JPH06115803A - 巻取機制御装置 - Google Patents
巻取機制御装置Info
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- JPH06115803A JPH06115803A JP26827492A JP26827492A JPH06115803A JP H06115803 A JPH06115803 A JP H06115803A JP 26827492 A JP26827492 A JP 26827492A JP 26827492 A JP26827492 A JP 26827492A JP H06115803 A JPH06115803 A JP H06115803A
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- winding
- reel
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【構成】 巻戻しロール欠点固定データ回路１２と、欠
点走査データ回路１３と、欠点一致回路１４と、欠点歩
進チェック回路１５と、シート補修位置入力回路１６
と、次回補修位置距離演算回路１７と、次回補修位置ま
での距離を巻取ロールの巻取量に応じて刻々減算する欠
点位置残長演算回路１８と、シート補修位置自動減速回
路１９と、シート補修位置自動減速回路１９から出力さ
れた自動減速信号と予め巻取速度を定める巻取速度基準
回路２０から出力された基準信号とを比較し、電動機制
御装置に電動機制御信号を出力する信号比較器とを備え
た巻取機制御装置である。 【効果】 紙損の量を減少させ、また操業度を向上させ
ることが可能である。
点走査データ回路１３と、欠点一致回路１４と、欠点歩
進チェック回路１５と、シート補修位置入力回路１６
と、次回補修位置距離演算回路１７と、次回補修位置ま
での距離を巻取ロールの巻取量に応じて刻々減算する欠
点位置残長演算回路１８と、シート補修位置自動減速回
路１９と、シート補修位置自動減速回路１９から出力さ
れた自動減速信号と予め巻取速度を定める巻取速度基準
回路２０から出力された基準信号とを比較し、電動機制
御装置に電動機制御信号を出力する信号比較器とを備え
た巻取機制御装置である。 【効果】 紙損の量を減少させ、また操業度を向上させ
ることが可能である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は紙やプラスチックなどの
シート状のロールを巻戻し、再巻取する巻取機制御装置
に関する。
シート状のロールを巻戻し、再巻取する巻取機制御装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】抄紙機や延伸機で巻取したシートは原材
料の素成や製造の過程で穴明や異物混入による傷が発生
することがあり、このため巻取機に於てはシートの傷を
補修する目的であらかじめ入力した補修位置が近づくと
自動的に巻取速度を減速し、シート補修作業後は巻取速
度を再加速するという一連のシート補修制御を行なうよ
うにしているが、断紙や補修作業で損紙を生じた場合に
はオペレータは次に補修すべき欠点位置で欠点確認操作
を行ない、制御上の欠点位置と実際の欠点位置を一致さ
せ、以降のシート補修制御を続行するようにしていた。
料の素成や製造の過程で穴明や異物混入による傷が発生
することがあり、このため巻取機に於てはシートの傷を
補修する目的であらかじめ入力した補修位置が近づくと
自動的に巻取速度を減速し、シート補修作業後は巻取速
度を再加速するという一連のシート補修制御を行なうよ
うにしているが、断紙や補修作業で損紙を生じた場合に
はオペレータは次に補修すべき欠点位置で欠点確認操作
を行ない、制御上の欠点位置と実際の欠点位置を一致さ
せ、以降のシート補修制御を続行するようにしていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では損紙発生
後のシート補修制御の欠点位置確認はオペレータ判断
で、次の目標となる欠点位置まで注意しながら運転し、
目視により欠点位置確認操作を行ない、それ以降のシー
ト補修制御を備えるという方法であったため、欠点位置
割出しに時間を要し、また目視に欠点判断を依存するた
め位置確認の対象となる欠点に数の制約があり、また欠
点位置の見落しや誤認の問題があり、損紙発生後のシー
ト補修制御に支障をきたしていた。
後のシート補修制御の欠点位置確認はオペレータ判断
で、次の目標となる欠点位置まで注意しながら運転し、
目視により欠点位置確認操作を行ない、それ以降のシー
ト補修制御を備えるという方法であったため、欠点位置
割出しに時間を要し、また目視に欠点判断を依存するた
め位置確認の対象となる欠点に数の制約があり、また欠
点位置の見落しや誤認の問題があり、損紙発生後のシー
ト補修制御に支障をきたしていた。
【０００４】本発明は上記問題点に鑑み、巻取機のシー
ト補修制御に於る欠点位置補正を自動化し、かつ損紙発
生後の欠点位置修正時間を短縮でき、設備の操業効率向
上が可能な巻取機制御装置を提供することを目的とす
る。
ト補修制御に於る欠点位置補正を自動化し、かつ損紙発
生後の欠点位置修正時間を短縮でき、設備の操業効率向
上が可能な巻取機制御装置を提供することを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、巻戻しロール
を駆動する巻戻ロール駆動電動機と、巻取機の巻取ロー
ルを予め定めた一定の速度で巻取する巻取ドラムと、こ
の巻取ドラムを駆動する巻取ドラム駆動電動機と、この
巻取ドラム駆動電動機の回転速度を制御する電動機制御
装置と、巻取ドラム駆動電動機の回転速度を検出する巻
取ドラム速度検出器と、巻戻しロールと巻取ドラムとの
間に設置され、巻戻しロールの欠点を常時監視する巻戻
しロール検紙機と、巻取機の前工程として設置された抄
紙機の巻取リールと、この巻取リールの欠点を採取する
巻取リール検紙機と、この巻取リール検紙機で採取した
欠点データを対応する巻取リールの巻取リール枠番号と
共に記憶する巻取リールデータメモリ回路と、この巻取
リールデータメモリ回路で記憶した巻取リールの巻き始
めからの位置データを巻き終わりからの長さに反転する
リールデータ反転回路と、このリールデータ反転回路か
ら出力された反転信号を巻取機のシート補修欠点データ
として巻戻しリール枠番号毎に格納する巻戻しロール欠
点固定データ回路と、巻戻しロール検紙機から出力され
る欠点データを受入する欠点走査データ回路と、この欠
点走査データ回路から出力された欠点走査データが巻戻
しロール欠点固定データ回路のいずれの欠点に該当する
かを判別する欠点一致回路と、この欠点一致回路からの
出力によって巻戻しロール欠点固定データ回路からの出
力歩進を検査する欠点歩進チェック回路と、巻取リール
検紙機から出力された検紙機データを基にシート補修箇
所を定めるシート補修位置入力回路と、このシート補修
位置入力回路から出力されたシート補修入力データと欠
点歩進チェック回路から出力された欠点一致信号とから
次回補修位置までの距離を演算して求める次回補修位置
距離演算回路と、次回補修位置までの距離を巻取ロール
の巻取量に応じて刻々減算する欠点位置残長演算回路
と、シート補修手前で巻取機の巻取速度を自動減速させ
るシート補修位置自動減速回路と、このシート補修位置
自動減速回路から出力された自動減速信号と予め巻取速
度を定める巻取速度基準回路から出力された基準信号と
を比較し、電動機制御装置に電動機制御信号を出力する
信号比較器とを具備してなる巻取機制御装置である。
を駆動する巻戻ロール駆動電動機と、巻取機の巻取ロー
ルを予め定めた一定の速度で巻取する巻取ドラムと、こ
の巻取ドラムを駆動する巻取ドラム駆動電動機と、この
巻取ドラム駆動電動機の回転速度を制御する電動機制御
装置と、巻取ドラム駆動電動機の回転速度を検出する巻
取ドラム速度検出器と、巻戻しロールと巻取ドラムとの
間に設置され、巻戻しロールの欠点を常時監視する巻戻
しロール検紙機と、巻取機の前工程として設置された抄
紙機の巻取リールと、この巻取リールの欠点を採取する
巻取リール検紙機と、この巻取リール検紙機で採取した
欠点データを対応する巻取リールの巻取リール枠番号と
共に記憶する巻取リールデータメモリ回路と、この巻取
リールデータメモリ回路で記憶した巻取リールの巻き始
めからの位置データを巻き終わりからの長さに反転する
リールデータ反転回路と、このリールデータ反転回路か
ら出力された反転信号を巻取機のシート補修欠点データ
として巻戻しリール枠番号毎に格納する巻戻しロール欠
点固定データ回路と、巻戻しロール検紙機から出力され
る欠点データを受入する欠点走査データ回路と、この欠
点走査データ回路から出力された欠点走査データが巻戻
しロール欠点固定データ回路のいずれの欠点に該当する
かを判別する欠点一致回路と、この欠点一致回路からの
出力によって巻戻しロール欠点固定データ回路からの出
力歩進を検査する欠点歩進チェック回路と、巻取リール
検紙機から出力された検紙機データを基にシート補修箇
所を定めるシート補修位置入力回路と、このシート補修
位置入力回路から出力されたシート補修入力データと欠
点歩進チェック回路から出力された欠点一致信号とから
次回補修位置までの距離を演算して求める次回補修位置
距離演算回路と、次回補修位置までの距離を巻取ロール
の巻取量に応じて刻々減算する欠点位置残長演算回路
と、シート補修手前で巻取機の巻取速度を自動減速させ
るシート補修位置自動減速回路と、このシート補修位置
自動減速回路から出力された自動減速信号と予め巻取速
度を定める巻取速度基準回路から出力された基準信号と
を比較し、電動機制御装置に電動機制御信号を出力する
信号比較器とを具備してなる巻取機制御装置である。
【０００６】
【作用】本発明の巻取機制御装置においては、巻戻ロー
ル駆動電動機を巻戻しロールを駆動し、巻取ドラムで巻
取機の巻取ロールを予め定めた一定の速度で巻取し、巻
取ドラム駆動電動機で巻取ドラムを駆動し、巻取ドラム
駆動電動機の回転速度を制御し、巻取ドラム駆動電動機
の回転速度を検出し、巻戻しロールと巻取ドラムとの間
に巻戻しロール検紙機を設置し、巻戻しロールの欠点を
常時監視し、巻取機の前工程として抄紙機の巻取リール
を設置し、巻取リールの欠点を採取し、巻取リール検紙
機で採取した欠点データを対応する巻取リールの巻取リ
ール枠番号と共に記憶し、巻取リールデータメモリ回路
で記憶した巻取リールの巻き始めからの位置データを巻
き終わりからの長さに反転させ、リールデータ反転回路
から出力された反転信号を巻取機のシート補修欠点デー
タとして巻戻しリール枠番号毎に格納し、巻戻しロール
検紙機から出力される欠点データを欠点走査データ回路
に受入し、欠点走査データ回路から出力された欠点走査
データが巻戻しロール欠点固定データ回路のいずれの欠
点に該当するかを判別し、欠点一致回路からの出力によ
って巻戻しロール欠点固定データ回路からの出力歩進を
検査し、巻取リール検紙機から出力された検紙機データ
を基にシート補修箇所を定め、シート補修位置入力回路
から出力されたシート補修入力データと欠点歩進チェッ
ク回路から出力された欠点一致信号とから次回補修位置
までの距離を演算して求め、次回補修位置までの距離を
巻取ロールの巻取量に応じて刻々減算し、シート補修手
前で巻取機の巻取速度を自動減速させ、シート補修位置
自動減速回路から出力された自動減速信号と予め巻取速
度を定める巻取速度基準回路から出力された基準信号と
を比較し、電動機制御装置に電動機制御信号を出力す
る。
ル駆動電動機を巻戻しロールを駆動し、巻取ドラムで巻
取機の巻取ロールを予め定めた一定の速度で巻取し、巻
取ドラム駆動電動機で巻取ドラムを駆動し、巻取ドラム
駆動電動機の回転速度を制御し、巻取ドラム駆動電動機
の回転速度を検出し、巻戻しロールと巻取ドラムとの間
に巻戻しロール検紙機を設置し、巻戻しロールの欠点を
常時監視し、巻取機の前工程として抄紙機の巻取リール
を設置し、巻取リールの欠点を採取し、巻取リール検紙
機で採取した欠点データを対応する巻取リールの巻取リ
ール枠番号と共に記憶し、巻取リールデータメモリ回路
で記憶した巻取リールの巻き始めからの位置データを巻
き終わりからの長さに反転させ、リールデータ反転回路
から出力された反転信号を巻取機のシート補修欠点デー
タとして巻戻しリール枠番号毎に格納し、巻戻しロール
検紙機から出力される欠点データを欠点走査データ回路
に受入し、欠点走査データ回路から出力された欠点走査
データが巻戻しロール欠点固定データ回路のいずれの欠
点に該当するかを判別し、欠点一致回路からの出力によ
って巻戻しロール欠点固定データ回路からの出力歩進を
検査し、巻取リール検紙機から出力された検紙機データ
を基にシート補修箇所を定め、シート補修位置入力回路
から出力されたシート補修入力データと欠点歩進チェッ
ク回路から出力された欠点一致信号とから次回補修位置
までの距離を演算して求め、次回補修位置までの距離を
巻取ロールの巻取量に応じて刻々減算し、シート補修手
前で巻取機の巻取速度を自動減速させ、シート補修位置
自動減速回路から出力された自動減速信号と予め巻取速
度を定める巻取速度基準回路から出力された基準信号と
を比較し、電動機制御装置に電動機制御信号を出力す
る。
【０００７】
【実施例】次本発明の一実施例を説明する。図１におい
て、２は巻戻しロール１を駆動する巻戻ロール駆動電動
機、４ａ，４ｂは巻取機の巻取ロール３を予め定めた一
定の速度で巻取する巻取ドラム、５ａ，５ｂは巻取ドラ
ム４ａ，４ｂを駆動する巻取ドラム駆動電動機、２１
ａ，２１ｂは巻取ドラム駆動電動機５ａ，５ｂの回転速
度を制御する電動機制御装置、６は巻取ドラム駆動電動
機５ａの回転速度を検出する巻取ドラム速度検出器、７
は巻戻しロール１と巻取ドラム４ａとの間に設置され、
巻戻しロール１の欠点を常時監視する巻戻しロール検紙
機、８は巻取機の前工程として設置された抄紙機の巻取
リール、９は巻取リール８の欠点を採取する巻取リール
検紙機、１０は巻取リール検紙機９で採取した欠点デー
タを対応する巻取リール８の巻取リール枠番号と共に記
憶する巻取リールデータメモリ回路、１１は巻取リール
データメモリ回路１０で記憶した巻取リール８の巻き始
めからの位置データを巻き終わりからの長さに反転する
リールデータ反転回路、１２はリールデータ反転回路１
１から出力された反転信号を巻取機のシート補修欠点デ
ータとして巻戻しリール枠番号毎に格納する巻戻しロー
ル欠点固定データ回路、１３は巻戻しロール検紙機７か
ら出力される欠点データを受入する欠点走査データ回
路、１４は欠点走査データ回路１３から出力された欠点
走査データが巻戻しロール欠点固定データ回路１２のい
ずれの欠点に該当するかを判別する欠点一致回路、１５
は欠点一致回路１４からの出力によって巻戻しロール欠
点固定データ回路１２からの出力歩進を検査する欠点歩
進チェック回路、１６は巻取リール検紙機９から出力さ
れた検紙機データを基にシート補修箇所を定めるシート
補修位置入力回路、１７はシート補修位置入力回路１６
から出力されたシート補修入力データと欠点歩進チェッ
ク回路１５から出力された欠点一致信号とから次回補修
位置までの距離を演算して求める次回補修位置距離演算
回路、１８は次回補修位置までの距離を巻取ロール１の
巻取量に応じて刻々減算する欠点位置残長演算回路、１
９はシート補修手前で巻取機の巻取速度を自動減速させ
るシート補修位置自動減速回路、２１はシート補修位置
自動減速回路１９から出力された自動減速信号と予め巻
取速度を定める巻取速度基準回路２０から出力された基
準信号とを比較し、電動機制御装置２１ａに電動機制御
信号を出力する信号比較器であり、巻戻しロール１と巻
取ロール３から成る巻取機の制御装置に於て、巻取運転
中のシートを常時検査する巻戻しロール検紙機７と、巻
取機の前工程である巻取リール８の前段に設けた巻取リ
ール検紙機９で採取した巻取リール８の欠点データをリ
ールの枠番号と一諸に記憶する巻取リールデータメモリ
回路１０と、リールデータ反転回路１１と、リール反転
回路の信号をシート補修欠点データとし巻戻しの枠番号
ごとに格納する巻戻しロール欠点固定データ回路１２
と、巻戻しロール１の欠点走査データ回路１３と、欠点
走査データが巻戻しロール欠点固定データのどの欠点に
該当するかを判別する欠点一致回路１４と、シート補修
制御の欠点位置補正演算回路とを具備してなる巻取機制
御装置である。
て、２は巻戻しロール１を駆動する巻戻ロール駆動電動
機、４ａ，４ｂは巻取機の巻取ロール３を予め定めた一
定の速度で巻取する巻取ドラム、５ａ，５ｂは巻取ドラ
ム４ａ，４ｂを駆動する巻取ドラム駆動電動機、２１
ａ，２１ｂは巻取ドラム駆動電動機５ａ，５ｂの回転速
度を制御する電動機制御装置、６は巻取ドラム駆動電動
機５ａの回転速度を検出する巻取ドラム速度検出器、７
は巻戻しロール１と巻取ドラム４ａとの間に設置され、
巻戻しロール１の欠点を常時監視する巻戻しロール検紙
機、８は巻取機の前工程として設置された抄紙機の巻取
リール、９は巻取リール８の欠点を採取する巻取リール
検紙機、１０は巻取リール検紙機９で採取した欠点デー
タを対応する巻取リール８の巻取リール枠番号と共に記
憶する巻取リールデータメモリ回路、１１は巻取リール
データメモリ回路１０で記憶した巻取リール８の巻き始
めからの位置データを巻き終わりからの長さに反転する
リールデータ反転回路、１２はリールデータ反転回路１
１から出力された反転信号を巻取機のシート補修欠点デ
ータとして巻戻しリール枠番号毎に格納する巻戻しロー
ル欠点固定データ回路、１３は巻戻しロール検紙機７か
ら出力される欠点データを受入する欠点走査データ回
路、１４は欠点走査データ回路１３から出力された欠点
走査データが巻戻しロール欠点固定データ回路１２のい
ずれの欠点に該当するかを判別する欠点一致回路、１５
は欠点一致回路１４からの出力によって巻戻しロール欠
点固定データ回路１２からの出力歩進を検査する欠点歩
進チェック回路、１６は巻取リール検紙機９から出力さ
れた検紙機データを基にシート補修箇所を定めるシート
補修位置入力回路、１７はシート補修位置入力回路１６
から出力されたシート補修入力データと欠点歩進チェッ
ク回路１５から出力された欠点一致信号とから次回補修
位置までの距離を演算して求める次回補修位置距離演算
回路、１８は次回補修位置までの距離を巻取ロール１の
巻取量に応じて刻々減算する欠点位置残長演算回路、１
９はシート補修手前で巻取機の巻取速度を自動減速させ
るシート補修位置自動減速回路、２１はシート補修位置
自動減速回路１９から出力された自動減速信号と予め巻
取速度を定める巻取速度基準回路２０から出力された基
準信号とを比較し、電動機制御装置２１ａに電動機制御
信号を出力する信号比較器であり、巻戻しロール１と巻
取ロール３から成る巻取機の制御装置に於て、巻取運転
中のシートを常時検査する巻戻しロール検紙機７と、巻
取機の前工程である巻取リール８の前段に設けた巻取リ
ール検紙機９で採取した巻取リール８の欠点データをリ
ールの枠番号と一諸に記憶する巻取リールデータメモリ
回路１０と、リールデータ反転回路１１と、リール反転
回路の信号をシート補修欠点データとし巻戻しの枠番号
ごとに格納する巻戻しロール欠点固定データ回路１２
と、巻戻しロール１の欠点走査データ回路１３と、欠点
走査データが巻戻しロール欠点固定データのどの欠点に
該当するかを判別する欠点一致回路１４と、シート補修
制御の欠点位置補正演算回路とを具備してなる巻取機制
御装置である。
【０００８】巻戻しロールの後段に設けた検紙機から、
今通過した欠点とその前に通過した欠点との欠点間距
離、幅方向に対する欠点位置、欠点の大きさ、明点暗点
の別のデータを、この欠点が巻取機の前工程に設けた検
紙機で採取データのどの欠点に該当するかを走査して照
合する。シート補修制御は巻取機の前工程に設けた検紙
機データで補修位置を定めているので、巻戻しロール１
の後段に設けた検紙機で検知した欠点と位置的にずれて
いる場合にはシート補修で使用している制御上の欠点位
置を巻戻しロールで検知した欠点位置に修正することに
より、それ以降のシート補修すべき欠点位置で自動減速
することができる。
今通過した欠点とその前に通過した欠点との欠点間距
離、幅方向に対する欠点位置、欠点の大きさ、明点暗点
の別のデータを、この欠点が巻取機の前工程に設けた検
紙機で採取データのどの欠点に該当するかを走査して照
合する。シート補修制御は巻取機の前工程に設けた検紙
機データで補修位置を定めているので、巻戻しロール１
の後段に設けた検紙機で検知した欠点と位置的にずれて
いる場合にはシート補修で使用している制御上の欠点位
置を巻戻しロールで検知した欠点位置に修正することに
より、それ以降のシート補修すべき欠点位置で自動減速
することができる。
【０００９】即ち、計算式として、 欠点位置補正量＝シート補修制御上の次回補修位置まで
の距離−欠点一致から次回補修位置までの距離 とする。
の距離−欠点一致から次回補修位置までの距離 とする。
【００１０】即ち、巻戻しロール１を駆動する巻戻しロ
ール駆動電動機２と、巻取ロール３を一定の速度で巻取
する巻取ドラム４ａ，４ｂ及び巻取ドラムを駆動する巻
取ドラム駆動電動機５ａ，５ｂと、巻取量を検出する巻
取ドラム速度検出器６と、巻取機の巻戻しロール１の欠
点を常時監視する巻戻し検紙機７と巻取機の前工程であ
る抄紙機の巻取リール８と、巻取リール８の欠点データ
を採取する巻取リール検紙機９と、巻取リール検紙機９
で採取した欠点データを巻取リール８の枠番号と一諸に
一時点に記憶する巻取リールデータメモリ回路１０と、
メモリした巻取リールの巻始めからの欠点位置データを
巻終りからの長さに反転するリールデータ反転回路１１
と、リールデータ反転回路の信号を巻取機のシート補修
欠点データとし巻戻しの枠番号毎に格納する巻戻しロー
ル欠点固定データ回路１２と、巻取機の検紙機７の欠点
データを受入する欠点走査データ回路１３と、欠点走査
データが巻戻しロール欠点固定データのいずれの欠点に
該当するかを判別する欠点一致回路１４及び欠点歩進回
路１５と、巻取リールの検紙機データをもとにシート補
修箇所を定めるシート補修位置入力回路１６とシート補
修入力データ欠点一致信号から次回補修位置までの距離
を演算で求める次回補修位置距離演算回路１７と、次回
補修位置までの距離を巻取量に応じ刻々減算する欠点位
置残長演算回路１８と、シート補修手前で巻取速度を自
動減速させるシート補修位置自動減速回路１９と、巻取
速度基準回路２０、巻取ドラム駆動の制御装置２１ａ，
２１ｂを具備してなる巻取機制御装置である。
ール駆動電動機２と、巻取ロール３を一定の速度で巻取
する巻取ドラム４ａ，４ｂ及び巻取ドラムを駆動する巻
取ドラム駆動電動機５ａ，５ｂと、巻取量を検出する巻
取ドラム速度検出器６と、巻取機の巻戻しロール１の欠
点を常時監視する巻戻し検紙機７と巻取機の前工程であ
る抄紙機の巻取リール８と、巻取リール８の欠点データ
を採取する巻取リール検紙機９と、巻取リール検紙機９
で採取した欠点データを巻取リール８の枠番号と一諸に
一時点に記憶する巻取リールデータメモリ回路１０と、
メモリした巻取リールの巻始めからの欠点位置データを
巻終りからの長さに反転するリールデータ反転回路１１
と、リールデータ反転回路の信号を巻取機のシート補修
欠点データとし巻戻しの枠番号毎に格納する巻戻しロー
ル欠点固定データ回路１２と、巻取機の検紙機７の欠点
データを受入する欠点走査データ回路１３と、欠点走査
データが巻戻しロール欠点固定データのいずれの欠点に
該当するかを判別する欠点一致回路１４及び欠点歩進回
路１５と、巻取リールの検紙機データをもとにシート補
修箇所を定めるシート補修位置入力回路１６とシート補
修入力データ欠点一致信号から次回補修位置までの距離
を演算で求める次回補修位置距離演算回路１７と、次回
補修位置までの距離を巻取量に応じ刻々減算する欠点位
置残長演算回路１８と、シート補修手前で巻取速度を自
動減速させるシート補修位置自動減速回路１９と、巻取
速度基準回路２０、巻取ドラム駆動の制御装置２１ａ，
２１ｂを具備してなる巻取機制御装置である。
【００１１】図２は巻戻しロール１から巻出したシート
の欠点及び損紙の状態を示し、巻取機の検紙機から前回
欠点と今回欠点間のシート手方向距離Ｘc 、今回欠点の
シート幅方向距離Ｙc 、今回欠点の種類Ｚc のデータを
得る。
の欠点及び損紙の状態を示し、巻取機の検紙機から前回
欠点と今回欠点間のシート手方向距離Ｘc 、今回欠点の
シート幅方向距離Ｙc 、今回欠点の種類Ｚc のデータを
得る。
【００１２】図３は図２で検出した巻戻しロールの欠点
データを巻取機の前工程に設けた検紙機より採取した巻
戻しロール欠点固定データ上で走査し、長手方向欠点間
距離、幅方向欠点間距離、欠点の種類のいずれもが一致
することでシート補修制御に於る次回補修位置まで距離
演算を補正する信号とする。損紙が発生した場合にシー
ト補修制御上の欠点位置と実際の欠点位置のずれをなく
すことにより次のシート補修位置で正しく自動減速でき
る。
データを巻取機の前工程に設けた検紙機より採取した巻
戻しロール欠点固定データ上で走査し、長手方向欠点間
距離、幅方向欠点間距離、欠点の種類のいずれもが一致
することでシート補修制御に於る次回補修位置まで距離
演算を補正する信号とする。損紙が発生した場合にシー
ト補修制御上の欠点位置と実際の欠点位置のずれをなく
すことにより次のシート補修位置で正しく自動減速でき
る。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば、シート補修制御に於る
欠点位置補正を自動化し、かつ損紙発生時の欠点位置補
正時間を短縮でき、設備の操業効率向上が可能な巻取機
の制御装置を提供することができる。
欠点位置補正を自動化し、かつ損紙発生時の欠点位置補
正時間を短縮でき、設備の操業効率向上が可能な巻取機
の制御装置を提供することができる。
【図１】本発明の一実施例を示す巻取制御装置の構成図
である。
である。
【図２】図１の作用を示す説明図である。
【図３】図１の作用を示す説明図である。
１…巻戻しロール ６…巻取ドラム速度検出器 ７…巻戻し検紙機 ９…巻取リール １０…巻取リールデータメモリ回路 １２…巻戻しロール欠点固定データ回路 １３…欠点走査データ回路 １４…欠点一致回路 １５…欠点歩進チェック回路 １７…次回補修位置距離演算回路 １８…欠点位置残長演算回路
Claims (1)
- 【請求項１】 巻戻しロールを駆動する巻戻ロール駆動
電動機と、巻取機の巻取ロールを予め定めた一定の速度
で巻取する巻取ドラムと、この巻取ドラムを駆動する巻
取ドラム駆動電動機と、この巻取ドラム駆動電動機の回
転速度を制御する電動機制御装置と、前記巻取ドラム駆
動電動機の回転速度を検出する巻取ドラム速度検出器
と、前記巻戻しロールと前記巻取ドラムとの間に設置さ
れ、前記巻戻しロールの欠点を常時監視する巻戻しロー
ル検紙機と、前記巻取機の前工程として設置された抄紙
機の巻取リールと、この巻取リールの欠点を採取する巻
取リール検紙機と、この巻取リール検紙機で採取した欠
点データを対応する前記巻取リールの巻取リール枠番号
と共に記憶する巻取リールデータメモリ回路と、この巻
取リールデータメモリ回路で記憶した前記巻取リールの
巻き始めからの位置データを巻き終わりからの長さに反
転するリールデータ反転回路と、このリールデータ反転
回路から出力された反転信号を前記巻取機のシート補修
欠点データとして前記巻戻しリール枠番号毎に格納する
巻戻しロール欠点固定データ回路と、前記巻戻しロール
検紙機から出力される欠点データを受入する欠点走査デ
ータ回路と、この欠点走査データ回路から出力された欠
点走査データが前記巻戻しロール欠点固定データ回路の
いずれの欠点に該当するかを判別する欠点一致回路と、
この欠点一致回路からの出力によって前記巻戻しロール
欠点固定データ回路からの出力歩進を検査する欠点歩進
チェック回路と、前記巻取リール検紙機から出力された
検紙機データを基にシート補修箇所を定めるシート補修
位置入力回路と、このシート補修位置入力回路から出力
されたシート補修入力データと前記欠点歩進チェック回
路から出力された欠点一致信号とから次回補修位置まで
の距離を演算して求める次回補修位置距離演算回路と、
次回補修位置までの距離を前記巻取ロールの巻取量に応
じて刻々減算する欠点位置残長演算回路と、シート補修
手前で前記巻取機の巻取速度を自動減速させるシート補
修位置自動減速回路と、このシート補修位置自動減速回
路から出力された自動減速信号と予め巻取速度を定める
巻取速度基準回路から出力された基準信号とを比較し、
前記電動機制御装置に電動機制御信号を出力する信号比
較器とを具備してなる巻取機制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26827492A JPH06115803A (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | 巻取機制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26827492A JPH06115803A (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | 巻取機制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06115803A true JPH06115803A (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=17456289
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26827492A Pending JPH06115803A (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | 巻取機制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06115803A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8060234B2 (en) | 2007-09-27 | 2011-11-15 | Abb Oy | Accurate tracking of web features through converting processes |
| SE2250794A1 (en) * | 2022-06-27 | 2023-12-28 | Valmet Oy | Method and system for monitoring the performance of a winding spool in the reel section of a paper machine |
-
1992
- 1992-10-07 JP JP26827492A patent/JPH06115803A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8060234B2 (en) | 2007-09-27 | 2011-11-15 | Abb Oy | Accurate tracking of web features through converting processes |
| SE2250794A1 (en) * | 2022-06-27 | 2023-12-28 | Valmet Oy | Method and system for monitoring the performance of a winding spool in the reel section of a paper machine |
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