JP3920203B2 - 加湿器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、加湿器に関するものである。特に、マイナスイオンを放出する加湿器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の加湿器は、図6に示すように、加湿器本体100側壁内にイオン発生器101を備えるイオン発生部102が設けられている。このイオン発生器101から発生されたマイナスイオンは、加湿器本体100底面に形成された空気入口103からイオン発生部102内に取り込まれた外気とともに加湿器本体100側面に形成された空気出口104から外部に放出されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記加湿器では、外部に放出されるマイナスイオンは、イオン発生部102内の空気の対流による流れでしか放出されず、効率が悪いという問題があった。
【0004】
そこで、本発明は、勢いよくマイナスイオンを放出可能な加湿器を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するための手段として、
液体を収容する内容器を備えた加湿器本体と、前記内容器の開口部を閉塞する蓋体と、前記内容器を加熱する加熱手段とを備え、前記蓋体に、外気と連通する吸入口および排出口を有する排出部を形成し、該排出部に、一端の連通口が前記内容器側と連通し、他端の噴出口が前記排出部内側と連通する連通管が設けられた加湿器において、
前記排出部の吸入口は、前記加湿器本体の切欠き部に形成された外気吸入口と対応する位置に形成し、
前記内容器側壁と前記加湿器本体側壁との間に、空気入口から空気出口に至る空気流路を形成し、該空気流路にマイナスイオンを発生するためのイオン発生部を設け、
前記イオン発生部の空気出口は、前記加湿器本体の切欠き部の側壁に形成したものである。
【0006】
前記発明では、連通管から噴出される蒸気により排出部は、吸入口から外気を吸い込み、吸い込んだ外気と蒸気とを混合して排出口から蓋体外部に排出する。吸入口から外気が吸い込まれるとき、イオン発生部の空気出口から排出されたマイナスイオンを含む空気も排出部内に吸い込まれるので、蒸気とともにマイナスイオンを勢いよく放出することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
【0008】
図1は、本発明に係る加湿器1を示す。この加湿器1は、加湿器本体2と、該加湿器本体2内に収容されている内容器3と、この内容器3の上端開口部を閉鎖する蓋体4とからなっている。
【0009】
前記加湿器本体2は、有底円筒形状を有し、加湿器本体2の本体外枠5と前記内容器3との間には、図2(a),(b)に示すように、イオン発生部6が設けられている。このイオン発生部6は、樹脂材料からなる略コの字形状の断面を有する筒部材6aとイオン発生器7から構成されている。このイオン発生部6内部の空気は、内容器3からの伝熱により加熱されて対流するようになっている。前記イオン発生器7は、イオン発生部6内に配設されており、通電されると放射線状にマイナスイオンを発生し、イオン発生部6内の空気と混合するようになっている。また、前記加湿器本体2下面にはイオン発生部6の空気入口6bが形成されており、前記加湿器本体2上部のイオン発生部6に隣接する位置に形成された切欠き部8の側壁8aにはイオン発生部6の空気出口6cが形成されている。これにより、イオン発生部6には図2中、矢印Aで示すように、空気入口6bから空気出口6cに至る空気流路が形成されている。また、図2および図3に示すように、加湿器本体2の本体内枠9の前記切欠き部8が形成されている位置には、格子状の外気吸入口10が形成されている。
【0010】
前記内容器3は、噴霧するための液体を収容するものであり、その底面にはヒータ11(加熱手段)が配設されている。
【0011】
蓋体4は、前記加湿器本体2の本体内枠9内側に設けられており、ヒンジ部4aを中心として前記加湿器本体2に回動可能かつ着脱自在に取り付けられている。前記蓋体4下面には、外縁部にゴムパッキンを介在させた状態で下蓋12がねじ止めされている。
【0012】
また、前記蓋体4上面には、図4に示すように、複数のスリットからなる略円弧状の排出口13が形成されており、蓋体4内部には、排出口13下方に扇状の空間からなる排出部20が設けられている。この排出部20の側壁20aは、排出口13と一致する形状の断面を有し、図3および図5に示すように、前記本体内枠9の外気吸入口10と対応する位置には吸入口21が形成されている。これにより、排出部20には、図5中、矢印Bで示すように、吸入口21を介して排出部20内に至る吸入経路が形成されている。また、排出部20には、図5中、矢印Cで示すように、排出口13上方の外気が吸入されて排出部20内部に至る吸入経路も形成されている。
【0013】
また、前記排出部20の底壁20bには、略逆L字形状の連通管22と還流孔23が形成されている。前記連通管22の一端は、図3に示すように、底壁20bに形成された連通口24と接続されており、蓋体4と下蓋12との間に形成された蒸気流路Sを介して内容器3内側と連通している。また、連通管22の他端に位置する噴出口25は、排出部20内側と連通し、底壁20bに向かって下向きに傾斜している。前記還流孔23は、排出部20内で結露した液体を内容器3に還流するためのものである。また、底壁20bは、前記還流孔23に向かって低くなるように傾斜している。
【0014】
次に、前記構成からなる加湿器1の作用について説明する。
【0015】
ヒータ11への通電が開始されると、内容器3内に収容された液体が加熱される。加熱された液体から発生した水蒸気は、蓋体4と下蓋12との間に形成された蒸気流路Sを経て、連通口24を介して連通管22内に流入する。連通管22内に流入した蒸気は、噴出口25から排出部20内に噴出される。このとき、蒸気の噴出方向は排出部20の底壁20bに向かうので、蒸気が直接外部に噴出されることなく安全である。また、この蒸気の噴出により、図5中、矢印Bで示すように、外気吸入口10および吸入口21を介して外気が排出部20内に吸入され、さらに、矢印Cで示すように、外気が排出口13を介して排出部20内に吸入される。
【0016】
一方、内容器3内に収容された液体が加熱されると、内容器3からの伝熱により加熱されたイオン発生部6内の空気は、空気入口6bから空気出口6cに至る空気流路を経て、図2中、矢印Aで示すように、空気出口6cから排出される。排出された空気は、前記蒸気の噴出により吸引される外気とともに排出部20内に流入する(図5中、矢印Aで示す)。このとき、イオン発生器7から発生したマイナスイオンも同様に排出部20内に吸入される。
【0017】
そして、排出部20内に流入した低温の外気およびマイナスイオンが、連通管22から噴出される高温の蒸気と十分に混合され、図5中、矢印Dで示すように、排出部20内を流動し、排出口13から外部に排出される。これにより、温度が低下した蒸気とともにマイナスイオンを排出口13から勢いよく室内に放出することができる。また、蒸気温度が低下して生じる結露水は、底壁20bの還流孔23を介して内容器3内に還流される。
【0018】
また、ユーザが蓋体4を取り外し、外気吸入口10を下にした状態で加湿器本体2を傾け、内容器3内の水を捨てる場合、切欠き部8の側壁8aにイオン発生部6の空気出口6cが形成されているので、イオン発生部6内に水が流入することを回避できる。
【0019】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によると、内容器を備えた加湿器本体と、蓋体と、加熱手段とを備え、蓋体に、外気と連通する吸入口および排出口を有する排出部を形成し、排出部に、一端の連通口が内容器側と連通し、他端の噴出口が排出部内側と連通する連通管が設けられた加湿器において、排出部の吸入口は、加湿器本体の切欠き部に形成された外気吸入口と対応する位置に形成し、内容器側壁と加湿器本体側壁との間に、空気入口から空気出口に至る空気流路を形成し、該空気流路にマイナスイオンを発生するためのイオン発生部を設け、イオン発生部の空気出口は、加湿器本体の切欠き部の側壁に形成したので、排出部から排出される蒸気とともにマイナスイオンを勢いよく放出することができ、従来の対流のみによってマイナスイオンを放出する加湿器に比べ、効率よくマイナスイオンを放出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の加湿器の一部破断側面図である。
【図2】 (a)は、図1の加湿器の一部拡大斜視図である。(b)は、(a)の上面方向から見た断面図である。
【図3】 図1の加湿器の断面図である。
【図4】 図1の加湿器の蓋体を示した平面図である。
【図5】 図4の蓋体の排出口を取り外した状態を示した平面図である。
【図6】 従来の加湿器を示した斜視図である。
【符号の説明】
1…加湿器
2…加湿器本体
3…内容器
4…蓋体
6…イオン発生部
6c…空気出口
11…ヒータ(加熱手段)
13…排出口
20…排出部
21…吸入口
22…連通管
24…連通口
25…噴出口
Claims (1)
- 液体を収容する内容器を備えた加湿器本体と、前記内容器の開口部を閉塞する蓋体と、前記内容器を加熱する加熱手段とを備え、前記蓋体に、外気と連通する吸入口および排出口を有する排出部を形成し、該排出部に、一端の連通口が前記内容器側と連通し、他端の噴出口が前記排出部内側と連通する連通管が設けられた加湿器において、
前記排出部の吸入口は、前記加湿器本体の切欠き部に形成された外気吸入口と対応する位置に形成し、
前記内容器側壁と前記加湿器本体側壁との間に、空気入口から空気出口に至る空気流路を形成し、該空気流路にマイナスイオンを発生するためのイオン発生部を設け、
前記イオン発生部の空気出口は、前記加湿器本体の切欠き部の側壁に形成したことを特徴とする加湿器。
Priority Applications (1)
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Family Applications (1)
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