JPH061153Y2 - 吸入器 - Google Patents

吸入器

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JPH061153Y2
JPH061153Y2 JP13594788U JP13594788U JPH061153Y2 JP H061153 Y2 JPH061153 Y2 JP H061153Y2 JP 13594788 U JP13594788 U JP 13594788U JP 13594788 U JP13594788 U JP 13594788U JP H061153 Y2 JPH061153 Y2 JP H061153Y2
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JP
Japan
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water supply
supply tank
heat generating
heat
inhaler
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JP13594788U
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JPH0255961U (ja
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隆雄 寺田
敏幸 小林
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Omron Corp
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Omron Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、例えば咽喉等に薬液を吸入するために使用
される吸入器に関する。
(ロ)従来の技術 第4図は、従来の吸入器を示す断面図である。この吸入
器は、ハウジング61内に給水タンクユニット62を固
定配備している。給水タンクユニット62は、上部開口
をハウジング61の圧力安全装置63に連繋し、上部適
所に蒸気ノズル64を突設すると共に、下部開口に発熱
板(正特性サーミスタを内臓する定熱抵抗ヒータ)65
を配備し、給水タンクユニット62の底部を構成させて
いる。また、給水タンクユニット62の長さ中央には、
それぞれ上下方向に突出する蒸気管66aと熱湯戻し管
66bを備えた仕切板66を設け、この仕切板66の上
方を蒸気室67、下方を沸騰室68に区画設定してい
る。この沸騰室68に、給水用の水が貯溜される。更
に、上記ハウジング61には薬液ボトル69が嵌脱可能
に配備され、この薬液ボトル69の吸い上げホース69
a先端に備える薬液ノズル69bが、前記蒸気ノズル6
4に直角状に対応配置してある。
吸入に際しては、発熱板65に電源を供給することで、
直接、給水ボトル(沸騰室)68の水が加熱沸騰し蒸気
化する。この蒸気は、蒸気管66a、蒸気室67を介し
て蒸気ノズル64より噴射する。この噴射するジェット
気流により、薬液ノズル69b近辺に負圧が生じ、薬液
ボトル69の薬液がホース69a内を上昇し、噴出蒸気
中へ混入する。この薬液の混入した蒸気が、ハウジング
61の蒸気噴射口61aより外方(咽喉)へ噴射する。
(ハ)考案が解決しようとする課題 上記、吸入器では、第4図で示すように給水タンク(給
水タンクユニットの沸騰室68)61の下部開口に、水
平状のフランジ68aを外方へ突設し、このフランジ
(水平板)68a面にゴムパッキン68bを介して発熱
板65を重合し、両者をボルト固定している。従って、
固定状態において、発熱板の外周端縁とフランジ外周端
縁とが面一に揃っている。つまり、発熱板の外周縁はハ
ウジング内において、完全に露出している。従って、給
水タンク(沸騰室)の水を沸騰させるために、発熱板に
電源を供給する時は、当然に発熱板が高温化し、この熱
がハウジング内において露出状態にある発熱板の外周縁
から放散する。このため、通常は耐熱処理が施されてい
ないハウジングに対し高熱が作用し、ハウジングを傷め
る虞れがある。従って、従来は給水タンク(沸騰室)の
下部、つまり発熱板とハウジング内周壁との距離を充分
にとる必要があり、充分な間隔を開く分だけ吸入器が大
型化する許かりでなく、水加熱時の熱効率が悪くなる不
利があった。また、給水タンクの下部開口(水平フラン
ジ)に対し、発熱板を取付ける際、位置決め手段がな
く、組立作用が手間である等の欠点があった。
この考案は、以上のような課題を解消させ、ハウジング
に対し熱的悪影響を全く与えず、しかも熱効率の良いコ
ンパクトな吸入器を提供することを目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段及び作用 この目的を達成させるために、この考案の吸入器では、
次のような構成としている。
吸入器は、ハウジング内に配備され、薬液ノズルに対応
位置する蒸気ノズルを備えた給水タンクと、この給水タ
ンクの下部開口に配備され、上記給水タンクの底部を構
成する発熱板とから成り、この発熱板により前記給水タ
ンクの水を沸騰させ、蒸気ノズルを介して蒸気を噴射
し、このエジェクタ作用で薬液ボトル内の薬液を噴出蒸
気中へ混入させて外部へ噴射する吸入器であって、前記
給水タンクの下部開口に、発熱板の外周を囲む断熱性ス
カート部を配備して構成している。
このような構成を有する吸入器では、給水タンク下部開
口の水平フランジ外周縁に、下方向へ一定長さ突出する
囲い枠状のスカート部が突設してある。このスカート部
は、耐熱性で且つ断熱性の資材で形成されており、発熱
板の外周形状に対応するように設定してある。従って、
発熱板を給水タンクの下部開口に取付ける際は、このス
カート部に発熱板を嵌め入れるだけで、発熱板と水平フ
ランジとが正確に対応位置し、取付け位置決めが容易で
ある。更に、発熱板と水平フランジとをボルト止着した
状態において、発熱板の外周縁は断熱性スカート部によ
り完全に囲われることになる。
従って、発熱板に対し電源を供給することで、高温化す
る発熱板の熱、つまり発熱板の外周縁より放熱する熱
は、発熱板を完全に囲むスカート部により遮断される。
このため、従来のように放熱がハウジングに悪影響を与
えることがなく、発熱板の外周縁とハウジングとの間に
広い間隙を設ける必要がなく、吸入器を小型化し得る。
また、スカート部によって遮断された放熱は、スカート
部内に蓄熱し、この蓄熱が給水タンク内の水に作用し熱
効率が一層向上する。
(ホ)実施例 第1図は、この考案に係る吸入器の具体的な一実施例を
示す断面図である。
吸入器は、ハウジング1と、このハウジング1内に内装
される給水タンクユニット2と、この給水タンクユニッ
ト2の底部を構成する発熱板3と、薬液ボトル4とから
成る。
ハウジング1は、上開口有底のケース体で、上部に回動
可能な噴き出し口部11を備えている。ハウジング1の
上開口には、前記噴き出し口部11を突出させる窓孔1
1aと、この窓孔11aを閉成する回動可能シャッタ1
1bを備えたカバー1aを脱着可能に嵌着している。ま
た、ハウジング1の適所には凹陥部12を設け、この凹
陥部12に薬液ボトル4を挿脱可能に配備している。こ
のハウジング1の内部に、後述する給水タンクユニット
2が支承板部13を介して固着され、この給水タンクユ
ニット2の開口下部に発熱板(正特性サーミスタ)3が
配備されている。
このタンクユニット2は、水を貯溜する給水タンク21
と、圧力調整通気路22と、第2の加熱室23とを一体
に備えている。
給水タンク21は、上開口部に圧力安全装置を備えた円
筒状のタンクキャップ21aを脱着可能に嵌着してい
る。また、給水タンク21の下部(底部)には逆止弁2
1bを備えた筒状の第1の通水路21cを突設してい
る。この第1の通水路21cの下部両側には、水平状の
フランジ板部21dが突設してあり、パッキン21eを
介して上記発熱板3上に配置してある。つまり、発熱板
3を底部とし、パッキン21eで囲まれ、水平フランジ
板部21dを上壁とし、且つ第1の通水路21cに連通
する小容量の第1の加熱室21fが形成されている。同
様に、大容量の第2の加熱室(下開口で上部に蒸気ノズ
ル23aを備えた)23は、パッキン21eを介して発
熱板3を底部としている。この第2の加熱室23の下部
と上記給水タンク21の上部とは、圧力調整通気路22
を介して連通し、前記第1の加熱室21fと第2の加熱
室23とは第2の通水路(管)を介して連通している
(図示せず)。つまり、第2の通水路(管)は一端を第
1の加熱室21fに連通させ、他端を第2の加熱室23
の上部に連通させることで、第1の加熱室21fで沸騰
した熱水を第2の加熱室23に送るように設定してい
る。更に、前記薬液ボトル4には、吸水ホース41が嵌
挿配備され、この吸水ホース41の先端ノズル(薬液ノ
ズル)42が、前記蒸気ノズル23aに対応配置してあ
る。実施例では、蒸気ノズル23aと薬液ノズル42と
は、断面「U」字状のノズル具23bにより一体成形さ
れ精度の向上を図っている。
この吸入器では、給水タンク21の水が第1の通水路2
1cを通り、第1の加熱室21fで加熱され沸騰する。
沸騰した熱水は、第2の通水路(管)をとおり、第2の
加熱室23に流入する。この時、逆止弁21bにより、
給水タンク21への熱水の逆流が防止される。熱水は、
第2の加熱室23で完全に蒸気化して蒸気ノズル23a
より噴出する。一方、第2の加熱室23と給水タンク2
1とは、圧力調整通気路22により連通しているから、
給水タンク内に圧力が加わり、給水タンク21より第1
の加熱室21fへ水がスムーズに供給される。この吸入
器では、第1の加熱室21fと第2の加熱室23の2段
階に分けて蒸気化するため、噴霧開始が迅速で、且つ熱
水は完全に蒸気化される。
この考案の特徴は、前記タンクユニット14の下開口に
設けた水平フランジ板部21dの外周縁に下方向へ突設
するスカート部5を設けた点にある。
スカート部5は、耐熱性で且つ断熱性の資材、例えばエ
ポキシ樹脂或いはポリプロピレン等により、タンクユニ
ット2と一体成形される。このスカート部5は、水平フ
ランジ板部21dの外周縁より下方向へ一定長さ突設す
るもので、上記発熱板(ヒータ)3の大きさに対応する
ように設定される。つまり、この断熱性スカート部5は
発熱板3が適正に嵌まり込み、且つ嵌合した状態におい
て発熱板3の外周縁を完全に囲むような囲い枠状に形成
される(第2図参照)。
このような構成を有する吸入器では、発熱板3をタンク
ユニット(給水タンク21の第1の加熱室21f及び第
2の加熱室23)2の下部開口、つまり水平フランジ板
部21dに取付ける際は、このスカート部5に発熱板3
を嵌め入れるだけで、発熱板3と水平フランジ板部21
dとが正確に対応位置し、取付け位置決めが容易であ
る。更に、発熱板3と水平フランジ板部21dとをボル
ト51止着した状態において、発熱板3の外周縁は断熱
性スカート部5により完全に囲われることになり、止着
するボルト51もスカート部5内に位置して、他の部材
と接触することがない。また、発熱板3に対し電源を供
給することで、高温化する発熱板3の熱、つまり発熱板
3の外周縁よりハウジング1の内周壁方向へ放熱する熱
は、発熱板3を完全に囲むスカート部5により遮断され
る。このため、従来のように放熱がハウジング1に悪影
響を与えることがなく、発熱板3の外周縁とハウジング
1との間に広い間隙を設ける必要がなく、吸入器を小型
化し得る。また、スカート部5によって遮断された放熱
は、スカート部5内に蓄熱し、この蓄熱が第1の加熱室
21f及び第2の加熱室23に作用し熱効率が一層向上
する。
更に、発熱板3がスカート部5により完全に囲われるた
め、仮にハウジング1の放熱孔等から、誤って水がハウ
ジング1内に侵入し、タンクユニット2を濡らし、この
浸水がタンクユニット2より下方へ落下した場合であっ
ても、発熱板3は濡れることがなく、漏電の危険性が全
くない。
第3図は、この考案に係る吸入器の他の実施例を示す断
面図である。
この吸入器の全体構成は、第4図に示す従来の吸入器の
構成とほぼ同様である。従って、全体構成については説
明しない。この実施例においても先の実施例(第1図に
示す実施例)と同様に、給水タンクユニット(沸騰室6
8)62の下部開口に設けた水平状フランジ板部68a
の外周縁に、下方向へ一定長さ突出する囲い枠状の断熱
性スカート部5を連続状に突設している。従って、発熱
板65の外周はスカート部5により完全に囲われてい
る。このため、高温化した発熱体65の外周縁よりの放
熱は、断熱性スカート部5により遮断され、この熱はス
カート部5に蓄熱される。従って、仮にスカート部5と
ハウジング61内周壁とが接面する場合であっても、ハ
ウジング61に対し熱的悪影響を与える虞れが全くな
く、吸入器自体を小型化し得る。
(ヘ)考案の効果 この考案では、以上のように、給水タンクの下部開口に
発熱板を囲う断熱性スカート部を配備することとしたか
ら、発熱板の外周縁はハウジング内周壁と完全に遮断さ
れる。従って、発熱板の高温化に伴い、発熱板外周縁か
らの放熱はスカート部により遮断され、ハウジングに熱
的悪影響を及ぼすことが阻止される。また、発熱体より
の放熱はスカート部内に蓄積されるため、一層熱効率が
向上する。更に、スカート部は発熱体の外形状に対応し
た大きさに設定してあるため、スカート部に発熱体を嵌
め入れるだけで、発熱体を給水タンクの開口底部に適正
に位置決めでき、組立作業が簡易となる許かりでなく、
小型化した吸入器を提供し得る等、考案目的を達成した
優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例吸入器を示す断面図、第2図は、第1
図の底面図、第3図は、吸入器の他の実施例を示す断面
図、第4図は、従来の吸入器を示す断面図である。 1:ハウジング、 2:タンクユニット、 3:発熱板、 5:スカート部、 21:給水タンク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジング内に配備され、薬液ノズルに対
    応位置する蒸気ノズルを備えた給水タンクと、この給水
    タンクの下部開口に配備され、上記給水タンクの底部を
    構成する発熱板とから成り、この発熱板により前記給水
    タンクの水を沸騰させ、蒸気ノズルを介して蒸気を噴射
    し、このエジェクタ作用で薬液ボトル内の薬液を噴出蒸
    気中へ混入させて外部へ噴射する吸入器において、 前記給水タンクの下部開口に、発熱板の外周を囲む断熱
    性スカート部を配備したことを特徴とする吸入器。
JP13594788U 1988-10-18 1988-10-18 吸入器 Expired - Lifetime JPH061153Y2 (ja)

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JP13594788U JPH061153Y2 (ja) 1988-10-18 1988-10-18 吸入器

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JP13594788U JPH061153Y2 (ja) 1988-10-18 1988-10-18 吸入器

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JPH0255961U JPH0255961U (ja) 1990-04-23
JPH061153Y2 true JPH061153Y2 (ja) 1994-01-12

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ID=31396003

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