JP2826322B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

Info

Publication number
JP2826322B2
JP2826322B2 JP63185040A JP18504088A JP2826322B2 JP 2826322 B2 JP2826322 B2 JP 2826322B2 JP 63185040 A JP63185040 A JP 63185040A JP 18504088 A JP18504088 A JP 18504088A JP 2826322 B2 JP2826322 B2 JP 2826322B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
circuit
transistor
schmitt trigger
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63185040A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0234024A (ja
Inventor
真一 塩津
正博 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP63185040A priority Critical patent/JP2826322B2/ja
Publication of JPH0234024A publication Critical patent/JPH0234024A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2826322B2 publication Critical patent/JP2826322B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Protection Of Static Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [概要] 本発明は半導体素子回路に大電流が流れ続けて熱破壊
することを防止するため、高温状態となったことを適切
に検出し、保護する半導体装置に関し、 比較的簡易な構成で、過大電流を有効に切断し高温に
対する保護を強化できる半導体装置を提供することを目
的とし、 温度検知回路の出力電圧をシュミットトリガ回路を介
して電流制御回路へ入力し、該電流制御回路で半導体素
子回路の出力段の電流を制御する半導体装置において、
前記温度検知回路は、ベースに第1の基準電圧が入力さ
れ、温度上昇に伴い該エミッタの電位を低下させる手段
を介して接地電位とエミッタが接続され、コレクタを温
度検知回路の出力信号端子とする第1のトランジスタ
と、ベースに第2の基準電圧が入力され、コレクタが前
記第1のトランジスタのエミッタと接続され、エミッタ
を接地電位と接続した第2のトランジスタとで構成し、
前記半導体素子回路の温度が第1の温度(復帰温度)よ
り低いときは、前記第1及び第2のトランジスタがオフ
して前記シュミットトリガ回路へ該シュミットトリガ回
路の復帰しきい値(VTH +)より高い電圧を出力し、前記
半導体素子回路の温度が前記第1の温度より高い第2の
温度(遮断温度)以上のときは、前記第1及び第2のト
ランジスタがオンして前記シュミットトリガ回路へ該シ
ュミットトリガ回路の遮断しきい値(VTH -)より低い電
圧を出力し、前記半導体素子回路の温度が前記第1の温
度と前記第2の温度との間であるときは、前記第1のト
ランジスタがオン且つ前記第2のトランジスタがオフし
て前記シュミットトリガ回路へ前記復帰しきい値
(VTH +)と遮断しきい値(VTH -)の間の電圧を出力する
ことで構成する。
[産業上の利用分野] 本発明は半導体回路に大電流が流れ続けて熱破壊する
ことを防止するため、高温状態となったことを適切に検
出し、保護する半導体装置に関する。
従来、温度検知回路によるサーマルシャットダウン回
路と言われる回路は、半導体素子の温度保護のため、高
温になったことを検知したとき、電流回路を遮断してい
たが、一旦遮断すると、大電流の通過がなくなり、直ぐ
動作復旧の温度に戻る。そのため電流回路をオンとし
て、再び大電流を流すこととなる。直ぐ保護すべき温度
に達して電流回路をオフするので、この繰り返し動作と
なる。そのため異常動作により大電流が流れ続けている
ことを他の手段で検知し、その状態を除かない限り、半
導体素子の高温は続くこととなる。大電流の遮断・復旧
は発振現象と言われていて、それを起こさないようにす
る技術を開発することが要望された。
[従来の技術] 半導体素子として大電力回路が実用化されるとき、デ
バイスまたはその周辺で何らかの異常が起こり、通常電
流より更に大電流の流れることがある。そのときは素子
と周辺機器が発熱し、動作の異常更には破壊に到ること
がある。そのため第5図に示す構成の温度保護回路が実
現している。第5図において、1は半導体信号増幅素
子、2は出力回路、3は直流電源端子、4はインピーダ
ンス制御回路、5は温度検知回路を示す。半導体素子1
の温度を直接に、或いは回路の動作温度を素子の近傍に
おいて、温度検知回路5により検知する。
所定の高温に達したことを検知したとき、検知回路5
の出力によりインピーダンス制御回路4内の素子を高イ
ンピーダンスに制御する。そのため直流電源端子3から
出力回路2内を経て接地に流れる直流電流は遮断され
る。またこのとき、出力回路2が直流的に動作しないた
め、信号端子に交流出力が生じない。直流電流が遮断さ
れたため、半導体素子の動作は停止し、回路の異常など
は中断する。また温度検知回路5の動作で直流電流は流
れなくなり、素子と素子周辺の温度が電流遮断前の温度
に戻って行く。温度検知回路5は温度が復旧したことを
検知すると、インピーダンス制御回路4への制御信号が
なくなり、直流電圧の印加が再開されて出力回路2は再
び十分に動作する。しかし同時に直流大電流に基づく発
熱が再び起こる。
[発明が解決しようとする課題] 温度検知回路5によるインピーダンス制御回路4への
制御は、温度検知回路5の検知出力があるとき行われ、
インピーダンス制御がなされると直ぐ、次の温度検知回
路5の出力が発生するというように、直流電流の遮断と
復旧を規則正しく繰り返すこととなった。即ち発振現象
を起こすため異常電流の原因を除くまで素子の高温状態
は変わることなく、熱破壊されることを防止するインピ
ーダンス制御回路4を、出力段2の直流回路に挿入する
ことの動作上の意味は殆ど存在しない。
本発明の目的は前述の欠点を改善し、比較的簡易な構
成で過大な電流を有効に遮断し、高温に対する保護を強
化できる半導体装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 第1図は本発明の原理構成を示す図である。第1図に
おいて、1は半導体素子回路、2は出力段、3は直流電
源端子、4は電流制御回路、5は温度検知回路、6はシ
ュミットトリガ回路を示す。
温度検知回路5の出力電圧をシュミットトリガ回路6
を介して電流制御回路4へ入力し、該電流制御回路4で
半導体素子回路1の出力段2の電流を制御する半導体装
置において、本発明は下記の構成とする。即ち 前記温度検知回路5は、ベースに第1の基準電圧が入
力され、温度上昇に伴い該エミッタの電位を低下させる
手段22,23を介して接地電位とエミッタが接続され、コ
レクタを温度検知回路5の出力信号端子とする第1のト
ランジスタ21と、ベースに第2の基準電圧が入力され、
コレクタが前記第1のトランジスタのエミッタと接続さ
れ、エミッタを接地電位と接続した第2のトランジスタ
24とで構成し、前記半導体素子回路1の温度が第1の温
度(復帰温度)より低いときは、前記第1及び第2のト
ランジスタがオフして前記シュミットトリガ回路6へ該
シュミットトリガ回路6の復帰しきい値(VTH +)より高
い電圧を出力し、前記半導体素子回路の温度が前記第1
の温度より高い第2の温度(遮断温度)以上のときは、
前記第1及び第2のトランジスタがオンして前記シュミ
ットトリガ回路6へ該シュミットトリガ回路6の遮断し
きい値(VTH -)より低い電圧を出力し、前記半導体素子
回路の温度が前記第1の温度と前記第2の温度との間で
あるときは、前記第1のトランジスタ21がオン且つ前記
第2のトランジスタ24がオフして前記シュミットトリガ
回路6へ前記復帰しきい値(VTH +)と遮断しきい値(V
TH -)の間の電圧を出力することで構成する。
[作用] 温度検知回路5は半導体素子回路1の温度を検知し、
所定温度に上昇したときはシュミットトリガ回路6に出
力信号を創出する。シュミットトリガ回路6は制御回路
4を制御して直流を遮断する。半導体素子回路1はその
ため温度が下降して前記直流を遮断したときの温度より
かなり低い温度になるまで、その状態を続ける。そして
低温度となったことを温度検知回路5が検知すると、シ
ュミットトリガ回路6が制御され、出力段2に直流を流
す。シュミットトリガ回路6の動作温度と、復帰温度と
の温度差は、温度検知回路5において可変に設定され
る。
そのため半導体素子回路1、出力段2、予想直流電流
などを考慮し、動作・復帰の温度を設定する。
[実施例] 第2図は本発明の実施例として、温度検知回路5とし
てトランジスタによる回路を使用する場合を示す回路構
成図である。第2図において、21は第1のトランジス
タ、22,23は第1のトランジスタ21のエミッタに接続さ
れエミッタの電位を低下させる手段としてのトランジス
タ、24は第2のトランジスタを示す。(a),(b)は
トランジスタ・抵抗素子で構成する基準電圧発生回路の
電圧を示し、それぞれVccには依存するが温度依存の少
ない安定したレベルの電圧である。(a)は復帰温度を
定めるレベルで、抵抗素子R1,R2を調整して定める。
(b)は動作開始温度を定めるレベルで抵抗素子R3,R4
を調整して定める。トランジスタ21〜23のベース・エミ
ッタ間温度依存性を利用して常温ではトランジスタ21〜
24はオフ、高温ではトランジスタ21〜24はオンとなる。
今、トランジスタ21〜24は全て同一のものとして、抵抗
素子を R1+R2=R3+R4、 3×R4<R2 と選定すると、(c)と示すレベルの温度特性は第3図
に示すようになる。即ち、ヒステリシス特性を有するシ
ュミットトリガ回路のしきい値VTHの+側の値までトラ
ンジスタ21〜23はオフ状態で、トランジスタ24はしきい
値VTHの−側の値からオン状態となる。そのため抵抗素
子R1,R2を調整して第3図に示す復帰温度をより低く、
またはより高く設定すれば、直流遮断温度との温度差を
可変に出来る。第4図はシュミットトリガ回路の出力端
子のレベル(d)を示す図である。横軸は第3図に対応
する温度を採ってある。そのため第3図に示す遮断温度
と復帰温度との間でヒステリシス特性を示していること
が判る。
[発明の効果] このようにして本発明によると、異常状態となって電
流遮断とした後、半導体素子回路の温度を十分低下させ
てから、状態復帰をさせることが出来るので、半導体素
子回路にとって高温により故障を生じることがなくな
る。そして状態復帰をさせるまでの低下温度を調節でき
るので、異常状態に対し有効適切に対処することが出来
る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理構成を示す図、 第2図は本発明の実施例の回路構成を示す図、 第3図・第4図は第2図の動作説明図、 第5図は従来の半導体装置の温度保護回路を示す図であ
る。 1…半導体素子回路 2…出力段 3…直流電源端子 4…直流電流制御回路 5…温度検知回路 6…制御特性変化回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】温度検知回路の出力電圧をシュミットトリ
    ガ回路を介して電流制御回路へ入力し、該電流制御回路
    で半導体素子回路の出力段の電流を制御する半導体装置
    において、 前記温度検知回路は、 ベースに第1の基準電圧が入力され、温度上昇に伴い該
    エミッタの電位を低下させる手段を介して接地電位とエ
    ミッタが接続され、コレクタを温度検知回路の出力信号
    端子とする第1のトランジスタと、 ベースに第2の基準電圧が入力され、コレクタが前記第
    1のトランジスタのエミッタと接続され、エミッタを接
    地電位と接続した第2のトランジスタとで構成し、 前記半導体素子回路の温度が第1の温度(復帰温度)よ
    り低いときは、前記第1及び第2のトランジスタがオフ
    して前記シュミットトリガ回路へ該シュミットトリガ回
    路の復帰しきい値(VTH +)より高い電圧を出力し、 前記半導体素子回路の温度が前記第1の温度より高い第
    2の温度(遮断温度)以上のときは、前記第1及び第2
    のトランジスタがオンして前記シュミットトリガ回路へ
    該シュミットトリガ回路の遮断しきい値(VTH -)より低
    い電圧を出力し、 前記半導体素子回路の温度が前記第1の温度と前記第2
    の温度との間であるときは、前記第1のトランジスタが
    オン且つ前記第2のトランジスタがオフして前記シュミ
    ットトリガ回路へ前記復帰しきい値(VTH +)と遮断しき
    い値(VTH -)の間の電圧を出力する ことを特徴とする半導体装置。
JP63185040A 1988-07-25 1988-07-25 半導体装置 Expired - Lifetime JP2826322B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63185040A JP2826322B2 (ja) 1988-07-25 1988-07-25 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63185040A JP2826322B2 (ja) 1988-07-25 1988-07-25 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0234024A JPH0234024A (ja) 1990-02-05
JP2826322B2 true JP2826322B2 (ja) 1998-11-18

Family

ID=16163741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63185040A Expired - Lifetime JP2826322B2 (ja) 1988-07-25 1988-07-25 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2826322B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105302186A (zh) * 2014-06-23 2016-02-03 艾默生网络能源有限公司 一种设备供电控制装置
CN116093887B (zh) * 2023-02-09 2023-07-25 北京伽略电子股份有限公司 一种过温保护电路

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3323262A1 (de) * 1983-06-28 1985-01-03 Kraftwerk Union AG, 4330 Mülheim Antimon zur verwendung in kerntechnischen anlagen
JPH0789609B2 (ja) * 1985-08-16 1995-09-27 新日本無線株式会社 熱しや断回路

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0234024A (ja) 1990-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4787007A (en) Output driver circuit
US5149199A (en) Temperature detection circuit used in thermal shielding circuit
US4092693A (en) Temperature sensing protection circuit for ic power chip having thermal hysteresis characteristic
JP3367699B2 (ja) 過電流保護回路
JPH02134016A (ja) 集積回路の熱シャットダウン装置
JPH0630543B2 (ja) 出力回路の異常検出報知回路
JP2826322B2 (ja) 半導体装置
JP2001242947A (ja) 安定化電源回路および安定化電源用デバイス
JP3251803B2 (ja) 過電流保護回路及び過電圧保護回路
JP2004282959A (ja) 電圧制御型駆動素子の駆動装置
JPH06260911A (ja) 誘導分を有する短絡時にトランジスタを非活動化するために使用する保護回路
JP3334324B2 (ja) 過電圧保護回路
JP5331515B2 (ja) 安定化電源回路
JP2543118B2 (ja) 過熱遮断回路
JP3249173B2 (ja) 半導体システムの保護装置
JP2692206B2 (ja) 短絡保護回路
JP6943709B2 (ja) 電源供給装置
JPS5928936B2 (ja) 光電スイッチ
US6259297B1 (en) Protection circuit for power transistor
JP2004062491A (ja) 直流安定化電源回路
JPH10145208A (ja) 電子回路装置および電圧レベル検出回路
JPS61245222A (ja) 定電圧電源回路
JPH0669732A (ja) 電力増幅回路
JPH0157807B2 (ja)
JPS587688Y2 (ja) トランジスタ増幅器の保護回路