JPH06118710A - トナー用ポリエステル樹脂 - Google Patents

トナー用ポリエステル樹脂

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JPH06118710A
JPH06118710A JP4264842A JP26484292A JPH06118710A JP H06118710 A JPH06118710 A JP H06118710A JP 4264842 A JP4264842 A JP 4264842A JP 26484292 A JP26484292 A JP 26484292A JP H06118710 A JPH06118710 A JP H06118710A
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resin
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toughness
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伸司 久保
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Hitoshi Iwasaki
等 岩崎
Yoichi Nagai
陽一 永井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トナーにタフネスを必要とする現像システム
に有用なトナー用樹脂を提供する。 【構成】 ジカルボン酸成分とジオール成分と多価カル
ボン酸成分または多価アルコール成分より重合された架
橋ポリエステルであって、多価カルボン酸または多価ア
ルコールの使用量が、全酸成分に対して、3官能モノマ
ーの場合5モル%以上20モル%以下であり、4官能以
上有するモノマーの場合1モル%以上15モル%以下で
あり、前記ポリエステルのタフネス指標が250μm〜
600μmであり、ガラス転移点Tgが65℃以上85
℃以下であり、樹脂の数平均分子量Mnが3000以上
30000以下であることを特徴とするトナー用ポリエ
ステル樹脂。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法、静電記録
法や静電印刷法などにおいて、静電荷像または磁気潜像
の現像に用いる乾式トナーのバインダー樹脂として有用
な樹脂に関する。さらに詳しくは、本発明は、バインダ
ーに強度を付与することにより、耐刷性に優れ、長期間
の使用にも高画像を維持するトナーを与えることがで
き、バインダーにタフネスが要求される、非磁性一成分
系の現像システムや最近急速に普及しているポータブル
等の現像システムに有効なトナー用ポリエステル樹脂に
関する。
【0002】
【従来の技術】静電荷像より恒久的な顕像を得る方法に
おいては、光導電性感光体または静電記録体上に形成さ
れた静電荷像を、あらかじめ摩擦により帯電させたトナ
ーによって現像したのち定着する。磁気潜像の場合は、
磁気ドラム上の潜像を磁性体を含むトナーによって現像
した後、定着する。定着は、光導電性感光体または静電
記録体上に現像によって得られたトナー像を直接融着さ
せるか、紙やフィルム上にトナー像を転写した後、これ
を転写シート上に融着させることによって行われる。ト
ナー像の融着は、溶剤蒸気との接触、加圧及び加熱によ
って行われ、加熱方式には電気オーブンによる無接触加
熱方式と加圧ローラーによる圧着加熱方式があるが、定
着工程の高速化が要請される最近では主として後者が用
いられている。
【0003】乾式現像方式で使用されるトナーには、1
成分系トナーと2成分系トナーがある。2成分系トナー
は、先ず樹脂、着色剤、荷電制御剤およびその他必要な
添加剤を溶融混練して十分に分散させた後、次いで粗粉
砕、微粉砕し、所定の粒度範囲に分級して製造される。
1成分系トナーは、上記の2成分系のトナーの各成分の
他に磁性鉄粉を添加して同様に製造される。
【0004】樹脂はトナー配合中の主成分であり、トナ
ーに要求される性能の大部分を支配する。そのため、ト
ナー用樹脂には、トナー製造においては溶融混練工程で
の着色剤の分散性、粉砕工程での粉砕性の良いことなど
が要求され、またトナーの使用においては定着性、オフ
セット性、ブロッキング性及び電気的性質が良いことな
ど多用な性能が要求される。トナーの製造に用いられる
樹脂としては、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
スチレン樹脂、メタクリル系樹脂などが公知であるが、
圧着加熱定着方式用には、主にスチレンと(メタ)アク
リル酸エステルの共重合体が用いられてきた。
【0005】しかしながら、複写機が高性能化されるに
つれて、そのトナー用樹脂に要求される性能のポイント
も、複写機の形式によって変わってきた。その中でも、
特に、最近になって著しく普及し始めた小型複写機(ポ
ータブルタイプ)は、家庭用等で使用されている場合が
多いため、印字率が比較的低く、トナーが複写機内の現
像工程で帯電のため混合される時間が長時間になる。そ
の間にトナーが粉砕され、粒径が小さくなり、帯電量が
変化し、そのため複写物の濃度が変化してしまう。ま
た、家庭用で使用される場合には、メンテナンスにも手
間がかかる。また、現像システムの中には非磁性の一成
分のように現像ロールにトナーを強く押しつけて帯電さ
せるシステムがある。そのような現像システムでは、ト
ナーは容易に粉砕されるため、その帯電量も変化する。
【0006】上記のような用途に従来のスチレン系の樹
脂を用いた場合、樹脂の強度不足のため、トナーが容易
に粉砕され、複写物にカブリが発生したり、濃度が低下
したりする問題が起こっている。それを改良するため、
超高分子化したり、Tgを上げたりする手法をとってい
るが、かかる方法では粘度増加が激しく、定着性が低下
する。
【0007】強度があるとされているポリエステル系の
樹脂もトナー用に使われてはいるが、定着性を重視して
いるため、高架橋剤濃度のものが多く、Mnが小さいた
め強度が低下する。従って、定着性をある程度保ったま
まで、なおかつ樹脂に強度があり、上記の如きシステム
に使用することのできるトナー用樹脂の出現が熱望され
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的とすると
ころは、上記のようなトナーにタフネスを必要とする現
像システムに有用なトナー用樹脂を提供することにあ
る。特に、本発明は、トナーとして使用されうる粘度を
有し、なおかつタフネスを兼ね備えている樹脂を提供し
ようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、ジカルボン酸成分とジオール成分と多価カ
ルボン酸成分または多価アルコール成分より重合された
架橋ポリエステルであって、多価カルボン酸または多価
アルコールの使用量が、全酸成分に対して、3官能モノ
マーの場合5モル%以上20モル%以下であり、4官能
以上を有するモノマーの場合1モル%以上15モル%以
下であり、前記ポリエステルのタフネス指標が250μ
m〜600μmであり、ガラス転移点Tgが65℃以上
85℃以下であり、樹脂の数平均分子量Mnが3000
以上30000以下であることを特徴とするトナー用ポ
リエステル樹脂を提供する。
【0010】本発明において、ジカルボン酸成分とは、
一般のポリエステルの重合に使用されている公知のジカ
ルボン酸であり、芳香族ジカルボン酸および脂肪族ジカ
ルボン酸が含まれる。その中でも、テレフタル酸、イソ
フタル酸およびその低級アルキルエステルから導入され
た芳香族ジカルボン酸は、疎水性の強いベンゼン環から
なるため、トナーの耐湿性を得るために有用である。そ
れらの低級アルキルエステルとしては、ジメチルテレフ
タル酸、ジメチルイソフタル酸、ジエチルテレフタル
酸、ジエチルイソフタル酸、ジブチルテレフタル酸、ジ
ブチルイソフタル酸等があるが、コストおよびハンドリ
ング性の点でジメチルテレフタル酸やジメチルイソフタ
ル酸が好ましい。芳香族成分は、得られる樹脂のTgを
上げ、耐ブロッキング性に寄与し、それの持つ疎水性の
ため耐湿性にも効果がある。その中でも、テレフタル酸
系のものはTgの上昇に効果があり、イソフタル酸系の
ものは反応性を高める効果があるので、目的によってそ
の使用バランスは変えればよい。
【0011】また、本発明では、架橋構造を付与するた
め、3価以上の多価カルボン酸成分及び多価アルコール
成分を使用するが、それらは3価以上の多価カルボン酸
および多価アルコールより導入された成分を言う。多価
カルボン酸の例としては、トリメリット酸、ピロメリッ
ト酸、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸、
2,5,7−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−
ナフタレントリカルボン酸、1,2,5−ヘキサントリ
カルボン酸、1,2,7,8−オクタンテトラカルボン
酸及びこれらの酸無水物がある。多価アルコールの例と
しては、ソルビトール、1,2,3,6−ヘキサンテト
ラロール、1,4−ソルビタン、ペンタエリスリトー
ル、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトー
ル、蔗糖、1,2,4−ブタントリオール、1,2,5
−ペンタトリオール、グリセロール、2−メチルプロパ
ントリオール、2−メチル−1,2,4−ブタントリオ
ール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパ
ン、1,3,5−トリヒドロキシメチルベンゼンなどが
挙げられ、これらは単独または混合で用いられる。この
ような多官能基モノマーは、樹脂のTgを高める効果を
有すると共に、樹脂に凝集性を付与し、耐オフセット性
を高める効果があるので、架橋度は使用複写機の定着温
度及び複写スピードにあわせて自由に設定すればよい。
【0012】本発明におけるジオール成分とは、ポリエ
ステルの縮合で一般に用いられている公知のジオール成
分のことであり、芳香族ジオールおよび脂肪族ジオール
からなる成分がある。芳香族ジオールの例としては、ポ
リオキシエチレン−(2.0)−2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン−
(2.0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン、ポリオキシプロピレン(2.2)−ポリオキ
シエチレン−(2.0)−2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(6)−
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポ
リオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン−
(2.4)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン、ポリオキシプロピレン(3.3)−2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンなどが挙げら
れ、これらは単独または混合で使用される。芳香族ジオ
ールはTgを上げる効果があるため、得られる樹脂の耐
ブロッキング性が良好となる。また、脂肪族ジオールの
例としては、エチレングリコール、ネオペンチルグリコ
ール、1,4−ブタンジオール等の一般に公知のモノマ
ーが含まれる。脂肪族ジオールは樹脂に可撓性を付与
し、定着性に寄与するが、Tgが低下し、耐ブロッキン
グ性に悪影響を与えるため、これらの使用量は使用機種
にあわせ自由に設定すればよい。
【0013】本発明において最も重要な点は、重合した
ポリエステルにタフネスが付与されていることであり、
この場合使用する多官能モノマーの使用量は全酸成分に
対して、20モル%以下であることが必要である。多官
能モノマーを高濃度で使用すると、3次元構造部分の反
応が優先的になり、ポリマーに充分な強度を付与するこ
とが困難になる。詳しくは、ポリマーの主鎖が充分に成
長しない内に、ゲル化点に達して、編み目構造を形成し
始めるため、ポリマーの溶融粘度自体は高くなるが、樹
脂の強度は低下するのである。使用モノマー種によって
若干の差はあるものの、使用多官能モノマーは、全酸成
分に対して、3官能モノマーの場合5モル%以上20モ
ル%以下であり、4官能以上を有するモノマーの場合1
モル%以上15モル%以下である必要がある。
【0014】本発明において、樹脂のタフネスの評価
は、次のようにして行う。 (1)一般粉砕樹脂を篩いにかけ、粒径1400〜20
00μmのサンプルを50g用意する。 (2)(1)の粉砕物30gをトリオサイエンス製のブ
レンダーTR−BLで微粉砕する(目盛り10:30
秒)。 (3)質量を秤量した篩いを図1に示す如き順序で組み
立てる。 (4)(2)の操作で得られた微粉砕物を20gを秤量
する。 (5)(3)で組み立てた篩いの最上部に入れ、筒井理
科器械製のミクロ形電磁振動篩い器M−2型で30分間
振動を与える(目盛り:10)。 (6)各篩いに乗った樹脂の重量を秤量する。 (7)それぞれの値を片対数グラフにプロット(各メッ
シュパスの累積重量として)し、そのグラフより、全体
の50wt%がパスする粒径を読みとる。
【0015】上記評価法において、粒径が250μmよ
り小さいものを用いたトナーを使用した場合、トナーの
タフネスが弱く、複写機内で現像中にトナーが粉砕され
て、トナーの帯電量が変わり、画像濃度に影響を与える
ことになる。また、粒径が600μmより大きい樹脂を
用いたトナーを使用した場合、樹脂の強度は良好で、複
写機内での粉砕もスペントトナーの発生も抑制できる
が、トナーの強度が高いため、トナーとして重要なファ
クターである定着性が低下する。従って、上記評価法に
おいては、粉砕粒径が250〜600μmである必要が
あり、好ましくは300〜550μmである。
【0016】また、トナーにシリカ等の無機粉末を与え
ると、耐ブロッキング性の改良に有効であり、バインダ
ーのTgが低い場合その効果は特に顕著であるが、非磁
性一成分系等のトナーにタフネスが必要とされる現像シ
ステムでは、Tgが65℃より低い樹脂を用いた場合、
現像工程内でトナーが融着し、画像が悪化する。また、
Tgが85℃より高い樹脂をトナーとして用いた場合、
樹脂のタフネスは向上するが、定着性が低下する。従っ
て、Tgは65〜85℃でなければならず、好ましく
は、68〜80℃である。
【0017】また、樹脂の靭性に影響を与えるファクタ
ーとして、数平均分子量がある。数平均分子量が300
0より小さい樹脂をトナーとして使用した場合、靭性が
極端に低下して、耐刷性が低下する。また、逆に数平均
分子量が30000を超えるとタフネスは得られるが、
定着性が低下する。本発明の樹脂の製造に際しては、前
記モノマーを反応釜に仕込み、加熱昇温することによ
り、エステル化反応またはエステル交換反応を行う。こ
の時、必要に応じて、硫酸、チタンブトキサイド、ジブ
チルスズオキシド、酢酸マグネシウム、酢酸マンガン等
の通常のエステル化反応またはエステル交換反応で使用
されるエステル化触媒またはエステル交換触媒を使用す
ることができる。次いで、常法に従って、反応で生じた
水またはアルコールを除去する。
【0018】本発明においては、引き続き重合反応を実
施するが、このとき150mmHg以下の真空下でジオール
成分を留出除去させながら重合を行う。また、重合に際
しては、通常公知の重合触媒、例としてチタンブトキサ
イド、ジブチルスズオキシド、酢酸スズ、酢酸亜鉛、二
硫化スズ、三酸化アンチモン、二酸化ゲルマニウム等を
用いることができる。また、重合温度および触媒量につ
いては、特に限定されるものではなく、必要に応じて任
意に設定すればよい。
【0019】本発明において、Tgとは、島津製DSC
にて昇温5℃/min で測定した時のTg近傍の吸熱カー
ブの接線とベースラインとの接点とした。本発明におけ
る軟化温度とは、島津製フローテスター(GFT−50
0)にて、ノズル1.0mmφ×10mmL、荷重30kgf
、昇温3℃/min の条件で測定した時、サンプル
(1.0g)のうちその半分が流出した温度をいう。ま
た、数平均分子量(Mn)は、東ソー製のGPCにて、
700ホルムを用いて測定した値である。
【0020】また、本発明でいう架橋構造とは、重合
時、反応系のトルクが急激に上昇する点、いわゆるゲル
化点を越えた樹脂が有するものとする。また、本発明の
実施例における組成分析は樹脂をヒドラジンで加水分解
し、液体クロマトグラフィーで定量した。
【0021】
【実施例】次に実施例により本発明を説明するが、本発
明はこれらの例によって何ら限定されるものではない。 実施例1 表1に従い、テレフタル酸91モル部、トリメリット酸
9モル部、ポリオキシプロピレン(2.3)−2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン45モル部、
エチレングリコール70モル部を蒸留塔を有する反応容
器に投入した。触媒であるジブチルスズオキシドを全酸
成分に対して0.08重量部添加し、内温を260℃、
攪拌回転数を200rpm に保ち、常圧下で5時間エステ
ル化反応させたのち、反応系内を30分かけて1.0mm
Hgまで減圧し、内温240℃に保ち、エチレングリコー
ルを留出せしめながら縮合反応を2時間行い、淡黄色の
透明樹脂R−1を得た。得られた樹脂のTgは70℃
で、タフネス評価結果は475μmであった。組成分析
の結果は表2のようになった。
【0022】
【表1】
【0023】* ジオールA:ポリオキシプロピレン
(2.3)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン
【0024】
【表2】
【0025】得られた樹脂94重量%に対して、カーボ
ンブラック(三菱化成#40)5重量%およびボントロ
ンS−34(オリエント化学工業)1重量%をヘンシェ
ルミキサーでプレミキシングし、次いで栗本鉄工製イン
ターナルミキサーを用いて170℃,65rpm の条件で
溶融混練を行った。溶融混練物を室温まで冷却後、ハン
マーミルで粗粉砕した後、ジェットミルを用いて22μ
m以下まで粉砕した。その後、日本ニューマチック社の
風力分級機を用いて、粒径5〜22μmにし、トナーT
−1を得た。トナーT−1について、温度可変式に改造
した非磁性一成分系のプリンターを用いて定着試験及び
耐刷性の試験を行った。その試験結果を表3に示す。
【0026】
【表3】
【0027】ここで、定着温度とは、上記テスト機を用
いてテスト画像を形成後、初期濃度ID=1.0±0.
3の部分を、温度可変式の定着ローラーに通し、次に定
着部分のテープ剥離をし、濃度減衰率を求めたものであ
る。ローラーの温度を上げていった時、定着率が90%
を超えた時の温度を定着温度とした。定着ローラーのス
ピードを100mm/sec に設定し、ニップ幅を8.0mm
に設定して評価した。最低定着温度が160℃以下のも
のを定着性良好樹脂とした。
【0028】また、実際の非磁性一成分系システムの複
写機にて、耐刷試験を行い、5000枚複写後の画像変
化を目視にて評価した。評価の判断は下記の通りとし
た。 A:最初から最後まで鮮明な画像が得られた。 B:途中で画像濃度に若干の変化があったが、全体を通
して良好と判断された。
【0029】C:1000枚の耐刷までは良好な画像が
得られた。 D:耐刷試験の初期より、画像品位が低下した。 表2と表3より、樹脂R−1をトナーとして用いた場
合、定着挙動が良好であり、耐刷性にも優れた樹脂であ
ることがわかる。 実施例2〜3 モノマー仕込組成を表4のようにした以外は、実施例1
と同様の操作を行い、樹脂R−2およびR−3を得た。
樹脂R−2およびR−3の組成分析結果及び樹脂物性値
を表5に示す。
【0030】
【表4】
【0031】* ジオールA:ポリオキシプロピレン
(2.3)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン
【0032】
【表5】
【0033】更に、実施例1と同様の操作を行い、樹脂
R−2およびR−3に対応するトナーT−2およびT−
3を得た。トナーT−2およびT−3の定着試験及び耐
刷評価の結果を表6に示す。これらの結果より、樹脂R
−2およびR−3をトナー樹脂として用いた場合、定着
性および耐刷性が良好であることがわかった。
【0034】
【表6】
【0035】実施例4〜5 モノマー仕込組成を表7のようにした以外は、実施例1
と同様の操作を行い、樹脂R−4およびR−5を得た。
樹脂R−4およびR−5の組成分析結果及び樹脂物性値
及び実施例1に準じてトナーにした場合のトナー特性を
表8に示す。
【0036】
【表7】
【0037】
【表8】
【0038】表8より、樹脂R−4およびR−5をトナ
ーとして用いた場合、定着特性と耐刷特性に優れること
がわかる。 比較例1〜3 モノマー仕込組成を表9のようにした以外は、実施例1
と同様の操作を行い、樹脂R−6〜R−10を得た。樹
脂R−6〜R−10の分析結果及び樹脂物性値及び実施
例を表10に示す。
【0039】
【表9】
【0040】
【表10】
【0041】樹脂R−6は、多官能モノマーを多量に使
用しているため、樹脂の分子量分布は広く、それをトナ
ーとして用いた場合、熱的特性(定着性)は良好である
が、ポリマーの数平均分子量が不足し、現像を続けて行
くうちに、現像機内でトナーが粉砕され、帯電量が上昇
し、画像濃度に変化が生じた。従って、多官能モノマー
を高濃度で使用した樹脂は、タフネスを必要とする現像
システムへのトナーには適さないことがわかる。
【0042】樹脂R−7をトナーにして使用した場合、
Tgが低いため、耐刷試験中、トナーボックスおよび現
像システム内で、融着およびブロッキングが発生し、良
好な画像は得られなかった。樹脂R−8をトナーとして
使用した場合、Tgが高く、粉砕評価も良好であること
より、耐刷試験では良好な結果が得られたが、定着性が
低下した。
【0043】樹脂R−9は、数平均分子量を3000程
度に設定して試作されたものであるが、Tgの低下が激
しく、これをトナーとして用いた場合、耐刷性は極端に
悪化する。樹脂R−10は、逆に、数平均分子量を30
000以上になるように設計されたが、Tgが高く、タ
フネス指標も高く、耐刷性は極めて良好であるが、定着
性が低下した。
【0044】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、トナーにタフネスを必要とする現像システムに有用
なトナー用樹脂が提供される。特に、トナーとして使用
され得る粘度を有し、なおかつタフネスを兼ね備えてお
り、トナー用樹脂として有利に用いることのできるポリ
エステル樹脂が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】樹脂のタフネスの評価において質量を測定した
篩いの組み立て順序を示す図であり、図中の数値は篩の
目の粗さを示す。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】しかしながら、複写機が高性能化されるに
つれて、そのトナー用樹脂に要求される性能のポイント
も、複写機の形式によって変わってきた。その中でも、
特に、最近になって著しく普及し始めた小型複写機(ポ
ータブルタイプ)は、家庭用等で使用されている場合が
多いため、印字率が比較的低く、トナーが複写機内の現
像工程で帯電のため混合される時間が長時間になる。そ
の間にトナーが粉砕され、粒径が小さくなり、帯電量が
変化し、そのため複写物の濃度が変化してしまう。ま
た、家庭用で使用される場合には、メンテナンスにも手
間がかかる。また、現像システムの中には非磁性の一成
分のように現像ロールにトナーを強く押しつけて帯電さ
せるシステムがある。そのような現像システムでは、ト
ナーは容易に粉砕されるため、帯電量が極めて容易に変
化するとともに、摩擦によるトナーの融着やロールへの
付着が起こる
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】強度があるとされているポリエステル系の
樹脂もトナー用に使われてはいるが、定着性を重視して
いるため、高架橋剤濃度のものが多く、Mnが小さいた
め強度が低下する。従って、定着性をある程度保ったま
まで、なおかつ樹脂に強度があり、Tgが高く、上記の
如きシステム、特に非磁性一成分系トナーを使用するシ
ステムに適したトナー用樹脂の出現が熱望されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】本発明において、ジカルボン酸成分とは、
一般のポリエステルの重合に使用されている公知のジカ
ルボン酸であり、芳香族ジカルボン酸および脂肪族ジカ
ルボン酸が含まれる。その中でも、テレフタル酸、イソ
フタル酸およびその低級アルキルエステルから導入され
た芳香族ジカルボン酸は、疎水性の強いベンゼン環から
なるため、トナーの耐湿性を得るために有用である。そ
れらの低級アルキルエステルとしては、ジメチルテレフ
タル酸、ジメチルイソフタル酸、ジエチルテレフタル
酸、ジエチルイソフタル酸、ジブチルテレフタル酸、ジ
ブチルイソフタル酸等があるが、コストおよびハンドリ
ング性の点でジメチルテレフタル酸やジメチルイソフタ
ル酸が好ましい。芳香族成分は、得られる樹脂のTgを
上げ、耐ブロッキング性に寄与し、それの持つ疎水性の
ため耐湿性にも効果がある。その中でも、テレフタル酸
系のものはタフネスおよびTgを向上させる効果があ
り、イソフタル酸系のものは反応性を高めるとともに、
樹脂に可撓性を付与し、定着性に寄与する効果があるの
で、目的によってその使用バランス変えればよい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また、本発明では、架橋構造を付与するた
め、3価以上の多価カルボン酸成分及び多価アルコール
成分を使用するが、それらは3価以上の多価カルボン酸
および多価アルコールより導入された成分を言う。多価
カルボン酸の例としては、トリメリット酸、ピロメリッ
ト酸、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸、
2,5,7−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−
ナフタレントリカルボン酸、1,2,5−ヘキサントリ
カルボン酸、1,2,7,8−オクタンテトラカルボン
酸及びこれらの酸無水物がある。多価アルコールの例と
しては、ソルビトール、1,2,3,6−ヘキサンテト
ラロール、1,4−ソルビタン、ペンタエリスリトー
ル、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトー
ル、蔗糖、1,2,4−ブタントリオール、1,2,5
−ペンタトリオール、グリセロール、2−メチルプロパ
ントリオール、2−メチル−1,2,4−ブタントリオ
ール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパ
ン、1,3,5−トリヒドロキシメチルベンゼンなどが
挙げられ、これらは単独または混合で用いられる。この
ような多官能基モノマーは、樹脂のタフネスおよびTg
を高める効果を有すると共に、樹脂に凝集性を付与し、
耐オフセット性を高める効果があるので、架橋度は使用
複写機の定着温度及び複写スピードにあわせて自由に設
定すればよい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】本発明におけるジオール成分とは、ポリエ
ステルの縮合で一般に用いられている公知のジオール成
分のことであり、芳香族ジオールおよび脂肪族ジオール
からなる成分がある。芳香族ジオールの例としては、ポ
リオキシエチレン−(2.0)−2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン−
(2.0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン、ポリオキシプロピレン(2.2)−ポリオキ
シエチレン−(2.0)−2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(6)−
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポ
リオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン−
(2.4)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン、ポリオキシプロピレン(3.3)−2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンなどが挙げら
れ、これらは単独または混合で使用される。芳香族ジオ
ールはタフネスおよびTgを高める効果があり、耐ブロ
ッキング性が良好となるが、反面多量に使用すると反応
性が低下し、高分子量のポリエステル樹脂が得られな
。また、脂肪族ジオールの例としては、エチレングリ
コール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブタンジオ
ール等の一般に公知のモノマーが含まれる。脂肪族ジオ
ールは反応性を高めるとともに、樹脂に可撓性を付与
し、定着性に寄与するが、反面Tgが低下し、耐ブロッ
キング性に悪影響を与える。このため、芳香族ジオール
と脂肪族ジオールの使用量は目的に応じて変化させれば
よいが、タフネスを向上させるためには反応性を高めて
高分子量のポリエステル樹脂とすることが好ましく、脂
肪族ジオールを20モル%以上、好ましくは30モル%
以上含有させる程度の使用量とすることが好ましい
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】本発明において最も重要な点は、重合した
ポリエステル樹脂にタフネスが付与されていることであ
る。ポリエステル樹脂にタフネスを付与させるために
は、まず、樹脂に適度の架橋構造を持たせることが必要
であり、この場合使用する多官能モノマーの使用量は全
酸成分に対して、20モル%以下であることが必要であ
り、好ましくは13モル%以下、さらに好ましくは10
モル%以下である。多官能モノマーを高濃度で使用する
と、3次元構造部分の反応が優先的になり、ポリマーに
充分な強度を付与することが困難になる。詳しくは、ポ
リマーの主鎖が充分に成長しない内に、ゲル化点に達し
て、編み目構造を形成し始めるため、ポリマーの溶融粘
度自体は高くなるが、樹脂の強度は低下するのである。
使用モノマー種によって若干の差はあるものの、使用多
官能モノマーは、全酸成分に対して、3官能モノマーの
場合5モル%以上20モル%以下、好ましくは5モル%
以上13モル%以下、さらに好ましくは5モル%以上1
0モル%以下であり、4官能以上を有するモノマーの場
合、1モル%以上15モル%以下である必要があり、好
ましくは1モル%以上10モル%以下、さらに好ましく
は1モル%以上7モル%以下である。また、本発明にお
いては、樹脂に適度の架橋構造を持たせるとともに、テ
レフタル酸、ナフタレン環誘導体、ビスフェノール誘導
体、シクロヘキサン環のような脂環式化合物等の構造的
に強固な単量体を使用することによって、ポリエステル
樹脂に高いタフネスを付与できるものである。さらに、
本発明においては、タフネスを付与するために、ポリエ
ステル樹脂の数平均分子量Mnを3000以上3000
0以下の範囲とすることが重要である。これは、樹脂の
数平均分子量が3000より小さい樹脂をトナー用樹脂
として使用した場合、タフネスが極端に低下して、耐刷
性が低下するためである。また、逆に数平均分子量が3
0000を越えると、タフネスは得られるが、その反面
定着性が低下するためである。このように数平均分子量
の比較的大きなポリエステル樹脂は、例えば、ジオール
成分として反応性の低い芳香族ジオールの使用量を少な
くし、反応性の高い脂肪族ジオールの使用量を多くする
ことによって得られる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】発明の樹脂の製造に際しては、前記モノ
マーを反応釜に仕込み、加熱昇温することにより、エス
テル化反応またはエステル交換反応を行う。この時、必
要に応じて、硫酸、チタンブトキサイド、ジブチルスズ
オキシド、酢酸マグネシウム、酢酸マンガン等の通常の
エステル化反応またはエステル交換反応で使用されるエ
ステル化触媒またはエステル交換触媒を使用することが
できる。次いで、常法に従って、反応で生じた水または
アルコールを除去する。また、樹脂にタフネスを付与す
るためには、モノマーを反応釜に仕込む際に、酸成分と
アルコール成分の仕込み当量比を1.3以下とすること
が好ましく、さらに好ましくは1.2以下である。さら
に、このようにアルコール成分の仕込み当量比を小さく
すると、反応性が低下するため、エステル化反応または
エステル交換反応を250℃以上の高温で、かつ高圧力
下で行うことが好ましい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永井 陽一 愛知県豊橋市牛川通四丁目1番地の2 三 菱レイヨン株式会社豊橋事業所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジカルボン酸成分とジオール成分と多価
    カルボン酸成分または多価アルコール成分より重合され
    た架橋ポリエステルであって、多価カルボン酸または多
    価アルコールの使用量が、全酸成分に対して、3官能モ
    ノマーの場合5モル%以上20モル%以下であり、4官
    能以上有するモノマーの場合1モル%以上15モル%以
    下であり、前記ポリエステルのタフネス指標が250μ
    m〜600μmであり、ガラス転移点Tgが65℃以上
    85℃以下であり、樹脂の数平均分子量Mnが3000
    以上30000以下であることを特徴とするトナー用ポ
    リエステル樹脂。
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