JPH0611338B2 - 蒸気吸入式治療器 - Google Patents

蒸気吸入式治療器

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JPH0611338B2
JPH0611338B2 JP4090097A JP9009792A JPH0611338B2 JP H0611338 B2 JPH0611338 B2 JP H0611338B2 JP 4090097 A JP4090097 A JP 4090097A JP 9009792 A JP9009792 A JP 9009792A JP H0611338 B2 JPH0611338 B2 JP H0611338B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願の発明は、所定の温度に冷却
された蒸気流を鼻孔や口腔に吸入させて、風邪や鼻炎等
の治療を行う蒸気吸入式治療器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】花粉症等の持続性鼻炎を治療するための
簡易な治療器として、水蒸気の噴出流を鼻孔に吸入させ
る蒸気吸入式治療器が最近市販されている。図3は、従
来の蒸気吸入式治療器の概略構成を説明する側断面図で
ある。図3に示す従来の蒸気吸入式治療器は、外側容器
3と、この外側容器3の内部に配設され、蒸気流の噴射
口210を有する蒸気用水槽11と、外側容器3の側面
に嵌め込まれて配設された冷却用水槽12と、冷却用水
槽12の水を吸い上げて噴射口210の付近に供給する
ために配設された水吸い上げ管231とから主に構成さ
れている。
【0003】まず、外側容器3の側面上部には、円筒状
に膨出した部分があり、この部分の先端が蒸気流通過口
31になっている。そして、この膨出した部分の下側の
側面には、冷却用水槽12を嵌め込むための水槽嵌め込
み穴32が大きく開けられている。外側容器3は、この
蒸気流通過口31と水槽嵌め込み穴32が設けられてい
る以外には特に開口部が無く、水蒸気の漏れ等が無いよ
うになっている。蒸気用水槽11は、下面にヒータ11
2が付設され、これにより、蒸気用水槽11内の水が加
熱される。蒸気用水槽11の上面には、円筒状の蒸気室
51が設けられ、調圧機能を有する蓋52がこの蒸気室
51の上部開口を塞ぐようにして設けられている。ま
た、蒸気室51の側面開口穴の部分から外側容器3の蒸
気流通過口31の付近に向けて延びるようにして蒸気流
噴射管53が設けられており、この蒸気流噴射管53の
先端開口が噴射口210になっている。
【0004】冷却用水槽12は、図3から分かるよう
に、蒸気用水槽11に比べて偏平なものであり、前述の
ように外側容器3の側面に嵌め込まれている。即ち、冷
却用水槽12の側面と外側容器3の側面が面一の状態に
なっている。尚、冷却用水槽12は、このような嵌め込
みによって外側容器3に対して着脱自在になっている。
また、冷却用水槽12の上蓋部には、後述の水吸い上げ
管231を挿通させるための吸い上げ管挿通穴122が
設けられている。水吸い上げ管231は、上記吸い上げ
管挿通穴122に挿通された状態で鉛直な姿勢で配置さ
れており、下端が冷却用水槽12内の水に没し、上端が
前記噴射口210の付近に位置している。尚、この水吸
い上げ管231は、冷却用水槽12から露出した部分は
金属又はプラスチック等の固い部材で形成されている
が、下側の部分は、ゴム等の可撓性を有する部材で形成
されている。
【0005】上記構成に係る従来の蒸気吸入式治療器の
作用を以下に説明する。まず、蒸気用水槽11を水又は
湯で満たし、冷却用水槽12を水で満たす。そして、ヒ
ータ112を作動させて蒸気用水槽11内の水又は湯を
沸騰させる。この沸騰により、蒸気が蒸気室51と蒸気
流噴射管53を通って、噴射口210から噴射される。
噴射口210から蒸気が噴射されると、噴射口210の
近傍は負圧になり、冷却用水槽12内の水は水吸い上げ
管231を通って吸い上げられ、噴射口210により噴
射された蒸気に合流混入して蒸気の温度を治療に適当な
温度まで下げて蒸気を霧状とし、新たな蒸気流を作り出
す。新たな蒸気流は、外側容器3の蒸気流通過口31を
通って器外に噴出される。そして、蒸気流通過口31の
近傍に治療したい鼻孔や口腔を位置させることにより、
鼻孔や口腔の内部に蒸気流が浸透して洗浄や通気等の治
療が行うわれる。尚、冷却用水が無くなった場合には、
冷却用水槽12を外側容器3から取り外し、水の補充を
行う。この際、水吸い上げ管231の下側は、ゴム等の
可撓性部材から構成されており、冷却用水槽12の外側
容器3からの取り外しが支障無く行えるようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図3から分かるよう
に、上述した従来の蒸気吸入式治療器は、外側容器の内
部において蒸気用水槽と冷却用水槽とが並設された構造
になっている。このため、蒸気用水槽で発生した熱が外
側容器に直接伝わると危険であるため、蒸気用水槽と外
側容器間には充分な断熱空間が必要であり、従って、外
側容器は蒸気用水槽を覆うように、複雑で大型にせざる
を得なかった。本願の発明の第一の目的は、このような
問題を解決することであり、蒸気用水槽で発生した熱に
よる外表面の危険な温度上昇を防止するとともに、構造
が複雑にならず簡単で、かつ小型で手で容易に持ち運べ
るような蒸気吸入式治療器を提供することである。
【0007】また、従来の治療器では、冷却用水槽が着
脱自在である構造になっているものの、このためかえっ
て着脱部分での水の漏出等の問題があった。即ち、着脱
の際に冷却用水槽から水が漏れ出てしまったり、冷却用
水槽から漏れ出て外側容器等に付着していた水により付
近が水浸しになるという問題があった。本願の発明の第
二の目的は、このような問題を解決することであり、上
記第一の目的に加えて、水の補充等の際の水の漏出のよ
うな煩わしい問題の無いようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るため、本願の請求項1の蒸気吸入式治療器は、冷却用
水槽が上記蒸気用水槽を取り囲むようにして配設された
構造を有するものである。また上記第二の目的を達成す
るため、本願の請求項2に記載の蒸気吸入式治療器は、
請求項1の構成において、筒状の内部隔壁と、この内部
隔壁を取り囲むようにして配置された外壁とを有し、内
部隔壁が蒸気用水槽を形成するとともに、内部隔壁と外
壁が冷却用水槽を形成する構成を有するものである。同
様に上記第二の目的を達成するため、本願の請求項3に
記載の蒸気吸入式治療器は、請求項2の構成において、
内部隔壁の所定の高さの位置には、水及び又は雰囲気の
流通孔が設けられている構成を有するものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は、
本願発明の実施例の蒸気吸入式治療器の概略構成を説明
するための側断面図である。図1に示す蒸気吸入式治療
器は、大きく分けると、治療器本体1と蓋ユニット2か
ら構成されており、蓋ユニット2は治療器本体1に対し
て着脱自在になっている。
【0010】治療器本体1は、底板10と、この底板1
0の端部に立設した筒状の外壁120と、この外壁12
0により取り囲まれるようにして外壁120の内部に配
置された内部隔壁110とから主に構成されている。内
部隔壁110は、外壁120とともに冷却用水槽12を
形成する冷却用水槽底板121に延設されている。即
ち、冷却用水槽底板121が、外壁120の内面の所定
の高さの位置から内部に延びている。そして、冷却用水
槽底板121の先端は上に向けて折れ曲がり、その先に
上記内部隔壁110が延設されている。尚、この内部隔
壁110も、筒状のものである。内部隔壁110の所定
の高さの位置には、水及び又は雰囲気が流通する流通孔
13が設けられている。この流通孔13の作用について
は、後述する。また、筒状の内部隔壁110の底部開口
を塞ぐようにして、導熱板111が配置されている。そ
して、導熱板111の裏面には、ヒータ112が付設さ
れている。導熱板111は、内部隔壁110とともに蒸
気用水槽11を構成するものであり、ヒータ112の発
熱を効率よく伝えるために、ステンレス等の熱伝導率の
良い材料で形成されている。尚、ヒータ112として
は、特に限定されるものではないが、例えばセラミック
ヒータ等が使用できる。
【0011】次に、蓋ユニット2の構成について説明す
る。蓋ユニット2は、蒸気用水槽11の上部開口と冷却
用水槽12の上部開口とを塞ぐとともに蒸気流の噴射口
210を有する水槽蓋21と、治療する鼻孔や口腔に蒸
気流をガイドする案内筒22と、冷却用の水吸い上げ部
23とから主に構成されている。水槽蓋21は、図1に
示すような段差や凹凸部分が幾つか設けられており、こ
の段差や凹凸の部分が前記内部隔壁110及び外壁12
0に嵌合することで、蒸気用水槽11及び冷却用水槽1
2の各上部開口を密封して塞ぐものである。尚、密封を
確実にするために、嵌合箇所にはオーリング211が介
在されている。水槽蓋21に設けられた蒸気流の噴射口
210は、特に定めなくともよいが、通常は筒状の内部
隔壁110の中心軸上に位置している。この噴射口21
0は、直径0.5mmから1mm程度の大きさである。
【0012】一方、案内筒22は、図1に示すように、
筒の下側がスカート状に広がった形状を有しており、広
がった部分の下端開口に上述の水槽蓋21が嵌合固定さ
れている。また、スカート状の部分には空気取り入れ口
221が開けられている。
【0013】水吸い上げ部23は、下側が冷却用水槽1
2内の水に没した水吸い上げ管231と、この水吸い上
げ管231の上部を保持した吸い上げ管保持筒232
と、この吸い上げ管保持筒232の上方に連設され、水
の吸い上げ量を調節するニードル234を内部に収納し
たニードル弁体233と、ニードル弁体233内のニー
ドル234を下方に押圧する弁押圧棒235と、ニード
ル弁体233の側面に設けられて前記水槽蓋21の噴射
口210の付近まで延びる水流出管237とから主に構
成されている。まず、下側が冷却用水槽12内の水に没
した水吸い上げ管231は、ゴム製であり、下端開口に
フィルタ238を嵌め込んでいる。この水吸い上げ管2
31の上部は、上方の吸い上げ管保持筒232の下端に
挿着されており、これにより、水吸い上げ管231は吸
い上げ管保持筒232に保持されている。吸い上げ管保
持筒232の上方に連設されたニードル弁体233は、
底板を有し、吸い上げ管保持筒232の上端は、この底
板に固定されている。この底板には、ニードル234が
開閉するニードル孔2331が設けられており、このニ
ードル孔2331を介して水吸い上げ管231の内部と
ニードル弁体233の内部とが連通している。
【0014】また、ニードル弁体233の内部には、円
錐状のニードル234を巻くようにして巻きスプリング
2343が配置されている。この巻きスプリング234
3は、上方のニードル234の台座2341を押圧し
て、ニードル234を上に持ち上げる力を常時発生させ
ている。一方、ニードル234の上の弁押圧棒235
は、その下端がニードル弁体233の内部に進入し、ニ
ードル234の台座2341の上面を押さえつけてい
る。弁押圧棒235の側面には、ネジ切りされた部分が
あり、前述の案内筒22のスカート状に広がった部分に
設けられたネジ穴に螺合している。そして、弁押圧棒2
35の上部には、弁調節つまみ236が設けられてい
る。つまり、弁調節つまみ236を回すと、巻きスプリ
ング2343の弾性によって弁押圧棒235が上下に変
位し、これによりニードル孔2331の開閉量即ち冷却
用水の流量の調節が行われるのである。
【0015】また、ニードル弁体233の側面には、水
流出管237の取付部2344が設けられて横に延びて
おり、水流出管237は、この取付部2344に挿入固
定されている。取付部2344の内部は中空になってお
り、これにより水流出管237とニードル弁体233の
内部とは、連通されている。そして、水流出管237の
先端は、水槽蓋21の噴射口210の付近に位置してい
る。これにより、水吸い上げ管231により吸い上げら
れた冷却用水槽12の水が、噴射口210から噴射され
る蒸気流と合流するようになっている。
【0016】さて次に、このような蒸気吸入式治療器の
作用について、以下に説明する。まず、蒸気用水槽11
及び冷却用水槽12への水又は湯の供給について説明す
る。蒸気用水槽11及び冷却用水槽12に水を溜める場
合には、蓋ユニット2を治療器本体1から取り外す。こ
うすると、蒸気用水槽11及び冷却用水槽12の上面開
口が露出するから、この部分から水を注ぐ。この際、前
述のように内部隔壁110には流通孔13が設けられて
いるので、どちらの水槽から水を注いでも良く、一方の
水槽に注ぐと流通孔13を通して他方の水槽に流れ両者
の水位は一定になる。尚、水の注入の際の水の流通によ
る水位一定化を考慮すると、流通孔13は、内部隔壁1
10の上端から下方に切り込んだ切り込みのような形状
である方が好ましい。尚、注入後の水位は、流通孔13
の位置と略同じの高さになるようにする。
【0017】この様にして水又は湯を注入した後、蓋ユ
ニット2を元の通りに治療器本体1に嵌め込んで固定
し、不図示のスイッチを入れてヒータ112を動作させ
る。所定時間経過後、蒸気用水槽11内の水が沸騰し、
水槽蓋21の噴射口210から蒸気流を噴射する。この
際、従来の治療器の説明で述べたのと同様に、水流出管
237の先端部分が負圧になり、この負圧により、冷却
用水槽12内の水を水吸い上げ管231が吸い上げる。
吸い上げられた水は、ニードル弁体233を介して水流
出管237を通って流出し、蒸気流を冷却し霧状にる。
尚、吸い上げられる水は、水吸い上げ管231の下端に
設けられたフィルタ238を通っており、清浄な状態で
蒸気流に合流している。水流出管237からの水が合流
した蒸気流は、空気取り入れ口221からの外気を巻き
込みながら好適な粒子の大きさの霧となって案内筒22
の内部を移動して、案内筒22の上端から放出される。
そして、案内筒22の上端に治療したい鼻孔や口腔を位
置させることにより、鼻孔や口腔の内部に蒸気流を吸引
させ、治療を行う。この際、弁調節つまみ236を回し
てニードル234を上下させ、冷却用水の流量を調節し
て、噴射される蒸気流の温度を丁度良い温度に調節す
る。
【0018】この様にして最適な温度の蒸気流を発生さ
せ、鼻孔や口腔の治療を行う。尚、「治療」とは、厳密
に医療的な意味での治療に限らず、鼻孔や口腔を単に洗
浄するだけのような場合も含まれる。また、使用してい
くうちに二つの水槽の内部の水又は湯は当然減少してい
く。ここで、本実施例では不図示の水位センサが設けら
れており、所定の水位以下に減少すると水位センサが働
き、不図示の注水ランプが点灯して注水を警告するよう
になっている。尚、蒸気用水槽11の断面積と冷却用水
槽12の断面積の比率は、蒸気用水と冷却用水の使用比
率に応じて予め設計されている。従って、上記のように
二つの水槽の水位を同じにしておくことで、二つの水槽
の内部の水又は湯の減り具合が同じになるようになって
いる。
【0019】内部隔壁110に設けられた流通孔13の
作用について、少しつけ加える。前述のように冷却用水
槽12内の水は、水流出管237の先端部分の負圧によ
り吸い上げられるが、これは、冷却用水槽12内の水の
液面を押す大気圧の作用であることは勿論である。ここ
で、冷却用水槽12が水槽蓋21等で完全に密封されて
いると、冷却用水槽12内の水の減少により液面を押圧
する大気の圧力が低下してしまう。このため、水吸い上
げ管231が水を吸い上げづらくなり、水流出管237
から流出する水が少なくなってしまう問題がある。更
に、使用するうちにフィルタ238が多少詰まり気味に
なった場合には、この問題が大きくなる。しかしなが
ら、本実施例の治療器では、内部隔壁110に設けられ
た流出口を通して蒸気用水槽11の内部圧力と冷却用水
槽12の内部圧力とが均一になり、水吸い上げ管231
による水の吸い上げが好適に行われる。このように、流
通孔13は、前述の水注入の際の水の通過の作用ととも
に、蒸気用水槽11の圧力と冷却用水槽12の圧力を均
一化する作用をも有している。但し、そのどちらかの作
用のみを営ませるように構成しても良いことは勿論であ
る。
【0020】次に、本願の発明の他の実施例について説
明する。図2は、本願発明の他の実施例の要部を説明す
る側断面図である。この実施例の治療器は、最初に説明
した実施例と、冷却用水槽12内の液面を押圧するため
の構造が違うのみで、他の構造は同じである。従って、
他の部分の図示及び説明は省略する。この実施例の治療
器においては、水槽蓋21の冷却用水槽12を塞ぐ部分
に空気抜き穴212が設けられている。一方、この実施
例では、内部隔壁110に前記実施例におけるような流
通孔13が形成されていない。この実施例は、内部隔壁
110に流通孔13を設けることなく冷却用水槽12内
の液面の押圧を行うものである。即ち、冷却用水槽12
内の水の液面低下に伴い、空気抜き穴212を通して案
内筒22の内部の空気が流入し、空気取り入れ口221
を通して外部の大気が案内筒22の内部に進入する。こ
のような空気の流入により、冷却用水槽12の液面が押
圧されて水吸い上げ管231による水の吸い上げが良好
に行われるようにしている。この実施例の構成は、例え
ば前記実施例の流通孔13による熱の漏れが大きくて、
冷却用水槽12内の水の温度上昇が問題となる場合に有
効である。
【0021】以上説明した各実施例の蒸気吸入式治療器
においては、蒸気用水槽11を取り囲むようにして冷却
用水槽12が配置されている。従って、治療器の外表面
を手で触っても熱くなく、使用中に治療器を他の場所に
移したり、治療器全体を手で持ちながら治療を行うよう
なことが可能である。また、従来のような冷却用水槽1
2を本体から取り外して水を補給するような構造でない
ので、従来のような水の漏出等の問題が無い。尚本願の
発明において、「蒸気用水槽を取り囲む」とは、360
度完全に取り囲む必要は無く、実用上支障の無い範囲で
取り囲まない部分があっても良い。
【発明の効果】以上説明したように、本願の請求項1に
記載の蒸気吸入式治療器によれば、蒸気用水槽で発生し
た熱による治療器の外表面の危険な温度上昇が防止さ
れ、治療器の外表面を手で触っても熱くなく、使用中に
治療器を他の場所に移したり、治療器全体を手で持ちな
がら治療を行うようなことが可能である。また、本願の
請求項2及び3に記載の蒸気吸入式治療器によれば、従
来のような冷却用水槽を本体から取り外して水を補給す
るような構造でないので、従来のような水の漏出等の問
題が無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例の蒸気吸入式治療器の概略構
成を説明するための側断面図である。
【図2】本願発明の他の実施例の要部を説明する側断面
図である。
【図3】従来の蒸気吸入式治療器の概略構成を説明する
側断面図である。
【符号の説明】
1 治療器本体 2 蓋ユニット 11 蒸気用水槽 12 冷却用水槽 110 内部隔壁 112 ヒータ 120 外壁 13 流通孔 21 水槽蓋 210 噴射口 212 空気抜き穴 22 案内筒 221 空気取り入れ口 23 水吸い上げ部 231 水吸い上げ管 237 水流出管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸気発生用の水又は湯を収納するととも
    に発生した蒸気を噴射口より噴射する蒸気用水槽と、こ
    の蒸気用水槽内の水又は湯を加熱して蒸気を発生させる
    ヒータと、冷却用の水を収容した冷却用水槽と、冷却用
    水槽内の水を上記噴射口の付近まで吸い上げて蒸気流と
    合流させるための水吸い上げ部とを備えた蒸気吸入式治
    療器において、上記冷却用水槽が上記蒸気用水槽を取り
    囲むようにして配設された構造を有することを特徴とす
    る蒸気吸入式治療器。
  2. 【請求項2】 筒状の内部隔壁と、この内部隔壁を取り
    囲むようにして配置された外壁とを有し、内部隔壁が蒸
    気用水槽を形成するとともに内部隔壁と外壁が冷却用水
    槽を形成することを特徴とする請求項1に記載の蒸気吸
    入式治療器。
  3. 【請求項3】 前記内部隔壁の所定の高さの位置には、
    水及び又は雰囲気の流通孔が設けられていることを特徴
    とする請求項2に記載の蒸気吸入式治療器。
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