JP3367202B2 - 金型設計支援装置 - Google Patents

金型設計支援装置

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JP3367202B2
JP3367202B2 JP10550694A JP10550694A JP3367202B2 JP 3367202 B2 JP3367202 B2 JP 3367202B2 JP 10550694 A JP10550694 A JP 10550694A JP 10550694 A JP10550694 A JP 10550694A JP 3367202 B2 JP3367202 B2 JP 3367202B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金型設計を支援する金
型設計支援装置に関するもので、特に、モールド金型や
プレス順送金型等の複数のプレート及び型金を積層して
構成される金型への部品取付及び部品取付穴加工を支援
する金型設計支援装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15は従来の金型設計支援装置の全体
構成を示すブロック図である。ハードウェア的な構成は
主として、CPU1、外部記憶装置2、主記憶装置3、
表示装置6、入力装置7及び出力装置8からなる。外部
記憶装置2には部品データベース(図面上では、『デー
タベース』を『D/B』とも表記する)2a、複合穴デ
ータベース2b、単純穴図形データベース2c及び単純
穴加工データベースが記憶されている。また、主記憶装
置3にはソフトウェア部4と編集図面データベース5が
記憶されている。ソフトウェア部4は複数のコマンドか
ら構成されており、図形定義コマンド4a、プレート設
定コマンド4b、部品データベース登録コマンド4c、
部品取付コマンド4d、プレート分割コマンド4e、N
Cデータ生成コマンド4f等がある。なお、図15のソ
フトウェア部4では『コマンド』を省略して表記してあ
る。編集図面データベース5には、図形データ5a、プ
レート設定データ5b、プレート加工データ5cが記憶
されている。表示装置6はCRT表示装置であり、その
画面には図形表示部6a、コマンド選択部6b、メッセ
ージ表示エリア6c、マウスカーソル6dがある。入力
装置7はマウス7a、タブレット7b及びキーボード7
cから構成され、出力装置8はフロッピーディスクドラ
イブ8a及びプロッタ8bから構成される。
【0003】次に、その動作について説明する。なお、
以下の説明では、金型としてモールド金型を想定してい
る。 〈データベース登録〉 まず、外部記憶装置2における各データベースの登録に
ついて説明する。部品データベース2aの登録は、新し
い部品が必要になった場合に行うデータベース更新作業
である。部品データベース2aには、現在までに登録し
たモールドベースと、ピンやブッシュ等の金型部品の図
形データが保存されている。部品をモールドベースに取
付けた時に取付穴が発生する場合には、部品データベー
ス2aの各部品に対して複合穴データベース2bの各複
合穴が対応づけされている。この複合穴はプレート毎に
単純穴の組合わせとして登録されている。単純穴図形デ
ータベース2cには各単純穴の形状データが保存されて
いる。単純穴加工データベース2dには、各単純穴に対
してどのような加工を行うかの加工データが登録されて
いる。この加工データとしては、センタ→ドリル→下穴
ドリル→タップといった加工の順序や、主軸回転数や送
り速度等の加工条件からなる。これらの外部記憶装置2
の各データベースには、オペレータが部品データベース
登録コマンド4cを使用してデータ登録することができ
る。
【0004】図16は外部記憶装置2における各データ
ベースの概念を示すものである。部品データベース2a
及び複合穴データベース2bに示すように、部品とし
て、例えば、エジェクタピンの取付穴はKEG ,KDN ,KC
X という3つの単純穴を組合わせたものであり、4裏KE
G という表記はプレート4に裏からKEG という名前の単
純穴が取付けられることを示す。単純穴図形データベー
ス2cの単純穴KDN,KEG ,KCX は単純穴加工データベ
ース2dにそれぞれ加工方法が登録されており、例え
ば、単純穴KCX はセンタ→ドリル→座ぐり→面取りの順
で加工するということが登録されている。このように、
部品データベース2a、複合穴データベース2b、単純
穴図形データベース2c及び単純穴加工データベース2
dは相互に関連づけられて登録されている。図17〜図
20は、部品データベース2aの各部分を設定中の画面
を示したものであり、図17は部品を登録している画
面、図18は複合穴の登録をしている画面、図19は単
純穴形状を登録している画面、図20は単純穴加工方法
を登録している画面をそれぞれ示している。
【0005】〈金型図面作成〉 次に、金型図面の作成の手順を図21のフローチャート
に基づいて説明する。まず、ステップS101で、モー
ルドベースの呼出処理として、オペレータは部品取付コ
マンド4dによって部品データベース2aからモールド
ベースを呼出す。マウス7aを操作してマウスカーソル
6dをコマンド選択部6bの部品取付コマンド4dの位
置に合わせマウス7aのボタンを押すと、部品取付コマ
ンド4dが起動する。部品名と呼び寸法をキーボード7
cで入力する。モールドベースの取付位置にマウスカー
ソル6dを合わせてボタンを押すと、その位置にモール
ドベースが引用される。図22はモールドベースが呼出
された画面を示す。このモールドベースの図面データ
は、各プレートの積層構造になっている。次にステップ
S102に移行して、プレート設定処理として、プレー
ト設定コマンド4bによってプレートの厚さ、材質等が
設定される。コマンド選択すると画面上に設定表が立上
がるので、設定したい項目の所にマウスカーソル6dを
合わせ、キーボード7cから数値を入力する。最後に、
/終了/メニューを選択するとプレート設定コマンド4
bが終了する。図23は表内容を設定している画面を示
す。
【0006】次にステップS103に移行して、部品取
付処理として、オペレータは部品取付コマンド4dによ
って取付部品を選択してモールドベース上に取付ける。
ここでの操作はステップS101と同様である。次にス
テップS104に移行して、部品取付穴の位置定義処理
として、部品データベース2aには部品の取付穴が定義
されており、その取付穴の位置を定義する。ここでは、
取付穴を設定する座標をキーボード7cから入力する
か、マウス7aで位置を指定することにより、取付穴の
位置が定義される。なお、1つの部品を数ケ所に取付け
る場合には、座標指定を繰返す。図24は1つの部品と
取付穴が定義された画面を示す。上述のような構成の部
品データベースとなっているので、取付穴は複数のプレ
ートに対してそれぞれ定義される。次にステップS10
5に移行して、全部品終了したかの判定処理が実行さ
れ、更に取付ける部品があればステップS103に戻り
同様の処理を繰返し、全部品の取付けが終了すると次の
ステップS106に移行する。
【0007】ステップS106では、金型図面の完成処
理として、オペレータは図形定義コマンド4aによって
注記や寸法等、必要なデータを付加して金型図面を完成
させる。このとき作成される図形は、それぞれどのプレ
ートに属しているものかを指定して定義される。次にス
テップS107に移行して、金型図面の出力処理とし
て、完成した金型図面を図面ファイルとして外部記憶装
置2やフロッピーディスクドライブ8aのフロッピーデ
ィスクに保存したり、プロッタ8bにて図面として出力
する。なお、図25は金型図面の完成図を表示する画面
を示す。
【0008】〈プレート図面作成及びNCデータ生成〉 次に、各プレート図面作成及びNCデータ生成の手順に
ついて図21のステップS108以降を用いて説明す
る。ステップS108で、n番目のプレート図の分割処
理として、オペレータはプレート分割コマンド4eによ
って、金型図面から一枚ずつプレート図を分割する。こ
のとき、オペレータはどのプレートを分割するかを指定
するだけでよい。金型図面の中で、モールドベースの図
形部分は各プレートの積層構造として定義されているの
で、指定されたプレートに属する部分のみが残る。部品
の図面データはそれ自体はどこのプレートにも属さない
ので、削除される。部品取付穴はそれぞれのプレートの
単純穴に分解されて残る。図26は分割された1枚のプ
レート図面を画面上に表示している所である。次にステ
ップS109に移行して、プレート図の完成処理が実行
される。ステップS108で、分割したプレート図面
は、金型図面では他のプレートの下に隠れていた場合も
あり、実線であるべき線種が破線のままだったりする。
そのため線種の変更やその他の注記、寸法の書込み等を
行って、図面として完成させる作業を要する。この作業
は図形定義コマンド4aによって行う。次にステップS
110に移行して、プレート図の出力処理として、完成
したプレート図を出力する。
【0009】次に、ステップS111でプレートの表加
工のNCデータ生成処理、ステップS112でプレート
の裏加工のNCデータ生成処理が実行される。オペレー
タはNCデータ生成コマンド4fを用いて、プレート図
の穴加工を行うNCデータを作成する。プレートは表と
裏の両方から加工する必要のあるものの場合、2回NC
データを生成する。このNCデータ生成コマンド4fの
実行の際には、表のデータを生成するか裏のデータを生
成するかを指定する。なお、図27はプレートの表加工
のNCデータを生成しているときの画面の様子を示す。
画面にはこの時、加工の様子のシミュレーションが行わ
れている。図28は同様にプレートの裏加工の時の画面
の様子を示す。次にステップS113に移行して、全プ
レート終了したかの判定処理が実行され、まだ他に処理
しなければならないプレートがあればステップS108
に戻り同様の処理を繰返し、全プレートの加工のNCデ
ータ生成が終った場合は作業を終了する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の金型
設計支援装置は、上述したように、金型部品である各プ
レートに対する図面作成やNCデータ生成を実施するこ
とができるが、プレート以外の、キャビティ、コア、ス
ライダ等の所謂型金(これを、『入れ子』とも称する)
に対する考慮が欠けていた。これら型金はそれ自体が金
型部品であり、且つ、他の関連部品の取付穴を加工しな
ければならないものであるが、従来の金型設計支援装置
で型金を扱うことは極めて繁雑であった。
【0011】また、プレート分割したあとで、プレート
図面を完成させる時に、穴の形状の線種を修正する作業
が発生するが、どの穴のどの円を実線または破線にする
べきかを一々考える必要があり、この作業は非常に繁雑
であった。
【0012】そして、金型を可動側と固定側に分け、型
割図の状態で設計しようとした場合、どちらがプレート
の表なのか、裏なのかがはっきり規定されておらず、穴
の形状の線種を修正する作業が発生したときに、どの穴
のどの円を実線に直すべきか、破線にすべきかというこ
とを一々考える必要があり、この作業は非常に繁雑であ
った。
【0013】更に、金型の構造であるプレート構成には
いくつもの種類があり、設計する金型によって異なり、
場合によっては金型構造上で省略するプレートが出てく
るにもかかわらず、プレート設定では指定を省略するこ
とができないため、存在しないプレートに起因する不要
な部品取付穴が発生していた。
【0015】そして、部品データベースの部品取付穴の
登録は、一枚のプレートの表か裏かどちらか一方に単純
穴を取付ける方法であり、一ケ所の穴で表と裏の両方か
ら加工が必要な穴は登録することができなかった。した
がって、このような穴を加工しようとすることは大変困
難であった。
【0016】加えて、ブッシュとピンのようにあるとき
は組合わせて使い、あるときは別々に使ったりと組合せ
形態が変化する部品の取付穴は、組合わせた部品として
登録しなければならず、登録する部品点数が増えて手間
が多くなってしまうという不具合があった。
【0017】そこで、この発明は、かかる不具合を解決
するためになされたもので、キャビティ、コア、スライ
ダ等の型金も、他のプレートと同様に扱えるようにする
ことで、図面作成やNCデータ生成を効率良く行える金
型設計支援装置の提供を課題としている。
【0018】また、この発明は、プレート分割を行った
あとの穴の線種変更の作業を行う機能を持つことによっ
て、この作業を不要にすることのできる金型設計支援装
置の提供を課題としている。
【0019】そして、この発明は、型割図で金型を設計
する場合には各プレートに可動側または固定側のどちら
を表とするかを設定して明確にすることで、穴の線種の
変更作業を不要とすることのできる金型設計支援装置の
提供を課題としている。
【0020】更に、この発明は、設計する金型構造にあ
わせて必要なプレートのみを入力すればよく、金型構造
上省略するプレートには使用しないことを設定するだけ
で、無駄な取付穴の発生がない金型設計支援装置の提供
を課題としている。
【0022】そして、この発明は、部品取付穴の登録の
際、一枚のプレートの表裏、両方から加工する穴も登録
可能とすることによって、一方から加工する穴と同様に
扱える金型設計支援装置の提供を課題としている。
【0023】加えて、この発明は、同一座標に2つ以上
の穴が定義されている場合には、NCデータ生成時に径
の小さな穴のNCデータ生成を省略することによって、
部品データベースの方は部品の組合わせに関係なく、そ
の部品を単独で登録するだけで組合わせ部品の定義も可
能な金型設計支援装置の提供を課題としている。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる金型設
計支援装置は、複数積層され金型を構成するプレートま
たは型金図形のうち、作成される図形がどれに属するか
を指定すると共に、必要なデータを付加して金型図面上
に表現する図形定義手段と、前記プレートまたは前記型
金における相互間データを含めた所定の条件を設定で
き、かつ、前記プレートまたは前記型金毎に前記相互間
データとして前記金型図面上で一番上に置かれているか
他のプレートまたは型金の下に隠れて置かれているかを
設定することができると共に、設定の変更に対応させて
前記プレートまたは前記型金に定義されて存在する各穴
の実線または破線で表現される表示状態を変更し、ま
た、新規に定義される穴を設定に沿って図形作成する入
力条件設定手段と、前記金型に取付ける部品の図形デー
タ及び取付穴の加工に関するデータを登録する部品デー
タベース登録手段と、前記金型図面に対して前記部品を
取付ける位置を指定する部品取付手段と、完成した前記
金型図面を前記プレートまたは前記型金毎に分解してプ
レート図面または型金図面を作成する分解図面作成手段
とを具備するものである。
【0025】請求項2にかかる金型設計支援装置は、請
求項1の具備する入力条件設定手段が、前記プレートま
たは前記型金毎に前記相互間データとして前記金型図面
上で固定側を上にして置かれているか可動側を上にして
置かれているかを設定することができると共に、設定の
変更に対応させて前記プレートまたは前記型金に定義さ
れて存在する各穴の実線または破線で表現される表示状
態を変更し、また、新規に定義される穴を設定に沿って
図形作成するものである。
【0026】請求項3にかかる金型設計支援装置は、請
求項1の具備する入力条件設定手段が、設計する金型構
造上省略するプレートまたは型金については使用しない
ことを設定できると共に、前記部品取付手段は、使用し
ない設定になっている前記プレートまたは前記型金に対
しては部品取付穴を定義できないようにするものであ
る。
【0028】請求項にかかる金型設計支援装置は、請
求項1乃至請求項の何れか1つに記載の部品データベ
ース登録手段が、一枚のプレートまたは型金に対する穴
の形状と加工に関するデータを登録した単純穴形状を複
数組合わせて部品の取付穴である複数のプレートまたは
型金に対する複合穴を登録する際に、一枚のプレートま
たは型金の表方向及び裏方向からの加工が同時に必要な
ときには表裏同時に登録できるものである。
【0029】請求項にかかる金型設計支援装置は、請
求項1乃至請求項の何れか1つに記載の構成に、更
に、同じ座標位置に2つ以上の部品の取付けに伴う取付
穴が2つ以上定義されているときには、前記取付穴の穴
径のうち一番大きなものを選出して穴加工のNCデータ
を生成するNCデータ生成手段を具備するものである。
【0030】
【作用】請求項1においては、図形定義手段で、作成さ
れる図形が複数積層され金型を構成するプレートまたは
型金のうちのどれに属するかが指定され、必要なデータ
を付加されて金型図面上に表現される。入力条件設定手
段で、プレートまたは型金における相互間データを含め
た所定の条件が設定される。部品データベース登録手段
で、金型に取付ける部品の図形データ及び取付穴の加工
に関するデータが必要に応じて登録される。部品取付手
段で、金型図面に対して部品を取付ける位置が指定され
る。分解図面作成手段で、完成した金型図面をプレート
または型金毎に分解してプレート図面または型金図面が
作成される。このように、金型を構成するプレートに加
えて型金も同様な操作手順により図面作成が実施され
る。特に、プレートまたは型金毎に金型図面上で一番上
か他のものに隠れて置かれているかが設定でき、この設
定の変更に対応させてプレートまたは型金に定義されて
存在している各穴の表示状態が変更され、新規に定義さ
れる穴は設定に沿って図形作成される。
【0031】請求項2においては、図形定義手段で、作
成される図形が複数積層され金型を構成するプレートま
たは型金のうちのどれに属するかが指定され、必要なデ
ータを付加されて金型図面上に表現される。入力条件設
定手段で、プレートまたは型金における相互間データを
含めた所定の条件が設定される。部品データベース登録
手段で、金型に取付ける部品の図形データ及び取付穴の
加工に関するデータが必要に応じて登録される。部品取
付手段で、金型図面に対して部品を取付ける位置が指定
される。分解図面作成手段で、完成した金型図面をプレ
ートまたは型金毎に分解してプレート図面または型金図
面が作成される。このように、金型を構成するプレート
に加えて型金も同様な操作手順により図面作成が実施さ
れる。特に、プレートまたは型金毎に金型図面上で固定
側または可動側の方向を明らかにして設定でき、この設
定の変更に対応させてプレートまたは型金に定義されて
存在している各穴の表示状態が変更され、新規に定義さ
れる穴は設定に沿って図形作成される。
【0032】請求項3においては、図形定義手段で、作
成される図形が複数積層され金型を構成するプレートま
たは型金のうちのどれに属するかが指定され、必要なデ
ータを付加されて金型図面上に表現される。入力条件設
定手段で、プレートまたは型金における相互間データを
含めた所定の条件が設定される。部品データベース登録
手段で、金型に取付ける部品の図形データ及び取付穴の
加工に関するデータが必要に応じて登録される。部品取
付手段で、金型図面に対して部品を取付ける位置が指定
される。分解図面作成手段で、完成した金型図面をプレ
ートまたは型金毎に分解してプレート図面または型金図
面が作成される。このように、金型を構成するプレート
に加えて型金も同様な操作手順により図面作成が実施さ
れる。特に、入力条件設定手段で、設計する金型構造上
省略するプレートまたは型金の使用状態が設定でき、部
品取付手段で、その省略する設定のプレートまたは型金
に対して部品取付穴を定義できないようにできる。
【0034】請求項の金型設計支援装置の部品データ
ベース登録手段では、請求項1乃至請求項の何れか1
つに記載の作用に加えて、一枚のプレートまたは型金の
単純穴形状が複数組合わせられて部品の取付穴である複
数のプレートまたは型金に対する複合穴が登録される際
に、一枚のプレートまたは型金の表裏からの同時加工が
必要なときには表裏同時に登録される。
【0035】請求項の金型設計支援装置においては、
請求項1乃至請求項の何れか1つに記載の作用に加え
て、NCデータ生成手段で、同一の座標位置に取付穴が
2つ以上定義されていると、その取付穴の穴径のうち一
番大きなものが選出され穴加工のNCデータが生成され
る。
【0036】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。図1、図2及び図3は本発明の一実施例にかか
る金型設計支援装置を適用した表示画面であり、それぞ
れプレート設定、型金設定及びモールドベース図面を表
示している。ここで、図1及び図2におけるプレート設
定及び型金設定の表示画面の各条件に対する説明は必要
に応じてその都度行うこととする。なお、本実施例装置
の基本的な構成については、前述の従来装置と見掛け上
同一であるためその全体構成を示す図15を参照すると
共にその詳細な説明を省略する。また、図3では、図1
のプレート設定または図2の型金設定における各プレー
トNo.または各型金No.に対応させ、例えば、プレート
No.1の固定側取付板をN1、型金No.21のキャビテ
ィ1をN21のように表示し、それぞれがどのプレート
または型金に対応しているかを示す。
【0037】次に、本発明の一実施例にかかる金型設計
支援装置の動作について図1〜図14を参照して説明す
る。図4は本発明の一実施例にかかる金型設計支援装置
で用いられる金型図面作成の手順を示すフローチャート
である。この操作手順は、基本的には従来の図18に示
すフローチャートと同様であるが、大きく異なる点は金
型の構成要素であるプレートに加えて、キャビティ、コ
ア、スライダ等の型金についても扱えることである。な
お、図4で図18と同様の処理を行う部分については、
同一のステップ番号を付し、その説明を簡略化する。図
4において、まず、ステップS101で、モールドベー
スの呼出処理として、オペレータは部品取付コマンド4
dによって部品データベース2aからモールドベースを
呼出す。次に、入力条件設定手段を達成するステップS
102に移行し、プレート設定処理として、プレート設
定コマンド4bによって各プレートに対する厚さ、材質
等の条件が設定される。図1のプレート設定を行う画面
で入力項目としては、プレートNo.の設定領域11、各
プレートNo.に対応するプレート名称の設定領域12、
プレート状態の設定領域13、プレート厚さの設定領域
14、各プレートの上のプレートとのプレート間隔の設
定領域15、プレート材質の設定領域16からなる。こ
のうち、プレート状態の設定領域13の入力項目は、従
来装置にはなかったものであり、この内容については後
述する。本実施例では、プレートNo.の設定領域11に
おいて、No.1〜No.11(このうち、No.2は使用し
ない設定となっている)の10枚のプレートが積層され
ている状態を設定したところである。例えば、プレート
No.3の固定側型板は、厚さ50mm、材質S55Cで
あることを示している。また、プレート設定表の上下の
順番はプレートの重なり順序を示しており、プレートN
o.3の固定側型板の上にはプレートNo.1の固定側取付
板、その下にはプレートNo.4のストリッパプレートが
存在することを示している。
【0038】次に、入力条件設定手段を達成するステッ
プS114に移行し、型金設定処理として、プレート設
定コマンド4bによってプレートと同様に、型金の厚
さ、材質等の入力項目が設定される。図2の型金設定を
行う画面で入力項目としては、型金No.の設定領域1
7、各型金No.に対応する型金名称の設定領域18、型
金状態(内容については後述する)の設定領域19、各
型金の基準面となるプレート番号を示す型金基準面の設
定領域20、型金基表裏(基準面がプレートの表である
か裏であるか)の設定領域21、型金上厚さ(基準面か
ら上への型金の厚さ)の設定領域22、型金下厚さ(基
準面から下への型金の厚さ)の設定領域23、型金材質
の設定領域24からなる。これにより、従来装置では、
プレートに取付ける部品でありながら、他の部品の取付
穴を加工しなければならないキャビティ、コア、スライ
ダ等の型金については設定する手順を持っておらず、型
金加工を行うには別に作業を行う必要があったものが、
プレート設定と同様に一連の作業として設定できること
となる。例えば、型金No.21のキャビティ1は、プレ
ートNo.3の固定側型板の裏面(3−裏)を基準面にし
て、その基準面から上に厚さ40mm、材質NAK55
であることを示している。また、型金No.23のコア1
は、プレートNo.5の可動側型板の表面(5−表)を基
準面にして、その基準面から上に厚さ50mm、下に厚
さ20mm、材質NAK55であることを示している。
図3に各プレート及び各型金の位置関係を示す。このよ
うに登録することで、ソフトウェア側でプレートと型金
との位置関係を正しく判定できる。但し、プレートNo.
同士のようにプレートNo.と型金No.とを重ねることは
できないように、入力エラーチェックを行っている。こ
のようにして、プレート設定と型金設定とは共に、プレ
ート設定コマンド4bで行い、編集図面データベース5
のプレート設定データ5bに格納される。
【0039】次に、部品取付手段を達成するステップS
103及びステップS104の処理を実行する。ステッ
プS103では、部品取付処理として、オペレータは部
品取付コマンド4dによって取付部品を選択してモール
ドベース上に取付ける。ここでの操作はステップS10
1と同様である。次にステップS104に移行して、部
品取付穴の位置定義処理として、部品データベース2a
には部品の取付穴が定義されており、その取付穴の位置
を定義する。ここでは、取付穴を設定する座標をキーボ
ード7cから入力するか、マウス7aで位置を指定する
ことにより、取付穴の位置が定義される。なお、1つの
部品を数ケ所に取付ける場合には、座標指定を繰返す。
上述のような構成の部品データベースとなっているの
で、取付穴は複数のプレートまたは型金に対してそれぞ
れ定義される。このとき、プレートまたは型金に対して
取付穴が発生すれば共に、編集図面データベース5のプ
レート加工データ5cに登録される。次にステップS1
05に移行して、全部品終了したかの判定処理が実行さ
れ、更に取付ける部品があればステップS103に戻り
同様の処理を繰返し、全部品の取付けが終了すると次の
ステップS106に移行する。
【0040】図形定義手段を達成するステップS106
では、金型図面の完成処理として、オペレータは図形定
義コマンド4aによって注記や寸法等、必要なデータを
付加して金型図面を完成させる。このとき作成される図
形は、それぞれどのプレートまたは型金に属しているも
のかを指定して定義される。次にステップS107に移
行して、金型図面の出力処理として、完成した金型図面
を図面ファイルとして外部記憶装置2やフロッピーディ
スクドライブ8aのフロッピーディスクに保存したり、
プロッタ8bにて図面として出力する。
【0041】次に、分解図面作成手段を達成するステッ
プS115に移行し、n番目のプレート図/型金図の分
割処理として、オペレータはプレート分割コマンド4e
によって、金型図面から一枚ずつプレート図または型金
図を分割する。このとき、オペレータはどのプレートま
たは型金を分割するかを指定するだけでよい。金型図面
の中で、モールドベースの図形部分は各プレートまたは
各型金の積層構造として定義されているので、指定され
たプレートまたは型金に属する部分のみが残る。部品の
図面データはそれ自体はどこのプレートまたは型金にも
属さないので、削除される。部品取付穴はそれぞれのプ
レートまたは型金の単純穴に分解されて残る。次に、図
形定義手段を達成するステップS116に移行し、プレ
ート図/型金図の完成処理が実行される。ステップS1
15で分割したプレート図面または型金図面は、金型図
面では他のプレートまたは型金の下に隠れていた場合も
あり、実線であるべき線種が破線のままだったりする。
そのため線種の変更やその他の注記、寸法の書込み等を
行って、図面として完成させる作業を要する。この作業
は図形定義コマンド4aによって行う。次にステップS
117に移行して、プレート図/型金図の出力処理とし
て、完成したプレート図または型金図を出力する。
【0042】次に、NCデータ生成手段を達成するステ
ップS118及びステップS119の処理を実行する。
ステップS118でプレート/型金の表加工のNCデー
タ生成処理、ステップS119でプレート/型金の裏加
工のNCデータ生成処理が実行される。オペレータはN
Cデータ生成コマンド4fを用いて、プレート図または
型金図の穴加工を行うNCデータを作成する。プレート
または型金は表と裏の両方から加工する必要のあるもの
の場合、2回NCデータを生成する。このNCデータ生
成コマンド4fの実行の際には、表のデータを生成する
か裏のデータを生成するかを指定する。次にステップS
120に移行して、全プレート/型金終了したかの判定
処理が実行され、まだ他に処理しなければならないプレ
ートまたは型金があればステップS115に戻り同様の
処理を繰返し、全プレートまたは型金の加工のNCデー
タ生成が終った場合には、本フローチャートによる作業
を終了する。なお、上述の手順途中において、オペレー
タは表示画面上で新たに発生した図形等に対して必要に
応じて、部品データベース登録コマンド4cを用いるこ
とで、外部記憶装置2の部品データベース2aに登録す
ることができる。また、上述のプレート/型金加工用の
NCデータを作成するステップS115〜ステップS1
20は、従来の図21のステップS108〜ステップS
113でプレート図に対して実行されている処理を型金
図にまで拡げてNCデータ作成の対象とする一連の処理
である。
【0043】このように、本実施例の金型設計支援装置
は、複数積層され金型を構成するプレートまたは型金図
形のうち、作成される図形がどれに属するかを指定する
と共に、必要なデータを付加して金型図面上に表現する
図形定義コマンド4aを用いて達成される図形定義手段
と、前記プレートまたは前記型金における相互間データ
を含めた所定の条件を設定するプレート設定コマンド4
bを用いて達成される入力条件設定手段と、前記金型に
取付ける部品の図形データ及び取付穴の加工に関するデ
ータを登録する部品データベース登録コマンド4cを用
いて達成される部品データベース登録手段と、前記金型
図面に対して前記部品を取付ける位置を指定する部品取
付コマンド4dを用いて達成される部品取付手段と、完
成した前記金型図面を前記プレートまたは前記型金毎に
分解してプレート図面または型金図面を作成するプレー
ト分割コマンド4eを用いて達成される分解図面作成手
段とを具備する実施例とすることができる。
【0044】したがって、図形定義手段では図形定義コ
マンド4a、入力条件設定手段ではプレート設定コマン
ド4b、部品データベース登録手段では部品データベー
ス登録コマンド4c、部品取付手段では部品取付コマン
ド4d及び分解図面作成手段ではプレート分割コマンド
4eの各コマンドを用いて金型を構成するプレートに加
えて型金も同様な操作手順により図面作成が実施され
る。
【0045】故に、金型設計において、プレート及び型
金の図面作成を効率良く行うことができる。
【0046】ここで、本実施例装置の入力条件設定手段
を達成するプレート設定コマンド4bは、次のような課
題も同時に解決している。従来装置では、プレート分割
の後に穴の線種変更を行う必要があった。金型の組立図
では、ほとんどのプレートまたは型金上には重なってい
るプレートまたは型金があり、平面図において隠れた穴
の表示は破線となる。しかし、プレート分割した後では
もはや上に重なっているプレートまたは型金はないた
め、破線で表されている穴を実線に直してやる必要があ
るからである。図5はプレートNo.5である可動側型板
N5のプレート分割における線種変更を示す説明図であ
り、図5(a)はプレート分割直後の図面、図5(b)
はプレート線種変更後の図面を示す。プレート分割の
際、図5に示すように、単に破線になっている穴を実線
に直してしまえばよいというのでなく、プレートまたは
型金の表側から見たときに見える穴を実線とし、プレー
トまたは型金の裏側になっている穴は破線のままにしな
ければならない。穴は時として多くの円からなってお
り、複雑なプレートまたは型金ではこの作業は大変であ
る。
【0047】そこで、本実施例装置では、プレート設定
及び型金設定を行う画面の条件として、プレート状態の
設定領域13及び型金状態の設定領域19を設けてい
る。この入力項目では「なし」、「正置」、「隠れ」、
「逆置」及び「逆隠れ」からなる5つの状態を設定する
ことができる。このうち、「なし」はそのプレートまた
は型金を使用しないことを示す。「正置」は、一番上に
なっていることを示す。「隠れ」は、他のプレートの下
になっていることを示す。なお、「逆置」及び「逆隠
れ」については後述する。オペレータが入力項目を設定
すると、このあと各プレートまたは型金に発生する部品
取付穴の線種の設定に受継がれる。また、この設定を変
更すると、既に発生している取付穴の線種が自動的に変
更される。これにより、上記不具合が解決される。組立
図の状態の時の穴の線種と、プレート分割または型金分
割されたときの穴の線種を、簡単に切り替えることがで
きる。なお、モールドベースを呼出した直後は、この設
定は自動的に行われる。
【0048】このように、本実施例の金型設計支援装置
のプレート設定コマンド4bを用いて達成される入力条
件設定手段は、前記プレートまたは前記型金毎に前記相
互間データとして前記金型図面上で一番上に置かれてい
るか他のプレートまたは型金の下に隠れて置かれている
かを設定することができると共に、設定の変更に対応さ
せて前記プレートまたは前記型金に定義されて存在する
各穴の実線または破線で表現される表示状態を自動的に
変更し、また、新規に定義される穴を設定に沿って図形
作成する実施例とすることができる。
【0049】したがって、入力条件設定手段で、プレー
トまたは型金毎に金型図面上で一番上か他のものに隠れ
て置かれているかが設定でき、この設定の変更に対応さ
せてプレートまたは型金に定義されて存在している各穴
の表示状態が自動的に変更され、新規に定義される穴は
設定に沿って図形作成される。
【0050】故に、各プレートまたは各型金の金型図面
上での上下関係が明らかとなり、各プレートまたは各型
金上に定義されて存在する各穴の表示状態を実線または
破線とする操作が自動化される。
【0051】また、本実施例装置の入力条件設定手段を
達成するプレート設定コマンド4bは、次のような課題
も同時に解決している。従来装置では、金型図面を設計
する際、型割図の状態で設計するときに分かり難い点が
あった。この点について、図6の型割図を参照して説明
する。なお、図6(a)は型割図/可動側の平面図、図
6(b)は型割図/可動側の正面図、図6(c)は型割
図/固定側の平面図、図6(d)は型割図/固定側の正
面図である。図6のような型割図を書く場合、型割り面
で固定側がひっくり返って書かれているため、どちらが
プレートの表か裏か判定し難くかった。もし表と裏を逆
にしてしまった場合には、穴の線種の変更が必要になっ
ていた。2プレート金型では2つに分割するだけだが、
3プレート等からなり更に多くの分割面で書く場合に
は、より複雑であった。型割図は金型設計時には、よく
行われる図面の作成方法であり、これが不便であること
は大きな不具合を有し、なんらかの解決方法が要望され
ていた。
【0052】そこで、本実施例装置では、「必ず固定側
が表である」と規定し、上記の状態の項目をプレートま
たは型金毎に設定することによって、この型割図を自由
に書くことができるようにした。即ち、「正置」、「隠
れ」は固定側を上にして(表を上にして)置かれている
ことを示し、「逆置」、「逆隠れ」は可動側を上に(裏
を上にして)置かれていることを示す。「逆置」と「逆
隠れ」の違いは、「正置」と「隠れ」の違いと同じであ
る。オペレータがこの条件を設定すると、このあと各プ
レートまたは型金に発生する部品取付穴の線種の設定に
受け継がれる。また、この設定を変更すると、すでに発
生している取付穴の線種が自動的に変更される。これに
より、上記不具合が解決される。
【0053】型割図で設計する場合には、例えば、図7
のように設定すれば、以降の処理が型割図でない場合と
同様に扱える。図7の場合、固定側であるプレートNo.
1からプレートNo.3が反転されプレートNo.3が一番
上となるので「逆置」、プレートNo.1及びプレートN
o.2は「逆隠れ」と設定する。可動側ではプレートNo.
5が一番上となるので「正置」、残りを「隠れ」と設定
する。この設定を行ったのち穴の定義が行われると、そ
れぞれのプレートの位置関係から、穴の平面図を実線で
描くか破線で描くかを設定にあわせて自動決定する。
【0054】このように、本実施例の金型設計支援装置
のプレート設定コマンド4bを用いて達成される入力条
件設定手段は、前記プレートまたは前記型金毎に前記相
互間データとして前記金型図面上で固定側を上にして置
かれているか可動側を上にして置かれているかを設定す
ることができると共に、設定の変更に対応させて前記プ
レートまたは前記型金に定義されて存在する各穴の実線
または破線で表現される表示状態を自動的に変更し、ま
た、新規に定義される穴を設定に沿って図形作成する実
施例とすることができる。
【0055】したがって、入力条件設定手段で、プレー
トまたは型金毎に金型図面上で固定側または可動側の方
向を明らかにして設定でき、この設定の変更に対応させ
てプレートまたは型金に定義されて存在している各穴の
表示状態が自動的に変更され、新規に定義される穴は設
定に沿って図形作成される。
【0056】故に、型割図を作成する際、プレートまた
は型金は金型図面上で固定側または可動側方向を指定す
るだけで上下関係が明らかとなり、各プレートまたは各
型金上に定義されて存在する各穴の表示状態を実線また
は破線とする操作が自動化される。
【0057】また、本実施例装置の入力条件設定手段を
達成するプレート設定コマンド4bは、次のような課題
も同時に解決している。図8は種々の金型のプレート構
成を示したものである。ここで、Tは固定側取付板、A
は固定側型板、Sはストリッパプレート、Bは可動側型
板、Uは受け板、Cはスペーサブロック、Eはエジェク
タプレート上、Fはエジェクタプレート下、Lは可動側
取付板を示している。図8(a)にはストリッパプレー
トSはないが受け板Uはある。図8(b)にはストリッ
パプレートSも受け板Uもある。図8(c)はストリッ
パプレートSも受け板Uもない。この構造の違いは成形
品の形、大きさによって最適なプレートの構成を選ぶた
めに起こる。
【0058】ところで、オペレータは、例えば、可動側
型板はプレートNo.5、エジェクタプレート上はプレー
トNo.7というように、プレート名称または型金名称で
はなく、プレートNo.または型金No.に対応づけてプレ
ートまたは型金の種類を決めたいのである。つまり、プ
レート構造の違いから、ある時は可動側型板がプレート
No.3またはプレートNo.4になると、プレートNo.指
定する場合に分かり難いのである。そこで、従来装置で
は、上記不具合を回避するため、例えば、図23のプレ
ート設定では、プレートNo.4のストリッパプレートの
厚さを0とし、このプレートを使用しないことを表現し
ようとしていた。
【0059】このような方法では、ストリッパプレート
が形式的には存在しているため、部品を取付ける際に、
実際には存在しないストリッパプレートにも穴が発生さ
れることとなる。即ち、作成された平面図等には必要の
ない穴の円までが表示され、所望の図面とは異なったも
のとなっていた。
【0060】そこで、本実施例装置では、入力条件設定
手段を達成するプレート設定コマンド4bにおいて、図
1のプレートNo.2のランナストリッパプレートのよう
に、プレート状態の設定領域13の条件に、「なし」を
設定することを可能とし、「なし」が設定され使用しな
いプレートに対しては部品取付穴が発生しないように省
くようにした。これによって、必要のない穴が発生する
ことはなくなり、正しい平面図等が得られるようになっ
た。
【0061】このように、本実施例の金型設計支援装置
のプレート設定コマンド4bを用いて達成される入力条
件設定手段は、設計する金型構造上省略するプレートま
たは型金については使用しないことを設定できると共
に、部品取付コマンド4dを用いて達成される部品取付
手段は、使用しない設定になっている前記プレートまた
は前記型金に対しては部品取付穴を定義できないように
する実施例とすることができる。
【0062】したがって、入力条件設定手段で、設計す
る金型構造上省略するプレートまたは型金の使用状態が
設定でき、部品取付手段で、その省略する設定のプレー
トまたは型金に対して部品取付穴を定義できないように
できる。
【0063】故に、プレートまたは型金設定では設計す
る金型構造に合わせたプレートまたは型金のみを入力す
ればよく、使用しないプレートまたは型金に対しては無
駄な部品取付穴が発生しない。
【0064】更にまた、本実施例装置の入力条件設定手
段を達成するプレート設定コマンド4bは、次のような
課題も同時に解決している。金型を構成するプレートま
たは型金の材質は、通常の炭素鋼の他に、プリハードン
鋼等も使われる。したがって、部品の取付穴を加工する
場合には、プレートまたは型金の材質を考慮した加工条
件で行う必要がある。ところが、従来装置の単純穴加工
データベース2dの加工条件には、標準的な1種類のみ
が登録可能であり、プレートまたは型金毎に異なる材質
を用いるような金型に対しては、加工条件を最適なもの
にすることができなかった。
【0065】そこで、本実施例装置のプレート設定コマ
ンド4bでは、図1のプレート設定及び図2の型金設定
を行う画面の条件として、プレート材質の設定領域16
及び型金材質の設定領域24を設けている。この場合の
条件では、プレートにS55C、型金にNAK55を用
いるように設定されている。オペレータは予めシステム
に登録されているプレートまたは型金材質から、今回使
用するものを選択する。本実施例装置での部品取付コマ
ンド4dは、部品を取付けて取付穴を発生させるとき
に、このプレートまたは型金材質のデータを用いて、単
純穴加工データベース2dに登録されている加工条件を
変化させることによって、材質による変化を吸収できる
ようになっている。材質によってどのように加工条件を
変化させるかは、本システムが材質毎にルールを持って
いる。例えば、ある材質は標準の炭素鋼に対してα倍の
早さで加工できるので、係数αを条件にかけあわせると
いったルールである。
【0066】このように、本実施例の金型設計支援装置
のプレート設定コマンド4bを用いて達成される入力条
件設定手段は、前記プレート及び前記型金の材質を設定
できると共に、前記部品取付手段は、設定されている前
記プレートまたは前記型金の材質に合わせて前記取付穴
の加工条件を変化させる実施例とすることができる。
【0067】したがって、入力条件設定手段で、プレー
トまたは型金の材質が設定でき、部品取付手段で、その
プレートまたは型金の材質に合わせて取付穴の加工条件
が変化される。
【0068】故に、プレートまたは型金の材質が設定で
き、プレートまたは型金の材質に合わせて取付穴の加工
条件を標準条件から変化させ、プレートまたは型金の材
質の変化に対応させることができる。
【0069】次に、上述の内容が、本実施例装置でどの
ように内部処理されているかを補足説明する。図9は部
品/穴設定の内部処理を示すフローチャートである。図
9のフローチャートの手順に基づいて、まず、ステップ
S201で部品名、取付位置のデータを入力する。次に
ステップS202に移行して、その部品名が部品データ
ベース2aに登録されているかを検索する。次にステッ
プS203に移行して、部品が登録されていれば次のス
テップS204へ、されていなければステップS201
に戻り、オペレータに再入力を求める。ステップS20
4では、部品データ(図形データ)を現在編集中の図面
のデータに追加する。ここまでで、画面に部品の図形が
表示される。次にステップS205に移行して、部品と
関連づけられた複合穴が複合穴データベース2bに登録
されているかを検索する。次にステップS206に移行
して、複合穴が部品に関連づけられていなければ本フロ
ーチャートを終了し、複合穴が関連づけられていればス
テップS207に移行する。各プレートまたは各型金に
対する穴の取付けを行うため、ステップS207で、n
番目のプレート/型金に対応した単純穴を単純穴図形デ
ータベース2cから検索する。次にステップS208に
移行して、単純穴がなければ後述のステップS215に
移行し、単純穴があればステップS209に移行する。
ステップS209では、n番目のプレート/型金の状態
が「なし」で使用する設定でなければ後述のステップS
215に移行し、n番目のプレート/型金の状態が「な
し」以外で使用する設定であればステップS210に移
行する。
【0070】ステップS210では、単純穴図形データ
ベース2cから穴図形のm段目を読出す。次のステップ
S211〜ステップS213で、単純穴を構成するそれ
ぞれの段について、表か裏か、プレートまたは型金の状
態はどうかという項目を調べ、単純穴は表からの穴か裏
からの穴か、n番目のプレート/型金の状態により、作
成する穴図形の線種、実線で書くか破線で書くかを決定
して現在編集中の図面に追加する。そして、ステップS
214に移行し、各段に対してステップS210〜ステ
ップS214の処理が終了するまで同様の処理を繰返
し、ステップS214で全段に対する処理が終了すると
ステップS215に移行する。ステップS215では、
各プレートまたは各型金に対してステップS207〜ス
テップS215の処理が終了するまで同様の処理を繰返
し、ステップS215で全プレート/型金に対する処理
が終了すると、画面に部品と穴の図形が表示され本フロ
ーチャートを終了する。
【0071】図10はプレート/型金状態変更の内部処
理を示すフローチャートである。図10のフローチャー
トの手順に基づいて、まず、ステップS301で、プレ
ート/型金状態の変更として、プレートまたは型金状態
が入力される。次にステップS302に移行して、n番
目のプレート/型金に対する条件の状態が前回と比較さ
れる。次にステップS303で、ステップS302で比
較された状態が前回のものと同じであると後述のステッ
プS309に移行し、その状態が前回のものと違ってい
るときには、ステップS304に移行し、n番目のプレ
ート/型金の状態が「なし」以外で使用する設定かが判
定される。ステップS304でn番目のプレート/型金
の状態が「なし」で使用しない設定のときには後述のス
テップS309に移行し、n番目のプレート/型金が使
用する設定であるときには、ステップS305に移行す
る。ステップS305では、現在の編集図面のデータか
ら1図形要素を読出し、ステップS306に移行し、そ
の図形要素がn番目のプレート/型金に属するものであ
ると、ステップS307に移行する。ステップS307
では、n番目のプレート/型金の状態によって線種を変
更する。上述のステップS306で読出した図形要素が
n番目のプレート/型金に属するものでないときには、
ステップS307をスキップする。次にステップS30
8に移行して、全図形要素に対してステップS305〜
ステップS308の処理が終了するまで同様の処理を繰
返し、ステップS308で全図形要素に対する処理が終
了するとステップS309に移行する。ステップS30
9では、全プレート/型金に対してステップS302〜
ステップS309の処理が終了するまで同様の処理を繰
返し、ステップS309で全プレート/型金に対する処
理が終了すると本フローチャートを終了する。
【0072】図11はプレート/型金分割保存の内部処
理を示すフローチャートである。図11のフローチャー
トの手順に基づいて、まず、ステップS401で、プレ
ート/型金分割保存として、分割するプレートNo.また
は型金No.が入力される。次にステップS402に移行
して、n番目のプレート/型金の状態が「なし」以外で
使用する設定かが判定される。ステップS402でn番
目のプレート/型金の状態が「なし」で使用しない設定
のときには後述のステップS409に移行し、n番目の
プレート/型金が使用する設定であるときには、ステッ
プS403に移行する。ステップS403では、図面を
保存するファイルをオープン(用意)する。次にステッ
プ404に移行して、現在の編集図面のデータから1図
形要素を読出し、ステップS405に移行し、その図形
要素が指定プレート/型金に属するものであると、ステ
ップS406に移行する。ステップS406では、図形
要素の線種を変更してファイルに保存する。この際、プ
レートまたは型金の状態が「隠れ」であったときには、
プレートまたは型金分割後の図面では破線から実線に変
化することがあり、それらを考慮して保存する。上述の
ステップS405で読出した図形要素が指定プレート/
型金に属するものでないときには、ステップS406を
スキップする。次にステップS407に移行して、全図
形要素に対してステップS404〜ステップS407の
処理が終了するまで同様の処理を繰返し、ステップS4
07で全図形要素に対する処理が終了するとステップS
408に移行する。ステップS408では、図面を保存
するファイルをクローズし(閉じ)、ステップS409
に移行し、必要プレート/型金に対してステップS40
1〜ステップS409の処理が終了するまで同様の処理
を繰返し、ステップS409で必要とする全プレート/
型金に対する分割処理が終了すると本フローチャートを
終了する。
【0073】次に、部品データベース2aの登録に関す
る改善について説明する。図12に示すような、1枚の
プレートに対して、表からと裏から同時に加工が必要な
穴を登録する場合について考える。表と裏の両方に座ぐ
りを行う場合、裏座ぐり工具により表だけから加工する
ことも可能であるが、数が多くなれば、プレートを裏返
して行った方が効率的である。従来装置ではこの種の穴
を登録することができなかったため、別の穴形状に置換
える等の工夫をして加工を行っていた。
【0074】そこで、本実施例装置は、部品データベー
ス登録手段を達成する部品データベース登録コマンド4
cに改良を加えた。まず、図12(a)の穴を、表から
の加工の図12(b)の穴KFZ と裏からの加工の図12
(c)の穴KWR に分解する。それぞれを、図形は単純穴
図形データベース2c、加工方法は単純穴加工データベ
ース2dに登録する。次に、図12(d)の設定画面を
使用して、穴KFZ と穴KWR を組合わせて複合穴データベ
ース2bに登録する。なお、図12(d)において、5
1は表から加工する穴の登録項目、52は裏から加工す
る穴の登録項目である。従来装置の登録画面を示す図1
8では1枚のプレートに表または裏のどちらかの穴しか
登録できなかったのに対し本実施例装置の登録画面を示
す図12(d)では両方を同時に登録できるようになっ
ている。また、登録項目51,52は、その加工方向の
穴がなければ空白にしておけばよいので、図18で示す
ように登録できたものは図12(d)でも全て登録可能
である。
【0075】登録後の動作については、最終的なNCデ
ータ生成の際に、表加工するときには穴KFZ の加工、裏
加工するときには穴KWR の加工が行われるようになり、
従来の操作と全く同様にこの種の穴を扱えるものであ
る。なお、表加工を行ってから裏加工を行うという前提
で、穴KWR はセンタ穴や下穴の加工を行わず、座ぐりの
み行うように単純穴加工データベース2dに登録してお
く。
【0076】このように、本実施例の金型設計支援装置
の部品データベース登録コマンド4cを用いて達成され
る部品データベース登録手段は、一枚のプレートまたは
型金に対する穴の形状と加工に関するデータを登録した
単純穴形状を複数組合わせて部品の取付穴である複数の
プレートまたは型金に対する複合穴を登録する際に、一
枚のプレートまたは型金の表方向及び裏方向からの加工
が同時に必要なときには表裏同時に登録できる実施例と
することができる。
【0077】したがって、部品データベース登録手段
で、一枚のプレートまたは型金の単純穴形状が複数組合
わせられて部品の取付穴である複数のプレートまたは型
金に対する複合穴が登録される際に、一枚のプレートま
たは型金の表裏からの同時加工が必要なときには表裏同
時に登録される。
【0078】故に、一枚のプレートまたは型金の表裏か
らの同時加工が必要なときでも、表裏のいずれか一方か
らの加工の場合と同様に登録できる。
【0079】最後に、部品の組合わせと穴の重複定義に
関する改善について説明する。従来装置では、1種類の
部品に対し、1種類の取付穴を定義するという方法をと
っている。そこで、例えば、図13(a)に示すピン、
図13(b)に示すブッシュについての部品取付穴(ピ
ン取付穴及びブッシュ取付穴)は別々に定義される。と
ころが、これを組合わせて使用する場合には、図13
(c)に示すように、複数の取付穴が同じ座標で重複す
るプレートが発生してしまう。即ち、プレートAではピ
ン取付穴及びブッシュ取付穴の2つの取付穴に対する穴
加工が指定され、ブッシュ取付穴より小さいピン取付穴
も穴加工の対象とされる。このままでは、穴加工不要な
ピン取付穴の穴加工も行ってしまうので、NCデータ生
成前に不要な穴を削除する必要がある。しかし、部品点
数が多く、組合わせが多くなる程、この作業は非常に困
難なものであった。
【0080】この課題を解決するために、始めからピン
とブッシュを組合わせたものを1つの部品として登録し
ておくという方法が考えられる。しかし、通常、ピンは
数種類、ブッシュも数種類が組合わせ可能であり、組合
わせ部品の数はそれらをかけあわせた数になってしま
う。つまり、数種類の部品を組合わせるときには、非常
に多くの部品の組合わせが必要で、部品データベースの
登録作業が煩雑となり最良とは言えない。
【0081】そこで、本実施例装置では、NCデータ生
成手段を達成するNCデータ生成コマンド4fに改良を
加えて上記課題を解決している。部品データベース登録
コマンド4cでは、同じ座標に2つ以上の穴が定義され
ているときにはそれぞれの穴径を比較して、一番大きな
径の穴のみを登録の対象とし、残りの穴は無視するとい
う内部処理が追加されている。例えば、図13(c)に
示すように、ピン取付穴がφ12でブッシュ取付穴がφ
16であると、φ12のピン取付穴の穴加工を無視す
る。この処理によって、オペレータは特に穴の重複につ
いて気にすることなく部品を取付けることができる。ま
た、部品データベース2aへの登録も、それぞれの部品
に対して行えばよく、その組合わせを意識する必要がな
い。
【0082】図14はNCデータ生成の内部処理を示す
フローチャートである。図14のフローチャートの手順
に基づいて、まず、ステップS501にて、オペレータ
からNCデータ生成するプレートNo./型金No.が入力
される。次にステップS502に移行して、プレート/
型金の材質の設定を読出す。次にステップS503に移
行して、1つの穴を現在編集中の図面から選択する。次
にステップS504に移行して、選択した穴がNCデー
タを生成しようとするプレートNo./型金No.の穴であ
るかを判定する。ステップS504で、この穴がNCデ
ータ生成するプレートの穴でないときには後述のステッ
プS510に移行し、この穴がNCデータ生成するプレ
ートの穴であるときにはステップS505に移行する。
ステップS505では、この穴が他の穴に包含されてい
ないかをチェックする。ステップS506で、この穴が
他の穴に包含されているときには後述のステップS51
0に移行し、この穴が他の穴に包含されていなくて、加
工が必要な穴であるときにはステップS507に移行し
て、この穴を加工するためのデータを単純穴加工データ
ベース2dから読出す。次にステップS508に移行し
て、このときの加工条件をプレート/型金の材質によっ
て補正する。次にステップS509に移行して、前の穴
の加工条件の後につないで一時記憶する。次にステップ
S510に移行して、全部の穴に対してステップS50
3〜ステップS510の処理が終了するまで同様の処理
を繰返し、ステップS510で全穴に対する処理が終了
するとステップS511に移行する。ステップS511
では、加工順序を決めるために、ステップS509で前
の穴の加工条件の後につないで一時記憶した加工条件を
ソーティングする。この処理により、下穴をあける工程
を加工の前半に集めたり、同じ工具を使う工程は並行
(一括)して行うようにして工具交換が少なくされる。
次にステップS512に移行して、NCデータのファイ
ルをオープン(用意)したのち、ステップS513に移
行し、並べられた加工順序に従ってn番目のプレート/
型金のNCデータを生成する。次にステップS514に
移行して、全部の穴に対してステップS513〜ステッ
プS514の処理が終了するまで同様の処理を繰返し、
ステップS514で全穴に対する処理が終了するとステ
ップS515に移行する。ステップS515では、NC
データのファイルをクローズし(閉じ)、本フローチャ
ートを終了する。
【0083】このように、本実施例の金型設計支援装置
のNCデータ生成コマンド4fを用いて達成されるNC
データ生成手段は、同じ座標位置に2つ以上の部品の取
付けに伴う取付穴が2つ以上定義されているときには、
前記取付穴の穴径のうち一番大きなものを選出して穴加
工のNCデータを生成する実施例とすることができる。
【0084】したがって、NCデータ生成手段で、同一
の座標位置に取付穴が2つ以上定義されていると、その
取付穴の穴径のうち一番大きなものが選出され穴加工の
NCデータが生成される。
【0085】故に、同じ座標位置に2つ以上の部品が取
付けられ、取付穴が重複するときにも、無駄のない穴加
工のNCデータを得ることができる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の金型設
計支援装置によれば、図形定義手段で作成される図形が
複数積層され金型を構成するプレートまたは型金のうち
のどれに属するかが指定され、必要なデータを付加され
て金型図面上に表現される。入力条件設定手段で、プレ
ートまたは型金における相互間データを含めた所定の条
件が設定される。部品データベース登録手段で、金型に
取付ける部品の図形データ及び取付穴の加工に関するデ
ータが必要に応じて登録される。部品取付手段で、金型
図面に対して部品を取付ける位置が指定される。分解図
面作成手段で、完成した金型図面をプレートまたは型金
毎に分解してプレート図面または型金図面が作成され
る。このように、金型を構成するプレートに加えて型金
と称するキャビティ、コア、スライダ等の金型部品であ
りかつそれ自体もほかの部品の取付穴を加工しなければ
ならないものに対し、他のプレートとの相対位置関係や
厚さ等のデータを登録できるようにすることで、通常の
プレートと同様に扱うことが可能となり、図面作成を実
施することができる。また、各プレートまたは各型金が
図面上で一番上に置かれているか、他のプレートまたは
型金の下に隠れているかについて変更が行われた場合、
プレートまたは型金上に定義されて存在する各穴の表示
状態、即ち、実線と破線とを変更する操作を自動化でき
省略することができる。
【0087】請求項2の金型設計支援装置によれば、図
形定義手段で作成される図形が複数積層され金型を構成
するプレートまたは型金のうちのどれに属するかが指定
され、必要なデータを付加されて金型図面上に表現され
る。入力条件設定手段で、プレートまたは型金における
相互間データを含めた所定の条件が設定される。部品デ
ータベース登録手段で、金型に取付ける部品の図形デー
タ及び取付穴の加工に関するデータが必要に応じて登録
される。部品取付手段で、金型図面に対して部品を取付
ける位置が指定される。分解図面作成手段で、完成した
金型図面をプレートまたは型金毎に分解してプレート図
面または型金図面が作成される。このように、金型を構
成するプレートに加えて型金と称するキャビティ、コ
ア、スライダ等の金型部品でありかつそれ自体もほかの
部品の取付穴を加工しなければならないものに対し、他
のプレートとの相対位置関係や厚さ等のデータを登録で
きるようにすることで、通常のプレートと同様に扱うこ
とが可能となり、図面作成を実施することができる。ま
た、型割図を作成する場合にも、各プレートまたは各型
金が図面上で固定側を上にして置かれているか、可動側
を上にして置かれているかについて変更が行われた場
合、プレートまたは型金上に定義されて存在する各穴の
表示状態、即ち、実線と破線とを変更する操作を自動化
でき省略することができる。
【0088】請求項3の金型設計支援装置によれば、図
形定義手段で作成される図形が複数積層され金型を構成
するプレートまたは型金のうちのどれに属するかが指定
され、必要なデータを付加されて金型図面上に表現され
る。入力条件設定手段で、プレートまたは型金における
相互間データを含めた所定の条件が設定される。部品デ
ータベース登録手段で、金型に取付ける部品の図形デー
タ及び取付穴の加工に関するデータが必要に応じて登録
される。部品取付手段で、金型図面に対して部品を取付
ける位置が指定される。分解図面作成手段で、完成した
金型図面をプレートまたは型金毎に分解してプレート図
面または型金図面が作成される。このように、金型を構
成するプレートに加えて型金と称するキャビティ、コ
ア、スライダ等の金型部品でありかつそれ自体もほかの
部品の取付穴を加工しなければならないものに対し、他
のプレートとの相対位置関係や厚さ等のデータを登録で
きるようにすることで、通常のプレートと同様に扱うこ
とが可能となり、図面作成を実施することができる。ま
た、プレート設定または型金設定では、設計する金型構
造に合わせたプレートまたは型金のみを入力すればよ
く、使用しないプレートまたは型金に対しては無駄な部
品取付穴が発生しないようにすることができる。
【0090】請求項の金型設計支援装置によれば、請
求項1乃至請求項の何れか1つに記載の効果に加え
て、一枚のプレートまたは型金の表からの加工と裏から
の加工が同時に必要な場合でも表裏加工の単独の登録と
同様に登録することができる。
【0091】請求項の金型設計支援装置によれば、請
求項1乃至請求項の何れか1つに記載の効果に加え
て、NCデータ生成手段で同じ座標に2つ以上の部品が
取付けられ、取付穴が重複する場合でも、無駄のない穴
加工のNCデータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施例にかかる金型設計支
援装置におけるプレート設定を示す説明図である。
【図2】 図2は本発明の一実施例にかかる金型設計支
援装置における型金設定を示す説明図である。
【図3】 図3は本発明の一実施例にかかる金型設計支
援装置におけるモールドベース図面を示す説明図であ
る。
【図4】 図4は本発明の一実施例にかかる金型設計支
援装置の金型設計の手順を示すフローチャートである。
【図5】 図5は本発明の一実施例にかかる金型設計支
援装置におけるプレート分割時の穴の線種変更を示す説
明図である。
【図6】 図6は本発明の一実施例にかかる金型設計支
援装置における型割図による図面の作成を示す説明図で
ある。
【図7】 図7は本発明の一実施例にかかる金型設計支
援装置における型割図の場合のプレート設定を示す説明
図である。
【図8】 図8は本発明の一実施例にかかる金型設計支
援装置を適用する各種金型構造の違いを説明する説明図
である。
【図9】 図9は本発明の一実施例にかかる金型設計支
援装置における部品/穴設定の内部処理を示すフローチ
ャートである。
【図10】 図10は本発明の一実施例にかかる金型設
計支援装置におけるプレート状態変更の内部処理を示す
フローチャートである。
【図11】 図11は本発明の一実施例にかかる金型設
計支援装置におけるプレート分割保存の内部処理を示す
フローチャートである。
【図12】 図12は本発明の一実施例にかかる金型設
計支援装置における表裏両方から加工する穴を示す説明
図である。
【図13】 図13は本発明の一実施例にかかる金型設
計支援装置における部品取付穴が重複する場合を示す説
明図である。
【図14】 図14は本発明の一実施例にかかる金型設
計支援装置におけるNCデータ生成の内部処理を示すフ
ローチャートである。
【図15】 図15は従来及び本発明の一実施例にかか
る金型設計支援装置の全体構成を示すブロック図であ
る。
【図16】 図16は従来の金型設計支援装置の部品デ
ータベースを示す概念図である。
【図17】 図17は従来の金型設計支援装置による部
品データベースの部品登録の画面を示す説明図である。
【図18】 図18は従来の金型設計支援装置による部
品データベースの複合穴登録の画面を示す説明図であ
る。
【図19】 図19は従来の金型設計支援装置による部
品データベースの単純穴形状登録の画面を示す説明図で
ある。
【図20】 図20は従来の金型設計支援装置による部
品データベースの単純穴加工登録の画面を示す説明図で
ある。
【図21】 図21は従来の金型設計支援装置の金型設
計の手順を示すフローチャートである。
【図22】 図22は従来の金型設計支援装置による部
品呼出しでモールドベース呼出の画面を示す説明図であ
る。
【図23】 図23は従来の金型設計支援装置によるプ
レート設定の画面を示す説明図である。
【図24】 図24は従来の金型設計支援装置による部
品呼出しで部品呼出の画面を示す説明図である。
【図25】 図25は従来の金型設計支援装置による図
形定義の画面を示す説明図である。
【図26】 図26は従来の金型設計支援装置によるプ
レート分割の画面を示す説明図である。
【図27】 図27は従来の金型設計支援装置によるN
Cデータ生成で表画面を示す説明図である。
【図28】 図28は従来の金型設計支援装置によるN
Cデータ生成で裏画面を示す説明図である。
【符号の説明】
1 CPU、2 外部記憶装置、3 主記憶装置、4
ソフトウェア部、4a図形定義コマンド、4b プレー
ト設定コマンド、4c 部品データベース登録コマン
ド、4d 部品取付コマンド、4e プレート分割コマ
ンド、4f NCデータ生成コマンド、5 編集図面デ
ータベース、6 表示装置、7 入力装置、8 出力装
置、11 プレートNo.の設定領域、12 プレート名
称の設定領域、13 プレート状態の設定領域、14
プレート厚さの設定領域、15プレート間隔の設定領
域、16 プレート材質の設定領域、17 型金No.の
設定領域、18 型金名称の設定領域、19 型金状態
の設定領域、20 型金基準面の設定領域、21 型金
基表裏の設定領域、22 型金上厚さの設定領域、23
型金下厚さの設定領域、24 型金材質の設定領域。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数積層されて金型を構成するプレート
    または型金のうち、作成する図形がどれに属するかを指
    定すると共に、必要なデータを付加して金型図面上に表
    現する図形定義手段と、 前記プレートまたは前記型金における相互間データを含
    めた所定の条件を設定でき、かつ、前記プレートまたは
    前記型金毎に前記相互間データとして前記金型図面上で
    一番上に置かれているか他のプレートまたは型金の下に
    隠れて置かれているかを設定することができると共に、
    設定の変更に対応させて前記プレートまたは前記型金に
    定義されて存在する各穴の実線または破線で表現される
    表示状態を変更し、また、新規に定義される穴を設定に
    沿って図形作成する入力条件設定手段と、 前記金型に取付ける部品の図形データ及び取付穴の加工
    に関するデータを登録する部品データベース登録手段
    と、 前記金型図面に対して前記部品を取付ける位置を指定す
    る部品取付手段と、 完成した前記金型図面を前記プレートまたは前記型金毎
    に分解してプレート図面または型金図面を作成する分解
    図面作成手段とを具備することを特徴とする金型設計支
    援装置。
  2. 【請求項2】 複数積層されて金型を構成するプレート
    または型金のうち、作成する図形がどれに属するかを指
    定すると共に、必要なデータを付加して金型図面上に表
    現する図形定義手段と、 前記プレートまたは前記型金における相互間データを含
    めた所定の条件を設定でき、かつ、前記プレートまたは
    前記型金毎に前記相互間データとして前記金型図面上で
    固定側を上にして置かれているか可動側を上にして置か
    れているかを設定することができると共に、設定の変更
    に対応させて前記プレートまたは前記型金に定義されて
    存在する各穴の実線または破線で表現される表示状態を
    変更し、また、新規に定義される穴を設定に沿って図形
    作成する入力条件設定手段と、 前記金型に取付ける部品の図形データ及び取付穴の加工
    に関するデータを登録する部品データベース登録手段
    と、 前記金型図面に対して前記部品を取付ける位置を指定す
    る部品取付手段と、 完成した前記金型図面を前記プレートまたは前記型金毎
    に分解してプレート図面または型金図面を作成する分解
    図面作成手段とを具備することを特徴とする金型設計支
    援装置。
  3. 【請求項3】 複数積層されて金型を構成するプレート
    または型金のうち、作成する図形がどれに属するかを指
    定すると共に、必要なデータを付加して金型図面上に表
    現する図形定義手段と、 前記プレートまたは前記型金における相互間データを含
    めた所定の条件を設定でき、かつ、設計する金型構造上
    省略するプレートまたは型金については使用しないこと
    を設定できる入力条件設定手段と、 前記金型に取付ける部品の図形データ及び取付穴の加工
    に関するデータを登録する部品データベース登録手段
    と、 前記金型図面に対して前記部品を取付ける位置を指定
    し、かつ、使用しない設定になっている前記プレートま
    たは前記型金に対しては部品取付穴を定義できないよう
    にする部品取付手段と、 完成した前記金型図面を前記プレートまたは前記型金毎
    に分解してプレート図面または型金図面を作成する分解
    図面作成手段とを具備することを特徴とする金型設計支
    援装置。
  4. 【請求項4】 前記部品データベース登録手段は、一枚
    のプレートまたは型金に対する穴の形状と加工に関する
    データを登録した単純穴形状を複数組合わせて部品の取
    付穴である複数のプレートまたは型金に対する複合穴を
    登録する際に、一枚のプレートまたは型金の表方向及び
    裏方向からの加工が同時に必要なときには表裏同時に登
    録できることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れ
    か1つに記載の金型設計支援装置。
  5. 【請求項5】 更に、同じ座標位置に2つ以上の部品の
    取付けに伴う取付穴が2つ以上定義されているときに
    は、前記取付穴の穴径のうち一番大きなものを選出して
    穴加工のNCデータを生成するNCデータ生成手段を具
    備することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか
    1つに記載の金型設計支援装置。
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