JPH061154Y2 - 吸入器 - Google Patents

吸入器

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JPH061154Y2
JPH061154Y2 JP10531588U JP10531588U JPH061154Y2 JP H061154 Y2 JPH061154 Y2 JP H061154Y2 JP 10531588 U JP10531588 U JP 10531588U JP 10531588 U JP10531588 U JP 10531588U JP H061154 Y2 JPH061154 Y2 JP H061154Y2
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JP
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water
heating chamber
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water supply
passage
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JP10531588U
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JPH0225247U (ja
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隆雄 寺田
敏幸 小林
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Omron Corp
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Omron Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、例えば咽喉等に薬液を吸入する際に使用さ
れる吸入器に関する。
(ロ)従来の技術 第3図は、従来の吸入器を示す断面図である。吸入器
は、上部に吹出し口部91を備えたケース体92の内部
に、吹出し口部91に対応する蒸気ノズル93を備えた
給水タンク94と、この給水タンク94内の水94aを
加熱するヒータ95と、蒸気ノズル93に対応する吸入
液ノズル96を備えた吸入液タンク97を内臓してい
る。
使用に際しては、給水タンク94内に蒸気化用の水94
aを入れ、吸入液タンク97内に薬液97aを入れる。
そして、給水タンク94内の水94aをヒータ95で加
熱し沸騰させる。この蒸気94bは、蒸気ノズル93よ
りジェット気流となって近接する吸入液ノズル96に対
し噴射し、吸入液ノズル(吸入液パイプ96a)96に
負圧を生じさせる。これにより、吸入液タンク97内の
薬液97aが吸入液パイプ96a内を上昇し(吸い上げ
られ)、気流と混合して霧化状態となって、吹出し口部
61より外方(咽喉)へ噴出する。
この吸入器では、給水タンク内の水量(通常は30乃至
70ml)が多く、ヒータに通電してから蒸気発生までに
2乃至3分の時間を要する。また、給水タンク内の給水
量が多すぎる場合には、熱水を含む蒸気が蒸気ノズルよ
り噴出し、使用者が火傷する危険がある。更に、ヒータ
電源をオフした場合においても、給水タンク内に水が残
留していると、噴霧が停止するまでに時間を要し、吸入
液が無駄になる等の不利があった。
そこで、本願出願人は、以前、蒸気の噴霧開始及び停止
が迅速で、且つ熱水を含む蒸気が噴出しない吸入器を提
案した。この吸入器は、第2図で示すように、噴出口1
1を設けたカバー体12を脱着可能に取付けた本体ケー
ス1の内部(底部)に、平板状のヒータ13を固着し、
このヒータ13の上方にタンクユニット14を配置して
いる。このタンクユニット14は、水を貯溜する給水タ
ンク2と、圧力調整通気路41と、第2の加熱室4とを
一体に備えたユニットである。給水タンク2は上開口
で、この上開口にはカバー体21が脱着可能に嵌着して
あり、下部(底部)には内部に逆止弁51を備えた第1
の通水路5を突設している。この第1の通水路5の両側
には、水平状のフランジ板部22が突設してあり、パッ
キン13aを介して蒸気ヒータ13上に配置されてい
る。つまり、ヒータ13を底部とし、パッキン13aに
囲まれ、水平状フランジ板部22を上壁とし、且つ第1
の通水路5に連通する小容量の第1の加熱室6が形成さ
れている。同様に、大容量の第2の加熱室(下開口で上
部に蒸気ノズル42を備えた)4は、パッキン13aを
介してヒータ13を底部としている。この第2の加熱室
4と上記給水タンク2とは、圧力調整通気路41を介し
て連通し、前記第1の加熱室6と第2の加熱室4とは第
2の通水路(管)7を介して連通している。更に、ケー
ス本体1には吸入液タンク8が装脱可能に配備され、こ
の吸入液タンク8内に嵌挿配備した吸入液チューブ81
の先端ノズル(吸入液ノズル)82が、前記蒸気ノズル
42に対応配置してある。
この吸入器では、給水タンク2内の水Wは、第1の通水
路(逆止分51)5を通り、第1の加熱室6に流入す
る。この第1の加熱室6内で水Wは加熱され沸騰する。
沸騰により圧力の上昇した熱水は、その体積膨張により
第2の通水路7を通り、第2の加熱室4内に流入する。
この時、逆止弁51により、第1の加熱室6より給水タ
ンク2への熱水の逆流は防止される。第2の加熱室4へ
流入した熱水は、ここで完全に蒸気化して蒸気ノズル4
2より噴出する。一方、第2の加熱室4と給水タンク2
の上部は、圧力調整通気路41により連通している。従
って、給水タンク2内に圧力が加わり、給水タンク2よ
り第1の加熱室6に水がスムーズに供給される。つま
り、この吸入器では、小容量の水を第1の加熱室6及び
第2の加熱室4の2段階に分けて蒸気化するものである
から、電源オン後、短時間で噴霧が開始され、また熱水
は完全に蒸気化される。従って、熱水の一部がそのまま
蒸気ノズルより噴出することはない。さらに、第1の加
熱室は小容量であり、電源オフ後、急速に温度が下が
り、噴霧が短時間で停止する効果がある。
(ハ)考案が解決しようとする課題 本願出願人が先に提案した第2図に示す吸入器は、上述
したとおり、噴霧開始及び停止が迅速に実行でき、熱水
を含む蒸気を噴出させることがない利点を有する。
ところが、この吸入器では、圧力調整通気路の上開口
が、給水タンク空室(上部)に連通し、下開口が第2の
加熱室の空室(下部)に連通している。従って、給水タ
ンクのカバー体を取り、上部から給水タンクに水を供給
する際、仮に大量の水を供給した時、つまり圧力調整通
気路の上開口高さを越える水を供給した時は、多量の水
が圧力調整通気路に流入し、この水が第2の加熱室に溜
まる。また、給水タンクに対する水供給作業時に、誤っ
て投入水の一部(水しぶき)が直接、圧力調整通気路に
降りかかる虞れがある。いずれの場合においても、第2
の加熱室に水が溜まるため、電源投入後、霧化開始まで
の時間が長くなる不利がある許かりでなく、加熱室の容
量に比して水量が多くなる為、沸騰水がノズルより噴出
する等の虞れのある事が判明した。
この考案は、給水タンク内に適量以上の水を投入した場
合であっても、噴霧開始時間の遅れ、熱湯噴出等の動作
不良をおこさない吸入器を提供することを目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段及び作用 この目的を達成させるために、この考案の吸入器では、
次のような構成としている。
吸入器は、水を収容する給水タンクと、この給水タンク
の水を加熱する小容量の第1の加熱室と、前記給水タン
クより第1の加熱室へ水を導く第1の通水路と、この第
1の通水路に設けられ、前記第1の加熱室より前記給水
タンクへの水の逆流を防止する逆止弁と、前記第1の加
熱室で沸騰した水を蒸発させる大容量の第2の加熱室
と、前記第1の加熱室と第2の加熱室とを連通する第2
の通水路と、前記第2の加熱室で発生した蒸気を噴出さ
せる蒸気ノズルと、前記第2の加熱室と前記給水タンク
上部とを連通する圧力調整通気路とを備えてなる吸入器
であって、上記給水タンクに前記圧力調整通気路の上開
口面より低い位置に水位調整用開口部を形成すると共
に、圧力調整通気路の上開口部に水の侵入を防ぐひさし
状塞ぎ部を設けて構成している。
このような構成を有する吸入器では、給水タンクに空室
壁上部に水位調整用開口部を開設している。また、圧力
調整通気路の上開口部に水の侵入を防ぐひさし状塞ぎ部
(ひさし状塞ぎ板)を設けている。つまり、水位調整用
開口部は、圧力調整通気路の上開口面より高い位置に設
定している。従って、給水タンクに対し水を供給する際
に、仮に適正水量以上に水に投入した場合であっても、
余剰の水(適正水位を越える水)は、この水位調整用開
口部より外部へ流出し、圧力調整通気路内に流入するこ
とを防げる。また、給水タンクへの水供給作業に際し、
投入水の水しぶきが圧力調整通気路側へ飛散した場合で
あっても、圧力調整通気路の上開口の備えるひさし状の
塞ぎ板により、水しぶきは給水タンク側へ流下し、圧力
調整通気路内に侵入する事がない。
かくして、給水タンクに対する水の供給量の多寡に拘ら
ず、常に第2の加熱室には第1の加熱室で沸騰した熱水
だけが供給され、迅速で完全な噴霧を実現し得る。
(ホ)実施例 第1図は、この考案に係る吸入器の具体的な一実施例を
示す断面図である。
吸入器の全体構成は、第2図に示す構成とほぼ同様であ
る。
本体ケース1は、上開口有底のケース体で、上部一端部
に回動可能な噴出し口部11を備えている。このケース
体の上方に、噴出し口部11を突出させる窓孔12aを
備えたカバー12を脱着可能に嵌着している。また、本
体ケース1の適所には凹部1aを設け、この凹部1aに
吸入液タンク8を装脱可能に配備している。本体ケース
1の内部(底部)には、支承板部1bを介して平板状の
ヒータ(正特性サーミスタ)13を固着し、このヒータ
13の上方にタンクユニット14を配置している。この
タンクユニット14は、水を貯溜する給水タンク2と、
圧力調整通気路41と、第2の加熱室4とを一体に備え
たユニットである。給水タンク2は上開口で、この上開
口には円筒状のカバー体(タンクキャップ)21が脱着
可能に嵌着してある。このカバー体21の内部には中蓋
21a、安全弁21b及びコイルバネ21cを備えてい
る。また、給水タンク2の下部(底部)には逆止弁51
を備えた第1の通水路5を突設している。この第1の通
水路5の両側には、水平状のフランジ板部22が突設し
てあり、パッキン13aを介して上記ヒータ13上に配
置してある。つまり、ヒータ13を底部とし、パッキン
13aで囲まれ、水平状フランジ板部22を上壁とし、
且つ第1の通水路5を連通する小容量の第1の加熱室6
が形成されている。同様に、大容量の第2の加熱室(下
開口で上部に蒸気ノズル42を備えた)4は、パッキン
13aを介してヒータ13を底部としている。この第2
の加熱室4の下部と上記給水タンク2の上部とは、圧力
調整通気路41を介して連通し、前記第1の加熱室6と
第2の加熱室4とは第2の通水路(管)を介して連通し
ている(図示せず)。つまり、第2の通水路(管)は一
端を第1の加熱室6に連通させ、他端を第2の加熱室4
の上部に連通させることで、第1の加熱室6で沸騰した
熱水を第2の加熱室4に送るように設定している。更
に、前記吸入液タンク8には、吸入液チューブ81が嵌
挿配備され、この吸入液チューブ81の先端ノズル(吸
入液ノズル)82が、前記蒸気ノズル42に対応配置し
ている。実施例では、蒸気ノズル42と吸入液ノズル8
2とは、断面「U」字状のノズル具により一体成形され
精度の向上を図っている。また、前記カバー体12の内
面適所には、窓孔12aより噴出し口部11を取り外
し、回動後退させた時に、外部と連通する窓孔12aを
閉成する回動可能な窓孔開閉用カバー12bを付設して
いる。
この考案の特徴は、前記給水タンク2の空室壁上部に水
位調整用開口部23を開設すると共に、圧力調整通気路
41の上開口部に水の侵入を防ぐひさし状塞ぎ部43を
設けている。つまり、水位調整用開口部23は、圧力調
整通気路41の上開口面より低い位置に設定している。
この水位調整用開口部23は、給水タンク2の壁を貫通
して外部(ケース本体1)に連通させてある。また、水
位調整用開口部23の下端は、ほぼ給水MAX指示ライ
ンA高さに設定してあり、給水量が適正量となるように
設定している。また、ひさし状塞ぎ部(ひさし状覆い
板)43は、平板状で圧力調整通気路41の上開口面か
ら僅かに上方に配置し、一端をタンクユニット14壁
(圧力調整通気路41壁上端近傍)に止着し、他端は下
方向へ僅かに屈曲させて、上方からの水しぶきが圧力調
整通気路41内に侵入するのを防止している。
このような構成を有する吸入器を使用して、今、給水タ
ンク2に対し水を供給する際は、タンクキャップ(タン
クカバー)21を取り外す。この状態において、タンク
キャップ21に閉成されていた水位調整用開口部23が
臨出し外部と連通する。仮に、適正水量以上に水を投入
した場合、余剰の水(適正水位Aを越える水)は、この
水位調整用開口部23より外部へ流出し、圧力調整通気
路41内に流入することが防げる。また、給水タンク2
への水供給作業に際し、投入水の水しぶきが圧力調整通
気路41側へ飛散した場合であっても、圧力調整通気路
41の上開口にはひさし状の覆い板43が配備してある
ため、水しぶきはこの覆い板43にあたり、給水タンク
2側へ落下する。従って、水しぶきが圧力調整通気路4
1内に侵入するのを防止し得る。かくして、第2の加熱
室4には第1の加熱室6で沸騰した熱水だけが供給さ
れ、迅速で完全な噴霧を実現し得る。
(ヘ)考案の効果 この考案では、以上のように、給水タンクの空室壁上部
に外部へ連通する水位調整用開口部を設けると共に、圧
力調整通気路の上開口にひさし状の覆い部を突設するこ
ととしたから、適正水量以上の水を、給水タンクに投入
した場合であっても、余剰の水は水位調整用開口部より
外部へ流出し、圧力調整通気路内に流入することを防止
し得る。また、給水作業時に飛散する水しぶきは、ひさ
し状の覆い部により給水タンク側へ落下し、圧力調整通
気路内に侵入することを防止し得る。従って、給水タン
クに対する供給水量の多寡に拘わらず、常に第2の加熱
室には第1の加熱室で沸騰した熱水だけが供給され、迅
速で完全な噴霧を実現し得る等、考案目的を達成した優
れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例吸入器を示す断面図、第2図は、本願
出願人が先に出願した吸入器を示す断面図、第3図は、
従来の吸入器を示す断面図である。 2:給水タンク、 4:第2の加熱室、 5:第1の通水路、 6:第1の加熱室、 23:水位調整用開口部、43:ひさし状覆い部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水を収容する給水タンクと、この給水タン
    クの水を加熱する小容量の第1の加熱室と、前記給水タ
    ンクより第1の加熱室へ水を導く第1の通水路と、この
    第1の通水路に設けられ、前記第1の加熱室より前記給
    水タンクへの水の逆流を防止する逆止弁と、前記第1の
    加熱室で沸騰した水を蒸発させる大容量の第2の加熱室
    と、前記第1の加熱室と第2の加熱室とを連通する第2
    の通水路と、前記第2の加熱室で発生した蒸気を噴出さ
    せる蒸気ノズルと、前記第2の加熱室と前記給水タンク
    上部とを連通する圧力調整通気路とを備えてなる吸入器
    であって、上記給水タンクに前記圧力調整通気路の上開
    口面より低い位置に水位調整用開口部を形成すると共
    に、圧力調整通気路の上開口部に水の侵入を防ぐひさし
    状塞ぎ部を設けたことを特徴とする吸入器。
JP10531588U 1988-08-09 1988-08-09 吸入器 Expired - Lifetime JPH061154Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10531588U JPH061154Y2 (ja) 1988-08-09 1988-08-09 吸入器

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JP10531588U JPH061154Y2 (ja) 1988-08-09 1988-08-09 吸入器

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Publication Number Publication Date
JPH0225247U JPH0225247U (ja) 1990-02-20
JPH061154Y2 true JPH061154Y2 (ja) 1994-01-12

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JP10531588U Expired - Lifetime JPH061154Y2 (ja) 1988-08-09 1988-08-09 吸入器

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