JPH05277190A - 蒸気吸入式治療器 - Google Patents

蒸気吸入式治療器

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JPH05277190A
JPH05277190A JP4103998A JP10399892A JPH05277190A JP H05277190 A JPH05277190 A JP H05277190A JP 4103998 A JP4103998 A JP 4103998A JP 10399892 A JP10399892 A JP 10399892A JP H05277190 A JPH05277190 A JP H05277190A
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cooling water
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Tatsuo Horiuchi
辰男 堀内
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱伝導性の良い導熱板を蒸気用水槽の一部分
に使用して加熱効率を高めるとともに、導熱板の反り等
による水漏れを防止する。 【構成】 筒状の内部隔壁110と、この内部隔壁11
0を取り囲むようにして配置された外壁120とを有
し、内部隔壁110が蒸気用水槽11を形成するととも
に、内部隔壁110と外壁120が冷却用水槽12を形
成する。蒸気用水槽11の底部開口を覆うように配置さ
れた導熱板111は、弾性を有するパッキング113が
介在された状態で、冷却用水槽底板121と固定具11
4とにより端周部が挟持された状態で取り付けられてい
る。冷却用水槽底板121と固定具114は、硬質プラ
スチック等の同一の材料で形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願の発明は、所定の温度に冷却
された蒸気流を鼻孔や口腔に吸入させて、風邪や鼻炎等
の治療を行う蒸気吸入式治療器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】花粉症等の持続性鼻炎を治療するための
簡易な治療器として、水蒸気の噴出流を鼻孔に吸入させ
る蒸気吸入式治療器が最近市販されている。図3は、従
来の蒸気吸入式治療器の概略構成を説明する側断面図で
ある。図3に示す従来の蒸気吸入式治療器は、外側容器
3と、この外側容器3の内部に配設された蒸気用水槽1
1と、外側容器3の側面に嵌め込まれて配設された冷却
用水槽12と、冷却用水槽12の水を吸い上げて噴射口
210の付近に供給するために配設された水吸い上げ管
231とから主に構成されている。
【0003】まず、外側容器3の側面上部には、円筒状
に膨出した部分があり、この部分の先端が蒸気流通過口
31になっている。そして、この膨出した部分の下側の
側面には、冷却用水槽12を嵌め込むための水槽嵌め込
み穴32が大きく開けられている。冷却用水槽12は、
この水槽嵌め込み穴32に嵌め込まれ、外側容器3に対
して着脱自在になっている。蒸気用水槽11の底板部分
には、大きな開口が設けられていて、この開口を塞ぐよ
うにして導熱板111が底板部分に直接固定されてい
る。即ち、蒸気用水槽11の底板部分の裏面と導熱板1
11の端周部上面とに挟まれるようにパッキング115
が配置されている。そして、導熱板111の端周部及び
パッキング115には固定用の貫通孔が4箇所設けられ
ていて、この貫通孔に固定用のネジ116を螺合させる
ことにより、導熱板111は蒸気用水槽11に対して直
接固定されている。上記固定構造の導熱板111の裏面
には、ヒータ112が付設され、これにより、蒸気用水
槽11内の水が加熱されるようになっている。
【0004】蒸気用水槽11の上面には、円筒状の蒸気
室51が設けられ、調圧機能を有する蓋52がこの蒸気
室51の上部開口を塞ぐようにして設けられている。ま
た、蒸気室51の側面開口穴の部分から外側容器3の蒸
気流通過口31の付近に向けて延びるようにして蒸気流
噴射管53が設けられており、この蒸気流噴射管53の
先端開口が噴射口210になっている。水吸い上げ管2
31は、吸い上げ管挿通穴122に挿通された状態で鉛
直な姿勢で配置されており、下端が冷却用水槽12内の
水に没し、上端が前記噴射口210の付近に位置してい
る。
【0005】上記構成に係る従来の蒸気吸入式治療器の
作用を以下に説明する。まず、蒸気用水槽11を水又は
湯で満たし、冷却用水槽12を水で満たす。そして、ヒ
ータ112を作動させて蒸気用水槽11内の水又は湯を
沸騰させる。この沸騰により、蒸気が蒸気流室51と蒸
気流噴射管53を通って、噴射口210から噴射され
る。
【0006】噴射口210から蒸気が噴射されると、噴
射口210の近傍は負圧になり、冷却用水槽12内の水
は水吸い上げ管231を通って吸い上げられ、噴射口2
10により噴射された蒸気に合流混入して蒸気の温度を
治療に適当な温度まで下げて蒸気を霧状とし、新たな蒸
気流を作り出す。新たな蒸気流は、外側容器3の蒸気流
通過口31を通って器外に噴出される。そして、蒸気流
通過口31の近傍に治療したい鼻孔や口腔を位置させる
ことにより、鼻孔や口腔の内部に蒸気流が浸透して洗浄
や通気等の治療が行われる。尚、冷却用水が無くなった
場合には、冷却用水槽12を外側容器3から取り外し、
水の補充を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
蒸気吸入式治療器においては、加熱効率を高めるため、
裏面にヒータが付設された導熱板が蒸気用水槽の開口を
塞ぐようにして設けられており、この導熱板は蒸気用水
槽に対してネジ等により直接固定されていた。ここで、
このような治療器は、蒸気用水槽も含めて全体が硬質プ
ラスチック等の材料で形成されるのが通常であるから、
蒸気用水槽に対して金属製の導熱板を直接固定している
従来の構造では、熱膨張係数の違いにより固定部に無理
な力が加わることがあった。この結果、蒸気用水槽底板
等が割れたり、導熱板が反ってしまったり歪んでしまっ
たりすることがあった。この場合、導熱板をパッキング
等を使用して蒸気用水槽に対して水密に取り付けておい
たとしても、水漏れ等が発生してしまうことになる。本
願の発明の目的は、このような問題を解決することであ
り、熱伝導性の良い導熱板を蒸気用水槽の一部分に使用
して加熱効率を高めるとともに、導熱板の反り等による
水漏れを防止した構造の蒸気吸入式治療器を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願の請求項1の蒸気吸入式治療器は、水又は湯を
収納する蒸気用水槽と、この蒸気用水槽の底板を形成す
るように水密状態で取り付けられた導熱板と、この導熱
板の裏面に付設されて蒸気用水槽内の水又は湯を加熱し
て噴射口より蒸気流を噴射させるヒータと、冷却用の水
を収容した冷却用水槽と、冷却用水槽内の水を吸い上げ
て蒸気流と合流させるための水吸い上げ管とを備えた蒸
気吸入式治療器であって、導熱板は、同様の熱膨張係数
を有するか同一の材料から形成された二つの部材又は部
位でその端周部が挟持された状態で取り付けられてい
る。同様の目的を達成するため、本願の請求項2に記載
の蒸気吸入式治療器は、請求項1に記載の構成におい
て、導熱板の端周部は、弾性を有するパッキングが介在
された状態で挟持されている構成を有するものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は、
本願発明の実施例の蒸気吸入式治療器の概略構成を説明
するための側断面図である。図1に示す蒸気吸入式治療
器は、大きく分けると、治療器本体1と蓋ユニット2か
ら構成されており、蓋ユニット2は治療器本体1に対し
て着脱自在になっている。
【0010】治療器本体1は、底板10と、この底板1
0の端周部に立設した筒状の外壁120と、この外壁1
20により取り囲まれるようにして外壁120の内部に
配置された内部隔壁110とから主に構成されている。
内部隔壁110は、外壁120とともに冷却用水槽12
を形成する冷却用水槽底板121に延設されている。即
ち、冷却用水槽底板121が、外壁120の内面の所定
の高さの位置から内部に延びている。そして、冷却用水
槽底板121の先端は上に向けて折れ曲がり、その先に
上記内部隔壁110が延設されている。尚、この内部隔
壁110も、筒状のものである。筒状の内部隔壁110
の底部開口を塞ぐようにして、導熱板111が配置され
ている。そして、導熱板111の裏面には、ヒータ11
2が付設されている。
【0011】導熱板111は、内部隔壁110とともに
蒸気用水槽11を構成するものであり、ヒータ112の
発熱を効率よく伝えるために、ステンレス等の熱伝導率
の良い材料で形成されている。尚、ヒータ112として
は、特に限定されるものではないが、例えばセラミック
ヒータ等が使用できる。導熱板111の取付構造につい
ては、後で詳述する。
【0012】蓋ユニット2は、蒸気用水槽11の上部開
口と冷却用水槽12の上部開口とを塞ぐとともに蒸気流
の噴射口210を有する水槽蓋21と、治療する鼻孔や
口腔に蒸気流をガイドする案内筒22と、冷却用の水吸
い上げ部23とから主に構成されている。水槽蓋21
は、図1に示すような段差や凹凸部分が幾つか設けられ
ており、この段差や凹凸の部分が前記内部隔壁110及
び外壁120に嵌合することで、蒸気用水槽11及び冷
却用水槽12の各上部開口を密封して塞ぐものである。
尚、密封を確実にするために、嵌合箇所にはオーリング
211が介在されている。水槽蓋21に設けられた蒸気
流の噴射口210は、特に定めなくともよいが、通常は
筒状の内部隔壁110の中心軸上に位置している。この
噴射口210は、直径0.5mmから1mm程度の大き
さである。
【0013】一方、案内筒22は、図1に示すように、
筒の下側がスカート状に広がった形状を有しており、広
がった部分の下端開口に上述の水槽蓋21が嵌合固定さ
れている。また、スカート状の部分には空気取り入れ口
221が開けられている。水吸い上げ部23は、下側が
冷却用水槽12内の水に没した水吸い上げ管231と、
この水吸い上げ管231の上部を保持した吸い上げ管保
持筒232と、この吸い上げ管保持筒232の上方に連
設され、水の吸い上げ量を調節するニードル234を内
部に収納したニードル弁体233と、ニードル弁体23
3内のニードル234を下方に押圧する弁押圧棒235
と、ニードル弁体233の側面に設けられて前記水槽蓋
21の噴射口210の付近まで延びる水流出管237と
から主に構成されている。
【0014】まず、下側が冷却用水槽12内の水に没し
た水吸い上げ管231は、ゴム製であり、下端開口にフ
ィルタ238を嵌め込んでいる。この水吸い上げ管23
1の上部は、上方の吸い上げ管保持筒232の下端に挿
着されており、これにより、水吸い上げ管231は吸い
上げ管保持筒232に保持されている。吸い上げ管保持
筒232の上方に連設されたニードル弁体233は、底
板を有し、吸い上げ管保持筒232の上端は、この底板
に固定されている。この底板には、ニードル234が開
閉するニードル孔が設けられており、このニードル孔を
介して、水吸い上げ管231の内部とニードル弁体23
3の内部とが連通している。尚、ニードル弁体233
は、水槽蓋3の取付穴に嵌着されており、これにより水
吸い上げ部23全体が水槽蓋23に保持されている。ま
た、ニードル弁体233の内部には、円錐状のニードル
弁234を巻くようにして巻きスプリング2343が配
置されている。この巻きスプリング2343は、上方の
ニードル234の台座2341を押圧して、ニードル2
34を上に持ち上げる力を常時発生させている。
【0015】一方、ニードル234の上の弁押圧棒23
5は、その下端がニードル弁体233の内部に進入し、
ニードル234の台座2341の上面を押さえつけてい
る。弁押圧棒235の側面には、ネジ切りされた部分が
あり、前述の案内筒22のスカート状に広がった部分に
設けられたネジ穴に螺合している。そして、弁押圧棒2
35の上部には、弁調節つまみ236が設けられてい
る。つまり、弁調節つまみ236を回すと、巻きスプリ
ング2343の弾性によって弁押圧棒235が上下に変
位し、これによりニードル孔の開閉量即ち冷却用水の流
量の調節が行われるのである。
【0016】また、ニードル弁体233の側面には、水
流出管237の取付部2344が設けられて横に延びて
おり、水流出管237は、この取付部2344に挿入固
定されている。取付部2344の内部は中空になってお
り、これにより水流出管237とニードル弁体233の
内部とは、連通されている。そして、水流出管237の
先端は、水槽蓋21の噴射口210の付近に位置してい
る。これにより、水吸い上げ管231により吸い上げら
れた冷却用水槽12の水が、噴射口210から噴射され
る蒸気流と合流するようになっている。
【0017】次に、本実施例の特徴点である導熱板11
1の取付構造について説明する。図1に示すように、導
熱板111の端周部には、パッキング113が配設され
ている。導熱板111は、円盤状のものであるから、こ
のパッキング113は、リング状のものであり、開口部
を内側に向けた凹状の断面形状になっている。導熱板1
11は、このリング状のパッキング113の内側に嵌め
込まれるようにして配置されている。従って、導熱板1
11の端周部は、パッキング113により挟持された状
態になっている。尚、導熱板111の端面は、パッキン
グ113に当接しておらず少し余裕がある。これは、導
熱板111が加熱された際の熱膨張のための余裕に他な
らない。この様なパッキング113は、シリコンゴム等
の弾性を有するとともに耐熱性に優れかつ熱膨張率の小
さい材料から形成されている。
【0018】パッキング113の上面は、前述の冷却用
水槽底板121の裏面に当接している。そして、図のよ
うな段差を有する固定具114が、パッキング113を
下から支えるように配置されている。固定具114は、
冷却用水槽底板121と同様の硬質プラスチックで形成
されており、冷却用水槽底板121とともにパッキング
113を挟み込むようにして冷却用水槽底板121に固
定されている。即ち、内側の低くなった部分でパッキン
グ113を挟み込み、高くなっている部分で冷却用水槽
底板121にネジ116でネジ止めされている。
【0019】さて次に、このような蒸気吸入式治療器の
作用について、以下に説明する。まず、蒸気用水槽11
及び冷却用水槽12への水又は湯の供給について説明す
る。蒸気用水槽11及び冷却用水槽12に水を溜める場
合には、蓋ユニット2を治療器本体1から取り外す。こ
うすると、蒸気用水槽11及び冷却用水槽12の上面開
口が露出するから、この部分から水を注ぐ。この際、内
部隔壁110には流通孔13が設けられているので、ど
ちらの水槽から水を注いでも良く、一方の水槽に注ぐと
流通孔13を通して他方の水槽に流れ両者の水位は一定
になる。尚、注入後の水位は、流通孔13の位置と略同
じの高さになるようにする。
【0020】この様にして水又は湯を注入した後、蓋ユ
ニット2を元の通りに治療器本体1に嵌め込んで固定
し、不図示のスイッチを入れてヒータ112を動作させ
る。ヒータ1112が発生した熱は、導熱板111を通
して蒸気用水槽11内の水に伝わり、所定時間経過後、
蒸気用水槽11内の水を沸騰させる。沸騰した水は、水
槽蓋21の噴射口210から噴射される蒸気流を形成す
る。この際、従来の治療器の説明で述べたのと同様に、
水流出管237の先端部分が負圧になり、この負圧によ
り、冷却用水槽12内の水を水吸い上げ管231が吸い
上げる。吸い上げられた水は、ニードル弁体233を介
して水流出管237を通って流出し、蒸気流を冷却し霧
状にる。尚、吸い上げられる水は、水吸い上げ管231
の下端に設けられたフィルタ238を通っており、清浄
な状態で蒸気流に合流している。
【0021】水流出管237からの水が合流した蒸気流
は、空気取り入れ口221からの外気を巻き込みながら
好適な粒子の大きさの霧となって案内筒22の内部を移
動して、案内筒22の上端から放出される。そして、案
内筒22の上端に治療したい鼻孔や口腔を位置させるこ
とにより、鼻孔や口腔の内部に蒸気流を吸引させ、治療
を行う。この際、弁調節つまみ236を回してニードル
234を上下させ、冷却用水の流量を調節して、噴射さ
れる蒸気流の温度を丁度良い温度に調節する。この様に
して最適な温度の蒸気流を発生させ、鼻孔や口腔の治療
を行う。尚、「治療」とは、厳密に医療的な意味での治
療に限らず、鼻孔や口腔を単に洗浄するだけのような場
合も含まれる。また、使用していくうちに二つの水槽の
内部の水又は湯は当然減少していく。ここで、本実施例
では不図示の水位センサが設けられており、所定の水位
以下に減少すると水位センサが働き、不図示の注水ラン
プが点灯して注水を警告するようになっている。
【0022】さて、上述のようなヒータ112による蒸
気流発生の際、当然のことながら導熱板111は加熱さ
れて熱膨張する。この際、導熱板111は、冷却用水槽
底板121とこの冷却用水槽底板121と同一の材料で
形成された固定具114とに挟持されており、冷却用水
槽底板121に直接固定されていない。従って、冷却用
水槽底板121との熱膨張率の違いに起因した反りや歪
みが発生しにくい。特に、本実施例では、弾性を有する
パッキング113が介在されているので、厚さ方向の導
熱板111の熱膨張を吸収し、水密性を良好に保つこと
ができている。
【0023】尚、導熱板111を挟持する構成は、前述
のような冷却用水槽底板121と固定具114の二つの
部材で構成する場合だけでなく、断面凹状の一つの部材
によって挟持する構成でも良いことは勿論である。ま
た、この実施例のように導熱板111が蒸気用水槽11
の底部開口を覆う構成だけでなく、蒸気用水槽11の側
面に開口部を設けて、この側面開口部を導熱板111が
覆うような構成でも良い。要は、上述のような取付構造
の導熱板111が、蒸気用水槽11内の水に直接接する
ようになっていれば良い。さらに、固定具114は、前
述のように蒸気用水槽底板121と同一の材料で形成さ
れなくとも、同様の熱膨張係数を有する材料で形成され
れば足りることは勿論である。
【発明の効果】以上説明したように、本願の請求項1に
記載の蒸気吸入式治療器によれば、熱伝導率の良い導熱
板を蒸気用水槽の一部分に使用しているので加熱効率が
高められ、同様の熱膨張係数を有するか又は同一の材料
から形成された二つの部材又は部位で導熱板の端周部が
挟持されいるので、導熱板の反り等が発生せず、これに
起因した水漏れが防止された構造になる。また、本願の
請求項2の蒸気吸入式治療器によれば、導熱板の厚さ方
向の熱膨張を吸収して水密性を保つため、さらに水漏れ
の心配の無い構造になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例の蒸気吸入式治療器の概略構
成を説明するための側断面図である。
【図2】従来の蒸気吸入式治療器の概略構成を説明する
側断面図である。
【符号の説明】
1 治療器本体 2 蓋ユニット 11 蒸気用水槽 12 冷却用水槽 110 内部隔壁 111 導熱板 112 ヒータ 113 パッキング 114 固定具 120 外壁 210 噴射口 231 水吸い上げ管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水又は湯を収納する蒸気用水槽と、この
    蒸気用水槽の一部分を形成するように水密状態で取り付
    けられた導熱板と、この導熱板の裏面に付設されて蒸気
    用水槽内の水又は湯を加熱して噴射口より蒸気流を噴射
    させるヒータと、冷却用の水を収容した冷却用水槽と、
    冷却用水槽内の水を吸い上げて蒸気流と合流させるため
    の水吸い上げ管とを備えた蒸気吸入式治療器であって、
    導熱板は、同様の熱膨張係数を有するか又は同一の材料
    から形成された二つの部材又は部位でその端周部が挟持
    された状態で取り付けられていることを特徴とする蒸気
    吸入式治療器。
  2. 【請求項2】 導熱板の端周部は、弾性を有するパッキ
    ングが介在された状態で挟持されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の蒸気吸入式治療器。
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JP2019536545A (ja) * 2016-11-22 2019-12-19 レスメド・プロプライエタリー・リミテッド 加湿器リザーバ
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