JP2000094630A - オフセット印刷装置および印刷方法 - Google Patents

オフセット印刷装置および印刷方法

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JP2000094630A
JP2000094630A JP10268369A JP26836998A JP2000094630A JP 2000094630 A JP2000094630 A JP 2000094630A JP 10268369 A JP10268369 A JP 10268369A JP 26836998 A JP26836998 A JP 26836998A JP 2000094630 A JP2000094630 A JP 2000094630A
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pattern
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doctor
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Nobuyuki Nakahara
伸之 中原
Nobuyuki Ishikawa
信行 石川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 凹版上面のインキを掻き残しなく、凹版パタ
ーン内へインキを十分に充填できるオフセット印刷機を
提供すること。 【解決手段】 凹版のパターン部にインキを供給する手
段と、余分なインキを掻き取る為のドクターブレードを
備え、前記凹版上のパターンをブランケットに転写し、
該ブランケット上のパターンを基板に印刷するオフセッ
ト印刷装置において、該ドクターブレードには、該凹版
上面に形成されているパターンの縦長または横長と同じ
幅長を持つ溝が、該凹版上のパターンと同数形成されて
いるオフセット印刷装置;及び、該オフセット印刷装置
を使用して、凹版パターンとドクターブレード溝が重な
る状態でドクターを行うオフセット印刷方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷版に形成された
原版パターンを被印刷物の上に大面積で高精度に転写印
刷形成する印刷法、及びそのために用いる印刷装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】パターンを高精度に形成する技術として
はフォトリソ法が一般的である。しかし、パターン形成
を大面積で行おうとすると、フォトリソ法ではコストが
高くなるという問題がある。一方、パターン形成技術と
してスクリーン印刷、オフセット印刷などの印刷技術を
転用してパターンを高精度に大面積で形成する方法が考
えられる。印刷法は多数のパターンを基板上に形成する
のに適し、コスト的にもフォトリソ法より有利である。
特にオフセット印刷技術は薄膜のパターンを形成するの
に適している。このオフセット印刷技術を回路基板に応
用した例としては、特開平4−290295号公報に開
示されたものがある。当該公報に開示された基板は印刷
時のパターン伸縮を原因とする電極パターンピッチ寸法
のバラツキによる接合不良をなくすために、回路部品に
接続される複数の接合電極の角度を変化させたものであ
る。そして当該特開平4−290295号公報には、電
極パターンをオフセット印刷により形成することが記載
されている。
【0003】以下に電極パターンやカラーフィルター等
を形成するための一般的なオフセット印刷装置及び印刷
方法について説明する。
【0004】図9はオフセット印刷法を行なう平台校正
機型オフセット印刷装置を示す平面図である。図9にお
いて101はインキローラー104でインキ107を展
開するインキ練り台であり、102は凹版105を固定
する版定盤である。また103は被印刷物であるワーク
106を固定するワーク定盤であり本体フレーム108
の上に固定配置されている。この一列に並んだ3つの定
盤の両側に2本のラックギア109、110を配置し、
そのラックギア109、110の上にギア111、11
2を噛み合わせたブランケット113が配置されてい
る。ブランケット113はその軸を両端のキャリッジ1
14、115で固定され、このキャリッジ114、11
5が本体下部からのクランクアーム116のクランク動
作によって前後進し、ブランケット113はインキ練り
台101、凹版105、ワーク106の上を順次回転摺
動する。ブランケット113の表面はゴム状のブランケ
ットラバーが取付けてある。
【0005】図10(a)〜(d)はオフセット印刷工
程を示す側面図である。図10に於て101はインキ練
り台、105は凹版、106はワークとなるガラス基板
であり同一平面に直列に配置されている。104はイン
キロールでありインキ練り台101上で練ったインキ1
07を凹版105上に転移させる(図10(a))。1
17はドクターブレードであり凹版105上面を摺動し
て転移したインキ107のうち、凹部に充填されたイン
キ以外をかきとる(図10(b))。113はブランケ
ットであり凹版105、ガラス基板106上面を順に回
転接触することにより、凹版105の凹部に充填された
インキを受理し(図10(c))、ガラス基板106上
に凹版105の有するパターン状にインキ107を転移
する(図10(d))。
【0006】以上により印刷工程が終了する。印刷イン
キ107は作製するパターンの機能によって適宜選択す
ることができる。即ち記録用サーマルヘッド等の電極パ
ターンには主にAuレジネートペーストと呼ばれる有機
Au金属を含むインキを用い、また、液晶表示装置等に
用いられるカラーフィルターであればR、G、B各色の
顔料を分散したインキや有機色素を含んだインキ等が用
いられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記説明したオフセッ
ト印刷装置を用いて印刷を行う場合、従来のドクターブ
レードを用いて凹版上面の余分なインキを全て掻き取ろ
うとすると、ドクターブレードの凹版に対する押込み量
を増加しなければならない。しかし、この方法を用いる
と凹版パターン内にドクターブレードが食い込んでしま
い、凹版パターン内のインキも掻きとってしまうといっ
た問題がある。また、ドクターブレードの凹版への押込
み量がすくないと凹版上面の余分なインキを掻き取れな
いといった問題もある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点で
ある余分なインキを全て掻き取り、凹版パターン内へイ
ンキ充填する際の問題を解決するため、凹版パターンの
縦長または横長と同じ幅の溝が形成されたドクターブレ
ードを用い、印刷方向または印刷方向と直交方向にドク
ターを行うことにより凹版上面のインキを掻き残しな
く、凹版パターン内へインキを十分に充填できるオフセ
ット印刷機を提供することを目的とする。すなわち、本
発明のオフセット印刷装置は、凹版のパターン部にイン
キを供給する手段と、余分なインキを掻き取る為のドク
ターブレードを備え、前記凹版上のパターンをブランケ
ットに転写し、該ブランケット上のパターンを基板に印
刷するオフセット印刷装置において、該ドクターブレー
ドには、該凹版上面に形成されているパターンの縦長ま
たは横長と同じ幅長を持つ溝が、該凹版上のパターンと
同数形成されていることを特徴とする。
【0009】また、本発明のオフセット印刷方法は、上記
本発明のオフセット印刷装置を使用して、凹版パターン
とドクターブレード溝が重なる状態でドクターを行うこ
とを特徴とする。
【0010】さらに、本発明のオフセット印刷方法は、
上記印刷方法に於いて、該ドクターを印刷方向および/
または印刷方向と直交する方向に行うことを特徴とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明について詳細に説明
する。
【0012】図1(a),(b)に本発明に係るドクタ
ーブレードの構成を概略的に示す。図1(a)に於い
て、ドクターブレード1には凹版2に形成されているパ
ターン3の縦長と同じ幅でパターン3と重なる溝4が形
成されている。また、図1(b)に於いて、ドクターブ
レード5には凹版2に形成されているパターン3の横長
と同じ幅でパターン3と重なる溝6が形成されている。
ドクターブレード1は印刷方向に対して直交するように
配置されている。ドクターブレード5は印刷方向に対し
て平行に配置されている。ドクターブレード1が凹版2
と接触した状態で、凹版2またはドクターブレード1が
印刷方向に移動可能である。ドクターブレード5が凹版
2と接触した状態で、凹版2またはドクターブレード5
が印刷方向と直交する方向に移動可能である。
【0013】図2は本発明に係るドクターブレードを適
用した凹版オフセット印刷装置の全体構成を概略的に示
すもので、(a)は平面図、(b)は側面図である。図中
7は基台である。基台7の上面には、ガイドレール8、
9が取り付けられている。ガイドレール8、9上には凹
版10、被印刷基板11を積載し、ガイドレール8、9
上をスライドできるステージ12が取り付けられてい
る。基台7上には軸13、14が取り付けられている。
軸13にディスペンサー15とドクターブレード16が
取り付けられている。軸14には印刷方向と直交方向に
移動可能なドクターブレード17が取り付けられてい
る。ステージ12の両側に2本のラックギア18、19
を配置し、そのラックギア18、19の上にギア20、
21を噛み合わせたブランケット胴22が配置されてい
る。ブランケット胴22はその軸を両端の支持体23、
24で固定されている。ブランケット胴22の表面はゴ
ム状のブランケットラバーが取付けである。また、基台
7上にはモーター25が取り付けられている。モーター
25にはギア26、27が取り付けられていて、ギア2
6はギア20とラックギア18と、ギア27はギア21
とラックギア19と噛み合っている。
【0014】本図に従って、本発明の動作を説明する。
【0015】図3(a)〜(c)はインキ充填工程を示
す図である。
【0016】凹版28、被印刷基板29はステージ30
上に直列に配置されている。ディスペンサー31により
インキ32を凹版28上にのせる(図3(a),側面
図)。ドクターブレード33により凹版28上面を印刷
方向に摺動して凹版28上面の余分なインキを掻き取
る。この際、ドクターブレード33の溝34は凹版28
上に形成されているパターン35横長と重なった状態に
する(図3(b),平面図)。ドクターブレード36に
より凹版28上面を印刷方向と直交方向に摺動して図3
(b)の工程で掻き残ったインキを掻きとる。この際、
ドクターブレード36の溝は凹版28上面に形成されて
いるパターン35縦長と重なった状態にする(図3
(c),平面図)。図3(b)、(c)の両工程におい
て、ドクターブレードの溝部が凹版28上のパターン3
5の上部位置まで十分押込んでやることにより、凹版2
8上に形成されているパターン35内に十分インキを充
填すると同時に余分なインキを掻きとることが可能とな
る。
【0017】図3(b)までの工程により、ストライプ
パターンが形成された版パターン内へのインキ充填が可
能となる。また、図3(c)までの工程により、矩形パ
ターンが形成された版パターン内へのインキ充填が可能
となる。
【0018】図4(a)〜(b)は本発明に係るドクタ
ーブレードを適用した凹版オフセット印刷装置におい
て、図3(a)〜(c)に示す凹版パターン内へのイン
キ充填、が終わった後の、印刷工程を示す図である。ブ
ランケットシート38が取り付けられたブランケット胴
39を凹版上面に一定量押し込みながら回転させること
により凹版28のパターン凹部に充填されたインキ32
をブランケットシート38上に受理する(図4(a),
平面図)。ブランケットシート38上にインキ32を受
理した状態のブランケット胴39を被印刷基板29上面
に一定量押し込みながら回転させることにより、被印刷
基板29上に凹版35の有するパターン状にインキ32
を転移する(図4(b),平面図)。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いて、更に具体的
に説明する。
【0020】(実施例1)図5に示すように凹版40は
青板ガラス上面に幅200μm、長さ100mm、探さ
10μmのパターン41が1mm間隔で3本形成されて
いる。
【0021】図6に示すようにMDCドクターブレード
42(刃先65μm厚)の刃先には幅200μm、長さ
10mmの溝43が1mm間隔で3本形成されている。
【0022】ブランケット胴は直径200mm、胴幅3
50mmの円筒胴を用いた。また、ブランケット胴の円
周面上にゴムシートを接着した。ゴムシートはシリコー
ンゴム系材料(商品名:TSE3453T、東芝シリコ
ン社製)を厚さ1〜2mmの厚さに成形し、表面を鏡面
にするため鉄板をクロムメッキしてシリコーンゴムが硬
化する前にクロムメッキした鉄板に密着させて、表面粗
さ0.2μm(Rz)程度の表面状態とした。
【0023】まず、版上にディスペンサー(岩下エンジ
ニアリング(株)社製、IEI標準ディスペンサーAD
500VH)によりインキ(エヌ・イー・ケムキャット
(株)社製、エヌ・オー・ペーストのE−3100をB
CA溶剤にて希釈した有機金属から成るPtレジネート
ペースト)をのせた。ドクターブレードの溝位置と版上
面のパターン位置を合せ、その状態でガラス面との接触
角をドクターブレードの進行方向側が60度になるよう
にした。押込み量を10mmとしてドクターを行った
後、凹版パターン内に充填されているインキ上面と版上
面の距離を測定した結果、平均距離3μmであった。ま
た、パターン内にインキが充填された凹版、ガラス基板
をそれぞれブランケット胴に対して100μm押し込ん
で印刷を行い、被印刷基板に形成されたパターンの厚み
を測定した結果、5μmとなった。
【0024】(実施例2)図7に示すように凹版44は
青板ガラス上面に幅200μm、長さ500μm、深さ
10μmのパターン45が横1mm、縦500μm間隔
で縦に3個、横に3個づつ計9個形成されている。
【0025】図8に示すようにMDCドクターブレード
46(刃先65μm厚)の刃先には幅200μm、長さ
10mmの構47が1mm間隔で3本形成されているも
のと、幅500μm、長さ10mmの溝が500μm間
隔で3本形成されているものとを用意した。
【0026】ブランケット胴は直径200mm、胴幅3
50mmの円筒胴を用いた。また、ブランケット胴の円
周面上にゴムシートを接着した。ゴムシートはシリコー
ンゴム系材料(商品名:TSE3453T、東芝シリコ
ン社製)を厚さ1〜2mmの厚さに成形し、表面を鏡面
にするため鉄板をクロムメッキしてシリコーンゴムが硬
化する前にクロムメッキした鉄板に密着させて、表面粗
さ0.2μm(Rz)程度の表面状態とした。
【0027】まず、版上にディスペンサー(岩下エンジ
ニアリング(株)社製、IEI標準ディスペンサーAD
500VH)によりインキ(エヌ・イー・ケムキャット
(株)社製、エヌ・オー・ペーストのE−3100をB
CA溶剤にて希釈した有機金属から成るPtレジネート
ペースト)をのせた。まず、印刷方向にドクター可能な
ドクターブレードの溝位置と版上面のパターン位置を合
せ、その状態でガラス面との接触角をドクターブレード
の進行方向側が60度になるようにした。押込み量を1
0mmとしてドクターを行った。次に印刷方向と直交方
向にドクター可能なドクターブレードの溝位置を版上面
のパターン位置を合せ、その状態でガラス面との接触角
をドクターブレードの進行方向側が60度になるように
した。押込み量を10mmとしてドクターを行った。そ
して、凹版パターン内に充填されているインキ上面と版
上面の距離を測定した結果、平均距離3.3μmであっ
た。また、パターン内にインキが充填された凹版、ガラ
ス基板をそれぞれブランケット胴に対して100μm押
し込んで印刷を行い、被印刷基板上に形成されたパター
ンの厚みを測定した結果、4.6μmとなった。[比較
例1]図5に示すように凹版40は青板ガラス上面に幅
200μm、長さ100mm、探さ10μmのパターン
41が1mm間隔で3本形成されている。
【0028】ブランケット胴は直径200mm、胴幅3
50mmの円筒胴を用いた。また、ブランケット胴の円
周面上にゴムシートを接着した。ゴムシートはシリコー
ンゴム系材料(商品名:TSE3453T、東芝シリコ
ン社製)を厚さ1〜2mmの厚さに成形し、表面を鏡面
にするため鉄板をクロムメッキしてシリコーンゴムが硬
化する前にクロムメッキした鉄板に密着させて、表面粗
さ0.2μm(Rz)程度の表面状態とした。
【0029】まず、版上にディスペンサー(岩下エンジ
ニアリング(株)社製、IEI標準デイスペンサーAD
500VH)によりインキ(エヌ・イー・ケムキャット
(株)社製、エヌ・オー・ペーストのE−3100をB
CA溶剤にて希釈した有機金属から成るPtレジネーー
トペースト)をのせた。印刷方向にドクター可能な図
9,10のMDCドクターブレード(刃先65μm厚)
とガラス面との接触角をドクター方向側が60度になる
ようにした。押込み量を10mmとしてドクターを行っ
た後、凹版パターン内に充填されているインキ上面と版
上面の距離を測定した結果、平均距離4.6μmであっ
た。また、パターン内にインキが充填された凹版、ガラ
ス基板をそれぞれブランケット胴に対して100μm押
し込んで印刷を行い、被印刷基板に形成されたパターン
の厚みを測定した結果、3.4μmとなった。 [比較例2]図7に示すように凹版44は青板ガラス上
面に幅200μm、長さ500μm、探さ10μmのパ
ターン45が横1mm、縦500μm間隔で縦に3個、
横に3個づつ計9個形成されている。
【0030】ブランケット胴は直径200mm、胴幅3
50mmの円筒胴を用いた。また、ブランケット胴の円
周面上にゴムシートを接着した。ゴムシートはシリコー
ンゴム系材料(商品名:TSE3453T、東芝シリコ
ン社製)を厚さ1〜2mmの厚さに成形し、表面を鏡面
にするため鉄板をクロムメッキしてシリコーンゴムが硬
化する前にクロムメッキした鉄板に密着させて、表面粗
さ0.2μm(Rz)程度の表面状態とした。
【0031】まず、版上にディスペンサー(岩下エンジ
ニアリング(株)社製、IEI標準デイスペンサーAD
500VH)によりインキ(エヌ・イー・ケムキャット
(株)社製、エヌ・オー・ペーストのE−3100をB
CA溶剤にて希釈した有機金属から成るPtレジネート
ペースト)をのせた。印刷方向にドクター可能な図9,
10のMDCドクターブレード(刃先65μm厚)とガ
ラス面との接触角をドクター方向側が60度になるよう
にした。押込み量を10mmとしてドクターを行った
後、凹版パターン内に充填されているインキ上面と版上
面の距離を測定した結果、平均距離4.7μmであっ
た。また、パターン内にインキが充填された凹版、ガラ
ス基板をそれぞれブランケット胴に対して100μm押
し込んで印刷を行い、被印刷基板に形成されたパターン
の厚みを測定した結果、3.2μmとなった。表1に実
施例、比較例のまとめを示す。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】凹版のパターン部にインキをディスペン
サー供給する装置と、余分なインキを掻きとる為のドク
ター装置を備え、前記凹版上のパターンをブランケット
に転写し、該ブランケット上のパターンをガラス基板に
印刷するオフセット印刷装置において、凹版上のパター
ンの縦長または横長と同じ幅長を持つ溝が凹版上のパタ
ーンと同数形成されているドクターブレードを用いて、
凹版パターンとドクターブレード溝が重なる状態でドク
ターを行うことにより、ストライプパターンが形成され
ている凹版上面のインキを掻き残しなく、凹版パターン
内へインキを十分に充填できる効果がある。
【0034】また、印刷方向及び/または印刷方向と直
交する方向にドクターを行うことにより、矩形パターン
が形成されている凹版上面のインキを掻き残しなく、凹
版パターン内へインキを十分に充填できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドクターブレードの構成を概略的
に示す見取り図で、(a)はドクターブレードが印刷方
向に対して直交するように配置されている場合を、
(b)はドクターブレードが印刷方向に対して平行に配
置されている場合を示す。
【図2】本発明に係るドクターブレードを適用した凹版
オフセット印刷装置の全体構成を概略的に示すもので、
(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図3】本発明のインキ充填工程(ドクター工程)を示
す図で、(a)〜(c)に、その順序を示す。
【図4】本発明の印刷工程を示す図で、(a)から
(b)へと、その順序を示す。
【図5】本発明の実施例1及び比較例1のガラス凹版を
示す上面図。
【図6】本発明の実施例1のドクターブレードを示す正
面図。
【図7】本発明の実施例2及び比較例2のガラス凹版を
示す上面図。
【図8】本発明の実施例2のドクターブレードを示す正
面図。
【図9】従来例のオフセット印刷法を行なう平台校正機
型オフセット印刷装置を示す平面図。
【図10】従来例のオフセット印刷工程を示す側面図
で、(a)〜(d)は、その順序を示す。
【符号の説明】
1,5,16,17,42,117 ドクターブレー
ト 2,10,28,40,44,105 凹版 3,35,41,45 パターン 4,6,34,37,43,47 溝 7 基台 8,9 ガイドレール 11,29 被印刷基板 12,30 ステージ 13,14 軸 15,31 ディスペンサー 18,19,109,110 ラックギア 20,21,26,27,111,112 ギア 22,39 ブランケット胴 23,24 支持体 25 モーター 32,107 インキ 33,36,46 MCDドクターブレード 38 ブランケットシート 101 平台校正型オフセット印刷装置 102 版常盤 103 ワーク常盤 104 インキローラー 106 ワーク 108 本体フレーム 113 ブランケット 114,115 キャリッジ 116 クランクアーム 118 アライメントスコープ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹版のパターン部にインキを供給する手
    段と、余分なインキを掻き取る為のドクターブレードを
    備え、前記凹版上のパターンをブランケットに転写し、
    該ブランケット上のパターンを基板に印刷するオフセッ
    ト印刷装置において、該ドクターブレードには、該凹版
    上面に形成されているパターンの縦長または横長と同じ
    幅長を持つ溝が、該凹版上のパターンと同数形成されて
    いることを特徴とするオフセット印刷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のオフセット印刷装置を
    使用して、凹版パターンとドクターブレード溝が重なる
    状態でドクターを行うことを特徴とするオフセット印刷
    方法。
  3. 【請求項3】 前記ドクターを印刷方向に行うことを特
    徴とする請求項2に記載のオフセット印刷方法。
  4. 【請求項4】 前記ドクターを印刷方向と直交する方向
    に行うことを特徴とする請求項2に記載のオフセット印
    刷方法。
  5. 【請求項5】 前記ドクターを印刷方向及び印刷方向と
    直交する方向に行うことを特徴とする請求項2に記載の
    オフセット印刷方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015066749A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 凸版印刷株式会社 オフセット印刷装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015066749A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 凸版印刷株式会社 オフセット印刷装置

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