JPH0611611A - 樹脂インクパターンの印刷方法 - Google Patents
樹脂インクパターンの印刷方法Info
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- JPH0611611A JPH0611611A JP16805392A JP16805392A JPH0611611A JP H0611611 A JPH0611611 A JP H0611611A JP 16805392 A JP16805392 A JP 16805392A JP 16805392 A JP16805392 A JP 16805392A JP H0611611 A JPH0611611 A JP H0611611A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 平版オフセット法でガラス基板に樹脂インク
を印刷する方法に関し、印刷パターン精度の改善を目的
とする。 【構成】 樹脂インクをはじく性質のゴムシート13を金
属板12に貼着しゴムシート13に印刷パターンの凹所が形
成された平版8の該凹所に樹脂インク9を充填させる操
作と、円筒面がゴムにてなる回転ブランケット10の円筒
面に充填インク9を転写させる操作とを複数回繰り返し
たのち、該円筒面の転写インク9′をガラス基板1に転
写せしめるように構成する。
を印刷する方法に関し、印刷パターン精度の改善を目的
とする。 【構成】 樹脂インクをはじく性質のゴムシート13を金
属板12に貼着しゴムシート13に印刷パターンの凹所が形
成された平版8の該凹所に樹脂インク9を充填させる操
作と、円筒面がゴムにてなる回転ブランケット10の円筒
面に充填インク9を転写させる操作とを複数回繰り返し
たのち、該円筒面の転写インク9′をガラス基板1に転
写せしめるように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガラス基板に樹脂インク
を印刷する方法、特に、液晶表示パネルのカラーフィル
タの製造に適用し、該パネルの表示品質を改善させる方
法に関する。
を印刷する方法、特に、液晶表示パネルのカラーフィル
タの製造に適用し、該パネルの表示品質を改善させる方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5と図6はカラーフィルタの主要構成
とその製造方法の説明図(その1,その2)であり、一
般にカラーフィルタは、赤,緑,青等の3色の顔料をそ
れぞれに混入した樹脂パターンを、ガラス基板に形成す
る。
とその製造方法の説明図(その1,その2)であり、一
般にカラーフィルタは、赤,緑,青等の3色の顔料をそ
れぞれに混入した樹脂パターンを、ガラス基板に形成す
る。
【0003】図5(A) において、ガラス基板1の表面に
はブラックマスク2を形成する。多数の画素に対応する
透孔3があいたブラックマスク2は、例えばガラス基板
1の表面に金属クローム膜を被着し、それを選択エッチ
ングする。
はブラックマスク2を形成する。多数の画素に対応する
透孔3があいたブラックマスク2は、例えばガラス基板
1の表面に金属クローム膜を被着し、それを選択エッチ
ングする。
【0004】図5(B) において、第1の樹脂例えば赤色
樹脂パターン4を形成する。所定方向に整列する透孔3
を覆う帯状の樹脂パターン4は、一般に厚さ1〜2μm,
幅50〜100 μm 程度である。
樹脂パターン4を形成する。所定方向に整列する透孔3
を覆う帯状の樹脂パターン4は、一般に厚さ1〜2μm,
幅50〜100 μm 程度である。
【0005】次いで、図6(A) に示す如く第2の樹脂例
えば緑色樹脂パターン5を、樹脂パターン4と同様に形
成したのち、図6(B) に示す如く第3の樹脂である青色
樹脂パターン6を、樹脂パターン4,5と同様に形成
し、カラーフィルタ7が完成する。
えば緑色樹脂パターン5を、樹脂パターン4と同様に形
成したのち、図6(B) に示す如く第3の樹脂である青色
樹脂パターン6を、樹脂パターン4,5と同様に形成
し、カラーフィルタ7が完成する。
【0006】カラーフィルタ7の樹脂パターン4,5,
6の形成方法には、着色樹脂膜を被着しその不要部を除
去する方法と、所要パターンに着色樹脂を印刷する方法
が広く知られている。
6の形成方法には、着色樹脂膜を被着しその不要部を除
去する方法と、所要パターンに着色樹脂を印刷する方法
が広く知られている。
【0007】フォトリソグラフィ技術を利用する前者形
成方法に対し、印刷による後者の形成方法は工程が簡易
であり、特に、図6に示す如く樹脂パターン4,5,6
が帯状であるときに効果的である。
成方法に対し、印刷による後者の形成方法は工程が簡易
であり、特に、図6に示す如く樹脂パターン4,5,6
が帯状であるときに効果的である。
【0008】印刷による樹脂パターン4,5,6の従来
の製造方法は、赤,緑,青等の3色の顔料をそれぞれに
混入した樹脂インク膜を、肉盤と呼ばれる平板の表面に
形成し、ローラを使用してその樹脂インク膜の一部を平
版の画線部に充填し、ゴムにてなるブランケットを用い
て該画線部の充填インクをガラス基板に転写する。
の製造方法は、赤,緑,青等の3色の顔料をそれぞれに
混入した樹脂インク膜を、肉盤と呼ばれる平板の表面に
形成し、ローラを使用してその樹脂インク膜の一部を平
版の画線部に充填し、ゴムにてなるブランケットを用い
て該画線部の充填インクをガラス基板に転写する。
【0009】印刷パターンに対応する画線部が形成され
た平版は、例えば該画線部 (透孔)が形成されたゴムシ
ートを金属板(Al板)に貼着し構成する。以上説明し
た樹脂パターンの印刷形成方法において、平滑なガラス
基板の表面に、ブランケットの樹脂インクを転写する場
合、印刷開始前のブランケットにはインクが全く付いて
ないため、インクがブランケットに馴染むように、ダミ
ー用ガラス基板に一般に10回程度の複数回馴染ませ印刷
をしてから、製品用ガラス基板の印刷を開始する。
た平版は、例えば該画線部 (透孔)が形成されたゴムシ
ートを金属板(Al板)に貼着し構成する。以上説明し
た樹脂パターンの印刷形成方法において、平滑なガラス
基板の表面に、ブランケットの樹脂インクを転写する場
合、印刷開始前のブランケットにはインクが全く付いて
ないため、インクがブランケットに馴染むように、ダミ
ー用ガラス基板に一般に10回程度の複数回馴染ませ印刷
をしてから、製品用ガラス基板の印刷を開始する。
【0010】図7は平版からブランケットに転写させる
樹脂インクの振る舞いを示す側面図(A) と、ブランケッ
トに転写された転写インクパターンの平面図(B) であ
る。図7(A) において、平版8は樹脂インクをはじく性
質のゴムシート(シリコンゴムシート)を金属板(Al
板)に貼着してなり、平板8の画線部に充填したインク
パターン9をブランケット10の円筒面に転写しようとす
ると、樹脂インクはチキソトロピーを有し高粘性である
ため、図示する如くに平版8とブランケット10との間で
糸引き状態となる。
樹脂インクの振る舞いを示す側面図(A) と、ブランケッ
トに転写された転写インクパターンの平面図(B) であ
る。図7(A) において、平版8は樹脂インクをはじく性
質のゴムシート(シリコンゴムシート)を金属板(Al
板)に貼着してなり、平板8の画線部に充填したインク
パターン9をブランケット10の円筒面に転写しようとす
ると、樹脂インクはチキソトロピーを有し高粘性である
ため、図示する如くに平版8とブランケット10との間で
糸引き状態となる。
【0011】従って、ブランケット10に転写された転写
インクパターン9′は図7(B) に示す如く、直線である
べき輪郭に凹凸ができる(狭幅部ができる)と共に、厚
さむらができる。
インクパターン9′は図7(B) に示す如く、直線である
べき輪郭に凹凸ができる(狭幅部ができる)と共に、厚
さむらができる。
【0012】そこで、ガラス基板に印刷した樹脂インク
パターンの精度向上のため従来は、ブランケット10にて
ガラス基板に印刷する操作を複数回 (一般に5回程度)
繰り返し、凹凸を平準化させている。
パターンの精度向上のため従来は、ブランケット10にて
ガラス基板に印刷する操作を複数回 (一般に5回程度)
繰り返し、凹凸を平準化させている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来技術による樹脂インクパターンの形成方法では、10
枚程度のダミー基板を必要とし、さらに、ブランケット
からガラス基板にインクパターンを転写する操作を複数
回繰り返しているが、ガラス基板に形成されたインクパ
ターン11は図4(B) に示す如く、直線であるべき輪郭に
凹凸ができる。
従来技術による樹脂インクパターンの形成方法では、10
枚程度のダミー基板を必要とし、さらに、ブランケット
からガラス基板にインクパターンを転写する操作を複数
回繰り返しているが、ガラス基板に形成されたインクパ
ターン11は図4(B) に示す如く、直線であるべき輪郭に
凹凸ができる。
【0014】従って、図6に示す樹脂パターン4,5,
6を従来の印刷方法で形成せしめたとき、ブラックマス
ク2の透孔3を埋めない部分があったり,他の着色樹脂
による形成領域にはみ出すことがあり、そのようなカラ
ーフィルタを使用した液晶表示パネルは、表示品質が著
しく低下するという問題点があった。
6を従来の印刷方法で形成せしめたとき、ブラックマス
ク2の透孔3を埋めない部分があったり,他の着色樹脂
による形成領域にはみ出すことがあり、そのようなカラ
ーフィルタを使用した液晶表示パネルは、表示品質が著
しく低下するという問題点があった。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明方法の基本
構成の説明図であり、前出図と共通部分に同一符号を使
用した図1において、符号21は上面に均一厚さの樹脂イ
ンク膜22を形成せしめる肉盤、符号23は樹脂インク膜22
の厚さを均一にすると共に平版8に新規インクを供給す
るローラ、符号24はガラス基板1を搭載し固定したテー
ブルである。
構成の説明図であり、前出図と共通部分に同一符号を使
用した図1において、符号21は上面に均一厚さの樹脂イ
ンク膜22を形成せしめる肉盤、符号23は樹脂インク膜22
の厚さを均一にすると共に平版8に新規インクを供給す
るローラ、符号24はガラス基板1を搭載し固定したテー
ブルである。
【0016】図1(A) はブランケット10に樹脂インクパ
ターンを転写形成する前の状態であり、金属板12にシリ
コンゴムシート13を貼着した平版8の右端部にブランケ
ット10が位置し、肉盤21の右端部にローラ23が位置す
る。
ターンを転写形成する前の状態であり、金属板12にシリ
コンゴムシート13を貼着した平版8の右端部にブランケ
ット10が位置し、肉盤21の右端部にローラ23が位置す
る。
【0017】そこで、平版8の上面に接するブランケッ
ト10と肉盤21の上面に接するローラ23とを、転動させな
がら左方向に移動させると、図1(B) に示す如く、平版
8に形成された樹脂インクパターン9の一部がブランケ
ット10のゴム製円筒面に転写され、ローラ23はインク層
22を均一厚さ均す。
ト10と肉盤21の上面に接するローラ23とを、転動させな
がら左方向に移動させると、図1(B) に示す如く、平版
8に形成された樹脂インクパターン9の一部がブランケ
ット10のゴム製円筒面に転写され、ローラ23はインク層
22を均一厚さ均す。
【0018】そして、図1(C) に示す如くブランケット
10が平版8を通過すると、ローラ23は肉盤21を通過し、
ブランケット10の円筒面には樹脂インクパターン9の一
部が転写した転写インクパターン9′が形成される。
10が平版8を通過すると、ローラ23は肉盤21を通過し、
ブランケット10の円筒面には樹脂インクパターン9の一
部が転写した転写インクパターン9′が形成される。
【0019】ブランケット10とローラ23はさらに左方向
への移動を継続し、図1(D) に示す如く平版8の上を通
過したローラ23は、ブランケット10によって奪われたイ
ンクを樹脂インクパターン9に補充すると共に、インク
パターン9の上面を均す。しかるのち、ブランケット8
は適量 (例えば1mm 程度) だけ上昇して平版8の右端部
に戻ってから降下し平版8に接するようになると共に、
ローラ23は肉盤21の右端部に復帰し、図1(A) の状態に
戻る。
への移動を継続し、図1(D) に示す如く平版8の上を通
過したローラ23は、ブランケット10によって奪われたイ
ンクを樹脂インクパターン9に補充すると共に、インク
パターン9の上面を均す。しかるのち、ブランケット8
は適量 (例えば1mm 程度) だけ上昇して平版8の右端部
に戻ってから降下し平版8に接するようになると共に、
ローラ23は肉盤21の右端部に復帰し、図1(A) の状態に
戻る。
【0020】図1(A),(B),(C),(D) を用いて説明したブ
ランケット10およびローラ23の前記動作を複数回繰り返
し、ブランケット10のインクパターン9′が均一化され
るよにしたのち、図1(E) に示す如くブランケット10
は、平版8の右方に配設したテーブル24の右端部に位置
するようになり、円筒面の転写インクパターン9′をガ
ラス基板1に転写し、ガラス基板1にインクパターン
9″が形成される。
ランケット10およびローラ23の前記動作を複数回繰り返
し、ブランケット10のインクパターン9′が均一化され
るよにしたのち、図1(E) に示す如くブランケット10
は、平版8の右方に配設したテーブル24の右端部に位置
するようになり、円筒面の転写インクパターン9′をガ
ラス基板1に転写し、ガラス基板1にインクパターン
9″が形成される。
【0021】
【作用】上記手段によれば、ブランケット10に繰り返し
転写でインクパターン9′を形成せしめる。そのため、
インクパターン9′の形状 (輪郭) は、繰り返し転写に
よって個々の形状欠陥を補うようになる。
転写でインクパターン9′を形成せしめる。そのため、
インクパターン9′の形状 (輪郭) は、繰り返し転写に
よって個々の形状欠陥を補うようになる。
【0022】そこで、そのようなインクパターン9′を
ガラス基板1に転写したインクパターン9″の形状は、
従来方法によるものより正確になり、かつ、従来のダミ
ー基板が不要になる。
ガラス基板1に転写したインクパターン9″の形状は、
従来方法によるものより正確になり、かつ、従来のダミ
ー基板が不要になる。
【0023】
【実施例】図2は本発明方法の第1の実施例の説明図、
図3は本発明方法の第2の実施例の説明図、図4は従来
方法と本発明方法とにより形成した樹脂インクパターン
の模写図である。
図3は本発明方法の第2の実施例の説明図、図4は従来
方法と本発明方法とにより形成した樹脂インクパターン
の模写図である。
【0024】前出図と共通部分に同一符号を使用した図
2において、印刷装置は基台31に肉盤21と平版8とテー
ブル24を搭載し、3 本のローラ23-1と23-2と23-3は、肉
盤21の上面と平版8の上面を転がりながら往復動し、円
筒面にゴムシート32を貼着したブランケット10は、金属
板12にゴムシート13を貼着した平版8と、ガラス基板1
を搭載するテーブル24との上を往復動する。
2において、印刷装置は基台31に肉盤21と平版8とテー
ブル24を搭載し、3 本のローラ23-1と23-2と23-3は、肉
盤21の上面と平版8の上面を転がりながら往復動し、円
筒面にゴムシート32を貼着したブランケット10は、金属
板12にゴムシート13を貼着した平版8と、ガラス基板1
を搭載するテーブル24との上を往復動する。
【0025】ブランケット10の往復動は、平版8上から
テーブル24上への移動が平版8の上面とテーブル24に搭
載したガラス基板1の上面を転がる移動であり、その戻
り動作即ちガラス基板1から平版8へ移動は、適量例え
ば1mm程度ブランケット10が上昇して移動したのち、上
昇量だけ降下するようになる。
テーブル24上への移動が平版8の上面とテーブル24に搭
載したガラス基板1の上面を転がる移動であり、その戻
り動作即ちガラス基板1から平版8へ移動は、適量例え
ば1mm程度ブランケット10が上昇して移動したのち、上
昇量だけ降下するようになる。
【0026】図2(A) に示す如く、肉盤21に適量例えば
2.5g程度の樹脂インク33を滴下したのち、装置を駆動さ
せると図2(B) に示す如く、ローラ23-1と23-2と23-3が
インク33を肉盤21の上面に均して均一厚さの樹脂インク
膜22を形成し、平版8に樹脂インクパターン9を形成す
ると共に、ブランケット10のゴムシート32にはインクパ
ターン9から転写した転写パターン9′が形成される。
2.5g程度の樹脂インク33を滴下したのち、装置を駆動さ
せると図2(B) に示す如く、ローラ23-1と23-2と23-3が
インク33を肉盤21の上面に均して均一厚さの樹脂インク
膜22を形成し、平版8に樹脂インクパターン9を形成す
ると共に、ブランケット10のゴムシート32にはインクパ
ターン9から転写した転写パターン9′が形成される。
【0027】転写パターン9′を形状を整えるため、ロ
ーラ23-1と23-2と23-3およびブランケット10の往復動を
複数回、例えば10回程度繰り返したのち、図2(C) に示
す如く、テーブル24の上にガラス基板1を搭載し、図2
(D) に示す如く、ガラス基板1の上面をその左端から右
端に向けてブランケット10を転動せしめると、ガラス基
板1の上面には、ゴムシート32の弾力性を利用して押し
付けられた転写パターン9′が転写され、インクパター
ン9″が形成される。
ーラ23-1と23-2と23-3およびブランケット10の往復動を
複数回、例えば10回程度繰り返したのち、図2(C) に示
す如く、テーブル24の上にガラス基板1を搭載し、図2
(D) に示す如く、ガラス基板1の上面をその左端から右
端に向けてブランケット10を転動せしめると、ガラス基
板1の上面には、ゴムシート32の弾力性を利用して押し
付けられた転写パターン9′が転写され、インクパター
ン9″が形成される。
【0028】前出図と共通部分に同一符号を使用した図
3において、印刷装置は基台41に肉盤21と平版8とを搭
載し、上下動可能な台42にテーブル24を搭載し、3 本の
ローラ23-1と23-2と23-3は、肉盤21の上面と平版8の上
面を転がりながら往復動し、円筒面にゴムシート32を貼
着したブランケット10は、平版8とテーブル24の上を往
復動する。
3において、印刷装置は基台41に肉盤21と平版8とを搭
載し、上下動可能な台42にテーブル24を搭載し、3 本の
ローラ23-1と23-2と23-3は、肉盤21の上面と平版8の上
面を転がりながら往復動し、円筒面にゴムシート32を貼
着したブランケット10は、平版8とテーブル24の上を往
復動する。
【0029】図3(A) に示す如く、テーブル24を降下動
せしめ、肉盤21に適量例えば2.5g程度の樹脂インク33を
滴下したのち、装置を駆動させると図3(B) に示す如
く、ローラ23-1と23-2と23-3がインク33を肉盤21の上面
に均して均一厚さの樹脂インク膜22を形成し、平版8に
樹脂インクパターン9を形成すると共に、ブランケット
10のゴムシート32にはインクパターン9から転写した転
写パターン9′が形成される。
せしめ、肉盤21に適量例えば2.5g程度の樹脂インク33を
滴下したのち、装置を駆動させると図3(B) に示す如
く、ローラ23-1と23-2と23-3がインク33を肉盤21の上面
に均して均一厚さの樹脂インク膜22を形成し、平版8に
樹脂インクパターン9を形成すると共に、ブランケット
10のゴムシート32にはインクパターン9から転写した転
写パターン9′が形成される。
【0030】ローラ23-1と23-2と23-3およびブランケッ
ト10の往復動を複数回、例えば10回程度繰り返したの
ち、図3(C) に示す如く、テーブル24を上昇させてブラ
ンケット10がガラス基板1と接するようにしたのち、図
3(D) に示す如く、ガラス基板1の上面をその左端から
右端に向けてブランケット10を転動せしめると、ガラス
基板1の上面には、ゴムシート32の弾力性を利用して押
し付けられた転写パターン9′が転写され、インクパタ
ーン9″が形成される。
ト10の往復動を複数回、例えば10回程度繰り返したの
ち、図3(C) に示す如く、テーブル24を上昇させてブラ
ンケット10がガラス基板1と接するようにしたのち、図
3(D) に示す如く、ガラス基板1の上面をその左端から
右端に向けてブランケット10を転動せしめると、ガラス
基板1の上面には、ゴムシート32の弾力性を利用して押
し付けられた転写パターン9′が転写され、インクパタ
ーン9″が形成される。
【0031】図4において、(B) に示すインクパターン
11′は、本発明方法によりガラス基板に印刷形成したイ
ンクパターンの拡大したものであり、(A) に示す従来の
インクパターン11に較べて輪郭が直線的になる。
11′は、本発明方法によりガラス基板に印刷形成したイ
ンクパターンの拡大したものであり、(A) に示す従来の
インクパターン11に較べて輪郭が直線的になる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明方法によれ
ば、ガラス基板に平版印刷で形成した樹脂インクパター
ン9′の形状が従来方法より正確となり、従来方法で必
要としたダミー基板が不要になる。
ば、ガラス基板に平版印刷で形成した樹脂インクパター
ン9′の形状が従来方法より正確となり、従来方法で必
要としたダミー基板が不要になる。
【図1】 本発明方法の基本構成の説明図である。
【図2】 本発明方法の第1の実施例の説明図である。
【図3】 本発明方法の第2の実施例の説明図である。
【図4】 従来方法と本発明方法とにより形成した樹脂
インクパターンの模写図である。
インクパターンの模写図である。
【図5】 カラーフィルタの主要構成とその製造方法の
説明図(その1)である。
説明図(その1)である。
【図6】 カラーフィルタの主要構成とその製造方法の
説明図(その2)である。
説明図(その2)である。
【図7】 平版からブランケットに転写させる樹脂イン
クの振る舞いと転写インクパターンである。
クの振る舞いと転写インクパターンである。
1はガラス基板 8は平版 9は平版に形成した樹脂インクパターン 9′はブランケットに転写した樹脂インクパターン 9″はガラス基板に転写した樹脂インクパターン 10はブランケット 12は金属板 13は金属板に貼着したゴムシート 21は肉盤 24はガラス基板を搭載するテーブル 42はテーブルを搭載し上下動可能な台
Claims (2)
- 【請求項1】 平版オフセット印刷法でガラス基板に樹
脂インクを印刷するに際し、樹脂インクをはじく性質の
ゴムシート(13)を金属板(12)に貼着し該ゴムシート(13)
に印刷パターンの画線部が形成された平版(8) の該画線
部に樹脂インク(9) を充填させる操作と、円筒面がゴム
にてなる回転ブランケット(10)の該円筒面に該画線部の
充填インク(9) を転写させる操作とを複数回繰り返した
のち、該円筒面の転写インク(9′) をガラス基板(1) に
転写させることを特徴とする樹脂インクパターンの印刷
方法。 - 【請求項2】 前記平版(8) の一方に上下動可能な台(4
2)を設け、該台(42)に前記ガラス基板(1) を搭載し、前
記ブランケット(10)の円筒面に繰り返して前記画線部の
充填インク(9) を転写させる操作中は、該テーブル(42)
を降下させて該円筒面に該ガラス基板(1) が接しない状
態とし、該円筒面の転写インクを該ガラス基板(1) に転
写させるときには、該テーブル(42)を上昇せしめ該円筒
面が該ガラス基板(1) に接するようにすることを特徴と
する請求項1記載の樹脂インクパターンの印刷方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16805392A JPH0611611A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 樹脂インクパターンの印刷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16805392A JPH0611611A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 樹脂インクパターンの印刷方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0611611A true JPH0611611A (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=15860962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16805392A Withdrawn JPH0611611A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 樹脂インクパターンの印刷方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0611611A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6082372A (en) * | 1998-06-19 | 2000-07-04 | Katsushika Co., Ltd. | Dispenser container for rod-like cosmetic |
-
1992
- 1992-06-26 JP JP16805392A patent/JPH0611611A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6082372A (en) * | 1998-06-19 | 2000-07-04 | Katsushika Co., Ltd. | Dispenser container for rod-like cosmetic |
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