JPH06119027A - Nc加工用プログラム作成装置 - Google Patents

Nc加工用プログラム作成装置

Info

Publication number
JPH06119027A
JPH06119027A JP4263614A JP26361492A JPH06119027A JP H06119027 A JPH06119027 A JP H06119027A JP 4263614 A JP4263614 A JP 4263614A JP 26361492 A JP26361492 A JP 26361492A JP H06119027 A JPH06119027 A JP H06119027A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
machining program
piece
data
program
micro joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4263614A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3077415B2 (ja
Inventor
Kazuo Kobayashi
一夫 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP04263614A priority Critical patent/JP3077415B2/ja
Publication of JPH06119027A publication Critical patent/JPH06119027A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3077415B2 publication Critical patent/JP3077415B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Abstract

(57)【要約】 【目的】予め登録された単品加工用プログラムがミクロ
ジョイントデータを含んでいない場合においても、加工
品が被加工体から自然落下することが無い多数個取り加
工用プログラムを作成すること。 【構成】指定された加工品に対応する単品加工用プログ
ラムに従って、該加工品の形状を設定された配置位置と
個数に基づいて表示画面に表示する。表示された複数の
加工品の加工順序と、各加工品の加工開始位置とが指定
されると、各加工品の加工経路の末尾にミクロジョイン
トデータが設定されているかを判断する。設定されてい
れば、現在の加工品の加工経路と次の加工品の加工経路
とを連結する連結データを作成して多数個取り加工用プ
ログラムを自動作成し、設定されていなければ、表示画
面にメッセージを表示してオペレータにミクロジョイン
トデータの設定が必要か否かを判断させたる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、予め登録しておいた複
数種の単品加工用プログラムを利用して、被加工体から
複数の加工品を加工するための多数個取り加工用プログ
ラムを作成するNC加工用プログラム作成装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばワイヤ放電加工機の加工用
プログラム作成装置は、オペレータがマウス等を操作し
て、画面上で作図を行って加工品の形状を描き、描いた
図形の外形を一筆書きすると、加工開始点から加工終了
点までの加工経路をコード化して、単品加工用プログラ
ムを作成していた。そして、一つの被加工体から複数の
加工品を加工する場合に必要な多数個取り加工用プログ
ラムを作成するときには、オペレータは加工品毎に上記
操作を行う必要があった。
【0003】このような繰り返し操作は煩雑であるの
で、最近では、次のような加工経路の自動設定技術が考
えられている。この加工経路の自動設定技術によれば、
メモリには予め単独の加工品を加工するための単品加工
用プログラムが加工品毎に記憶されている。そして、オ
ペレータがマウス等を操作してディスプレイの画面上か
ら所望の単品加工用プログラムを選択し、選択した加工
品の被加工体上における配置位置を指定すると、該メモ
リ内の単品加工用プログラムに基づいて、エディタ画面
上の所定の位置に加工品の図形が配置され表示される。
その後、これらの表示図形を最短経路で加工するための
演算処理が行われ、被加工体を最短加工経路で加工する
ための多数個取り加工用プログラムが作成される。この
ような技術については、例えば特開昭62―69301
号に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
加工経路の自動設定技術では、多数個取り加工用プログ
ラムを作成するために用いられるソフトウエアが複雑か
つ膨大な大きさとなるという問題があった。
【0005】また、上述のようにして最短加工経路を自
動的に求めることによって作成された多数個取り加工用
プログラムを用いて加工を行うと、次のような不具合が
生じる。各加工品の単品加工用プログラムには、加工品
が被加工体から完全に切り離されて自然落下するのを防
止するために、加工品と被加工体とを部分的に接続して
おくためのミクロジョイントデータが、既に含まれてい
る場合と、含まれてない場合とがある。従って、単品加
工用プログラムを単に組み合わせて作成された多数個取
り加工用プログラムによって加工を行うと、ミクロジョ
イントデータを持たない加工用プログラムにより加工さ
れた加工品は、被加工体から自然落下してしまう。
【0006】本発明は、上述の問題点を鑑みてなされた
ものであり、選択された複数の単品加工用プログラムに
基づいて、被加工体から複数の加工品を加工する多数個
取り加工用プログラムを自動作成するときに、ミクロジ
ョイントデータを持たない単品加工用プログラムが存在
する場合には、オペレータに報知することができ、必要
に応じてオペレータがミクロジョイントデータを新たに
設定できるNC加工用プログラム作成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】本発明の別の目的は、選択された複数の単
品加工用プログラムに基づいて、被加工体から複数の加
工品を加工する多数個取り加工用プログラムを自動作成
するときに、ミクロジョイントデータを持たない単品加
工用プログラムが存在する場合には、自動的にミクロジ
ョイントデータを作成することが可能なNC加工用プロ
グラム作成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1のNC加工用プログラム作成装置は、図1
に実線で示すように、予め登録しておいた複数種の単品
加工用プログラムを利用して、被加工体から複数の加工
品を加工する多数個取り加工用プログラムを作成するN
C加工用プログラム作成装置であって、複数種の加工品
に対応して作成された各々の単品加工用プログラムを記
憶する記憶手段と、所望の加工品の単品加工用プログラ
ムを選択するための選択手段と、加工品の被加工体上に
おける配置位置を設定するための配置位置設定手段と、
前記選択手段により選択された単品加工用プログラムが
ミクロジョイントデータを有するか否かを、判断する判
断手段と、その判断手段がミクロジョイントデータが有
ると判断したとき、その単品加工用プログラムと次の単
品加工用プログラムとを、前記配置位置設定手段により
設定された配置位置に基づいて連結する連結手段と、前
記判断手段がミクロジョイントデータが無いと判断した
とき、その単品加工用プログラムがミクロジョイントデ
ータを持たないことを作業者に報知し、必要に応じてミ
クロジョイントデータを新たに設定可能にするための報
知手段とを備えている。
【0009】また、請求項2のNC加工用プログラム作
成装置は、図1に破線で示すように、請求項1の連結手
段を第一連結手段とし、請求項1の報知手段に代えて、
判断手段がミクロジョイントデータが無いと判断したと
き、自動的にミクロジョイントデータを作成して、その
単品加工用プログラムに、ミクロジョイントデータを追
加した後、次の単品加工用プログラムを配置位置設定手
段により設定された配置位置に基づいて連結する第二連
結手段を備えている。
【0010】
【作用】上記構成を有する請求項1の発明では、記憶手
段が、複数種の加工品の各々について、予め登録された
単品加工用プログラムを記憶し、選択手段が、記憶手段
に記憶された所望の加工品の単品加工用プログラムを選
択し、配置位置設定手段が、加工品の被加工体上におけ
る配置位置を設定する。そして、判断手段が、その単品
加工用プログラムがミクロジョイントデータを有するか
否かを判断し、ミクロジョイントデータが有ると判断し
たとき、連結手段が、その単品加工用プログラムと次の
単品加工用プログラムとを、配置位置設定手段により設
定された配置位置に基づいて連結し、ミクロジョイント
データが無いと判断したとき、報知手段が、オペレータ
にミクロジョイントデータが無いことを報知する。従っ
て、オペレータは、必要に応じてミクロジョイントデー
タを新たに設定することができる。
【0011】又、請求項2の発明では、判断手段が、そ
の単品加工用プログラムがミクロジョイントデータを有
するか否かを判断し、ミクロジョイントデータが有ると
判断したとき、第1連結手段が、その単品加工用プログ
ラムと次の単品加工用プログラムとを、配置位置設定手
段により設定された配置位置に基づいて連結し、ミクロ
ジョイントデータが無いと判断したとき、第2連結手段
が、自動的にミクロジョイントデータを作成して、その
単品加工用プログラムに、ミクロジョイントデータを追
加した後、次の単品加工用プログラムを配置位置設定手
段により設定された配置位置に基づいて連結する。
【0012】
【実施例】以下、本発明をワイヤ放電加工機のための加
工プログラム作成装置に具体化した第1実施例を図面に
基づいて説明する。
【0013】図2は、本実施例の加工プログラム作成装
置の全体構成を示す斜視図である。図2において、プロ
グラム作成装置は、プログラムを作成する演算装置1
と、加工品に対応した図形を表示する図形表示装置3
と、図形を識別するコード番号,加工品の個数等を入力
するためのキーボード5と、図形表示装置3に表示され
た図形の特定、加工開始位置の入力、ミクロジョイント
の設定等を行うためのマウス7と、演算装置1により作
成されたNCプログラムをNCテープに穿孔するNCテ
ープパンチャ9とから構成される。尚、キーボード5及
びマウス7が本発明の選択手段及び配置位置設定手段に
相当する。
【0014】演算装置1の主部は、図3に示すように、
CPU11,ROM13,RAM15,入出力回路17
及びバスライン19などから構成され、入出力回路17
には、上記図形表示装置3,キーボード5,マウス7及
びNCテープパンチャ9が接続されると共に、該演算装
置1に内蔵されたハードディスク装置21と、フロッピ
ディスク装置23とが接続されている。これらのハード
ディスク装置21及びフロッピディスク装置23は、演
算装置1により作成された加工用NCプログラムを記憶
する。
【0015】尚、該プログラム作成装置とNC装置とし
てのワイヤ放電加工機とを接続して、NC装置に加工用
NCプログラムを伝送することもできる。この場合に
は、通信回路25が用いられ、プログラム作成装置とN
C装置とは、該通信回路25を介して接続されている。
【0016】このように構成されたプログラム作成装置
は、単品登録モードと複数品登録モードとを有してい
る。単品登録モードは、単一の加工品を加工する単品加
工用プログラムを作成するモードであり、複数品登録モ
ードは、複数の加工品を加工する多数個取り加工用プロ
グラムを作成するモードである。
【0017】単品登録モードでは、オペレータは、キー
ボード5またはマウス7から、加工すべき各加工品毎
に、該加工品の図形と加工経路とを入力する。すると、
それらのデータに基づいて単品加工用プログラムがハー
ドディスク装置21等に記憶される。
【0018】次に、複数品登録モードでは、オペレータ
は、キーボード5またはマウス7から加工品の種類と配
置と個数を指定入力する。すると、指定された加工品に
対応する単品加工用プログラムがハードディスク装置2
1等から読み出され、かつ図形データ及び加工経路デー
タに展開されてRAM15に記憶され、図形表示装置3
には、該加工品の形状が指定された個数だけ配置して表
示される。従って、ハードディスク装置21が記憶手段
に相当する。
【0019】そして、オペレータがマウス7等により、
図形表示装置3に表示された複数の加工品の加工順序
と、各加工品の加工開始位置とを指定すると、演算装置
1が、該指定に基づいて、該配置された複数の加工品の
各々について、指定された加工開始位置へ位置決めし、
展開されている加工経路データにしたがって加工を実行
し、加工終了点で加工を終了する動作を、指定された加
工順に行うためのプログラムを自動作成する。この時、
各加工品の加工経路データの中にミクロジョイントが存
在しない時、演算装置1はプログラム作成動作を中断
し、図形表示装置3にミクロジョイントデータが無いこ
とを示すメッセージを表示させる。従って、オペレータ
は、必要に応じてミクロジョイントデータを新たに設定
することができる。
【0020】以下、図4,5を参照して、本実施例の動
作について、詳細に説明する。
【0021】まず、図4に示す単品登録処理について説
明する。電源を投入すると、図形表示装置3にはメニュ
ー画面が表示される。オペレータは、キーボード5のカ
ーソルキーまたはマウス7を操作して、単品登録モード
を選択し、ステップS1において、キーボード5および
マウス7を操作して、一つの加工品の図形データを作成
する。CPU11は、その図形データをRAM15に記
憶させると共に、図形表示装置3の表示画面上に作図を
行ない、1つの加工品の図形を表示させる。
【0022】次に、ステップ2において、オペレータが
図6に示すように、図形表示装置3の表示画面上に作図
された図形上の加工開始点Sにマウス7を合わせて、そ
の位置から矢印にしたがって該図形要素をマウス7で指
定して加工経路の一筆書きを行う。CPU11は、該図
形に対応する加工品の加工経路を表すデータを作成し
て、RAM15に記憶させると共に、図形表示装置3の
表示画面上に一筆書きを強調表示する。この状態でマウ
ス7により加工経路上の任意の箇所と長さを指定するこ
とにより、その2点間については加工を行なわないミク
ロジョイントを設定することができる。一般的に、ミク
ロジョイントデータは、加工経路の末尾に設定される。
【0023】次に、ステップS3では、CPU11は、
該加工品の図形を表す図形データと加工経路を表す加工
経路データとを用いて、該加工品を加工するための単品
加工用プログラムを作成する。作成された単品加工用プ
ログラムは、オペレータによりプログラム名が付けられ
て、ハードディスク装置21等に記憶される。
【0024】次に、ステップS4において、単品登録モ
ードを抜けるために、別のモードが選択されたか否かを
判断する。別の単品加工用プログラムを作成して登録す
る場合には(ステップS4:NO)、再び、ステップS
1に戻って、上記動作を繰り返す。一方、別のモードが
選択された場合には(ステップS4:YES)、この登
録処理を終了する。
【0025】次に、図5を参照して、複数品登録処理に
ついて説明する。
【0026】まず、オペレータは、キーボード5のカー
ソルキーあるいはマウス7を操作して、複数品登録モー
ドを選択する。すると、CPU11は、ステップS11
において、上記単品登録処理により登録した全ての単品
加工用プログラムのプログラム名を図形表示装置3に表
示させる。このとき、画面上に表示されていないプログ
ラム名は、スクロール操作により表示することができ
る。次に、オペレータは、マウス7等を操作して、所望
のプログラム名を選択する。すると、CPU11は、ハ
ードディスク21等から該当する単品加工用プログラム
を読出し、図形データ及び加工経路データに展開してR
AM15に記憶すると共に、図形及び加工経路を図形表
示装置3に表示する。
【0027】次に、ステップS12では、オペレータが
図形表示装置3の画面を見ながら、画面に表示された一
つの加工品の図形を所望の位置に移動等させて配置する
操作を行なう。この移動の他に、図形の回転及び反転が
可能である。このような操作により、CPU11は、所
望の位置に加工品の図形を配置して表示させる。更に、
図形表示装置3の画面に同一の図形を3個以上連続的に
配置する場合には、オペレータは、先ず最初の2個の図
形の配置位置をマニュアル操作によって指定する。次
に、図形の個数を入力すると、CPU11は、該図形を
最初の2個の移動間隔及び移動方向で、入力された個数
だけ複製して連続的に配置して表示させる。また、配置
後に移動や回転も自由にできるので、所望の位置に加工
品を配置することができる。
【0028】次に、別の加工品を読出し配置する場合に
は、図示しないメニューキーを操作して(ステップS1
3:YES)、ステップS11に戻り、上記単品加工用
プログラムのプログラム名を図形表示装置3に表示さ
せ、別の加工品の配置及び個数の入力処理が繰り返され
る。一方、他に加工品の配置を行わない場合には(ステ
ップS13:NO)、ステップS14に進む。図7に、
オペレータにより選択された3種類の図形A,B,Cが
表示された例を示す。このとき、図形Aはミクロジョイ
ントデータを有しておらず、図形B,Cはミクロジョイ
ントデータを有しているものとする。ステップS14で
は、オペレータは、マウス7等により、加工順序に従っ
て複数の加工品の各々について、加工開始位置を指定す
る。CPU11は、図8に示すように、加工開始位置を
表す○印と加工順を表す数字とを図形表示装置3に表示
させる。
【0029】次に、CPU11は、各加工品の指定され
た加工開始位置及び加工の順番を確定してよいかどうか
を問い合わせるメッセージを図形表示装置3に表示させ
る。オペレータは指定を変更しない場合には、Yキーを
押圧し、指定を変更する場合には、Nキーを押圧する。
ステップS15において、CPU11は、いずれのキー
が押圧されたかを判別する。Yキーが押圧された場合に
は、ステップS16に進むが、Nキーが押圧された場合
には、ステップS14に戻り、指定処理が繰り返され
る。
【0030】続いて、ステップS16,S17,S1
8,S19において、選択された全ての加工品を順次加
工するための多数個取り加工用の加工経路データ作成処
理が実行される。ステップS16においてCPU11
は、確定された加工の順番に従って最初の加工品から順
次、各加工品の加工経路データを加工開始位置から加工
終了位置に向かって辿っていく。そして、その加工品の
加工経路の末尾にミクロジョイントデータが存在するか
否かを判断し、ミクロジョイントデータが存在するとき
は、ステップS18へ進む。そして、現在の加工品の加
工終了位置、即ち、ミクロジョイントデータの開始位置
から次の加工品の加工開始位置へ被加工体を位置決めす
るための連結データを作成して、二つの加工品の加工経
路データ中に挿入する。このとき現在の加工品の加工終
了位置においてワイヤを切断するための切断指令が設定
され、次の加工品の加工開始位置においてワイヤを結線
するための結線指令が設定される。
【0031】一方、ステップS16においてミクロジョ
イントデータがないと判断されたときには、CPU11
はステップS17において図形表示装置3にメッセージ
を表示させ、オペレータに報知する。ミクロジョイント
が必要ならオペレータは、ミクロジョイントの箇所と長
さをキーボード5およびマウス7により設定する。CP
U11は、加工経路データの指定された箇所にミクロジ
ョイントデータを挿入し、図形表示装置3に表示させ
る。図9に加工品Aの加工経路の末尾にミクロジョイン
トP1が設定されたときの表示状態を示す。一方、ミク
ロジョイントが不要ならオペレータは、マウス7により
処理の続行を指示する。この後、ステップS18へ進み
上述した処理が実行される。
【0032】次に、ステップS19において、CPU1
1は、図形表示装置3に表示された全ての加工品につい
て、上記ステップS16,S17,S18の処理が完了
したか否かを判別する。全て完了していれば、ステップ
S19に進むが、そうでなければ、ステップS16に戻
って次の加工品について上述の多数個取り加工用の加工
経路データ作成処理を行う。全部品について、完了した
場合には(ステップS19:YES)、ステップS20
において、CPU11は、多数個取り加工用の加工経路
データと図形データとに基づいてコード化処理を行なっ
て、図形表示装置3に表示されている各加工品を被加工
体から作成するための多数個取り加工用プログラムを作
成する。尚、ステップS16の処理が判断手段、S17
の処理及び図形表示装置3が報知手段、S18の処理が
連結手段に相当する。
【0033】このようにして、配置された複数の加工品
を加工する際の加工経路を図10に示す。ワイヤの結線
は、加工順番が1番である図形B1の加工開始位置であ
る孔H1で行われる。加工は孔H1から図形B1の加工
終了位置iまで矢印に沿って点a,点b,点c,点d,
点e,点f,点g,点hを経由して行われる。そして、
点iでワイヤは切断される。点iと点aとの間はミクロ
ジョイントである。次に、被加工体は、加工順番が2番
である図形B2の加工開始位置である孔H2がワイヤの
位置に合致するよう移動される。そして、孔H2でワイ
ヤが結線され、孔H2から図形B2の加工終了位置jま
で加工され、点jにおいてワイヤが切断され、以降、図
形C,図形A1,図形A2の順に矢印に従って加工が行
われる。
【0034】以上のように、本実施例によれば、加工品
の加工精度を考慮したNCプログラムを予めメモリに記
憶しておき、メモリから必要な加工品のNCプログラム
を読み出して、加工品の図形を表す図形データと加工経
路データとに展開し、画面上に配置し、加工順序に従っ
て加工品毎の加工開始位置を指定することにより、配置
された全ての加工品を加工するためのNCプログラムを
自動作成できる。この時、ミクロジョイントがない加工
品に対しては、オペレータに報知するので、必要ならミ
クロジョイントを設定することができる。
【0035】尚、複数部品について加工経路を設定した
多数個取り加工用プログラムを、幾種類か作成し、それ
ぞれを次の世代では、単一加工品として読出し配置する
ことができる。これにより、多数の加工品を組み合わせ
て入れ子(ネスチング)にした複雑な多数個取り加工用
プログラムを簡単に作成することができる。
【0036】次に、本発明の第2実施例について図11
に基づいて説明する。本実施例は、単品加工用プログラ
ムがミクロジョイントデータを有しないときに、自動的
にミクロジョイントデータを作成するものである。図1
1のフローチャートのステップS31乃至S36とS3
8乃至S40とは、図5のフローチャートのステップS
11乃至S16とS18乃至S20同一である。即ち、
ステップS37のみが異なるため、このステップの説明
のみを行なう。
【0037】ステップS36においてミクロジョイント
データがないと判断されたときには、CPU11はステ
ップS37において、その加工品の加工経路の末尾に1
mmのミクロジョイントデータを設定する。尚、その加
工品の最終加工経路が1mm以下の場合には、ミクロジ
ョイントの長さは、最終加工経路長と同じ長さに設定さ
れる。図9に加工品Aの加工経路の末尾にミクロジョイ
ントP1が設定されたときの表示状態を示す。このとき
加工品Aの最終加工経路Lは、1mmよりも長い。この
ようにしてミクロジョイントデータが設定された後、S
38に進み連結処理を実行する。従って、上記ステップ
S38が第1の連結手段に相当し、ステップS37とス
テップS38とが第2の連結手段に相当する。
【0038】上述した第2実施例によれば、単品加工用
プログラムがミクロジョイントデータを有していない場
合においても、ミクロジョイントデータが自動的に設定
され、加工品が被加工体から自然落下しない多数個取り
加工用プログラムが作成される。
【0039】本発明は、上述した実施例に限定されるも
のではなく、その趣旨を変更しない範囲において種々の
変更を加えることができる。上記実施例においては、ワ
イヤ放電加工機用の加工プログラム作成装置について説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、プ
ラズマ加工機、レーザ加工機等のNC加工機の加工プロ
グラム作成装置に適用することができる。
【0040】
【発明の効果】上述したように、請求項1の発明では、
判断手段が、選択された単品加工用プログラムがミクロ
ジョイントデータを有するか否かを判断し、ミクロジョ
イントデータが有ると判断したとき、連結手段が、その
単品加工用プログラムと次の単品加工用プログラムと
を、配置位置設定手段により設定された配置位置に基づ
いて連結し、ミクロジョイントデータが無いと判断した
とき、報知手段が、オペレータにミクロジョイントデー
タが無いことを報知する。
【0041】この結果、予めミクロジョイントを定めて
単品加工用プログラムを登録しておけば、単品加工用プ
ログラムに基づいて多数個取り加工用プログラムを自動
的に作成することができる。また、ミクロジョイントデ
ータを有しない単品加工用プログラムの存在が報知され
るので、オペレータは必要に応じて直接ミクロジョイン
トデータを設定して加工品が被加工体から自然落下する
のを未然に防止することができる。
【0042】又、請求項2の発明では、判断手段が、そ
の単品加工用プログラムがミクロジョイントデータを有
するか否かを判断し、ミクロジョイントデータが有ると
判断したとき、第1連結手段が、その単品加工用プログ
ラムと次の単品加工用プログラムとを、配置位置設定手
段により設定された配置位置に基づいて連結し、ミクロ
ジョイントデータが無いと判断したとき、第2連結手段
が、自動的にミクロジョイントデータを作成して、その
単品加工用プログラムに、ミクロジョイントデータを追
加した後、次の単品加工用プログラムを配置位置設定手
段により設定された配置位置に基づいて連結する。
【0043】この結果、単品加工用プログラムがミクロ
ジョイントデータを有していない場合においても、加工
品が被加工体から自然落下することの無い多数個取り加
工用プログラムを自動的に作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例のプログラム作成装置の全体構成を示
す斜視図である。
【図3】本実施例の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図4】単品登録モードの動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】複数品登録モードの第1実施例の動作を示すフ
ローチャートである。
【図6】単品登録モードにおける加工経路の設定状況の
説明図である。
【図7】複数品登録モードにおける図形配置状況の説明
図である。
【図8】複数品登録モードにおける加工順序設定状況の
説明図である。
【図9】ミクロジョイントの設定状況の説明図である。
【図10】多数個取り加工用プログラムの加工経路の説
明図である。
【図11】複数品登録モードの第2実施例の動作を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 演算装置 3 図形表示装置 5 キーボード 7 マウス 9 NCテープパンチャ 11 CPU 13 ROM 15 RAM 21 ハードディスク装置 23 フロッピディスク装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め登録しておいた複数種の単品加工用
    プログラムを利用して、被加工体から複数の加工品を加
    工する多数個取り加工用プログラムを作成するNC加工
    用プログラム作成装置であって、 複数種の加工品に対応して作成された各々の単品加工用
    プログラムを記憶する記憶手段と、 所望の加工品の単品加工用プログラムを選択するための
    選択手段と、 加工品の被加工体上における配置位置を設定するための
    配置位置設定手段と、 前記選択手段により選択された単品加工用プログラムが
    ミクロジョイントデータを有するか否かを、判断する判
    断手段と、 その判断手段がミクロジョイントデータが有ると判断し
    たとき、その単品加工用プログラムと次の単品加工用プ
    ログラムとを、前記配置位置設定手段により設定された
    配置位置に基づいて連結する連結手段と、 前記判断手段がミクロジョイントデータが無いと判断し
    たとき、その単品加工用プログラムがミクロジョイント
    データを持たないことを作業者に報知し、必要に応じて
    ミクロジョイントデータを新たに設定可能にするための
    報知手段と、 を備えたことを特徴とするNC加工用プログラム作成装
    置。
  2. 【請求項2】 予め登録しておいた複数種の単品加工用
    プログラムを利用して、被加工体から複数の加工品を加
    工する多数個取り加工用プログラムを作成するNC加工
    用プログラム作成装置であって、 複数種の加工品に対応して作成された各々の単品加工用
    プログラムを記憶する記憶手段と、 所望の加工品の単品加工用プログラムを選択するための
    選択手段と、 加工品の被加工体上における配置位置を設定するための
    配置位置設定手段と、 前記選択手段により選択された単品加工用プログラムが
    ミクロジョイントデータを有するか否かを、判断する判
    断手段と、 その判断手段がミクロジョイントデータが有ると判断し
    たとき、その単品加工用プログラムと次の単品加工用プ
    ログラムとを、前記配置位置設定手段により設定された
    配置位置に基づいて連結する第一連結手段と、 前記判断手段がミクロジョイントデータが無いと判断し
    たとき、自動的にミクロジョイントデータを作成して、
    その単品加工用プログラムに、ミクロジョイントデータ
    を追加した後、次の単品加工用プログラムを前記配置位
    置設定手段により設定された配置位置に基づいて連結す
    る第二連結手段と、 を備えたことを特徴とするNC加工用プログラム作成装
    置。
JP04263614A 1992-10-01 1992-10-01 Nc加工用プログラム作成装置 Expired - Fee Related JP3077415B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04263614A JP3077415B2 (ja) 1992-10-01 1992-10-01 Nc加工用プログラム作成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04263614A JP3077415B2 (ja) 1992-10-01 1992-10-01 Nc加工用プログラム作成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06119027A true JPH06119027A (ja) 1994-04-28
JP3077415B2 JP3077415B2 (ja) 2000-08-14

Family

ID=17391987

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04263614A Expired - Fee Related JP3077415B2 (ja) 1992-10-01 1992-10-01 Nc加工用プログラム作成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3077415B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003071645A (ja) * 2001-08-28 2003-03-12 Amada Co Ltd 板金加工情報連携方法及びそのシステム
JP2008123275A (ja) * 2006-11-13 2008-05-29 Sumitomo Electric Ind Ltd ネスティング装置とネスティング方法
KR20140033826A (ko) * 2012-09-11 2014-03-19 김도현 환자맞춤형 어버트먼트 가공방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003071645A (ja) * 2001-08-28 2003-03-12 Amada Co Ltd 板金加工情報連携方法及びそのシステム
JP2008123275A (ja) * 2006-11-13 2008-05-29 Sumitomo Electric Ind Ltd ネスティング装置とネスティング方法
KR20140033826A (ko) * 2012-09-11 2014-03-19 김도현 환자맞춤형 어버트먼트 가공방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP3077415B2 (ja) 2000-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02293903A (ja) Cad/cam装置
JPH0480401B2 (ja)
EP0130219B1 (en) Method of preparing part program
JP3367202B2 (ja) 金型設計支援装置
JPH06119027A (ja) Nc加工用プログラム作成装置
JP2948797B2 (ja) ワイヤカット放電加工用加工順序編集方法及び装置
JP3099510B2 (ja) ワイヤ放電加工機の加工用プログラム作成装置
JP2985569B2 (ja) ワイヤ放電加工用ncデータ作成方法
JPH06202721A (ja) 数値制御情報作成装置
JPH11353345A (ja) 製造情報を持つ形状情報作成方法とシステム
JP2000039909A (ja) 数値制御情報作成装置
JP2853435B2 (ja) 放電加工用cad/cam装置
JP3091604B2 (ja) 工具ユニット形状の作成方法
WO2022269813A1 (ja) 画面作成装置、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体
WO1999004922A1 (fr) Procede d'evaluation de forme d'usinage sans noyau, appareil afferent et support d'enregistrement lisible par ordinateur memorisant des programmes d'evaluation de forme d'usinage sans noyau
JP2000163111A (ja) 板取り図形編集方法及び図形編集機能付きcnc装置並びに板取り図形編集方法のプログラムを記憶した記憶媒体
JP2603622B2 (ja) 工作機械における数値制御データ作成方式
JPH07129225A (ja) 複合加工用自動プログラミング装置
JP2004362456A (ja) Cad装置
JPH08137533A (ja) Ncネスティング加工方法
JPH02257203A (ja) マシニングセンタ用ncプログラム作成方法
CN114237151A (zh) 一种提高穿孔机加工效率的方法
JPH05337786A (ja) ワイヤ放電加工用ncデータ作成装置
JPH064603A (ja) 設計支援方法及びその装置
JPH11338682A (ja) プログラム作成支援装置及びプログラム作成支援方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080616

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090616

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100616

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees