JP2543118B2 - 過熱遮断回路 - Google Patents
過熱遮断回路Info
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- JP2543118B2 JP2543118B2 JP63026083A JP2608388A JP2543118B2 JP 2543118 B2 JP2543118 B2 JP 2543118B2 JP 63026083 A JP63026083 A JP 63026083A JP 2608388 A JP2608388 A JP 2608388A JP 2543118 B2 JP2543118 B2 JP 2543118B2
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- Japan
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- resistor
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はICに過度の負荷がかかり、異常発熱する場合
に、その発熱を検出してその出力を遮断し、発煙発火を
防止する過熱遮断回路(サーマルシャットダウン回路)
に関する。
に、その発熱を検出してその出力を遮断し、発煙発火を
防止する過熱遮断回路(サーマルシャットダウン回路)
に関する。
従来の技術 第3図に従来の回路の一例を示す。ブロック49がバン
ドギャップ理論による定電圧回路であり、その出力51を
比較器52の+入力端子に接続し、一方、−入力端子には
ダイオード40,41の順方向電圧を接続し、両入力の電圧
を比較する。通常時は−入力端子の方が電位は高い。従
って、比較器52の出力に接続されたトランジスタ36は開
放(オフ)状態である。ダイオードの順方向電圧は負の
温度特性を持つ。定電圧回路の出力51は僅かな正の温度
特性を持つ。温度が上昇すると、ダイオード40,41の順
方向電圧が下がり、さらに温度が上昇した場合、どこか
で比較器52の入力電位は反転する。その結果、トランジ
スタ36は導通(オン)し、電力制御用トランジスタ37の
ベースを接地し、出力を遮断する。
ドギャップ理論による定電圧回路であり、その出力51を
比較器52の+入力端子に接続し、一方、−入力端子には
ダイオード40,41の順方向電圧を接続し、両入力の電圧
を比較する。通常時は−入力端子の方が電位は高い。従
って、比較器52の出力に接続されたトランジスタ36は開
放(オフ)状態である。ダイオードの順方向電圧は負の
温度特性を持つ。定電圧回路の出力51は僅かな正の温度
特性を持つ。温度が上昇すると、ダイオード40,41の順
方向電圧が下がり、さらに温度が上昇した場合、どこか
で比較器52の入力電位は反転する。その結果、トランジ
スタ36は導通(オン)し、電力制御用トランジスタ37の
ベースを接地し、出力を遮断する。
発明が解決しようとする課題 従来の回路では、素子数が多く、チップ面積が大きく
なるという問題点があった。本発明はこの問題点を解決
するものであり、より少ない構成素子数で同機能を実現
しようとするものである。
なるという問題点があった。本発明はこの問題点を解決
するものであり、より少ない構成素子数で同機能を実現
しようとするものである。
課題を解決するための手段 本発明は、定電流回路に直列に抵抗を入れ、この抵抗
による電圧降下とダイオードの順方向電圧との比較で温
度の上昇を検出する構成の過熱遮断回路である。
による電圧降下とダイオードの順方向電圧との比較で温
度の上昇を検出する構成の過熱遮断回路である。
作 用 上記手段により、トランジスタ1ケで比較器を構成で
きるため、構成素子数を削減できる。
きるため、構成素子数を削減できる。
実施例 第1図は本発明の実施例の回路である。ブロック21が
バンドギャップ理論による定電流回路である。従来例と
違い、本例では定電圧は取り出さず、ブロック全体で定
電流源として回路を構成している。この実施例の回路
は、電源から抵抗18を通り定電流回路21を接地に接続す
る第1の回路と、電源からダイオード12,13を通り、抵
抗19を接地する第2の回路とをそなえ、第1の回路の抵
抗18の一端23をトランジスタ6のベースに接続し、第2
の回路のダイオード13の一端24をトランジスタ6のエミ
ッタに接続している。ここで、ダイオード12,13の順方
向電圧にトランジスタのベース・エミッタ間電圧を加え
た値(電圧値)より、抵抗18の電圧降下値が低くなるよ
うに抵抗18の値を設定する。こうすると、通常、トラン
ジスタ6にはベース電流は流れず、コレクタ・エミッタ
間は開放で、トランジスタ8も開放で電力制御ブロック
23には何等の影響を与えない。
バンドギャップ理論による定電流回路である。従来例と
違い、本例では定電圧は取り出さず、ブロック全体で定
電流源として回路を構成している。この実施例の回路
は、電源から抵抗18を通り定電流回路21を接地に接続す
る第1の回路と、電源からダイオード12,13を通り、抵
抗19を接地する第2の回路とをそなえ、第1の回路の抵
抗18の一端23をトランジスタ6のベースに接続し、第2
の回路のダイオード13の一端24をトランジスタ6のエミ
ッタに接続している。ここで、ダイオード12,13の順方
向電圧にトランジスタのベース・エミッタ間電圧を加え
た値(電圧値)より、抵抗18の電圧降下値が低くなるよ
うに抵抗18の値を設定する。こうすると、通常、トラン
ジスタ6にはベース電流は流れず、コレクタ・エミッタ
間は開放で、トランジスタ8も開放で電力制御ブロック
23には何等の影響を与えない。
次に、温度が上昇した場合、第1の回路の定電流源は
正の温度特性を持ち、抵抗18も僅かながら正の温度特性
を持つので、同抵抗18の一端23の電位は温度の上昇とと
もに下がる。一方、ダイオード12,13は負の温度係数を
持つ。従って、トランジスタ6のエミッタ電位は温度上
昇とともに上がる。抵抗18の接点23とダイオード13の接
点24との電位の差がトランジスタ6のベース・エミッタ
間電圧より大きくなった時、トランジスタ6のベース電
流が流れる。その結果、トランジスタ6はオン状態にな
り、コレクタにも電流が流れ、さらに、トランジスタ8
をオンする。以降の動作は従来例と同様で、トランジス
タ8は電力制御ブロックのトランジスタ9のベースを強
制的に接地し、トランジスタ9を遮断し過負荷による熱
破壊から保護する。
正の温度特性を持ち、抵抗18も僅かながら正の温度特性
を持つので、同抵抗18の一端23の電位は温度の上昇とと
もに下がる。一方、ダイオード12,13は負の温度係数を
持つ。従って、トランジスタ6のエミッタ電位は温度上
昇とともに上がる。抵抗18の接点23とダイオード13の接
点24との電位の差がトランジスタ6のベース・エミッタ
間電圧より大きくなった時、トランジスタ6のベース電
流が流れる。その結果、トランジスタ6はオン状態にな
り、コレクタにも電流が流れ、さらに、トランジスタ8
をオンする。以降の動作は従来例と同様で、トランジス
タ8は電力制御ブロックのトランジスタ9のベースを強
制的に接地し、トランジスタ9を遮断し過負荷による熱
破壊から保護する。
温度に対する各電位の変化の例を第2図に示す。電位
の逆転した点62以上の温度で保護動作に入る。グラフに
示す値は一例であり必要に応じ設定する。
の逆転した点62以上の温度で保護動作に入る。グラフに
示す値は一例であり必要に応じ設定する。
第1図に戻り、トランジスタ6のコレクタ電流を、ト
ランジスタ8とトランジスタ7と抵抗16で構成するウィ
ドラ形のカレントミラー回路によって、抵抗18に正帰還
する。抵抗18には帰還分だけ余計に電流が流れ、その
分、電圧降下が増し、第3図の点線に示すように、抵抗
18の接点23の電位は下がる。遮断保護で温度が徐々に下
がってくると、第3図示の特性の交点63の温度点で復帰
する。つまり、トランジスタ7、抵抗16の正帰還回路に
より、温度ヒステリシスを持たせている。
ランジスタ8とトランジスタ7と抵抗16で構成するウィ
ドラ形のカレントミラー回路によって、抵抗18に正帰還
する。抵抗18には帰還分だけ余計に電流が流れ、その
分、電圧降下が増し、第3図の点線に示すように、抵抗
18の接点23の電位は下がる。遮断保護で温度が徐々に下
がってくると、第3図示の特性の交点63の温度点で復帰
する。つまり、トランジスタ7、抵抗16の正帰還回路に
より、温度ヒステリシスを持たせている。
発明の効果 以上、述べたように、本発明によれば、従来の過熱遮
断回路と同一機能を、電圧比較器を用いる事なく、少な
い構成要素によって実現出来る。
断回路と同一機能を、電圧比較器を用いる事なく、少な
い構成要素によって実現出来る。
第1図は本発明の実施例の回路図、第2図は同実施例回
路の動作を説明するための特性図、第3図は従来例の回
路図である。 1,2,3,7,8,9……NPNトランジスタ、4,5,6……PNPトラン
ジスタ、10,11,12,13……ダイオード、14〜21……抵
抗。
路の動作を説明するための特性図、第3図は従来例の回
路図である。 1,2,3,7,8,9……NPNトランジスタ、4,5,6……PNPトラン
ジスタ、10,11,12,13……ダイオード、14〜21……抵
抗。
Claims (1)
- 【請求項1】電源と接地間に、バンドギャップ理論によ
る定電流回路と第1の抵抗とによる第1の回路と、ダイ
オードと第2の抵抗との直列による第2の回路とをそな
え、前記第1の抵抗の一端をトランジスタのベースにダ
イオードの一端を同トランジスタのエミッタに接続し、
前記第1の抵抗の電圧降下と前記ダイオードのフォワー
ド電圧とを比較し、その結果を前記トランジスタのコレ
クタ電流として取り出すように構成したことを特徴とす
る過熱遮断回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63026083A JP2543118B2 (ja) | 1988-02-05 | 1988-02-05 | 過熱遮断回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63026083A JP2543118B2 (ja) | 1988-02-05 | 1988-02-05 | 過熱遮断回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01202118A JPH01202118A (ja) | 1989-08-15 |
JP2543118B2 true JP2543118B2 (ja) | 1996-10-16 |
Family
ID=12183728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63026083A Expired - Lifetime JP2543118B2 (ja) | 1988-02-05 | 1988-02-05 | 過熱遮断回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2543118B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4920305B2 (ja) * | 2006-05-19 | 2012-04-18 | 株式会社リコー | 過熱検出回路および該過熱検出回路を内蔵した半導体装置および電子機器 |
-
1988
- 1988-02-05 JP JP63026083A patent/JP2543118B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01202118A (ja) | 1989-08-15 |
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