JP2000124743A - 電流源回路 - Google Patents
電流源回路Info
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Abstract
素子を用いた電流源回路において、全体として温度依存
性のない電流源回路を提供する。 【解決手段】 電流源回路は、トランジスタQ1とトラ
ンジスタQ2とを有するカレントミラー型定電流源回路
(第1の電流源回路部)11と、第2の電流源回路部1
2と第3の電流源回路部13とを有する。第2の電流源
回路部12は、第3のバイポーラトランジスタQ3と、
コレクタとベースとが接続されたダイオードとして動作
するトランジスタQ5と、ポリシリコン製の抵抗素子R
1とが直列接続されている。第3の電流源回路部13
は、第4のバイポーラトランジスタQ4とポリシリコン
製の抵抗素子R2とが直列接続されている。抵抗素子R
1の抵抗値と抵抗素子R2の抵抗値との比率を設定する
ことにより、電流源回路の温度係数を適宜設定できる。
Description
ものであり、特に、負の温度係数を有する抵抗を持つ電
流源回路において、全体として負の温度係数を持つか、
温度依存性がなく熱暴走を防止できる電流源回路に関す
る。
る1回路例としての差動増幅回路10と、その電流源回
路20の1例を示す回路図である。差動増幅回路10
は、エミッタが共通接続された1対のNPN型バイポー
ラトランジスタQ11,Q12と負荷抵抗素子R11,
R12を有しており、トランジスタQ11,Q12のベ
ースに印加された入力信号IN1,IN2の差に応じた
信号がトランジスタQ11,Q12のコレクタに出力さ
れる。電流源回路20は差動増幅回路10に一定の電流
を提供する回路である。電流源回路20の従来の回路構
成例を図4および図5に図解する。
ポーラトランジスタQ20と、抵抗素子R20とが直列
接続された回路構成をしている。トランジスタQ20の
ベースに制御電圧VCSを印加すると、トランジスタQ2
0のコレクタからエミッタに電流I20が流れ、抵抗素子
R20において電圧降下V20=I20×R20が発生す
る。R20は抵抗器R20の抵抗値である。トランジスタ
Q20を流れる電流I20は、差動増幅回路10の1対の
トランジスタQ11,Q12それぞれのコレクタからエ
ミッタ(ノードN10)に流れ、さらに、ノードN10
を介して電流源回路20内のトランジスタQ20のコレ
クタからエミッタに流れ、抵抗素子R20を介して接地
電位に流れ込む。このように、トランジスタQ20のコ
レクタを負荷としての差動増幅回路10のトランジスタ
Q11,Q12のエミッタが共通接続されたノードN1
0に接続すれば、トランジスタQ20と抵抗素子R20
とは差動増幅回路10の定電流源回路として動作する。
ー型定電流源回路と呼ばれる電流源回路であり、負荷抵
抗素子R22と、1対のNPN型バイポーラトランジス
タQ32,Q33を有する。トランジスタQ32のコレ
クタとベースとが接続されており、トランジスタQ32
はダイオードとして機能する。トランジスタQ32のベ
ースとトランジスタQ33のベースとが共通接続されて
いる。電流源回路20Bにおいて、抵抗素子R22を介
してトランジスタQ32のコレクタからエミッタに流れ
る電流I32と値の同じ電流I33がトランジスタQ33の
コレクタからエミッタに流れる。したがって、トランジ
スタQ33のコレクタを負荷としての差動増幅回路10
のトランジスタQ11,Q12のエミッタが共通接続さ
れたノードN10に接続すれば、ノードN10からトラ
ンジスタQ33に向かって、電流I32と同じ電流I33が
流れ、安定した電流源回路として使用できる。このよう
に、図5に図解したカレントミラー型定電流源回路20
Bは、抵抗素子R22の値によって規定された一定の電
流をノードN10に提供する安定な電流源回路として動
作する。
回路20Aにおいて、抵抗素子R20を拡散抵抗素子ま
たはトランジスタの接合抵抗素子で形成した場合は、抵
抗素子R20は正の温度係数を持つ。正の温度係数と
は、温度の上昇に伴って抵抗値が増加する温度係数をい
う。なお、負の温度係数とは温度の上昇に伴って抵抗値
が低下する温度係数をいう。
で形成した場合、温度が上昇すると抵抗素子R20の抵
抗値R20が増加してトランジスタQ20のコレクタ・エ
ミッタに流れる電流、すなわち、電流I20を減少させ
る。トランジスタQ20のベース・エミッタ間電圧VBE
は、約−2mV/°Cの負の温度特性を持つ。抵抗素子
R20は正の温度係数であるが、トランジスタQ20の
温度係数より1桁程度小さい。したがって、図4に図解
した電流源回路20A全体の温度係数は負になる。この
ように、回路の温度係数が負または0の場合は、温度が
上昇しても回路は安全な方法に動作する。
リ(多結晶)シリコンで実現されることが多くなった。
ポリシリコンは負の温度係数を示すから、温度が上昇す
ると抵抗素子R20の抵抗値が低下して、トランジスタ
Q20のコレクタ・エミッタを流れる電流が増大する。
トランジスタQ20を流れる電流が増大すると抵抗素子
R20の抵抗値が低下し、トランジスタQ20を流れる
電流が益々増加する。その結果、抵抗素子R20の抵抗
値をさらに低下させる。このような現象が反復すると、
電流源回路20Aを通して差動増幅回路10のノードN
10から電流源回路20Aに過大な電流が流れる。その
結果、差動増幅回路10内のトランジスタQ11,Q1
2のコレクタ・エミッタに過大な電流が流れて、差動増
幅回路10および電流源回路20Aを破壊することがあ
る。これを熱暴走という。
子R22を拡散抵抗素子またはトランジスタの接合抵抗
素子として形成した場合は、抵抗素子R22は正の温度
係数を持つから、温度が上昇すると抵抗素子R22の抵
抗値が増加して電流I32を制限する。差動増幅回路10
のノードN10にコレクタが接続されているトランジス
タQ33を流れる電流I33はトランジスタQ32を流れ
る電流I32に等しいから、差動増幅回路10のノードN
10からトランジスタQ33に流れる電流I33も制限さ
れる。トランジスタQ32,Q33のベース・エミッタ
間電圧VBEは負の温度係数、約−2mV/°Cを持つ
が、抵抗素子R22の正の温度係数より大きいから、電
流源回路20B全体としては、負の温度係数を示し熱暴
走は起きない。
抗素子R22がポリ(多結晶)シリコンで実現されるこ
とが多くなった。ポリシリコンは負の温度係数を示すか
ら、温度が上昇すると抵抗素子R22の抵抗値が低下し
て、トランジスタQ32を流れる電流I32が増大する。
トランジスタQ32を流れる電流I32が増大するとポリ
シリコン製の抵抗素子R22の値が一層低下し、トラン
ジスタQ32を流れる電流I32が益々増加し、抵抗素子
R22の抵抗値をさらに低下させる。この動作を反復し
ていくと、トランジスタQ32を流れる電流I32は過大
になる。電流源回路20Bはカレントミラー型定電流源
回路であるから、トランジスタQ33を流れる電流I31
は、トランジスタQ32を流れる電流I33に等しく、ト
ランジスタQ32に流れる電流I32の増加は、トランジ
スタQ33に流れる電流I33の増加となる。その結果、
電流源回路20Bを通して差動増幅回路10のノードN
10に過大な電流が流れ、図4に図解した電流源回路2
0Aと同様、差動増幅回路10および電流源回路20B
が破壊するという熱暴走が起こる可能性がある。
図解した差動増幅回路10の電流源回路20として基本
的な回路構成を有する電流源回路について例示したが、
上述した電流源回路に限らず、その他の負の温度係数を
持つ抵抗素子とトランジスタとで構成される電流源回路
は、上述したと同様の問題に遭遇する。また、電流源回
路の負荷回路としては、図3に図解した差動増幅回路1
0に限らず、種々の電子回路の電流源回路として用いた
場合も上記同様である。
器、たとえば、ポリシリコンを用いて形成した抵抗素子
を有する電流源回路において、熱暴走が起きず、安定し
た電流を提供しうる電流源回路を提供することにある。
ベースとコレクタとが接続されている第1導電型の第1
のバイポーラトランジスタと、ベースが上記第1のバイ
ポーラトランジスタのベースに接続されている第1導電
型の第2のバイポーラトランジスタとを有する第1の電
流源回路部と、上記第1のバイポーラトランジスタのコ
レクタと電源端子との間に直列に接続されている第2導
電型の第3のバイポーラトランジスタと負の温度特性を
持つ第1の抵抗素子とを有する第2の電流源回路部と、
上記第2のバイポーラトランジスタのコレクタと上記電
源端子との間に直列に接続されている第2導電型の第4
のバイポーラトランジスタと負の温度特性を持つ第2の
抵抗素子とを有する第3の電流源回路とを含み、上記第
3及び第4のバイポーラトランジスタのベースには所定
の基準電圧が印加されており、上記第3のバイポーラト
ランジスタと上記第1の抵抗素子との間又は上記第4の
バイポーラトランジスタと上記第2の抵抗素子との間に
ゲートとコレクタとが接続された第2導電型の第5のバ
イポーラトランジスタが設けられており、上記第2のバ
イポーラトランジスタと上記第4のバイポーラトランジ
スタとの接続中点に出力電流を供給する。
記第1の抵抗素子の抵抗値R1 と上記第2の抵抗素子の
抵抗値R2 の比率R1 /R2 は、所定の値以下に設定さ
れている。
トランジスタはPNP型バイポーラトランジスタであ
り、上記第2導電型のバイポーラトランジスタはNPN
型バイポーラトランジスタであり、上記第1及び第2の
抵抗素子はポリシリコン抵抗である。
について述べる。本発明の電流源回路は種々の回路にお
いて一定の電流を提供する定電流源回路として使用され
るが、本実施の形態においては、図3に図解した差動増
幅回路10の電流源回路として好適な実施の形態を例示
する。
電流源回路1を図解する図である。電流源回路1は、図
3に図解した差動増幅回路10の定電流源回路として使
用できる。電流源回路1は、ベースが共通接続された1
対のPNP型バイポーラトランジスタQ1,Q2と、ベ
ースに基準電圧Vref が印加されている1対のNPN型
バイポーラトランジスタQ3,Q4と、コレクタとベー
スが接続されてダイオードとして機能するNPN型バイ
ポーラトランジスタ(以下、ダイオードとも言う)Q5
と、ポリシリコンで形成した第1の抵抗素子R1と、ポ
リシリコンで形成した第2の抵抗素子R2を有する。ト
ランジスタQ2のコレクタとトランジスタQ4のコレク
タとの共通接続点(これをノードN1という)が差動増
幅回路10のトランジスタQ11,Q12のエミッタが
共通接続されているノードN10に接続される。
接続されており、トランジスタQ1のベースとトランジ
スタQ2のベースとが共通接続されている。すなわち、
トランジスタQ1とトランジスタQ2とはカレントミラ
ー型定電流源回路を構成しており、第1の電流源回路部
11と呼ぶ。
第1の電流源回路部11の下部に、第1の電流源回路部
11の一方の負荷回路として、トランジスタQ3,Q
5、抵抗素子R1が接続され、および、他方の負荷回路
として、トランジスタQ4および抵抗素子R2が接続さ
れている。
回路は、図4に図解した電流源回路と同等の回路であ
る。したがって、トランジスタQ4と抵抗素子R2とを
組み合わせた直列回路も電流源回路を構成しており、第
1の電流源回路部11の電流源回路である。トランジス
タQ4と抵抗素子R2との直列回路を第3の電流源回路
部13と呼ぶ。
抵抗素子R1との回路も、第1の電流源回路部11の電
流源回路を構成しており、トランジスタQ3とダイオー
ドQ5と抵抗素子R1との直列回路を第2の電流源回路
部12と呼ぶ。
れたノードN1からトランジスタQ4のコレクタ・エミ
ッタに流れる電流I4 の値を考察する。電流I4 は下記
式で規定される。
タ間の温度係数は(換言すれば、バイポーラトランジス
タの接合部分の温度係数は)約−2mV/°Cであり、
ポリシリコン製の抵抗素子R1,R2それぞれの温度係
数を4200ppmであるとする。ある温度Tにおけ
る、このような温度係数を考慮した電流I4(T)は下記式
で規定される。
トランジスタQ3と、ダイオード(トランジスタ)Q5
との2つの接合部分が存在するので、トランジスタQ4
だけの第3の電流源回路部13の2倍の温度変化ΔTの
影響を受ける。そのため、式2の右辺、2項の分子は2
×ΔTとしている。
か負の温度係数である必要がある。すなわち、下記式が
成立しなければならない。
る。
ラトランジスタのベース・エミッタ間の温度係数は約−
2mV/°Cであり、抵抗素子R1,R2それぞれの温
度係数を4200ppmとし、25°Cにおけるバイポ
ーラトランジスタのベース・エミッタ間電圧(接合電
圧)VBE≒0.7Vとして、トランジスタQ3,Q4の
ベースに印加される基準電圧Vre f =2.4Vとした
時、温度T=25°Cにおける電流I4(25) と、温度T
=75°Cにおける電流I4(75) を求める。
める。
式8の条件に設定すると、電流源回路1は負の温度係数
を持ち、熱暴走は起きない。なお、式8の右辺の値1.62
8 は、バイポーラトランジスタのベース・エミッタ間の
温度係数、抵抗素子R1,R2の温度係数、バイポーラ
トランジスタのベース・エミッタ間電圧(接合電圧)V
BE、トランジスタQ3,Q4のベースに印加される基準
電圧Vref 、評価温度などの条件によって、異なるが、
トランジスタとしてバイポーラトランジスタを用い、抵
抗素子R1,R2をポリシリコンで作製した場合は、式
8の所定値は、ほぼ1.6程度となる。
解した電流源回路20Aとの比較評価を行う。バイポー
ラトランジスタのベース・エミッタ間の温度係数は約−
2mV/°Cであり、抵抗素子R1,R2それぞれの温
度係数を4200ppmとし、25°Cにおけるバイポ
ーラトランジスタのベース・エミッタ間電圧(接合電
圧)VBE≒0.7Vとして、基準電圧Vref =2.4V
とした。図1における抵抗素子R1の抵抗値をR1 =7
0KΩ、抵抗素子R2の抵抗値をR1 =50KΩとし
た。したがって、R1 /R2 =1.4(≦ 1.62)であ
る。図4における抵抗素子R20の抵抗値をR20=90
KΩとした。上記条件において、温度T=25°Cと温
度T=75°Cにおける、図4の電流源回路20Aと図
1の電流源回路1の、差動増幅回路10のノードN10
に流れる電流を計算した。
電流変化はなく、温度依存性がほとんどなく、安定な電
流源回路として動作する。また、図1の電流源回路1
は、幾分、負の温度係数を示す。したがって、熱暴走は
起きない。
%程度の電流変化があり、図1の電流源回路より温度依
存性が大きく、正の温度係数を示している。
て、R1 /R2 ≦ 1.628の条件を満足させて、抵抗素子
R1の抵抗値R1 と抵抗素子R2の抵抗値R2 を適切に
選択することにより、図1に図解した電流源回路1を負
の温度係数を持つ回路とすることができる。
ンなどの負の温度係数を有する抵抗素子を用いて電流源
回路を構成した場合でも、抵抗素子の値を適切に設定す
ることにより、負〜0の温度係数を示す電流源回路を提
供できる。また、抵抗素子をポリシリコンで形成した場
合は、差動増幅回路などの電流を供給する相手の回路と
ともに、集積回路として形成することができる。
電流源回路1Aを図解する図である。電流源回路1A
も、図1に図解した電流源回路1と同様、図3に図解し
た差動増幅回路10の電流源回路20として使用する。
図解した電流源回路1に類似しているが下記の構成をし
ている。すなわち、電流源回路1Aは、PNP型バイポ
ーラトランジスタQ1とPNP型バイポーラトランジス
タQ2とでカレントミラー型定電流源回路を構成してい
る第1の電流源回路部11と、NPN型バイポーラトラ
ンジスタQ3と抵抗素子R1Aとの直列回路であり図4
と同等の電流源回路を構成している第2の電流源回路部
12Aと、NPN型バイポーラトランジスタQ4とNP
N型バイポーラトランジスタQ6と抵抗素子R2Aとの
直列回路であり第2の電流源回路部12と同等の電流源
回路を構成している第3の電流源回路部13Aとを有す
る。トランジスタQ6はコレクタとベースとが接続され
ているから、ダイオードとして動作する。
電流源回路1における第2の電流源回路部12と第3の
電流源回路部13との位置が逆になっている。すなわ
ち、図1に図解した第2の電流源回路部12におけるト
ランジスタ(ダイオード)Q5が削除されて、図1の第
3の電流源回路部13にトランジスタ(ダイオード)Q
6が追加されている。そのため、図1の抵抗素子R1と
同じ抵抗値の抵抗素子R2Aが第3の電流源回路部13
Aに設けられ、図1の第3の電流源回路部13の抵抗素
子R2と同じ抵抗値の抵抗素子R1Aが第2の電流源回
路部12Aに設けられている。
れたノードN1に流れ込む電流IN1を考察する。電流I
N1は図1に図解した電流源回路1における考察と同様、
式1と同様、下記式9で規定される。
N1からノードN10に電流I2 が流れる。すなわち、
第2の電流源回路部12と第3の電流源回路部13との
位置を逆にしたので、電流源回路1AのノードN1から
ノードN10に電流I2 が流れるという電流の向きの相
違がある。
度変化があった場合の考察は、式2〜式8を参照して、
図1の電流源回路1について考察したものと同様であ
る。図2の電流源回路1Aにおいても、温度T1と温度
T2における電流IN1(電流I2 )について下記式が成
立する。
値を式10の条件に設定すると、電流源回路1Aは負の
温度係数を持ち、熱暴走は起きない。すなわち、図2の
電流源回路1Aも温度依存性がほとんどなく、安定な電
流源回路として動作する。
図解した電流源回路1Aにおいて、トランジスタQの導
電性を図解と逆にすることができる。その他、本発明の
電流源回路の実施に則しては、実施の形態として例示し
た図1および図2の電流源回路の種々の変形態様をとる
ことができる。
抵抗素子を用いて電流源回路を構成した場合でも、抵抗
素子の値を適切に設定することにより、負〜0の温度係
数を示す電流源回路を提供できる。
で形成した場合は、差動増幅回路などの電流を供給する
相手の回路とともに、集積回路として形成することがで
きる。
の電流源回路の回路構成図である。
の電流源回路の回路構成図である。
例としての差動増幅回路と電流源回路との接続関係を示
す回路図である。
である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】ベースとコレクタとが接続されている第1
導電型の第1のバイポーラトランジスタと、ベースが上
記第1のバイポーラトランジスタのベースに接続されて
いる第1導電型の第2のバイポーラトランジスタとを有
する第1の電流源回路部と、 上記第1のバイポーラトランジスタのコレクタと電源端
子との間に直列に接続されている第2導電型の第3のバ
イポーラトランジスタと負の温度特性を持つ第1の抵抗
素子とを有する第2の電流源回路部と、 上記第2のバイポーラトランジスタのコレクタと上記電
源端子との間に直列に接続されている第2導電型の第4
のバイポーラトランジスタと負の温度特性を持つ第2の
抵抗素子とを有する第3の電流源回路とを含み、上記第
3及び第4のバイポーラトランジスタのベースには所定
の基準電圧が印加されており、上記第3のバイポーラト
ランジスタと上記第1の抵抗素子との間又は上記第4の
バイポーラトランジスタと上記第2の抵抗素子との間に
ゲートとコレクタとが接続された第2導電型の第5のバ
イポーラトランジスタが設けられており、上記第2のバ
イポーラトランジスタと上記第4のバイポーラトランジ
スタとの接続中点に出力電流を供給する電流源回路。 - 【請求項2】上記第1の抵抗素子の抵抗値R1 と上記第
2の抵抗素子の抵抗値R2 の比率R 1 /R2 は、所定の
値以下である請求項1記載の電流源回路。 - 【請求項3】上記第1の導電型のバイポーラトランジス
タはPNP型バイポーラトランジスタであり、上記第2
導電型のバイポーラトランジスタはNPN型バイポーラ
トランジスタであり、上記第1及び第2の抵抗素子はポ
リシリコン抵抗である請求項1又は2記載の電流源回
路。
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CN108646846A (zh) * | 2018-06-29 | 2018-10-12 | 苏州锴威特半导体有限公司 | 一种零温漂电流偏置电路 |
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