JPH05337786A - ワイヤ放電加工用ncデータ作成装置 - Google Patents

ワイヤ放電加工用ncデータ作成装置

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Publication number
JPH05337786A
JPH05337786A JP14437792A JP14437792A JPH05337786A JP H05337786 A JPH05337786 A JP H05337786A JP 14437792 A JP14437792 A JP 14437792A JP 14437792 A JP14437792 A JP 14437792A JP H05337786 A JPH05337786 A JP H05337786A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shape
machining
wire
point
start point
Prior art date
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Pending
Application number
JP14437792A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukako Saiki
由香子 斉木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH05337786A publication Critical patent/JPH05337786A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業者が任意の位置に加工開始点を設定で
き、加工形状間の治具を付け換える必要がなく、ワイヤ
ノズルとの接触を回避するワイヤ放電加工用NCデータ
作成装置を得る。 【構成】 ワイヤ加工用NCデータ作成装置に、加工開
始点設定手段S2を備え、好きな位置に加工位置決めを
設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワイヤ放電加工のN
Cデータ作成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように金型CAD/CAMシ
ステム1は、金型の図面を作成する(CADシステム)
1aと、金型加工用のNCデータ2を作成するNCデー
タ作成システム(CAMシステム)1bを備えている。
なお、各システム1a,1bは別々の装置で構成しても
よい。
【0003】かかる金型CAD/CAMシステム1にお
いて、CADシステム1aは入力された製品形状をもと
に製品配置、ステージ数、ピッチ等を設計する。その後
CAMシステム1bはその形状をもとに加工順序、加工
速度、イニシャル点、アプローチ点等を定義しNCデー
タを自動作成して出力する。なお、形状はワイヤカット
放電加工機により加工されるから、CAMシステム1b
はワイヤカット用NCデータを作成して出力する。CA
Mシステム1bは、CADシステム1aで作成された形
状データをそのままワイヤの通る軌跡としてNCデータ
を作成する。例えば図6に示す抜き型形状DFをCAD
システム1aによって作成したとすれば、CAMシステ
ム1bは抜き型形状DFのイニシャルホール点P0で位
置決めを行った後、ポイントP1→P2→P3→P4→
P5→P1→P0の順でこの抜き型形状のNCデータを
作成する。図7に示す多数個の形状DF1〜4をCAD
システム1aによって作成したとすれば、CAMシステ
ム1bは加工する形状の加工順を、最初はDF1、二番
目にDF2、三番目にDF3、最後にDF4の順で指定
したとすると、DF1→DF2→DF3→DF4→DF
1の順でこの多数個の形状の加工経路4のようなNCデ
ータを作成する。通常作業者は、こうした形状を加工す
るとき、最初に第一番目の形状のイニシャルホール点で
ワイヤの位置決め操作を行ってから、NCプログラムを
実行させる。ワイヤの位置決め操作とは図8に示すよう
に、イニシャルホールP0にワイヤ5を通してから(図
8a)、水平にワイヤ5を動かしてその中心点H1を求
め(図8b)、垂直にワイヤ5を動かしてその中心点N
1を求める(図8c)。またN1から水平にワイヤ5を
動かしてその中心点H2を求め(図8d)、H2から垂
直にワイヤ5を動かしてその中心点N2を求める(図8
e)。そのN2がイニシャルホールP0の中心で、その
点を求めることが位置決めの操作である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでワイヤ放電加
工機によってこうした形状を加工すると、ワイヤ5の位
置決め点は必ず一番最初の形状のイニシャル点で行わな
くてはならず、最初の形状が作業者が操作しづらい位置
にある場合、無理な姿勢をとらなくてはならなかった。
また加工の最終位置が第一番目の形状のイニシャル点に
なるため、作業者がワーク4を取り外すときに、図示し
ないワイヤノズルを邪魔にならない位置まで動かす必要
があった。また加工において、複数形状を加工すると
き、ワーク4を支えるための治具3が形状と形状の間に
あるとき、形状から形状へ移動をする際、ワイヤノズル
が治具3に接触する恐れがあった。
【0005】この発明は上記のような作業者の手間を解
決するためになされたもので、加工の開始点を設けるこ
とで、最初のワイヤ位置決め点を作業者の位置決めしや
すいところに設定することができ、最終には加工形状か
ら離れた位置に自動的に移動するため、抜き落ちた形状
をワイヤノズルを移動することなく取り除くことができ
ることを目的とする。
【0006】また、形状移動間に中継点を設定すること
で、形状間にある治具を避けて加工経路を作成すること
ができるため、作業者が治具を付け換える必要なく、ワ
イヤノズルとの接触を回避することができる。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るワイヤ加
工用NCデータ作成装置は、加工開始点設定手段を備え
たものである。この発明の他の発明に係るワイヤ加工用
NCデータ作成装置は、加工形状間中継点設定手段を備
えたものである。
【0008】
【作用】この発明においては、加工開始点を設定するこ
とにより、好きな位置に加工位置決めを設定することが
できる。
【0009】また、加工中継点を設定することにより、
加工形状間の治具を避けたNCデータを自動的に作成す
ることができる。
【0010】
【実施例】
実施例1 図1は、この発明を適用する金型設計用のCAD/CA
Mシステムのブロック図で、11aはプロセッサ、11
bはROM、11cはRAM、12はグラフィックディ
スプレイ装置、13はタブレット、14aはキーボー
ド、14bはX−Yプロッタ、15は金型設計用の各種
データファイルや自動作成されたNC情報等を蓄積する
大容量記憶装置である。CRTはディスプレイ画面、D
Fは抜き形状、すなわちダイ形状である。タブレット装
置13のタブレット面13aにはメニュー表13bが貼
り付けられており、該メニュー表に書き込まれている所
定の項目をマウス(スタイラスペン)13cでピックす
ることにより各種項目やデータを入力できるようになっ
ている。このマウス(スタイラスペン)13cやキーボ
ード14aをもちいて、図形DFをグラフィック画面C
RT上に設計した後、イニシャルホールP0を始点に、
ダイ形状DFの加工定義を行い、NCデータ作成を行う
コマンドをマウス(スタイラスペン)13cによりピッ
クすることにより、その形状DFの外周にそったNCテ
ープが自動的に作成される。
【0011】次に上記実施例の動作を図2〜図4を参照
しながら説明する。図2は、ワイヤの加工経路を示した
図、図3は全体のフローチャート、図4は作成したNC
プログラムを示す。
【0012】図2において、ワーク4を加工機のベッド
5に安定化させるための治具3にワイヤノズルが接触し
ないように、加工形状DF1〜DF4を加工するための
ワイヤの加工経路6を示している。まず加工開始点SP
でワイヤの位置決めを行う。その後、最初の加工形状D
F1のイニシャルホール位置まで移動し形状DF1を加
工する。次に加工形状DF2に移動するときにワイヤノ
ズルが治具に接触する恐れが有るため、形状間に設定し
た加工中継点TPに移動してから、形状DF2へ移動す
る。そして形状DF2を加工した後、形状DF3へ移動
し形状DF3を加工する。同様に形状DF4へ移動し、
形状DF4を加工する。最後の形状が加工し終わると治
具3をよけて加工開始点SPへ移動し加工が終了する。
【0013】図3では、上記の加工設定全般のフローチ
ャートを示す。CADシステム1aによってNCデータ
を作成するための図形が描かれているものとする。まず
S1で加工開始点の設定を行うかどうかの判定をする。
加工開始点SPを設定する場合はS2で、加工開始点の
位置をキーボード14aからX座標、Y座標を入力する
か、マウス13cにより加工開始点位置SPの位置を画
面で指示するとその位置に加工開始点が設定される。加
工開始点を設定しない場合は、一番最初に加工する加工
形状のイニシャルホール点が加工開始点となる。S3で
加工中継点TPの設定を行うかどうかの判定を行う。S
4で、加工形状をまだ設定前ならば、加工開始点SPと
最初の加工形状との加工中継点TPを設定する。加工形
状を設定済みなら、直前で設定した加工形状と次に設定
する形状との加工中継点TPを設定する。加工中継点T
Pも加工開始点SPと同様、加工中継点TP位置をキー
ボード14aからX座標、Y座標を入力するか、マウス
13cにより加工中継点位置TPの位置を画面で指示す
る。
【0014】次に、S5で、加工形状のイニシャルホー
ルを設定する。S6では直前に設定したイニシャルホー
ルの対象となる画面上の形状をマウス13cによりピッ
クすることで選択する。まだ次の加工形状がある場合に
はもう一度S3に戻り、上記の加工形状の設定を繰り返
す。最後の形状を選択し終わると、S7で最終形状から
加工開始点SPに戻るまでの中継点を設定するかどうか
の判定を行い、S8で中継点TPを設定する。最終形状
から加工開始点まで直接移動する場合は次に移る。S9
では各形状での加工諸条件や、NCデータ作成時の出力
条件を設定する。そして、S10でNCデータを自動的
に作成する機能名”NCデータ作成”をメニュー13b
からマウス13cによりピックすることで、これまで設
定してきた加工パスを自動的に作成する。
【0015】図4は図3で作成したNCデータを示す。
N1では加工開始点SPで位置決めをおこなっている。
N2では第一番目の形状DF1へ移動し、N3で形状D
F1の加工を行い、N4で加工中継点TPへ移動、N5
で第2番目の形状DF2へ移動し、N6で形状DF2の
加工を行っている。以下同様に、N7で形状DF3へ移
動して形状DF3の加工を行い、次に形状DF4まで移
動し、形状DF4を加工する。その後加工開始点SPま
で戻り、N12で加工を終了する。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、放電
加工機によって加工する際、加工開始点を設定すること
で、最初の形状がどの位置に有ろうと、ワイヤの位置決
め点を好きな位置に設定でき、また加工の最終位置が加
工開始点位置なるため、作業者が抜け落ちるワークを取
り外すときに、ワイヤノズルを移動すること無く取り除
くことを可能とする。
【0017】また、形状移動間に中継点を設定すること
で、形状間にある治具を避けて加工経路を作成すること
ができるため、作業者が治具を付け換える必要なく、ワ
イヤノズルとの接触を回避することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による金型設計用のCAD/CAMシ
ステムのブロック図である。
【図2】この発明による形状加工のワイヤ加工経路の様
子を示す図である。
【図3】この発明による加工設定全般のフローチャート
である。
【図4】この発明による加工NCデータを示す図であ
る。
【図5】従来の金型CAD/CAMシステムを示す図で
ある。
【図6】従来の全周加工を示す図である。
【図7】従来の複数形状加工経路を示す図である。
【図8】ワークに対するワイヤの位置決めの様子を示す
図である。
【符号の説明】
1 金型CAD/CAMシステム 1a CADシステム 1b CAMシステム 2 NCテープ DF1〜DF4 加工形状

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤ加工用NCデータ作成装置におい
    て、加工開始点設定手段を備えたことを特徴とするワイ
    ヤ放電加工用NCデータ作成装置。
  2. 【請求項2】 ワイヤ加工用NCデータ作成装置におい
    て、加工形状間中継点設定手段を備えたことを特徴とす
    るワイヤ放電加工用NCデータ作成装置。
JP14437792A 1992-06-04 1992-06-04 ワイヤ放電加工用ncデータ作成装置 Pending JPH05337786A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14437792A JPH05337786A (ja) 1992-06-04 1992-06-04 ワイヤ放電加工用ncデータ作成装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14437792A JPH05337786A (ja) 1992-06-04 1992-06-04 ワイヤ放電加工用ncデータ作成装置

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Publication Number Publication Date
JPH05337786A true JPH05337786A (ja) 1993-12-21

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ID=15360714

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JP14437792A Pending JPH05337786A (ja) 1992-06-04 1992-06-04 ワイヤ放電加工用ncデータ作成装置

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