電圧Vrefが、出力端子
にトランジスタTN1のベース端子が、それぞれ接続さ
れる。このように構成された安定化電源回路では、出力
電圧Voが分圧抵抗Rx,Rφによって分割され、差動
アンプAの反転入力端子(−)に帰還電圧VFとして入
力される。差動アンプAは、帰還電圧VFと基準電圧V
refを比較し、差動アンプAからトランジスタTN1
に流れるベース電流を加減する。従って、トランジスタ
TN1は、ベース電流の変化に応じて出力電圧Voを制
御していることになる。 【0004】このような制御は、差動アンプAに入力さ
れる帰還電圧VFと基準電圧Vrefの電位差が縮小さ
れるように行われるため、結局、出力電圧Voは基準電
圧Vrefに応じた、一定の電圧に安定化される。 【0005】ここで、トランジスタTN1のベースに過
熱遮断回路OHが接続されている。この回路は、トラン
ジスタのQ5のエミッタ・ベース電圧を利用した温度検
出回路、RS−FF回路F、イニシャルリセット回路I
R、及びトランジスタQ3の組み合わせから成ってお
り、トランジスタTN1に流れ込むベース電流を制御す
る事によりIdを制御する。過熱遮断回路の目的のひと
つは、何らかの原因で周囲温度が上昇した時、自動的に
出力電圧を遮断し、装置の焼損などを未然に防止するこ
とにある。 【0006】定常状態に於いては出力電圧Voは一定の
値に保たれている(on状態)。 【0007】過熱遮断回路OHの動作温度はしきい値
(過熱遮断温度、以下Tsdと記す)を持っており、チ
ップの接合温度TjがTsdより上昇した場合、トラン
ジスタQ5のベースに、電流I2が流れることにより過
熱遮断回路OHが動作し、トランジスタTN1に流れ込
むベース電流の一部を電I1としてバイパスする事によ
り、Idを制限する。即ち、出力電圧Voは低電位とな
る(off状態)。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
造は、RS−FF回路Fを使用しており、これは電源電
圧印加直後の論理状態は不定である。そこで電源電圧印
加直後の初期化を行う為に、上述のようにイニシャルリ
セット回路IRが必要となる。通常、イニシャルリセッ
ト回路IRは抵抗と容量から成る時定数を用いるため、
チップサイズが増大し、デバイスのコスト高騰を招き、
望ましくない。 【0009】本発明は以上の点に鑑みてなされたもの
で、過熱遮断回路にシュミット回路を使用し、回路を簡
略化することにより上記の問題を解決することを目的と
している。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明では、制御回路は
2つのしきい値電圧で動作するシュミット回路を含んで
成り、前記1つのしきい値V1で過熱遮断動作を設定
し、他の1つのしきい値V2で過熱遮断動作解除の動作
条件を満たさないように前記制御回路の回路定数を設定
したことを特徴とする。 【0011】 【作用】出力電圧Voは、上記のシュミット回路から構
成される過熱遮断回路を設けたことにより、チップの接
合温度TjがTsdまで上昇するとoffになり、その
状態を保持し続ける。Voを復帰するには、いったん電
源電圧Viをoffにし、再度、Viを印加しなければ
ならない。このように、PS−FF回路、イニシャルリ
セット回路を不要にして、安定化電源回路の過熱遮断動
作を行わせることができる。 【0012】 【実施例】以下、本発明の一実施例を説明する。図1に
本発明の一実施例を示す。本実施例の安定化電源回路の
構造は図1に示した安定化電源回路の構造と以下に述べ
る点以外は同一であるので、同一な部分の説明は省略し
異なっている部分についてのみが述べる。尚、図2と同
等なものには同一の記号を付している。 【0013】図1に於いて、トランジスタQ1とQ2は
シュミット回路を成している。トランジスタQ3は、過
熱時onとなり、ドライブ段に流入する電流をバイパス
することにより、出力電圧Voをoffにするためのも
のである。この過熱遮断回路OHでは、定常状態ではQ
1はoff、Q2はon、Q3はoffである。今、何
らかの要因でチップの接合温度TjがTsdまで上昇し
たとき、この状態が反転、すなわちQ1はon、Q2は
off、Q3はonとなり出力電圧をVoを遮断する。 【0014】トランジスタQ1とQ2から成るシュミッ
ト回路は、回路の性質からQ1及びQ2のベース電位の
高い方のトランジスタがONになる。シュミット回路の
しきい値電圧はE点の電圧V1、V2であり、シュミッ
ト回路の状態は、以下の様な数式で表現できる。 【0015】Q1がonになる、すなわち遮断の掛かる
条件は、 V1=[{R2/(R2+R3)}×Vref]+VV
E(Q2)≦VE (Q1がoff→on、Q2がon→off) Q2がonになる、すなわち遮断が解除する条件は、 V2={R2/(R1+R2)}×Vref≧VE (Q1がon→off、Q2がoff→on) 但し、 VBE={RB/(RA+RB)}×Vref、またQ
1,Q2のVCE(Sat)は無視 すなわち、温度検出は、トランジスタQ2のベース・エ
ミッタ電圧VBE(Q2)の持つ温度特性(−2mV/
℃)によって行われる。また、いったん過熱遮断が掛か
ると、温度特性を持つ項が無くなるので、遮断の状態を
保持することができる。 【0016】ここで、各抵抗値を {RB/(RA+RB)}>{R2/(R1+R2)} としておかねばならない。 【0017】なお、RA=1k,RB=4k,R1=6
60,R2=440,R3=560,VBE(Q2)=
0.65V(at Ta=25℃),Vref=1.2
5Vとした場合、Tsd=125℃である。 【0018】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、RS−
FF回路、及びイニシャルリセット回路が不要となり、
従来回路に比べ素子数が少なく、容量が不要となる為、
チップサイズの縮小化によるデバイス製造コストの低減
に絶大な効果を奏する。しかも、本発明では、制御回路
を構成するシュミット回路の定数を1つのしきい値V1
で過熱遮断動作を設定し、他の1つのしきい値V2で過
熱遮断動作解除の動作条件を満たさないように設定して
いるため、いったん過熱遮断動作すれば温度の変化如何
に拘らずその状態を保持することができ、安全である。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。 【図2】従来例を示す回路図である。 【符号の説明】 TP1 電圧制御トランジスタ VO 出力電圧 VF 帰還電圧 Vret 基準電圧 A 差動アンプ OH 過熱遮断回路 Q1、Q2 トランジスタ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05F 1/445 G05F 1/56 G05F 1/613 G05F 1/618

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 出力電圧を制御する電圧制御トランジス
    タと、負帰還させた出力電圧の一部を一定の基準電圧と
    等しくなるように、前記電圧制御トランジスタのベース
    電流を制御する制御回路を備え、該制御回路は2つのし
    きい値電圧で動作するシュミット回路を含んで成り、前
    記1つのしきい値V1で過熱遮断動作を設定し、他の1
    つのしきい値V2で過熱遮断動作解除の動作条件を満た
    さないように前記制御回路の回路定数を設定したことを
    特徴とする安定化電源回路。
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